12日目(7月11日 日曜日)

 

朝になり、みんながごそごそと動き出す音で目を覚ます。

つーか、今何時やねん。

携帯がまーた調子悪い。

ってか日付データがとんでるし。

まさか壊れたのか?とも思ったけど、時間を入れ直したら正常に。

焦らせるなよなぁ、朝一から。

ともあれ起き出してから朝ご飯。

やっぱり量が多いぞ(笑)

昨晩のメシはなんとか全部平らげたけど、今朝は無理。

無念なれど残したダス。

さて、昨日分には書かなかったけど、実は五人中四人がカワサキ乗り。

さすがにコーヒーブレイクミーティングの日だけあるなぁ、と思ったんだけど。

内一人は端っから参加する気なし。

もう一人はハーレーにのったじっちゃんで、やっぱり参加せず。

そんな訳で適当に時間を見計らって私とシバ君、それにもう一人のカワサキ乗りの

ACFさんとつるんで会場の小樽南方にあるキロロリゾートに向かった。

もっとも私はガソリンが心許なかったんで、途中で別れてGSに向かったので

遅れて行ったんだけど。

正確には途中で別れてGSを探したんだけど、見つからないし保ちそうだったんで

そのまま向かい、やっぱりやばそうだったんで戻って再びGSに行ったんだけどね。

いや、なんせ会場のキロロリゾートはスキー場だけあって、山奥だし思ったより

距離があったんで(笑)

そんな訳で二人に遅れて会場入りしたんだけど、いやー、凄かったわ。

実はこの日は小雨がずっと降っていて、会場まで行く途中は霧に覆われてたから

参加者はもの凄い少ないんじゃないかと。

なんせ道中、視界が10m位の時もあったからね。

そんな風に思ってたんだけどさ。

来るわ来るわ、沢山のカワサキ乗りが。

そして他社のバイクに乗ったライダーが。

(ちなみにこの人達の停める場所はかなり離れたところ。

そんなに迫害しなくてもいいんじゃない?と思ったなぁ)

軽く4.50台くらい集まってたんじゃないかな。

(でも晴れてるときはこんなモンじゃないらしい。

ただ聞いた話ではコーヒーブレイクミーティングに雨はつき物らしい。

だから今日の雨はオレのせいではないのだ(笑))

中には当然カリッカリにチューンしてあるのやら、メジャーなのからマイナーなの

まで多くの旧車(絶版車)も。

Z1とかZ2とかのメジャーどころからエリミネーター2000とか500SSとか

LTDとかのマイナーどころまで。(500SSはメージャーかな(笑))

う〜〜ん、壮観。

にしてもどうしてこーカワサキ乗りって服装がごっついヤツ多いんだろうなぁ。

はっきり言うと、ぱっと見怖そうな格好のヤツがスゲー多い。

革ジャン・革パン・バンダナも多いし、イエローコーンも多い。

いやまぁ、オレもおんなじような格好してるんだけどさ(笑)

(つーかまんまイエローコーン着てます(笑))

やっぱ似たような趣向をしたヤツが多いんだなぁ。

もっともカワサキ車にはそういう格好が似合うってのもあるんだけどね(笑)

そんな、ぱっと見怖そうなあんちゃん達が集まって、ナニをしてるかというと。

受付でもらえるマグカップに、無料サービスのコーヒー注いでだべってるだけ。

端から見たら、怪しまれるだろうなぁ(苦笑)

しかしこれがコーヒーブレイクミーティングなのかなぁ。

なんかもうちょっとこう、ナニかがあると思ってたんだけど。

ま、いろんなバイクを見れて目の保養にはなったけどね(笑)

そうやってしばらく辺りをうろついてバイクウォッチングに勤しんでいると

ようやくステージのほうで動きがあり全員集合。

始まったのは賞品をかけたじゃんけん大会。

この時は何故かお子さま達が強かったなぁ。

私は二回戦か三回戦でことごとく敗退。

チクショウ。

後は「一番遠くから来た人」とか「一番年上な人」とかが自己申告でステージに

呼ばれて景品もらったりとかもあったかな。

で、最後に集合写真を撮ってミーティングそのものはあっさり終了。

ってマジでこれだけなんかい。

思わず突っ込んでしまうぜよ、ビシィって。

ただまぁ、さっきも言ったけど目の保養にはなったし、露天で売ってたGPZ

Tシャツを買いもしたんでまるっきり不満て訳じゃないんだけど。

ぶっちゃけ期待はずれでした(笑)

でもそれも参加しなきゃ分からない事だしね。

それを知れた意味でも行って良かったかなとは思ったデス。

同時に二度と行かないだろうなとも思ったけど(笑)

さて、終了したのは丁度お昼頃。

この後はおのおの別々の行動になる訳なんだけど、とりあえずメシを食おうと

いう話しに。

ACFさんは営業で忙しそうだったので、挨拶をして別れシバ君と小樽の街へ。

小樽に来たらあそこ行かなアカンでしょと言うことで、久方ぶりのとっぴーへ。

(理由はこれ参照ね)

途中、ちっとトラブルがあってはぐれてしまったんだけど、無事小樽運河にある

回転寿司屋「とっぴー」前で合流。

早速中に入ったんだけど、丁度メシ時だけあって混みまくり。

確か20分待ちくらいだったかな。

どうしようかと話したんだけど、どうせこの時間はどこも同じだろうという結論に。

待った甲斐は十分にあったけどね。

うん、相変わらず美味くて安いわ。

美味しい美味しいと二人して舌鼓を打ちつつ寿司を堪能。

シバ君も気に入ったようで、お勧めした身としては嬉しい限りでしたね。

十二分に腹を満たしたところで、とうとうシバ君ともお別れ。

シバ君は所用があって岩見沢へ(札幌方面ね)

