2001年9月の日記
9月30日 まずはじめに。 昨日いっぱい書いてたのに「CHAIN」第一話まだ書き終わりませんでした。ちょっと待って下さい。今週中にはきっと。 なんかふくれあがってるんです。80枚くらいの話になる予定だったんですが……30枚書いてもまだ導入部が終わってません。 おかしいなあ。 50枚の話を書くつもりが350枚にしちゃった新井素子をほーふつとさせますねえ。 いや笑い事じゃない。枚数計算ができんのはれっきとした欠点。 キャラクター同士がそれぞれもってるドラマというかなんというか、そういうものをからみあわせてストーリーに結びつける方法を、こいつで学習し直したいと思います。 できるだけ素直な読みやすい構成で。 それぞれのキャラクターがどういう奴なのかできるだけはっきり、できるだけ早く明かして。 とにかく今はこの二つを心がけます。 この間ついに寝坊して遅刻しちゃったので、今までより1時間早く寝ることに決めました。申し訳ないですが、仕事中に居眠りしたらマジであの世行きです。ってなわけで小説書きのペースは落ちます。 でも来週の土日のうちにはどうにか。 総統暦については、とにかくいろいろな意見が掲示板やメールで寄せられている。 ありがたい。こんなに有り難いことはない。意見をくれる人は宝物だ。 とにかく今の私には根本的な力量が不足している、という気がする。 だからすぐにはとりかかれない。 ただ、アーデルハイドというキャラクターを切り捨てずに、エルンスト×アルベルト(なんかこの表記イヤ)の物語とからめる手段はひとつ思いついた。すごくありきたりだから、このまま使っていいかどうかはわからないけど。 ドリームキャスト版AIRを友人の家で少しプレイした。いや、ビジュアルノベル(会社がなんといおうと、ありゃアドベンチャーゲームじゃないわい)の場合「読んだ」が適切か。 声に違和感はない。 川上とも子ってすごいかも。わたしゃ観鈴は丹下桜以外できねえと信じていたんだが。 でも、もう一度やりたいとは別に思わないな。 あと245日。 |
9月28日 総統暦をどう直すか悩んでいる。 選択肢は二つ。 いろいろなものを削ぎ落として、一番やりたかった要素だけ入れるか。 たくさん入れたまま、それぞれがちゃんと調和するように調整するか。 後者の方が圧倒的に難しいと思う。 今はまだ結論を出せない。 とにかく私はいろいろと見失っていたものが多いことに気づいた。だからもっと基礎的な実力をあげないと、どっちも満足にできないんじゃないかな。だからリテイク開始するのはまだ先だよ。 このあいだ掲示板で、白泉社MY文庫の原稿募集について教えてくれた人がいた。しかし私は肝心のその文庫を読んだことがなかったので、一冊買ってきた。どんなジャンルの話を欲しがってるのか知らずに送るなんてできるか。これがボーイズラブレーベルだったりしたりしたら目もあてられん。それはちょっと極端な例にしても、どうも女性向けっぽいから警戒している。わたしゃ以前パレット文庫に投稿したことがあった。パレット文庫がどういう文庫かぜんぜん知らなくてね。あとでいろいろと恥ずかしい思いをしたよ。でもパレット文庫って「応募原稿を受け取りました」という葉書をくれるんだよ。あれは親切だ。そんな新人賞ほかにしらない。 買ってきたのは「累卵の朱」(大澤良貴)。 中国風の魔法世界を舞台にして、国同士の戦争を描いているらしい。とにかくすごい性格とすごい能力をもった武将がたくさんでてくるらしい。 まだあまり読んでないので「らしい」としか言えない。とにかく文章表現が大げさだなあ、というのが序盤を読んでの感想だ。 しかし、これをみるかぎりミステリである必要はないのか。 ホモホモである必要もない。 まあ……ラインナップにSFがないから直接比較はできないけど、これなら私の奴でもある程度はオッケーかな。少なくとも、「こういう方向性の作品は求めてません」という理由では落とされないかな。 ふうむ。 試しに送ってみよう。 なにをって、そりゃ楽園迷宮しかないでしょ。 あと247日。早く交通安全週間おわれー! |
9月27日 この間とは別の人により、総統暦の問題点を山ほど指摘される。 何しろ結果があれなので、何一つ言い返すことはできない。 問題点を教えてくれたのはその人だけじゃない。私の要望はかなった。とにかく山のような批判が来たのだ。 「時間軸をいじり過ぎて頭が混乱する。不親切」 「回想シーンの使いすぎ。テンポがぐちゃぐちゃになっている」 「アーデルハイドの物語と兄弟の物語に全然接点がない」 「アーデルハイドのせいでテーマがぼやけている」 「アーデルハイドがなぜ倫理に目覚めたのかどうしても納得できない」 「アーデルハイドというキャラの意味がわからない」 「人間同士の心の交流がなく、各キャラクターが自分の頭の中だけで勝手に答えを出している」 「なぜあの世界がああなったのかという真相に意味がなく、邪魔」 「ナチスが支配する世界なら善悪そのものが我々の世界とは根本的に変わっていてもおかしくないのに、我々の世界の倫理(平等・博愛)が無条件で善として扱われているのがおかしい」 「結局、何も解決してない」 「展開に意外性がない」 「キャラクターの心の中が見えてこない」 「とにかく格が低い。素人臭い」 などなど。 有り難い、そう思っている。 これらの意見をとりいれて書き直すぞ! どうやら、タイトルと設定の一部くらいしか共通点のない、まるっきり違う話になりそうだが。ストーリーも、終わり方も変わるだろう。キャラクターすら整理されるだろう。 