2003年9月

9月28日 
 ソノラマ文庫に持ち込むため、「まーち」を大改訂してる。あまり進まない。
 今読むと、文章がすっぽぬけていたり、リズムをそこなう改行があったり、才子の喋り方が統一されていなかったり、いろいろ問題がある。なんで電撃に送る時は気付かなかったのか。泣ける。
 
 「夢伐戦記」も完成させて持ち込んでみようと思っている。
 あの話が根本的に持ってる破綻を逆に利用して話をつくる。あらすじはもうできた。
 
 あくまで読んでもらえるだけ。それ以上のことは何も決まってない。
 結果が出るのはだいぶ先。
 その間に、まったく別ジャンルの作品に挑んでみようと思っている。
 いまそっち系のネタを練っているが……ほんとやりつくされている……どうやって独自性を出せば良いんだ……

 今日読んだ本。

 マイク・ブラッケ「北朝鮮 楽園の残骸」草思社
 ドイツ人の青年が医療ボランティア団体の一員として北朝鮮に何年か滞在し、北朝鮮の驚くべき実態を写真に撮りまくった。
 それをまとめたのがこの本だ。
 凄い。圧巻。あの国のゆがみがよく分かる。
 そして何より特筆すべきは、ブラッケ氏は「東ドイツ出身」だということだ。
 北朝鮮と同じような、社会主義万歳国家で生まれ育ったのだ。
 デタラメの美辞麗句をならべたプロパガンダも、言論抑圧も、強制収容所にぶち込まれる恐怖も、彼にとっては既知のもの。体で知っているもの。程度の差はずいぶんあるが東ドイツもそうだったから。
 苦しく辛いが、捨てることだけはできない、いまはもう消えてしまった祖国東ドイツの思い出。
 もちろん彼は北朝鮮のやり方を否定するが、虐げられた民衆のために泣くが、しかし彼は知っているのだ。
 なぜ人々が、半ば嘘だと気付きつつ政府の言うことに従っているのか。
 そこにどんな想いがあるのか。 
 国家体制と、そこに住む人たちは全然別だ。
 それを改めて思い知らされる。
 身の毛もよだつような劣悪な環境と不平等を見てきたはずなのに、怒りの感情を抑えて書いているのがまたいい。
 だから、なお響く。
9月27日
 「LOOP王国第2回OFF会」を開催した。
 キャンセルがあいついだので、「ぼく一人になったらどうしよう……」とか思っていたが、そのようなことはなく、飛び入り参加の人もふくめて4人集まった。
 示し合わせたわけでもないのに、作家志望者ばかりだった。
 中国茶屋で、タイ料理店で、喫茶店で、7時間にもわたり創作について語り合った。
 最初は方言ネタから入り、
 料理などの文化をライトノベルやSFにからめる方法についてネタをだしあい、
 電撃が賞を与える戦略の高度さに舌を巻き、
 ロボットものをやることのむずかしさを再確認し。
 ソノラマの元気のなさを嘆き。
 自分のやりたいことと編集の求めることが全然違ったらどうするべきか論じあい。
 もちろんその合間に、食い物や仕事、アニメやゲームなどに関する雑談もしている。
 
 某「電撃で賞とった『我が家のお稲荷さま』ってどんな話ですかね」
 某「だから変態仮面ですよ」
 ペンネームC「そのネタはもういいですw まあ実際、タイトルから受ける印象がいままでのとぜんぜん違うというか、ほのぼのしてますよね。電撃は次々に新しいジャンルを開拓しようという意欲があるのかも」
 某「冷静に分析しつつ、常に冒険。それができるのは電撃の強みだろうね」
 
