keikoba日記

平成23年11月

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2011年11月29日(火)
27日の夢の島プロジェクト稽古

 遅ればせながら報告。

 役者5人揃っての稽古。前回に引き続き台本を放して台詞確認を重点にした小返し。前回は「おっ、覚えてんじゃん(^^)」と安心しつつ、台本後半になったら怪しくなるんだろーなと思っていたが…。

 前回止めてたところから後、つまり5人揃ったところから後が…残念、というか無惨(^^; どうにもこうにも…だったら台本を持っていいよ、ということで今日のところは対応。それにしてもあぁ…というかやっぱり…というか(^^;

 稽古も残りわずか。台詞暗記は当たり前として、面白い芝居にするべく、それ以外のところででどれだけ上積みできるか。追い込みに入りました。

2011年11月28日(月)
二重行政?

 大阪市長選挙で橋本元大阪府知事が圧勝、府知事選も大阪維新の会の公認候補が勝利した。テレビや新聞ではこの結果を受けて「大阪市(府)民は“大阪都構想”を支持した。」と報じているが、果たしてそうなのかと大きな疑問を持つ。そもそもどれだけの人が“大阪都構想”というものを十分に理解しているのか怪しげなのだ。

 “大阪都構想”というのは大阪府と政令指定都市である大阪市の「二重行政」を問題視しての発案されたもの。例えば体育館や図書館など、同じような施設が近隣に建設されていることを橋本元大阪府知事が「無駄。」と称してスタートしたものだ。しかしながらこのことを橋本“府知事”が指摘したことがどうにも理解できない。大阪市がその市域に施設を建設するのは当たり前のこと。では府は何故、独自に大規模施設を建設する財政力を持つ大阪や堺の市域に施設を建設したのか? 大阪や堺はそれぞれの市に任せて、その財政力を持たない町村部(ただし公共交通機関がある程度整備されているところ)に建設すれば良かったのだ。二重の無駄をしているのは府側だ。それを考えずに、まるで二重行政の無駄は大阪市が悪いような話に持っていく手法はいかがなものか。大阪市に大規模な施設があれば、府はその施設を借りて、建設費用を使ってソフト事業に力を入れていれば凄いイベントができたよね。逆は不可。市は当然市民対象(あるいは中心)のイベントしか予算は組めない。市の施設を使って府が府民全体を対象とした事業を仕掛けていくのがあるべき姿だ。

 これは静岡にも言えること。県営の施設が静岡市域に集中するのは不満が大きい。高度成長期以前に建設されたものは仕方がないとして、平成に入ってから建設されたものははっきり言って失敗だ。例えばグランシップ。国際的な会議に対応する施設という意味では県都にあってもいいかもしれないが、こけら落としが国際的な演劇イベントだったように、舞台芸術の場と捉えれば県東部エリア(新幹線停車の熱海か沼津、三島)に建設すれば首都圏からの観客も見込めたかもしれない。あるいは県西部エリアではやはり新幹線停車駅の掛川、交通結節点である旧天竜市西鹿島周辺(これは個人的願望(^o^))が理想的。舞台芸術にせよスポーツにせよ、本当に飢えているのは大都市以外の周辺住民なのだ。広域行政を担当する県は本来そこに目を向けなくてはならないのではないか。

 ただ一つ。しばらく前に賑わせた草薙体育館建設問題は静岡市がおかしい、はっきり言って我儘。体育館を別の場所(東静岡駅周辺)に建てちゃったら“運動公園”という、そこに行けば何でもありという施設の根底が崩れる。そもそも同時期に既に県立美術館がありながら、市の美術館を新設するという“無駄”をやっておきながら言えたことじゃなかろう。どうしても東静岡駅周辺に建設して欲しければ、体育館だけではなく野球場、球技場、陸上競技場(サブトラック含む)を含めた、運動公園がそのまま移設する敷地を静岡市が責任を持って用意すべき。そうなれば草薙よりも交通の便が良くなるから県民全体が納得するんじゃない?

