Kai's Story
1 年長 2 ドーム 3 年長遠足 4 年長参観日
5 年長夕涼み会 6 デビュー戦 7 お泊り保育 8 彼なりに...
9 6歳 10スタンプラリー 11試合 12X'mas発表会
13出初式 14卒園式 15ランドセル 16入学式
17おっかけ 18100点 19バトル 20スイスイ三島


Kai's Old Story


年長('00.4.10)
 泣きながらバスに乗っていた、あの海の顔は忘れられない。
 あれから早2年がたち、今では「いってらっしゃい」と手を振るパパなど眼中にないらしい。
 とうとう年長。幼稚園での最高学年になった。
 しー君・みきちゃんも小学生になり、頑張っているようだ。
 二人が卒業し、新たに年少さんが3人もバス乗り場の仲間になった。
 その中にしー君の妹のりなちゃんもいた。
 毎日、お兄ちゃん(しー君)のお見送りに来ては「一緒に行く」と泣いていたりなちゃんです。
 念願の幼稚園ってことで、初日から喜んでバスに乗っていきました。
 他の二人も泣かないで、バスに乗っていきました。
 凄い!
 誰も泣かないなんて、最近の若者はドライなのね。
 お母さんのほうが、拍子抜けしたみたいだった。

 海は今度「はと」組だそうです。
 担任は「ともえ」先生。
 先日、家庭訪問があった。
 パパもいようかな?と思っていたのですが。
 パパ:「どんな先生」
 ママ:「ガタイのいい先生、パワフルっぽいよ」
 パパ:「デブってこと?」
 ママ:「ノーコメント」
 仕事にいーこうっと。

 家庭訪問後。
 ママ:「先生がね、やせて凄く奇麗になってたよ」
 くっそー。失敗した。

ドーム('00.5.2)
 海:「海君、大きくなったら巨人の選手になるよ。だけど、ドームまで一人で行けないから、パパ連れて行ってくれる?」
 お抱え運転手にでもなんでもやりますよ。

 と言うことで、連れて行きました。
 5月2日、巨人−中日・2階席・1塁側・E14ブロック・40ゲート・4通路・24列・241番。
 後ろには、あと4列くらいしかないです、ファールボールもここまでは飛んでこないだろう、選手も小さい。

 しかし、海は興奮気味「広〜い、松井はどこ?、高橋はどこ?」と双眼鏡でキョロキョロ。
 先発は、工藤・野口。今シーズンの野口は恐れることはない。
 試合開始、いきなり工藤が失点。
 なんてことだ、1年に1回くらいしか観れないんだから、勝ってください。
 「かっとばせ〜、ゴメス!」
 おいおい1塁側で、中日応援してる奴いるぜ。なあ〜海。
 「ガンバレ、ドラゴンズ!」
 お前かよ、何で中日応援してるんだよ?
 海:「ママに『ママの分、中日を応援してね』って言われたんだ」余計なことを・・・

 6回までパーフェクト。昨年の野口に復活してしまったようだ。
 村田かレフト前に初安打し、盛り上がっている。悲しい。
 清原登場。
 「死んでも打て〜」なかなか手厳しい声援も多い。

 海:「ジャイアンツって本当に弱いね、0000・・・ばっかりだね」完封負けのドームからの帰り道、この人ごみの中に置いて帰ろうかと悩みました。
 パパが応援に行くと「負ける」のだろうか、悔しい。

 帰りの新幹線で眠そうな海が「海くん、やっぱり中日の選手になるよ」
 そのまま、そ〜と席を立とうとするパパであった。

年長遠足('00.5.17)
 今年の遠足は「日本平動物園」。先月に行ってきたんですが・・・
 違う場所がよかったな?等と思っていると、当日は雨。
 雨男もたまには役に立つもんだ。

 中止にはならず、「伊豆三津シーパラダイス」へ変更。
 ここも何回も行ってるんだよな。やっぱりついてない雨男。
 遅刻ギリギリに集合場所へ到着。
 バスに乗り込むと「化粧くせ〜」、昨年に引き続き「父親ゼロ」。会社くらい休めよな、まったく。
 父親が一人じゃ恥ずかしいじゃないかよ、照れながら乗車。
 年中までは、親と子供が並んで座っていたが、年長からは子供は前、親は後ろと決まっていた。
 子供達もうるさいが、親も輪をかけてうるさい。
 先生も「静かにして〜」と言っているが、子供を注意する振りをして親を注意していたりする。

 シーパラへ到着。
 入口にあるセイウチの置物に、そらがあとずさる。
 中に入ると本物のセイウチが泳いでいた、そらは最初はあとずさっていたが、最後にはガラスをバシバシ叩いていた。
 海は、友達とどこかに遊びに行って帰ってこない。
 何しにきたんだか?

