keikoba日記

平成15年6月

1日〜  11日〜  21日〜

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29

(日)
   高校からの友人と呑む。かれこれ20年の付き合い。時代は変わり、環境も生活も変わり、自分自身も変わってしまったこともあるが、変わらず前のまんまというのが嬉しい。また楽しからずや。

28

(土)
   静岡まで伽藍博物堂公演『たまくら』を観に行く。伽藍博物堂は僕が今一番注目しているアマチュア劇団である。ユニット・ライブも含めてほぼ月1回のペースで公演を続けているのは驚異的。さりとて決して作品の垂れ流しにならず、高いレベルを維持している。遅い時間まで使える自前の稽古場を持っていることもあるが、その姿勢はおおいに参考にすべきだと思うな。演劇をやっている人も観るのが好きな人も、是非観ることをお勧めします!
 さて今回の
『たまくら』。妊娠6ヶ月で“たまご”を生んでしまった夫婦(実際に生んだのは奥さんの方だが)。殻を割って子供が生まれるまでの子育て(?)に奮闘するコメディである。奇想天外だが、これが実に楽しい芝居。夫婦に関わってくる人々が個性的ながら浮いてしまうことなく、芝居の中でしっかりマッチングしている。それに出演者全員楽しそうなんだな、実に。小劇場で最前列だったからその熱意もビンビンに伝わってくる。小難しいことを考える必要がない、僕好みの芝居である。特に前からファンだったお産婆さん役の鰻屋喜平治さんがやはりおもしろい。今後も注目である。

27

(金)
   ワテの結婚式2次会を取り仕切ってくれた連中が一緒に呑もうということで、と共に出かける。実に楽しい連中だ。本当に仲間に恵まれてるなぁ。感謝多謝。

26

(木)
   YYアドベンチャースタッフ打ち合わせ。本番まで残り2ヶ月。そう思うと尻に火がついてきたなぁ。

25

(水)
   山田さんの代理で浜松市芸術祭演劇部門の打ち合わせに出席する。芸術祭に参加を希望する劇団の公演日の調整をするわけだ。今年の芸術祭には浜松キッドのほか6劇団が参加。浜松キッドは11月16日(日)にクリエート浜松ホールで内定! さぁみんな、がんばんべぇ〜!!

24

(火)
   公演終わって一息ついたキッドの稽古日。キッドにしては珍しく、早くも秋公演に向けての読み稽古が始まる。動きがないためもあるが思ったよりテンポいいし、適当に割り振った配役が思いもかけずはまって面白くなった。こりゃ今年の秋公演は期待できますぞよ!

23

(月)
   どっちにしても大人気ない…。

22

(日)
   番外公演ツアー千秋楽(?)。会場は豊岡村の花咲乃庄である。公演の模様は雄踏分も含めてkouen日記にて!

21

(土)
   YYアドベンチャーの作業がありーの、北浜スポーツクラブサッカー教室指導ありーの、浜松キッドの公演ありーので、生涯学習活動メニュー山盛りの1日である。
 まず
YYアドベンチャー。参加募集チラシ印刷である。せっかくの土曜日でも高校生たちは集まってくれる、鉄兵ちゃんも夜勤明けなのに家に帰らず直に来てくれる、本当に頭が下がる。一生懸命印刷したチラシ。多くの中学生の目にとまり、たくさん参加してくれることを願いたい。がんばってくれたことがとっても嬉しかったので、いい気分になってみんなに昼飯おごったりする。あっ…、財布カラになってもうた。
 続いて午後には
北スポ。今年度になって初の指導当番日。昨年より倍増した子どもたちの数に、暑さのせいだけではなくクラクラ…。こりゃ安全面も目が届ききらないわい!と思っていると、グランド隅の木陰に多数の見学する父兄の姿。ラッキー!っと「ダイエット代わりに一緒にやりませんか〜?」と声をかけると一人のお父さんが手を上げてくれた。調子にのって練習終了後、父兄を集めて「取り合えず僕らと一緒にやってみませんか? 指導は僕らがやりますから安全面をみてくれるだけでも嬉しいし、それでやる気になったら本格的に僕らの仲間になっていただければいい。」と声をかけた。北浜スポーツクラブのサッカー教室はサッカー技術の向上を第一の目的としていない。ここで身体を動かすことを好きになってもらって、本格的にサッカーを習いたければスポーツ少年団等に行っていただいていい。したがって指導者もサッカーに必ずしも詳しくなくても、子どもたちと楽しい時間を創ることができる人がいいわけだ。なにしろ僕自身サッカーの経験じぇんじぇん無いし(^o^)。

 で、夜はいよいよ演劇集団浜松キッド番外公演『死神の弟子』雄踏公演。詳細は1年ぶりのKouen日記にて!!


