本日の一言   

1998/8/9

富士山頂カメラ



ついに行ってきました。富士山山頂に登り、NTTの建物をたずねてみたのです。
別掲でもご紹介しましたように富士山の頂上にはNTTの建物があり、その頂上にはカメラが
据え付けられており、それを我々が地上でインターネットを通じ前後左右に操作ができるわけ
ですが、それを操作しているうちになんとなくその現場が見たくなり、奇特にもわざわざ富士
山へ登り、実際にこの建物の外観と一部の内部を見てきたのです。下の写真はそのカメラ
の直下の模様ですが、この画面ならば地上からも見れますからぜひご覧になってください。

この場所は山頂に登ると正面に神社があり、それを右手にやや下り、すぐまた登ったところ
にあります。神社の左手が富士山山頂測候所ですからちょうど反対側にあたります。下の
写真に緑色の旗がひらめいていますが、この場所では登頂記念のテレホンカードが発売さ
れているところです。この場所ならではの限定品ですから大抵の方は買い求めて行きます。

写真の手前右側が公衆電話の並んでいる所ですが、ここから身内へ電話をし「今、この場所
に立っているからインターネットでカメラ操作をし、画面を保存し、後でメールでこの写真を送っ
てくれ」と依頼して入手したものです。電話代はほんの100円そこそこ、それで富士山頂から
地上へつながり、しかもリアルタイムで地上から山頂の様子がわかるなんて全く夢のようです。

夜遅く下山、実際に送信されてきたこの画面を見てみると「まぁ、よくも思い付きとはいえひょう
きんなことをしたものだ」と改めてわが行動に驚くばかりです。同時にNTTの技術というか科学
の進歩ぶりにも瞠目するばかりです。そして、ちょっぴり自慢になるかも知れませんが、こういっ
た行動を起こせる自分の体力と、科学について行っている自分に些か驚いている次第です。

どうか、皆さんもひょうきんを自認する方、あるいは富士山登山をものともせぬ方はぜひNTT
の山頂建物の前に立ってみてください。できたら逆立ちとか茶っきり節でも踊ってみてください。
きっと私は、あなたの登頂の苦しさと下山の苦しさ、それにそんなことを実行動する人生観に
敬意と、それに人間らしいアホさ加減に共感をおぼえることでしょう。批評よりも実行ですよ。



上の写真は、富士山頂にあるビデオカメラをInternetで操作して撮影したものです。

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