keikoba日記

平成21年9月

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2009年9月30日(水)
何が“無駄”なのかはっきりさせなきゃ

 八ツ場ダム等の公共工事のあり方が問題となっている。確かに“無駄”は省かなくてはいけないが、「マニュフェストに示しているから」というお題目で地元や住民との協議もなしに中止決定ではあまりにも浅はかだ。まして中止に反対する住民に対して批判をするマスコミや匿名の国民は何をか況や。長い歳月に渡る地元住民の苦労や心情を考えることなく、一時期の雰囲気に流されただけの愚か者達だ。

 前にも書いたが、「無駄を省け!」という掛け声はいいが、何が
“無駄”なのかの議論が全く無いのが問題だ。いくら国や行政の役人が無能でも、国民、市民の、本当に誰一人必要としていないものは事業化できない。現在進行中の事業は必ず誰かが必要として求め、その求めに応じて事業化されているのだ。まぁ求めたのが国民、市民なのか、バッジをつけた議員さんなのかは知らないが。でも議員さんだって国民、市民の信託を受けた人なんだから、それとて国民、市民の求めたことだ。つまり、どんな無駄と思える事業でも誰かは必要としているものなのだ。

 逆に言えば“無駄”な事業の批判を国や行政のみが負うことがおかしいのだ。その事業を求めた国民、市民、議員が何故出てきて反論しない? 自分たちが求めた事業じゃないか。それが中止になってもいいのか? 行政が反対派と賛成派の板ばさみになる図式があまりに多すぎると思うのだ。まずは国民、市民がしっかりと議論をする必要がある。いつまでも他人任せの「わしゃ知らん!」という態度は無責任極まりない。

 鞆の浦訴訟もしかり。原告が「地元住民」と称されているので地元がみんな反対しているイメージを持つが、実際は賛成派と反対派に2分されていのだ。それに地元住民じゃない人間が加わって話をややこしくしている。まずは地元の人たちで話し合って結論をださなきゃ。

 特にマスコミの態度は酷すぎる。これも以前に書いたが、国土交通省が一時期直轄国道18路線を凍結していた際にTBS系列の報道番組で「凍結の査定が経済効果ばかりで災害時のことが考慮されていない。」とか、一人の人工透析患者を取り上げて「現在の道は冬に雪崩で通れなくなることがある。新しい国道は“命の道だ”!。」とかインタビューした後で「何故必要とされる道路を造らない?」と報じた。その翌日国交省が一転して凍結解除をしたら今度はテレビ朝日系列で「せっかく凍結した“無駄”な道路を何故造る?」と批判一辺倒。局が異なるとは言え、じゃあどうしろっちゅうんじゃ?と叫びたくなるよなぁ。

 テレビでいつもエラソーこいてる解説員たちは、当然国家予算の資料も手元にあるはず。是非自分たちで予算編成してみて「これとこれが我が局が考える“無駄”な事業です!」と宣言してみてはどうか? 批判や文句を言うだけなら幼稚園児だってできることだ。

2009年9月27日(日)
家族で遠足!

 HちゃんSクンと僕で自宅から歩いて(Sクンはベビーカーに乗って)鳥羽山公園へ、お弁当を持って家族で遠足というわけだ。
 僕たち夫婦もそうだが、Hちゃんが運動不足ではないか?という心配があった。で、“歩く”ことをクセつけたいと考えていたのだが、散歩と言っても自転車に乗っちゃったり何かと言うとすぐに「疲れた〜。」と言ったりとなかなか歩かない。じゃ目的地を決めて遠出しようかと考えたのだ。「抱っこしないよ。」と約束し、出かけた以上帰らなきゃならないシチュエーション。行った先で楽しめれば“歩く”ことが好きにならないかなぁと考えたのだ。