 魚とイルカのショーを見たら、もう帰る時間。
 3時には幼稚園に帰ってきた、それからパパは東京へ出張。
 会社くらい休めよな、まったく。

年長参観日('00.6.18)
 さすが年長である、「はい、静かにして」の先生の声で、それまでのザワザワから一変しておとなしくなる。
 たいしたもんだ。
 起立。先生の号令で皆が立ちあがる。
 「命」。起立と同時に数人が叫んだ、叫ぶと同時にコメディアン「TIM」の人文字ネタ「命」の格好をして立っている。
 さすが年長である、壷に入りました。

 参観日自体は、昨年と変わらず、親子リレーや歌など・・・
 海はやはり大人しい、しっかりしているというのか、子供らしくないというのか、教室でも大人しく座っている。
 遊ばないわけではないのだが、自分から友達に入っていこうとしない。
 自分もそうだったな〜と、昔を思い出した。

 帰りに園庭で、うんていを見せてもらった、1段飛ばしも出来ていた。
 なかなか身軽い。
 逆上がりも出来るんだと、鉄棒も見せてくれた。
 幼稚園の時に逆上がりなんて出来たかな?
 小学校だったような・・・

年長夕涼み会('00.7.1)
 今年も、家族揃って夕涼み会に行ってきました、と言いたいところですが、今年はパパが欠席しました。
 幼稚園の行事には皆出席のパパが、東京へ出張へ行かなくてはならなくても遠足に行ったパパが、夕涼み会よりテニス部の合宿を優先するなんて...おかしい...
 パパなんていなくてもへっちゃらさ!なんて強気な事は言えず、ママ一人で、海とそらを連れて夕涼み会に参加するのは大変なので、亮太親子を誘いました。
 亮太:「知らない人ばっかりで、やだなぁ」
 そんなことない、しっかり馴染んでましたよ、さすが亮太。

 今年の短冊にも昨年同様「スポーツ選手になりたい」と書いてありました。
 夜店を回り、歌を唄い、盆踊りを踊って、とても楽しそうでした、そらが...
 海が綿菓子を買ってくれば、そらが取り上げ、お菓子を買ってくれば取り上げ、
 海:「もう、そらったらぁ」
 盆踊りの輪の中にズカズカと入り、ノリノリでドラエモン音頭を踊っては、
 海のクラスの友達:「そらちゃんたらぁ」
 海の晴れ姿をビデオに収めようと構えていれば、ビデオに向かって突進してくる。
 ママ:「そぉらぁ!」
 やっぱり、猫の手ならぬパパの手は必要カモ。

デビュー戦('00.7.9)
 「おぅりゃあ」
 練習では、そらのアシストを受けて、みごとなレインボーシュートが決まってたのにな。

 台風一過の晴天に恵まれ、御殿場市陸上競技場で、ハックキミサワ杯静岡県チャイルドサッカー第9回東部大会が開催された。
 参加者48チーム732名。すごい数だ。
 12ブロックに分かれて、リーグ戦で戦う。
 競技場内に、18m×30mのコートが12個並び、そこに幼稚園児が11×2×12人。うわぁ。
 スタンドから観戦していると、我が子が何処にいるのかもわからない。

 幼稚園児のサッカーなんて、皆でボールに群がっているんだろうな、なんて思ってました。
 ところが、練習しているチームは違う違う。フォワードがいる、ディフェンスがいる、驚きだ。
 海のエンゼルファイターズは、3戦中1勝1敗1分けでした。こんなもんでしょう。
 親としては、我が子がシュートする場面を見たかったのですが、ディフェンスに夢中でなかなか上がってこない。
 偶然にも背番号が5なのだけれど、意味を知る訳はないのになぁ。
 前日に「海くんは、5歳だから5番だね」と喜んでいたけど、それじゃ、海のチームはみんな5番か6番だね。

