2008年10月31日(金) |
くっだらない |
麻生総理が夜毎高級バーを飲み歩いているとか、カップラーメンの値段を知らなかったとかで「庶民の生活を理解していない。」と批判されているが、実にくっだらない、どうでもいいことだ。そもそも国会議員、ましてや総理大臣などは本当の庶民では手が届くわけがない。立候補し選挙戦を戦うだけで多額の資金を要するだろうし、いい悪いは別にして膨大な資産を持っていなければ総理大臣ポストには行き着けないだろう。そもそも総理大臣になれる人は“庶民”じゃないのだ。それにいざ一国の代表になって、他国の元首と晩餐会とかやる段にになっても、本当の“庶民”じゃ何をどうしていいのか分かるまい。
セレブだろうが庶民だろうが、要は国民のための政治をやってくれればいいわけで、不毛な議論をしている余裕はない筈だ。国会質疑で首相に対して「カップ麺の値段は?」などと質問した野党議員を筆頭に、いいかげんにしてもらいたいものだ。
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2008年10月30日(木) |
責任を問う先を間違えている |
北海道札幌市で母親によって8年間も監禁された女性が発見(実際の発見は2年前)されたそうだ。母親が「学校や夫が娘に危害を加える。」と思い込み、現在でも「自分は娘を守った。」と言っているらしい。この母親は統合失調症と診断され治療中だという。
一方の娘は小学2年生までは平均的な学力を持っていたそうだが、現在は3歳児程度の知的レベルしかないそうで、監禁されていたことが原因ということだ。
学校が不登校と判断して監禁に気づかず、行政も父親からの通報を受けていながら具体的な対策を取っていなかったということで批判が高まっているのだが、僕にはどうにも腑に落ちない。確かに学校や行政側は今回の件について十分検証し、反省し、二度と起きないような対策を講じるべきなことは間違いない。しかし学校や行政よりももっと批判されるべき対象がある。父親だ。
この家族は父親、母親、娘の3人暮らしだったそうだが、父親は不在がちで娘が17歳の時には別居したという。つまり監禁の最中の別居だ。行政への相談も報道によると1回だけ。ではそれ以外は何をしていたのだろう?
自分の娘が自分の女房に監禁されている。行政に相談して動かないんだったら、何故自分で乗り込んで行って助けなかったのだ? 自分の娘だろう? 農暴徒何があったのかは知らないが、別居なんてしてる場合じゃない。女房の状態を見て精神科に受診させるなど、やりようはいくらでもあったはずだ。僕自身も子の親となったが、もし同じ境遇になれば我が身に変えて我が子を守る。それが親の務めだと思うからだ。
個人たる父親を批判するのはなかなか難しいのだろうが、マスコミも「親の在り方」みたいな形で話しをするべきなんじゃないかなぁ。
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2008年10月28日(火) |
何か問題ある? |
神奈川県のとある高校での入学試験で、内申書、学力試験、面接での成績順位では合格していたものの、願書受付時の服装、態度などにより不合格にしていたということが問題になり、学校長が急遽異動させられたという。
県教委は受験者、保護者の希望があれば入学させることも検討するらしいが、何が問題あるのかと不思議に思う。
入試とはその学校に入る生徒を選抜する試験を言う。選ぶ権利は当然学校側が有する。もちろん選ぶ側だからと偉そうにされても困るが、その選ぶ過程の中で眉を顰めることがあれば考慮するのは当たり前だろう。それともペーパー試験で成績がよく、後は面接で猫かぶっていれば良しということか? そうではあるまい。
誰に教わったのかは分からないが、妙に世渡り上手な子供が増えている気がする。表向きはいい顔しておいて裏に回れば自分勝手に振舞う。それを指摘すればやたらと権利を振りかざす。そんな子供に対して世の中そんなに甘いもんじゃないよと教えるのも教育のはずだ。
