○日時 08年8月14〜17日
○ルート
1日目
沼津→(東名)→(東海北陸)→油坂峠→九頭竜湖→山中温泉→小松→松任(泊)
2日目
松任→千里浜→羽咋→巌門→能登島→和倉(泊)
3日目
和倉→能登島→中島→七尾→氷見(同窓会出席)
4日目
氷見→(東海北陸)→(東名)→沼津
○経緯
今年はお盆にバイクで帰省しようと考えていた。たぶんその頃に同窓会がありそうだと読んでいた。するとうまい具合にお盆休みと重なった。せっかく行くなら2日ほど前に出発して、ツーリングを楽しみたい。久しぶり会いたい人もいる。前回は単身赴任先の群馬からの出発だったが、今回は沼津出発の正統帰省ツーリングである。
○1日目
6時に出発した。天気は大丈夫そうであるが、北陸の方はどうか心配である。
高速は心配したほど車は多くなく、順調である。豊田JCTから東海環状道に入る。伊勢湾岸道に行かないよう標識を何度も確認した。土岐JCT(中央道と接続)を過ぎると渋滞した。ここから先は片側一車線なので合流地点が混んでいた。一車線に入ると流れは順調となった。美濃加茂SAで給油する。何と!セルフだった。でもここで給油しないと心配なのでセルフに初挑戦した。
美濃関JCTから東海北陸道に入った。しかし、その途端に渋滞が始まった。郡上ICまで延々と渋滞した。ここも途中から片側一車線なので合流地点を頭に渋滞していた。低速走行が続くのでエンジンが熱くなってきた。郡上ICを過ぎて渋滞は解消した。白鳥ICから無料になった油坂峠道路を走って福井県に入った。渋滞と空腹で元気が無くなっていたので最初に見付けたドライブインで休憩して昼食を食べた。
ここ国道158号線が本日の走りを楽しむメインルートである。九頭竜湖を過ぎ、大野市街に入るまでは快適な道だった。大野から永平寺町に向かう。山中温泉に向かう国道364号線の入り口が判らず迷って時間をロスしてしまった。
大内峠を越える国道364号線は福井と石川を結ぶ道の中では最近やっとトンネルでつながったばかりなので知名度は低いと思う。交通量は少なくマイペースで楽しむことができた。バイクには楽しい道であった。道の駅山中温泉ゆけむり健康村が見えてきた。本日最初の目的地である。初めてしらさぎと対面する。しらさぎTシャツを着て、しらさぎの前に立つのが3年前からの夢だった。記念写真を撮り、出発する。
次の目的地は姉の家である。30分ほどで到着した。1時間半ぼど居て、次の目的地である両親のお墓へ向かう。墓参りは今回の帰省の大きな目的のひとつである。それから、今度はかつてのバイク仲間のお墓へ向かう。昨年、場所を教えてもらって、車で来た。その時、次回はバイクで来ると約束した。その約束が果たせた。
今日の宿に向かう。何度も泊まったことのあるMターミナルホテルである。宿に着いて、携帯を見ると着信履歴があった。これからお会いする石川の鉄道さん(税理士さんです)からである。早速電話をして、待合せ時間場所を確認する。石川の鉄道さんとお会いするのはこれで4回目である。とても楽しみであった。飲みながら2時間ほど歓談した。しらさぎを見てきたことを報告した。楽しいひとときをありがとうございました。
注釈)しらさぎについて説明します。しらさぎはかつて北陸鉄道河南線で運行されていた車両で、河南線が廃止となって静岡県の大井川鉄道に譲渡された。大井川鉄道で長年活躍していたが、数年前に廃車となった。旧山中町の町長が大井川鉄道に里帰りを願いでて、3年前に山中温泉に帰ってきた。それを記念して石川の鉄道さんが中心となって、しらさぎのヘッドマークをプリントしたTシャツを作ったのである(全部で13枚)。私のTシャツには6/13と印刷されている。
美濃加茂SAで休憩する | 最初のドライブインで休憩する |
しらさぎの前で証拠写真を撮る | 携帯でTシャツ姿を撮る |
○2日目
心配していた天気が下り坂となった。宿を出るとき既に雨が降り出していた。雨ではあまり走る気になれない。最短で本日の宿まで行こうと考えた。その前にお土産を買うため徳光ハイウェイオアシスに向かう。ここは一般道側からでも人の出入りができるようになっている。お土産は小出の芝舟。帰省したときのお土産は必ず芝舟を買っている。ちなみにこちらの人へのお土産はどうしたか。GWなら新茶が旬だがお盆ではなあと思い、静岡名産の桜えびを持っていった。
一向に雨は止む気配がないので諦めて能登方面を目指す。幸いなことに次第に回復してきて千里浜の入り口に着いた頃には快晴だった。ところが千里浜は高波で通行止め。私は、バイクでは4年前、車では昨年走ったから諦めもついたが、遠くから来た人はさぞかし残念だったろう。
