土つくり 耕楽園 いちじくの志田ファーム

ひゃくしょう

Health and environment

土つくり耕楽園 小さな農場からの情報

土つくり耕楽園 

土つくりと栽培管理が病害を断つ

【病害について】

病害発生のメカニズム

病害には、病害三要因というものがあり、主因(病原菌〜カビか細菌)・素因(固体・・・植物の体力・性質)・誘因(土壌環境・栽培管理の不手際)の3要因が揃わなければおきない。
揃い踏みさせている土つくりと栽培管理に問題がある。

病害発生 病害回避
三要因揃い踏み 素因、誘因切り離し  素因、誘因切り離し 主因減少

主因はどこにもいる。素因・誘因のいずれか一つを絶てばよいことです。


主因 病原菌はどこにもいて、絶つことは出来ない。

主因の占有を避ける:

@意味のない一般的方法

 病害茎葉や株を集めて、焼却するか深く土中に埋めて、害虫や病原菌の発生
 源を除去する。
 太陽熱利用などの土壌消毒する。

 しかし、どんな土壌消毒をしても病害菌を圃場から完全に絶つことは出来な
 い。毎年同じことを繰り返す。

 病原菌を絶つことに躍起になるより、病原菌の密度を有効菌などで下げれば
 、病原菌といえども悪さをしない。

A賢い方法

土つくりで「生態系防除」と「生態系の地力」の方法

 菌相の改善:特定の病原菌の占有をさせず、密度を相対的に減らす。

 菌体防除:「菌で菌を予防する」。

  人間が病気を予防するのにワクチンを使うのと同じように、作物にも病気に
  ならないように、自然にある菌を使って予防します。

  病原菌はカビか細菌であり、拮抗菌のカビか細菌で殺菌する。


素因: 植物体病原菌に侵されやすい品種か、不健全生育しているからその是正作物は免疫力を持った、強いものに育成する

素因を絶つ方法は:

・対抗性の品種を選んだり、病害虫に強い品種、病害虫に強い台木を利用した接ぎ木苗を利用することで、病害が低下します。

苗七分作。健全苗つくり、苗床で菌根菌などを接収
ネニソイル 放線菌(抗菌物質の産生)、バシラス(抗菌物質の産生)、
トリコデルマ(病原菌に寄生)、酵母(有機物の分解)、
アスペルギルス(有機物の分解)
セラキンコン VA菌根菌(根の燐酸の吸収を助け、病気を抑制する菌)

・根張りを良くして健全生育を促進させて抵抗性を高める

・葉面散布で作物の茎葉を丈夫にして病気に対して抵抗力をつける

     木作液、ストチュー、キトサン、ボトキラー など

(未熟)有機物の分解過程で発生する、酵素、エチレン、ホルモン、様の生理活性要素や、有機物分解の生物体的浄化で健全生育を促進することで、本来、植物が持っている病原菌に対する免疫力・抵抗性を  回復させる。
(病原菌に対する抵抗性〜物理的抵抗性・ファイトアレ  キシンなどの病害防御機能)
誘因: 害虫にかかりやすい: 栽培環境の不適切 作物が軟弱に育っている。
病原菌に侵されやすい土壌・栽培環境(植栽密度・植え付け本数・空気中の湿度・風通し・陽当たり・土壌水分・施肥 など)の改善

@誘因を絶つ栽培・施肥管理

過剰施肥、肥料の不溶化、肥料成分のアンバランスなどでも土壌生物は混乱し、

影響されやすい拮抗菌が減少し、病原菌の優位・占有化が進む。

施肥設計、土壌水分、栽培株数 などの改善。

A誘因を絶つ土壌環境つくり

・病原菌の増殖と潜伏環境を奪う

・前作の作物残渣・肥料残渣物・植物の排泄物などを有効菌で分解させる。

・有益微生物の増殖を促進させる。

・根圏に有効微生物層をつくる。

・T/R比(作物の地上部と根部の比)根部を先に充分に張らせる。

・EC値を下げる。

・腐植を増やす。

・B/F値を大きくする。(バクテリア〈細菌〉数Bを糸状菌Fで割った値)

・土壌病害は、土壌の不均一性による増殖と環境の調和にあります。

多湿を避ける 病原菌は多湿で増える 乾燥ではまず出ない 

化学肥料の多投や腐敗ボカシを使わない 葉中に硝酸態チッソが転流されず溜っている場合が多い。ワキ芽を噛んでみると苦いから解る。

B誘因を絶つ土つくり

土壌病害は、土壌の不均一性による増殖と環境の調和にあります。

  放線菌(抗菌物質の産生)、バシラス(抗菌物質の産生)、トリコデルマ(病原菌に寄生)、
  乳酸菌、酵母(有機物の分解)、アスペルギルス(有機物の分解)など

と土作り三要素を連動させる方法が、生有機物とカルスNC−R,ネニソイル、ボカシ肥料の併用です。

    病害を抑制・・・・・カルスNC−R
    病害発生圃場・・・ネニソイル

総合的な「生態系の地力」に戻し再生産力のある土つくりの道です。

  土壌中の炭素を炭素率C/N比10〜20に整え、腐植5%以上に保つだ
  けでも病害は激減する。

  土に多種多様な土壌生物を棲息させ、団粒構造で、病害虫を占有させない
  土壌環境にする。

  怪我や風邪を引かないように防備したり、病気しないように体力をつける
  ように、作物にも病気にならないように、自然にある資材を使って防御し
  ます。


病害の根は土にあり

      土つくりをして土壌障害による病害をおこす。

何のための土つくりだろうか。

本当に土つくりをしていれば病害で苦しむことはない。

「線虫は昆虫寄生性の線虫、人間につく回虫と同じ仲間だ、

灰色カビは風邪の引き始め」という。

土つくりさえしていれば、根の器官を食い尽くされたり、

肺炎を起こして死なせることもない。

土壌障害による病害の例
青枯病菌 こんとうがんしゅ病菌 ネコブセンチュウ
萎凋病 腰折病 灰色カビ病菌
疫病 白 絹 病 菌 半身萎凋病
黄斑モザイクウィルス 紫紋羽病 斑点細菌病菌
かいよう病菌 そうか病 葉枯病菌
褐色腐敗病 立枯病 腐斑病菌
乾腐病 つる枯病菌 腐敗病
根頭かんしゅ病 軟腐病 芽腐病菌
黒あざ病 苗立枯病菌 緑斑モザイクウィルス
黒腐病菌           など
本当に土つくりしていれば回避できる病害


土つくり三要素 も参照

病害の90%以上の原因は土つくりの失敗と心得るべし。
有機栽培の本質は植物の健全育成と多収穫にあると心得よ。
有機栽培だから病害が出ても仕方がないと努々言うなかれ。
我の貧農、無知を自ら言いふらしているが如し。

病害、虫食いの作物・野菜は不健康に生育している証拠。

作物・野菜は旨い、美味しいは当たり前、食品の三機能性を持ち合わせていなければならない。