keikoba日記

平成25年5月

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2013年5月31日(金)
「言い方」って難しい

 根本的な考えとしては橋本大阪市長発言は間違っていない。が、問題はその「言い方」が正しかったのか、さらにはそもそも言うべきだったのかということだ。

 発言の前段、つまり「慰安婦」に関してはまさに「言い方」だ。「慰安婦」制度については強制性の議論は別にして、当時の世界各国の軍隊が実質持っていたもの。必要だったからこそ持っていたわけで、発言の趣旨は間違ってはいない。ただし、その後に四の五の言い訳するくらいなら発言した時にしっかりと本意を伝える努力をするべきだった。インパクトのある発言にしようと自己演出をしたのかもしれないが、元(本職?)弁護士にしては稚拙だったと言わざるをえない。
 後段の「風俗」については言わなくても良かったこと。酒飲んだ席ならともかく、公の席上で「風俗使えば?」と言って「そうですね!」とでも言うと思ったのか? こちらは政治家として稚拙だったと言わざるをえない。もちろん米軍に対してはそんなに怒るのなら日本国内に限らず、基地のある各国の都市で責任を以て婦女暴行事件を一切起こすなよと言いたくなるがね。

 いずれにしても橋本大阪市長の稚拙さが際立った事件だった。同時にマスコミの姿勢も結局は物事の本質に迫ることなく批判ばかりを繰り返すだけ、醜いものだなぁと実感させるものだった。

2013年5月28日(火)
だったら文句言うなよ

 政府が少子化対策の一環として若い女性を対象に妊娠・出産の知識を広めるため導入を検討していた『女性手帳』の発行を見送る方針を固めたという。「国が個人の人生の選択に口を挟むべきではない」、「結婚や出産をいつするのか、しないのかは個人が決めることだ」などとの批判が起こったことを考慮したんだと。民主党蓮舫元少子化担当相に至っては「全女性が対象ならば非常に危険だ。例えば同性愛者は手帳をどう受け止めるのか。」などと言っているのだという。

 でもこの手帳ってあくまで「啓発」が目的なんでしょ。別にこうしなさいと「指導」してるわけでもなければ、ましてや「強制」してるわけでもない。反対派の方たちって想像力豊かと言うか物事曲解する癖がついてると言いうか。そんなこと言い出したら道徳教育を筆頭にほとんどの教育活動はできなくなる。こんなことを言っていてはどんな啓発活動もできなくなってしまう。少なくとも少子化対策において“啓発”活動は不可能になった。

 ならば今回反対した連中は少子化対策についてもう何も言うな。例え稚拙であっても対策を講じようとする出鼻をくじく行為、頑張ろうとする人間のやる気をそぐ行為だ。蓮舫議員を筆頭に批判をした連中に猛省を求めたい。

2013年5月26日(日)
夢の島プロジェクト稽古

 1人欠席で僕が代役に入り、台本を持っての立ち稽古。残念ながらこちとら野田秀樹とは違って(比べることが間違ってるが)自分が出演しながら十分な演出ができるほど才能がない(^^; やっぱり2グループ制とか僕以外に代役に入れるメンバーがいるとかになると嬉しいよなぁ。

 そんなわけで夢の島プロジェクトでは引き続きメンバーを募集しております。芝居をやってみたいけどなかなか踏み込めない方、是非見学がてら稽古場に遊びに来てみてくださいな。

 「ハートフルなコメディ」を嗜好する夢の島プロジェクト。稽古中の台本がコメディかどうかは微妙だが、「ハートフル」という部分は保ちたいところ。そのためには演じるのに「言動の自然なキャッチボール」ができていなくてはならない。台詞と動きを暗記したらそれでよし、では「ハートフル」な雰囲気は醸し出されないのだ。そのためには台詞を言う際にしっかり相手の目を見ることが大切(敢えて視線を交えない演出もあったりするが)。学校でも「相手の目を見て話せ」って教わったでしょ? 目を見て話せば気持ちや心が伝わる。端(客席?)から見るのも同じことだ。

 でも相手の目よりも台本の文字を目で追う状況。まだまだ稽古が不足してるな。もっともっと台本を読み込み、限られた回数ながら稽古を重ねなければ。やっぱり「台詞を覚えてからが本当の稽古」ってのは間違ってないな。

 その前にメンバー全員(僕も含めて)初心に帰るというか、気持ちを切り換えないといかんな、ウン。



 次回稽古は6月9日(日)午後7時30分から、浜北文化センター3階第5会議室です。いつもと会場が異なるのでご注意のほどを。

2013年5月23日(木)
正しい歴史認識をしよう!

