2005 夏 シドニー、キャンベラ旅行A
Sydney&Blue Mountains

コンドミニアムで爽やかに迎えた朝。

しかし起きると結局いつもの朝。我が家の朝の風景。

簡単な朝食を並べて、衣類を洗濯機にかける。
食べ終えたら食器を食洗機に入れてと。
身支度をして、さあ、お出かけ。
やれやれほんとにいつもと一緒だこと。

今日のメインはWild Blue-Gumさんのブルーマウンテンズツアーに参加する事。
ブルーマウンテンズはシドニーの西100qくらいの内陸部にある標高1000mくらいの雄大な丘陵地帯。
電車で行くのも可。但し、現地でレンタカーかタクシーもしくはルートバスに乗る必要がある。

☆一計を参考までに☆
そもそも私はオーストラリアに着いた当日空港でレンタカーをピックアップし、
いきなりブルーマウンテンズに行き1泊してみたかったのだ。
ここには大自然を見ながら泊まれる素敵なリゾートホテルがある。
それから2,3日他の都市までレンタカーで旅して
最後にシドニー入りしてから車を返却したかった。

それが出来なかったのは偏に季節が冬だったから。
「雪が降りそうな地域のドライブはしたくない」と夫に言われ、私も安全第一を選択したのだった。
本当にこの地方は厚く積もりはしないけれど毎年雪は降るとのこと。
雪道を走るとなると車種も限られてしまうかなぁとよけいな事まで心配して。
結局、この時は雪が全くなく、一番下のカテゴリーの車でもかまわなかっただろう


朝7:35にワイルドブルーガムのKさんがホテルまで車で迎えに来てくれた。
なんでもオーストラリアで生産している唯一の4WDだとか。

他には若いきれいなカップル1組だけ。少人数で出発。
途中国立公園内でカンガルーを見ながらティブレイク。
けたたましい
ワライカワセミの声がする。
 
どこでもよく見かける鳥コッカトゥCockatoo

Kさんの楽しいガイドを聞きながら1時間ほどで
ブルーマウンテンズの目玉である大岩The Three Sisters(写真左)を見渡すスポットEcho Pointへ。
 

堂々の大渓谷。しかし全豪州からみたらまだまだほんの序の口なのだろう。
風が強い。


次は車で10分ほどのブルーマウンテンズ観光のアトラクションスポットScenic Worldへ。
渓谷を下るスリルと見下ろすスリルを3種類の乗り物を通じて味わう所だ。

まず谷底へ昇降するScenic Cableway と トロッコ列車 Scenic Railwayに乗ってみる。
一般的なパターンは行きをトロッコ列車で急勾配を下り、上りをケーブルウェイで帰るというもの。
 

辺り一帯が遊歩道になっているので歩きたい人は限りなくプリーズ♪

もう一つの楽しみが谷の途中まで行って引き返す空の旅のロープウェイ Scenic Skyway。
動き出すとゴンドラの床がスライドして透明になってしまう。
とってもスリリングだが何せ時間が短い。あっという間に戻ってきてしまう感じ。

床から下をこわごわと…。


暫くドライブして Narrow Neck へ。辺りの植物の説明を聞く。

  マウンテンデビルの花と実

ユーカリの実。
頻繁に起きる山火事はこの固い殻を乾燥で割れさせ、発芽を促すのだそうな。
中身までは燃え尽きてしまわないのね。
幹も周りが焼けても中心部は残るとか。自然は素晴らしい。

落ちているユーカリの葉を破いてみると強い独特の香りがした。

大自然の姿を見た後は高原の町で食事と散策タイム。
ツアーで訪れる代表格がKatoombaとLeuraの町。
私たちはKatoombaカトゥーンバの町に連れていってもらった。
特筆すべきはチョコレートとカフェで有名なParagon、街中にあるThe Carrington Hotelくらいかな。
市中心から離れればそれなりに素敵なリゾートホテルがあるのでレンタカーなら宿泊はそちらがいいかも。
例えばLilianfels Blue Mountains Resort & Spaとか。
(このサイトはパノラマビューがあるので辺りの景観がわかる)
チョコはヨーロッパや日本の方が美味しいような気がした。見た目も可愛らしいし。

パラゴンのチョコアソート。 一つ一つの形があんまり好みじゃないの。
何せ唇型のチョコとか入ってるんだもの。なんだかなぁ…。

Paragon&Cafe

Katoombaの町は特にあか抜けているわけでもなく、メインストリートは西部劇のセットのようだなあと思った。
しかし夏なら避暑地のリゾート気分は十分味わえるだろう。シドニーはかなり暑そうだもの。

自由時間を終え、Kさんのテンポのよい上手なガイドを聞きながらシドニーに戻る。

希望があれば市内どこでも降ろしてくれるのがありがたい。
とはいえ、冬装備を春装備に変えたかったためホテルで降ろしていただく。

この夜、私用のホテルの部屋のキーを無くした事に気づき大慌て。
なんとブルーガムさんの車の中に落としていた。降りるときにバッグをひっくり返して…ああ。
翌朝、ドアフォンの音で目を覚ますと親切なKさんがドアの外にいらっしゃる。
見つけてホテルに届けて下さったのだ。
神の助けだわ〜!
本当にどうもありがとうございました。

ツアーの紹介をしたいのですが現在催行していないご様子。

Wild Blue-Gum
良心的な値段設定の1日コース。
カンガルーを見る場所も動物園ではなく自然保護区の中なので野生の姿に近いはず。
ツアーぜひ再開してくださいね!


息子の希望で紀伊國屋書店に行ってみると日本じゃないのに隣町の本屋さん以上の充実ぶり。
日本のコミックコーナーでは英語版まで豊富な品揃え。
う〜ん、ここはもはや漢字ではない Sydney Kinokuniya ワールド。
「本を置いてある売店」といった風情の在外日本書店とばかりつきあってきた私は過去の人。

同じフロアーには「一番星」というラーメン屋さんまで入っている。
メニューも我が町のラーメン屋さんより随分多いわ!


旅先でも醤油の誘惑には勝てないの…。

top 旅いろいろ back next bbs