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2008年10月27日(月) |
我が身に置き換えて物事考えてみる |
またも悲劇が繰り返された。8つの病院に救急搬送を断られた妊婦が脳内出血で死亡。過去に何度も起きてきた悲劇がまた繰り返されたことになる。一市民としては繰り返される悲劇に不安に思うし、医学界や行政には繰り返さないよう努力を続けて欲しいし、努力すべきだと思う。が、マスコミのように医師や行政がまるで無能のように責任を押し付ける気にはなれない。
医師不足、特に産婦人科、小児科、麻酔科の医師の不足が唱えられて久しいが、その根本理由は激務と訴えられる恐れのある事案が多いことによる。月15日以上の夜勤だとか48時間以上の連続勤務だとか、聞けば聞くほど信じられない話しが出てくる。ミスが無くても患者が無事でなければ、昔に比べて訴えられることが多くなった。嫌な言い方を許されるならば産科医などはキツイだけでうま味がない職業だといえる。
例えば僕自身が産科医になれる資格を有しているとして、実際にその職につくかと言えば現状ではならない。ではどうなったら職につくか? 激務と訴えられるリスクがあってもそれを超える報酬を得られればやるかもしれない。例え訴えられて賠償することになってもそれに対応した上で家族の生活を守れる収入、となれば年収2〜3億、いや、その後仕事ができなくなる恐れを考えれば5〜6億円なければやらない。となると診療報酬は莫大になり、国の予算(=税金)も巨額になれば、患者が支払う医療費も莫大になる。それが無理ならば、多少の医療ミスがあっても絶対に訴えられないという保障を得ること。何かと言えばすぐ訴えられるようではいろんな意味で積極的な医療行為はできない。下手なことして被告人になるよりも、自然に任せて「残念でした。」と言っていればいい。いい意味での積極的な医療をするために、それを守るシステムと国民の認識が必要だと思う。
誰しも患者側の立場しか考えていないが、それは一方の側面しか見ていない偏った議論になってしまう。一度自らが医師側の立場になって物事を考えてみると、これまで見えなかったことが見えてくる。と言うか、両方の見方をしない限りこの問題の解決にはたどり着けない。まさか医師に対して「仕事キツイし患者が死ねば被告人になるけど、無条件で診察しろ。」とは言えまいて。
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2008年10月26日(日) |
夢の島プロジェクト稽古 |
さてさて今日の参加はたーさん、大石さん、畑木、鉄兵ちゃん、めめちゃん、他屋さん、僕なべの7名にスペシャル・ゲスト、『月夜の晩にあなたはいない』の原作者である伽藍博物堂主宰の佐藤剛史さんが見学にいらしてくださいました。
佐藤さんがいらっしゃることを内緒していたので役者連から「えーっ!」と言う声が上がっていきなり緊張モード(^^;) まだまだ十分に自信を持てない段階でオリジナル関係者、しかも原作者に観ていただくというのは役者にとっては凄くプレッシャーがかかるもの。下手な芝居(演技)をお観せして怒らせちゃうんじゃないかといろいろ考えちゃうもんです。
しかしながら、だからこそ今夜佐藤さんに来ていただいて良かった。2nd Festaまで残り103日。3ヶ月以上先のようでいて、2週間に一度という夢の島プロジェクトの稽古ペースでは残り稽古回数は今日を入れてわずか8回。かなり尻に火がついた状態なのだ。ここで一つ“観られる”という外的要因からなる緊張感を稽古場に持ち込むことは嬉しいことなのだ。
よってストレッチ、発声練習からして緊張感が漂ったりして(^^;) そこは別に佐藤さんが決めたメニューじゃないっしょと突っ込みたくなるが、号令かける僕も緊張してたか?