お泊り保育('00.7.21〜22)
 「海くんは、お泊り保育に行かない!」と年中の頃から言い続け、どうなることやらと思っていましたが、 今月に入ってから、「行ってもいいかな」に変わり、1週間前からは「楽しみ」になってくれて、一安心。
 当日、自分と同じくらいの大きさのパパのリュックに荷物を入れて、元気よく出かけて行きました。

 幼稚園児のお泊り保育って、こんなことするんですよ。
一日目二日目
8:45
9:00
10:00



10:40
12:00
13:30
16:00
17:00
17:45


19:00
20:00
21:00
 集合
 出発
 入所式
 ・園旗掲揚
 ・少年自然の家の所長さんのお話を聞く
 ・園歌をうたう
 ハイキング
 昼食
 オリエンテーリング(途中せみとり)
 夕べの集い
 夕食
 キャンプファイヤー
 ・レクリエーション
 ・花火大会
 入浴
 就寝準備
 就寝
6:00
7:00

7:30
8:30
9:30

11:30



13:00
13:30
 起床
 朝の集い
 ・アンパンマン体操をする
 朝食
 清掃
 沢遊び
 ・スイカ割
 退所式
 ・少年自然の家の所長さんのお話を聞く
 ・歌「ホ・ホ・ホ」をうたう
 ・園旗掲揚
 少年自然の家出発
 幼稚園到着・解散

 次の日、迎えに行くと、少し日に焼けて、ちょっぴりお兄さんになったような顔で、
 「ただいまぁ、すっごく楽しかったよ、がんぱったよ」
 と走ってきました。

 海はこのまま夏休みに突入です。
 昨夜は、ママとそらで静かで平穏だったなぁ...と思い、すかさず
 ママ:「今日は、亮ちゃんちにお泊りに行ったら?」
 海:「嫌だ。だって幼稚園のお友達がいないもん。」
 ちぇっ。

彼なりに...('00.7.25)
 「今日、パパ帰ってくる?」
 最近の寝る前の会話は、決まってこうだ。
 「今日も帰って来れないんだって」というと、「ふ〜ん」とつまらなそうに返事をした。
 珍しくパパの仕事が忙しくなり、帰って来る日が二日に一日、三日に一日...そしてとうとう一週間帰ってきてない。
 そのとき、パパから電話が掛かってきた、今日は代わってというので、受話器を渡すと、
 「パパ、帰ってこないの?」
 「日曜日も帰ってこないの?」
 「パパ、お仕事忙しいの?」
 「なんでナオプーはいいの?」
 「パパ、一人でお仕事してるの?」
   :
 質問攻めである。

 海は海なりにいろいろと考えてたんだ、としみじみ思っていると、「ふ〜ん、じゃあね」と言って電話を切ってしまった。
 そして、「じゃ、おやすみぃ」と言って寝てしまった。
 寂しいのかと思ったが、そうでもないようだ。
 そらも、毎晩「パパ、いな〜い」と言って寝るようになった。
 最初は大変だったけど、パパのいない生活に慣れつつあるなぁ。
 じゃ、そろそろ、このホームページもママが本格的に乗っ取ろうかしら。
 
6歳('00.7.28)
 今年は危機一髪で、そらに襲撃される前に撮った1枚です。
 昨年の要望通り、今年はお店で買ったケーキです。

 今年も、6歳になって頑張ることを宣誓してもらいました。
  指をしゃぶらない。
  つめをかまない。
  泣かない。
  頑張らないで出来ないと言わない。
 なんか、いつもママに怒られてることばかりだな。
 ちなみに、5歳の公言では、「一人で頭を洗う」「指をしゃぶらない」「鼻くそを食べない」でした。
 あらあら、クリアしたのは、最初のひとつだけですね。

 今日も帰って来ないパパから、海に電話がありました。
 お誕生日のプレゼントの代わりに、パパが8月になって帰ってきたら、プールに行く約束をしたんだと、海は喜んでいました。
 海:「ママあと何日で8月かなぁ、4回寝たら8月だよね」
 確かにそうなんだけどさぁ、パパは8月1日にプールには行けないと思うぞ、ねぇパパ。

  
スタンプラリー('00.8.14)
 行ってきました、ポケモンスタンプラリー2000。
 山手線を一周して、計12ヶ所にあるスタンプを集めるラリーです。
 期間中には、ポケモン列車が定期的に走っています。
 亮太家とジージまで一緒なのに、パパがいない。
 仕事で東京に行ったきりなので、昼ご飯だけの合流となった。

