二日目前半 |
…………寒っ! と、この日起きたのはなんと05:00前。 ……ひょっとして暖房きれてんのか、これ? なんつーこった(T_T) 3時間寝てねーよ、おい(^^;; しかし人が増えてきてたし、何より寒かったんで寝るのを諦め起き出す。 でもすぐには出発せず。 なぜならば朝焼けの風景を見てみたかったから(笑) そんな訳でしばしぼけっとして時間をつぶしてたんだけど、生憎この日の朝の 天気は曇り。 いい感じにはなりませんでしたな。 まぁ天気はどうにもならないんでね、出発することに。
結局今日は鹿児島まで一気に南下することに。 ホントはいきなり阿蘇に行きたかったんだけど、次の日の天気予報が雪 だったんで、仕方なく。 ほら、この間の伊豆行きの時雪で転けてたからさー(笑) それに最古のツレの祖母が鹿児島の南端の辺りに住んでて、その辺がど んな感じか聞いてあったんでね。 「かなりの田舎だったよ」 って事だったけど、私にとってはむしろそっちの方がいいからね。 このまま高速に乗り続ける事にして鹿児島まで出発〜。 の途端。 今回の旅で最悪のアクシデントが襲いかかる。 やはりろくに寝てなくて疲れが抜けてなかったのか、気づかぬうちに縁石の ある方に走って行ってしまってたんダスよ。(大馬鹿) 気づいて慌ててブレーキかけたんだけど、これがまたパニックブレーキで。 フロントロックさせたのか単にバランスを崩したのか、ともかく転けてしまった ダスよ、いきなり初っ端から。 「ふ、さすがに簡単には上陸させてくれねーか、九州よぉ……」 なんぞとボケかましてる余裕がどこにあるよ、おい(^^;; しかも足が下敷きになってて抜けないし。 痛みは特になかったんでともかく足を必死こいて抜いて、見てみるとウィンカー の破片が散らばってるし。 ま〜〜たウィンカーかい(T_T) まぁ嘆く暇があったらとっとと起こすかと思って取りかかると、一人の男の人が 手伝ってくれたダス。 名も知らぬ貴方のおかげでホントに助かりました。 ありがとうございました。 こういう時ってちょっとでも助けてくれる人がいると精神的にもものすごく助かる んだよね。 おかげで少しは落ち着けて、改めて破損状況を見てみる。 ふむ、クラッチレバーは曲がってないしバックミラーもオッケー。 ただ左のウィンカー(今回は左側に転けた)が全損だなぁ、これ。 ってフロントカウルまで逝ってるやんけ〜〜(T_T) こーウィンカーの接続部分がぼっこりとね。 くそう、カウルって高いんだぞ……って自業自得か。 まぁエンジンはちゃんと掛かるし、あまり大した事なくて良かったと思っておくか。 さて、んじゃ改めて出発〜……ってしようとしたところで気づいた。 左のステップが無い事に。 慌てて降りて見てみれば左のステップの根本がぼっきりと。 なんか……血の気が引きましたな、この時。 何回かこいつをコカした事はあるけど、ここまでひどい状態になったのは初めて だったし。 それに何より 「……ここで。こんなトコで今回の旅は終わるのか……?」 ってね。 とりあえずツーリングライダー必須アイテムであるガムテープで固定。 しかしギアは入れられないとゆー状況。 仕方なく二速のままで出発。 そしてようやく九州上陸。 パニクってかえってハイになってたのか、橋の上の景色眺めながら 「うぉー、凄ぇー」 なんそとほざいてたけど、次第次第に悔しさと申し訳なさがわき上がって来る。 ちょっとマヒしてたんだな、きっと。 ごめん……な、相棒……
ギアを変えられない状態で走り続けられるはずもなく、橋を渡ってすぐの所に ある門司港I.Cで降りる。 で、料金所のおっちゃんとか近くのGSのお兄さんに聞きながら都市部へ行き まずはバイク屋を探す。 しばらく走って駅のある辺りにちょっと大きめな店を発見したんで、とりあえず 近くのコンビニで停まって、朝飯にしながらタウンページを調べる。 ……フム、地図が載ってるトコで一番近いのはやはりさっきのトコのようだな。 とりあえずそこに行くことにしてしばし開店時間まで時間潰してたんだけど、 いてもたってもいられない。 やっぱり店の前で待つことにして行ってみると既にじっさんがいる。 ので破損状態を話して聞いてみると、取り寄せになるので月曜になるとのこと。 旅の途中なんで早いほうが……言うとKAWASAKIの専門店があるからそっち に行ってみてはとのこと。 そこはタウンページに載ってたんだけど、ちょっと遠かったんで候補から外して いたトコ。 それでもすぐに直る可能性があるんならってんでそちらに行くことに。 じっさんにお礼を行って出発……したのはいいんだけどね。 どこにあんだよ、一体(T_T) もう一回コンビニに行ってタウンページを確認したりしながらかなり彷徨って ようやく09:45頃「北九カワサキ」というお店に到着。 聞いてみると根本がボッキリ逝ってるんで修復は不可能。 ちょうど中古でノーマルステップがあるからそれに交換するんだったらうちでも 出来るとのこと。 せっかくついてたバックステップだけど、この状況じゃ選択肢は無し。 ついでにウィンカーの交換もお願いしてしばし待つ。 その間そのお店の常連さんらしきおっさんが来たんでその人と話したりと、 それなりに楽しく過ごせはしたけど、内心は憂鬱だったなぁ…… 結局修理完了して走り出せたのは11:00過ぎ。 修理費は約27k円。 高く付いたけど、とりあえず直って良かった良かった。 もう二度とああいう間抜けな事はしないと心に誓い、バイク屋さんにお礼を言って ようやく本格的に出発。 教えて貰った都市高速に乗ってそのまま再び九州自動車道へ。 その前に白バイにやたらとじろじろ見られてさらにブルーになった気分を抱えた まま鹿児島に向かったのであった。 |