ロワール・ペリゴール・プロヴァンスその2

    リモージュから今夜の宿泊地Montignacモンテニャックに向かう。

     またまた6時の到着であたりは真っ暗。

   でも小さい町なのでホテルの看板はすぐ見つかって一安心。
       スパゲティが食べたいという息子の為イタリアンレストランを探すが開いていない。

   仕方なくまたホテルのレストランで。



ホテルのポストカード

Hotel le Relais du Soleil d`or
一応シャトーホテルの仲間らしく広い室内、古くてシックな内装でなかなか良い。

     しかし
やっぱり隣の物音は響くのよね。
          
Montignacの町
ちょっと淋しそうな町でしょう?
季節がそうさせるのかわからないけれど
本当にひっそりとした町。
流れているのはヴェゼル川。

この町になぜ泊まったかといいますと近くにあるラスコーの壁画が見たかったから。

残念ながら実際発見されたラスコーの洞窟は閉鎖され一般公開は無理、

代わりにラスコーUという洞窟で再現されている

ラスコーのHPトップは壁画を照らし出す気分が出ますよ、お試しあれ


写真は禁止なのでこの壁画は2枚共ポストカードです

このLascauxUは実際の洞窟から200mほど離れた所にあるというから

場所はほぼ同じと考えていいのだろう。

洞窟を30分ごとのフランス語のツアーで回る。

仏語さっぱりの私には全然わからなかった上、グループの人たちとワサワサ見るので

発見の瞬間に身を置くことは出来ず残念。

きっと一人で中にしずしずと進んでいったらさぞかし感動しただろうなぁ、レプリカといえど・・。

本物と全く同じ造りかどうかわからないけれど洞窟は薄暗く結構長く続く。

鹿のような生き物、バイソンのようなもの、人間、牛、馬、

中には鳥に見えるものもあって赤い色が付いていたりする。

発見は1940年。山の中で犬が見つけた穴を探検しに行った少年達が見つける。

暗い洞窟を小さな灯りだけを頼りに進んでいって突然目の前に広がった先史の世界。

遠い遠い祖先が1〜2万年も前に描き残したものを目の当たりにして彼らは何を思ったのだろう。

    描いた人達も後にそれが大発見となって自分たちの時代を探る手がかりになっている事を知ったら何て思うだろう。

人類の知恵には驚くばかりだ。

太古のメッセージに熱くなったところで洞窟を出る。

  売店で英語の漫画
`The secret of the forest of LASCAUX`を買って

          発見当時の様子をパラパラと
めくってみる(読む、ではないところがつらい)。         



La Roque St.Christophe
この細長い岩の透き間が、先史博物館になっている。
冬期でも開いている。


Les Eyziesの先史博物館

このペリゴール地方には、ラスコー、クロマニョンといった地名からもわかるように先史時代の遺跡や博物館がたくさんある。

クロマニョンの博物館Le Thotは生憎昼休みで入れず終い。

外の柵から中の敷地を見るとマンモスやクロマニョン人達の暮らしぶりが再現されていた。


息子と回って見たかったのだけど・・うう、こんなに博物館があったなんて・・調査不足であったなぁ。

お腹が空いたとの訴えと先を急ぐのとでレゼジーに出て昼食を取る。(写真右上・左下)


右上の博物館のある地区より一段下の川縁に降りたところにあるレストラン。

うら寂れた小屋の様に見えるけれど水車もあったりでなかなかおしゃれなのだ。

肝類は嫌いな私だがせっかくの名物なんだからと

普段口にすることもないトリュフとフォアグラを使ったテリーヌなんぞを試してみる。

結構美味しいではないか。残さずいただく。

ペリゴール地方の名物はトリュフとフォアグラ。

トリュフの採取現場は見られなかったけれどもガチョウの飼育はよく目に付いた。

私達がそ〜っとそ〜っと近づいて行くにつれ座っていた彼らが

一羽、また一羽と
首を伸ばし始め、やがて一斉に立ち上がってしまい

柵の外から見ているのに何やら
不法侵入者のような気分にさせられてしまうのだった・・。


フォアグラ有ります。如何です?
と、こんな感じの農家をよく見かけました。


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