三日目(07/05)

 

02:00

起床。

昨夜のうちに北海道に渡っても良かったけど、予報じゃ雨だったし、

あんな時間に渡っても何も出来ないから、朝函館に着く便に乗ろう

と思ってね。

で、チケット買って乗船準備。

 

02:50

出航。

フェリーでは何してかったっていうと寝直したり地図見たり。

他に旅人さんらしきひとが見えなかったからね。

一人で過ごしてましたとさ。

 

06:30

函館到着。

いよいよ来たぜ、北海道!!

と言うわけで、まずは(?)温泉。

昨日お風呂いってないし。

幸い函館には朝6時から営業してる市営の温泉があるんでそこに

行く事に。

函館山の辺りにあるんだけど、行くまでに少し迷う。

しかしおかげで函館の街並みを多少なりとも見れ、ちっと興味が。

函館っておしゃれな街(死語)なんだね。

 

07:00

谷地頭温泉に到着。

露天もあり湯温もそこそこありぐっとですな。

それにしても地元の人と思われる人達も多数入浴。

皆さん朝風呂たぁ、ゆーがですなぁ。(お前は?)

 

07:50

温泉を出発。

この後は函館を適当に散策ゆーか流して走る。

その間に見た物。

・土方歳三終焉の地碑。

実は土方歳三はもの凄く好きな人物なのだ。

ゆー訳で看板見つけたんで行ってみたんだけど。

近くにビルがあるのにも関わらず静かで落ち着いたところ。

後は赤煉瓦街とか旧公会堂とかその辺を適当に。

外人墓地は見つからなかったなぁ。

なんにしろ思った事は、ここはゆくっり見て回ると結構面白い

かもとゆーこと。

夜景もあるし、今度一泊してもいいかもね。

キャンプ場は無いけど函館山の近くにライダーハウスもある事だし。

そして若者の街であると同時に老人の街でもある気が。

路面バスとか街並みが何となくレトロな感じを醸してるからね。

まぁ、そんな事を思いながら見て回った函館市内でした、と。

雨がぱらついてたから路面バスの線路を横切るのが凄まじく

怖かったけどね(笑)

 

09:30

五稜郭に到着。

ほら土方歳三好きだからさー(笑)

とはいえ想像出来た通りでただの観光地。

大したことねっスよ、ホント。

一応金払って五稜郭タワーにも登ってみたけどね。

ま、観光地らしく屋台がいくつか出来てたんで、そこで腹ごなし

が出来たのはありがたかったけど(笑)

 

10:15頃

出発。

道南を時計回りに一周しようかとも思ってたんだけど、地図を見る

限り今一そそられる場所が無かったので(これは後に勘違いで

ある事が判明するんだけど)それは止め。

洞爺湖には一回目の北海道の時の思い出もあるしゆー事で

そちらに向かう。

つまり函館からまっすぐ北上して海岸線を走り、長万部を抜け

今度は西に向かってひた走り。

しかしですな。

海岸線に出た辺りから予報通り(実はそーなの)雨が降り出し

長万部辺りで本降りに。

そして西に向かって走っている時には一時かなりの濃霧が。

しか〜〜〜〜し。

昨日の経験でもはや耐性が出来ているでござるよ、ニンニン。

ゆー訳でさほど動じるでもなく落ち着いてゆったり走行。

また長万部から西に向かって走る部分の230号って道がかなり

良くてね。

う〜〜ん、気持ちいいなぁとか思いながら走ってたダスよ。

霧の中を(笑)

そして

 

13:45頃

昭和新山に到着。

ホントは前にも来たところだし来るつもりは無かったんだけど。

ま、洞爺湖に向かう道の途中にあるしゆーことで立ち寄り。

ここで昼ご飯食べたり「相変わらず噴煙あげてんのな」とか思ったり

「(修学旅行らしき)ガキ共、騒ぐな!」とか思ったり「ここにも熊牧場

があるんか」とか思ったりしてたダス。

なを、この時点で雨は降ったり止んだりに。

降ってもホンの少しパラパラとかね。

 

14:30頃

出発。

時間もまだあるし洞爺湖温泉でも入るかとそちらに向かう。

と、噴煙が。

そう。

ここにはあの有珠山があるのだ。

というわけでというのでも無いけど、少しそちらに足をのばす。

……ってマジか?

ほんっっっっっっっっっとうに近いわ、これ。

洞爺湖って湖畔を一回りする道があるんだけど。

そこから、そーねぇ……200mってトコかな?