 某「ソノラマはやっぱり菊地笹本などの大御所がいるから新人発掘する意欲がわいてこないんじゃないですかね」
 ペンネームC「ソノラマ出身の人で一番活躍してるのは秋山完さんですからねえ。ソノラマ文庫大賞から出た人は全滅に近い」
 某「『天夢航海』の谷山由紀さんは絶対デビューする場所間違ったと思ってるんですよ。一般小説のレーベルでならきっと……」
 ペンネームC「ソノラマはライトノベルの売れ筋から大きく外れた本でも出してはくれますが、読者がそれを望んでいるかというと別の問題ですからね。でも、消えた作家と見えてもたまに数年の時をおいて復活するから目が離せない」
 某「ソノラマ時空がw」
 ペンネームC「ソノラマにはもっと頑張って欲しいです。本当に」
 
 とても充実した一日でした。
9月23日
 今日は墓参りに行って来た。

 行き帰りで読んでいたのが、
 麻生俊平「VS(ヴァーサス)2 狩人の条件」富士見ファンタジア文庫
 だ。
 1巻がほとんど面白くなかったので「ああ、キャラと設定を説明してるだけ。麻生さん迷走してるなあ」と困惑し嘆いた。
 しかし、2巻は違うぞ!!
 考えてみれば麻生さんはもともとスロースターターで、シリーズ最初の一冊は盛り上がらない傾向にある。
 今回特にそれが極端だったってことか。
 
 で、この本最大の魅力は、コマンダーなる人物だね。
 天才科学者であり、主人公たち特捜班の指揮官でもある女。
 皮肉屋で、厭世的で、しかし自信と覚悟にあふれた女。
 かっこよかったよ、コマンダー。
 主人公たちもコマンダーの強烈な個性とぶつかることによってはじめてキャラ立ちしてる。
 新境地というわけではなく、「敵に説得力があり、魅力がある。主人公以上の。その敵とぶつかって一度は倒れることで主人公は輝く」という麻生さんが使ってきたテクニックを応用しただけだと思うけど。
 コマンダーくらいの、それこそ毒々しいまでの存在感を他のキャラも発揮できれば、このシリーズは傑作になるだろう。

 いやあ麻生さんを信じてよかった。
9月20日
 疲れてて書けなかったけど、15日に参加したテーブルトークRPGコンベンションはとても面白かった。
 前々から興味を持っていた「BEAST BIND 魔獣の絆」というゲームをやったのだ。
 現代日本なんだけど、吸血鬼などの魔物がいる世界。ぼくがやったのは「降りた天使」の女の子。
 世界設定そのものは別に珍しくないけど、ルールが独特。
 魔物としての本能や衝動みたいなものが数字として設定されていて、サイコロ振ってその数字以下が出たらその衝動に従ってしまう。
 吸血鬼なら血を吸ってしまう。太陽を恐れる。「意志を持った剣」は人を斬らずにいられない。
 それを、「誰かが好き」とか「誰かを友達だと思う」とか、そういう「絆」で打ち消してバランスをとっていく。
 いやでも勝手にキャラが動いてしまうシステムだ。とても面白そうだがゲームマスターやるのは大変だな、と思っていた。
 1999年に発売され、もう絶版。ぼくはルールブックを買ってはいたもののだれも遊ぶ相手がいなくてできなかった。
 で、今回は「BEAST BIND」オンリーのコンベンションが開かれるときいて参加したのだ。
 テーブルトークRPG自体、2年ぶり。
 不安はあった。だが杞憂だった。
 ゲームマスターが大変に上手な人で、とても楽しかったよ。

 今月はイベントがめじろおしだ。来月もだが。
 で、20日。今日は「2CHライトノベル板」のOFF会。場所は水道橋。
 最近2CHから離れているぼくだが、実際に会って何時間も話すとなると話はまた違ってくる。たがいに相手の真意をじっくり確認できるからね。