2011年11月20日(日)
単に賛成、反対意見だけではなく

 TPP問題が騒がしい。それこそ数年前は「赤ちゃんポスト」が新聞やらニュースやら賑わしたのに。全く日本人って…。

 さて、TPP問題はいつになく賛成派、反対派共に意見を交わしていて、それこそ日本人にしては議論してるなぁという気がするが、やはりディベート慣れしてないというか、ただ単に賛成と反対を唱えているだけで議論を“戦交わして”いるというところまでは至っていない気がする。

 僕自身はTPPは基本アメリカに益があえることばかりで日本が敢えてやる必要を感じていないのだが、とはいえ農業を始めとする国内の各産業がこのままでいいとは考えていない。「TPPに加入した“つもり”で各産業の改革を進める」のがベストだと思うのだが、残念ながら歴史上外圧無しに改革ができたことが稀な国であるゆえ難しいんだろうな。

 で、昨今の議論を聞いて何が不満かと言うと、例えば賛成派はTPP交渉に参加するはいいが交渉の席にどういうスタンスで臨むのかが全く説明されていないことだ。アメリカが勘違いしたように例外なく全ての産業について交渉のテーブルにのせるのか、それとも農業や保険分野は聖域として対象外とするのかが示されていない。それを言うと「交渉は相手がいることだから…。」と言うだろうが、交渉に臨むにあたっての日本の姿勢が見えてこないのだ。その辺りは賛成派の国会議員、特に野田首相にはしっかり国民に対して説明をして欲しい。
 一方の反対派も「では国内の産業はこのままでいいとお考えか?」という質問答えてもらいたい。特に農業。「国内自給率を確保するために…云々」というが、現状高齢者が主体で若手の担い手が少ない状況では、いくら個別保障等をしても10年、20年先に発展どころか現状が維持されているかは疑わしい。それこそ「TPP加入した“つもり”」の抜本的な改革が必要となる。そうした見通しを持っているのか? 目先の票欲しさに反対を叫んでいるのであれば、流行に乗っただけの賛成派よりもっと悪い話だ。

 せっかく盛り上がった議論。さらに深まって、国民に分かりやすい判断基準が示されることを望みたい。

2011年11月13日(日)
夢の島プロジェクト稽古

 M−planet観劇後の稽古。久々に芝居の比重が大きい一日だ。嬉しー!!



 
3rd Festa『雨降って地固ま…』まで残り89日。予定している稽古は6回。稽古が2週間に1度の夢の島ならではのことではあるが、かなり切羽詰まってきた。

 一番心配なのが台詞の暗記。稽古中にプロンプを務められるスタッフがいないこともあり、なかなか台本を手放せない状況が続いていた。しかし台本で手がふさがり、目は台本の文字を追っていたのでは十分な稽古はできない。で、心を鬼にして台本を放すよう指示。鉄兵ちゃんが仕事で休みだったのでことちゃん鉄兵ちゃんの役のアンダースタディ(代役)に入ってもらい、冒頭から5人そろって登場するシーンの前まで(=ことちゃんの役の登場前まで)を5回ほど繰り返す。ってことはせっかく稽古に来たのに自分の役の稽古はなし。毎度申し訳ない!(^^;

 同じところを何度も繰り返すことによって台詞を刷り込もうと意図したが、台詞が飛んでプロンプを入れたのは3回ほど。なかなかどうして台詞しっかり入ってんじゃん。もちろん台本冒頭だから(余程ひねくれた人でない限り冒頭から覚えていく)ということもあるが、これならもっと早く手放し指示すりゃ良かった。
 手と目が自由になったことで、案の定アラが目につくようになった。手が不自然に微動だにしなかったり目が泳いだり。そんなところ指摘しながらの稽古。とりあえず様になっていたのでちょっと安心できたかな? たぶん後半はぼろぼろなんだろうけど(^^;

 今回は伽藍博物堂佐藤さんが遊びにきてくれた。「演出の師匠」と勝手に思っている佐藤さんが横で観ているかと思うとちょっと緊張(^^; 目標とする演劇集団の主宰が観てくださって稽古場に心地好い緊張感が産まれた。アドバイスもいただき、ありがとうございました! また是非顔を出してください。



 数少なくなってきた稽古。次回は11月27日(日)午後7時30分から浜北体育館会議室です。

2011年11月13日(日)
M−planet『エンジェルポスト』

 先週に懲りて今日はHちゃんのみを連れていくことにする。Sクンにはちと可哀想だったが、まぁ来年あたりから、かな?