めめちゃんをことちゃんのアンダースタディ(代役)に入れて後半の流れを追う。今日も“言動の自然なキャッチボール”を主眼に。だいぶキャッチボールができてきて、今少しやりこみたいが、残り稽古回数からして悠長なことは言っていられない。次回からはテンポを上げていくことを考えなくちゃ。
稽古後は恒例自動販売機の灯の前でのダメ出し。せっかくなので佐藤さんにご意見をいただく。ご自分の作品ながら他集団が創る舞台ゆえなかなか言いにくいこともあったでしょうが、的確なご意見を伺えて感謝。ホントに多くの人々にご協力をいただいて、夢の島プロジェクト幸せな限りです。佐藤さん、遠いところありがとうございました。是非また来ていただいて刺激ください。
さてさて、次回11月9日(日)はいよいよ始めての全体通し稽古。午後7時30分から浜北体育館会議室です。今日もらった刺激でいい雰囲気で挑めそうです。
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2008年10月24日(金) |
父親になった日 |
4年前の今日、僕は父親になった。
新潟中越地震があった夜、災害に触発されたのかAが破水。里帰り出産すべく実家に戻っていたAのところに休日を利用して偶然にも行っていた僕が病院に連れて行く。
「次に来るときは産まれるとき。」などと言っていた矢先。慌てて高速走ることなく、交通費も節約。ある意味親孝行。
それから微弱陣痛で長々とかかり午後4時46分、2516gと少しちっちゃく産まれたのがHちゃんだった。立会い出産ということでその瞬間にその場に居れたわけなのだが、出産後ほんのわずかの時間だが泣き声が聞えなかったので心配したっけ。まさに「赤ちゃん」と言えるような前身真っ赤なHちゃん。この時の感動は忘れることができないなぁ。
あれから4年、風邪や発熱は元より、急性乳突洞炎という病気で緊急手術したりといろいろあったが、今日ちょっと怒りんぼさんながら元気で明るい子に育ってくれたのは、おじいちゃん、おばあちゃん(両親)を始め、可愛がってくれるご近所の皆さん、保育園の先生方、他多くの皆さんのおかげです。
しばらく前から「お誕生日プレゼントに何が欲しい?」と聞くと「ピンクの自転車!」と何故か色まで指定して答えていたHちゃん。何故ピンクなのかは分からないし、親としては他の中間色にしてくれればSクンも使えるのになぁ(^^;)と勝手に考えますが、本人がそう言っているのでおじいちゃん、おばあちゃんが買ってくれました。僕らからは可愛い洋服です。
家族6人笑顔で4本のロウソクを囲めたことに感謝です。
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2008年10月23日(木) |
誰が責任取るの? |
WBC(ボクシングの方じゃないよ)監督問題はまるで引き受けた者が「貧乏くじ」を引くような状況だ。そもそも監督を決める会議のメンバーの人選が分からない。プロ野球コミッショナーなんちゃらに就任した王さんはともかく、楽天の野村監督だとか北京五輪の星野監督だとか元プロ選手の野村謙次郎氏だとか、何であなた方が決めてるの?って疑問が沸いてくる。
野球はサッカーと違って全てを統括する組織がない。ゆえに「代表監督」を選ぶ手順も不明朗になる。手順が不明瞭だということは責任の所在も不明瞭になる。北京五輪の結果は目標達成とは言えないだろうが、それが全て星野監督の責任ではあるまい(確かに采配に疑問符がつくことが多かったが)。そもそも北京の監督って誰が(何処が)決めたんだ? そこが不明瞭だからナベツネあたりにごちゃごちゃ言われるんだ。
「決める手順の透明化」などと言うが、決める“組織”も透明化する必要があるんじゃないか? 究極的にはプロ・アマを統括する「日本野球協会」の設立だ。
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2008年10月21日(火) |
食育 |
千葉県の小学生が給食に出たパンを喉に詰まらせて窒息死したという。直径10cmの円形のパンを一口食べた後、残りを二つにちぎってその両方を同時に口に入れたらしい。小学6年生だというから何ともはや…。
ニュースを観ながら「これで親とかが賠償を求めて訴訟とか起こしたら笑えるよね。」と話していたが、通夜の席に学校関係者が謝罪に来なかったことを遺族が怒っているのだという。やっぱり何ともはや…。いや、気持ちは痛いほど解るんだけどね。万が一僕の子供がこのようなことで死んだりしたら、たぶんこちらから学校に出向いて「ご迷惑おかけして…。」と謝罪するだろうな。
給食中に「早食い競争」があったかどうかが問題視されているようだが、大声で「早食い競争〜!!」などと騒いでいたのならともかく、1・2人の食事しながらの会話まで担任の教諭にチェックさせるのは不可能だ。小6にもなって10cmのパンを一気食いすればどうなるか解りそうなものだろうに。
千葉県教育委員会は各学校に「食育」について徹底するように通達を出したようだが、そもそも食育とは家庭ですべきものではないか?
