四日目前半

 

この日目が覚めたのは5時頃。

ただし、自分でじゃなくて雨の音でだったりして(笑)

やっぱり昨日コンビニでおねぇちゃんに聞いたように晴れなかったか(T_T)

すこしへこみながら寝袋の中でうだうだしてるとあっという間に6時に。

どうしてこうしてまどろんでる時の時間ってすぐたつんだろねぇ?(笑)

ま、それはともかくフェリーの出航時間が08:30頃だったから起き出す。

んだけども、まだ出かけない。

ちっとでも雨が止んでくれることを期待したんでね(笑)

(ちなみに起きた時点で既に五人中二人は出発した後。

だから「キャンプ場では」ろくに話せなかったんだよね)

雨の中で飯を作るわけにも行かずしばらく景色を眺めてたりしたんだけど、

一向に止む気配を見せなかったんで、いよいよ腹を決めて7時頃出発。

 

途中のコンビニで飯にして、フェリーターミナルに着いたのが07:40頃

だったかな?

チケットの手配を済ませてからしばらく外で時間がくるのを待ってると、なんと

昨日のフェリーで一緒になったエストレアさんが到着。

昨日の話とは違ってたんで不思議に思って

「あれ?今日は利尻を一周するんじゃなかったんですか?」

って聞いてみれば、もう一周してきてしまったとのこと。

早っ(笑)

おまけに次の便で礼文にわたるそーな。

大分予定が変更されてるなぁ。

でも気分ひとつで予定をいくらでも変えられるのが、バイクでの一人旅の

面白さでもあるしね。

むしろそうこなくっちゃって思ったよ(笑)

思いもよらぬ再会に嬉しくなってそれからしばらく話してたんだけど、無情にも

あっという間に乗船準備時間に。

名残を惜しみつつ別れたよ。

 

さて、エストレアさんと別れてバイクの待機場所に行くとすでに3人ほどいる。

しかもそのうち2名は昨日のキャンプ場にいた9Rさんとホンダさん(車種は

分からなかった(^^;;650ccクラスの結構古いタイプのバイクだったなぁ)

早く話しかけたかったけど、なんせ雨降ってたからメット被ってる状況な訳で。

この時は全く話せなくて黙って並んでたなぁ。

と言っても待ち時間はほとんど無し。

すぐに乗船でしたな。

 

すぐ近くの場所にほぼ同じ時間に停める訳だから、自然と客室(って言っても

部屋にはなってない)に行くのも連れだって。

ところが前記の9Rさんとホンダさんと私だけで、もう一人は離れた所に行って

しまったため、彼に関する記憶はなかったりする(^^;;

まぁともかく、昨日同じキャンプ場に泊まった3人で同じ場所に陣取る。

そしてここからツーリングライダー同士の馬鹿話が始まるのであった(笑)

いや、もうホントにライダー同士らしいバカな会話ばっかしてたなぁ。

一例を挙げると、私、乗船者リストを乗船時に船員さんに渡してなかったのね。

んでその事を言うと

「あぁ、じゃもしこれでこの船が沈没する事があれば「身元不明者」になる事

は確実だね」

「今日天気悪くて海が荒れてるからちょうどいいし」

「大丈夫。今日観光バスが沢山乗り込んでて人が沢山いるから、どうせ何人

かはそうなるって」

「あぁ、そりゃそーだ」

とかいって馬鹿笑い。

うん、ツーリングライダー(笑)

特に9Rさんとは色々な話をしたなぁ。

実はしばらくの間ではあったけど、あまりに近くにいたおばちゃん達がうるさい

のに辟易して私と9Rさんは甲板に逃げ出したのね。

(近くに若いオトコ(爆笑)がいるのが嬉しかったのか(ヲヒ)やたらと話しかけ

られたりお菓子とかもくれたりした。そのこと自体は嬉しいんだけどね(^^;;

なを、ホンダさんは疲れてるからって言ってその場所で寝てた)

そこでロシア系のないすばでぃなお姉さんを発見して大喜びしたりとか(笑)

いや、ちゃんと真面目な話もしてたよ?(笑)

ツーリングに関する事とか北海道についてとか。

(もちろんホンダさんとも)

実は彼はほぼリストラされたも同然の状態で会社を辞めて、今回北海道に

来てるそうな。

「ちょうどいい機会だから3ヶ月くらい北海道回ろうとおもってさ。

気が向いたらもっといるけどね。

お金?

退職金があったしいざとなりゃ借金すればいいし。

帰ってからしばらくは真面目に働いて借金を返せばいいんだよ。

もちろん借金がなくなったらまた旅に出るよ。

それでまた借金作るかもしれないけどさ」

って大笑いしてたのが印象的だったなぁ。

「それじゃダメぢゃん」

って私も笑ったけど、目指す先っていうか先達なんだなぁって思ってた。

(憧れ、ではないよ?)

他にも彼の旅の話とか彼が出会った人の話とか、色々聞かせてもらって嬉し

かったなぁ。

 

他にも楽しい会話を繰り広げてるとあっという間に稚内港に近づく。

と、9Rさんがカメラを持って再び甲板に。

何事かと思って私も行ってみると、なんとカモメがフェリーのすぐ側に来ている。

(聞いた話に寄ると、乗客からもらえるお菓子とかを目当てにして、港の近くに

フェリーが来ると寄ってくるそうな)

「こりゃ私も撮らにゃーなるめーでガンスよフンガー」

とナゾの訛を交えてつぶやきながら(これが実話って辺りアホだなぁ(笑))

コンパクトカメラを持ち出して撮影。

う〜ん、動く物体を撮影するのって難しいなぁ(^^;;

それにしても昨日のR1−Zさんといい9Rさんといい一眼レフ使ってるのか。

なんだか欲しくなってきたぞ(笑)

ちょっと購入を考えるか……って話がずれてる。

ともかく撮影をしてるうちに下船準備の時間に。

相変わらずの雨天だったのでレインウェアを着込んでバイクの所に戻って別れ

の挨拶を交わす。

これから9Rさんは稚内周辺を回って一泊。

ホンダさんは網走の方面に向かうそうな。

お互いにいい旅を。

また何時か何処かで!

そしてアクシデントが待ちかまえる中編へと続く(笑)

 

追記

なを、バイクに戻ってから下船するまでにかなりの時間が掛かったダス。

観光バスが7台も乗ってて、先に降りるんだもんなぁ。

それにしてもこんなに観光バスが乗ってたんかい。

座れなくて、通路に新聞紙とかを敷いて座ってる乗客が多数いたわけだよ(^^;;

 

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