それではということで今度は能登金剛の巌門へ向かう。10年ほど前に家族で来たことがある。せっかくなので海岸まで下りて間近で見る。観光地だけに人は多かった。
天気はもう大丈夫だが、これ以上遠くへ行く元気がなかったので温泉に入ることにした。能登島にはひょっこり温泉という温泉がある。よく聞くので一度は入っておきたかった。能登島へは和倉から能登島大橋を渡って入った。ひょっこり温泉 島の湯は混んでいた。すぐ隣りが海水浴場なので海水浴帰りの人が多そうだ。450円なのにシャンプ石鹸なしにはちょっと憮然とした。塩っぱい温泉だった。
1時間ほどのんびりして本日の宿ビジネスホテルWに向かう。昨日のビジホに比べると貧相である。部屋の中がとんでもない造りであった。夜中に雨の音で目が覚めた。大雨が降っていた(翌朝のニュースで七尾市内で被害が出たことを知った)。
徳光ハイウェイオアシスでお土産を買う | 千里浜は通行止めだった | 巌門 遊覧船に乗ると中まで行ける |
能登金剛の海岸線 | ひょっこり温泉 | 温泉の隣りは海水浴場 対岸は本土^_^; |
○3日目
昨晩降ったせいか、雨は降っていない。心もち日射しも見える。今日は同窓会である。会場は氷見(ひみ=富山県)の民宿である。その前に用事がある。能登島の従姉妹に会いに行くのである。8年ぶりである。また能登島大橋を渡って能登島に入る。お盆だったのでお孫さんが4人も遊びにきていて家の中はにぎやかだった。従姉妹はすっかりおばあちゃんになっていた。
能登島から出る時はもうひとつの橋であるツインブリッジのとを渡った。今日は時間的余裕があるので道の駅なかじまロマン峠で休憩した。観光案内のちらしが整頓されてなく、道の駅としてはあまり管理されていないように感じた。中島町が七尾市と合併したからだろうか。そんなことを思ってしました。
しばらく休んでから七尾方面に向かうと雨が降り出してきた。結局、今日は民宿に着くまで一度も脱ぐことはできなかったのである。七尾市街を抜け、富山湾側へ出る。富山湾の海岸線を走る(国道160号線)。雨が強くなってきた。晴れていればどんなに気持ちよく走れることだろう。かなり大雨になってきたので道の駅いおりで休憩して小降りになるのを待った。それから次は道の駅ひみまで走って休憩した。
ここまで来れば民宿までわずかある。雨は降り続いている。少し弱くなったので出発したら土砂降りとなった。滝のような雨である。これではとても走れない。アパートの駐輪場が見えてきたのでそこへ避難した。いつ止むとも知れず降り続いている。1時間近く雨宿りしてから覚悟を決めて出発した。幸いなことに民宿の案内看板があったのでそれを頼りに無事たどり着くことができた。
バイクと従姉妹とお孫さんで記念写真 | 道の駅なかじまロマン峠 | 同窓会会場。すぐ向こうが海です こちらの写真もどうぞ |
ずぶ濡れ状態だったので民宿の人にタオルを借りて濡れたところを拭いた。まだ時間的に早いので幹事も来ていない。相変わらず強い雨が降り続いているので皆さんちゃんと来れるかなと心配になった。
4時を過ぎた頃からひとりふたりと到着した。道路が冠水して迂回したとかその影響で渋滞していたとか口々に話していた。それでも出席予定者は全員無事到着した。定刻通り、同窓会(宴会)がスタートした。30数年前にタイムスリップした。
○4日目
今日は天気が良さそうだ。朝食を食べ、集合写真を撮って解散となった。次回同窓会での再会を期して、同級生の前を颯爽?とバイクで通過した。こけなくてよかった。
今日は何も予定はない。ひたすら帰るだけである。能越道から東海北陸道に入る。全通した東海北陸道の未走行区間を走ることも今回の目的のひとつであった。最初のPAで休憩して電話でこちらを出発したことを伝える。順調に行けば午後3時頃には着きそうだ。山間部なので気温が低い。気持ち良く走ることができた。飛騨トンネルは長かった。帰省のUターンで混雑するかと心配したが、順調だった。ひるがの高原SAでガソリンを入れる。ここもセルフだった。
○まとめ
雨、それも大雨の中を走ることが多かったが、事故を起こすことなく無事生還できたことを素直に喜びたい。
同窓会がメインであったが、それ以外も楽しかった。同級生で今もバイクに乗っているのは私だけである。ひとりぐらい居てもいいでしょう。
さて、次回はどうするか。鉄道もまた楽しいかも。
○個人データ
走行距離 1日目520km,2日目160km,3日目80km,4日目480km,計1,240km(53.5L)
費用 67,000円(高速代12.200円,ガソリン代9,700円,同窓会参加費20.000円,宿9.700円,お土産9,000円,昼食他6,400円)