Frank Zappa

Discography Part 03(1978 - 1982)

 "Lather" と移籍と Guitar の時代ですね.ワーナーとのごたごたが続く中,むちゃくちゃハイペースで作品を発表してますが,私自身はこの時期のZappa さんはあまり評価できません.名作といわれる "Sheik Yerbouti" もあまりいいとは思えません(ごめんね).



25

Studio Tan

1978

★★

 Zappa さんが発売を許可しないまま,ワーナー・ブラザーズが勝手に発売した(...とされている)作品で,本来は23同様LP4枚組 "Lather" の一部だった作品です.タイトルは直訳すると『スタジオ灼け』で,Zappa さんがスタジオにこもりっぱなしで,少しも陽焼けしない状態をもじって表現したものらしいですが,とすると,ワーナーが勝手に云々...とゆ〜のは少しおかしい気もするのですが... たしかにスタジオ・ワークの集大成といった感じのアルバムですが,少しいじりすぎって感じも... アナログではA面を使い切っていた大作 "The Adventure Of Gregory Peccary" も, "Just Another Band from L.A." の "Billy The Mountain" と較べるとちょっと退屈かも...

26

Sleep Dirt

1978

★★

 "Zappa in New York" ・ "Studia Tan" ・ "Orchestral Favorites" と同じく "Lather" の一部として発表される予定だった作品.ジャケットに描かれているのはど〜見ても東宝映画のヘドラとしか思えません.Zappa さんの怪獣映画好みは有名だったので,多分そうなのでしょう.でも...肝心の内容は私としては前作同様少し退屈...

27

Sheik Yerbouti

1979

★★★

 ワーナーが勝手に "Lather" 分割リリースを続ける中,新レーベルからリリース(日本では CBS SONY からリリース)された Zappa さんの新境地を求めての意欲作で,タイトルは "Shake Your Body" という猥褻な作品.前述したとおり,このアルバムを Zappa さんの代表作の1枚にあげる方も多いらしいです.確かに良く出来た水準以上のロック・アルバムだとは思いますが,な〜にか物足りないのよね... 以前の Zappa さんの作品が持っていた猥雑な魅力がなくなって,変にまとまってしまったよ〜な... 「初期の Zappa は音楽家というより,芸術家だった」とおっしゃった方がいらっしゃいましたが,まさにそのと〜りだと思います.でも,Bob Dylan 先生のパロディーは笑えました.

28

Orchestral Favorites

1979

★★

 "Zappa in New York" ・ "Studio Tan" ・ "Sleep Dirt" 同様, "Lather" の一部として発表される予定だった作品. "Studio Tan" ・ "Sleep Dirt" とこの作品は Zappa さんに無断でワーナーが発売したとゆ〜事になっておりますが,そのせいかアナログ盤のアルバム・ジャケットには曲目だけがクレジットされていて,録音データ等長い間不祥だったらしいです...あまり気にしてなかったけどね... この3枚のジャケットのイラストはゲイリー・パンター氏によるもので,この人のイラスト,'80年代に日本でちょっとしたブームを巻き起こしていたらしいです...気がつかなかったけどね... さて,"200 Motels" 以来の Zappa さんのオーケストラ路線のあくなき追求はこの後も続きますが,私はっきり言って苦手です... でも,"Absolutely Free" に収録されていた名曲 "Duke of Plunes" の New Version は良かったです.

29

Joe's Garage act. 1.

1979

★★★

 アナログでは2枚組だった "Sheik Yerbouti" に続いて発表された大作の第1部です.実際この年の Zappa さんの新作ラッシュにはビックリさせられたものでした. Zappa さんの作品制作に対するアプローチは'70年代と'80年代とでは確実に違っていると思いますが,そ〜ゆ〜意味でも '70年代最後の年にこの2大作品を発表したというのは印象的でありました.個人的には "Sheik..." も "Joe's..." もまとまりすぎている感があって,それがかえってヘンなもの足りなさを感じてしまう原因になっているのですが,冷静に客観的な判断をするならば,両者とも素晴らしく良く出来た作品だと思います.このアルバムのアナログ盤(CBS SONY 発売)に付いていた対訳が素晴らしく,特に "Why Does It Hurt When I Pee?" のラスト1行は爆笑モノでした.

30

Joe's Garage act. 2 & 3.

1979

★★★

 大作の第2・3部でアナログでは2枚組でした.後に CD 化された際には, act.1 とまとめられて2枚組 CD となりました(おまけの項参照).



31

Tinsel Town Rebellion

1981

★★★★

 "Roxt & Elsewhere" ・ "Zappa in New York" に続く2枚組ライブ・アルバムです.以前にくらべて若干テンション落ちているよ〜な気もします(特に "Peaches III" はフリークの間で評判悪かったです)が,やっぱり良いです...だって Zappa さんだもん(理由になってない).コンサート会場の女性客の下着を集めてキルトを作ろう...という Panty Rap" が笑えます.

32

Shut Up 'N Play Yer Guitar

1981

★★★

 当初通信販売のみで発売された Zappa さんのギターアルバムで,同じジャケットで3枚バラバラでしたが,後にまとめられ LP 3枚組(CD は2枚組)として,新装発売されたらしいです(おまけの項参照).ギタリスト Zappa さんを知るには絶好のアルバムですが,マジメすぎるよぅ(私は Zappa さんにナニを期待しているのか...?).

33

Shut Up 'N Play Yer Guitar Some More

1981

★★★

 同上.

34

Return Of The Son Of Shut Up 'N Play Yer Guitar

1981

★★★

 同上.

35

You Are What You Is

1981

★★★

 何故か大作づいてしまった Zappa さんの新作は,またもアナログ盤では2枚組でした.大傑作(だと私は思うよ) "Zoot Alluras" の後,ず〜っと続いた大作ラッシュですが,確かに5年間にこれだけの作品を次々発表していった Zappa さんの制作意欲には感銘させられました.でも正直言って,聴く方としてはちょっとしんどかったのも確かです.

36

Ship Arriving Too Late to Save a Dorrowing Witch

1982

★★★★

 最初に CBS SONY から発売されたときの邦題が『ザッパの○△□(マル ・サンカク ・シカク)』,すっごい手抜きというかいいかげんなタイトルだと思います. MSI から発売された CD では流石に『溺れた魔女』と改題されてましたが,「これを買えばきっと魔ん女くします.魔あ,どう女,みんな私の言うことに耳を傾け魔女う.」と書いてあったのには笑ってしまいました.で...大作ラッシュからやっと解放されたって感のある久々のシングル・アルバムで,正直言ってホッとしました.娘さんの Moon 嬢が特別参加しているこのアルバム,メチャ内容濃いと思いますが,収録時間が短めなのが不満と言えば不満...