僕は選挙の投票というものは「権利」ではなく、国民の「義務」だと考えます。参政権ということですが、つまり国民にとって「政治に参加」する唯一と言っていい機会なのです。今は期日前投票も簡単になったし、その気になれば不在者投票の手続きも取れます。それなのに急病になった等、真にやむを得ない理由もなしに投票に行かないというのは「政治に参加」する機会を自ら放棄したことであり、「政治に参加」しなかったことになります。「政治に参加」しなかった人間に文句を言う権利はないのではないでしょうか?
更に言わせてもらえば、国民の政治に対する関心の低さが今の政治状況をつくったと言っていいと思います。有権者の4割程度の選択によって選ばれた政治家は、やはりいろいろな意味で4割なんだと思います。4割の政治家の力は所詮4割、アレコレ言っても官僚の暴走は止められないのではないでしょうか?
今日の参議院静岡選挙区補欠選挙の投票率の低さはまさに絶望的です。約2ヶ月前の衆議院総選挙の時から3割近く投票率が下がってしまった。マスコミが騒ぎ、はしゃぎまわった時には8割近い有権者が投票したのに今回は4割弱。
誤解を恐れず、はっきり言おう。所詮国民とはその程度なのだ。経済や就労状況が厳しいだの、税金や手数料を減らせだの、アレコレ手当てをつけろだの、自分の都合ばかり叫んでも、「義務」も「権利」も果たさず、「政治に参加」せず、他人任せで被害者面している。そんな国民だから政治が現在のような情けなく無残な状況になった。その原因はマスコミに踊らされなければ投票しないような国民にある。真に投票ができない理由が無いのに今日投票しなかった有権者は心から反省するべきだ。そうじゃなければ今後一切政治に対して文句も不満も言うな!
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