 第一部は会議室で、もちよったライトノベル400冊の交換。

 某「あもんひろしって、平仮名になってから駄目になったよね」
 ペンネームC「いえ『ファントム・ライダー』あたりからどうかと思います。だってあれ、ロボットどうでもいいじゃないですか?」
 某「そこがいいんじゃない。『ヒミカ』の飛行機と同じ扱い(笑)」
 某「なんで『しにがみのバラッド』が四冊もあるんだ(笑)『クリスタル・コミュニケーション』も4冊ある(笑)」
 某「電撃の最終選考組はどうもなー」
 ペンネームC「すいません、ぼくはその人たちに負けたんです!」
 某「ソノラマの緑背、だれも持って行かないね」
 某「いまどきクラッシャージョウとか妖精作戦もってこられても困るよ……」
 ペンネームC「でもソノラマはライトノベルの基礎を作った偉大なレーベルですよ?」
 某「この水城正太郎の『LOST MOMENT』って面白いの?」
 某「そこそこ面白い。だがどこもミステリじゃねえ! スタンドバトルだ」
 ペンネームC「『富士見ミステリ文庫』を『富士見電撃文庫』に改造しようという壮大なプロジェクトの一環です(笑)」
 某「この『タクティカル・ジャッジメント』っていうのは?」
 某「逆転裁判です」
 ペンネームC「いやそんな身もフタもない。それはぼくがもってきました。面白いです。富士見ミステリでは一番面白い」
 某「この『ジェノサイドエンジェル』ってのは何のパクリなの?」
 ペンネームC「『風の白猿神』かな? っていうか、みなさんパクリとかいわないでくださいよ。『パクリ』『エロゲー』『セカイ系』で全部片付けちゃうんだから。不毛です」
 某「でも『リバーズエンド』は猛烈にセカイ系だよ」
 ペンネームC「電撃屈指の問題作『ラスト・ビジョン』がありませんね」
 某「みんな実は好きなんだよ。おれもつまんなくはないと思う。何度も読み返さないとわけわかんねーだけで」
 ペンネームC「あれでも『天剣王器』と比較すればずいぶん読みやすくなってますよ」
 