20

(金)
   コン・フェデ杯初戦のニュージーランド戦を観戦したトルシエ前日本代表監督が「私が監督をしていた頃の日本の方が強い! 今日も私が監督ならば3−0ではなく、8−0で勝っていた。」とコメントしたそうだ。

 …そうでっか。

 いよいよ明日に雄踏公演を控えた浜松キッド。その割に稽古参加者が少ない。みんないろいろあるのは理解しているが…、大丈夫かいな。かく言う僕も今日は思うように気持ちが入らない、稽古が公演を行うための義務になってしなっている。もちろんお客さんに観ていただくに相応しいレベルの芝居をするには稽古は必衰。しかし“稽古が楽しくない”のは問題である。稽古が、芝居創りが楽しめる雰囲気が大切。今年はこれを目標としよう。
 とにもかくにも明日はベストを尽くし、悔いのない舞台にしたい。


19

(木)
   ベッカム様加入ですっかり“読売巨人”化してしまったリーガ・エスパニョーラの“白い巨人”。前者は幼い頃からのファンなのでまぁまぁ許してきたが、後者から受けるイメージは充分過ぎるほどアンチ・ジャイアンツ派のおもしろくなさを理解させてしまう。

 YYアドベンチャー・スタッフ打ち合わせ。いつものように準備を進める中でミスを発見。大きな影響は無いものの、一つ違えばシャレにならない事になっていた。いろいろ問題を抱えるYYだがその原因は一つじゃない、我々にも慢心があるようだ。褌を締めなおさねばなるまい。


18

(水)
   キッドの稽古。死神役の白柳さんが欠席のため僕が代役に入る。
 本来代役をする者は本役の役者の動きをそのまま表現するのが望ましいのだが、残念ながら今回の稽古にはほとんど参加できなかったため僕は
白柳バージョンの死神を表現をすることができない(本役並の演技力を持ち合わせていないこともあるが)。で、開き直って自分流の死神を演じる。もっとも稽古を重ねた訳ではないし台詞が完全ではないので台本持ったまま、演技に全く深みがでない。と言うよりこれじゃあ演技じゃなくて地のまんまだな。演技というものは稽古を重ねることで創り出されるもの。再確認したと同時に、芝居してんのに「芝居したいなぁ。」と思ってしまった稽古であった。

 公演直前のメンバーはと言うと、ベテラン勢は無難に演じているが、若手は自分の役をこなす事に精一杯という感じ。例えば客席から客観的に観るイメージで自分の演技を再確認できる心の余裕ができたらいいなぁと思うな。

←西洋風死神ルックでごっきげんの家本さんである


17

(火)
   キッドの稽古がない火曜日。何か落ち着かない。ちょい役の俺がこんなんだから、主役級のメンバーの心境は如何に?

16

(月)
   今週末にツアー(?)を控えた浜松キッドの稽古。残り5日ほどなのに隔日稽古で大丈夫なのかしらん?と思いつつ、チト遠い雄踏の稽古場に向かう。急遽配役変更で一から役作りをやり直したため、台詞もかなり危なげだったが、絡んだのが小池さんゆえアドリブの動きにもちゃんと応じてくれて楽しかったね。やはり芝居は楽しいのぉ(^0^)。

15

(日)
   YYアドベンチャーの会場下見に出かける。鉄兵ちゃんと高校生3人が一緒。周辺のウォーキング・コースを車で廻って危険箇所などをチェックしようと言うわけ。最初のコースは木陰が少なく、真夏の炎天下では厳しかろうということで却下。続いては山道が中心で木陰は間違い無くたくさんあるコース。ところがその山道に入ってすぐから道がとても狭くなってくる。オイオイ大丈夫かいな? ぬかるんでるし、Uターンできる幅じゃないぞ。でも地図では太い道に抜けられるようになってるし…。と考えているうちにとてもじゃないが車で通れる道じゃなくなる。なんだよ〜(怒)と思いながらUターンしようとすると鉄兵ちゃん車が泥濘にタイヤ取られスタック。あららっと邪魔にならないところに車を止め、男性陣でヨイショ!!と押して救出。じゃ戻るぞ〜と車に乗り込むと、今度は我が愛車のプリメーラがスタック! ふぇ〜んと泣きそうになりつつ、高校生の前ではさも自信ありげに石ころや板をタイヤに噛ませて脱出を図るも、頑張れば頑張るほど車高が低くなっていく(掘れて埋もれてくわけね)。1時間近く努力するも、結局自動車免許取得後初めてJAFのお世話になることに。トホホ。最初にやって来たトラックも現地まで行き着けず、変わりの四駆が来るまで待つこと待つこと。さらに脱出に手間取り、結局「ありがとうございました〜。」と家路に着いたのはスタックしてから4時間余り後…。おかげで後々の予定が大幅に狂ってしまった、何ともはやの1日であった。