学校で何かあると行われる学校長の記者会見も「30数年の教員生活でもなかったこと。」と言っていた。
そりゃそうだろうねぇ…。
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2008年10月20日(月) |
よくぞ言った! |
先週(先々週だっけ?)放送された『ビートたけしのTVタックル』で、東国原宮崎県知事の発言に感心してしまった。国の借金と行政の無駄遣いについての議論だったのだが、大竹まこと(こいつの発言にはいつも怒りを感じるが)が「誰がこんな借金つくったの?」と聞いたのに対して、東国原知事が「国民です。」と答えたのだ。
確かに国や地方自治体が債務を重ねていったことは批判するに値する。が、例えば「無駄な道路」と言われるが、国民のうち誰一人として必要だと思わない道路は1本もない。如何にムチャクチャやる行政とて、本当に一人も必要だと思わない道路は造れない。「無駄な道路を視察する」という名目で民主党の岡田副代表がとある村を訪れた時、その村の村長が岡田副代表に向かって土下座して早期建設を訴える姿をニュースで観たが、その村長は「例え無駄な道路でも、この村には必要な道路なんです!」と叫んでいた。まさに象徴的なシーンだ。つまり国全体の広い視野でみれば無駄な公共投資でも、その地域にとっては必要不可欠なもの。例え必要としてるのがホンの一部の有力者だとしても“必要とする声”は確実にあるのだ。
現在の我が国の借金は、そうした“必要とする声”が集まった結果なのだ。大竹まことはせせら笑っていたが、東国原知事が言ったことは的をえている。的をえているが、誰も言わなかったことだ。選挙のことしか考えない政治家は言えるわけないし、受け狙いで行政批判しかしないマスコミもしかり。東国原知事の勇気ある発言は評価すべきものだ。
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2008年10月18日(土) |
消費者の責任 |
「こんにゃくゼリー」を食べて、高齢者や乳幼児が喉に詰まらせて窒息し、死者も出ている問題で、国の指導を受けて「蒟蒻畑」を製造するマンナンライフは製造を一時中止することになったのだが、「こんにゃくゼリーだけが悪者になるのはおかしい」と販売中止に反対する署名活動が行われているらしい。喉に詰まらせて毎年のように死者がでる「餅」との整合性がないことや「消費者側に落ち度があった。」という考え方らしい。
これは僕も同感だ。「餅」と同様に「こんにゃくゼリー」で窒息する危険性は前々から指摘があったわけで、高齢者もそうだが特に乳幼児に食べさせるというのは、いささか注意に欠けていたと言わざるをえない。1歳10ヶ月の男の子が凍らせた「こんにゃくゼリー」喉に詰まらせて死亡する事故があったそうだが、1歳児が自ら凍った「こんにゃくゼリー」のパッケージを開封して食べれるだろうか? 保護者が与えていたとすれば、それは保護者の責任が大きい。
昨今の冷凍食品の農薬含有もしかり、製造メーカーには消費者が安全に食することができるようにする責任があることは間違いない。しかし初現とか突発的なものならともかく、既に一定の危険性が提示されていたものについては費者側にも安全に消費する責任があると思うのだが。
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2008年10月16日(木) |
子どもを利用するな! |
大阪の高速道路建設予定地にある保育園の野菜畑に植えられた野菜を撤去する大阪府の行政代執行が行われたのだが、2週間後に保育園がイモ掘り行事を予定していたことで「2週間待てなかったのか?」という声が上がっている。
TV報道で観てもその混乱振りが伺えるが、何が許せないって保育園と保護者側が現場に子供を連れて来ていたことだ。保育園側は「子供の気持ちを踏みにじったのは許せない。」と叫ぶが、大人たちが怒鳴りあう姿をわざわざ子供たちに見せたのは配慮が欠けていたと言わざるをえない。公共工事に対する反対意見があることは認めなくてはいけないが、自分の意見に子供を巻き込む、と言うか、自分の意見を通すために子供を利用するのは教育者として失格だ。
見せる必要のない大人の醜い姿を見た子供たちは一体何を思う? そしてどんな人間に成長するのだろうか?
