五日目前半

 

この日起き出したのは6時前後。

ホントは一回04:30頃起きてはいたんだけどね(^^;;

そして起きてみたならば両腕がちょっと筋肉痛。

こりゃ昨日の林道の影響だな。

ま、大して痛くもないんで問題なし。

何故か朝食を取らずに撤収準備に入り、出発したのは06:40ころ。

……ホントになんで食べなかったんだろ?(^^;;

覚えてないんで我ながら不思議だけど、おそらくは天気が良いから少しでも

早く走り始めたかったのかもね。

そう、この日は北海道に上陸して初めての晴れの日。

さぁ、行くぞ!!

「またどっかでな」とまだ起き出さないカブの彼のテントに向かって呟き

キャンプ場を後にする。

途中コンビニでご飯を食べてまず向かった先は天人峡。

そこにあるっていう7段になって流れ落ちる羽衣の滝ってのに惹かれて。

って言われても何処か分からないわな(^^;;

えとね、大雪山の辺りにあるんだけど、有名な層雲峡の山向こうにある

ところ。

っていうより旭川からちょっと南東って言った方が早いか(^^;;

そこまでの道は国道でもなんでも無い道なんだけど「いや、これ国道じゃない

って嘘だろ」ってな位広くていい道でねぇ。

おまけに山間で川沿いの道と来ればもう最高。

三日目にしてようやく天気の心配もなくなった事もあって、気分良く走って

行ったダス。

奇声をあげながら(笑)

到着したのは08:00頃。

駐車場からちょっと歩いて滝まで行ったんだけど。

いや、良かったよ、ホント。

うまく言葉に出来ないくらいにね。

写真も撮ってきたけど、写真でも伝えきれないと思うな、これは。

それでも敢えていうなら優美、かな。

ゆみ、ぢゃないぞ(笑)

とにかく豪快さよりも繊細さを感じたね。

ところが、ここにはもう一つ藪島の滝というのもあって。

時間の余裕があったんでそちらも行ってみる事に。

こちらは羽衣の滝からさらに奧にあって、しかもちょっとした山道になって

るんで行くのにそれなりに苦労したダスよ。

実際結構人がいたのにも関わらず一人も奧までは行かなかったしなぁ。

ま、お年を召した方が多かったからかもしれないけどね。

さて、ちょっと息を切らしながらもようやく辿り着いた藪島の滝はなんとも

力強い滝でしたな。

先ほどの羽衣の滝とは対照的にね。

もーとにかく水の量が多いわ、勢いがすげーわで圧倒的。

10メートルくらい離れても飛沫が飛んできたからなぁ。

つか滝の近辺はまるでちょっとした霧のようだったよ。

……ちょっと大げさかな(^^;;

なんにしろ優美な滝と豪快な滝の二つを楽しめる。

どこぞのキャラメルのような場所だね、ここは(爆)

ただ、そのためにはそれなりにしっかりした靴を履いてないと駄目だけど。

ちなみにこういう場所もあるから普段から履いてる靴は登山靴だったり

するんだな、これが。

 

ここを発ったのは09:00頃。

次に向かったのは有名な美瑛。

や、フェリーに乗ってる時に見たツーリングマップルに写真が載っててね。

その写真のように美瑛の丘を走ってみたくなったんだよ(笑)

まだ時間に余裕はあったからね。

で、ついたのは09:40頃で、まずなにしたかっていうと給油。

丘を探してる最中ガス欠になったら洒落にならないしね(笑)

ゆーことで、ようやくホクレンで給油し念願の旗をもらう。

うん、やっぱりこれがないとね(笑)

昨晩もらってはいるもののやっぱり自分でも貰わないとね。

ちなみにこの旗は本来一人一本なんだけど、隠して騙くらかして貰いました。

欲しい物の為には手段は選ばないぜ!!(をひ&大げさ)

まぁ、そんなこんなで満足のうちに給油が終わり(ヘンな表現だ)その後丘

を探し美瑛をうろつく。

もーホントに「うろつく」

地図見てどの辺りに丘があるのかだけ調べて、その辺りを適当にね。

「丘を探してうろつく」ってヘンに思うかな?

んとね、分かり易く表現するなら「浜辺でお気に入りの場所を探す」のと同じ

ような感じ。

「浜辺」は分かっても「お気に入りの場所」は地図に載ってないでしょ?

そゆことね。

なだらかな丘陵地帯を気の向くまま感じるまま。

地形と道の方向をみて勘を働かせ適当にうろつき、しばし後に写真で見た

ような丘とそこを走る道を見つける。

うっし。

見つけたからには行くベシ!!

つーか行く為に探してたんだから行くしか。

ゆー訳で突入〜。

「おぉ、この走ってるトコを写したらカッコイイぞ、きっと」

なんぞとすっかりご満悦でかなりナルシーってたんだけど(笑)それは実は

表面だけ。

何故か。

……未舗装路なんだよ(汗)

いや、ここはだからこそ良いんだけど走るのはやっぱ怖いのよ。

元々そういう道を走るようには出来てないオンロードマシン(しかも高速

クルージング向き)だし、何よりオフ車でも未舗装路を走り慣れてないから。

とゆーことで、心の奥底ではかなり緊張しつつ、でも楽しんでたなぁ。

やっぱいい景色の中を走るってのはいい、よね。

ちなみに、ですな。

丁度麦が穂をつけてまして、まるで某ナウ○カに出てくる「金色の野」の様

な景色が随所に見られたダス。

そしてなによりいい天気だし、ホント申し分無し。

たまにすれ違う仲間達と挨拶を交わしながら思う存分美瑛を走ってたダス。

さて、ここを離れたのは10:40頃。

もっと居たくはあったけど、今夜の室蘭発のフェリーに乗るんで、昼までには

旭川近辺から離れてないとまずいんでね。

道央道に乗るべく再び旭川に。

そしてその途中で旭川空港にすこし寄り道。

「旭川空港の裏を富良野に抜ける裏道は穴場が多いぞ」

と教わっていたんでね。

でも残念ながらどの辺りの事を指して言った事なのか分からなかったなぁ。

一応旭川空港の近辺をうろついては見たんだけどね。

やっぱ富良野に抜けないと駄目、かな?

ま、ここも次回のお楽しみ〜ってなんだか一杯宿題を作ってるねぇ(^^;;

やれやれ?

いえいえ。

「楽しみだなぁ」

ですよ。

これだけでっかい土地なんだから、何回も来てじっくり楽しまなきゃ(笑)

それに思わぬいいモノも見れたし、寄り道したのは決して無駄足では

無かったしね。

(何も無くてもそれはそれで無駄足とは思わないんだけど)

それは何かと言いますとだね。

なんだか前方に黄色いのが見えるなぁと思ってたら、満開のひまわり畑に

遭遇しまして。

ひまわり園か植物園かどちらかは分からないけど、とにかく凄かったなぁ。

そろそろ時間的にまずかったからさほど居れなかったけど、思わぬ発見に

気分高揚でしたな。

結果として移動日だった前日前々日に比べ今日は本来のペースで走って

るんで、こういうトコにも気づいたんだろうな、きっと。

今回駆け抜けた所もいずれじっくり見て回ろう、うん。

そんな事を思いつつ、昨日泊まったキャンプ場のすぐ近くまで戻り、そこから

道央道に。

さぁ、一気に苫小牧まで行くぞ!!

ってな所で中盤へ。

 

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