 14:00の回をクリエート浜松ホールにて。


 「病院の分室で「赤ちゃんポスト」の開設にこぎつけた産科医坂口と強力なスタッフ久保田と日野。3人は視察に訪れる県会議員へのPRにも万全を期す。が、「ポスト」反対を叫ぶNPO団体のリーダーや開設前に赤ちゃんを預けに来る母親らが登場。事態は彼らが思うようには進まない。そのうえスタッフの日野は、議員視察の当日、のっぴきならない用事ができて…。
 幼い命を守るための「赤ちゃんポスト」、その是非をめぐり登場人物たちの思惑が入り乱れる。シリアスなテーマをコミカルタッチで巧みにさばく近江木の実のウェルメイドな劇世界。「この赤ちゃん誰?ていうか、誰の?」あなたにも確かに赤ちゃんの頃がありました。思い出せますか?」
(公演チラシより)

 社会問題を取り扱う芝居は難しいと思う。観ている人もその問題に対してそれ相応の意見を持っているから、同じ意見ならばいいが異なった主張をする登場人物には思い入れすることができなくなってしまうことがある。また、その意見を主張する理由に同調できなかったりすると引いてしまうこともある。数年前に新聞等を賑わした赤ちゃんポスト。その是非は人それぞれ持っているであろう。例えば賛成、反対の理由の一つを学生時代の恋愛だったり、同じく賛成の理由の一つが自分が子どもを産めないからポストに預けられた子を自分の子に…と考えてるとか。国民性ゆえもう忘れちゃったかもしれないので「大切な問題だよ。」と思い出させるにはいい機会かもしれないが…。
 それと東日本大震災と同じような震災が20年前にあって、その生存者が水恐怖症になっているという設定はやや唐突感があったかなぁ。

 あ、もしかして赤ちゃんポストも震災も作品テーマとして取り上げただけで是非を問うつもりはなかったのかな? 「芝居を観る際に“何を主張したいのか…”を探るような観方はしてはいけない」と思ってるくせに自分が探っちゃったのかも? いかんいかん。

 それと、ポストに預けられた赤ちゃん(もちろん人形)を主人公が見つめるシーンで芝居が終わるのだが、そのままカーテンコールをして、袖にハケる際にポストベッドに置いていったのはちょっと違和感があった。スポットをあてて象徴的にしたかったのかもしれないけど…。あと、沢村って赤ちゃんの存在を消したくて探しにきていたのだけど、何したかったの? まさか連れ出して殺すつもり…?

 役者はよく鍛えられてるなぁという感じで演技に見どころが多かった。久保田役の伊藤梨紗さんの自然な演技が目を引いた。光一役のあべさだおさんも独特な雰囲気が出ていて良かった。セットもしっかり造られていて、宙に浮かぶ十字架も印象的だった。途中でダレることもなく、全体では十分楽しませてもらった作品だった。

 Hちゃんはおとなしく観てはいたのだが、クライマックス近くになって僕の膝に乗ってきた。飽いたのかなーとその時は思ったが、思い出してみれば、ちょうど赤ちゃんポストに預ける(捨てる)親への批判が展開されていたシーンだった。もしかして“不安”に感じたか…?(^^;)



 最後に感想とは別にショックだったことを一つ。M−Uプロデュース『赤鬼』で共演した時にはまだ高校生だったが、すっかりおばさんキャラを演じていた。それがまた上手くて様になっていた。月日のたつのは…。

2011年11月12日(土)
浜松キッド『ATOM』

 実際は6日(日)に観劇。13:30の回を浜松科学館ホールにて。

 「家庭用のロボットが実用化された、少しだけ未来のお話…。個性豊かな常連の通う喫茶店「サンセットカフェ」に、また一人新しい顔が仲間入りした。その人物の名前はアトム、心やさしく不器用な彼の正体は…実はロボットだった!? ロボットのアトムを中心に広がる小さな謎と疑惑、それらはとある事件の真実へとつながってゆくのだが… 小さな喫茶店を舞台に繰り広げられる、ドタバタSFサスペンス!」(公演チラシより)

 HちゃんSクンを連れての観劇。Sクンは保育園関連での鑑賞会以外では初めてのお芝居観劇となる。3歳になったからもう大丈夫やろ〜と思ったが…。
 ダメだった。それでも幕開けから40分はそれなりにおとなしく観ていたが、おしゃべりを始めガタガタ動きだし…。周りのお客さんに迷惑になってきたので抱っこして強制退去。一緒に出てくるかと思ったHちゃんがそのまま客席に一人で残り最後まで観ていたので、Sクンとロビーで時間を潰すことになった。

