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               ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
           真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
                 子どもをよい子にする方法。
   
        vol.231     2008/10/10          発行部数 1121
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。この3連休はどんなことがありますか。村のお祭り
   で活躍する子も多いでしょうか。3日とも秋晴れならいいですね。
   先週のドリームプラザも、気持ちよく外で歌えました。応援ありが
   とうございます。
   
         (^o^) あご、くちびるが動いていますか
   
    私の勤める学校では、数年前から、3年生がミュージカルをみん
   なに見せることになっているようで、今年もその「伝統」を受け継
   いで、11月に発表することにしました。
   
    学年2学級ですので、隣りの先生と脚本を作って、音楽は他のミュ
   ージカルの曲を替え歌にしたり、私の歌を入れたりします。
   
    台詞がはっきり、体育館の隅まで聞こえるようになってほしいと
   思い、まず、早口言葉の練習を始めました。
   
    休み時間は元気なのに、いざと言う時、声が、もごもごと小さく
   なってしまう子が少なくないからです。
   
    早口言葉を始めて、もごもごする原因がいくつかわかってきまし
   た。
   
    一番大きな要因は、あごとくちびるにありました。
   
    あごが下りていないので、「あ」「お」「え」の発音が区別がつ
   かないほど、あいまい。
   
    くちびるがしっかりつかないので、「ま行」「ば行」「ぱ行」、
   そして「わ行」までがあいまいな発音になっている子が多いのがわ
   かりました。
   
    さらに大変なことに、この子達は、自分の発音の悪さに、全く気
   づいていませんでした。
   
    でも、その分、直させると、素直にきちんとやろうとするので、
   正しい発音はすぐにできるようになります。
   
    ただし、これが「身につく」までには、まだ長い時間がかかりそ
   うです。
   
    発音の重要な要素に「舌」もありますが、舌は直すのにも大変な
   部分があってさらに根気がいります。
   
    お子さんの発音はいかがですか。とりあえず、あごとくちびるの
   動きを見ながら、「あ」「お」「え」と「ま行」「ば行」「ぱ行」、
   そして「わ行」を聞いてみてください。
    
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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               ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
           真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
                 子どもをよい子にする方法。
   
        vol.232     2008/10/19          発行部数 1123
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。秋晴れの気持ちのいい空に、夜はきれいな月。生き
   ているのがうれしくなりますね。
   
          (^o^) 「1杯」はなんと読むか
   
    国語、算数、理科、社会…、もちろんどの教科も大事ですが、日
   本で勉強する限り、国語の力がなければ、他の教科はどうしようも
   ない、というのも事実です。
   
    先日、授業で扱ったテスト問題に「何杯ですか」という問題があ
   りました。
   
    子どもたちは、杯という字はまだ学習前で書けないので、答えは
   数字と平仮名で書いてきます。
   
    1ぱい、2はい、3ばい、4はい、5はい、6ぱい、7はい、8
   ぱい、9はい、10ぱい。
   
    こうなるはずですが、こうならない子が何人か出てきました。
   
    1ばい、2ばい、…
   
    こういう子が一人きりではなかったので、心配になって、みんな
   に聞いてみました。すると、ほとんどの子が、こう書いてあること
   を「おかしい」と言いました。
   
    このように書いた子にも、1杯から数えてごらん、と言うと、ど
   の子も正しく唱えることができました。
   
    「話し言葉」では正しく習得できているものが、正しい「書き言
   葉」になっていないということです。
   
    大人も子どもも、「書く」という習慣がずいぶん減っていますね。
   
    言えても書けない、ことは大人でも、あるかもしれません。
   
    30年近く小学生を見てきて、たった一人だけ、小学生なのに文
   章力で僕は勝てないかもしれないという子に、数年前出会いました。
   
    その子の文章力の秘密は、小さい頃から続けている「お母さんと
   の交換日記」にありました。その子は、交換日記によって、書くこ
   とが好きになり、5年生にして、僕をうならせる文章力を身につけ
   たのです。 
   
    その子は、もちろん、他の教科でも、まったく苦労していません
   でした。
   
    今回の算数の例は、言葉の間違いによって算数の学習ができなく
   なった、という例ではありませんが、この先、言葉が不確かなこと
   によって、他の教科に悪い影響がでることは、この事例からも想像
   に難くありません。
   