私が一番この話でやりたかったことは何なのか? これはようするにどういう話なのか? その原点にもどって、すべてをそこに収斂させるつもりで書こう。 シンプル・イズ・ベスト。 実力もない癖に凝ったこと(凝ったつもり、というべきか)やるもんじゃないね。 とにかく基本が出来てないんだ、私は。 というわけで…… 今の総統暦が好きな人には申し訳ないけど、総統暦は全く新しく生まれ変わります。 いますぐ、というわけではありませんが。 その前に「CHAIN」だ。「CHAIN」はある程度のペースで順調に書き進んでいる。総統暦の問題点を克服するための練習台として、この話を使わせてもらう。 あと「夢伐戦記」も。 でも夢伐戦記も致命的といっていい「行き当たりばったりで書いてる。だからいろいろなところで一貫性がなく、つじつまが合わない」という欠陥があってなー。あれもそのままじゃとても送れないよな。 「歪銀河」はいつリライトできるんでしょうか。 まあいいや。 とにかく感想をたくさんもらえたのは嬉しかった。鋭く、痛い感想だった。だから嬉しかった。 まあ「総統暦」だけでなく「楽園迷宮」もすでに完成してるわけで、まずこれをどこかに送るという手もあるわけだが…… 心配だ。総統暦と同様、途方もない欠陥があって、私がそれに気づいてないだけなんじゃないか。 まあ、送ってみなけりゃ何も始まらないか。なんか2ちゃんねるの人もそう言ってる。 あと248日ー! |
9月26日 ちょっとキツイこと書かれた。
いや、すべての感想に意味はあったと思う。もちろん総統暦を褒める書き込みやメールにも。 ただ、そこからいろいろなものを読みとって、実際に小説を書くことに活かせなかった私が愚かだっただけだ。 あと、2ちゃんねるに行って、読むだけなら毎日やってるよ。書き込みはじめると長いから控えてるけど。 今日も「とにかくペンネームCの小説は雰囲気が素人臭い」という批判をもらったね。 雰囲気! マジックワードだ。 「この作品は××のパクリだ!」「どこがですか?」「雰囲気だ!」 「お前は俺をバカにしている!」「どのへんがですか?」「雰囲気だ!」 こんな風にいわれちゃったら対応に困るよな。 でも、確かに「具体的にここがどう駄目とは説明できないけど、なんかやだ」って感じることはあるんだよな。 結局、読書途中で投げ出すのってそういう理由のことが多いしな。そうだ、非常に重要なことだ「雰囲気」。 とにかくいろいろなことを言われた。 こんなに色々な助言をしてくれる人がいるのに活かせない自分がもどかしい。 とにかく人生は短いもんじゃのう、ほほー、とか思ってる。 ……なんか疲れてんのかな。 眼鏡っ娘の出てくる小説でも読んで癒されよう。 新井輝とか。 でもルーンウルフ2は「私を脱がしてください」という帯の文句が恥ずかしくて買えません。腰抜け決定。 だから書店でカラー口絵だけ観てハアハア言ってます。 今気づいたのですが、もしかして挙動不審ですか。なんか捕まるような気がしてきました。 警察が怖いです。 あと249日。今日は白バイにガンつけられてすげーこわかったー。 |
9月25日 さっそく「総統暦」の感想が送られてきた。 2ちゃんねるに感想書いている人もいる。そこに書かれてもなあ。 いくつかの感想の中に、とてつもなく厳しい、しかし鋭い意見があった。 一言で言えば、キャラクターがお人形。 以前「総統暦111年のキャラクターは心が描かれていない」という批判を受けたとき「これだけ心理描写をやってるのに何が足りないっていうんだ?」とか思ってたけど……そういうことなんだね。そういう小手先の技より先に何かがあるんだね。 たぶんそれは、私自身が登場人物の心になりきって書いてなかったってことなんだろうな。 泣いたり悩んだりする姿を書いて書いて書きまくれば、それで心を描いたことになると思っていたんだな。 夢伐戦記のほうにも、人格の一貫性が感じられないという批判がきた。 ああ。やっぱり私はキャラクターを「ストーリーを進めるための、都合のいい道具」として扱っていたのか。 私は恥ずかしいよ。 とにかくあまりにも衝撃的な意見だった。 しかし、自負を叩き潰されるのは最高にエキサイティングな体験だった。 読み終わったときには「ああなるほど、それは落選して当然だ」と思っていた。 まあとにかく今回の落選は、私の思い上がりを木っ端微塵にするために誰かが与えてくれたチャンスなんだと思う。 そのチャンスをくれた存在に感謝したい。 こういう厳しい批判をしてくれる人にも感謝してる。 総統暦はとにかく全面的に書き直したほうがいいらしい、と今では思っている。 だからこれよりも先に別の奴をどうにかする。 まずは「CHAIN」だ。次の土日あたりに、部分公開できると思う。 悲劇的な場面が先にあるんじゃない、人間が先にいるんだ、そう思って書こう。ぜったいにわすれちゃだめだ。 あと250日。 なんか交通安全週間なので東京中が白バイだらけです。どうにかしてください。 |
……って。ええっ? ない! 「総統暦111年」のタイトルがない! 落ちてるー! そんな、まさか1次選考で! 以下は2ちゃんねるの反応。なお、330番は本物のペンネームC。