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2008年10月14日(火) |
人罪? |
レクリエーションの勉強をしていた頃に教わったことの一つ。「“ジンザイ”という言葉には様々な意味合いがある。その組織にいるだけの人は“人在”と書く。組織にとって使えるような人物になって始めて“人材”と書けるようになり、かけがえの無い財産と呼べるような人物になると“人財”と書ける。逆にその組織にとって災いをなすような人物を“人罪”と書く。」
リーグ制覇しながらクライマックスシリーズ(CS)2ndステージで惨敗した昨年。シーズン終了から2週間のブランクで実戦感覚を失ってしまった反省を生かし、1週間程度の宮崎キャンプをはり、四国アイランドリーグや韓国プロ野球ソ族チームとの対外試合を行う予定だったジャイアンツ。ところが17日に都内で優勝祝賀会が開催されることになり、宮崎行きはその後、CS2ndステージは22日からだ。これでは行き帰りの行程に疲れに行くようなものだ。
この祝賀会を企画したのはフロント、と言うことは背後にはかのオーナーがいる。現場にとってはまったくもってありがた迷惑な話しだ。ジャイアンツの目標はリーグ優勝だけではあるまい。その目標達成をジャマするようなオーナー&フロントの行動。過去には功績があったのかもしれないが、今では“人罪”になってしまった? 優勝祝賀会なんて日本シリーズが終わってからだっていいのにねぇ。
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2008年10月12日(日) |
夢の島プロジェクト稽古 |
参加はことちゃん、たーさん、畑木、鉄兵ちゃんの今回本役勢にめめちゃん、他屋さん、加藤さん、なべの裏方勢と今日はとても賑やかになった。稽古場が賑やかだと活気が出てくるよね。
2nd Festa開催日が決定してから最初の稽古。現状の2週間に1度の稽古ペースでいくと、今回を入れて残り8回しかない(!)。かと言って、そうですかと稽古を増やすことはなかなかできない夢の島プロジェクト。1回1回の稽古での集中と、稽古で得たことをさらに昇華すべく稽古場以外で個々に努力するしかない。役者たちに危機感あおったうえで台本後半の通しを行う。
気をつけているものの、台本後半、特にラストの方は稽古量が少なくなりがち。冒頭から順番にやっていくのは人間の本能(?)だし、稽古前段で盛り上がっちゃうと時間切れでラストまで行き着けずなんとことも多い。今日ラストシーンまで行き着けた(??)のは大きいな。
相手の言動を心で受け止め、気持ちを入れて返す「キャッチボール」が少しずつできるようになり、「芝居」らしくなってきた。ラストシーンはことちゃんとたーさんが気持ちが入っていい芝居になった。胸にジーンとくるいいシーンになったよ。
とは言え、「芝居」になったからこそ気になるところもたくさん出てきた。ちょっとした仕草、表情、舞台上の立ち位置、…等々。いつものように稽古場を出て自動販売機の灯りの前でのダメ出しとなったが、役者たちの質問&意見がかなり具体的になった。「演出」に対するダメも(^^;。
でもこれが理想的な姿だと思う。演出は常に客席側から芝居を観ている。芝居全体の把握は舞台に出ている役者より上だと思うが、登場人物の“心の動き”はそれを演じ、実際に感じている役者の方が上(ただし、役者本人が“心の動き”に気をつけて演じている場合に限る)。演出と役者の意見の「キャッチボール」をすることは、よりいい芝居にするのに大切だと思うのだ。中には全く他者の意見を聞かなかったり、聞いても自分の意見を押し通す演出もいたりするが、とりあえず僕は意見は意見として取り入れたい。もちろん自分の考えと相反するものもあるだろうが、約者の意見の方がいいこともあるかもしれないし、双方の意見を合わせた方が良くなるかもしれない。今日のは合わせ技にしたら良くなるような気がするな。次回稽古までじっくり考えなくては。
さてさて、残りの稽古でどこまで仕上げられるか、踏ん張り処だ。稽古場だけでは目指すところにはたどり着けない。役者も裏方も稽古場以外の、個々のフィールドでどれだけ時間を割き、頑張れるかにかかっている。
みんなで頑張ろー!!
そんなわけで、2nd Festa開催まであと117日!!
