海援隊のコンサート 
   5・20 焼津市文化センター

 毎回、涙ボロボロでしたよ、「3年B組金八先生」。
 中学でも、ドラマが放映された翌日は、金八先生の話題があちこちで聞かれたらしい。
 キャンプの出し物も、どのクラスもあの「ソーラン節」をやりたかったらしい。早いもの勝ちで、サキのクラスは「ソーラン節」をやれなかったんだけどね。
 
 その金八先生の「ほんもの」を見たいと言うサキとふたりで、海援隊のコンサートへ行ってきました。さすがに金八先生の影響は大きく、中、高生が目立つ。幅広い年齢層を迎えたコンサートとなったわけです。

 私なんぞは「武田鉄矢」として見るけど、中高生は金八先生そのものとしてしか見ないわね。
 だから、あえて「金八先生」のドラマのエピソードなど話さなかったのか。私は金八先生ではない、ということをわからせたかったのか。
 それでもみんな、何かドラマのエピソードを聞かせてくれるんじゃないかと期待していたわけですよ。兼末くんのこと、話してくれるんじゃないか…って。でも、何も話してくれなかった。
 だけど、中高生を無視はできないからね。鉄矢さん、前の席にすわっていた学生服姿の高校生に話しかけた。
 「何年?」「高2。」「…17歳か。(モンダイの)」(どっと笑い声。)
 「昔、私の友人でこういうやつがいたけど、そいつが今では…」と話しだした。(女性のヌード写真ばかり見ていたやつだったけど、今では産婦人科の医者だ。な〜んて話。)

 トークはもう最高におもしろい。笑いっぱなしでした。

 アンコールで歌ってくれたのが、ドラマの主題歌「新しい人」でした(「ペダルをこいで〜」ってやつね)。
 最後に花束やプレゼントを渡す人が何人かいて、例の高校生たちも、鉄矢さんに何やら渡していました。何かを必死で包んでいるように見えて、もう注目のまと。

 その彼らが、駐車場のむこうの楽屋口にいたので、私とサキも彼らのそばへ行ったんです。隣にいたおばさんが「何をあげたの?」と聞くと、「小物とか。」「学生服の第5ボタン。」(・・・。) そっか、そのボタンを取るので手間取ってたわけね。

 待っていたタクシーに足早に乗っていった男性が鉄矢さんとは、気づかなかった。すぐそばで見ていたのに。高校生の彼らが「ありがとうございました!!」と大声で叫んでいたので、「今のがそう?」と聞くと、「そうです。」…そう言われても信じられないくらいでした。あんなにそそくさと行っちゃうかなあ。すごくたくさんの人がいたってわけでもないのよ。サインねだったりなんてしないから、せめて手をふるくらいのことしてくれたって。…とガッカリ。
 あとの人たちはマイクロパスのようなタクシー2台に乗って帰って行きました。その人たちにも、高校生たちは「ありがとうございました!!」「がんばってください!!」と叫んでいました。そして、「本日の任務終了!!」と言って、3人とも自転車でさーっと去って行きました。
 ――いったい彼らはなんだったんだろう?
 コンサートよりも、あの高校生たちのことが気になっちゃって。(もしかしてサクラだったの?いまどき、わざわざ学生服でコンサートへ来るなんて。「本日の任務終了!!」が、どーしても気になる私でした

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