2002年11月

11月28日
今週の「かってに改蔵」を読んだ。
 ……そういえば、いたなあ。
 小説家になるのが目的で、そのための勉強に2CH通いをしていたはずなのに、いつのまにか「2CHでうける」ことが目的になってた人が。
 たしか「ペ」で始まって「C」で終わる人だった気がするなあ。
 もっと書こう……

 ブラウザはネスケ7.0を使い出した。
 うん気に入った。
 ページを開くたんびに「1.751秒」とかいって所要時間を出すのがカッコイイ。
 「0.24秒遅い」とか口走りたくなる。
 ……ごめん、トリブラファン。    
11月26日
 「太平天国演義」が「BJ魂」という雑誌で再開した。
 19世紀の清国、腐敗した残虐な役人たち、飢えに苦しむ民衆。
 この物語は、悪党・洪火秀が救世主・洪秀全として覚醒し、その武勇と智謀で人々を救い、楽園・太平天国を築くために戦う歴史漫画である!
 楽園!
 もうこれだけでたまらん。私の一番好きな題材だ。
 史実の太平天国に基づいている話だから、失敗することはもうわかっている。
 それもすさまじい失敗だろう。
 だが、見届けずにはいられない。
 なぜか?
 絵に独特の魅力がある。心理描写も心に響く。
 キャラがかっこいい。
 なんか史実の洪と全然生い立ちが違うんだけどそれはまあおいとくとして。
 一番の魅力は、洪と悪徳役人たちが「騙し合戦」「知恵比べ」で戦うことだろう。
 なるほどそう来たか、おお、こう応じれば確かに破れるよな。ハラハラ。ずっとその連続。
 1巻に載ってる「皇帝遊戯」のエピソードを読んで気に入ったなら、ずっと追いかけても損はないと思う。
 ……と言いたいところだけど、雑誌ごと消滅してしまった。
 現在出ている3巻の単行本も、手に入らなくなるかも……

 今回、再開してとても嬉しい。
 全くの新規読者にも読めるよう、新しく導入から始めなおしたようなので、いままでの話がなかったことにされるんじゃないかと不安だけど……
 今回新しく書かれた導入部より単行本読んだほうが魅力が伝わるなあ、と思うけど。
 でも、楽しみ。
 トライガンのように、雑誌休刊を乗り越えてもっと大きく強く育って、すばらしい作品になってほしい。    
11月25日
 天気が悪化すると腰も悪化する。きつー。

 三木原慧一「クリムゾンバーニング5」中央公論新社
 買ってきた。
 さっそくパラパラめくって「今回のメイドスキーはどんな感じかな?」
 とチェックする。(←間違った読み方)
 むう。
 メイドの名前が……(笑)
 あの名前の出典には大いに心当たりがあるのですが、やはりあれかな?
 それとも実際にそういう名前のメイドを雇っていたのかな?
 などと書いてはいるが私はメイドスキー違います。
 
 まだ中身をちゃんと読んだわけではないので小説そのものの感想は控えます。
 
 あとがきの後半が……
 人的リソースの再配分って言われても……(笑)
 どこまでネタなのか。
 私、三木原さんが入れるメイドネタって冗談でやってるんだと思ってたけど……
 えええ? とか思った。
 でも、まあ、それ以外にもいろいろ書いてあって。
 胸をうつあとがきだった。
 ちゃんとした作家でも当然間違いはあって、足りない部分もあって、その間違いに気付いて少しずつ変わっていく以外に生きる手段はないのだと、良いものを書く手段はないのだと、改めて思い知らされた。
 私には実績がない。ない以上もっと謙虚であっていいのに、20冊以上も本を出している三木原氏より傲慢で、知った風な口をきいているのではないか。
 過去の日記や2CHでの書き込みを読み返して、そんなふうに思った。
 
 ペンCを囲む会が開かれるらしい。
 楽しみなような、怖いような。
 
 昨日の、月姫製作秘話なんだけど。
 信じてもらえた奈須氏も凄いが、信じることができた武内氏はよりすごいのではないか、という気がしてきた。
 私も他人の夢を尊重できる人間でありたい。
11月24日
 昨日、反戦運動・環境保護運動などをやってる人と会って、いろいろ話をした。
 湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾で被爆した人達の記録映画なんかも観た。

 うううう。
 比較的弱いウラン238の放射線でも何年も浴びれば……
 子供は特に無惨だよな。

 元アニメファンで、いま反戦運動をやってる人ならきっと興味をもってくれるだろうと思って「総理大臣のえる!」を貸した。

 コテハンスレが荒らしの猛爆撃を受けている。
 「ペンC萌え」(笑)の人達にレスを付けようと思った矢先に。悲しい。
 まあ、付けておきます。
 
 276 :イラストに騙された名無しさん :02/11/23 02:40
 ある意味、ペンC自体が天然キャラなのかもしれないと、ふと思った。
いや、ちょっと萌えたりとかそうい(ry
 
 277 :イラストに騙された名無しさん :02/11/23 02:50
 >ペンC
漫画だけど、勝手に改蔵の8巻読んでくれ。
 
 282 :イラストに騙された名無しさん :02/11/23 11:33
 >>276
80kgオーヴァーなんだよな>ペンC
デブ専という言葉はあるが、デブ萌えというのは聞いた事が無い。
プニ萌えは違うし。

 >282
 なんか凄い世界です(笑)
 もうどうにかしてください。

 >276
 またトリップの使い方間違えてさらしちゃいました。
 こんなにしょっちゅうトリップ変えてたら意味ない気もします。
 てへ。(←萌えを狙ってみました)

 >277
 読みました。
 どの話のことを言おうとしてたのか一発でわかりました。
 眼鏡率の低下は重大な問題です。
 改蔵の提唱する眼鏡三原則は私とはちがうけどね。
 私の提唱する眼鏡三原則は、
 一 知性
 二 素直になれない心
 三 本当は心優しい
 これだ。
 そりゃ委員長の三原則だって気もするが。
 私にとって、全ての眼鏡っ娘の頂点にあられる女性が、「ガウガウわー太」の委員長なんだから重なるのは仕方ない。
 もちろん原則は絶対ではない。限りなく柔軟に解釈するべきである。
 あえて外すことで魅力を出すこともあるだろう。

 まえまえから、フルメタのテッサがなぜ眼鏡をかけていないのか不思議だった。
 似合うと思うんだけどな。

 テッサ=知性×(優しい+素直になれない)×(ちょっとずれてる+三つ編み)÷艦長=眼鏡

 この黄金の方程式が眼に入らぬか。

 では小説の感想でも。

 秋口ぎぐる「バレッツ&バンディッツ 楽園の棺」富士見ファンタジア文庫
 文章に独特の魅力がある。
 まずプロローグ。同じ「…いた」が何度も何度も続く。文章の止め方が全部同じ。
 普通、こういうのは平板で単調な文章になるはず。
 でもぜんぜんならない。ああ、わざとこうしたんだ。これで緊迫感を演出してるんだ。そう思った。
 中身を読んで確信した。
 とにかくこの人は文章に、ストーリーやキャラより先に文章にこだわるんだなと感じた。
 これを読んだあとで自分の小説読むと、「君の小説は文章のテンポがわるくて読みづらい」といわれたのが納得できる。比べると本当に一目瞭然。
 言葉そのもので人を酔わせる。新城カズマとか秋山瑞人みたいな、誰の眼にも技を使ってることがあきらかな大技を繰り出したりはしないけど、でも着実に内臓に響いてくる感じ。
 ただ、私は文章は手段に過ぎないと思ってるので、あまり私の心には届かなかった。
 キャラとストーリーは、ああいつもの秋口ぎぐるだ、としか思わなかった。
 でも、この地味だけどかっこいい文体は捨てがたいなあ。