    お子さんは正しく言葉を使っていますか。お子さんの文を最近読
   んだことがありますか。今までお子さんに手紙を何通くらい出して
   いますか。
    
   
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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               ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
           真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
                 子どもをよい子にする方法。
   
        vol.233     2008/10/25          発行部数 1089
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    こんにちは。昼夜の気温の差が大きくなりましたね。うっかり寝
   ると朝、喉が痛かったりします。お子さんは元気ですか。
   
    来月「いいはなシーサー」という番組で、私の書いたものを取り
   上げてくれるとテレビ局から電話がありました。実現したらうれし
   いです。
   
         (^o^) 自転車
   
    テレビ局が見つけてくれた話は、Overflowに書いた「ごみ置き場
   の自転車」という話です。
   
    子どもの頃、近所の友達は、小学校に入ると、みんな自転車を
   買ってもらっていました。でも、うちは貧乏で、子供用に自転車を
   買うなんて、余裕がなかったようです。
   
    それで私は、友達の自転車を借りたり、母の使っている大人用の
   自転車を借りたりして、なんとか自転車に乗れるようになりました。
   
   
    しかし、3年生になっても、4年生になっても自分の自転車を買
   ってもらえず、友達と遊ぶ時はいつも友達の後ろを走ってついてい
   きました。
   
    かわいそうだと思ったのか、父が、今で言う資源ごみ置き場から、
   自転車の部品を集めてきて、小さな自転車を組み立ててくれました。
   
   
    ペンキも有り合わせで、青と銀と肌色で塗られていました。
   
    でも、初めての自分だけの自転車がうれしくて、6年生の途中ま
   でそれに乗っていました。
   
    さすがに6年生の体格には合わない小ささであることがわかった
   父は、自転車を買ってくれました。でも、行ったのは自転車やさん
   ではありません。質屋さんでした。
   
    そこに中古自転車が安く売られていたからです。みんなが新品の
   自転車なのに、自分だけは中古。でも、恥ずかしいという気持ちは
   ありませんでした。高校1年の時に、自分の運転ミスで大破するま
   で、その自転車に乗りました。
   
    もっと小さい頃、まわりの子に比べて自分の家が貧乏だったのを
   感じて、恥ずかしいと思ったことが何度もありました。でも、6年
   生のその頃は、そういう気持ちがなくなっていたような気がします。
   
   
    多分、父と母が、人生のすべてをかけて、自分を養い、自分をか
   わいがってくれているということを、言葉にできないながらもわか
   っている年齢になっていたのだろうと思います。
   
    でも、父と母に「ありがとう」と口に出して言ったことは、この
   50年の間に一度きり。大学生活の4年間が終わって、下宿を引き
   払い、荷物を全部持って家に戻った夜、1回だけ、ありがとうと言
   ったきりです。親不孝な息子です。
   
    子どもは、口には出さなくても、小さな頃から親に感謝する気持
   ちは持っていると思います。そしていつか必ず口に出して感謝して
   くれると思います。その日までがんばりましょう(^o^)。
   
    3年生の教室、朝の会の「幸せと感謝のコーナー」で、最近、
   「今日の朝ごはんがとてもおいしかったです。お母さんに感謝してい
   ます」という子が増えてきました。

 
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               ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
           真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
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        vol.234     2008/11/3          発行部数 1095
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    こんにちは。三連休のお子さんは、家の手伝いをしっかりやって
   いますか。
   
    先週は、クリックとコメントありがとうございます。
   
    クリック数90、コメントは21通もいただきました。
   
    こんなにしっかり読んでいただけているのだと改めて知り、これ
   からもがんばって書き続けたいなあと思いました。
   
    今週からもずっと本文の終わりにクリックのことを載せておきま
   すが、今週からはクリックのお気遣いなく(^o^)、もう先週だけで
   すごくうれしかったですから。
   
    ただ、ご意見とか、ご相談が、「よい子」の内容を、より充実さ
   せてくれます。特にご相談は、それについて書かせていただくと、
   他の方から、実はうちでも…、ということが多く、みなさんのお役
   に立てるようです。
   
    これからもよろしくお願いします。
   
          (^o^) 行間を読む
   
    国語の文学の勉強では、よく行間を読みましょう、
   などと言われます。
   
    言葉には表現されていないことを読み取るという意味ですが、
   これは小学生にとってはとても難しいことです。
   
    作者の意図、作品の背景、その他諸々のことがわかっていなけれ
   ば、本当に行間を読むなんてことは大人にもできません。
   
    ですから小学生は、その文を読んで、自分の生活のことを思い出
   せれば、それで充分です。
   
    3年生の国語の教科書に
   「わすれられないおくりもの」という絵本が載っています。
   
    動物村の長老、あなぐまが死んで、村中の動物が哀しむのですが、
   やがて、あなぐまがみんなの心に残してくれたものを思い出し、残
   してくれたものの豊かさによって悲しみが消えていくというお話で
   す。
   