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2008年10月10日(金) |
本当の国民の声 |
「解散はいつ?」ばかりを声高に報じるマスコミが伝える世論調査。でも何故か一番知りたい「国民の声」の調査は報じてくれない。
果たして国民が今真っ先に求めるのは「解散総選挙」なのか「経済対策」なのか。
こんな状況の中で選挙やって1ヶ月も政治空白を作ることを、本当に国民が望んでいるのか? 僕はそうは思えないんだけど。マスコミは「解散!」を叫んでいれば、難しい経済の話よりインパクトがあって読者の食いつきはいいからそうしているだけで、それが本当の「国民の声」だとは思えないなぁ。
こんな状況下で「早く解散を!」と叫ぶ民主党の面々を見てると、こいつら本当に国民のことを考えてるのか、政権を取ることしか考えてないのか分からなくなってしまうよなぁ。まぁ小沢代表は政権を取った後の国政運営ではなく、次の総選挙が「政治生命をかけた闘い」だそうなので、政権を取ることしか考えてないんだろうけど。
この人たぶん政権取っても総理大臣にならずに逃げそうな気がする。
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2008年10月9日(木) |
こいつは… |
奔放な発言と総合格闘技デビューの噂で騒がれている、北京五輪柔道金メダルの石井慧。天皇、皇后両陛下が主催して開かれた茶会の場で、天皇陛下に対して「天皇陛下のために戦いました。」と言ったらしい。戦前、戦中を生きた世代の方ならいざ知らず、ほぼ平成の世に育った二十歳そこそこの人間の言葉とは思えない。「陛下は笑っておられました。」と話したそうだが、それは間違いなく“苦笑”だ。
まさか本気でそう思ってるわけではあるまい? だとして、ふざけて言ったのだとしたらそれこそ失礼な話しだ。テレビカメラの前で話すのとは訳が違うのだ。天皇陛下の前だから特別にしろというのではなく、ふざけていい場と悪い場がある。
武道は「礼に始まり礼に終わる」と言い、礼節を重んじる。一体こいつは柔道を通して何を学んだのだ? それを喜んで取り上げるマスコミもいかがなものか。多少のリップサービスはいいが、やはり場をわきまえなければ。トップアスリートは目立つし注目も集める分、その言動に注意してもらいたいものだ。子供たちへの影響が大きいのだから。
北京での不振を経て、スポーツの強化費用を手厚くしようという意見が出ているが、その出所は我々の税金。単なる目立ちたがり屋でそのうち辞めてく人間のためにそんな金を使って欲しくない。
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2008年10月6日(月) |
仕込み図作成 |
途中まで作った後放ったらかしになっていた、夢の島プロジェクト2nd Festa用の仕込図を再確認する。これを基に照明プラン等を立てていくし、必要な道具類の洗いだしをする。主に大道具類の準備には不可欠なものだ。
夢の島プロジェクトのFestaでは展示用の白パネルを並べ、それに幕を張って舞台装置としている。本格的なパネルを作った方がいいことは分かってるし、展示用パネルに幕を張るやり方を「安直だ。」と批判する演劇関係者もいることは承知している。しかしながら夢の島の現状では舞台装置を自力で作り上げる時間を取ることは困難だし、それ以上に装置を保管し、会場まで輸送することが難しいのだ。安直であることは認めつつ、それに費やす力を“芝居創り”に費やそうという考えからこのやり方をしている。
ちなみに照明はホームセンターなどで売っている100Wのクリップライトを使用。これを延長コードで繋いで操作する。光量はどうしても不足がちになるが、特別な劇場じゃなくても、何処でも「演劇空間」になりうる。もっとも本格的な照明をしつらえる技術がない(持っている人間がいない)ことも一因だが。
これが現状での夢の島プロジェクトのスタイル。いい芝居をさらに引き立たせるべく準備を進めたい。
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2008年10月5日(日) |
最低限のノルマ達成 |
2週続けてのJリーグ観戦。先週は一人だったが、今日は夢の島プロジェクトメンバーの鉄兵ちゃんと共に、A、Hちゃん、Sクンと家族で初観戦となった。
先週やっとのことで勝ち点3を得たジュビロ磐田。未だに自動降格圏内ではあるが、気持ちは前向きになれたはずである。今日の相手は同じく自動降格圏内であり、ダントツ最下位の札幌。こういう試合を確実に勝っていくことが今のジュビロには重要である。
