バイエルン〜チロル〜ザルツカンマーグート・2

Schloss Linderhof〜Alpbach

ツークシュピッツェから下りてリンダーホフ城に向かう。
城が近くなるにつれて渋滞となる。
森の中の細い小道を何分ぐらいノロノロ進んだであろうか。


Schloss Linderhof

高く上がった水と金細工の噴水が大変美しい。
さすがにルードヴィヒUが造らせただけあってきらびやかなお城というか宮殿。
ガイドツアーで洞窟の中に入ると右上写真の船が迎えてくれる。
美しくて妖しい虚構の世界
今日の溢れんばかりの観光客を人間嫌いの王はどんな気分で見ているのだろうか。

リンダーホフを見た後フレスコ画で飾られた町オーバーアマガウへ向かう。

昼食後、木彫り製品が欲しくて探し求める。
クリスマスストーリーに使われる羊は海南が欲しがり私はマリア像が欲しくて
ハル氏は鳩時計が欲しいと・・それぞれ好きな物を買ってしまう。
鳩時計は一日20分位進むすぐれもの。でも気にしない。
製作元に送り返すと修理して返してくれるがインテリアに充分なので現在に至る。

その日の宿泊地は国境を越え 隣国オーストリアのインスブルック。
乳白色のイン河が素晴らしくいい。
街の名になっている「イン河にかかる橋」から眺めていると時の経つのを忘れる程。
オーバーアマガウにも乳白色の川が流れていたけれど同じなのか・・?
遠くに見えるノルトケッテ連峰も素敵だ。

上左は絵葉書。インスブルックを代表する風景、アンナ記念柱とマリアテレジア通り。
右は旧市街のシンボル、黄金の小屋根Goldenes Dachl。
かつて王の見物席であった金箔貼りの瓦を敷き詰めた屋根が見事。
時間がある方には登るのがちょっとしんどいけれどAlpenzooもお勧め。
山の斜面をそのまま動物園に使っている。

翌日、1時間ほどのドライブでクラムザッハの野外博物館に行く。
チロルの古い民家を集めて再建した集落。
人はいないし、山は美しいし、まことにのんびりお散歩ができるところ。
でも11時を過ぎると続々と観光バスがやってきた。


たくさんの人が苦手な私達は追われるように次の目的地
ヨーロッパ一美しい村に選ばれたAlpbachアルプバッハに向かう。

この村は木造建築以外の家は建てられないとか。
鮮やかな花で飾られたベランダを眺めるにつけ住民達の努力は大変なものだと思うのだけど、
アルプスの風景とマッチして大変美しい。
但し、山の斜面に広がるように家々が建てられているので 散策は坂道ばかりで体力がいる。

アルプバッハの村から小さなロープウェイで山の中腹まで行きアルプバッハの谷を望む。