昨年5月にプロ野球の試合を観戦していた男性がファールボールが右目に当たり、失明寸前になったとして、球場を管理する宮城県と試合を運営していた楽天球団を相手に約4400万円の損害賠償を求める訴えを起こしたらしい。家族と3塁側内野席で観戦中、楽天のバッターが打ったファールボールが右目を直撃。「ビールを席の下に置いて顔を上げたら、目の前にボールがあった」とのことで、右目眼球破裂とまぶたを切る重傷を負って、著しい視力低下となったという。球場には高さ3〜5m程度の防球ネットがあったが、打球はそれを超えてスタンドに飛び込み、事故が起こったのだと言う。
野球の試合などではチケットの裏に「ファールボールなどでケガした場合には応急処置以上の対応はしかねる。」との記載がある。また、打球がスタンドに飛んできた際は笛を吹くなどの注意喚起がされている。その中で起きた事故。被害者には酷かもしれないが、被害者の不注意とも言えるのではなかろうか? サッカーのゴール裏しかりだ。例え観客であろうと、試合のイン・プレー中にボールの行方から目を離すのは危険極まりない行為だ。ビールを席の下に置くのならプレーが切れた時にやるべきだった。それが嫌なら強い打球が飛び込むことがほとんどないバックネット裏なり外野席最後尾なりにするか、若しくは観戦自体をするべきでなかったのではないか?
ネットに穴が開いて…とか言うのならともかく、スポーツ観戦にはそれなりの危険が伴うということを自覚しなければならない。。
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