 ゆえに前半しか観ていないので感想は書けません。全編観たHちゃんに様子を聞いても要と検討を得んし(^^;)

 ただ一つだけ。ふだん演劇で使われるホールではないので限界があるのだろうが、喫茶店のカウンター付近に照明があたってなかったのが気になった。所謂地灯りの部分だから、ふつうにチェックしていれば気がつくと思うんだけどなぁ。照明絡みで言えば桐生クン演じるルポライターが怪しげに登場するシーンで、下手ではピンスポを使ったのに上手では通常の照明。何か特別な意味があったのか…な?

 同じ回を観ていた知人によるとラストは盛り上がったようです。残念!

 残念と言えば、ひとしきりロビーを走り回ったSクンは、おそらくクライマックスで盛り上がってるであろう時間帯になって「おちばい(芝居)みる〜。」と言い出した。それはさすがにダメだよとなだめるが、「おちばいみたかった〜!」と大泣き。受付にいた浜松キッド小池さんも思わず苦笑。

 パパもおちばいみたかったよ〜(^^;)

2011年11月11日(金)
1年3か月の間

 3rd Festaを無期限延期、同時に決まっていた配役を一旦すべてキャンセルとした。配役とFestaに向けて活動することを“呪縛”と感じていたメンバーを楽にしてやりたかったのだ。結果として2人が脱退。仕切り直しは新たなメンバー探しから始まることになった。

 ところが、“タイミング”というのは誠におもしろいもので、「夢の島プロジェクトに参加したい。」という新メンバーが“2人”現れた。この時期の気持ちとしては「捨てる神あれば拾う神あり」といったところだ。わずかなロスだけで再び役者が5人揃ったことは、ただただ“幸運”だったと言える。

 改めて配役を決めて(一部以前の役から変更になったメンバーもいた)稽古再開。既に1年半この台本に取り組んできた3人と新しいメンバーをどう融合するかを悩んだりしたが、新メンバー2人がよく頑張ってくれたので“余計な心配”だった。新メンバーは1人がこれまで全く“芝居”に関わったことがなく、もう一人は実に12年ぶりの舞台となる。そんなことを感じさせないほどだ。元メンバー3人も引っ張ってくれて、うまく“融合”されたと思う。
 “芝居”の方はというと、役者が変われば当然雰囲気が変わる。依然と比較しても意味がないが、敢えて比較すると明るい雰囲気になった気がする。その分後半隆弘の嘘が響子にバレたシーンの緊迫した雰囲気とのギャップが大きくなってよりおもしろくなった。いい感じです。

 そして当初の予定よりこれまた1年3か月遅れ、前回2nd Festaから丸々3年ぶりのFestaが来年に2月に開催の運びとなりました。


   ☆ 夢の島プロジェクト 3rd Festa 『雨降って地固ま…』

     作:神谷さつき  演出:渡辺泰世志     出演:他屋雄一・池谷実穂・鈴木鉄兵・前田英代・林田小都喜

     平成24年2月11日(土) 19時30分
              12日(日) 10時30分・14時00分   ※開場は開演の20分前。

           ※12日10時30分の回はお子様連れOK。多少にぎやかになってもお互い様でお楽しみください。

     上演時間:約70分(途中休憩無)

     会場:浜北文化センター展示室(浜松市浜北区貴布祢291−1)

     入場料:500円(前売・当日とも)  ※未就学児は無料

     〜 夫には妻に言いそびれたまま、話していないことがあった。
          ある日、ひょんなことから妻にバレそうになったのをきっかけに友人知人を巻き込んでの大騒動に…。
             夢の島プロジェクト初のオリジナルストーリー。夢の島ならではのハートフルなコメディに仕上がりました。

                 あなたの大切な人は誰ですか?  その人の好きなところはどこですか? 〜



 こんな風にFestaの告知ができることを幸せに思います。ただ、“芝居”の立て直しに尽力するあまり、Festaの準備、制作はかなり遅れてしまった。これは現状では僕の仕事、役者たちが頑張っているんだから僕も頑張らんとね!

