keikoba日記

平成21年4月

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2009年4月28日(火)
時間と税金の無駄

 臨時教員が小学2年生の男児の胸元をつかんで叱ったことで男児がPTSDになった事件に対し、最高裁は体罰に当たらないという判断を下したと言う。教員は平成14年に休み時間に女子児童をけっていた男児らを注意。職員室に戻ろうとしたところ、男児に尻をけられた。教員は男児の胸元をつかんで壁に押しつけ、「もう、すんなよ」と怒ったのだという。1・2審は体罰と判断して教員に賠償を命じていたが、今回最高裁は差し戻しをせずに断定したわけだ。

 こんなんで1・2審が体罰と判断した? それよりもこんなんで裁判になるの? なんちゅう時間と税金の無駄使い。一度注意されたことに対して、先生の尻蹴飛ばして逃げたんでしょ? こんなん子供が悪いに決まってるじゃん。俺らの頃だったら2・3発ぶん殴られてもしょうもない状況だ。
 さらに今回の件で話しを滑稽にさせているのが、これが裁判になったということだ。まさか小学2年生(現在は15・6歳?)が裁判所に訴えようと言い出したわけではあるまい。子供の話を聞いた大人(親?)が訴えたわけだ。もちろん子供のことだから、先生があーしたこーしたという話は家でするだろう。しかし今回の件など。よく話しを聞いた上で「そんなんお前が悪い!」と逆に子供をちゃんとしつけてもらわにゃ。それを司法に訴えるとは呆れて物が言えないよ。

 本当に最近の子供は大人をなめている。やはり大人は怒らせたら怖い存在でなくては。まして相手は学校の先生。例え先生にいろいろ問題があろうとも、親は子供には「先生の言うことはちゃんと聞きなさい。」としつけなきゃ。「子供の人権を守る」のはいいが、それにかこつけて大人をなめ切っている子供が増えている。権利を叫ぶ以上ちゃんと義務も果たさなきゃ。

 あくまで私見だが、僕は子供には人権はない、若しくは半分しかないと考えている。だからこそ周囲の大人に、しっかりと守り、教育し、導いてやらなければならない義務がある。分かりやすく言えば半人前だからこそ親に育てる義務が発生するのだ。守らねばならぬといっても、子供が悪いのに手を上げた教師を非難するのはお門違い。悪いことは悪いとしっかり教えなきゃ。それを裁判に訴えるなんて、決して子供のためにならない行為だ。

2009年4月26日(日)
夢の島プロジェクト稽古

 今日の稽古には伽藍博物堂滝浪さんがはるばる静岡からバイクに乗ってやってきてくれました。「『春なのに…』が終わったら稽古に行きます!」とおっしゃっていたけど、まさかホントに来てくださるとは。おまけにメンバーの誰よりも(許可書持った僕よりも)早く会場に来てくださいました(お恥ずかしい限り)。もちろん偶然なのだが滝浪さんに触発されたように、今日の参加者は滝浪さん含めて9名とえらく賑やか。おかげで稽古が盛り上がった〜。無駄話に脱線することも少なかったし(コラコラっ)。

 ストレッチ・発声・ストップモーションの後、今日は稽古用台本を読んでみた。昨年メンバー入りしてくれた他屋さん(入ってくれた段階で2nd Festaの稽古が佳境に入っていて、そのままスタッフになってもらっていた)の読みを聞いてみたかったのと、せっかくだから滝浪さんの読みを披露してもらおうということで。滝浪さんは面白いよね。使った練習用台本が伽藍の台本で初見じゃないせいもあっただろうけど、さすがだ。他屋さんは初見ゆえ難しい面もあったが誠実さが感じられるキャラでこれも面白かった。その後大石さん鉄兵ちゃんに役を変えて読んでみたけど、こちらもなかなかいい。演じる(読む)人間が変わると作品のイメージも変わることも再認識できて面白かった。

 2つのパターンの読みを聞けたのだが、いろいろ考えることができたことも良かった。「この人だったらこんな風に読むだろう。」というイメージとほぼ同じだったことも面白かった。特にほぼ初見で読んだ3人は今日のがおそらくその役者の「個性」になるんだろうけど、その「個性」に頼ってるだけでは何時観ても同じ演技してるってことにもなりかねない。「個性」にプラスαとか、たまには「個性」と逆を狙うとか、できるようになると役者として成長できると思う。あと、ウケ所でウケようと妙な力が入ってしまうシーンもあった。ウケ所で自然体な演技ができたら理想的。もちろん初見でそこまで望むのは難しいし望むのは間違ってるけど、今後そんなことを目指して稽古をしていきたいな。

 稽古終了後、メンバーから今年度の活動費を集めていたら滝浪さんが「来れる時には来るから。」と言って同じように活動費を払ってくれました。感謝。

2009年4月24日(金)
逮捕???