補記:JAFの兄ちゃんは流石はプロ。ただ引っ張るだけでは横の藪に落ち込んでいく我がプリメーラに技術を駆使して30分近くかけて脱出させてくれた。感謝多謝。この前にも天竜の山道に出動していたそうで、ホントに大変なお仕事だ。これだけ御苦労をかけて無料。う〜む、JAF会員で良かった。


14

(土)
   久しぶりに街に呑みに出る。浜松の中心街を指して、簡単に「街」と言ってしまうところに北遠地域在住者の悲哀を感じる。

 閑話休題、有楽街などはなかなかの人出。一時期と比べても人口密度は高い。マスコミは危機感を煽るが、若者には不況は関係ないのかのぉ。もっとも若い衆まで辛気臭い顔したら本当に困ってしまうが。


13

(金)
 

 35である。四捨五入したら40やんか〜!!

 楽屋にお出でいただいたりお祝いメールをくださった皆さん、本当にありがとね〜!! もうええおおっさんやけど、今後もこれまでと変わらずによろしくねぇ〜。


12

(木)
   YYアドベンチャースタッフ打ち合わせ。夏に向かって牛歩のようなれど準備を進める。今日は最近には例が無いほど打ち合わせが順調に進むが、終わって自宅への帰路の途中フッと我を振り返る。

 俺は何でYYを始めとするレク活動を続けてるんだろう? 世の中のため?人のため? いやいや、僕はかねてから「自分はボランティアではない。」と公言している。それは活動することに“見返り”を求めているからだ。見返りと言っても金ではない。金が目的だったら活動にあったら便利な小道具を自腹切って揃えたりしない。求めているのは、その活動をすることで自分自身が成長できること、ぶっちゃけて言えば活動すると楽しめるということなのだ。したがって、その活動が如何に世の中のためになることでも、参加することで自分に多大な負担がかかるのなら自分は決して参加してこなかった。
 で、今の自分はどうだ? 楽しいか?自分を成長させているか?負担を感じてないか? 事業を継続させるためだけにあがいているのであれば、それは全国各地で消滅していった青年団の末期と同じなのだ。


10

(火)
   雄踏での公演を2週間後に控えた浜松キッドの稽古。稽古場に着くと今日はやけに人口が少ない。土日と集中稽古をしたせいでもあるまいに、体調不良等で欠席者が多い。大丈夫かいな? で、「井伊加減」役の岡本さん、「死神」役の白柳さんを中心とした稽古メニュー。集中稽古のおかげか、先週に比べて格段に良くなっている。正直先週までの状態じゃ「劇団です」なんて偉そうに人前に出せる代物では無かったので少し安心。後は脇を固めるその他の役者の出来具合だな。何せ突然豊岡村の花咲乃庄での公演が決定した。雄踏は入場無料だが、こちらは500円。人様から金を取れるレベルまで到達するにはまだまだ道は長い。



(月)
   数年前の“タイタニック”並に今日本で最も有名な船であろう、某国の客船が日本に来ないという。その是非はともかくも、昨日まではこの船一色だったニュース、ワイドショー等の報道が今日になって「他にも日本中の港にこんなにも入港している!」と紹介していた。
 それ知ってるんだったらもっと早く報道しろよ。てっきりあの船だけかと思ってた。視聴率稼ぎなのか、国民の危機感を煽りたいのか…。事実を中心に偏り無く報道して欲しいものだ。こんな姿勢だから規制しようという法律ができたりするんだよ。これこそ自業自得だ。猛省を求めたい。



(日)
   遠縁の親戚を集めての食事会。正直面倒くさいのだが、これも独立した戸籍を持つためのイニシエーションか?????