 午前8時30分ころに「頑張るぞー!」の掛け声とともに自宅を出発。初めてのことなのでかなりゆっくりめのペースで歩き出す。天竜川を渡る鹿島橋の歩道上では「風が気持ちいいねー。」とか、陽の光りを反射してキラキラ輝く水面を見て「川がきれー。」とか楽しそう。そうか、この橋を歩いて通るの初めてだよね(実はもそうだったらしい)。足取りは軽い。
 鳥羽山の麓のコンビニで休憩。ここまでで約1時間。ちなみに僕が通常夜歩く際にはこのコンビニまで15分ほどで達する。さて問題はここから。鳥羽山を登る坂道ではHちゃん「疲れたー。」を連発。確かにいつも車で登る際には思いも依らぬ急な坂だったのだが、ここで抱っこしたりしたら計画が水の泡。が「どんぐり落ちてるよー。」などと気を紛らわせ、休み休みえっちらおっちら登って行く。

 10時過ぎに本丸広場に到着。この時間には他に人影が無い。展望台に陣取りした後Hちゃん最大の目的、ローラー滑り台をみんなで滑る。Sクンは僕に抱っこされてだが、やっぱり固まってます(^^;)。滑るのはいいのだが、石垣の階段を登るのが割とハード。数回滑ったらHちゃんが「お腹すいたー。」で11時過ぎには展望台にシートを敷いておにぎりを食べることに。眺める風景が最高の“おかず”だが、後でお腹すきそう。

 お弁当食べた後は広場でしばらくボールで遊ぶ。僕がボールを蹴るのを見てSクンが短い足(失礼)でボールを蹴ってドリブル(^^)。こりゃサッカー好きになってくれるかな? 一方のHちゃんSクンが乗ってきたベビーカーに無理矢理乗り込み、案の定「歩きたくな〜い。」と言い出した。今日は歩かな家には帰れんよ!。

 Hちゃんがホントにヒネる前に下山。下りてる最中にSクンは疲れたのか夢の中へ。Hちゃんは下りた所に小さな児童公園があったのでブランコなどでしばし遊んだ後、古い方のトンネル(鳥羽山洞門)を通り、歴史散策路展示休憩施設「田代家」でまさに休憩。管理人のおばあさんにお茶を出していただく。現代の家とは大きく異なる装いにHちゃんは興味津々の様子だった。

 ぶーぶー文句言いながらもちゃんと自分の足で歩いて家に帰着。聞けば「楽しかった〜。」と答えるHちゃん。歩き通したことを自信にすると同時に、歩くことの楽しさを知って欲しいな。

2009年9月20日(日)
夢の島プロジェクト稽古

 稽古場に着くと見知らぬ女性の姿が。夢の島プロジェクトのブログを見て来たのだと言う。見学ではなく加入希望と聞いて喜び、小躍りするメンバー(^^)。何せこれまで女性メンバーが現状実質ことちゃんめめちゃんの2人だったため、台本選ぶにしても選択幅がえらく狭かったのだ。
 正直個人的には3rd Festaでやりたかった台本が女性人数の関係で断念していたこともあり、「…何故もう少し(2ヶ月ほど)早く…。」と考えてしまうが
、それを言っても始まらない。とにかく仲間が増えたことを大いに喜ぼう。
 さらに個人的には僕と同級というのも嬉しいことだ(^^)

 末永くよろしく! Mさん

 稽古の方はMさんに説明しながらじっくりとストレッチ、発声、ストップモーション等のメニューをこなしていく。改めて稽古メニューの説明するっちゅーのもなかなか難しいもので、どう言ったら簡潔で分かりやすいか悩みながらやってた(^^;

 後半は読み稽古。2nd Festaの反省から早めに立ち稽古に入りたいのだが、鉄兵ちゃん他屋さんの男性陣2人が劇団からっかぜに出撃中ゆえ思い通りにはいかない。いや、他劇団出撃は喜ばしいし喜ばしいことなんだけど、そういう喜ばしいことに活動内容合わせていく余裕が夢の島プロジェクトにはまだないのが何だか悔しい。

メンバーが揃った際にダッシュできるように、今から波に乗っていかねば。まずは台本の読み下し作業を進めていきたい。

2009年9月19日(土)
Jリーグ観戦!