 草薙クンの逮捕に機能から日本中が大騒ぎ。少々騒ぎすぎという気がしないでもないが。「いい人」ってイメージで芸能活動をしてきたわけだが、我々が思う以上にストレス溜めてたのかなぁ。やったことは非難されるべきだが、その気持ちには同情的になっちゃうのは僕だけか?

 でもなー。逮捕容疑が「公然わいせつ」でしょ? もちろん実際の現場を知ってるわけではないから難しいが新聞を読む限り、素っ裸になって女性に「ほれほれっ。」って見せたわけではないじゃん。逮捕するには厳しくないか? おまけに家宅捜索までして。
 学生時代よく飲みに行った下北沢あたりが終電近くなると裸で騒いでる連中がけっこーいたぞ。一度だけ女性のトップレスも見たこともある。どれも駆けつけた警察に「保護」されてたけど。あ、後で逮捕されてたのかもしれんが。
 今回の草薙クンも素っ裸見たのは警察だけだよね? 市民が受けた迷惑と言えば丑三つ時に近所の公園で騒がれて寝られんかったくらいで。逮捕するにはちょっと弱い気がするなぁ。騒いだのでシートで簀巻き(?)にして署に連れてきたらしいが、簀巻きにするのに逮捕という段取りが欲しかったのか? いや、たぶん「保護」で十分だと思う。あ、別に弁護してるわけじゃないよ。したことは非難されるに十分なことだし。

 う〜ん、相手が芸能人だと分かって警察がノリノリになっちゃったとか? もっとも警官に悪態つかず大人しく服着てたら、もしかしたらもみ消してくれたかもしれん。判断難しいよな。

 しかしそれに比して総務省を筆頭に、草薙クンをCMキャラクターに使用していた企業等の反応は過剰な気がするなぁ。イメージが大切な商品ならば仕方がない面もあるが、特に地デジ関連なんてポスターからCMまで作り変えたらそれ分税金がかかるわけだから、キャラ起用はそのままで、ただし罰として「ギャラ無し」ってのはどう? 無駄な税金に加えて支払う予定の予算まで節約できるいいアイディアだと思うんだけどな。

 唯一つ、警察がノリノリで良かった点がある。家宅捜索までやって今回の所業が「薬物のせい」ではないことが証明された。これがなかったらマスコミは絶対に好き勝手に憶測記事を書いていたはずだ。その点草薙クンは警察に助けられたと言える。

2009年4月19日(日)
呆れた

 朝日新聞襲撃事件の真犯人を名乗る人物のコメントを報じた週刊新潮の記事は結局誤報だった。それについての週刊新潮の検証記事の題名が「何故騙されたのか?」ってオイオイ…。
 新聞や週刊誌を読む我々読者は、一部の特殊な(?)新聞や雑誌以外は、その内容は「真実」であると思って読む。日本人はマスコミ報道を信じすぎる傾向があるがあってそれはそれで問題なのだが、やはりマスコミが報じるものは十分に裏付けがなされた「真実」であることが前提で、その内容についてそれぞれに解釈を行い、自らの意見を構築する。

 今回の事件はその前提があっさりと崩れたのだ。

 もちろんネタ提供者が「真実」の証言を述べなかったことが原因なのかもしれないが、歴史を持つ雑誌がその証言を鵜呑みにし、何の裏付けも取らずに4回に渡って大々的に報じたことに驚きを隠せない。さらにその検証記事はまるで“被害者”の立場であることに驚きを通り越して呆れてしまった。これが責任ある報道陣のやることなのか?
 マスコミが「真実」を報じないということは、政治家が公約を守らず、役人が賄賂を受け取って私腹を肥やすことと同義だ。その職業の根幹を否定することに他ならない。政治家なら辞職、役人なら懲戒免職になるべきもので、本来ならば関わった記者が総じてクビになるべきものだろうに“被害者”面。厚顔無恥も甚だしい。
 こんなんで「社会的責任」だの「報道の自由」だの「知る権利」だの、自分の都合の良い権利ばかり主張しないで欲しい。報道と言うものは、その行いによって場合によっては人を殺すコトだってできる。ある意味国家権力と同等、いや風評と言う意味ではそれ以上の影響力を持つ。報道陣たるものそれを肝に銘じ、政治家や役人に責任を求めるのならば、同等の責任を我が身に負わなければならない。

 「衝撃的な見出しが躍る一部の特殊な(?)新聞や雑誌と同じです。」って言うのなら話は別だがね。

2009年4月15日(水)
『春なのに…』(ネタばれあり)

