HちゃんとSクンが通う、浜北にある天竜厚生会系列保育園合同の保育フェスティバルで鑑賞。が、観に来た園児とその家族が少ない。せっかくの浜北文化センター大ホール(1200席)も入りは1/3程度。インフルエンザが流行してる園があったり、他の行楽に向かった家庭もあるだろうけど。同じ時間帯に浜松で劇団飛行船の公演があったのだが、まさかそちらと競合したためでもあるまい。子どもが保育園に通っていればその家族は無料で観劇できる。気軽に舞台芸術に触れることができる貴重な機会なのになぁ。ホントにもったいない。
身体が赤いために他のカラスから仲間外れにされた赤いカラスが、ひょんなことから村人に神様と勘違いされた。最初は迷惑がっていた赤いカラスも、願いが叶って喜ぶ顔や日照りで困窮する村人の姿を見て、我が身を棄てても欲深の長者から村人たちを救おうとする、というお話し。
お話しとしてはとても面白くて、子どもに観せるに相応しいし大人が観ても十分楽しめる舞台だった。僕としてはどうしてもお話しと同時に役者たちの演技を観てしまうのだが、表情はもちろん身体による表現が豊かなことに引き付けられた。あれくらい演じられたら楽しいだろうなぁ。修練の賜物なんだけど。
一方で役者が5人(男優4人、女優1人)での芝居だったのだが、元々登場するのが5人の芝居なのか、役者のスケジュールとか招聘する側の予算の関係なのかは分からないが、終盤大ホールという舞台の広さや話の展開から人(役者)が少ないのではないかと感じた。村人が岩山を動かそうとするシーンや赤カラスが漁師の鉄砲で撃たれるシーンはもっと人数がいた方が良かったんじゃないかなぁ。
Sクンはけっこーおとなしく観れたが、Hちゃんは早々に飽きてしまったため、何度か「おとなしく座って観てなさい!」と叱ってしまった。もちろん放任はいけないが、ギューギュー締め付けるのもどうかと…。なかなか難しいよね。まぁこういう機会に最低限のマナーは教えておかないといけないが。
そんなわけで子どもたちより親が楽しんじゃった舞台だったかも(^^)
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