夢の島プロジェクトの稽古日。芝居観劇も重要な“稽古”ということで、座がくらく『あいまいな渚』を観に行く。
って言うか、夢の島の稽古を含めて私用のお出かけは2週間に1度の稽古日でしか難しい状況。芝居の真似事をやってる以上コンスタントに観て感性を高めてないとならないのだが…。なかなかつらいとこだなー。
さて、「はままつ演劇・人形劇フェスティバル2012」の参加作品。作・演出は伽藍博物堂座長の佐藤さん。佐藤さんの芝居が浜松で観られるのは何だかお得な気分である。
「ある島のその村では、いつのころからか女ばかり生まれるようになった。環境の変化が、人の進化を促したのか? 生き延びていくために、仕方なく女は女を生むように進化した。そして、女だけの村になった。満月の日が近づくある日、その渚で戯れる女たちのもとに、異世界からの物体が辿り着いた。その物体は「オトコ」。女たちはさらなる進化をするのか?退化するのか?それとも…」(当日パンフレットから転載)
所謂「進化論」の話しになるのかなぁと思いきや、「オトコ」の存在意義がテーマとなる。そりゃ生殖活動には不要なわけだし、登場する「オトコ」は力がないわ不器用だわで役に立たないことこの上ない優男(演じていたのは出演者の中で一番華奢な女の子だったりする)。男としては観ていて何だか落ち着かない(^^;
「オトコ」だけでなく「女」、引いては「人」の存在意義まで投げかける…んだと感じたのだが…合ってるのかな? 正直話は解釈しきれなかったなぁ。舞台はシンプルな造りだったが紗幕が印象的だった。カッコいいなぁ、あれ。夢の島でも真似してみたいが…日常が舞台の芝居を志向してるから出番はないか。
やっぱり感性が鈍ってる、或いは不足してるな。もっともっと芝居を観ないかん。諸事情が許してくれれば…(^^;
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