結果はこれだ。 恥ずかしくてしょうがない。 一体なにがまずかったのか。 やはり「ペンネームC」というペンネームで応募したのがいけなかったのか。 たぶん違うだろうと思うけど、まあペンネームについては別に用意するべきだったかも知れないな。 「吉祥だるだる」が許されるんだから別にいいじゃん、とも思うが。 まあ冗談はさておくとして。 一次落ちってのは「とにかく基本的なところで欠陥があり、小説として読むに値しない」って評価だよな。 どういうことだ。 そう思って読み返してみた。 ああ、なるほど。同じ表現を連続して使っていたり、とにかくコロコロと「視点」を変えていたり、これは確かに「小説講座」みたいな本で禁じられていることだよな。基礎ができてなかったんだな。 うん。わかった。少しだけわかった。確かに、欠陥が多い。それに自力で気づけなかったことがそれ以上にまずい。 これは勉強の機会だ。 もう「信じられない」なんて言わない。 私の眼は確かに曇っていた。それだけのことだ。その眼を開くチャンスを、この賞は与えてくれたんだ。 まだまだ「総統暦111年」には私の気づいてない欠陥があるんだと思う。 みんなにお願いがある。「総統暦」の批評が欲しい。少しでもあの作品をマシなものにしたい。もちろん次回作も書くけど、これだけ重大な欠点に気づいていなかったとなると、その次回作も望み薄だ。まずはこの問題を解決しなければ。 一つだけ納得いかんことがある。 「さらば牛肉」ってタイトルは何だ。どんな話だ。 わたしゃそんなふざけたタイトルの作品に負けたのか。 読んでみたいぞ、「さらば牛肉」。こうなったら実物を拝まずにはいられん。 実際インパクトはあるよなー。 もしかして狂牛病の話? いや、そんな当たり前の内容ではあるまい。 読みたいぞ、「さらば牛肉」。 なにはともあれ。 一度や二度の落選で諦めてたまるか。 免許が奇麗になるまであと251日。 |
9月22日 昨日は疲労と眠気のため日記書く前にねちゃいました。ごめんよー。 今日も、いまいち体調がすぐれない。 やはりコンピュータウイルスが感染したのでしょうか(笑)。 「スクライド」というアニメを見た。 「リヴァイアス」のスタッフが作った新作、超能力アクションだ。チャンピオンで連載している漫画版は読んでいたんだが、アニメ版は見たことがなかった。 私は黒田洋介好きだし。トライガンもリヴァイアスも面白かったからね。これも見なきゃ。 ……。 うん、キャラが存在感あるね。特に主役以外。エキセントリックで大げさな言動のキャラを演出させるとうまいね黒田洋介は。 いや等身大の人間が描けないわけじゃないんだよ。 でもあのスーパーピンチの能力っていうのは、あれはマジなのか何かのギャグなのか。 わたしゃ口をぽかーんと開けたよ。それから、むやみに笑いがこみあげてきたよ。映像に気合いが入っているからこそ。 あ、でも私の「夢伐戦記」に出てきそうだよな、あの能力は。 フルメタのアニメもテロの影響で延期かー。 賀東さんとしては「この作品はテロを賛美・正当化するような内容では決してなく、むしろそのような行為を断固拒否し、それに敢然と立ち向かう人間の姿を描いたものである。だからこれを放映することは正当である。不謹慎などではない」と堂々と主張したいんだろうが…… どうしてそれが認められないんだろう。 差別問題なんかは、「この作品は19世紀を舞台にしているためアメリカ原住民をインディアンと呼んでおりますが、差別的意図はありません」「作中に差別用語が使われますが、これは差別に立ち向かう主人公の姿を描くために必要なものであると考えました」とか、そういう注意を書いた上で作品発表することがよくあるよな。この問題もそんな風に処理できないのか? 結局のところ、その作品、その表現がどれだけ見ている人の心を傷つけるか、なんてのは調べようのない問題(数はともかく、傷ついた深さなんてどうやって比較するんだ)だ。書いている人間が想像力を発揮して、気遣って書くしかないんだけど、でもフルメタはそのへんの配慮が足りない作品ではないと思うよ。 ああ、確かに毒はある。 単に学校で爆弾や銃がどかどかいうから、というだけじゃない。 パンの話はシュチュエーションが現実的過ぎてやばかった。わたしは現実のイジメを連想した。 球技大会の話は、生徒会長が言った「すべては自分の責任だ。しかしこの社会の人々はそれを忘れている」という言葉がキツすぎた。 話の出発点からしてそうだ。宗介が日本の平和な社会を理解できずにトラブルをひき起こすのは、あまりにも平和を当たり前なことと考えている今の日本人に対する皮肉だった。ドラマガの読者がそういうことを感じているかどうかは不明だが、以前私がフルメタの公式サイト掲示板にいた時の印象では「現代の日本に対する問題意識をもって、その問題意識と関連づけながらフルメタを読んでいる人もいないわけではない」。 それに不愉快さを感じる人間がいないとは言い切れない。 しかし、その毒は面白さの根幹だよ。フルメタをただのロボット物、ただの学園コメディでなくしているのは、ある種挑発的ともいえるそのメッセージだ。 だから今回も同じことなんじゃないかな。 つまり、テロを連想させるシーンをカットして放映するとかそういう安易なことをやらないでほしいな、ということ。 あと253日。 |
