第5学年 平成12年度「総合的な学習」実践報告
 
  研修テーマ 友だちとの関わりを通して高め合う子どもたち
 
  めざす子ども像 全体的な見通しを持ちながら、問題を乗りこえ活動できる子
 
  活動テーマ 「すずかけ」から世界を広げよう!
 


時間数

活 動 内 容

子ども達のあらわれ

留意事項






10月







 

4時間



 

○環境問題を考えよう
・今地球で起きている環境破壊を知る。


 

・排気ガス  ・森林の減少  ・地球の砂漠化
・地球温暖化 ・酸性雨 
 ・市役所への電話、排気ガスの実験などに取り組む  姿が見られた。
・学年参観会において発表をする。

・国語の学習の発展
・「環境問題」の現状に触れ、課題意識を持つ。

 

4時間






 

○ぼくの木、わたしの木
・学校にある知っている木を探そう。
・観察をして、発見をしよう
・図鑑で調べてみよう。



 


・メタセコイヤの高さはどのくらいだろう。
・ピラカンサスの木にはどんな鳥が来るのだろう。
・モミジの葉はなぜ赤くなるのだろう。
・いろいろな木の実から芽は出るのだろうか。
・表面がおもしろい木がたくさんある。
・木の形もいろいろとある。
・用務員さんにお話を聞いてくる。

・事務室コピー前に校内の木の一覧表

・自由に活動しながら五感を使って木を感じる。


 

11月






















 

3時間
















 

○木についての話を聞こう
・木の見方を教えてもらおう。


・学校にある木を詳しく見よう。
 (運動場でのフィールドワーク)








葉脈を見てみよう


 

・落葉樹、常緑樹、直幹、斜幹など
 木を見るポイントを教えてもらう。

・メタセコイヤは遺伝研からいただいた貴重な木とは知らなかった。
・かつて錦田小にはサクラの大木があった。
                →校章の由来
・スズカケ−大正時代に西洋から入ってきた。
      新しい文化を取り入れる気風
・サクラの木から協力の大切さを知る。
・イチョウ(長泉寺)を大切にする地域の人たちの思いを知る。

・ヒイラギの葉脈を検出する実験
・その他の葉から葉脈はとれないだろうか?

 

・GT高島勝先生
 体育館で1時間お話
 運動場で1時間
      フィールドワーク
   しおりの作成





・理科との関連
・図書室の関連の本


・水酸化ナトリウムで煮出し、歯ブラシで葉肉を取る。
 →しおりを作成する
2時間




 
○地域の木を調べよう
・高島先生に教えたもらった視点で地域の 木を探す。


 
・玉沢の巨木、大木には歴史がある。
・おばあちゃんが育てた木には思い出がある。
・この学区にも珍しい木がある。
・一里塚、松並木、桜並木の歴史を調べる
 ・科学的な見方、歴史的な見方からとらえられた。
・B5版の用紙を配布
・発表後、地域ごとに掲示する。

 

12月














 

7時間














 

○自分の課題を解決しよう
・個人の仮の課題を作ろう(1時間)

・課題の決定をしよう(2時間)

・発展的な課題を作ろう(1時間)




・課題の解決をしよう(2時間)
・情報交換をしよう(見通しを伝え合う)
  ↓
 課題の修正

  冬休みに情報の収集


・花の咲く木 ・食べられる実  ・木に集まる鳥
・日本の木、外国の木  ・落葉樹と常緑樹
・図書室を中心に調べ学習
  本で調べられる簡単な課題は淘汰される。
・光合成のしくみ(実験)
・一里塚と松並木 (聞き取り調査)→市役所へ
・ドングリクッキー(体験)
・木を使った遊び(製作)→実際に作り見せる
・家を建てるのに適した木(聞き取り調査)

・4人組で途中経過を検討し合う
   →お互いに情報を見つけ合う(教え合い)


 




・一つの解決手段だけでなく、いろいろな手段を考えるように支援する。
・本だけでなく、実体験を重視する。



・冬休み直前に集中的に時間を確保し、個に応じた課題づくりの支援をする。
 

1月











 

8時間











 

○ポスターセッションをしよう
・収集した情報をまとめよう(3時間)
・プレ発表(各クラス、小集団)(1時間)

・修正(1時間)

・全体発表(2時間)




・感想のまとめ(1時間)
 

・1枚の画用紙に、文・写真・絵を工夫しながらまと める。
・お互いに発表を聞き合う
  →質問をしあい、さらに深める


・学年を前後半に分け、お互いに発表を見合う。
・他のクラスを中心に見に行く。
・実物を持ってきたり、実演をしたり、効果的な発表が見られた。

・わかりやすい発表を参考に次への意欲付けができた。



・相手の知りたい情報をよく考えてまとめる。
・小集団を作り、相互評価をしながら高め合う。






 

2月






 

5時間






 

○未来に木を残そう
・パンフ、新聞を読もう(1時間)
・自分の育てる苗を調べよう(1時間)
「土に還る木」で苗木を育てよう
              (2時間)
感想のまとめ

 


・自分が育ててみたい木について調べる。
土に還る木のしくみについて知る。
・実際に風倒木に穴をあけ、苗木を植えてみる。

・自分の植えた木を愛情を持って育てる。

 

・土に還る木・森づくりの会       関田喬さん
一人1200円の費用がかかる
・材料、用具等は全て準備してくれる。
・60人ずつ

3月

 

2時間

 

○1年間の活動のまとめ

 

・自分が作成した資料をファイリングする。
・感想をまとめ、発表し合う。
 



 

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