 一緒に回ってないので詳しいことは?なのですが。
 聞いた話では、子供達はバテバテなのに、海そらママの指示ミスでゴールを間違えて、皆のヒンシュクをかったらしい。
 日頃、威張ってるからみんなに文句言われるんだぞ。

  
試合('00.11.23)
 今回は富士通沼津工場のグラウンドにおいて、「チャイルドサッカー大会」が開催された。
 前回の御殿場同様、参加チーム(24チーム)も多い。
 6ブロックに別れ、総当りで3試合を行い、その結果から1位〜4位リーグに別れ、トーナメントを行う。

 予選リーグ開始。
 海は相変わらず「ディフェンダー」に徹している。
 ボールに集まる皆とは別に、こぼれてくるボールをひたすら待ち、クリアして相手の攻撃を阻止している。
 パパ:「海は偉いな」
 ママ:「だめよ、ガンガン攻めなきゃ、守ってたって勝てないんだよ」
 ママ:「海っ、攻めなさい!」ママの激が飛ぶ。
 でも幼稚園児でなかなかあのプレーはできないと、パパは関心している。
 予選リーグの成績は、0勝2敗1分、4位リーグ(ビリ)となってしまった。

 午後からは、4位リーグでのトーナメント。
 4位リーグにエンゼルBとエンゼルC(海のチーム)の2チームが入っていた。(エンゼルは弱いのか?)
 流石に4位リーグでは勝ち進み、決勝へ。
 敵は沼津では有名な某加○学園幼稚園。
 お母さんがたの応援も一味違う、正直うるさい。親の観戦マナーも教育するよう要請する。
 0対0のまま終了、選手全員によるジャンケンで優勝を決める。
 先頭は海、あっさり負け、次も、次も、次も負けて某加○学園幼稚園の勝ちとなった。
 当然、親はおお盛り上がり、うるさいっちゅーの。

 最終成績は、2勝3負1分(ジャンケン負けも含む)となりました。
 海は負けても悔しそうではないです、ママは悔しそうですが・・・

X'mas発表会('00.12.7)
 写真では、だらけた顔になっていますが、実際には楽しそうに踊っていました。
 今年で最後になった「クリスマス発表会」がありました。
 年長さんは11時半からという中途半端な開始時間。
 ママは年次、パパは見てから会社(東京)へ行かなければならない。

 今年の歌は「バタフライ」って言って、「デジタルモンスター」っていうアニメの主題歌だそうです。
 ママは登場した海をみて「ねえ、ジャニーズみたいじゃない?」
 ママはジャニーズに入れたいなんて冗談でたまに言っているけど、冗談だよね?

 他のクラスの踊りで「天使のウインク(By松田聖子)」があり、天使の羽をつけた女の子がめちゃくちゃかわいらしかった。
 ♪天使のウイ〜ンク、ウイン、ウイン♪手をクイッ、クイッっとするとこなんて、懐かしかったな。
 時期的に松田聖子はタイムリーではあるのだが、今の松田聖子にはこの歌、歌って欲しくないな。
 ママも「やっぱり女の子はかわいいね」と、海はもうかわいくないということですか?
 パパもかわいいとは最近思わないけど、真剣に踊ってる姿をみて少しかっこよくなってきたよ。

 総評。
 基本的には皆上手で、物足りない。
 年少の時には爆笑を誘うものが多かったんだけどな・・・、皆まとまってきてしまうんだな。
 少し残念、小さくまとまるなよ!

 終了してパパは東京へ、そしてその日には帰ってこなかった。

大晦日&出初式('01.01.08)
 昨年の12月に入った頃から、「大晦日は海くん遅くまで起きているんだ!」と力強く何回も言っていた。
 大晦日になり、そら・ママが12時前に寝てしまっても、海は元気だ。
 海:「パパ、カウントダウンしに行こうよ。何処でやってるの?」わかりません。
 三島大社は混んでいるから、日吉神社にしよう。(歩いて5分くらいの小さい神社)

 11時45分になると海が、「行こうよ、遅れちゃうよ」とうるさい。
 出掛けようとすると「パパ、レジャーシート持っていこうよ」なぜ?
 「だって、座って何か食べながらカウントダウンしようよ」寒いよ。