前節同様キックオフから気持ちを前面に出して攻め込むジュビロ。それが生きたのか、先制は相手GKがミスで弾いたボールをFW18前田が確実に決めた。失礼ながらこういうところでミスが出るというところが、やはり最下位チームだなぁと思ってしまう。先制点で波に乗ったか、ジュビロは前田のハットトリックなどで5−0と大きくリードするが、気が抜けたのは札幌がいくら点を取られてもがむしゃらに点を取りにいこうという姿勢が見られなかったこと。ジュビロ以上に負けられない試合だったと思うのだが。試合前は追い込まれた者の気迫で押してくるだろうと少々恐れていたのだが何のことは無かった。とりあえず最低限のノルマを果たしたというところか。
そんなわけで勝つべくして勝った試合。順位の上では降格圏を脱したが、札幌を除く下位4チームが勝ち点32で並んでいるし、その上も差が僅かの大接戦だ。ジュビロとしては次節からのガンバ、グランパスとのアウェー2連戦がとても重要になってきた。最低どちらかから勝ち点3を得たいところ。W杯予選のため、次節は2週間後。ジュビロとしてはこのままの勢いでなだれ込みたいところだったな。
90分試合観ていられるかなぁと心配していたHちゃんだが、前半は割と食いついて試合を観ていた。もっともハーフタイムのジュビロ君、ジュビィちゃんの登場が最も盛り上がったところで、後半途中からは「お腹すいた〜。」とAを引き連れて売店に行ってしまったが(^^;) でも想像よりお利口さんで観戦できた。この様子ならまた家族揃って観戦できそうだ。
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2008年10月4日(土) |
お食い初め |
夕食時にSクンの「お食い初め」をする。
生後100日前後に一生「食べること」に困らないようにとの祈りを込めて行う儀式。もちろんまだ歯が生えてないので食べる真似をするだけだが。
鯵(鯛じゃない)の尾頭付きに一汁三菜の祝い膳。調べてみると本来男の子の場合は赤い色の器を使うらしいのだが、Hちゃんの時に使った物を“お下がり”で女の子仕様(外側が黒、内側が赤)。まぁこうした儀式をやらない家庭が増えているらしいし、簡略形で離乳食を食べ始めるやり方もあるらしいので良しとしよう。
一生「食べること」に困らないと同時に、健やかに、元気に、素直に育って欲しいな。
早く大きくなって、一緒においしいもの食べようね!
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2008年10月2日(木) |
職業人の最低の責務 |
消費者から金銭を得た上で提供されるサービスは、消費者にとって安全でなければならない。安全なサービスを提供することは、提供する側の責務だ。最近これがないがしろにされている気がする。汚染米の食用転売しかり、大阪の個室ビデオ店火災しかり。
法の不備を指摘する声があるが、法は守るべき最低のものを定めているに過ぎない。逆に言えば「法に触れない」からと言って問題がないわけではないし、「法で許可された」からと言って国や役所が安全のお墨つきを与えたことにはならない。安全を保障するのはサービスを提供する者である。「採算が取れない。」などと言って逃れられるものではないのだ。
確かに日本経済は未だに厳しい状況だから気持ちは分かる。しかし職業人として、人として、絶対に守らねばならないことがある。それが分からぬほど日本人は腐りきってしまったのか。
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2008年10月1日(水) |
2nd Festa開催決定! |
夢の島プロジェクト2nd Festaの開催が正式決定しました! 本日浜北文化センターの施設予約抽選会が行われ、希望通りの日、会場を確保できました。これを受けて上演許可をお願いしたところ、快くOKをいただきました。
☆ 夢の島プロジェクト 2nd Festa 『月夜の晩にあなたはいない』
○ 作 : 佐藤剛史(伽藍博物堂) 演出 : 渡辺泰世志
○ 開催日 平成21年2月7日(土)・8日(日) 2日間で3ステージの予定
○ 会 場 浜松市 浜北文化センター 2階 展示室
上演作の『月夜の晩にあなたはいない』は静岡市の劇団、伽藍博物堂の作品で、これまでも静岡はもちろんのこと、東京でも上演され、平成17年度(2005年度)の静岡県芸術祭賞を受賞した作品です。夢の島が挑むにはあまりに恐れ多い感じもしますが、夢の島流のコメディを演ずるべく、Festa開催日まで頑張ります!
そんなわけで、2nd Festa開催まであと128日!!
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