9月20日 なんでも新種のコンピュータウイルスが蔓延してるらしいので、それについて書こうと思ったのだが…… 知識がないのでかけません。ははは。 以前テレビ局かどこかに問い合わせの電話がかかってきてさ、 質問者「息子がコンピュータばかりやっています。コンピュータウイルスに感染しないでしょうか?」 回答者「担当のものに訊かないとわかりません」 (実話) というやりとりがあったらしいけど、いまでもそういうトホホな勘違いはあるのかな。 「パソコンを立ち上げてください」と言われてパソコンを縦に起こして「立ち上げました」とか。 「パソコンの環境を整えてください」と言われてパソコンを掃除したとか。 「入力してください」と言われて画面をぐいぐい押したとか。 でも、あんまり笑ってられないよな。私の知識だってほんとに詳しい人から見れば大差ないし、知らない分野に関してはこれと同レベルの壮絶な勘違いをやってるんだろうから。 アフガニスタンはラディンをひきわたすのか? 本気でアフガンを攻めるとなると大事だよ、ソ連だって失敗したんだよ。 なんか『宝島』で「ペンタゴン突入を阻止できなかったとは信じられない。これは戦争したがってるアメリカがわざと『阻止しなかった』のではないか?」とか書いてある。 うーんどうだろう。まあ、そういう自作自演で戦争の口実を作るってのは状況によっては考えられないこともないけど、今のアメリカにはそんなことやったってメリットはないと思うけどなあ。どう考えてもリスクが大きすぎるし。 映画とはビル爆破ゲームとかが「遺族の感情を考慮して」公開延期とかになってるな。 フルメタのアニメとかも影響うけたりしないかな。 こないだ2ちゃんねるで「このテロはフルメタを妨害するために行われたものに違いない」とか冗談言ってる人がいたけど。 まあ実際、「宗介はかつてアフガニスタンのイスラム・ゲリラだった」という設定は変更されちゃうだろうなあ。 まとまりがないのう。 こないだ言ってた新作の小説「鎖の世界」は「CHAIN」とかそういうタイトルにかわりそうだ。予想より長くなりそうである。まあ最初の予定より短くなるということはなかなかないのだ。 あと255日。 |
9月18日 仕事で青山のとある会社にいった。 赤灯回したパトカーがその近辺をひっきりなしに往来している。 やたら社内の雰囲気がぴりぴりしてる。 警備室でのチェックも普段より厳重だ。 ? と思っていたのだが。疑問は社内放送でとけた。 「本日2時ごろ、外部より『このビルを爆破する』という予告が……」 は、はううううー! 「現在のところ爆発物等は見つかっておりませんが……」 結局爆弾はなかったようだ。いたずらかな。 中には何百人も避難した会社もあったらしいね。 いたずら電話一本でこれだけ業務を混乱させ、人に恐怖を与えることができる。 しかしまあ、本物じゃなくてよかったと考えるべきかな。 今日はホテルの類にも行ったのだが、みんな「うちがやられるんじゃないか」と緊張している。 昨日にひきつづき2ちゃんねる。
あと257日。 |
9月17日 プロバイダ変更の件。そうかDTIはクレジットカードが必要なのか……まずカード作ることからはじめないとなー。 以前審査におとされちゃったからなあ。今は大丈夫かなあ。ふうむ。ってなわけで、どこにするかはまだ決まってません。いつ変更するかも。 ここしばらく、いろいろ創作系サイトを回っている。 私はいままで、他の人の創作系サイトはそれほど行かなかった。向こうからは来てくれるのに行かなかった。とても不義理なことだと自覚しているのだが。 それほど面白い創作小説に巡り会わないのが最大の理由。 逆にいえば、これは「私のだって外から見ればこんなふうに見えてるんだろう」ということでもある。そう、作者の目は「思い入れ」という魔物のせいで曇ってるからね。 そのへんのずれを勉強したくて、それから、他の人達はどんなことを考えて創作してるのかもう少し知りたくなって、創作サイト巡りを活発化することにした。 創作サイトの人達は、やっぱりアメリカのテロ事件についても「正義とは何か、主観的な正義はどこまで認められるべきか」「復讐は殺人の動機として認められるか」「遠く離れた他人の死を哀れむことは偽善か否か」などと、熱く深く議論を戦わせている。 きっと彼らはそれを小説にも反映させるのだろう。 私も……考えずにはいられなかった。自分の考えの浅さが恥ずかしくなったし。このテロについて、そしてこのテロを知ったとき私が何を思ったのかということについて、アメリカの反応、日本のマスコミの反応について、などなどをいろいろ考えた。 すると、一つの作品が頭の中ではじけた。ひらめいた。仕事でバイクを走らせている最中、あるシーンが浮かんできたのだ。そしてそのシーンに至るまでの粗筋がいっぺんに見えたのだ。 駄目だ。 もう、この物語は生命を得て、私の中で胎動をはじめてしまった。もう止められない。書きたい。この物語を書きたい。 心の中でどろどろたまったものを吐き出したい。このどろどろを、ただのどろどろ……暗い情念で終わらせないのが、小説家というか物書きの義務だ。 この話、書く。 悪いけど、「まーち」より先に。 長編にはならないと思う。一月くらいで上げられると思うけど。 タイトルは「鎖の世界」。(仮題) 「楽園迷宮」同様、未来史大系「永遠のシグナル」に連なる作品だ。「地球帝国」が革命戦争によって倒されてからしばらくたった後の物語だ。 それからもう一つ。 2ちゃんねる・ライトノベル板より転載。
これは応援してもらってるのかな。うん、応援されてるんだよね。嬉しいよ。 ああ、頑張るよ。 これでまた一つ、理由ができた。 まだ258日残ってるよ……今日もまた、白バイが獲物に食らいつく瞬間を目撃した。神経がまいるよ。 小説とは別に、更新予定。 セガセガ教団に救世主が降り立ちます。 |