私は道北を諦めて道南へ。

(いや、残りの日程考えると距離的に辛かったし、どうせまた必ず桃岩に行くから

その時に道北は回ればいいやと思ってね(笑))

最後にがっちり握手と「またどこかで」と挨拶を交わして別れた。

思えば、桃岩で逢わなければきっと今頃は道北にいたんだろうなぁ。

なんせコーヒーブレイクミーティングがあるって事すら知らなかったんだもん(笑)

当初の予定とは大幅に違ってしまったんだけど。

でも、こういう出逢いがあるから一人旅って面白いんだよね。

今回もホントにいい出逢いに恵まれたよなぁと思いつつ走り続け。

ニセコでストップ。

本当は函館まで行くつもりだったんだけどね。

小樽を出たのが14時過ぎなのに結構距離あるし(小樽から函館まで200q以上)

ニセコを過ぎるとキャンプ場が少なくなるからね。

とはいえ、しつこいけどこの日は雨。

小雨になったりもしたけど、ニセコの辺りではしっかりとした雨だったので宿を

取ることに。

もっちろん、とほ宿で。

ニセコにはYHが二軒あるし、とほ宿も数軒あるんで迷ったんだけど、最終的に

旅物語というとほ宿に決めた。

実は当初はニセコ高原YHにしようと思ってたんだ。

なんかアコーディオンを弾く人がペアレントで、ミーティングもあるらしかったからね。

でも電話しても繋がらなくてさー(笑)

なまら蝦夷のコラムを読んで良さそうな感じを受けた旅物語に決めた。

(メシの関係があったんで予約の電話を入れたんだけど、感じが凄く良かったしね。

なによりちゃんととほ宿に泊まった事があるか聞かれた点。

いや、結構とほ宿って利用者を選ぶんだよ。

相部屋とかミーティングとかが嫌いな人が間違って泊まってしまって、不快な思いを

しないようにという配慮と思われて、だから気配りが凄いなってね)

到着したのは確か16時頃。

木造のロッジで、それだけでなんだか嬉しい。

そして、出迎えに出てきてくれた宿主の五十嵐さんの最初の一言がなんと

「おかえりなさい」で、桃岩帰りの身にはまたまた嬉しい。

奥さんも柔らかい感じの人で、やっぱり嬉しい。

勘で選んだけど、大当たりっぽい感じ。

そして、その感じは紛れもなく当たっていた。

荷物を下ろして片づけをしてから談話室兼食堂に降りて、先客さんと話をしていた

ところ五十嵐さんが「せっかくニセコに来たんだから、温泉に行きませんか?」と。

雨降っていたけど、歩いてでも近場に行こうと思ってた私には願ってもない申し出。

喜んで受けましたよ。

しかも、好みを聞いてくれた上でお勧めの温泉へ連れて行ってくれたし。

いやー、嬉しかったなぁ。

ちなみにこの時行ったのは温泉プラス地ビールというコースがある所。

しかも穴場。(故に宿名は内緒)

白く濁った硫黄系のお湯で、当然露天もあり(まぁ雨は降ってたけどね)

宿もひなびたいい感じ。

おまけに人が少ないと言うことなしの所でした。

ゆっくり湯につかって後に地ビールまで呑んで満足したところで、出迎えの車に

乗って帰還。

そして宿に還った後は晩ご飯タイム。

連絡が遅かったのであまり大した物は出せませんよと言っていたんだけどさ。

どこが大した事ないの?と聞きたくなる位の豪華な食事。

卓上用の七輪でBBQだし小さめだけどカニが一杯まるまる入ったカニ汁はあるし

他にも海産物やら色々でるし。

美味いし量も多いしで大満足。

しかも一緒にメシを喰った先客の人は常連で、その人の話によるといつもそうらしい。

(ついでに後で知ったんだけど、ここはやはりメシも有名らしい。

「も」なのは最後まで読んでもらえれば分かるかと。

他の人がどう思ってるかは知らないけどね)

そしてメシを喰った後は酒呑んでだべりタイム。

ミーティングって感じじゃなくて、普通に食後に酒呑んでだべってるだけ。

まぁ人数が少ないからってのもあったかもだけど、受けた感じからするといつも

そうじゃないかな。

桃岩のミーティングは本当に楽しかったんだけど、こうしてのんびりやるのも

またいいね。

なんだかもの凄くリラックスできる空間で。

たとえるなら、ホームステイしている気分。

もちろん私はホームステイをしたことはないんだけど、イメージ的にそんな感じ。

もっと言うなら友人の家で過ごしてるみたいに。

アットホームでもの凄く過ごしやすい。

めちゃめちゃくつろいでたね、我ながら。

おかげで0:30過ぎまでついつい起きちゃったんだけど(笑)

楽しい事からちょっとヤバイ話まで(笑)色々な事を話したり、水曜どうでしょうの

DVDを観せてもらったりとのんびりくつろぎながら夜は更けていった。

本日までの総走行距離 約1970q

蛇足

旅物語では温泉の送迎、食事後の呑みなどは一応別料金。

でもカンパというレベルなので強制ではないけどね。

もちろんちゃんとカンパしたよ。

礼儀だし常識だし当たり前だからね。

 

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