 その前に何が“正しい歴史”なのかを検証しなければならない。もっとも歴史なんていうものはそれこそ歴史上時の政権の恣意的な解釈によっていくらでも曲解されてきたものではあるけどね。『古事記』『日本書紀』だって重要な歴史的資料ではあるけれども、あれに記載されたことが全て歴意的事実だとは誰も思ってないでしょ? 「そのように記載された歴史的(政治的?)背景は何なのか?」を読み解くのが科学分野の一つである歴史学なのだ。

 自分(の国)が考える歴史が絶対的に正しいなどという意見は暴論だ。ましてや現代においては政治的な恣意により“正しい歴史”が間違ったり曲解されたりしてはならないことだ。正しい東アジアの近代史を把握するためにも関係各国の政治的思考に左右されない歴史家たちが集まって研究を進めることを望みたい。

 でも無理だろうなぁ。“正しい歴史”が明確になると政治的に困る国がいっぱいありそうだ。それらの国は決して研究をしようだなんて言う訳はない。恣意的な解釈によって曲解された認識を押し付け、それが受け入れられなければ「正しい歴史認識をして反省を!」と叫び続ける。それが望みなんだからね。

2013年5月18日(土)
10周年!

 10年前のこの日に結婚式を挙げたという記念日。

 この10年間でHちゃんSクンYちゃんと3人の子供が生まれ、が転職し、が亡くなった。総理大臣に至っては何人変わったのか? そもそも10年前は誰だったっけ?(^^;

 どうにかこうにか無事10年過ごせたことに感謝です。いちおーその感謝の気持ちを形にもしときました(^^;

2013年5月16日(木)
病気の謎

 連休の前後でSクンYちゃんが立て続けに水疱瘡にかかったのだが、先にかかったSクンの時に特に気を使ったのは、まだかかったことなくて予防接種もしていいないYちゃんがかからないようにすることだった。Yちゃんとは一切接触しないように完全隔離をしたSクンだったが、それこそHちゃんも含めてYちゃんとの接触は割とルーズだった。要するに「一度水疱瘡にかかった人間は二度とかからない」ということで…。

 まぁそこら辺はおたふく風邪とかはしかとかも同様なのだが、何故毎年流行するインフルエンザは何故その度にビクビクせにゃならんのだろう? 誰か教えて!

2013年5月14日(火)
何様のつもりだ?

 来月に予定されている静岡県知事選挙に関連し、スズキの鈴木修氏を含む県内の財界人が東京の自民党本部を訪れたという。てっきり応援する候補の支持を訴えに行ったのかと思いきや、自民党県連が推薦する候補を自民党本部が推薦しないように依頼に行ったのだと言う。

 は?

 要するに自分たちが押す現職の川勝平太知事を勝たせるために、対抗馬が有利になるようなことはしてくださんなと言うことだ。オイオイッ! 一体何様のつもりだ? 財界人というホンの一部の人間(金持ち?)にそんな権利があるのか? これやってることを自分たちで何の疑問も感じないのだろうか? 感じてないとしたら、そんなに偉いのか?という質問もぶつけてみたい。

 元々この手の組織選挙というのは好きになれない。大切な1票が有権者の意思ではなく、第三者の指示によって投票される。もちろん投票所では有権者自身が記入して投票するのだから決して候補者名まで強制されているわけではないが、「この候補者に投票しろ。」という有形無形の指示が行われる。これが健全な選挙と言えるのか? もちろんそんなことで投票先を変えてしまう有権者の方もどうかと思うが。

 企業の経営状況が国や地方の経済に大きな影響を及ぼすゆえ財界の意向を無視できないという構造なのだが、少なくとも以前に比べて企業の経営状態が良ければ即労働者の賃金が良くなるという単純な話じゃなくなってきている。その昔は
本田宗一郎のように「社員は皆家族」と言って憚らない経営者が多数いたが、現在はどうか…。色々な話を聞く限り、労働者を「労働力」としか認識していない経営者が増えているように思える。ならば、有権者の権利を半ば放棄して指示された候補に投票するなど、真に愚かな行為だと言わざるを得ない。

 それを目的とした政党等の政治団体ならともかく、それ以外の有力者が偉そうに幅を利かせる組織選挙はもう御免だ。

2013年5月12日(日)
夢の島プロジェクト稽古

 正確に言うと参加人数が少なくて稽古にならんかった。

 現在稽古中の台本は出演人数は少な目なのだが、全員揃わないとなかなか稽古しづらい作品。アンダースタディ(代役)に入るメンバーもいない現状では厳しい。また、おそらく30分以下の短編ということもあり、できれば2グループ編成しメンバーを入れ替えながら稽古を進めていきたいと考えている。

 そんなわけで夢の島プロジェクトでは引き続きメンバーを募集しております。

 年齢、経験は問わず。現メンバーの平均年齢(?)が40代半ばに迫ってるということで20代30代の若手はもちろんのこと、50代60代の方々も大歓迎です。今もう1グループ作るとすると、20〜30代の男性と、50代以上の女性が入ってくれるととってもバランスがいいのです(^^) ちょっとでも興味がある方は是非稽古場に見学がてら遊びに来てみてください。最初から行きづらいなーという方はまずはメールを。お待ちしてます!  