9月15日 寝てしまったので昨日は更新できませんでした。でも一回さぼっちゃうとあとはもうずるずるといくからねえ。 プロバイダ変えないの、と言われて「うーむ」と調べた。 DTIとかどうかなー。いますぐ変えるつもりはないけどね。 いや決してサクラ大戦のグッズが欲しいわけではないです。本当です。 昨日友人に「お前は何のために『2ちゃんねる』に行ってるんだ? みたいなことを言われて、かなりショックを受けた。 そういえば、目的意識が薄れてきているのだ。現に書き込みが少なくなった。 本の感想を書くだけならこのサイトでいい。 人間と交流するという目的にはいまひとつ向いていない。 「2ちゃんねるのマナーをよくしなければいけない」なんて偉そうなことを考えていたが、すでにあそこには私より見識の深い、私より冷静な判断ができて礼儀正しい態度のとれるコテハン(匿名でない、名前のある人のこと)がいる。彼らは私のやろうとしたことを私よりずっと鮮やかにやってくれた。 私があそこにいなかった1ヶ月間、私がいた間よりもあそこ(ライトノベル板)は落ち着いていた。 私ごときに出る幕は、実はもうないし、「行かなければいけない」なんてのは滑稽なだけかも知れないな。 私はただ、ペンネームCの名前を売りたいだけだったのか? これからはただ名前を売りに行くのか。 それはあまりに寂しすぎる結論だ。 しかし…… そう思ってしまったからこそ、原点に立ち戻って、いろいろ考えることができた。 一番最初、なにを魅力的に感じたのか。 あそこは否定的意見を持った人とも意見交換が出来る。ハンドルネームつけてないから、あまり深い交流ができない(どの発言とどの発言が同じ人なのかよくわからん)のは残念だが…… ファンサイトには、基本的にその小説なりアニメなりに批判的な人は来ない。 サイトの雰囲気が悪くなるし、批判する側も「言ったって聞き入れてくれないだろう」と思ってるから。 しかし批判的意見の持ち主にも、よくよくきいてみると「なるほど!」と思わせてくれる人が多いのだ。 一から説明するのが面倒くさいらしく、あまり詳しくは教えてくれないことが多いのだが…… それでも、そこには眼を向けるべき何かがあると思う。本当にそう思う。 ファンサイトってのは基本的に「ここは好きな人が来るところ。嫌いな人は来なければいいでしょ」っていうスタンスなんだけど……違うんだよ。批判的なのは嫌いってのとは違うんだよ。 結局私は「耳を傾ける価値のある批判」に心ひかれたんだな。 もう少しよく考えてみよう。 恩を返したい、という気持ちもまだ残っているしね。 健康ランドで風呂に入ってきた。 夜中だというのに子供がいてびっくりした。 自販機でアイスを買ったら、2歳くらいの女の子が接近してきて、やたらいたずらをしてくる。服をひっぱったり、小銭をとろうしたり、スプーンとろうとしたり、アイスとろうしたり、私の周りを走り回ったり。 しばらく相手をしてあげたら、子供は泣き出した。 みんなの視線が集中した。 ち、ち、ちがう! 私はただ遊んであげていただけだーっ! 本当なんだー! その眼はやめろー! 結局、親に連れられて帰っていったからよかったけどさ。たぶん、親の姿が見えないことにふと気づいて不安になったんだろう。人見知りしない子供だったけど、やっぱり知らないオジサンより親のほうがいいよな。 あと260日。 |
9月13日 カンザキ様、バナーありがとうございましたーっ!!! イラストまでいただいちゃいましたーっ。はうー! 近いうちにイラストもかざっちゃいますよおっ。 男がやっても怖いだけです。 世の中には「語尾に『うぐぅ』とつけてしまう」という男がいるそうですが、幸いなことにまだ遭遇したことはありません。 でも私は以前、「失礼します!」と言うべきときに「失礼するです!」と言ってしまったことがありました。 同類です。 決して私はメイドロボ萌えではないのですが。 どっちかゆーと、くるみよりまほろさんがいいです。 貧乳だし。 「えっちなのはいけないとおもいます! ガミガミ」と叱られてみたいです。 せっかくもらったのに今日はもう遅いので大きな改装ができない……ここんとこ睡眠不足で、今日なんか首都高走ってる最中に睡魔が精神攻撃かけてきたよう。少なくとも2秒くらい意識を失っていたよう。なんで生きてるのかな私は。 昨日のは冗談にしても失礼すぎた。 死んだ人達と、その家族、友人に謝りたい。すまなかった。 この件についてニュースをきいたり掲示板の書き込みをみたりしているうちに、ひとつ疑問を感じたことがある。疑問はやがて恐怖にちかいものにかわっていった。 このテロ事件は確かに、世界史に残るだろう大事件だ。 でも。 昨日は「これでもう幼女誘拐は取り上げられなくなった」と書いたけど。 実際にはマスコミでとりあげられなくなっただけで、そういうことをやった奴がいるという事実はけっして消えないし、罪も消えないし、忘れていいはずがないんだよな。 それだけじゃない。手錠掛けられて死んだ中学生も、歌舞伎町で死んだ焼け44人も、包丁でめった刺しにされた小学生たちも、ククリナイフで殺された三軒茶屋の警官も、みんな同じ命だし、それより前、ネオ麦茶やてるくはのる、サカキバラや仙台の通り魔に殺された人もそうだ。 殺人事件を持ち出す必要はないかも知れない。日本だけで年間1万人以上の人が交通事故で死んでいる。3万人の人間が自殺している。そこには、私なんかには到底想像できない苦しみがあったはずで。それは、このテロ事件で殺された人達と全く等価であるはずで。 それなのに、ほんの少し時間がたっただけで。もっと大きな別の事件が起こっただけで、かき消されてしまう。世の中から忘れ去られて、どうでもよくなってしまう。 いいはずないのに。 隠されてしまうんだな。 まるで、上書きされたかのように。 それを怖いと思った。 だからそういうことも覚えていなければいけないんだ、と思った。忘れてしまったら、百人千人の死に比べれば一人二人の死などどうでもいい、という考えを認めたことになる。とりあえずその場さえごまかせば、自分の知らないところで何がどうなっていようと忘れていい、という考えを認めたことになる。それが怖い。 あと262日。今日はひとまず寝よう。 |