 豪屋大介「A君(17)の戦争1 まもるべきもの」富士見ファンタジア文庫
 なんか凄い評判になってるので読んでみた。
 うーん。
 現実世界の少年がファンタジー世界にとばされちゃってさあ大変、とか、ベタなファンタジー世界とか、そういう「ありがち」なのを逆にネタとして活用してる。
 いい感じ。
 キャラがギャグで、文章までおちゃらけで、でも根本のストーリーは重くて、違和感ないってのもたいしたもんだ。
 中途半端ではなく、どちらも優れてるってことだろう。
 バカっぽいけど、本当は凄く書くのが難しいと思う。
 でも。あの、「作者による一人称」には白ける。
 読者を笑わせよう楽しませよう、ではなく、作者がひとりで勝手にうけてるって印象を受ける。
 これさえなくなればもっとずっとよくなるのになあ残念だなあと思った。
 あとね。
 「アーシュラおうち帰るぅ!」萌え。
 ああいうキャラはやはりああやって壊れないと駄目だよな。ベタ万歳。
 2巻以降も買ってきた。

 「月姫パーフェクトファンブック」宙出版
 アニメ化までされるんだからもう何が出ても驚かない。
 キャラ紹介、イラスト、次回作「FATE」の画像ちょこっと、など盛りだくさんだけど。
 一番面白かったのは、製作メンバーの座談会かな。
 奈須さんはシナリオ書いてるとき会社やめてて、友人に食わせてもらってた!?
 そりゃよく考えたら5000枚を仕事しながら書いたら10年くらいかかりそうだが。
 専念できなきゃ無理だろうが。
 でも凄いよな。そこまで才能を、未来を期待してもらえるなんて。
 なんという……
 月姫の成功は信頼関係あってのものか……
 ……
 と、ここまで考えて、私にも、私を応援してくれる人達がいることに気付いた。
 ちゃんといる。
 読んでくれる。何かを伝えてくれる。
 これほどの支援があるものか。
 何が違う?
 金を負担してもらえるかどうかなど関係ない。
 奈須氏を特別な人間のように考えるべきじゃない。
   というわけで、小説書きもっと頑張るぞ。
   
 コテハンスレそのほか、2chの名も知れぬ応援者の方。
 今週は「まーち第4話」を急いで書かないといけないので、2chに行く頻度が減るだろうと思います。
 そちらに書いてあることに気付かない可能性も高いです。すみませんが、ご了承ください。
11月22日
麻生俊平スレッド3での質問に答えるため、ミュートスノート戦記をいま読み返している。
読んでいるうちに2時になり3時になり。
もう4時だ。

 ミュートスノートは主人公・響のとる行動が極端で、正しいとはとても言い切れず、でも俺はそれよりましなことができただろうかと思ってしまう、そんな小説だ。
 正しいとは思わないけど、やったことの結果からは逃げまいとするところは尊敬できる。
 いぜん読んだ時は、響は他人に道を決めてもらいたがっている、ちょっと意志力に偏りのある人間だと思ってたけど、今回読み返して「あの状況では仕方ない。いや、むしろすげえと思う」と考え直した。
 この路線の麻生作品をもっと読みたいな。
 いくつかの発見のおかげで、もやもやしていた部分が晴れた。
 私の中の響像がかなり固まった。私の思い込みにすぎなかった部分もあった。  明日、気合を入れて麻生スレに行こう。

 ……#は忘れずに。(泣)
  
コテハンスレより。
 273 : ◆M5mWU5Yvso :02/11/23 01:43
…まあ、らしいっちゃらしいが。まさかな。

274 :イラストに騙された名無しさん :02/11/23 01:44
うわ、やっぱり。本当うかつだなペンC。

275 :イラストに騙された名無しさん :02/11/23 02:23
実にペンCらしいとオモタ

276 :イラストに騙された名無しさん :02/11/23 02:40
ある意味、ペンC自体が天然キャラなのかもしれないと、ふと思った。

いや、ちょっと萌えたりとかそうい(ry

277 :イラストに騙された名無しさん :02/11/23 02:50
>ペンC
漫画だけど、勝手に改蔵の8巻読んでくれ。
 
 というわけで#を忘れてトリップをばらしてしまったペンCです。
 とほほ。 
 277さんの発言意図が理解できない……
 改蔵は好きな作品だ。はて八巻?
 今度読もう。明日とか。どの話かな。  
11月21日
かわぐちかいじ 「ジパング」106話、講談社モーニング2002年51号より転載。
 
 この飛行機のどこがフォッケウルフじゃーい!!
 とほほ。

 なんかこの漫画の行く末が一気に不安になってきた。
 期待してるんだけどなあ……
 麻生俊平スレッド3での興味深い議論がまだ続いているのでいろいろ書きたいのだが、もう遅いので明日。
 なんか眼鏡サーガはすでに飽きられたようなので涙。
 2CH専用ブラウザは別のにすると決定。ありがとうコテハンスレの人。
11月20日
 むう……
 コテハンスレの人に、

 222 :イラストに騙された名無しさん :02/11/20 01:23
ぺんC…微妙な勘違いをしている上に、一番タチの悪いブラウザ選んでるよ…

223 :イラストに騙された名無しさん :02/11/20 01:28
いや、今はアレだが、もしかしたらスタンダードになれるかもしらんぞ?
どこかのビルさんが死んだりすれば、もしくは…。

224 :イラストに騙された名無しさん :02/11/20 02:38
OperaとA Bone……

なんつーか、これ以下の組み合わせってかなり数少ない選択だと思うぞ。

タブブラウザならSleipnirを使うのがいいと思うが。最初の設定が面倒だけど。
あと2chブラウザは最初はかちゅ〜しゃ+kage使っとけ。慣れたら他のに移行。
つーかどんな評判聞いてA Boneを選んだんだ?
 
 などといわれてしまいました。

 >222さん
 OPERAってたち悪いの?
 それともA BONEが?

 >224さん
 タブブラウザが欲しかったわけじゃなくて、OPERAはセキュリティ面で強いと聞いたので興味を持った。
 あと、いままでうちのサイトはIEでしかチェックしてなかったから、いろいろな環境の閲覧者にもっと配慮しようと思って。
 だからOPERA。IE互換のタブブラウザではこの場合意味がない。
 使ってる人は1パーセントしかいないみたいだけど、「1パーセントを切り捨てるのがお前の生き方なのか、多数派におもねればそれでいいのか」、と問いつめられると「違う」といいたくなる。

 あ、それから。A BONEを選んだ理由は単に「名前が笑えるから」です。

 話題変えます。

 眼鏡スレで賛否両論大爆発!
 眼鏡小説の第三部。

 「ワースト・コンタクト1999」
 眼鏡少女たちが大陸を解放し、平和で平等な時代が訪れて数十年。
 人類は魔眼鏡に代表される魔晶技術を発達させ、空前の繁栄を手にしつつあった。
 あるとき、大陸に隕石が落下。その隕石には未知の生命体が付着していた。
 魚の鱗のような、小さく薄い魔法結晶。科学者たちはその結晶が生物であること、簡単に培養できること、そしてこの結晶を眼に入れれば魔眼鏡同様の効果が発揮できることを明らかにした。
 コンタクトレンズと名づけられたその結晶生物はたちまち大々的に量産され、普及した。魔眼鏡と同等の魔力をはるかに安いコストで与えてくれるコンタクトレンズはたちまち魔眼鏡を時代遅れのものにした。
 だが、それは恐ろしい陰謀だったのだ。
 実はコンタクトレンズは単なる宇宙生物ではなく、この惑星を征服するためにやってきた寄生タイプの異星人だったのだ。
 知性があることを隠し、たんなる便利な道具として惑星全土に広まった後、着用者の体をのっとる。それが彼らの侵略手段なのである。
 その事実に気付き、コンタクトを外して眼鏡に戻ろうと叫ぶものもいたが、耳を貸すものはいなかった。
 着用率が90パーセントを超えたそのとき、コンタクトレンズはいっせいにその本性をあらわした!
 次々に精神をコンタクトに侵食され、異星人の手先となっていく人々!
 このまま人類はコンタクトレンズの奴隷となるのか!?
 だがしかし、あくまで眼鏡を愛する人々はいた!
 伝説の4魔眼鏡が三度光を放ち、それを手にした少女たちが戦いに挑む。
 人類を救うために!
 奇跡は起こるのか!?