 途中のコンビニでおやつを買って、日吉神社に到着。
 11時55分。だっていうのに地域の当番の人以外に5人くらいしかいない。
 寂しすぎないか。
 当然、カウントダウンで盛り上がることも無く、親子2人で10、9、8・・・0、おめでとうって盛り上がっていました。
 お賽銭もちゃんと出してきました。
 海:「今年もいい年でありますように」
 パパ:「今年はいい年でありますように」

 初詣から帰ってきても元気だった、「今日は寝るのやめようよ、トランプやろうよ」パパは寝るね。


 写真は2001年、消防署主催の出初式です。
 寒いのに半ズボンだよ。

卒園式('01.01.16)
 とうとう卒園です。
 まずはママのコメントを。
 三年前、毎日、バスに乗り込むと堪えるように泣き、こんな調子で大丈夫だろうかと思っていましたが、今では少し小生意気なくらいのお兄さんになりました。
 お友達と元気良く遊び、幼稚園での出来事を話してくれることが毎日の楽しみでした。
 海、卒園おめでとう、そしてこれからもガンバレ!

 模範解答のようなコメントです、ママらしい。
 成長記録。
 入園時卒園時
身長94.0cm109.9cm
体重13.0kg17.4kg
足の大きさ15.0cm17.5cm
 年少。
 あひる組、あきこ先生。
 通い始めの1週間はバスに乗るたびに泣いていたね。
 幼稚園との連絡帳でも、一人椅子に座ったままで泣いていると書いてあり、心配したよ。
 そんな心配も1週間。バスの見送りでも、乗り込んだら手も振ってくれなくなったね。
 嬉しいような寂しいような。

 年中。
 こあら組、かなこ先生。
 サッカーのクラブに入り、友達もできて、すごく元気に親離れしてきたよね。
 そらも生れて、お兄ちゃんにもなったし。

 年長。
 はと組、ともえ先生。
 サッカーの試合にも出るようになって、将来の夢は「スポーツ選手」になったね。
 彼の言う「スポーツ選手」って野球・サッカー・テニス・筋肉番付?・相撲?らしい。

 親としては、子供の手本になるようにはしているが、所詮完璧じゃないんだよ。
 親の気分で怒ることもあれば、忙しくて相手が出来ないこともあるし、頭を小突くこともある。
 あまり怒らないでくれ、親なんてそんなもんだよ。
 だけど。
 これからが大変なんだよ。
 いろんな問題にぶつかる、親に相談できないで、一人で解決しなければならないこともあるだろう。
 悔しいことや、つらいこと、自分ひとりではどうしようもないこと・・・
 そんな時には、相談してくれよ。
 過保護と言われても、助けるからさ。

 何はともあれ、海くん卒園おめでとう。

ランドセル('01.04.01)
 卒園式の日にランドセルが我が家に届いた。
 ジージ&バーバからのお祝いである。
 最近では、ブランドと言われているメーカーのものまであるらしい。
 海はランドセルを開けて、ここには何を入れるの?
 付属の時間割表を見て、何これ?と興味津々。
 本人も小学校の生活に期待と不安が渦巻いているのだろう。

 入学式は4月5日、長泉小学校、1年4組と決定。
 先週から春休みになったので、少しずつ本人にも課題を与えている。
 縄跳びと漢字。
 本は好きなので簡単な漢字はある程度読めるんだけど、好きな本がポケモンの本なので、水タイプの「水」とか岩タイプの「岩」とかだけである。
 ポケモンの名前も瑠儀亜(ルギア)とか亀楠(カメックス)とか人影(ヒトカゲ)みたいに漢字にしてくれると教育上よろしいんだが。

 小学校に必要なものも準備しました。
 筆箱、鉛筆、下敷・・・
 筆箱なんて、僕らが子供だった時と機能的には変わっていなかった。
 違いは、キャラクターがポケモンってことだけだね。
 もっと画期的に進化しているのかと思っていたのに、少しがっかりであった。

入学式('01.04.06)
 平成13年4月5日(木)晴れ。
 長泉町立長泉小学校の入学式が執り行なわれた。
 9時にピカピカのランドセルを背負って家を出て、9時5分に到着。
 1年4組の教室にて受付けを完了し、親は体育館へ、子供はそのまま教室へ残る。
 海が椅子に座ると顔しか見えていない、顔も不安そうである。