9月12日 ブッシュ大統領、吼える吼える! これはもはや戦争状態である! 正義の戦いである! 必ず正義は勝利するであろう! ってか。 彼はたぶん嬉しいんだろうね、本当は。 アメリカは、これをやらかしたテロ組織を潰すだろう。そこから先、国対国の戦争にまで発展させるのか? その件についていろいろな人の意見をきいてみた。 「割が合わない。戦争は本当は利害関係で起こるものであり感情では起こらない」 「いや、国民感情を考えれば米国は過剰なまでの報復を行わざるを得ない。それは湾岸戦争やユーゴ空爆を遙かに上回る熾烈なものになるだろう」 過去の歴史を見る限り前者の意見が正しいように思える。 でもアメリカという国にかぎっては後者のような気がする。 アメリカは良い意味でも悪い意味でも民主主義国家だ。あの国は論理的な分析ではなく、政治家の野心や欲望でもなく、国民の叫びで動いている気がするのだ。 昨日の時点ではここまでのことだと思ってなかったけど、考えてみたらアメリカ本土が「航空攻撃」を受けたのは史上はじめて(日本軍によるごく小規模な物はのぞく)だよ。それも国家の象徴とでも言うべきものを破壊されたんだよ。数千人の死者を出して。 普通の国民なら復仇を叫ぶだろう。 今回のテロを支援した国家、まあ今のところアフガニスタンと言われているが、そこをアメリカが叩き潰すだけならまだいい。 他の国がからんでくるようなことだけはかんべんしてほしい。 私が頼んだってどうなるもんでもないが。 とにかく戦争に備えて缶詰でも買っておくか。 2000年問題の時に買いだめした奴がまだ山ほど残ってるんだけど。 みんなはこの事件についてどんなことを言ってるだろう。いろいろなところを巡回してみた。 「とにかく亡くなった方の冥福をお祈りします」 いい人なんですねえ。自分の心がいかに汚れきっているか思い知らされました。 「アメリカが過剰反応しないことを祈ってます」 私も祈ってます。だからといってテロリストの肩ももてないのが辛いところです。 「日本に影響がないんでしょうか」 あるかも。っていうか間違いなくあるでしょう。怖いっす。 「現実がフィクションを超えましたね」 サリン事件のときにも言われましたが……そうですね。 「アメリカにも非はある。いや、アメリカが悪い。テロリストはよくやった」 さ、さすがにそれはちょっと。軍艦に対する攻撃なら、私はまだしもやった側を擁護できたんですが。 「パトレイバー2みたい! すげえ! かっこいい!」 言いたいことは非常によくわかりますが、さすがに不謹慎だと思います。 では、これらすべてを上回る極めつけの不謹慎発言をご紹介しましょう。 「ああよかった。これでもう幼女誘拐どころじゃないぞ」 すいません、これは私がちょっとだけ思ったことです。 結論。 ペンネームCはひでえ奴。 免許が奇麗になる日まで263日。それまで人類が存続していますように。 |
9月11日 台風はなかなかすごかった。首都圏直撃だからねえ。 でも無事に帰ってこれた。よかったよかった。 ところがアメリカで、台風どころでない出来事が。 飛行機がどーんどーんと体当たり。大統領はテロと断言! おいおい。 もうネット上は大騒ぎだ。すわ戦争かと。 以前コンバットコミックで、これからの戦争は国家対国家ではなく、テロリスト対国家が主になるだろう、それも民族主義団体や共産主義セクトによるものではなく、「社会に悪意をもった一個人」によるものが多発するだろうと書かれていた。実に簡単に世の中を騒がせることができると実感した人々は喜々としてテロを起こすだろうと。 実際にテロの件数が増えているのかどうかは統計をとっていないからわからない。 印象でものを言うのは実に危険だ。よく言われる「最近になって、少年が理解不能な理由で殺人を犯すようになった」というのも風説に過ぎない。実は昔から同様の事件はあったのであり、今の子供たちが特別に残虐であるとか倫理観をもたないと言い切る理由にはならないのだ。 だからテロに関しても同じことがいえるかも知れない。 結局この事件を誰が何の目的で起こしたのか、それはまださっぱり判らないわけだし。情報混乱してるし。いちおうイスラム系の人達だって言われているけど。こういうのは後からひっくりかえるものだから。 ただ、これが戦争にまで発展するかどうかはさて置くとしても。 これから日本でも、これほど大規模なものじゃないがテロが続発するんだろうな、とは思う。 日本の場合、政治思想とか民族主義なんかが理由じゃない。宗教でもない。もっとずっと卑小な目的だ。 人をたくさん殺したら有名になれるから。アメリカのあれみたいに大ニュースになるから。たぶんそんな理由だ。 サカキバラをバスジャック事件の犯人が英雄視して追随したように、この事件に関しても「すげえ」としか思わない人がいるんだろう。 いや、そんな偉そうな書き方なんかできない。私だって、あそこでは現実に人が死んだんだと自分にいい聞かせ続けなければ、そう思ってしまうかもしれない。ビル崩壊の映像を見て「すげえ。かっこいい。映画みたい。ざまー。もっと死ね」と、私は絶対に思っていなかったのか? 神に誓って言い切れるのか? 自分の中にも外にも警戒しながら生きようと思った。 ちょっと雰囲気的にギャグが入れられなかった。 あと264日です。 |