そんな距離に火口があるのよ。

そして二車線道路が完全に埋まり尽くすほどの灰。

もちろんかなり排除されているはずなのに、この量。

ちょっと慄然としてね。

本当に厳しい状況なんだなぁって。

それでもね。

それでもそれすら新しく観光名所としてしまうのってやっぱり

人間だなぁ、と。

良きにつけ悪しきにつけ、ね。

 

15:00

温泉に入る。

入ったのは「洞爺湖パークホテル サンパレス」というところ。

結構でかいホテルでね。

普通なら選ばないような所なんだけど、道に面したガラスにでっかく

「宇宙一の大浴場」とか書いてあってなかなか楽しそうだったのに

つられてね(笑)

で、入ってみた訳なんだけど。

ホントでかいわ、ここ(笑)

しかも温泉(か温水)プールまで。

実際の温泉もいくつも種類があって色々趣向を凝らしてあるし。

きちんと露天もあるしね。

なんとゆーか、三時間くらいここで遊べそうな感じ。

しかし。

しかし、だ。

私は多分もう行かないと思うよ。

確かにね、でかいだけあってサービスも行き届いていそうなホテル

だったしホテルマンの態度も充分だし、遊べそうな温泉だったけど。

求めてる物が違うから(笑)

なんとゆーか、風情がない。

でもそういう事よりも快適さを求めてるならお薦めかも。

ま、そうでなくても一回は行ってみるといいかもね、話のネタとして。

 

16:20

出発。

途中セイコーマート(マメ知識参照)で買い物をして

 

16:50

仲洞爺キャンプ場に到着。

まだシーズンに入っていないためキャンプ場にある管理棟はまだ

人がいない。

しかしその代わりにキャンプ場のすぐ前にある温泉の管理人さん

がキャンプ場のも兼ねてるのでそちらで。

でまぁ、手続きすべく温泉の建物に向かった訳なんですが。

そこである一人のおっさんに話しかけられる。

この人は車で旅してるらしい人で

「オレはこの先にある道の駅でテント張るつもりだけど、良かった

ら一緒に行かないかい?

あっちの方がトイレとか綺麗だし」

まぁ、誘いの言葉だね。

大抵こういう場合受けて一緒に行く事が多い私なんですが、今回

は断らせてもらったです。

何故か。

それはね。

さっきもちょっと言ったけどここが思い出の地で、しかもまさにこの

キャンプ場こそがその思い出の場所だから。

どんな思い出かちっと話すと。

初めて訪れた北海道で初めて泊まったのがここ。

そしてここで出逢った二人の旅人(大学生とおっさん)がメシを

自分で作ってるのを見て「カッコいいなぁ」と思ったのね。

そしてコンビニ弁当喰ってる自分が「カッコ悪ぃなぁ」とも。

そう、メシを作るようになったのはここでの出逢いがきっかけだった。

そしてもう一つ。

仲間と共に時間を過ごしたのも実はここでが初めてだった。

それまではキャンプ場で誰かと一緒になる事って無かったのよ。

特に上記の大学生とはよく話したなぁ。

でまぁ思い出ってのとはちっと違うかも知れないけど、さらに、だ(笑)

ここは温泉が目の前にあると言ったけど、実は私がかつて訪れた

時はまだ掘り出されたばかりの状態で、ホースがあるだけだった。

そのホースから出るお湯を大学生と一緒に浴びた思い出もあって、

当時「もうじきここに温泉施設が出来るよ」と言われた場所に本当に

温泉施設が出来てるとなんだか感慨深くてねぇ。

とまぁ、こんな思い出があるんでね。

北海道初めての夜を迎えるのにふさわしいかなと思ってさ(笑)

んで、手続きをとってテント設営。

完了したらすぐさまビールを一缶あけたり(をひ)煙草すいながら

のんびり過ごし。

 

18:15頃

温泉「木夢人(キムンド)の家」に行き一日の汚れを落とす。

キムンドと言うのは北海道に結構伝わる義経伝説に関わる人物の

一人で、近くに義経が満州の事情に詳しいキムンドに逢おうとした

滝がある事からこう名付けられたんじゃないかと。

その名は「キムンドの滝」

そのまんまですな(笑)

なを、ここでの伝説はキムンドは会ってくれず義経は失意の内に

さったと言う事で締められてます。

温泉から上がってキャンプ場に戻った後は、ひたすら音楽聴きながら

ぼんやり。

 

20:00

ようやくメシ開始。

なんでとっとと食べなかったかというと、だね。

 

20:45

対岸にある洞爺湖温泉で花火開始。

まぁってました〜〜♪

そう。

これ見ながらメシ(というより酒)にしたかったからなのだ(笑)

(洞爺湖温泉は4月頃から9月まで毎晩ロングラン花火という

のを例年やってる)

まぁ、対岸だけあってかなり距離離れてるからよく見えるものの

小さいんだけどね(苦笑)

それでも花火みながらここでの事を思い返したり、これからの事を

想ったり。

そんな風に北海道最初の夜は過ぎていって

 

22:00頃

就寝。

おやすみ〜〜。

なを、この日までの総走行距離はえ〜〜っと……不明(笑)

いや、この日はどうもメモするのを忘れたらしくて(笑)

まぁ、大したことじゃないからいーやね。

 

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