スキーアイテム編 私のファンスキー1



私のファンスキーは「ガウアースノーブレード」です。

1997年2月に某スポーツバラエティ番組で見かけたのが購入のきっかけです。
その冬、長年続けてきたスキーにもぼちぼち飽きはじめ、スノボも一度チャレンジしましたが全身打撲で挫折したため、なにかおもしろいモノはないかとファンスキーに注目していました。
ガウアーの特徴は一言で言って「重い!」です。はっきり言ってファンスキーの特徴である軽さとは全く無縁です。インターネットのファンスキーに関するサイトでも例外なくその重さをコケにしています。
ではなぜこんなシロモノを手に入れたのでしょうか。訳があります。

1 耐久性
これまでBIG FOOTをはじめとしたショートスキーはその軽量構造ゆえ衝撃により簡単に割れが生じるという耐久性に難がありました。おそらく芯材には木材が使われていると思われます。ガウアはその重さと引き替えに全くしならず、割れにつながるような柔さはどこにも見あたりません

2 双方向滑走性・360度ターンの容易さ
ロング板や多くのショートスキーはスキーヤーの体重によって滑走面が雪面にフラットに接します。しかしガウアの滑走面は堅い舟形をしています。つまり雪面を飯釜が滑っているようなモノで前後の滑走性にあまり差がありません。従って適度な斜面であればくるくると容易に360度ターンが可能になります。

3 流れ止め
ガウアーのビンディングはロング板とほぼ同様のモノを使います。
もともとビンディングには3つの目的があり、
 イ 板とブーツを固定する
 ロ 転倒時に足に無理のかかるような衝撃があった場合には解放する
 ハ 解放後スキー板が斜面を滑り落ちていくのを防ぐ流れ止め
の役割があります。
多くのファンスキーに採用されているビンディングは簡易的なモノで流れ止めの機能を持っていません。従って足と板との間をヒモ等で結びます。はっきり言ってあまり格好いいモノではなく貧乏くさいのです。ガウア購入の決め手はこのビンディングにありました。