以前にも書いたことであるが。
昨今の民主党の体たらく、それを受けての国会の混乱は、間違いなく国民の自業自得と言っていい。あのマニュフェストの内容を信じて、当時の鳩山代表に小沢幹事長を信じて投票した結果である。「自分は民主党に投票してない!」と言うのは僕とて同じ。選挙結果は間違いなく国民の選択なのである。管と野田は民主党内だけで選ばれた総理大臣だが、鳩山については、あの時に民主党が政権を取れば彼が総理大臣になることは分かっていた。彼に“元首相”の肩書を与えたのは我々国民なのだ。
その結果がこれだ。既に民主党は政権党の体をなしてない。いや、小沢や鳩山が切れば党として再生できるかもしれないが、鳩山まで離党すると少数与党になる。難しいところだ。
国民が今回のことから学ぶことが多い。一番は「一時の流行で投票してはならない」ということだ。政権公約(敢えて“マニュフェスト”とは言わない)をよく吟味し、責任をもって投票する。「難しいことはよく分からない。」とか「何処に投票したらいいのか分からない。」というのは無責任な逃げ口上だ。TVで政治家相手にそういう言葉を吐くタレントを観ると吐き気がしてくる。“代議士”とはよく言ったもので、国会議員は我々国民の“代わり”に“議論”をしているわけで、議員の体たらくは我々国民の体たらくなのだ。この過ちを繰り返してはならない。次の選挙の時は「有名タレント」だとか「刺激的な言葉を吐くだけ」の候補者を選んではいけないのだ。
我々国民は試されている。「責任ある国民」になれるか、「無責任な評論家」で終わるかだ。
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