 
 ふう。
 眼鏡スレではこのシリーズについてさまざまな意見が出ている。
 どうしたものか。
 ある特定の精神波としか共鳴できないという設定は、私はいいと思ったんだけど、「キャラの人格を記号化するから萎える」と。
 一理はあるな。
 難しい。
 でも、ただ武器が眼鏡であるだけでは駄目なんだ。
 もっと、もっとないか。

 頭を切り替えてぜんぜん違う話をしよう。
 古処誠二「未完成」講談社ノベルズ。
 自衛隊について私がとても無知だったことを知った。
 軍隊的なハードウエア、軍隊的な組織をもちながら、軍隊であることを許されないというのは、現場の人間に大変な負担と苦悩を味合わせているのだなあと。
 はたから見ると喜劇的ですらある。だからなお悲しく、それでも誇りを捨てない彼らが、強く見える。
 それから。あのプロローグに見事にやられた。
 いわゆる推理をミスリードさせるトリックとしてではなく、ある偏見の持ち主に反応し、先入観を読者に植え付けるようになってるよね。
 私もみごとにそれにはまった。
 自分のなかに何があるか、思い知らされるようになってるわけだ。
 作中の出来事はお前にも無関係じゃないんだぞと。
 私は少年たちの密室の方が好きだけど、こっちのほうがより多重的なやり方でテーマを叫んでいる。
 にもかかわらず、作者による説教という印象がまったくないのは、やっぱりさすが。    
11月19日
 例のスレッドの「眼鏡小説」、ペンC的に発展させてみた。

 「眼鏡戦線(グラッシィズフロント)1905」あらすじ バージョン1.0
 大陸暦1905年。
 大陸の東端に位置するアルマト王国(仮)は大陸最強の軍事大国ルシニウム帝国(仮)の侵略を受けていた。
 帝国は魔晶兵器の大量投入によって稲妻と炎の嵐で戦場を蹂躙し、圧倒的な優勢を得ていた。魔晶兵器とは巨大な魔法結晶体のレンズで人間の精神波を一点に収束させ、奇跡を起こす装置である。
 対するアルマト王国は魔法結晶加工技術において帝国をしのいでいたが、魔法結晶原石メガナイト(仮)の鉱脈に恵まれず、量産は困難だった。
 王国軍は敗北を続け、まさに王国の命運はつきたかに思われた。
 だがそのとき、王国最高の魔法工学者が、全く新しい作動原理に基づく魔晶兵器を開発したのだ。
 それは99.9999999パーセントまで純度を高めた魔法結晶のレンズを眼鏡にはめ込み、脳のすぐ前に固定することで、精神波とレンズの間に共鳴を起こすというものだった。
 魔眼鏡(仮)と名づけられたその装置は超小型でありながら帝国の魔晶兵器を遥かに上回る魔力を発生できた。
 だが、生み出された四つの魔眼鏡には大きな欠陥があった。
 共鳴は、魔眼鏡のレンズが内包する波動と完全に一致した精神波の持ち主との間にしか起こらないのだ。
 精神を操る眼鏡は、「最高の知性をもつ少女」、生命を操る眼鏡は「誰よりも深い愛をもつ少女」、風を操る眼鏡は「この世でもっとも軽い頭の少女」、空間を操る眼鏡は「はるかなる想いをもつ少女」……
 そうでなければ起動すら出来ないのだ。
 はたして魔眼鏡を起動できる、魔眼鏡に見出された少女たちはあらわれるのか。
 彼女たちが王国の危機を救えるのか!

 
 こんな感じで。
 なんか、あかほりっぽくなりそうな予感。
 つまりですな、眼鏡っ娘の極端な性格に必然性を与えてみたんですな。
 萌えるから、という作品外の理由だけではなく。
 その性格に磨きがかかると魔眼鏡との共鳴率がさらにアップして魔力も強くなるわけですよ。

 続編。
 「眼鏡狩人(グラッシィズハンター)1937」
 4人の眼鏡乙女の活躍により帝国が撃退されてから30年以上が経過した……
 その間に、アルマト王国はかつての帝国のような、いやそれ以上に凶悪な侵略者となった。
 圧倒的な魔法結晶工学とメガナイト資源を独占するアルマトは大陸を制覇していた。
 量産型魔眼鏡(共鳴の条件はゆるくなっている)をかけたアルマト人が支配階級として神のごとく君臨し、眼鏡をかけることを許されない他民族は屈従の日々を送るばかりだった。
 かつて戦った眼鏡乙女は母となり、眼鏡との共鳴能力を失っていた。だが娘たちは怒りに駆られる。
 私たちの母さんが戦ったのはこんなことのためだったのか? こんな国をつくるために眼鏡は輝いたのか?
 断じて違う! 娘たちは母から受け継いだ魔眼鏡を手に、立ち上がる。
 人は彼女たちを、悪しき眼鏡を狩る眼鏡……グラッシィズハンターと呼んだ!


 一人くらいは悪しき眼鏡側についていたほうが面白い、という意見がたったいま出た。
 そうかもしれん。

 やばい。
 なんか、本当に書きたくなってきた。
 どうしよう。
 冗談だったのに。

 30 :イラストに騙された名無しさん :02/11/18 00:11
 これ以上やるとペンCが本気で書き始めそうで恐いw

 32 :10 :02/11/18 00:28
 >30
 漏れはそれが狙いだから全然かまわん

 乗せられてるー!?

 もしこれを書いてどこかの新人賞に受かったら、あとがきに書きます。
 2CH眼鏡スレで生まれた話ですと。
 とにかくわくわくしてるのは事実です。

 「松戸才子まーち」でも、いずれ眼鏡が重要な役割を果たします。
 最終的にはあれも眼鏡小説なんです。
 来年の電撃を狙ってるので4月には完結します。乞うご期待。

 話題を変えます。

 豪屋大輔「A君(17)の戦争」富士見ファンタジア文庫
 というシリーズがある。
 現実世界の高校生がファンタジー世界に行っちゃって、魔王になる話らしい。
 読んだことないんだけど、面白いらしいので、今日でたばかりの4巻「かがやけるまぼろし」をパラパラと立ち読みしてみた。
 なんか、おもしろそう。
 さらに、作品紹介を読んだ。
 最後の一文が眼に入った。
 「まぼろしを笑うものはそのかがやきを知らない。」
 ……!!
 かっこええー!!
 名言だ!(またか)
 よし、今度一巻からまとめてぜんぶ読むぞ!

 古処誠二「未完成」を読んだんだけど、感想は長くなるから明日。  一言だけ。
 相変わらず社会派だった。
 いま、読まれるべき作品だね。      
11月18日
コテハン&名無しさん観測所@ラ板専用 part7より転載。

  206 :イラストに騙された名無しさん :02/11/18 23:51

なんで眼鏡幼女のいない作品スレにペンCが居着いたんだろ。
あ、眼鏡はいたな・・・主人公で神父でばけものだけど(w

 「トリニティ・ブラッド」スレッドのことを言ってるのだと思うけど……
 私だって純粋に物語を(眼鏡っ娘とは無関係に)面白いと思うことだってあるわい!(笑)
 しかしアベルはなんで眼鏡かけてんのかね。
 クルースニクを体内に常駐させると副作用として眼が悪くなるのか?
 じゃあ××(ネタバレに付き伏せます)はなんでかけてないんだ。かけなさい。いいですね?