9月9日 アパートから追い出される心配が当面なくなった。よかったよかった。 しかし新たな危機が迫りつつある。台風である。こわいよー。 鷹見一幸「時空のクロス・ロード3 バースデイは永遠に」(電撃文庫)読んだ。シリーズの完結編だ。面白かったよ。もともとこのシリーズは大好き。これの1巻は、今まで読んだ中で5番目くらいに感動した本だ。まず1巻を読むことをお薦めする。一巻が一番泣ける。 ただ、文章は下手だと思う。とにかく平板で、説明が書いてあるだけという印象。 でも台詞を通じてキャラクターの熱い心は十分に伝わってくるから、まあいい。この人は脚本向きだな。 ある意味非常にありきたりではあるけど、でも、忘れかけていた大切なものを思い出させてくれる物語だ。 がんばらなきゃ、という気になる。 吉田直「トリニティ・ブラッド」(角川スニーカー文庫)はパクリか否か、そもそもどこまでやればパクリなのか、という話もしたかったのだが、長引きそうなので今日はやめましょ。 「天才! 松戸才子まーち」第3話書き始めた。 さて。雨にも風にも耐えて、あと269日間がんばるぞーっ。 |
9月6日 今日は雨が降るという話だったのに降らなかった。 うーん。いまかいまか、よし来るぞ、もうすぐ来るぞカッパ着用オッケー! ってな感じで走ってたんだけどな。 まあ逆よりはマシか。 口内炎が4つも出来た。おかげで飯が楽しくない。 こういうのができるのは疲労のせいらしい。あと食べ物のせいだという話もきいた。ふーむ。もう少し夜更かしを控えよう。事実、今日なんかは眠くて眠くて仕方なかった。バイクから降りて椅子とかに座ったとたん眠気が襲ってくる。 私は最近あまり2ちゃんねるに行かなくなったにも関わらず、むこうの人達は私についていろいろ書いてくれる。ありがたいことだ。 こんなことも書いてあった。 えーと、9月4日の日記についてか。
はわわわわ! まったくその通りだあ! みなさんきいてください。わたしにはわり算ができません。どうやらLOOP王国の教育水準は「リヴァイアサン戦記」(徳間文庫 夏見正隆)の東日本共和国と一緒らしいです。やまただせんせいばんざーい。 ってなわけで残り9ヶ月、272日がんばります…… |
9月5日 仕事の帰り、新宿歌舞伎町に寄ってきた。 火災現場の前も通った。 ビルの前は青いシートで封鎖され、警官が立って野次馬たちににらみをきかせていた。 しかし野次馬たちはそれをものともせずに近づき、ある者はビルを見上げ、ある者はビルの写真をとっていた。供えられた山のような花束の中に、ひとつだけぬいぐるみが混ざっていたことが印象的だった。 さて。例の誘拐犯が「アニメの主人公になりたかった。ヒロインが欲しかった」とか言ってるらしい。 ああ。 これじゃ「アニメ・ゲームの悪影響」論者に何も言い返せないじゃないか。 本人は何を考えて言ってるんだろう。 「アニメに影響されてやったんだから自分のせいじゃない」ってことで罪を軽くしたいのか? だとしたら……あなたは私にとって許せない存在だ。 嘆いてばかりしてもはじまらない。こうなってしまった以上、口でいくら「違うんです。アニメファンとか萌えキャラ好きはあんなのばっかりじゃないんです」といっても伝わらないだろう。むしろみっともないだけじゃないか。 あの二人はオタクの面汚しだと思うが、しかし彼らと我々が(私が、と限定してもいい)似たようなものと思われるのは避けられない。できるだけわかりやすいレッテルを貼るのはやっぱり習性だし、その気持ちは分かるから。 だから私は、自分で犯した罪でないとはいえ、罪をつぐなうような気持ちで生きなければいけないんだろう。 この事件で一気に悪化するだろうイメージをうち消せるような行き方をしなければいけないんだろう。 良いことをしたから悪いことをうち消せるなんてのは偽善だと思うが、偽善でもないよりはましだ。 あと273日。 |
9月4日 こないだ不整脈が出ているといわれちゃったので、今日は仕事休んで病院に行ってきた。 別に異常はないらしい。病気でなくてもたまに不整脈が出ることはあるんだってさー。 「よかった」と安心すべきか「無駄な金使った」と思うべきなのか。 前者にしよう。 休んだおかげで更新もできたことだし。 やっぱり小説サイトなんだから小説更新しないとね。 しかし「夢伐戦記」書いてて面白くないなー。第5章なんてあれだけ分量があって(原稿用紙で80枚!)たったあれだけの内容。なんつーか、やれやれだ。そもそも、すでに夢伐戦記は合計230枚くらいあるのだが。多すぎ。あと100枚かそこらで話をまとめなければ新人賞には送れない。どうしろってんだ。 以前の私がこの話を放り投げた理由がわかった。 しかし、とにかく完結はさせよう。 楽園迷宮の更新については、以前掲示板で突っ込まれた点の改善だ。どのへんを直したのかはネタバレになるから言えない。 さて、次は何を書こうかなー。やっぱ「まーち」かなー。楽しみだなー。 さて。おととい日記に書いたことの続き。 といっても、「これだ」という結論は出ていなかったりする。 「アニメ・ゲームだけを悪者にするな」というのは簡単だけど、悪者にしたい理由というのがなにかあるはずだよな、ということを考えてみたいわけだが…… 以前「RPGなんかこわくない!」という漫画の中で山本弘が言っていた「時代劇なんかもバタバタ人を斬り殺しているのに誰も残酷だとか見ていると殺人犯になるとか言わない。