皆既日食の日〜1999.8.11.WED.



昨晩から、今日のこの日に晴れないことがないと自信にも似た気分だった。夜明け前に起き、 支度をした。なんとなく、窓の外を見ると人々が薄暗い街を仕事に向かう風景があった。 しばらくして、また窓の外を見ると、日が昇ってくる所だった。きれいだった。この太陽があと 約7時間後に神秘的な現象を起こしてくれる。まだ、実感が沸かず少し調子に乗ってビデオカメラの アナウンスをしていた。

歓迎のパン

観測地へのバスの便は2便あり、私達は撮影準備のために先の便で向かった。 観測地のユーリ・ガガーリン農業学校に着くと、校長先生とその娘さんたちが歓迎してくれた。 娘さんたちは、歓迎の手作りパンを持って出迎えてくれた。ブルガリアでは、歓迎をするときに パンを焼いてもてなすそうです。パンはおいしく、蜂蜜か塩をつけていただくものだった。 蜂蜜の方はおいしかったが、塩はいまいちだった。

撮影の準備は、ごく簡単とタカをくくってのんびり行う。それが後で・・・。ブルガリアでの第1接触 の時間は、12:45。時間が近づくにつれて、心地よい緊張が高まる。気温は、33℃。帽子や日傘で 自分や機材を守りながら、待つ。

観測風景

12:45。近くで望遠鏡を覗いていた人が、「おー、かけてきた。」という。少しして、肉眼でも ほんの少し欠けているのがわかった。まだ、皆既日食になる第2接触まで1時間くらいあったが、 15分おきに写真を撮って過ごした。

14:00。少しずつ、日が弱くなり、涼しくなってきた。日よけ用に来ていた長袖のシャツを脱いだ。 いよいよ、10分をきった。全体に緊張感が漂い、私はそわそわしてきた。

14:11。第2接触!! もうもう、錯乱。コロナは、全方向に広がり大きい。 まるで写真を見ているようなコロナ。ただ、細かく薄く伸びているだろう長いコロナを見ることは できなかった。それでも、素晴らしい光景だった。2分22秒はあっという間に終わった。

14:12。第3接触。ダイアモンドリング。美しい。それもあっという間。すぐに終わって、 肉眼で見ることができなくなった。みんなで喜び拍手をしたり、喜びを語った。インストラクター のW氏の双眼鏡でまだ確認できる金星を眺めた。肉眼で見えなくても、まだまだ太陽は欠けている ことが実感できた。

喜びの友人

興奮ぎみでみんな、祝杯をあげたり次の皆既日食のことを話した。もう、ただただ、うれしい。これしかない。 なんだか喜びと達成感で後の撮影はめちゃくちゃになってしまった。

15:32。無事に第4接触を迎え終了。帰りのバスの便は、後発にした。待っている間に近所の 高校生達が集まり、珍しそうにこっちを見ている。私達も同じ。残っていた人達で交流会。(^^; お互いに片言の英語でやり取りをした。楽しく過ごし、高校生達に見送られてホテルに戻った。

ホテルに戻った私達は、楽しい気分のままホテルの周辺を散策した。(^^)



ロシアからブルガリアへ 皆既日食のぺーじ 世界遺産ネセバル観光
αのぺーじ STELLA'S SINGIN'