   とまあ、それは4割方冗談として(半分以上本気らしい)、パクリパクリと言われて擁護せずにはいられなかった、というのも、あのスレッドに書きこむ理由の一つ。
 作品を構成するパーツが全部既存のものでも、面白いものを書くことは十分に出来ると思う。
 小説には、オリジナリティ以外にもいろいろな面白さがあっていいと思うんだ。
 新しい道を開拓するのは偉大なことだけど、すでにある道を、もっと速く、もっと華麗に走るのも凄いことだ。
 だから私は、文章丸写しの盗作でもない限り、「パクリ」なんて評価はするべきではないと思う。
 それは、「小説の面白さとは、これこれこういうものでなければいけない」と、可能性をみずから狭めているだけだよ。
 っていうかさあ、私はトライガン好きで、とくにアニメ版の終盤が大好きでたまらないんだけどさ。
 この作品が部分的にトライガンと似ているからといって、トライガンを冒涜されたような気などならない。
 むしろトライガンがすばらしい作品だという証明だと、誇らしい気分になる。
 パクリなんかじゃない。
 トライガンの子供たち、その一人だ。
 愛する物語の遺伝子が世界に広まることの何がいけないのか。
 嬉しいじゃないか。
 ただ、トリブラに不満がないかって言えば、あるけどね。
 なんか考証の緻密さが中途半端なんだよ。
 心理考察の深さも。
 かっこいい台詞、かっこいいシーンはやまほどあるんだけど。

 話は変わる。
 雑談スレッドの人達には「2CH専用ブラウザ使え」と言われてしまった。
 じつは昨日ダウンロードしてきたんだよ、「A BONE」って奴を。
 使い方まだわかんないけど……

 麻生俊平スレッド3で行われてる議論はとても興味深い。
 ミュートスノート戦記を2年ぶりに読み返してしまった。
 もう2年も前の作品なのか。
 うーん。
 響は確かに、「ZAMZA的考えを許さない」以外にも「みんなで幸せになる」ってことも考えていた。
 どっちも同じくらい重要な目標で、彼の中で優先順位は付けられないと思う。
 だからこそ、彼はあえて、人間の姿にもどらないことを選択するのではないか。
 戦いを終えた後、怪物の姿のまま日本に戻ってきて、そのまま日常生活に戻ろうとするのではないか。
 とてつもない困難だけど、でもそこで人間の姿に戻ることを選択したら、
 「異形の姿を受け入れてくるのはZAMZAだけ。お前は兵器として以外生きる道はないのだ」というZAMZAの主張を行動で覆せなかったことになる。
 麻由子のような身体障害者だって昔は家に閉じ込められていた。あるいは閉じこもらざるを得なかった。
 でも本人たちが努力して、周りの人間も頑張って、社会が変わって、ずいぶん出て行けるようになった。
 それと同じようなことをやるんだ、そういう形でなければ本当に幸せになったとも勝ったともいえない。
 響はそう思うのでは。
 というのが、私の考えです。
 みなさんはどうですか?      
11月17日
 猫耳さんが「パソコン批評」で連載している記事で興味を持ち、「OPERA」というブラウザを導入してみた。
 問題なくダウンロードして、インストールできた……で、まあ、使ってみたんだけど。

 うーん、IEより早いとか便利だとは、いまのところは思わないな。
 安全性は高いといわれてるね。専門的なことなのでピンと来ないけど。
 検索窓がたくさん付いてるのはいいね。
 ジェスチャーコマンドとやらも楽しい。
 で、問題なのは、どうも2CHと相性が悪いらしく、OPERA使って2CHに書き込みするとそのたびにクッキーで保存されてるハンドル名がぐちゃぐちゃに文字化けするということだ。
 ペンネームCがテyテモテlチ[テタCチヤに化ける。
 結局、書き込むたびにペンネームCと打ち直し。めんどくさー。
 これはバグなんじゃないか?
 あと、IEよりもHTMLタグの解釈が厳密なのか、どうもOPERAとIEではテーブルの見え方が違う。
 OPERAでうちのサイトを見るとあちこち変だ。余計な段が一つ増えてたりする。
 これは発見。
 原因が分からないのですぐには無理だが、直そう。
 というわけで、OPERA導入一日目は「うーん、満足度60点?」という感じでした。
 まあ、いままでIEに慣れすぎてたのかもしれないし、使っていけば感覚は変わるよ。
 
 古処誠二「未完成」講談社ノベルズ
 を読んでいる。
 この人のミステリは、「誰が、いかにしてそれを為したか」という部分の謎解きも十分に面白いんだけど、なんといっても、「なぜ、やったのか」「どうしてそういうことになったのか」という部分が読者の胸に響く。
 デビュー作「UNKNOWN」では自衛隊、大傑作「少年たちの密室」では学校、それぞれの闇の部分、腐った部分が明らかにされ、その中でもがく人達の悲哀が……その……
 ぐさっと来るんだぐさっとー!
 「少年たちの密室」は、学校というか教師とかに絶望しそうな話ではあるけど、でもぜひ読んでほしい。
 十代の頃に、リアルタイムで高校生活を送っていた頃に読みたかったよ。
 今回の「未完成」は「UNKNOWN」の続編で、自衛隊の話。
 前作よりもっと人間くさくなった自衛官たち。
 自衛隊の厳しさと、実戦を経験していないがゆえの理不尽さ、国民からつまはじきにされることの苦しさ、そんななかで自分なりの生きがいをみつけていく人達。
 この作者の書き方はとても公正だ。自衛隊をたたえるのではなく、彼らはただ一生懸命な人間であるに過ぎないと書く。
 戦争にどれほど反対しようとも、自衛隊を決して蔑視すまい。差別すまい。私はこの人の本を読んで誓った。
 まだ半分も読んでないけど、きっと最後には、悪と言うより「哀れで惨めな現実」が明らかになり、信じていたものは打ち砕かれるのだろう。
 それでも力尽きることなく人は歩き続けるのだろう。
 楽しみだ。

  「天才! 松戸才子まーち」第4話「Cの福音」は、まだ書き始めたばかりですが、予定通り今月中にはどうにはなるでしょう。

 今日はオフライン版LOOPの作業もしてました。こっちも今月中にどうにか。
 
 「小説書きに100の質問」をあちこち手直しした。
 この一年で質問の答えは変わった。
 だが、能力があがっているかといわれると心もとない。
 もっとがんばろう。
11月16日
 こんな「トリニティ・ブラッド」は嫌だ!

 「私はクルースニク。吸血鬼の血を吸う、吸血鬼です」
 「それがどうした、俺なんかクルースニクの血を吸うクルースニクだぞ!」
 「たいしたことないな! 私はクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクである!」
 「ちょっと待った! クルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクである俺を忘れちゃいけないぜ!」
 「あたし、クルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクなのー!」
 「俺様はクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニク!!」
 「あ、お前一つ抜かした!」
 「つうか俺、クルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの 血を吸うクルースニクだから、クルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクの血を吸うクルースニクがいないと生きていけないんだよ! なんて限定された生存条件なんだ!」
 「あのー、私の立場って?」
 ありません。

 閑話休題。

 「百年の手紙」について三人の方から意見をいただいた。
 おおむね好意的なものだった。
 勇気付けられる。
 加筆修正して新人賞に出そうと思ってるんで、もっとたくさんの感想待ってます。

 さらに閑話休題。

 (犬の画像は削除しました)

 実家の犬、エルは生後6ヶ月になりました。
 元気に育つと良いな。
 相変わらず人間の足のにおいに大変執着します。
 嗅覚に関する快・不快が人間とぜんぜん違うんですね。
 異星人だと思って付き合うといろいろ発見があります。
 
 エルと遊んでいるうちに、変な宇宙生物を拾ってきてこっそり育てる子供の話を思いついた。
 ものすごく使い古されたネタなのでそれなりのオリジナリティを与えられるように、まだ寝かせていろいろ考える。