 それは静岡の劇団、伽藍博物堂に所属する滝浪倫邦さん秋山かおるさんの二人で構成するユニット“どどんぱ”が主宰する公演。毎年この時期にどどんぱを含む数ユニットが短編の芝居等を観せてくれる。毎回夢の島プロジェクトの仲間で観劇ツアーを組んでやってくるのだが、今年は今日の平日班と18日(土)の週末班に分かれてのツアーである。今日は僕のほかがっしーさん鉄兵ちゃんの男3人旅だ。ちなみに鉄兵ちゃんは週末班にも参加、さすが独身天国(?)。羨ましい。

 本日は3つのユニットが出演。最初に登場、飛び入り参加のみかん遊演地はふだんは大道芸をしている皆さんが集まった集団。芝居としては少々荒削りで間延びした感じもしたが、ポイントポイントでは十分に楽しめた。代表のあまるさんは以前から演劇に関わる機会が多かったせいか演技慣れしていたな。
 やむちゃら伽藍博物堂所属の女優さん2人のユニット。「芝居」というより「コント」に近い感じだったが、テンポがとてもよくて観ていて気持ちよかった。何話かのオムニバスだったが、1話目で飲んでいた赤ワインがまさか本物だったとは。客出しの時にお話させていただいたのだが、けっこー臭ってました(^^)。あれでよく芝居やってたなぁ。
 どどんぱは今年も歌あり笑いありあめ玉ありの楽しい舞台でした。相変わらず滝浪さんはリラックスしてるというか、いい具合に力が抜けた演技をしてるな。演技ってお客さんに伝染するから、リラックスした演技を観るとお客さんもリラックスして観ることができる。どどんぱのほのぼのとした雰囲気はそんなとことに起因してるのかもしれないなぁ。

 『春なのに…』は11日(土)から、今日15日(水)と17日(金)の夜8時からを含んで18日(土)まで。土日もそうだが、平日夜仕事帰りに芝居を観る機会があるというのは羨ましい。シアターLABO/1に客演させていただいた時に経験したが、これやる方は大変なんだけど、客入りは割と良かったんだよね。平日夜の方が芝居を観に来やすい人もいるんだなぁって。ただしこれは夜9時半閉館の公共施設では不可能に近い。時間に縛りの少ない民間の自由度の高い劇場が増えないと難しいことだ。芸術文化の振興のために、大きな劇場ばかり建てたり一流の劇団の公演ばかり行っても結局片手落ちだと思うな。『春なのに…』のように身近に芝居を観る機会が増えるといいな。

2009年4月12日(日)
夢の島プロジェクト稽古

 だったはずなのだが、今日はおしゃべりで終了。もちろん芝居関連の話しが半分、後は子育てやら仕事やら…。

 まぁ、たまにはこういう日もいいか。「飲みに行こう!」ってすぐに予定合わせられるメンバーじゃないし。

 でも次回はちゃんと稽古するかねぇ。

2009年4月8日(水)
だからさぁ

 「犯行時心神喪失状態で善悪の判断ができなかった。ゆえに無罪を主張。」ってのが最近多くない?

 ゴルゴ13や中村主水のようなプロの殺し屋でない限り、人一人殺す時に通常の心身でいるわけがないし、善悪の判断などできてるわけがなかろう。何を無駄な議論をしてるやら。


 姑息な手段で罪を逃れようとするのではなく、自分がやったことはちゃんと自分で尻拭きな。人権を主張するのなら、それ相応の義務を果たさなきゃ。

2009年4月4日(土)
初節句

 Sクンが産まれて初めての5月です。義父母の両親)からは内飾りの冑飾りと両家の家紋が入った幟をいただく。こうしたことは地域により風習が異なるので当初は遠慮していたのだが、「そちらのやり方でやって欲しい。」と言っていただいたのでありがたく。
 地域の風習というのはとても難しい。古くからのものは大切にしたいと思う反面、時代が変わって既に廃れきったものや、あまりに負担が大きいものは考えなくてはならない。世代による考え方の相違もある。どうすべきかはそれぞれの家族、親族で十分に話し合う必要がある。

 ただ一つ、忘れてはならないのは初節句を無事迎えた子供の誕生を祝い、健やかなる成長を祈る“心”だ。自分が信じる風習に沿っていないからと言って、まるでその子供の存在を否定するような振る舞いは断じてしてはならない。ましてこれまでに自分たちがその祝いを受けているならばなおさらだ。自分の信じる風習が既に廃れきっている場合だってある。その子にとって一生に一度の初節句、細かいことは抜きにして純粋に祝いたいものだ。

 もっとも、元々祝う気持ちなどなく、「義理」だけの話だったらいっそ無い方がすっきりするがね。

 さぁて、まずは幟のポールを立てなくちゃ。

2009年4月1日(水)
STATING OVER!

 多かれ少なかれ、そして良くも悪くも、誰にとっても仕切り直しの日です。これまで悪かった人はまさに仕切り直し、良かった人もいい意味で心機一転して、新しい年度を頑張りましょう!