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2004/11/17
 ■ハナロカードとは!?


今回は、私自身が前の職場でATMのプログラムを開発・保守していたので、ちょっとカードのことを触れてみたいと思います。
日本でもJR東・西などが非接触型ICカードを導入していますが、韓国でも公共交通にはこの非接触型カードが採用されています。写真のカードは釜山市の公共交通カード「ハナロカード」です。「ハナ」は「ひとつ」、「ロ」は「〜に」「〜で」「〜へ」「〜として」などの意味の他「路」という意味もあります。「ハナロ」はこの訳が正しいかどうかわかりませんが、「ひとつの道」と訳してみました。


さて、このハナロカードは釜山市の地下鉄の駅などで売っています。まずは窓口で「ハナロカード ジュセヨ(ハナロカードをください)」と言って購入します。カードには保証金が2000W(200円)がかかり、その後でカードに補充(チャージ)する金額を聞かれます。訪韓時、釜山では最低5000W(500円)からでした。ハナロカードを使うと、バスや地下鉄料金が割引になるので、長期に滞在すれば、または頻繁にバスや地下鉄を使えば、保証金の元が取れると思います。

使い方はいたって簡単。改札口にある読み取り機にかざすだけで、地下鉄に乗ることができます。もちろん財布にいれたままでOKなのは、日本と変わりません。地下鉄の切符売り場ではおつりの出ない販売機もあるので、小銭を用意する手間と、列に並ぶ手間が省けて、たいへん便利です。

ただこのカード、日本と違うのは発行元の国民銀行(韓国の都市銀行)で口座を登録すると、キャッシュカードとして利用できることです(・・・なくしたらたいへん!)。またこの画面でご紹介しているのは「カード」型ですが、キーホルダー型やリストバンド型の「ハナロカード」も売っているのです。もちろん使い方その他は同じです。「カード」といえばプラスチック板だけしか思い浮かばないだけに、ちょっと「ビックリ」しました。(・・・日本でも最近では携帯電話にこの機能が追加されてますね・・・) 

カード社会の韓国については、道中記でもこれから触れていきたいと思います。

■レートは訪韓時(2004年8月) 1円=約10W(ウォン)でした。
■ソウルにもこれと同じ「交通カード」があります。補充は最低1万Wからだと思いました。
■非接触型ICカードの仕組は、装置に差し込むことなく読み取り機にかざすことで、カードが微弱な電流を受け取り、読み取り機との間で無線通信をして決済するものです。(・・・この説明、ちょっとむずかしいですか?・・・)


■ハナロカード(表・裏)と地下鉄の乗車券

    

↑ハナロカード(表・裏)をクリックしてください。

■解説の和訳は直訳ではなく、できるだけ普段使う日本語の表現にしています。
(例)カード表面には「大衆交通(テジュン ギョトン)」とありますが、日本では「公共交通」と訳したほうが、わかりやすいですね。また、裏面の一番下には「利用問議(イヨン ムンヌィ)」の4文字がありますが、「利用のお問合わせ」と訳してあります。

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