 そして最後のネタ。
 ライトノベル板、眼鏡スレその2より転載。

 4 :イラストに騙された名無しさん :02/11/15 01:15

     /::/;;/;;;;ノ;;:::/ ;::/ :: |l : ::i ::l:::l::ヽ::\
     / /;;:/ ///;/ /;:/|/|/ll : ::|lN|l : :;:`,:ヽヽ
    〃/〃/,'/i /,'li //;:// / ! | ::l|'|l :|l :ll;:.ヽ;:ヽ\
    ,!〃//,','i|| ll||l/;:lノ_/;:/ ノ./;::/ ||l:}|l;:::l|i :ヽ;:ヽ ヽ
    |〃/i|:l:|i|::i|,||,||!'ニフノ~、` //..._|l! ||l:::|.|l;::`,|::l  !
    |/〃|ll |ll::l|'!|ン'"'ミ'ヽ  ヽ  , ;'ニ、ヽ|l'::l |'|l;::|レl
    |:〃/!|| !|l||.イlゝilシ}   ト//ノ} '} ノソ.ノ |l;:!' '
    '!/〃 'l|::'!l|| ヾ::ノ   ノ l {,;''ノ ノ./:::l|   レ'
     !〃/|;:;::::::'! ヽ、 __ . - ´ ン.`ー  ,' ノ{    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     !/,'l|||;:;::l :::|、    !_フ   ``'フl´|l::|  < 新スレおめでとうございます
  .//;l'iill||!;:;:| :::|i` 、      _. ; '|||ll::|l :l,   \__________
  /: /ll|{ill||li;;:;::l :::|l\._ ` - il|ll:: | .||li: :|;:|'|
 ,'//;il||liソil|lゝ;::| ::!i   ` 、{ヽ!||!' ノ l|ll: ::! | |
 !i!i i|lll!ァ-'´_ `ヽ;||::!i、- ,,フハ、、ヽ、_ ノ|!: i ::l ノ
. |l;!''"‐‐- 、 ヽ、` !|l;:!i《〃|!i| 》、 ヽ.リli::ll!'
.{!´     ヽ ヽ  !、`´ ||.||´ ヽ  ソ!ノ ヽ

5 :ペンネームC ◆M5mWU5Yvso :02/11/15 02:07
>4
 おおおおお!!
 やはり丸は基本!!!

6 :イラストに騙された名無しさん :02/11/15 03:21
ペンC……

7 :イラストに騙された名無しさん :02/11/15 05:12
惜しむらくはレンズ越しのズレが表現されていないことか……くっ!

8 :イラストに騙された名無しさん :02/11/15 10:05
二次元ではレンズの大きい丸眼鏡ってスタンダードだけど、リアルでは絶対見かけない形だよなあ。
リアルと二次元の眼の形の違いから来るんだろうな。

9 :イラストに騙された名無しさん :02/11/15 10:42
1乙〜.
せっかくだからage

10 :イラストに騙された名無しさん :02/11/15 21:47
ペンC、ペンC

今思い憑いたのだが、眼鏡が最強の武器
って感じの設定で何か書いてみんか?

11 :イラストに騙された名無しさん :02/11/16 00:07
リウイのアイラがそんな感じの眼鏡を装備してたな。
しかし最強の武器ってのはなんか魅力的な響きだ。

もちろん眼鏡っ娘の笑顔が最強に違いないのだが。

12 :イラストに騙された名無しさん :02/11/16 00:26
>11
俺的には泣き顔が最強ですが何か。

13 :イラストに騙された名無しさん :02/11/16 01:51
>10
魔法の媒体に眼鏡を使うってのはどうよ。

魔法理論の天才が考え出した「陣式魔導理論」により、既存の魔法技術が簡略化されることが判明。
数年後には高圧縮術式結晶が開発され、術式を内包したその結晶を用いる魔法具が量産される。
なかでも携帯性に優れ、両手が塞がらない眼鏡形式の魔法具が重宝されるようになっていく。
親魔力性質の金属をフレームに用い、微少な魔力でレンズ内部の陣式を起動、そして奇跡とも言うべき魔法の発動。
利便化され、大きな効果をもたらす魔法が、軍事兵器として利用されないはずがなかった。
世界に、戦乱の嵐が吹き荒れる――。

とまあ、ここまでが大まかな世界設定。
主人公は高圧縮術式結晶を作った学者の娘で、父の技術で人が傷つくのを見たくないから、
新型の眼鏡(ノンリム)を掛けて戦争を止めるために奔走する、とかだったら面白いかもなあと思う。

14 :めがスレ委員長 ◆sSMEGAP74E :02/11/16 10:09
2ちゃんねるめがね板
http://life.2ch.net/megane/

いちごびびえすめがね板
http://matari.ichigobbs.com/megane/

メガネ眼鏡めがねっ娘好き集合!3@めがね板
http://life.2ch.net/test/read.cgi/megane/1020384022/

メガネ眼鏡めがねっ娘好き集合!2@めがね板
http://life.2ch.net/test/read.cgi/megane/995975890/

メガネ眼鏡めがねっ娘好き集合!@宣伝板
http://cocoa.2ch.net/ad/kako/969/969970071.html

15 :ペンネームC ◆M5mWU5Yvso :02/11/16 19:53
>13
 いいねそれ!!!
 最後は、やはり眼鏡は知と博愛の象徴であり
殺戮につかうことなど許されないというメッセージを高らかに
謳いあげて。
 魔法理論とか考えるの楽しそうだし。
 やはりフレームの形で魔法を属性がきまってくるんだよね!
 そうだよね!!

16 :イラストに騙された名無しさん :02/11/16 22:04
……誰か止めろ(w

17 :イラストに騙された名無しさん :02/11/16 22:49
漏れは止めんよ(w

18 :イラストに騙された名無しさん :02/11/16 23:30
>>13 >>15
しかし、その設定では魔法を使う者がみな眼鏡を着用していることになり、
「眼鏡っ娘」の特権性が失われてしまうのでは、と危惧するのだがどうか。

19 :13 :02/11/17 00:04
>18
先端技術だから有数の人間(軍の中で数十人程度か?)しか装備できないのだよ。
他の連中は術式圧縮率の低い結晶(嵩張る)を使うため、眼鏡として使用できない。
あとはレンズに度が入っているから、視力障害(近視、遠視など)を持ってない女性は付けられないとかな。
(ここで、精神的に魔力を制御するために、眼鏡使いは女性と限定する。これは生命よりも重い掟な!)

それを克服するために、高さの低い眼鏡(俗に言うインテリ眼鏡)の上から
睨むようにして物を見る女将軍(金髪ロングで性格きつめ)がいたり、
デコ眼鏡や鼻眼鏡、はたまた片眼鏡をかけて戦闘中は片目を瞑っている女性とかが存在する。
もちろん主人公は正統派眼鏡愛用者。趣味は読書で、おっとりとした性格ながら芯が強い女性。
一見普通の眼鏡っ娘だが、しかし、フレームが急拵えなためにサイズが合わず、放っておくとずり落ちてしまうのだ!

       ず  り  落  ち  て  し  ま  う  の  だ  !

20 :イラストに騙された名無しさん :02/11/17 00:08
眼鏡魔法だけでなく猫耳魔法とか別の流派があるのです。

21 :イラストに騙された名無しさん :02/11/17 00:42
なんか「ただキャラクターに眼鏡を掛けさせただけ」な作品の二の舞になりそうな悪寒。
眼鏡を掛ければ眼鏡っ娘になれるというものではないのだよ。

22 :イラストに騙された名無しさん :02/11/17 01:00
G-ONの悪夢を思い出してしまうな。

 いやあ、もうたまらないねこのスレッドは!!
 13の設定使いたい!!
 っていうか、4だよ4! アスキーアートでここまで可愛く描けるんだ!!      
      