 ほんとはもっといろいろ話しました。

 第二部。居酒屋に移って、酒を飲みつつライトノベル談義。

 某「最近よくきく『セカイ系』ってのは何なんですかね? ここに来れば誰かが知ってると思ったんだけど」
 ペンネームC「ぼくも詳しくはないのですが、まあ極論をいってしまうとエヴァンゲリオンみたいな、世界の謎は明かされないんだけど主人公の心が変わったからいいや、みたいな話かな……
 いや、ちょっと違う。なんで漢字じゃなくてわざわざカタカナで『セカイ』っていってるのかというと、本物の世界とは違う狭い世界だからそう呼んでるんだと思います。
 ほら、中学生くらいの人にとっての世界って、すごく狭いじゃないですか。学校のクラスメート数人と親だけが世界だったりする。そのなかでの人間関係だけを書いてるんだけど、でも全世界や人類のことを語ってしまっている。それがセカイ系なんじゃないかと思います」
 某「『ぼくは学校でいじめられてて、誰も助けてくれない、それは人間が悪だからだ』みたいな?」
 ペンネームC「たとえばそれです。まあ、悪だからどうするのか、というところでも分類される気がしますが」
 某「そういう個人レベルの悩みを大きく広げちゃうのって若い頃にはよくあるし、それに共感しちゃう人がいるのもわかるな。ライトノベルって本来は十代が読むものなんだから、そういう作品がもてはやされるのは当然なんじゃないかな?」
 ペンネームC「程度問題ですが、ぼくもそう思いますよ。『萌え』といっしょでみんながそれをやりだすと困るだけで」
 某「まあ、もっと明るく前向きに少年主人公がくじけずに頑張るような話の方がおれは好きです。ガンダムXみたいな」
 ペンネームC「ガンダムX! 当時セカイ系なんて言葉はありませんでしたが、たしかにあれは、「個人レベルの怨恨や苦悩を人類全体の業に結び付けるトミノガンダム」への明解な反論ですね。ぼく好きですよ。戦争ものとしてはムチャクチャですが」
 某「おれはむしろトミノ監督ああいうのやりたかったはずだと思ってるけど……」
 ペンネームC「じっさい、悩んでるだけじゃだめだろ、精神世界で完結されちゃだめだろってのは多くの人が思ってるらしいので、突破口はいずれ開けるかなと思ってます。
 たとえば、小川一水の作品なんかは、たしかに登場人物は劣等感もあるし、嫉妬とかもあるし、トラウマとかもあるんだけど、でもそれはそれとして、あくまで襲ってくる問題点は現実的な問題で、知恵と勇気と信頼でその問題を現実的に解決します。そしてその過程でコンプレックスが解消されたり、人間的な対立が和解する。ドラマの原点回帰でもあり、そしてセカイ系を超えうる何かでもあると思います。技術的なところに興味が持てないと読みづらい、という問題はありますけど……」
 某「小川一水って、少年にセーラー服着せるのが好きな人でしょ?」
 ペンネームC「変な覚え方しないでください(笑)ちがいますよ、ヒロインがメカをいじって爆発させて『爆発は機械の性能限界で輝く崖っぷちの光よ!』とかいう人ですよ小川さんは(笑)」
 某「あと最近期待してるのは、秋口ぎぐるですね」
 ペンネームC「ほのかたんですか」
 某「ちゃんと名前呼んであげてください(笑)あの人はね、すごく技術はあるんだけど、その技術に振り回されてるというか、正しく技術を使ってない気がします。『ロンドンストーリー』では、あの人お得意の視点を交錯させて複数の人間の思惑がからまって、というやりかたやめて、もっとストレートに少年頑張る活劇にしたほうが盛り上がった。視点を交錯させ過ぎて結局どのキャラも薄くなってしまっている。あとショットガン刑事にもいいキャラがたくさん出てくるのに……」
 ペンネームC「『首まで地面に埋まってる刑事』とか」
 某「ペンCさんはあんなのがいいんですか(笑)とにかくかっこよくて渋いキャラを書ける人なのに、どこかに照れがあって書ききれない。ギャグに徹しても突き抜けきれない。彼の大傑作である『ラブ・アタック!』にしても最後の最後で足りない。あの人は『自分はキモい』と言ってしまうことで逃げ道を作ってるんですよ!」
 ペンネームC「文章のスタイリッシュであることを追求するってあたりにしても、今のライトノベル業界では珍しく、いばらの道を突き進んでますね。金鉱がある道には違いないのですが」
 某「いや、いばらの道を行く人は必要ですよ。いまは萌えキャラ出せば売れるのかもしれないし、人気シリーズにしてメディアミックスもやりやすい。でも、みんなが同じ好みってことはあり得ないんだから。10年後のライトノベルのために、いろいろな種をのこしておく必要があるんです」
 某「そういうことで考えると疑問があるのは、富士見の大賞の扱いですね。こないだの『12月のベロニカ』読んで確信したんですが、富士見の大賞って他の賞とは明らかに違うでしょう。『面白いんだけど、売れるとは思えない』人に賞を与えている。ベロニカはシリーズ化できるような話じゃないし、どうも量産できる人とも思えない。このままだとあの人も消えちゃいますよ。
 売れない作家は消えて当然だっていうのも一つの考えなんですよ、でも、最初っからその考えなら話はわかるんですが、あきらかに商業的成功はしないだろう人に、大賞という最高の賞を与えておいてそれはないだろうと」
 ペンネームC「つまり、たとえ売れなくても『我々はあなたの才能を信じている』ってことで、生活を保障すべきだと」
 某「分かりやすく言えばそうです。昔の芸術家は貴族なんかのパトロンに養ってもらうのが当然だったんだから。出版社も、ほんとにライトノベルは文化で伸ばすべきだと思ってるんならパトロンやってもいいと思います。十年後のために。『いま売れてる小説だけが良い小説』ってわけじゃないんだから
 ペンネームC「なるほど……むずかしいですが一理はありますね」
 