見慣れたものだから」という台詞がひとつの答えなのかなー。 あまりにも身も蓋もないな。 私も以前、「ラグビー部がレイプ事件を起こしたことがあったのに、どうして『ラグビーなんかやってるからだ』とは誰も言わないんだろう? アニメ好きであることと幼女誘拐をこじつける詭弁をもってすれば『ラグビーはレイプ願望を表したものだ』と断定することなどたやすい」と言ったことがある。 今でも不思議に思ってるぞ。 やっぱりラグビーは普通の人間にとってアニメより遙かに近しい、ありふれたものだからか。 数の上では大勢力だと思うんだけどね、オタクも。 我々の趣味をもっともっと普通の人に知ってもらえばいい? いや、その通りだと思うんだが、現に普通の人達は知ろうとしない。 我々の努力不足と言われればそれまでだが。 だめだー! ちっとも深く掘り下げてないー! この問題は今後の宿題! あと274日がんばるぞーっ! ふう、つまりまだ2ヶ月しか経ってないのか。 |
9月2日 私のライバルの一人・秋口ぎぐる氏のサイトが閉鎖されてしまった。 勝ったな。 いや、ライバルだなんて誰一人言ってなかった気もするが。 どうも週刊誌というのは信用できん。根拠その1。 頼むからちゃんと調べて書いてくれ。 まあSPAみたいにオタク系の情報にも強い、少なくとも調べて書く雑誌もあるわけだが。あそこの雑誌には、「犯人は女の子に『ナデシコ』のルリルリのコスプレをさせて『バカばっか』と言われたかったのではないか」とか書いてあって……はややや。違う意味でぶっとんでるんだよなー。 趣味と人格の結びつきなんて断定できないことだし、人格と行動だって直結してるわけじゃないと思うよ。だから犯人がKanonやってようと、神風怪盗ジャンヌの本(あれは何だろう、写真で見た限りアニメのムックかな)もってても、G−GENERATIONをやっていたとしても、セリオの抱き枕をだっこして寝ていたとしても、それと犯行を結びつけるのは無茶だ。しかもどうして、アニメやゲームのような趣味だけが。 というのは今まで何度も何度もいってきたことで、新しさが全くない。 だから逆のことを考えてみよう。 どこかに理由があるはずだ。なんで彼らは、無理矢理にでも、ゲームやアニメのような趣味が犯行の原因であると主張したがるのか。 うーん…… 昔、豊田恒常というSF作家が「新聞で教師の悪口を書いたら読者の悪口を書いたら読者が何万人も減る。自衛隊の悪口を書いたらもっと減る。でもSF作家の悪口なら30人くらいしか減らない」みたいなことをどこかで書いていた。 30人はいくらなんでも嘘だが、ようするに「少数派で、敵に回しても大してこわくないから」だよな。 はあ…… 近々続きを書く。もっと深く掘り下げた奴を。 あと276日 |
9月1日 新宿で大火災が。 はややや。あの建物知ってるー。前をとおりかかったことならよくあるよー。歌舞伎町は映画館とかゲーセンとか飲み屋とかもけっこう充実してるんだよー。コマ劇場前のゲーセンで、コナミの「ザ・警察官 新宿24時」をやると臨場感有りすぎでこわいー。 死者40人以上か。 そうだよなあ、建物の構造によってはそういうこともあるよなあ。 まんがの森新宿店なんかも、階段が異常に狭いし、窓はふさがってるし、そもそも人口密度じたいがとんでもなく高いし、あそこで火事が起こったら同様の事態になるんだろうなあ。 なんか「放火説」「テロ説」とか出てきてますますこわいー。 三雲岳斗「ランブルフィッシュ 2」(角川スニーカー文庫)読んだ。 おお。これはかなり勢いがあるし、これだけキャラがいるのにちゃんとそれぞれが描き分けられている。どうでもいい魅力のないキャラ、「ああ、こういうの出しとけば読者はうけるんでしょ、はいはい」ってな感じで適当に作ったキャラがいない。どうして三雲さんは他の作品でこれができないんだろう。 アクションシーンもいいぞ。三雲さんお得意の「理詰めで戦いに勝つSFアクション」路線は絶好調。私も負けていられないね。 ただ、科学考証的にはどうか。主役メカの使う必殺技の原理がいまだに理解できなかったりするが。なんか意味不明のことが書いてあるとしか思えん。単に未来科学であるというだけでなく、我々が知ってる科学とは根本的に別の体系に属するのか。 うん、まあいい。総合的にみてレベリオンと同等以上の作品。今三雲さんはシリーズ3本も抱えているからペースは落ちると思うけど、でも早く続きが読みたいなあ。 あと苦笑した部分もあった。 61ページより引用。 「だが……才能なんてものは、未来と同じだ」 「……未来?」 「恐ろしいのは、それが未だ現れていないからだ。ひとたび姿を見せてしまえば、それがどれほど希有な才能であっても、もはやただの現実にすぎない。乗り越える手段は、無限にある」 三雲さん。あなたはいつから上遠野浩平になったんですか。 上遠野浩平で思い出したんだけどさ。 今度ドラマガ増刊に載るっていう、上遠野浩平の新作「しずるさんと唐傘小僧」。病弱な美少女安楽椅子探偵・しずるさんが出てくるらしいが。うん、上遠野ミステリは「紫骸城事件」が面白かったからけっこう期待。 問題は、そのしずるさんとやらが眼鏡をかけているかどうかである。 かなり眼鏡くさいキャラだと思うがみなさんはどう思うね? 仮にかけていたらかなりいいだろうな。萌えだろうな。 かけていなかったらどうするかって? いまやあなたは僕らの敵だ。 激しく話題が分裂しつつ、今日はこのへんで。 あと277日。 |