11月14日
 「テキストサイト依存度チェック」なるものをやってみた。
 結果はこう。

 テキストサイト依存度チェック
 ペンネームCさんのテキストサイト依存度は100ニッキ中で63ニッキ でした。
 あなたには中程度のネット依存症の傾向が見られます。今はテキストサイトが面白くて仕方ないといった状態か、もしくは随分のめりこんだけど最近では少し飽きたのか、大分落ち着いて来たといった状態の方です。今は2〜3日ネットが無くても生きて行かれますが、外出時にサイトの事が気になるようになると、悪い兆候です。

 まだまだ修行が足りんようです。

 さて本の感想。

 三枝零一「ウィザーズ・ブレイン3 光使いの詩」電撃文庫
 大プッシュ中のシリーズ。
 これだ。これが私の読みたかったSFだ。
 とにかく、あの魔法の設定に圧倒される。
 正直、設定が相互に矛盾している気はする。
 巻ごとに新しい設定を付け加えるので、ゆがみが増している。
 ああいうものがあるんなら前の巻でも当然出てきたはずだぞって。
 でも。
 誰も見たことのない凄い光景、凄い世界、凄いもの、それを「なるほど!!」といいたくなる形で見せてくれる。
 それはSFの醍醐味の一つだ。
 その醍醐味を、このシリーズは破壊的なまでに追求している。
 生まれてはじめてSFを読んだときのことを覚えているだろうか。
 タイムマシン、サイボーグ、異星人、ワープ航法といった概念にふれたときの驚きを覚えているだろうか。
 このシリーズを読むたびに、私はあのころに戻ることが出来る。
 幸福だ。
 ストーリーは、ある意味とてもオーソドックス。
 いくつかの深い愛と、それゆえに生まれてしまった悲劇を描いたこの物語は、最後まで予想どうりにすすむ。
 でも、うまく描かれてる。
 だから先が読めても不満はない。
 よくある物語は、人がよく求める物語でもある。
 
 ひとつ、これを読んで気付いたことがある。
 ほら、人間の心ってさ、外からやってくる感動を跳ね返す防壁があるでしょ。
 けっ奇麗事いいやがって。
 そんなの現実には意味ねーんだよ。
 ひたってんじゃねーよボケ。
 みたいな。
 その態度が無意味だとは思わない。外界のあらゆることを素直に受け止めていたら心はあっという間に壊れてしまう。
 でもそればっかりだと、目の前の宝に気付かないよね。
 10日の日記では、「のえる!」は笑いによってその壁を取り除き、素直に泣けるようにしてくれたと書いた。
 ウィザーズ・ブレインの場合、壁撤去の役割を果たしているのは、世界観だ。
 緻密ではないにせよ情熱をもって作り上げられた、未来の世界。
 科学によって再現された魔法。
 ちりばめられた科学用語が命をもって世界をつむぐあの快感に、この現実世界が全く違って見えるあの興奮に、私の防壁は溶けてしまったのだ。
 私はやっぱり、「物語で一番大事なのは、キャラクターへの感情移入だ」と考える。
 でも、そのためにSF性が必要となることもあったんだ。
 SF設定を突き詰めることと、人間を描くことの間には何の矛盾もない。
 相乗効果すらありうる。
 それがよく分かった。
 私はこの本に出会って幸福だ。
 
 吉田直「トリニティ・ブラッド ROM3 夜の女皇」角川スニーカー文庫
 今頃やっと読みましたすいません。
 今回、吸血鬼たちの帝国が舞台になったわけだけど……
 もっと人間社会とはかけ離れた場所だとおもっていたのである意味拍子抜けした。
 ただ、納得もした。
 吸血鬼、いやメトセラと呼ぶべきだろうが、彼らはただ食べ物が特殊なだけで、人間なんだ。
 なんか、ところどころアーヴみたいだってのは禁句かな(笑)。
 あとね。
 主人公であるアベルの魅力が、いままで私にはどうもピンと来なかったんだけど。
 不殺の誓いとやらの背景が分からなかったから。
 本当に誰も死なせたくないならああいう行動は取らないはずだって思うから。
 RAM2の「OVER COUNT」でああいう風にしかできなかったってのは納得いかないから。  あんた900年も生きて、ああいう究極の選択に出くわしたことが一度もなかったんかい。
 っていうか、普通考えるだろう、「誰も殺さないとはどういうことか」と。
 でも今回の話を読んで、やっぱりまだ納得できたわけじゃないんだけど、好感度がずいぶん上がった。
 私には分からないけど彼は彼なりに一生懸命悩んでるんだなって。
 ごめんアベル。
 
 漫画の感想も。
 ついに「しゅーまっは」が終わってしまった。
 お疲れ様でした伯林さん。
 これでチャンピオンの眼鏡っ娘が一気に3人も減った!!!
 人類にとっての損失である。
 これで明日のバンチに委員長の姿がなかったら私はどうすればいいのだ。                
11月12日
 タイとは恐ろしい国だ。
 あの「妄想戦士ヤマモト」がタイで出版されてしまったというんだから。
 (ヤングキング最新号、作者の近況欄より)
 ヤマモトとは?
 それは、ほとんど全ての属性に120パーセント萌えまくることのできる究極のオタク「山本一番星」(凄い名前)が、フィギュア命の渡辺、眼鏡っ娘教団教祖の南雲などとともに、真の萌え道を追求する、熱い痛い熱い痛い熱い痛い、ギャグ漫画である!!
 小野寺浩二著! 少年画報社刊!
 「まいじゃー推進委員会」で取り上げられていたのでリンクしておきます。
 そう!! 我々はバカではありません!
 イカロスなのです! 
 ちなみにいま「以下ロス」と変換されました。何が言いたいんでしょうかうちのパソコンは!
 以下で悪かったなっ! ロスで悪かったな!
 っていうか、わかるのかタイの人に!
 眼鏡っ娘萌えが? ドジメイド萌えが?
 巫女さんが? コミケが?
 向こうの出版社が興味を示さないと翻訳されるわけないよね。
 そうか、タイにもそういう人はいるんだ……
 オタは民族も国境も超える!
 といいなあ。
 ちょっと人類に希望を感じさせてくれたニュースでした。
 人類がみんなこの漫画に出てくる人達みたいになれば、きっとこの世から戦争も差別も……なくなるかもしれないけど、それはそれで、なんかご先祖様に顔向けできない気も(小声)
 とにかく! タイでヤマモトが大ヒットし、「日本といえば、ホンダ、ソニー、ヤマモト」というくらいになることを祈ってるぞ!  
11月11日
 2CHライトノベル板の葛西伸哉スレッドで、「女の人はライトノベルを読みたがらない。オタクくさいイメージがあるらしい」という発言があって。  それは本当か、それはなぜかという話になってるのだが。
 ふーむ。
 コミケの男女比、漫研の男女比を見る限り女性のほうがオタク率は高そう。
 でもこの意見を書き込んだ人は、オタクではない普通の女性は読まないという話か。
 うーんどうなんだろう。
 っていうか、男性であっても読まないのでは。
 私が高校の時(10年前)、図書室に富士見ファンタジア文庫や角川スニーカー文庫がけっこう置いてあった。
 男子にはタイラーが、女子にはフォーチュン・クエストが大人気で、非常に回転率が高かった。
 で、借りてる人達がどんな人達だったかって言うと。
 やっぱり、漫研だったり、同人誌つくってたり、放課後の教室でテーブルトークRPGをやってたり、そういう人が多かった。
 っていうか、そういうのに全然興味ないけど富士見ファンタジア文庫を借りる、という人には出くわしたことがないな。
 三年間、毎日毎日、図書室が閉まるまで本を読みふけっていた私がいうんだから、ある程度の信憑性はあると思う。
 で、今はどうなのかって言うと。
 うーん。
 普通の本屋とオタク系本屋(まんがの森、福屋書店等)では富士見や電撃の充実度がだいぶ違うし、やっぱりいまでもその傾向にあるんじゃないかな。
 ただ。
 壁を破り、オタクではない人達にも読んでもらえた本はいくつか存在しただろうね。

 女性と男性ではどちらが、というのはまだわからないや。    
11月10日
 ひさびさに「小説書きに100の質問」を読み返したら、「答え直したい!」という強い衝動に駆られた。
 一年余りの間に、結構私は変わったらしい。
 
 さて、本の感想。

 ロジャー・ゼラズニイ「光の王」早川書房
 一ヶ月かかってやっと読んだ。
 結局、設定に面白い部分はあったけど、「キャラの心に感情移入できない」「文章を読解して映像に変換するのがすごく骨が折れる」という二つの理由のせいで、物語世界にまったく入れなかった。
 単に作者の考えた設定の羅列というだけしか感じず、そこに本当の世界、本当に心を持った人間が(神々だけど)いると感じられなかった。
 無味乾燥ということ。
 でも、この本が高く評価されてるのは事実だから、つまりこの本には、私が存在すら気付いていなかった種類の面白さが潜んでいるってことだよな。
 もしそれに触れることが出来れば私の世界は大きく広がる。小説もずいぶんよくなるだろう。
 今回、それが出来なくて残念だ。
 まだ今後も、未知の面白さに触れる機会はあると思うが。