 夜はキリンカップ2003をTV観戦。日本ボロ負け、アルゼンチンにいいようにやられたなぁ。ジーコ監督は組織よりも個人技重視の方針らしいが、正直観ていておもしろくなかったね。相手の個人技の方が上だもん。以前は例えボロ負けしても、組織力を発揮する中で光るパスプレイとかあったけど今日の試合には全くなし。Jリーグが始まって10年、W杯出場わずか2回(内1回は開催国枠)。体格的に劣るのを組織力でカバーしてきた日本代表。組織力以上に個人技を求めるにはまだ早くないか? まぁガチガチの組織を求めて全く個が見えなかったトルシエには戻って欲しくはないが。




(土)
   “ひっさびさ”の夢の島プロジェクトの稽古。急に企画したためか出席者がわずか。忙しくて思うように演劇に関われない人たちが集う夢の島。まぁこんな時もあるさね。
 参加してくれたのは順ちゃん畑木に初顔小粥さん。柔軟に発声、そして基礎練に汗をかく。が、“ひっさびさ”に稽古をすると話しに華が咲いてしまうのが夢の島の悪い癖。区切りがつく度にあれやこれやと脱線する。最も今回は21日にキッドの番外公演出演を控える畑木をみんなで心配したりと単なるおしゃべりと違ったけどね。その後前々から読んでみたいと考えていた『ボーイング・ボーイング』の読み稽古。そしてお互い“次”の予定を語る。今年は僕も去年思うように活動できなかった分よりアグレッシブに行きたいものだ。



(金)
   夜蛍狩りに行く。狩りと言ってもミカンやイチゴの方ではなく、紅葉と同じ観る方である。幻想的な世界にしばし酔いしれる。こういう所が身近にあるのは幸せな限り、大切に守っていきたい物だ。求愛のために光る蛍たち。ええ嫁さんみっけろよ〜!



(木)
   少しずつ尻に火がついてきたYYアドベンチャースタッフ打ち合わせ。毎年のことだから早めに準備ができればなぁと思う反面、スタッフの人数が減り本業の方(社会人は仕事、学生は受験)が忙しい状況だから無理もないなぁと考えたりする。このジリ貧状態を何とかできないものか…。
 運営に精一杯の者たちではなく、コーディネート役が乗り出してきて欲しいもんだ。



(水)
   家に帰ってもパソコンに立ち向かう。ぱこぱこ。



(火)
   浜松キッドの稽古。演出の山田さんが不在のため、みんなで意見を出し合って創りこんでいく。井伊加減役の岡本さんは思うように動くことができず悩んでんでいる様子。子供向けの芝居だし、動作は大袈裟な方がいい。が、段取りで動くととっても目立ってしまうものだ。我々は台本を読んでいるから「次はどう動く」とか「次は誰々から話し掛けられる」とか知っているけど、観ているお客さんは知らないからね。台本に書いてないことでも適当な理由をつけて、“心の動き”があってそれに合わせて動くことが必要になる訳だ。とにかくたくさん稽古すること。こればっかりは頭で考えるのではなく、稽古の量や経験から生まれるものだからね。

 フレッド・ブラッシー死す。力道山のライバルとして活躍した名プロレスラー。自らの歯をヤスリで削って尖らせるパフォーマンスは有名(実際は総入れ歯だったらしい)。恐怖の噛み付き攻撃で力道山が流血し、TV中継を観た人がショックで死んでしまったのも有名なエピソードだ。
 僕はその試合をタイムリーで観ることはできなかったが、数年前
力道山生誕何周年かを記念するTV番組で多くのライバルが良い思い出を語る中、「リキドーザン! お前は天国じゃない、地獄にいるんだ!」と画面ドアップで叫んでいたのが印象的。引退後も人前に出る時にはヒール(悪役)で居続けた人だった。合掌。




(月)
   イタリア、セリエAの残留を賭けたプレーオフが盛り上がっている。Jリーグでも数年前に「J1残留決定戦」を行って、いつも下位に沈んでいるチームの死に物狂いの闘いが観られた。あれいいよなぁ。J1下位2チーム(15・16位)がJ2上位2チームと自動入れ替えはそのままで、J1の14位とJ2の3位がホーム&アウェーでやるっちゅうのはどないだ? できればJ1上位4チームくらいが出場する「アジア・チャンピオンズリーグ」など創っていただくと、各順位を賭けて最終節まで熱いゲームが観られると思うが?



(日)

   とあるイベントの誘導係を務める。人間と言うのは不思議なもので、例えば「関係者駐車場」には「一般」の人は駐車できないことは誰にでも解ることなのだが、いざその場になると自分には他の「一般」にはない“特権”を持っていると思ってしまうもの。で、さらに不思議なのが「関係者」になると、その“特権”を振りかざすようになる。
 そして究極的に不思議なのは自分は他の「一般」とは違う“特権”を持つ人間だと考えはじめた時、その人の顔はと〜ても下品な顔になっている。これホント。

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