お遊び新聞 |
THE OASOBI SINBUN |
OA余話 |
*** OA化こぼれ話 ***
はじめに。
今はPCも家電化していますが、それでも購入・機器の拡張など、全くの初心者にはハードルの高い問題ではないでしょうか。
私の場合、パソコンを扱い始めた当初などハードウェアーもソフトウェアーもまさにブラックボックス状態でした。(今でもかなりの範囲がブラックボックスですが。)
まだDOSの時代、マニュアル片手にコマンドを何回も確認し
Enterキーを恐る恐る押すことから始まりました。
ある人は「パソコンなんて2-3台潰さなければおぼえないよ」と言いますが、そんな経済的余裕も無い状況では、使用環境を少し変えるだけでも勇気のいる仕事でした。(ちょと大げさかな?)
今はPCも道具(おもちゃ?)として扱えるようになって来ましたが(自分ではそう思っている)、昔はこんな事で・・・と言うような失敗談・悩んだ事などを中心に記憶に残っている事を記事にしてみました。
皆さんはどうでしたか ?
ワープロもパソコンも必要としているのは女房殿で、その女房殿は「必要になった」と言うだけで後は全てあなた任せ。
よく言えば私の性格をよく理解していると言えるんでしょうねぇー。 (^o^)
私も機器を扱うのが嫌いじゃないから、夢中になってマニュアル・参考書片手に操作を覚えるんです。
ワープロもパソコンもテレビゲームの一種の高級玩具
? と言った感覚ですね。
それでもさすがにパソコンのキーボードに初めて触れるときは、こんな操作をしたらプログラムが潰れるんゃないかと恐怖心?がありましたが・・・。
私の方が何とか扱えるようになると、女房殿も重い腰を上げ私を「しゃべるマニュアル」として機器を使い始めるんです。
最近は操作が複雑になって来ているため教える方のストレスも大きく「しゃべるマニュアル」から「怒鳴る学院」(某学習塾をもじって)になっています。
21世紀になり女房殿も少しは自立傾向、 「怒鳴る学院」命名由来の某学習塾もXXX予備校と名前変更、私への呼び方も「アビ爺」(某パソコン教室のキャラクタをもじり)と変わった。
このことをメールで伝えた友人は、「アビ爺」で単語登録したとか。
カーソルが動かない !!
女房殿は風呂敷残業でワープロに向かっている、私は一足お先に床に就いた。
気持ちよく寝ていると「ねぇー、カーソルが動かない !」と起こされ、眠い目をこすって見てみれば変換確定をしていないだけであった。
フロッピーは一枚で十分 ?
ワープロの使い始めの頃、一枚の2DDフロッピーに全ての文書データを保存していた。 当時はそれで間に合っていたのだが、用途別に文書を分けないと後々保存文書を探すのに苦労することに気がつき、色分けされた数枚のFDに文書を分けた。 ワープロ使用開始約一年後のことであった。 この経験が、大容量HDD時代の現在のデータ保存方法に大いに役立っている。 |
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今思えば・・・。
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パソコンに初めて触れて。 DOSのDIRの概念が理解できず、参考書の同じところを毎晩読み返していた。でもよく分からなかった。 今は、何が分からなかったのかが分からない。 |
Lotus123 (Dos版) を使って。
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使用開始二ヶ月、女房殿のためマクロを組み込んだワークシートを作った。 きちんとデータ処理も出来喜ばれたのだが・・・。 123本体の操作もまだまだ未熟な時、サンプル・マクロを拾い出し適当に変更して、組み合わせて作ったもの。 今振り返ると、よく正常に動いたなと感心。 |
ワークシートに多くの関数を入力していた。 始めは数秒で入力できていたものが徐々に時間がかかるようになり、最後の関数を入力するときには2分近くかかり、その間イライラ、ストレスのメーターが上昇。 CPU( i386 20MHz)の性能だと思い、高性能 PC購入の動機の一つとなったのだが・・・。 計算を「手動」の設定にしておけばストレスをためる事も無かったのだ。 おかげで Pentiumの速さを実感できたが・・・。 |
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日本語からローマ字へ。
ワープロ使用当初から入力は日本語で行って来た。
しかし、パソコンを導入し Lotus123 のマクロを本格的に作り始め、その不便さに気づきローマ字入力に変えた。
left から right へ。
パソコンのソフト、ただでコピーして使えるなんて違法とは承知していてもばれるわけでも無いし・・・、すごく得をした気分になっていた。
自分がマクロ作成で苦労して、copyright© の大切さを知ることとなった。
FDDは増設できる。
DiskCopyは必要だからとFDD2基のPCを探し、EPSON
PC-586RAの購入となった。
FDDが増設出来るなんて・・・。
パソコンは故障するもの !!