2013年5月10日(金)
ショー・マスト・ゴー・オン

 野田秀樹出演、三谷幸喜作・演出で話題の、東京芸術劇場で公演が行われている『おのれナポレオン』

 6日夜公演終演後に天海祐希が体調不良を訴える(軽い心筋梗塞) → 休演日の翌7日に協議、深夜になって宮沢りえが代役を務めることに決定 → 翌8日夜公演と9日昼公演を中止にし、9日夜公演から再開予定もさすがに1日では時間が足りず中止となり、10日夜公演から再開することになったという。

 演劇の世界では「ショー・マスト・ゴー・オン」という言葉がある。一度幕を開けた芝居はどんなトラブルが起ころうとも絶対に途中で止めてはいけないという考え方。これは1回の公演でのことであるが、プロ興行の関係上いつまでも休演しているわけにもいかないのだろう。しかしながらわずか1日で再開させようとしていた主宰、演出を含む制作スタッフも凄いが、代役を引き受けた宮沢りえも凄いよな。主役級だから出番、台詞が多いだろうし、天海祐希が演じる役だからそんじょそこらの役者では駄目なんだろうけど。

 この出来事、プロ、アマ問わずの演劇に限らず、イベント事に関わるものとしては我が身に置き換えて考えてみるべき話だ。アマチュア芝居の場合出演したい役者は全員出させてあげたいと代役は用意していないことが多い。そんな中で何らかの理由で出演予定の役者が出られなくなったとしたら? 稽古中ならば懸命に代役を探したり、オリジナルならば出演者数を減らしたりできるだろうが、初日の幕が開いた後にそんなことが起こったら…。アマチュアではどうしてもやれることに限界がある。全員が仕事や学校が休みの連休中ならまだしも、日常生活の中では全員揃って不眠不休で稽古なんてできない。恐ろしくて考えたくもないが、イベントに関わるスタッフとしては少なくともある種の覚悟だけは常にしておかねばならない問題である。



 それにしても、宮沢りえも含めて、関係者一同みんな男気溢れとる!  

2013年5月5日(日)
国民栄誉賞

 「長嶋茂雄氏に対して何故今なのか?」だの「何故野茂ではなく松井だったのか?」だの「何故表彰式会場が首相官邸ではなく東京ドームだったのか?」だの、何やかや外野がうるさい今回の受賞。

 でもねぇ、僕自身は国民栄誉賞自体が時々の政権の人気取りに過ぎないと考えているのでそんなに問題視する必要もないと思うわけで。いや、もちろん
長嶋氏や松井氏を含めて、受賞された方々は皆素晴らしい功績を遺された方々であることは間違いないのではあるが。元々選考基準が実に曖昧だからね。先の意見に沿えば長嶋氏はともかく、松井氏が受賞するのであれば野茂はどうなの?とか村上雅則氏(日本人メジャー第1号)は?という指摘が出てくるのは十分理解できる。過去に遡れば高橋尚子氏受賞時の谷亮子氏とかあったよな。

 逆の意味で象徴的だったのが美空ひばり氏が受賞した時。同じ1989年に亡くなった手塚治虫氏には授与されていない。その功績は勝るとも劣らないと思えるし、極端な話美空ひばりがいなくても日本の歌謡界はあっただろうが、手塚治虫がいなかったら世界のアニメ界があったかは疑問が残るのだが、手塚氏には授与されていない。何が違うかと言えば手塚氏はその作品を通して政治批判と受け取られかねない主張があったこと、そしてその支持層が美空氏の方が選挙で投票率が高い世代だったということだ。これは同じ年に受賞した横綱千代の富士関についても言える。

 長嶋茂雄氏に対して何故今なのか?」と言われつつ、受賞していないからと言って長嶋氏の功績が曇ることもない。 結局そんな程度の賞なんだし、ワーワー騒ぐほどの問題じゃない。「良かったね。」と受賞した2人の功績を素直に称えておけばいいだけの話だ。

2013年5月4日(土)
何故今日なのか?

 ジュビロ磐田森下仁志監督退任。

 確かにここまでリーグ戦は1勝2分6敗で勝ち点5で17位と出遅れてはいるが、決して悪いサッカーをしているようには見えない。実際ナビスコ杯では予選リーグ首位を走ってるし。無論このままでリーグ戦上位争いができると安直な考えも持てないかもしれないが。

 元々簡単に監督の首を変えることに賛同できない考え。おまけにこの監督交代劇には何故この時期に?という大きな疑問符がつく。長澤徹ヘッドコーチが当面代行を務めるらしいが、次のリーグ戦は6日、つまり2日後。どんな有能な監督であっても何ができるというのだ? あるのは監督交代によるチーム内の雰囲気の一新くらいなもの。それで戦い方が好転するのならば、これまでの低迷は監督のせいじゃない。選手たちの覇気の無さに原因があった証拠になる。

 6日のFC東京戦が見物だ。