CANADA 5

バンクーバーVIA駅に迎えに来てくれた弟の車でようやく市内観光が始まる。
まずは物好きにも
熊を探して山道を走ってもらう。でも、気配なし。
探している時には出てこないものなのね。
じゃ、今度は
シアトルにでも遠出してもらおうか、と頼むと時間が無いと断られ(当たり前か)結局近くの湖で子供達3人を遊ばせるに至る。
私は米国境を越えてみたかったのに。
(うるさいという声が聞こえてきそう)
義妹にバスを乗り継いで市内観光に連れて行ってもらう。
まずは市民の憩いの場スタンレーパーク。
レンタサイクルで公園内を一周する。
こいでいるのは我が夫。
乗っているのは弟の子2人。
みんなヘトヘト。私ヨレヨレ。
お昼は妹ご贔屓の『
インペリアル』で飲茶としゃれこむ。
お勧めの
マンゴープリン
大変美味しかった。
水族館で白鯨ベルーガのショーを見る。
子供達は`Excuse,me.`と最前列に割り込んでゆく。
後ろではチビには見えないんだもの。
この水族館には昆虫コーナーもあって南米の巨大ゴキや
オオナナフシおさわりキャンペーンもやっていた。
息子はオオナナフシを手に乗せてもらって喜ぶ。
のっそりしてるけど大きいから迫力がある。私はゴメンだ。ここは確か水族館のはず。


実際バンクーバーで観光というよりは子供同士を遊ばせようと試みたので有名なキャピラノの吊り橋や
スカイライドというロープウェイにも乗らず終い。
またIMAXの「Shark」も観たかったのだけど時間的に余裕が出来ず見送りになる。
ま、でも従兄弟妹同士久しぶりに触れ合えて彼らにとっては楽しい想い出になったことだろう。

これで帰るのかと思いきや・・・実はまだバンクーバーアイランドに一泊旅行に出かけたりする。
行き先はずばりビクトリアのみ。英国の面影を色濃く残す町である。
 行き方は大ざっぱに言って3通りあり
.フェリーを使う、.水上飛行機を使う、.飛行機を使う である。
1のフェリーは一番お手頃な値段だけど
フェリー乗船時間の1.5時間以外に出発着の船着き場までの時間が、それぞれ1時間近くかかってしまう。
のんびりと美しい海に浸りながら進むそれは大変情緒があるらしいが。
2の水上飛行機はダウンタウンからダウンタウンを結んでいるので30分しかからない。
低空飛行だから景色もよく見える。
3の飛行機はトランジットの人くらいで、バンクーバーから行く人はまず使わないだろう。
フライト時間は短くても飛行場まで距離がある。

9:55バンクーバー発のSEAPLANE.
10:30ビクトリア着。
18名+2クルーで満席。
行き当たりばったりでなんとかなるものでもないらしい。
希望の時間があれば事前に予約をしておくべし。
帰りは未定だったので予約をしておらず。
当日予約した為、希望の便が取れなくて
予定より大分早い便となってしまった。

船着き場:バンクーバーはカナダプレイス裏手、
      ビクトリアはエンプレス歩5分。
本当に便利で早い。
『時は金也』の人向き。

グラスファイバー船と上記のゾディアック型と呼ばれる2種類がある。
前者は小さな子も大丈夫。観光船のよう。
後者は10人位までしか乗れずハイスピードで進む。私たちが乗ったのはもちろんこれ。
Victoria Marine Adventure Centerのシャチツアーに参加
ものすごく分厚い宇宙服みたいなのを着させられて、この
ゾディアック型ボートに乗り込む。
島々の間に点在するシャチのビューポイントまでこれまたものすごいスピードで飛ばしてゆく。スリル満点。ビュンビュン。
でもジェットコースターが苦手な私でも高さがないので平気。面白い。
 ある島に近づいて静かに浮遊することしばし。
すると遠くにシャチの親子が現れた。だんだん近寄って来る。
ボートのすぐ横でその巨大な体を持ち上げて滑らかにジャンプする。
サービス精神でも習ったのか・・・。みんな大喜び。
 
シャチが見られるのは、全くの運だそう。
私たちはお陰様で、シャチファミリーをいくつか見た後、シャチ君と共に海を走ったりアザラシやラッコを見たりと満点コースだった。

ドライバーのお兄さんが「あと30分延長しようか?」と
みんなに聞くと「イエ〜イ!」と答える陽気な皆さん。
トイレに行きたい私だけ密かに困っていた。
所要3時間+30分也。