 などということを2時間半ばかり話しました。あっという間でした。
 楽しかったです。 
9月14日
 今日は一日中、図書館にこもって調べものをしていた。
 一つは歴史と社会について。
 風変わりで説得力のある「帝国」はどこかにないか知りたい。
 もうひとつは学校の制服について。
 「まーち」の才子たちはどんな制服を着ているのかきっちり決める必要がでてきたのだ。
 前者はそこそこ成果あったけど、後者はさっぱり。
 家にかえって、ネットでも調べてみた。
 うわあ! 「女子高生 制服」で検索したらエロサイトばっかり出てくる!!
 
 明日はテーブルトークRPGのイベントに参加します。
 テーブルトークRPGやるの2年ぶり。楽しみ楽しみ。
9月13日 
 off会について。

 9月27日、14時半ごろ。渋谷モヤイ像前にて集合。
 15時頃。「華泰茶荘 渋谷店」に移動しておしゃべり。
 18時頃。「タイレストラン チャオタイ 渋谷店」に移動して、ご飯食べつつおしゃべりの続き。
 21時までに解散?
 ってな感じになりそうです。
 いまのところ、参加者はぼく含めて四人、「行けるかも」という人が一人、という少人数OFFです。
 前回と異なり、ビッグゲストさんはいらっしゃいません。
 参加者はまだ募集してますよー。
 あ、参加される方はメール頂けるとありがたいです。緊急連絡用の電話番号をお伝えします。
 集合の目印なんですが、ぼくが電撃hp読んでるってのはどうですかね。ドラゴンマガジンと比較すれば近寄りやすいかと(笑)

 本の感想。

 ロバート・J・ソウヤー「イリーガル・エイリアン」早川文庫
 ずっと前アイザック・アシモフが、どこかの本でこう書いていた。
「私は、ロボットがどういう原理で動いているのか、陽電子頭脳とはなんなのか全く決めてない。SF作家はそれでいい。原理ではなく、それが社会にどんな影響を与えるか考えるべきだ」
 ほんとは会話形式でもっと長い文章だけど大意はこんな感じ。
 この小説を読みはじめた時、このアシモフの言葉を思い出した。
 現代の地球に異星人がきたらそれはどんな影響を社会に与えるか、ということを緻密にシミュレートしてくれるんだ、そう期待した。
 まあ実際には、「法廷ミステリ」として話が進んで行くんだけど……
 つかみの「社会の反応」部分が面白くて、読み続けた。
 話が進み、ミステリ色がどんなに濃厚になっても「異質なものをつなぎ合わせる面白さ」というSF部分を忘れない。それもよかった。小さなシャレと言うかユーモアがちりばめられているのもいい。
 
 青木基行「ゴールデン・グリフォン」EXノベルズ
 おお! 「灼熱の竜騎兵」シリーズに青木さんが参加した!
 青木さんは田中芳樹なみに売れてしかるべき人だ! これで一気にメジャー化してくれるといいな!
 ……と思ったのだが、読んでみると、微妙。
 つまんなくはないけど……消化不良と言うかボリュームが全体的に足りないというか。
 キャラの立ち方もいまいち……
 戦闘ヘリ部隊って、同人誌時代にも青木さんが描いたことのある(「龍騎兵、南へ」)題材で、ある意味原点回帰だと思うんだが……
 とても歯切れがわるくて恐縮だけど、「これだ! ここがおすすめ!」という点がないので、
 続きが出て、ちゃんと物語の決着が付いてくれることを期待します。
 メイリンをもっと掘り下げてくれると嬉しいかな……

 もっと青木さんが躍進してくれることを、学研の「龍騎兵」がシリーズ再開してくれることを祈ってます。
9月9日
 まーち5.1話をわずかに改訂しました。
 現在、5.2話「超同人物語」を書いてます。今月中には完成します。

