DISCOGRAPHY (1969 - 1977) |
1 |
YES |
1969 |
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このデビュー・アルバムと次の "TIME AND A WORD" ですが,日本では何故か LP はイギリス盤のオリジナル・ジャケット(1・3), CD は当初アメリカ盤のジャケット(2・4)でリリースされていました. | |||
3 |
TIME AND A WORD |
1970 |
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Jon Anderson さんという Vocalist ,確かに類い稀な才能の持ち主だと思うんですが,声質から言ってもやはり年齢と共に衰えていくのは仕方のないところだと思うんですよね.そういった意味でも,彼がバンドのイニシアティヴを取っていたのはやはり Steve Howe & Rick Wakeman のお二人が加入する前のこの2作においてだったと思いますが.....個人的には,彼のベスト・テイクは,実は KIng Crimson の "Lizard" だと思う....な〜んて言ったら怒られるかも..... |
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5 |
The Yes Album |
1971 |
★★★★★ |
私にとっての Yes とは,やはり Jon Anderson さんでも Chris Squire さんでも,ましてや Rick Wakeman さんでもなく, Steve Howe 先生のバンドというイメージなんですよね.その Steve Howe 先生が初参加のこのアルバムこそ,やはりベストなのでありますのだ....と言っては言い過ぎ? 確かに作品としての完成度としては,後の "Fragire"(6) や "Close to the Edge"(7) の方が遥かに上かもしれませんが,この作品なくしては,その後の Yes はなかったのだよん.とゆ〜意味でもやはり Best にあげられてしかるべき作品だと思うのですが,あまり評価高くないのよね.個人的には Steve Howe 先生の "The Clap" が大好きです. |
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6 |
FRAGILE |
1971 |
★★★★ |
ROCK 史上に残る名盤だとは思いますが,5人のソロ作品をそれぞれ1曲ずつ入れた試みは,アルバムのトータル性という観点からは,どうだったのかな?って思います. |
7 |
Close to the Edge |
1972 |
★★★★ |
完成度という点からみれば,これこそプログレのみならず ROCK 史上に残る名盤!だからと言って高く評価すると思ったら大間違いなのだ.少しは崩れた半端なところも残しておかなくっちゃ,ROCK なんだから.まとまりすぎって感じ〜. |
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8 |
Yessongs |
1973 |
★★★★★ |
実は最初に入手したのが,この初期(であると同時に黄金期)の Yes の集大成とも言うべきアナログ3枚組ライヴ・アルバムだったりして.... だから "Close to the Edge" とか "Roundabout" などという曲も,このアルバムでのライヴ・ヴァージョンの方を先に聴きました. EL&P の "Welcome Back 〜" と並ぶプログレ最高のライヴ・アルバムだと思います. Bill Bruford さんが前作発表後脱退してしまったため,2曲にしか参加しておらず,残りの曲は Alan White さんがドラムスを担当してますが,個人的には Bill Bruford さんのドラミングが好きだったので,非常に残念だったのです.でも,それを差し引いてもこのライヴ3枚組は凄かったと思うよ. |
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9 |
Tales from Topographic Oceans |
1973 |
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"Fragile"(6)とそれに続く "Close to the Edge"(7)の大成功によって, Pink Floyd, King Crimson,Emerson, Lake & Palmer とともに並び称せられるようになった Yes ですが,大作主義に陥ってしまったのが残念でした.このアルバムのリリース当時,泉谷しげるさんの『オールナイト・ニッポン』で収録曲の1曲を聴いたところ,はっきり言って退屈でした.という訳でそれ以降このバンドに対する興味を全く失い以降の作品はあまり聴いていなかったところ,最近になって Box Set を入手して,ほとんどのアルバムを聴くことができたのですが,やっぱりこのアルバムが一番退屈でした.アナログ2枚組の各面に1曲ずつの構成は,やはり無謀だったと思います.という訳で? Rick Wakeman さんはこの後,脱退してしまいました. | |||
10 |
relayer |
1974 |
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脱退してしまった Rick Wakeman さんの代わりに Patrick Moraz さんを迎えて作られたこのアルバムでは,極端な大作主義に陥ってしまった前作の反省からか,成功作 "Close to the Edge"(7)と同じ, Side-A に1曲, Side-B に2曲の構成に戻っています.やはりこのくらいが妥当だったと思います. | |||
11 |
Yesterdays |
1975 |
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初期3枚のアルバムから8曲が選曲されている初のコンピレーション. | |||
12 |
Going for the One |
1977 |
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Patric Moraz さんは1作のみで脱退. Rick Wakeman さん復帰第1作.前作まで共同プロデュースを務めていた Eddie Offord さんが降板し,メンバーによる初の単独プロデュース.また,ジャケット・デザインが Roger Dean さんから Hypgnosis に替わっていますが,これは今回 Dean さんとメンバーの意見が食い違ったためらしいです.日本語タイトルは『究極』でしたが,これは『美味しんぼ』連載開始よりかなり前でした. |