本日の一言   

2000/8/26

海底から見れば天井人?

「何だ、この写真は?」
「ハイ、単なる靴と水面です」
「そんなものなぜここへ出すんだ」
「これボクの足ですから」
「だったら余計そんなものを出すな」
「不恰好ですか?」
「ああ、そうだ」
「でもこれ、ヨットの最先端から海に
向かってぶら下がった足ですよ」
「だからどうしたって言うんだ」
「下は駿河湾の遥か沖合いに行った所の海面ですよ」
「それで?」
「ここは日本一深い海と言われ海底まで2,500mはあります」
「だから?」

「海の底から上を仰いだとすると、最頂部が水面で、その上に浮かぶ船からぶら下がっている足となります」
「それで?」
「地上で言えば平地から3,776mの高さの富士山を眺めると、その上に乗っかっている雲の、そのまた上に乗っている<仙人の足>を仰いでいるようなものとなります」

「で、それがおまえというわけか?」
「ハイ、そうなんです、」
「じゃ、おまえは仙人か?」
「YES I AM」
「バカ、仙人が英語をしゃべるか」
「国際化社会の時代ですから」
「じゃぁ、仙人のことを英語で?」
「・・・・」
「早く言え!」
「A THOUSAND PEOPLE」
「そりゃ、千人だ」
「ボク、千人力なんですねん」
「アホ!」
「ケ、ケケケケッ」

 人間、色々な見方があるものだ。底と思えば天井、天井と思えば底。
 −−−我が目は広角レンズならぬエレベータレンズ?なのだろうか。
                      
                     2000−8ー26 記  

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