さあ、いかがでしたでしょうか。
バカバカしいと思われた方も沢山いらっしゃることでしょう。でも、例えほんの一部の方でも「そうだ、介護保険も制定されたことだし、あの世におカネを持っていけるわけでもないし、そろそろ思いきって使ってみようではないか」と思われた方もあるのではないでしょうか。
少なくとも若い人やおカネのない人(自分もそうですが)から見れば、「お金持ちの方はぜひ貯金を崩して消費に励んでください」という気持ちではないでしょうか。それが景気回復に役立つことを知っているからです。羨ましがる人もいるかも知れませんが大方は「自分もあんな老後を送りたいな」と拍手するのではないでしょうか。
さてさて、そんな難しい話はともかくとして、作曲もできない段階でどうかとは思いましたが、ここは一番、見ていて楽しい雰囲気とばかりに次のように舞台演出を考えてみました。プロではありませんから鉛筆をなめなめ、いや、キーをポツン、ポツン叩きながら思いをめぐらしたわけです。
まずは歌手の選定です。歌詞が逆転の発想から生まれたものだけにちょっと硬派気味で、それでいて見ていてそのポーズが楽しい男性はどうでしょうか。場合によっては応援団長風でいてユーモアの漂う歌手がいいように思います。一例で言えば武田鉄也や西田敏行タイプです。高齢者に対し説得力があるのではないでしうか。
コーラスは「ホット景気、HOT景気、ほっと景気」と歌う部分が女性メンバーにしたいところです。美しく着飾った洋風の女性がやや色っぽくリズムにあわせて身体をくねらせながら歌い、踊ったらいかがでしょうか。いかにも景気のよい世界が表現され、テレビを見ている人達もついつい真似をしたくなるような振り付けにします。
ついでに言えば、この場合の「ホット景気」は景気よ燃え上がれ、熱くなれ、そして皆でほっと一息つこうではないかという意味を含んでいます。勿論、食べるホットケーキにかけた言葉であり、美味しい、美味しいと皆で食べるなごやかな雰囲気も含んでいます。家庭やレストランでホットケーキの注文が増えれば、これ、政府にも出来ない具体的な施策です。
そして、曲の一番が歌い終わったら今度は若い現代風男性のコーラスです。ここはトレンディな男性が本来ならば軽やかなリズムに乗って踊るところですが、昔風のコーラスで姿勢を正して、口をとんがらして合唱するのはどうでしょうか。その真面目さがかえってバンカラジョーク風で思わずくすくすと微笑みたくなるーーこれも逆転の発想だからのことです。
二番、三番と同じようなパターンが続き、最後はまた女性コーラスです。舞台のバックは急激に明るく、リズミカルになってきます。
照明も彩り豊かになり、カメラワークも技巧がこらされてきます。「そうだ、いよいよ景気がよくなりそうだ」と人々の深層心理に、新しい刺激が芽生えます。深層水ならぬ伏在していた深層血脈の流動開始です。
ハハハ、ちょっとノリ過ぎた説明になりました。でも、もう一度、おヒマがありましたら歌詞をご笑読なさってみてください。場合によっては「気に入った、自分が作曲してみよう」という方はぜひ名乗り出てきてください。兆が一(万が一の遥か上)、大ヒットしたら著作権料は山分けでいかがでしょう。
そういえば、かって「泳げたいやきくん」や「だんご3兄弟」という歌が大ヒットしました。いずれも食べ物ソングです。
だからこそ(ここで力みます)、この「ホット景気」が大ヒットするかも知れません。いや、それを計算に入れて(ここでは萎縮)作詞したのです。クハハハ、近頃ソロバンがなくなって計算力は低落しました。
というわけで、いま一杯飲みながらついつい書き過ぎてしまいました。それでも何か感ずる方がいらっしゃいましたらぜひメールをお寄せください。そういうたわいのないことならおカネもかからないことだから、とお気軽にお寄せください。いや、これも通信料という個人消費の喚起であり、景気浮揚策でもあるのです。ガハハ、自分って政府の回し者?。
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