本日の一言   

2001/1/10

いよいよ21世紀、まずは年賀状でご挨拶を


 さあ、21世紀の幕開けーー。
新しい年を迎え、明日が今日になり、今日が昨日に変わっただけなのに何となく
世界中の人々は初々しい気分になり、特に、大晦日の日には21世紀という千年
紀の区切りのためか花火を上げたりして新世紀を祝ったようだ。

 さて、だからというわけではないが今世紀初のわが年賀状をご披露したい。
まずは原稿制作だが毎年同じ文字数、同一レイアウトで展開しており、文章だけ
はその年に応じた内容に変えているが、今年分の場合は時代の流れから「IT革
命」をテーマに選び、色々な角度から文脈の方向付けを図ることにした。

 そして、実際に考え始めてみるとIT,ITというのは時代のキーワードとして的確だ
としても、それがフランス革命やイギリスの産業革命と同格扱いの、「IT革命」など
と呼称されることについては「些かオーバーかな」と思わざる得ず、それではどう
ひねり、どう落しどころをもっていくかにちょっぴり腐心せざるを得なかった。

 勿論、そうは言ってもアメリカがITの普及発展により経済を立ち直らせ、わが国
の今の経済だって暗雲を吹き飛ばすにはこれしかないこともわかっていた。また、
ITの将来は新たな関連機器を生み出し景気振興に役立つこともわかっていたし、
そういった意味では「IT革命」という用語もその価値があることもわかってはいた。

 しかし、ふと気がついてみると「IT革命」も所詮、科学の発達の延長線上であり、
過去にも時代に合わせ色々な新商品が登場、世の中を随分と変えてきたという事
実があった。テレビや冷蔵庫、エアコン等に限らず、その昔の電話や自動車、更に
はその昔の水車や井戸、馬車、鉄砲だって当時の革命的商品だったといえるのだ。

 と、まあ思いを巡らして行くうちに次第に文脈の方向も定まってきた。
時代は新商品の登場によって変わり、その呼び名こそ変わっていったものの次々
と生活形態も変貌して行ったからである。人々が簡単に海外に行けるようになった
り、遠隔地の人とリアルタイムで会話出来るようになったのもその示唆であった。

 でも、逆の場合もあった。交通事故や射殺事件等が一種の科学発展病であった。
そんな極端な場合は別としても新商品が出てきたことにより必ずしも人間のラクに
はつながっていない。昔の東海道を何十日もかかって歩いて行った人と較べ、現代
の新幹線でひとっ走りの人が果たしてその残日数をラクしているかどうかは疑問だ。

 ということは、やはり時代はどのように変わろうともその時代、時代に合わせ、一
生懸命働き、人生を楽しむ工夫が必要ではないだろうか、ということである。それも
真面目一本ではなく適当に楽しい人生をである。自分も楽しむが周囲の人も楽しみ、
日本中の、いや世界中の人が楽しめるようするべきではないか、という提言である。

 特に、21世紀はーー。
ということで、下記の年賀状が出来あがったのである。ダジャレが横溢している点は
ご容赦願うとして、ご意見・ご感想がありましたら何なりとメールをお寄せください。
尚、どこかの総理がアイティをイットと読んだという話は本文とは全く関係ありません。

 末筆ながら結果的には固いことを述べてしまったが、要は、これは賀状を差し上げ
られなかった方へのわが年賀挨拶であり、補足説明でもある。
昔だったら年賀状が届けられるか届けられないかであったが、今やたとえ便法措置
だとしてもわがネット上で補えるようになったのも一種のIT革命の恩恵かも知れない。

いよいよ21世紀、新しい舞台の始まり■IT革命の音楽は

鳴り響き■ライトは華やかにパソコンとインターネットを照

らす■人々は携帯電話で親指作法を学び、バーチャルの世界

で踊っている■これ、まさに自動車に高速道路■機関車に鉄

道■船・飛行機にその航路等が生まれた時とそっくり■一つ

の新商品が現れ、それが遠くへつながり■人・物・言葉・画

像・音楽が異次元を走る■さて、舞台は日々変わり■明るい

場面もチラリホラリ■時折、ヒトゲノムの遺伝子工学や■環

境浄化、家庭ロボットも現れる■小生も昨年はグライダーに

乗り、駿河湾をヨットで横断■その他色々な異次元体験をし

たが■それは単にわが人生の体験足跡■今年もITならぬも

っと面白いことにアイテエ■失敗すればイテテテでもよいか

らと■一手一手、前進の一途■イヨッ!貴家には豪華絢爛な

IT舞台輝き、何事もイットー賞■IT is true■

前回の一言へ   次回の一言へ


Copyright @ 異業種交流会(静岡&浜松), 2000