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使用中のパソコンが突然停止 (電源OFF)。
パソコンが故障するなんて・・・。 その後も 3台の PCで数回の不具合を経験した。 今ではパソコンは故障するものと考え方を改めた。 |
踏み切るまでに・・・。
ノーブランド・バルク品パーツ RAMは72ピンSIMM、HDD・CD-ROMドライブはIDE。 規格が同じなら、動作確認・対応機種に明記されていなくても使えるのでは・・・と、頭では理解できていても、動作しなかったり、それが原因でPCが故障したらと、しばらく怖くて踏み切れずにいた。 最初のノーブランド・バルク品などのDOS/Vパーツの使用には結構度胸を必要とするものであった。 アップグレード版のクリーン・インストール Windows95はよく潰した。(簡単に潰れた) その都度HDDのフォーマットしてインストール、所有しているのがアップグレード版であったため、DOS−Win31からインストールしていた。 今では当然の如くUPグレード版のクリーン・インストールであるが、当時サポートセンターの「サポート対象外・・・」の言葉は初心者には怖いものであった。 |
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2G以上は使えない ?
500MのHDDを交換する時は2Gにした。
そのHDDに不具合がでて
3.2G HDDとの交換、2G以上はどうなるのだろう
? Format 出来るのか ? 不安になり、N社サポートセンターに
Help の電話をかけ聞いてみることにした、領域確保が出来ないだけと知り納得。
インターネット接続までに丸二日間の悪戦苦闘。
プロバイダに加入し、いざ接続しようとしてもエラーがでて、どうしても接続できない。
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接続できなかった原因はシリアルポートの性能が悪かったのと、モデムのドライバエラーであったのだが・・・。 原因判明まで丸二日間、Windows95も 3回ほど潰してしまった。 |
バックアップは。
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FD・MO・CD-Rなどバックアップメディアをどうするか悩んでいたが、LAN導入で解決した。
今は、古い PCのHDをバックアップメディアとして利用している。 PC本体が故障しても予備システムとして古い PCが利用できるし、一石二鳥と自分では思っています。 |
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電話機がいっぱい !!
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電話回線をISDNに変更、三つあるTAのアナログポートを遊ばせておくのもと、安い電話機を買ってきて三つのポートをフル活用。子機も含め各所に電話機を配置した。 便利ではあるが、かかって来た時のベルの音が少々賑やかである。 現在はADSLに変更したため、当時より接続している電話機の数は減り少しは静かになっている。 |
落札してしまった !!
時代はDOS/V、いつまでも昔の NEC PC98でも・・・。 場合によっては PCを潰してしまうかもしれないから新品ではもったいないしと DOS/V PC 勉強用に手頃な中古品を探しにインターネットオークションを覗いてみた。 この PCなら・・・と遊び半分の気持ちでセリに参加した。 ちょっと値が上がり過ぎたな、でもまだ誰かが値をつけるだろう・・・と思っていたら。 なんと自分が落札者になってしまった。 その PC、潰すこともなく今では Win98 と PC-DOS のデュアルブートに設定し愛用機となっている。(その後は三女用PCに) |
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Win95・98は簡単に潰れる ?
設定がうまくできなかったり、ちょっと変わったことをなんて考えて、あれこれ設定をいじっていると、そのうち
OSが変になってしまうことを何回か経験した。
自分のやり方が悪かったんだろうが、意外と簡単に潰れてくれる。
そんな時は修復セットアップしても (出来ない時もある)
結果はあまりよくないので、アンインストールした後、再インストールしている。
故障・エラー・インストールも何回か経験すると、少々の不具合でも動じなくなってしまう。
できない ?
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姉たちとともにインターネットを使っている小4の末娘。ある日、漫画作家のHPにアクセスしたいと言うので一人で勝手に使わせようとしたら「出来ない」と言う。 出来ない理由を聞いてみたら、URL は小文字だがキーボードの表記は大文字、まだローマ字を習っていない娘には分からないのだ。 これには親も納得して早速、アルファベットの練習帳を与えた。 インターネットが小学生のローマ字練習に役立つとは思わなかった。 |
教えちゃった !!
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パソコンの電源を入れたら、スキャンディスクが起動。 PC本体のスイッチを切って Win98 終了させた末娘の仕業である。 故障しても困るから正規の終了方法を再確認させた。 後日、学校で Win98 の終了が分からず困っていた先生に「私が教えてやった・・・」との報告があった。 |
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終わりに ( タイミングは間一髪滑り込みセーフ !! )
89年のワープロ専用機に始まった我が家のOA機器の導入であったが、振り返ってみるとワープロが何とか使えるようになった頃に提出文書のワープロ指定があったり、パソコン導入直後、データ処理のPC移行が本格化したことや、DOSの時代からパソコンを扱うことが出来、当時おぼえたDOSの知識などが今役立っていることを思うと、機器の導入がまさに間一髪滑り込みセーフのタイミングで行われて来たと感じる。
また電話での問い合わせから付き合い始めたパソコンショップには、メーカーのサポートセンター以上にいろいろ教えてもらえたり、PC故障時にもユーザーサイドで対応してくれるような親切な店であったことなど、幸運なことも多々あったと思う。
二面に渡ってOA機器を記事にしたが、機器類をリストアップしながら購入価格を概算してみた。
これらにソフトと参考書類が加わるんだから・・・、かなりの投資であった。
ちょとした高級車が一台買えたんだな・・・、なんて。
それでも一応、パソコン ( IT ) が利用できているから「まあ、いいか・・・」の心境である。
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