 ジュビロ磐田京都サンガFC。1年ぶりのサッカー観戦だ。しかも家族揃って。芝居観劇と同じで、子供たちがサッカーに食いつけば観にいきやすくなるとの下心(?)もあるのだが、連休中特に出かける予定が無い中で唯一の家族サービスかな。
 とは言え
Sクンにジッとしてろと言う方のが無理。前半はスタンドをお散歩(が後追い)、ハーフタイムに僕が抱っこして後半はお昼寝してロスタイムに入ってお目覚めと、ある意味いいトコ取りしてました(^^;)。サッカー好きにするには道程遠し…。

 試合の方は好調京都サンガ相手に
正直勝てないだろうな…と思っていたが、どうしてどうして3−0と完封勝利。相変わらずミスが多く冷や冷やさせられたが、特に後半は攻めも守りもアグレッシブ、「攻め」の姿勢を観ることができて楽しかった。今日のサッカーを続けられたら上位に食い込んでいけるんじゃないかなぁ。

 …続けられないこその下位なんだけどね。

 ちなみにHちゃんはサッカー観戦3回目で全てジュビロが勝っている。もちろん偶然だが、ここ数年勝利数が減っている中でのデータだから捨てたもんじゃない。

 Hちゃんジュビロの勝利の女神です!

2009年9月16日(水)
夢の島戦士 出撃!

 先日Festaのたびにお世話になっている劇団からっかぜから客演依頼があった。秋のアトリエ公演から市芸術祭公演まで約2ヶ月におよび長丁場。男優を、ということで、できれば僕自身が参加したいところだが、どう考えても必要な稽古量を確保できないゆえ断念。舞台経験を積んで欲しいという願いから、夢の島プロジェクト稽古後の雑談時に鉄兵ちゃんに打診してみた。

 最初は「何で?」と決して前向きじゃなかったが、ことちゃんを始めメンバー一同で背中を押したところ「少し考えさせて。」となり、その後「俺で良ければ…。」と客演を決心してくれた。うん、いいことだ。いろんなジャンルの芝居、演出に関わることは役者として成長できることは僕自身が経験済み。自分の経験値UPと同時にからっかぜの稽古のやり方や大道具の作り方など、たくさん吸収してきておくれ!

 一方、別ルートで同じく夢の島メンバーの他屋さんからっかぜ客演が決定! 2人ともダブルキャストのうちの1人で、他屋さんは10月、鉄兵ちゃんは11月に出演とかで、観にいく側にとっては何とも悩ましいが、舞台に立つ夢の島戦士を観ることができるのは喜ばしい限りだ。

2009年9月13日(日)
何処かでやってないかなぁ?

 ちょこっと顔出したことがあるフットサル場「イクマインドア球’s」で初心者参加OKのイベントがあるというので参加するつもりだったが、諸事情により取りやめして子供たちと過ごす。

 チームに入っていない人間は「個人フットサル会員(通称“個サル”)」枠で参加させてもらうのだが、これがなかなか参加しやすい会場がない。まぁ確かに僕の場合は特殊事情で、子供が寝た後に家を出て参加できる枠というのだから元々難しい条件なのだが。最も都合がいいのが金曜夜22〜24時に行われている浜北区新原の「セレゾン浜松フットサルクラブ」の個サルなのだが、こちらが上手い人が多くて超初心者レベルの運動不足でメタボな40男が入ると迷惑かけること甚だしい状況。慣れている場所でもあるので、ある程度動けるようになったら復帰したいとは思うのだが。
 先述の「イクマインドア球’s」では火曜日に初心者クラスと銘打った枠があるのだが、南区四本松町と家から遠いため21時開始ながら自宅を出るのは必然的に早くなる欠点が。なかなかうまくいかないものだ。

