LEAF30 「こんなはずではなかったんです。」
(副題:一寸先は闇)

はじめに・・・
これはツーレポではなく、5月5日の日記の補完です。
つまり、「ツーレポっぽい日記」です。
では本題。

「九州4泊5日」が消え、代わりに立てた「信州2泊3日」も消えた今年のGW。
それならいっそ引きこもってやれ、とガレージや溜まった雑誌の整理をしようと考える。

が!

それではあまりに寂しいので、時折行く「いつもの散歩コース」に行こうと決める。
あそこなら10時に家を出ても(GWで多少混んでいても)、15時くらいには帰ってこれるだろう。
そしたら、洗車する時間もあるしなぁ。

というわけで、寸又峡へ出発。
(あ、「いつもの散歩コース」=”寸又峡”です。)

途中「わんん神社」なる看板発見。
帰りに画像撮って日記のネタにしようと考える。

さて、道中は一部GWらしく渋滞が何箇所かありましたが、概ね順調だったかな?
というわけで駐車場に入ろうとしたら、なんと有料!!
バイクは200円だって。
休憩の為の駐車、時間にしたら30分たらず。
もっと言ってしまえば、普段無料の駐車場にお金を払う気になれなくてUターン。
手前の駐車場に止めて休憩しました。
これが正解。
駐車場内にテーブルとイスがあるし、ちょっと歩くと散策路があって、これも中々いい感じでまったりできました。

<<散策路・こんな感じ>>

さて、十分くつろいだ所で帰ろう。
今から帰れば14時前には着くだろう。
そしたらクルマ洗って・・・・。

なんて事を考えていました。
まだこの時は暢気です。

寸又峡を後にした僕。
接阻峡の道路案内が見えた瞬間。
『そういえば、いつも行こうと思いつつ、まだ行った事無いナァ・・・』
と思い、
『今日は時間もあるし、行ってみようかな。』
と考え、左折。

これがこれから始まる悲劇の始まりでした。

道なりに進む。
まぁ、一本道だしね。

その内”接阻峡”の文字が見えてきた。
『ここを直進するのかぁ。』
と思った僕は、何故か右折。
正確には道は右に曲がっていて、正面に細い脇道があったんです。
その、正面の細い道が(たぶん)接阻峡への道。

でもって、右への道は”井川”方面へ続く道。
なぜそっちへ行ってしまったかというと、何となくです。
本当に”何となく”道なりに進んでしまったんです。

『井川もまだ行った事ないからいいか。』
正確には小5の学校行事で行ってますが、これは省きます。
しばらくすると、でっかいつり橋が見えてきた。
その橋を渡りたくなって停車。

ところで、この湖は何だろう?
たぶん井川湖だよなぁ?
どこかに書いてないかな?
あ、この橋”井川大橋”っていうんだ。
じゃ、やっぱりこの湖は”井川湖”だな。

今日はマップを持ってきていません。
なぜなら、「散歩コース」以外の道を、走る予定なんか無かったから。

橋を歩いて往復。
途中で、クルマが何台か渡ってきて、ちょっとびっくり。
2tまではOKらしい。

ついでに軽く休憩し、走り始めた。
この時は井川ダムで、折り返すつもりだった。
でも、途中で「畑薙第一ダム」の案内板を見た僕は、
『”畑薙第一ダム”?そんなダムがあるんだ。知らなかった。』
と思い、何となく左折。

ここでも”何となく”なんです。

暫く走るとダムに出た。
思ったより大きい。
こんな山の中に、こんな大きなダムがあることにちょっと驚く。

さて、今度こそ、ココで戻ろう。
と言いつつ、
『なぁーんか物足りないなぁ。』
『いっそ、このまま何処か行っちゃうかなぁ?』
とか考え始めていた僕。
正確には”井川大橋”の辺りから思い始めていた。