 式典は来賓の挨拶、担任の紹介、教科書の配布、国歌斉唱・・・
 写真撮影後、教室で諸注意を受ける。
 担任は酒井先生、パパ・ママよりも若そうな女の先生。
 「ハキハキして、怖そう」がママの感想だった。

 海:「先生も言っていたけど、挨拶はちゃんとしよう。あと道路ではふざけないこと」
 朝は近所のお兄ちゃん・お姉ちゃん達と一緒なので少し安心だけど、帰りは1年生だけで集団下校になるらしい。

 朝は7時20分に出発。
 当然起きるのも早くなり6時半には起床しなければならない。
 今までは7時半から8時の間に起きていたので、起きられるかが心配である。
 パパ:「パパも頑張って起きるから、海もちゃんと起きるんだよ、大丈夫?」
 そして翌日。
 海:「パパいいかげん起きな、7時過ぎてるよ、学校行ってくるね」
 パパ:「行ってらっしゃい」申し訳ないです。
 これで帰るのが遅くなると、本当に顔を合わせる時間がなくなるような気がする。
 −>だったら起きなさい。By ママ

おっかけ('01.05.29)
 小学校に行き始め約2ヶ月が経過しました。
 友達も出来始め毎日楽しそうに通っています。
 1年生なのに毎日宿題が出ています、宿題と言っても本読みとひらがなの書き取り。
 朝もママに怒られながら準備をしている、パパはと言えば、相変わらず海の「パパ、行ってくるね」の挨拶で起きています。

 そんな時、海がポツリと「明日、学校行きたくないな」と発言。
 パパ:「どうして?」
 海:「僕が、学校で何をされてるか知ってるの?」目の前が真っ白、心臓はバクバク、うろたえるだけの父。
 パパ:「ど、どっ、どういうこと?」
 海:「毎日、毎日、おっかけられているんだよ」いじめ?
 まさか、小学校1年生でいじめがあるのか?
 担任と話をしなければ、いや校長だ、こういう話は早いほうがいいんだ。そうだ明日だ!

 パパ:「で、誰に?叩かれたりするの?」
 海:「AちゃんとBちゃん、海くんのほうが足は速いから捕まらないもん」女の子二人にいじめられてるのか?
 パパ:「何で追っかけてくるの?」
 海:「海くんがかっこいいからだってさ」はぁ?
 パパ:「海くんがモテモテってこと?」
 海:「まぁね!」まぁねじゃねえよ、本当に心臓がドキドキしたんだぞ。

 さすが、まさしく、やっぱりパパの子だ。
 パパも昔はよく追っかけられたもんだ。
 今だって仕事に追いかけられてるし。

100点('01.06.26)
 少し照れながら、だいぶ自慢したい気持ちもあるような、複雑な表情をしたまま、「ほらよっ」ってな感じで手渡されました。
 渡すと、「関係ねぇよぉ」ってな感じでテレビを見始めました。
 どうやら算数の答案用紙らしい。
 大きく赤字で「100」と書いてありました。
 だいぶ大袈裟に「海。凄いじゃないか、100点取ったんだ!!」
 すると顔に「まあね」と書いてある海が、にやけて振り向きました。
 自分でも笑いを堪えているようなに、にやけています。

 海:「100点は、クラスで2〜3人しかいなかったんだよ!」
 20〜30の間違えじゃないのか?と苛めようかと思ったが、素直に「凄いな海」とマニュアル通りの受け答え。
 すると海も「ここはxxじゃダメなんだよ。○○なんだよ。もう少しで間違うところだったんだ」とか一生懸命に説明してくれます。

 ママにも見せてあげると「小学校なんて、100点当たり前でしょう!」なかなか憎たらしいコメントを真顔で言ってくれます。
 「授業を聞くだけで100点とれるでしょ?」今度は、否定を許さない疑問文できたよ、「そりゃ、そ、そ、そうだな」そうだったら官僚とか医者とかになって、悪いこといっぱいしてるって。
 しかも「ママは通信簿ほとんど5だったもん」本当らしいぞ海。
 これからが大変だね、海!。
 ママに攻められたら、パパが子供の時の通信簿を見せてあげるから、「オヤジがこれなんだから、しょうがないだろ」と逃げろ。