2011年11月9日(水)
1年3か月前

 パソコンクラッシュ→更新停滞の前の最後の日記(平成22年8月7日執筆)。実に意味深なことを書いてるなぁ。

 BLOG版『裏keikoba日記』をご覧いただいている方はお分かりだと思うけど、一旦昨年12月に開催を予定した夢の島プロジェクト3rd Festaを無期限開催延期をした。一度決まって公にお知らせしたことを撤回する…。本来はあってはならないことだ。苦渋の決断だった。停滞前最後の日記に書いた通り、夢の島プロジェクト夢の島プロジェクトであり続けるために下した決断だった。あの時あのまま進んでも、「夢の島プロジェクトのFesta」にはならない、というぎりぎりの判断だった。

 あの時、その前の半年以上悩み続けた問題で学んだこと、反省したこと、確認できたことがたくさんある。

 一つ目は、『書きなべコラム その7 なべ的“組織”論』でも書いているが「初期メンバー元来の意識の相違」を再認識したということ。創生期にはイケイケドンドンだったのが、少しずつ活動が充実してくる中でメンバーそれぞれの思いの違い、わずかなベクトルの違いが表面化してくる。方向性が同じに見えたけど実は誤差があった、目標達成するための手法とかが進むにつれて目標に向かう方向性の違い(角度)が鮮明になってくる。どんな組織、集団でも少なからず出てくることだ。それを上手くまとめることができなかったのはプロジェクト・リーダーとして僕の力不足以外の何物でもない、まことに不徳の致すところだ。これは学んだことであり、大いに反省すべきところだ。もっとも残念ながら避けることができたかと言えば元々見ているものが違うのだから、夢の島プロジェクトの旗を降ろさない限り難しかっただろうなと思う。
 ただ、あの騒動の後も夢の島プロジェクトに残ったメンバーにも、あの時ほどではないにせよ誤差はある。その差を埋めていく作業はこれまでどおり続けていかなくてはならない。

 二つ目は、「経験が人を成長させるとは限らない」ということ。根は生涯学習活動家である僕としては、自分より経験がある人は当然自分よりスキルがあって、活動の中の足りない部分を当然サポートをしてくれると思い込み、それゆえ「いつかは分かって(気づいて)もらえるんだ。」と考え、リスペクトの念もあってかなり遠慮をしてしまっていた。結局それは事態をこじれさせただけになってしまったのだが。後から分かったことではあるが、どうやら元からサポートする気は更々無く、自分のやりたいことを責任取らずに具現化したかっただけのようだ。
 つまりは人間「どれだけ経験したか」ではなく「何を経験したか」であり、経験の量や年齢だけでは実際のスキルは分からないのだということを気づかせてもらった。同時にリーダーとして相手が誰であれ遠慮は厳禁で、言うべきことは言うべきタイミングで言わなければならないのだということを学ばせてもらった。

 三つ目は夢の島プロジェクトという集団の方向性を再確認できたこと。悩む中でメンバーで意見を交換し、目指す芝居の形、活動の方法等を再確認、こういう形態でやっていくよと話ができたことは大きい。結果として今回の問題は夢の島プロジェクトという集団活動が着実に成長した証だと思えるようになった。もちろん問題が起きて良かったとは言わないが、さらに一段上のステップに昇るきっかけにはなったと思う。

2011年11月5日(土)
keikoba日記 復活!!

 実に1年3か月ぶりに復活しました!

 前のパソコンがクラッシュして新しいモノを購入したものの、パスワードやらIDやら紛失していたため、BLOG版(『裏keikoba日記』)があることをいいことに放置を続けてきましたが、夢の島プロジェクト3rd Festa開催が決まり、夢の島の公式HPを何とかしなくちゃならないことから重い腰を上げた次第です。

 とりあえず見ていただけるものをということで、まだまだ改修途上。ぼちぼちと手を入れていく予定です。

 で、このkeikoba日記ですが、先程も書いたとおり、ほぼ毎日更新しているBLOG版もあることから、夢の島プロジェクトを中心とした演劇関連と、日常感じたことを書くコラム的な内容に特化しようと考えています。正直読んで下さる方の人数もBLOG版に比べてかなり少ないことから、逆にBLOG版に比べて“毒”を吐いていこうと思います。

 そんなわけで毎日更新というわけにはいきませんが、ぼちぼちと書いていきますので、よろしくお願いします。