 が、サイト上での発表はしないつもりです。

 いろいろな意味で、「もう必要ではなくなったから」です。
 たとえば理由を一つ挙げると、サイトに載せることで満足している部分がぼくのなかにあり、その気持ちがぼくにとって足枷になっていることがはっきりわかったからです。 
 ほかにもいろいろ。これ以上は説明できません。
 まーちに限った話ではなく、今後、最初からサイト向けに書かれた小説以外は載せないつもりです。
 
 読んでみたい方はメールで連絡ください。送ります。
 まーち5.1話をわずかに改訂しました。
 現在、5.2話「超同人物語」を書いてます。今月中には完成します。

 が、サイト上での発表はしないつもりです。

 いろいろな意味で、「もう必要ではなくなったから」です。
 たとえば理由を一つ挙げると、サイトに載せることで満足している部分がぼくのなかにあり、その気持ちがぼくにとって足枷になっていることがはっきりわかったからです。 
 ほかにもいろいろ。これ以上は説明できません。
 まーちに限った話ではなく、今後、最初からサイト向けに書かれた小説以外は載せないつもりです。
 
 読んでみたい方はメールで連絡ください。送ります。
 9月6日
 背中の筋肉が痛い。かなり腫れている。

 今日は渋谷に行っていた。off会の会場を探すために。

 現在決まってること。

 日時は9月27日(土)。
 場所は渋谷。十五時頃喫茶店に行っておしゃべり。
 十八時頃、食べ物屋で晩ご飯食べながら二次会。
 
 今日の目的は二次会の会場を探すこと。 

 まずは「華泰茶荘」という中国茶の喫茶店でくつろぐ。
 ここは前回のoff会で使い、好評を博したお店。
 壁や床から始まって店内は全部茶色に統一されてるんだけど、でも茶色というのはいろいろあるんだね、と感じさせてくれる店。
 やはり中国には中国だろう、ということで、店内では北方謙三の三国志を読んでいた。 
 まあ三国志の時代にはこういう調度はなかったのだろうなと思いながら。

 で、そのあとは

 「中国料理 井門」という広東料理の店と、
 「タイレストラン チャオタイ」というタイ料理店にチェックを入れた。
 井門の利点は個室があること。
 チャオタイは料理がおいしい。
 どちらもいいと思うが、個人的にはチャオタイを推す。

 参加者をまだまだ募集中です。参加希望の方は新掲示板に書き込んでいただけるとうれしいです。

 行き帰りの電車で本を読んでいた。
 「歴史群像」第61号。
 ぼくの書く未来史は、たとえば地球帝国は、既存作品にでてくる銀河帝国と比べると独自性も魅力も説得力も乏しい。
 そのへんを補強し直すためにも、いろいろ勉強が必要だ。
 「高度な科学力を持ちながら貴族がいて皇帝がいて、人種主義が国家の根底にある」という設定に説得力を与えるぼくなりの理由。
 アイディア自体が足りないんだけどね。
 学問的な説得力がないなら別のもので補うという手もある。
 で、今回の歴史群像は直接役には立たなかったんだけど、いろいろ興味深い記事があった。
 純粋に娯楽としても歴史は楽しい。
 
 まーち5.2話の話を頭の中でまとめる。
 ちょっと調べることが必要だ。ネット検索では不十分。図書館にいかないと。
 やっぱりネット検索には限界がある。
 「まーち5.1話」を書いてた時にも「執事にどんな服を着せるべきか? タキシード? 燕尾服? モーニング? それともインバネス?」と悩んだが、ネット検索では確実なことは判らなかった。
 同じようなことは前にもあった。「太平天国の乱で一億人が死んだ」という発言を目にして「第二次大戦でも5000万人なのに、十九世紀の戦争でそんなに死んでたまるか。戸籍が混乱してるだけじゃないのか?」と思い調査したが……では実際には何人死んだのか、一億人説の根拠は何か、ネットのどこを見ても書いてないのだ。
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