 なんかすごいギャップだが、次はこれ。

 あすか正太「総理大臣のえる! 1巻 彼女がもってる核ボタン」角川スニーカー文庫
      「同2巻 恋する国家権力」
      「同3巻 乙女の怒りは最終兵器」
      「同4巻 撃破! 日本消滅計画」

 今はじめて気が付いたけど、恥ずかしいタイトルだな。
 ううーん。
 ギャグのような設定とキャラ。でも本当は真面目なストーリー、深刻なテーマ。
 この組み合わせは難しいよね。
 やっぱり、どっちかの部分が浮いてしまうというか、邪魔に感じられるというか。
 読者の精神防壁を笑いで溶かしたあとに、魂に直接物語を叩きつけるわけだから、うまく行ったら最高だろうけど。
 だから私は、ギャグ書くときはギャグに徹してるんだけど。
 でもいつかは挑んでみたいよな。
 その方法論で大成功してるのがこの小説。
 字をでかくするとか、描写の大胆な省略とか、登場人物の極端な戯画化・誇張とか。
 漫画の技法をふんだんに取り入れた小説。
 文章は、これでもかというくらい平易だ。小学生でもストレスなく読める。
 でもそれが、流れるような弾けるようなテンポを生み出してる。
 やっぱり一番小説として深いのは3巻かな。
 あれを読んだときには「CHAINと全くおなじテーマだ。おなじテーマで完敗した」と、打ちのめされた。
 あそこまでやれるんだ、と思った。
 4巻も、冷静に考えるとすごくクサい話だけど、でもいい話だよ。そうとしか表現できないよ。
 欠点もある。設定とか考証が実にいい加減だ。
 でも、それはささいなことだと、この話に限っては思う。
 さくら先生という超ド級の眼鏡っ娘が(2巻から)出てくるので、同志メガネスキーにもおすすめ。

 さくら先生にハアハアしつつ寝ます。おやすみなさい。
 (ネリンはどうしたんだよ!!)
11月9日
 「ダーク・ブルー」「という映画を観た。
 傑作だった。
 すばらしい。
 まず、戦闘機が、スピットファイアが、たまらなくかっこいい。
 ぜんぜんスマートじゃないかっこよさがあるのがいい。
 いや、まえまえから話には聞いてたんだけど、実物をみてびっくりした。(この映画に使われたスピットは本物だそうです)
 第二次大戦の戦闘機って、なんかハリボテみたいなんだよ!
 ジュラルミンというアルミ系合金で出来ているはずの、当時としては技術の粋を集めて作ったはずの機体なのに、継ぎ目がたくさんあって、でこぼこしてて。
 あんなにデコボコしてるんなら、沈頭鋲とかいってリベットだけ引っ込めても意味ないんじゃないか?
 とか思うくらい。
 どう見ても、あれは、竹ひご組んで紙張って色塗って作った、大玉転がしの玉だ。
 後ろ半分が布張りのハリケーンならともかく、スピットはそんなんじゃないはずだ。きっと高級感あふれる滑らかな感じだ……と思っていたのに。
 外板だけじゃない。コクピットも、なんかすごくぼろっちくて貧乏くさい。
 そう、いまの乗用車の方がずっと上等なメカに見えるんだよ!
 作中での演出もそうだ。
 やたらエンジンが故障したり、オイルを噴いてパイロットを真っ黒にしたり。
 敵機に撃たれてあちこちに穴が開く描写が、くどいほど繰り返される。
 こんな、こんな、しょぼくてもろい、頼りない紙細工みたいなメカで、時速600キロ出したのか。
 1万メートルまで上がったのか。
 (イギリス空軍はこれでも恵まれたほうだ。あんなに無線とレーダーが充実してるなんて日本じゃ考えられない)
 でも、そんななのに、かっこいい。
 命を感じる。ああ頑張ってるんだなあ人間も機械も。そう強く感じた。
 単純に空戦シーンを見るだけでもおすすめ。
 そうか、これが本物の空中戦か、とか思った。
 勝った爽快感より追い詰められた時の恐怖のほうが何倍も強く描かれてる。
 その描き方がとても真に迫ってると感じた。
  
 で、ドラマ部分。
 こっちもすごくよくて、うまく解説できない。
 まず、脇役にいたるまでみんな魅力的なのがいいな。
 全員が、人間味たっぷり。
 悪い奴はいない。
 作劇上の都合でアホに設定されました、という人もいない。
 パイロットたちは、あるものは音楽を愛し、あるものはエロ写真でハアハアしてる。
 性格は違うし、喧嘩もするけど本当は仲良くて、信頼しあっている。
 ちょっとしたシーンでそれを伝えるのがすごくうまく出来てる。
 憎まれ役はいるけど、それも悪ではないことが伝わってくる。
 みんな、ただやるべきことを、出来る限りやっただけの、その結果いろいろなことになってしまっただけの、ただの人間だ。
 で、明るいんだよ。
 ハッピーエンドでないことは最初からわかってるのに。
 全てが失われてしまうことは映画の冒頭で分かってるのに。
 だから幸せそうに見えれば見えるほど悲しい、そのはずなのに。
 でも、映画全体を包む雰囲気はあくまで明るく暖かい。
 声高に叫んでるメッセージはなにもない。
 だからこそ、観終わったとき、私の内側から感動が湧き出して止まらなかった。
 とにかく、全部が気に入った。
 
 で、それはいいんだけどね。
 映画のパンフで宮崎駿がこの映画を絶賛してる。
 褒める理由は私にも凄く納得できる、ほぼ私も同意見ですって感じのものなんだけど。
   「このすばらしい映画にくらべて、アメリカ映画がいかにクズか」ということを語るんだ。
 プライベートライアンは最低の映画ですよとか……
 萎えたね。
 あんたアメリカの悪口言いたいだけでほんとは「ダーク・ブルー」どうでもいいんと違うか。
 こんな書き方はダーク・ブルーのためにもよくない。
 2chにも、「Aはすばらしい。Aに比べてBはゴミだ」みたいなことを書く人いるけど、そういうのって、どんなにAを愛していても、いやAを愛しているからこそやってはいけないことだと思う。
 「ああ、Aが好きな人ってのは他人の愛する作品を踏みにじって平気でいるような人間なんだ? 自分の気持ちさえ守れればそれでいいんだ? そんな連中に支持されてるAなんてロクな作品じゃないな」
 と思われる。Aの名誉を傷つけるだけだ。
 
 というわけで、戦闘機好きにはぜひ、そうでない人にも見てほしい映画です。
  
 今日は、「光の王」を読み終わり、「総理大臣のえる! 4」を読んだりもしたのだが、映画の衝撃が全てを押し流してしまったし、もう三時なので、続きは明日。

 あ、そうそう。
 昨日、「天才! 松戸才子まーち 第4話」のアイディアが浮かんだ。
 一気にストーリーが全部出来上がった。
 創作の神様が降りてきた状態。
 うおおおおお!
 今月中に完成させます。        
 11月7日
 人のやさしさを身にしみて感じた今日。

