人間の体にとって、数分たりとも無くては生きてゆけない酸素。21世紀は大気汚染や地球規模での植物の減少により、地球上・・・特に都市部での酸素濃度低下が問題になってくることは間違いない。 それに増して、現代人のストレス、食生活の悪化、加齢による心肺機能の低下等により、我々の体内では、酸素の消費が増え、どんどん酸欠状態が進んでいるのです。 体内で酸素が不足すると、血中酸素濃度が下がり、細胞の代謝能力が落ちてしまうのである。 |
通常の肺呼吸ではヘモグロビンに依存した結合型でしか酸素を運べません。 脳や腎臓、肝臓、皮膚は毛細血管(約5ミクロン)の固まりで、ヘモグロビン(約7ミクロン)より細いため血流が悪くなりやすいのです。 特に美食家が加齢に伴い、毛細血管壁にコレステロール等の汚れがつき、動脈硬化とあいまって、ますますヘモグロビンが通りにくくなってきます。通りにくくなった毛細血管の先にある細胞は酸欠状態になり、いずれ死んで行くのです。 |
上の結合型に対して、通常体内にはごく微量しか存在しませんが、溶解型酸素はヘモグロビンに依存しませんから、細くなった毛細血管も難なく通過し、その先にある、弱った細胞に酸素を送り届けることができるのです。更に凄いことは、血液の血漿のみならず、リンパ液や脳脊髄液などの体液にも溶け込みますので、こりゃ完璧です。 素潜りで有名なジャック・マイヨールを覚えていますか? 残念ながら自殺してしまいましたが、潜る前に必ずヨガをやっておりました。この時の特殊な呼吸法で、肺の気圧を上げ、身体に溶解型酸素を取り込んでいたのだろう、と言われています。なかなか我々凡人には出来る技ではありませんが、高い気圧の中に入り酸素を血液・体液に溶け込ませる治療法、ヨーロッパでは300年も前から行われていたそうです。 現在、実際の医療現場や宇宙開発の分野で活用されており、やまと整体でもアンチエイジング=若返りの手段、あらゆる症状の緩解、怪我・病気のリハビリに活用して行くことに致しました。この高気圧酸素療法、静岡の近くでは、藤枝の平成記念病院にて、脳梗塞などの治療に活躍して居りまして、助けられた方も多いのではないでしょうか・・・ |
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