    **********(本文より)********
    もぐらは…一枚の紙から手をつないだもぐらが切り抜けます。切
   り抜き方は、あなぐまが教えてくれたものでした。

    はじめのうち、なかなか、紙のもぐらはつながらず、ばらばらに
   なってしまいました。

   でも、しまいに、しっかりと…切り抜けたのです。その時のうれし
   さは、今でも忘れられない思い出です。
     ********************************
   

    ここを読んで、A子さんは、もぐらになったつもりで、あなぐま
   に手紙を書きました。
     ********************************
    僕がはさみの使い方が上手になったのは、あなぐまさんのおかげ
   です。はじめのうち、なかなかできなくてもやもやしていたけれど、
   あなぐまさんは、ずっと、ぼくに、「次はできるよ、がんばろう」
   と声をかけてくれましたね。
   
    その言葉が出るたびにやる気がでてきました。
   
    そして、ちゃんと紙のもぐらがつながった時、あなぐまさんは、
   僕よりも喜んでくれていましたね。その時は、紙のもぐらがつなが
   ったことよりも、うれしくなりました。
    ********************************
   

    A子さんは、きっと

   ・うまくいかない時に、そばに誰かがいて、次はできるよ、と励ま
    された
   ・うまくいった時に、自分よりも喜んでくれた人がいた

   という経験をしているのでしょう。
   
    子どもが行間に見つけるのは、生活の中のできごと、特に大人と
   のやりとりです。
   
    やさしい人にかこまれている子どもは、やさしい物語を読んで、
   もっとやさしくなっていきます。
   
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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               ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
           真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
                 子どもをよい子にする方法。
   
        vol.235     2008/11/8          発行部数 1093
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    こんにちは。急に涼しくなってきたような気がします。学級の子
   どもたちが、風邪気味、喉が痛いなどと少しずつ不調を訴えていま
   す。お子さんの体の調子はいかがですか。
   
          (^o^) 元気に学校に行く
   
    今年担任している学級は、驚くほど欠席がありません。1ヶ月間、
      誰も休まなかった月もあります。
   
    休まず学校に行く、なんて、当たり前じゃないか、と思われる方
   もいると思いますが、小さな子にとって、これはけっこう大変なこ
   とです。
   
    まず、小さな子は、病気になりやすい。熱なんて、驚くほど突然
   上がります。
   
    子どもは大人が思っている以上に、体力の限界近くでいろいろな
   ことに取り組むので、突然、限界を超えてしまうことが多いのです。
   
   
    また、子供にとって「初めての社会」である学校は、とても大きな
   ストレスです。
   
    稲を育てる時、一時、水を引いてしまって根を強くするのと同じで、
   学校がストレスの場であるからこそ子どもは強く育ちます。
   
    毎日楽しそうに学校に通う子も、無意識のうちに心の中で「修行」
   していることも多いでしょう。子供なりに大変なのです。
   
    そんな子どもたちが毎日学校に元気に通ってきます。きっとお父
   さん、お母さんの魔法の言葉がお子さんを支えているはずです。
   
    「たくさん寝ると頭がよくなるんだよ。」
    「きちんと食事をすると、どんどん大きくなるんだよ。」
    「すすんで手を洗う子は、体が強くなるよ。」
   
    まず何よりも大切なのは、健康管理です。
   
    「お父さんが子どもの頃、こんな面白い先生がいたんだよ。」
    「お母さんは、ドッジボール、うまかったのよ。」
   
    学校は楽しいところだということを、楽しそうに話していると
   自然に学校に行きたくなります。   
   
    「黒板係って大事なのよね」
    「その発表は、きっとみんなの役に立っているよ」
    「その子に親切にしたから、きっと喜んでいるよ」
   
    どんな小さなことでも、自分が学校で大事な存在なのだと気づく
   と、やる気が出てきます。
   
    お父さん、お母さんの小さな言葉は、毎日元気に学校に行くため
   の、いちばん大事な栄養です。
   
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   言える話もありますよね。                ☆★
   
   
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