バトル('01.07.08)
 小学校に入っても、サッカー教室はそのまま継続している、小学校になってから始めての試合です。
 場所は、富士市にあるJATCOのグラウンドです。
 利用させてもらって言いにくいのですが、暑い・ほこりがひどい・狭い・自動販売機もない・・・
 試合前、海と約束をする「いつも守ってばかりだから、たまには攻めたらどう。1点取れたら『くるくる寿司』でそれ以上なら『焼肉屋』で食べるというのはどう?」
 海:「1点以上なら、『鰻』がいいな」了解。

 結局、1点以上どころか、いつものように攻めることはなく、守りっぱなし。
 1点も入れれなかった、チームとしても1勝もできなかった。0勝2敗2引分け。
 エンゼルチームはいつもながら弱い。選手数は一番多いようだけどな、エンゼル選抜チームにすれば強くなるのかな。

 サッカーの試合はあまり面白くなかったのだが、サッカーの試合以外でのバトルが見れて、とても楽しかった。
 うちらの隣で応援していた人(A)のテンションが異様に高くなっているのは、気が付いていた。
 A:「いけ〜、いけ〜。なにやってるのよ。もぉ〜」うるさい。
 A:「こらぁ〜、キーパーしっかりしなさい。なにやってるのよ」
 A:「もぉ〜、だめねあのキーパー」そこまで言わなくても・・・
 すると、反対サイドのお母さん(B)が叫んだ。
 B:「うるせえんだよ!!!!」Aさんを思いっきり睨んでいる。面白くなりそうな予感。
 B:「うちの子に、ぐちゃぐちゃうるさいんだよ」怖い、見た目も顔に「私は気が強いです」とボールド体で書かれている。
 A:「しっかりしてないから、言ってるんだよ」負けていない。
 この人たち、両サイドで言い合っているから、聞こえない人はいない。
 また、試合相手の喧嘩でなく、チームメイト同士のお母さん達みたいなんだよね。

 試合が終わってからは、顔を突き合わせてのバトルが始まった。
 お互いに言いたいことを言い合っている、なんとか他のお母さん達も入って収束しかけた。
 別れ際、「ごめんなさいね、これからは仲良くしましょうね」という顔は言葉とはまったく反対で、相変わらず睨みあっていた。

スイスイ三島('01.07.17)
 気が付くと梅雨が明けてました。
 たいして雨も降らないまま明けてしまったが、水不足にならないのだろうか。
 あまりに暑いので、三島市のプールに亮太・海と3人で行ってきました。
 そもそも先週に行く予定だったが、海とそらが揃って「とびひ」にかかってしまいプールに入れなくなった。

 そらはとびひが治った後も、毛虫の毛に反応して湿疹が再発。
 どうやら毛虫を捕まえようとしたらしい(海談)
 それを裏付ける行動として、10cmを超えるカマキリを発見し、海は後ずさり、パパは「ウッ」と唸り、そらは捕まえに行った。
 カマキリとかだんご虫くらいならいいけど、危ないのには気をつけてね。

 三島のプール(流れるプール)の水深は1m。海と亮太の身長は2人とも、1m10cmくらい。
 2人とも最初は、ビート板を持って入った。
 海・亮太:「あっ!足が届くよ」そうなのです、背伸びをしてジャンプをしながらだと、なんとか顔が出ます。
 二人とも嬉しそうにジャンプをしながら、少し溺れながら何周も回りました。

 隣の25mプールにも行って、何メートル泳げるか?
 亮太は、顔をつけて5m程泳げました(溺れてるようでちゃんと進んでいる)。
 海は、顔をつけて泳げません。鼻をつままないと顔をつけられないのです。
 何秒潜っていられるか?
 二人とも10秒くらいでした。
 亮太はスイミングに通っているからか、天性のものなのか?上手というか?水を怖がらない。
 海は遺伝なのか?天性のものなのか?少し怖がっている。
 自称スポーツマンの海そらパパも、実は水泳は苦手なのである。
 誤解して欲しくないのは、「かなづち」ではないです。多少泳げます。

 三島のプールは3歳未満は入場できないことが、今回わかりました。
 そらはまだ、2歳だし、オムツも取れていないので三島のプールは来年だね。
 海に行って、ウンチプカプカ攻撃でもやろうか。