 何処かで夜遅い時間帯で超初心者&運動不足&オッサンOKの個サル枠つくってくれないかなぁ。

2009年9月11日(金)
レッテル

 雪国の人間がみんな辛抱強いわけではない。静岡県民がみんな軟弱なわけではない。浦和サポーターがみんな暴力的なわけでも、公務員がみんな天下りしているわけでもない。

 同じように、アメリカ人がみんな戦争好きで自国のりえきのために他国を侵略したがっているわけではない。なのに「アメリカ国民」或いは「アメリカ在住者」ということで敵視され、殺されても仕方がない人間とされてしまった。あの日あのビルには様々な人が居た。保守思考も愛国主義者も平和主義者もいた。アメリカ人以外にも多くの国籍の人もいた。ヘルメットを被り防災リュックを背負って避難した「さすが静岡県民!」の静銀ニューヨーク支店の行員もいた。その人たちが一括り
に「アメリカ」とされたのだ。

 我々は一つの組織を見た時に、構成員個々を見ようとせず、その組織のレッテルを貼って見てしまうきらいがある。清水サポーターがみんな品が無いわけではないし、磐田サポーターがみんなおとなしいわけでもないのだ。

 もちろんイスラム教徒がみんなテロリストであるわけではない。

2009年9月6日(日)
夢の島プロジェクト稽古

 参加はことちゃん滝浪さん大石さんめめちゃんなべ

 3週間ぶり、そして3rd Festa用台本が決定してから初の稽古。しばらく台本を決めるための読み稽古が中心で準備運動的なメニューしかしていなかったこともあり、今夜はじっくりと。

 
ストレッチ、発声練習の後、ストレッチ、発声のあと、表情や身体の動きのバリエーションを増やし、キレを出すことを目的とした「ストップモーション」。拍手の音を受けて表情や身体のポーズを変える。動かすときはキレ良く素早く、動きを止めたらフラフラモジモジグラグラ動かずに止まっている。大切なのは自ら動くのではなく、拍手を聞いたうえでの「リアクション」だということだ。僕としては「表情」と「キレ」にはこだわった芝居創りをしていきたいので重要な稽古メニューの一つだ。

 続いて横一列になって後ろ向きにしゃがみ、拍手を受けて素早く前を向いて立つと同時に正面に向かって強い視線をし、全員揃って「あっ!」と叫ぶ。これまた動くときはキレ良く、止まった後はグラグラ動かない。さらに全員息も合わせなきゃいけない。演技をするってのは同時にたくさんのことに神経を配らなきゃならない作業。何回か繰り返すうちに息は合ってきたが、身体のキレが今ひとつ。トレーニングを重ねていかねば。

 その後は3rd Festa用台本の読み稽古。配役はほぼ固まっているのだが、そのうちの鉄兵ちゃん他屋さんが他劇団に客演することになって、稽古が重なった(+仕事)りして欠席しているので僕と大石さんがアンダースタディ(代役)に入る。今年秋はFestaがないことから、特に鉄兵ちゃんは舞台経験を積むためにも客演を進めたのだが、夢の島プロジェクトの稽古に少なからず影響がある事までは想いが居たらなんだ…(^^;)

 でもこの段階ではやむなし、と言うか、それを踏まえての稽古スケジュールを立てねばいかん。今回は夢の島メンバーである神谷さつき氏の作品であることから、作者同席の下に台本を膨らませる作業をする予定。台本をいじるには読み込んでおかねばならない。稽古回数を多く持てないところは個々の頑張りで埋めるしかない。稽古以外の時間に各々が読みこみ、アイディアを膨らませることが重要だ。

 次回稽古は9月20日(日)午後7時30分から浜北体育館会議室です。  

2009年9月1日(火)
防災の日

 東海地方で大きな地震があった年の防災の日。改めて防災意識を高めるには貴重な日になる筈が、多くの自治体が衆議院議員選挙の関係で防災訓練が中止になったり規模縮小になったりしたと言う。

 麻生前総理もそんな影響があるとは気づかなかったんだろうな。

 地域の防災訓練は12月に行われる。“静岡県民”のプライドにかけて(?)それまでに各家庭でできる限りの防災対策をして訓練に参加しましょう!