 さて、「百年の手紙」について。
 以前、ある人がこういった。
「エヴァンゲリオンのシンジってむかつきますよね。ああいうのって普通物語の中で頑張って成長するじゃないですか。でもあいつはどんどん駄目になってく。あれどういうことなんでしょうね。なに考えてああしたんでしょう?」
 物語の中の理由を訊いていたわけではないだろう。外の理由だ。
 なぜ監督なりシナリオライターなりはシンジを成長させなかったのか。
 なぜだろう。
 説得力ある成長のきっかけ、成長した姿が、作り手のなかにもないから?
 いや、もっと簡単な理由だと私は思う。
 「それを望む人、それこそが快楽である人がいたから。」
 シンジが泣き喚いたり、逃げ出したり、何も出来ずうずくまってる姿を見るたび、自分の存在が肯定されたような気がしなかったか?
 ……世の中にはこんなに駄目な人がいるんだ。じゃあぼくも駄目で良いじゃん。
 ……こいつに比べれば俺はまだましじゃん。
 私は、はっきりそう思ったよ。
 「頑張らなくていいんだ」という声をきいたよ。
 それが恥ずべき考えであることは分かっている。だがそう感じたことは確かだし、それはとても甘美だったことも事実だ。
 私よりずっとひどい目にあって、私よりずっと自分に自信を失っている人は、私よりずっと強く、そう感じたのではないか。
 毎日いじめられて、何も仕返しできずにいる中学生とか。
 そんな人は、仮にシンジが成長したとしたら、こう思ったのではないか。
 「裏切ったな! ぼくの気持ちを裏切ったな! おまえはぼくといっしょで、ずっと駄目な奴だと信じてたのに!」
 エヴァ好きの中にはそういう人がたくさんいて、だからこそ、作り手はそういう人達を傷つけること、そういう人達のすがってきたものを破壊したくなくて、だから、はっきりした形で彼を成長させられなかったのではないか。
 そう思っている。
 というわけで、立派な人、勇気のある人、誠実な人、深い愛を持った人を見て、素直に尊敬し感動できる人間ばかりじゃない。
 その逆の例をみないと安心できない人もいる。
 上を見ることが苦痛で仕方ない人達が。
 そういう人のことを書こうと思った。
 できれば、そうでなくなるにはどうすればいいかも書きたい。
 ……なんてことを思って書いたのが「百年の手紙」だ。
 
 まだ不満。まだリアリティがぜんぜん足りない。
 これでは、現在進行形でひどい目に合ってる人達の心には届かないのでは。
 けっ、作りやがって。とか思われるのでは。
 私の中でもぜんぜん答えが出てないのだ、だから不自然なのだ、ということが分かった。
 貴重な体験だった。           
 11月6日
 バイクのバッテリーがもう寿命。
 換えなきゃ。1万円くらいかかる。
 チェーンも伸びてもう駄目。2万くらいかけて交換。
 スプロケットも。これも2万。
 ……か、金が。
 
 よく考えたら、昨日書いたガオレンジャーのお姉さんもギャグとして楽しんでいたのかもしれん。
 決め付けちゃいかん。

 早売りしていた「パラサイトムーン5」を買ってきた。
 さらにバンチも二日早く買った。
 まだ委員長は出ない。
  
 ようやく全体の8割くらい「光の王」を読んだ。
 場面転換のとき置いていかれる。これはさっきの場面とどう繋がるのか、何が起こっているのか、理解するのに何度も読み返さなければいけない。
 キャラの心の中がわからない。命を持っていると感じられるキャラがひとりもいない。
 この二つが気になって読むのに苦労している。
 私にとっては非常に大きなマイナス点だ。
 逆に、この小説の魅力とはなんだろう。
 やっぱりアイディアというか世界の設定なのかな。
 今度感想サイトをうろうろしていろんな人の感想を知ろう。
 11月5日
 こないだ仕事で、ある会社にいった。
 ショートカットで茶髪の美人がパソコンに向かっていた。
 その壁紙を見て、私はわが目を疑った。
 ガ、ガオレンジャー!?
 特撮ファンの女性はいろんなとこにいるんだなあ。
 私はガオレンジャーをギャグとして楽しんでしまったのでキャラのかっこよさとかはぜんぜん印象にのこってないんだが、人によって印象はさまざまということかな。
 放映終了から9ヶ月経ってもガオというあたりに愛の深さを感じます。
 
 この一件でも分かる。戯画化されたような、外見で一目瞭然のオタクはそんなに多くない。とくに女性はそうだ。
 アニメイトでえんえんと客を観察していれば分かる。ただ普通の女性より眼鏡っ娘率は高いね。

 3月ごろ、メロンブックス横浜店という同人誌屋でのことだ。
 私は、月姫トレーディングカードを買いあさっていた。
 買っても買っても、「巫女秋葉」「AIRシエル」が出ない。
 もう諦めて今日は帰るか。
 そう思ったそのとき。
 店内の空気が変わった。
 クリーム色のコートを羽織った、ポニーテールの、息を呑むほどの美少女が店に入ってきたのだ。
 少女と言い切ってしまうのは失礼かもしれない。
 だが20歳より上には見えなかった。ポニーのせいで幼く見えたのかもしれないが。
 とにかく、私は呆然として彼女を見つめていた。
 私はけっしてぽにー属性などではないのだが、そういったものを超越した美が彼女にはあった。
 他の客がどういう行動をとっていたかはしらない。眼に入らなかったからだ。
 彼女はエロ漫画・エロ同人誌・エロゲーが並ぶ店内を慣れた様子で歩き、同人誌コーナーで立ち止まった。
 何冊かの同人誌を手に取っては棚に戻し、彼女は苦々しい声で言った。
 「どうして四葉がめだってんだよ!!」
 そういうなり、みさくらなんこつ氏のシスプリ本を手に取り、買って帰った。
 はわわわわ……これは夢か?
 店員に訊いてみた。
 「今の方はよく来るんですか?」
 「ええ、常連さんですよ」
 ……!!!!
 人間、外見では本当に何も分からないものだなあ。
 っていうか、女性でシスプリ好きっているんだ……  
 11月4日
 やっと、「競作志願」向けの小説「百年の手紙」が完成した。
 なんで二週間もかかったのか。自分にがっかり。
 感想お待ちしてます。
 
 今日は「眼鏡キャラオンリー同人誌即売会 GLASSES3」に行って来た。
 こんな感じ。

 

 あまりサークル数は多くなかったし、お客さんも他のイベントに吸い取られたのか、あまりいなかったな。
 ここにはコスプレの子も結構いた。
 こんなものまで。
 
 

 だが、まだまだ甘い。
 っていうかさあ、小説の眼鏡っ娘がぜんぜんおらんのですよ!!! 本もコスプレも!
 ネリンたんに叱られたいという私の夢はいつかなうのか。

 まあ、いろいろ買っては来た。
 漫画同人誌は急いで作った感じのものが多かった。
 表紙は確かに可愛い眼鏡っ娘なんだけど中身は鉛筆で走り書き。
 それにくらべ、眼鏡っ娘の考察・分析・紹介などを行う文章中心の本はかなり頑張ってた。
 今後を応援する意味を込めて漫画も買った。

 途中で内海さんと合流。会場をブラブラしたのち、アキハバラへ。
 
 「アソビットシティ」に寄って「鉄騎」を遊んだ。X−BOXのゲームで、ボタンを40個くらい使って操作するロボットもの。
 「うおー! 『鉄騎』ってこんなすげーのかー! トグルスイッチをパチンパチンとやって機体チェックすんのかー! すげー!」
 本物の人型兵器が開発されたとしても、操作はあれより単純なものになる気がする。
 いやーすげえゲームだ。

 で、そのあとはCOCO壱番屋でカレー大食いに挑戦。
 ……。
 ぐはあああ! くえるかあああ!
 ご飯だけで1300グラムあるんだぞおお!
 嘔吐感に負けました。
 7割くらいは食べたんだけど。
 内海さんと枕を並べて討ち死に。
 っていうわけで。

 ガ、ガリバー旅行記……
 という結果です。  
 11月2日
 どうも、ホローポイント弾とソフトポイント弾をごっちゃにして覚えていたペンCです。
 2chで騙り疑惑が浮上したのでトリップつけてみました。
 いつか連続87時間2CHをやって韓国人を越えたいものです。(日本の恥だ)

 すごく嫌な夢を見た。
 ただ「嫌」ということだけしか覚えていない。
 多分今書いてる、陽さんとこ向けの小説が原因なんだろう。
 あと少し!
 一日じゃ終わんなかった……

 明後日は眼鏡イベント&カレーOFF(ちょっと違う)なので、明日にはかたをつけなければいけない。
 あさってのカレーのために、明日は飯を抜こう。
 
 ネットコミュニケーションの話は、「なるほど、小説とは違いがあるな」と納得した。
 情報の量が少ないのは同じだけど、小説の場合はそのキャラがどんな奴なのか作者が伝えようと手を尽くす。
 掲示板でのやりとりで、作者にあたる人はいない。
 
 今日はあんまり書くこと無し。
 明日、小説が完成したらたくさん書きます。       
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