まぁ、とりあえずは、”急須の東屋”で休憩して、”わんん神社”の看板を撮らなきゃ。

来た道を戻ったつもりが、いつの間にか見覚えの無い道になっていた。
でも戻るのも面倒だったし、下っているのは確かなので進む。

そのうちに案内板が見えてきて、”静岡市街まで**km”と書かれていた。
完全に違う道に入った事が証明された。
しょうがないので、このまま家に帰ることにする。

延々と細いワインディングを走り、静清BPに出た頃にはグッタリ。
丸子の道の駅で休憩したのだが、もう走る気はしなかった。

『200kmちょっとしか走ってないのに、こんなに疲れるとはなぁ。』
『まともに走ったのは久しぶりとはいえ、鈍ったかなぁ?』
とつらつら考えていました。
この時も、「このままどこかへ」と思っていました。
でも、体がヘロヘロだったので、そんな気は薄れていました。

10分程休憩してから、やっぱり家に帰ることにした。
だいぶ疲れているのが実感してきたから。

でも、途中、焼津インターの前を通った時に、つい高速に乗ってしまった。
やっぱり、まだ”物足りない感”があったから。

しかし、少し走って後悔。
寒いんです。
なぜなら「散歩コース」だけのつもりだったから、防寒なんて考えていない。
長Tに3シーズンのジャケットのみ。

小笠PAで夕食。
この時ウエストバッグにネック・ウォーマーがあることに気付き、してみる。
やはりこれだけでも違うね。
結構暖かい。
まだもう少し走れそうだ。

・・・・走っちゃいました。

暫くすると、「豊川から渋滞」との情報がでていたので、豊川icで降りてそこを折り返すことにした。
やっぱり寒いことには変わりなかったしね。

インター降りてすぐのコンビニで休憩。

体は疲れてるし、寒いし、暗いし、で走るのがイヤになっていた。
でも・・・

でもですね。
『ここまで来たら琵琶湖を見に行こう!』
の気持ちが生まれてしまった。
なんでかはわかりません。
強いていうなら”何となく”です。

そういうわけで、再び高速に乗る。
渋滞につかまりながら、プランを考える。
『今からだと彦根に着くのは22時前位かなぁ?』
『そしたら、まだビジホに入れるかなぁ?』
『ビジホに泊まれたら、明日は下道で帰ろう。』
『そしたら地図買わないとナァ。』
等と考えていましたが、渋滞と寒さからくる休憩で、思いの他進みません。

一宮SAに着いた時には、22時を軽く過ぎていた。
この時点で、ビジホ案は諦めます。

こうなったらラブホに泊まってしまおうか?
それか宿代を高速代に変えて、そのままUターンしようか?

などと考えながら彦根icに到着。
料金所をでてからが困った。
なにせ地図が無いのでどう行ったらいいか分からない。
ちなみに、SA・PAに置いてある地図を期待していたが、何処も無かった。
最近は置かないの?

案内板に”彦根城”の文字が見えた。
とりあえずそこに行く。

(これは携帯で撮ったので画像が小さいです。)

なんというか、この看板を見た瞬間に
『もういい!満足した!!気が済んだ!!!もう帰ろう!!!!』
という気持ちに(やっと)なりました。

この時23時37分。

この後少し休憩して、再び高速に乗ったのは0時過ぎ。
寒さと疲れと眠気で、休憩&仮眠を繰り返し、家に着いたのは6時30分頃。

寸又峡往復でツーリング気分だけ味わって、夕方にはクルマ洗う予定が、こんなことになってしまうとは・・・。
『一寸先は闇』
って本当ですね。

でも、何故こんなことになったんだろう?

【ちっちゃい裏話】

  1. 帰ってから地図を見て、自分が走ったコースを確認。
    そしたら、”井川大橋”に着いてた時点で、”井川ダム”を通り過ぎていることに分かった。
    もし地図を持っていたら、その時点で折り返していたでしょう。
    そしたらその後の意味の無い行動も無かったかも。

  2. これも帰ってから分かった事ですが、”畑薙ダム”より先は道が無かった。

  3. ”畑薙ダム”から帰り道で、何処で間違えたのだろう?
    と地図をみましたが、分かりません。
    何処を走ってきたのでしょう?

  4. 今コレを書いていて気がついたんですが、一旦一宮で降りて宿探しをして、翌日琵琶湖を目指せばよかったのでは?
    それだったら、ちゃんと琵琶湖も見れただろうし。

2006/05/06