静岡 光の家 アーカイブ 2002 平成14年度
▼4月30日(火)、静岡光の家にて、音訳ボランティアグループ虹の会の朗読発表会が開かれ、メンバー10名の方による対面朗読を聞かせていただきました。今回は、特に千葉さんが郷里の津軽の言葉で朗読された ”瓜姫子と邪気” が、とても印象的でした。また、途中に歌などによる交流の時間もあり、とても楽しい時間を過ごすことができました。 |
▼5月19日(日)、静岡市駿府公園ヘリポート前広場にて、福祉の集い ”第9回ウエルフェア静岡” が開かれました。今年は、実行委員会の皆さんにより、狭い道や階段、坂道や障害物なども体験できるアイマスク体験コーナーが作られ、静岡光の家もガイドヘルプの説明などで参加させていただきました。若い人を中心に、とてもたくさんの方たちが体験してくれて、とても有意義な1日でした。 |
▼5月28日(火)、以前から静岡光の家を応援してくださっているギターグループ ”カラージュ” の皆さま方が、開所35周年のお祝いに、施設でライブを開いてくれました。手の届くほどの距離で聞いていた、最近あまり元気のなかったある利用者の方の感想は、「歌と演奏が心にしみわたるようでした。」 やはり、良い音楽には人の心を癒す力があるのですね。 |
▼6月7日(金)、恒例の日帰り研修旅行へ行ってきました。今年の旅行は、午前中に函南の酪農王国オラッチェへ行ってアイスクリームづくりを体験、午後は大仁にある日本サイクルスポーツセンターで自転車乗車体験、帰路は土肥から清水を結ぶ駿河湾フェリーに乗船という盛りだくさんの体験をしました。なにぶん初めてのことばかりで心配もありましたが、天気にも恵まれ、目の見える人も見えない人も一緒になって、共に充実した1日を過ごすことができました。 |
▼6月24日(月)、静岡光の家が創立35周年を迎えました。経済的基盤の弱い小さな施設がこれまで事業を継続できたのは、多くの皆様のご支援のおかげです。改めて感謝申し上げます。 |
▼6月25日(火)、ミュージシャンのToshiさんが、静岡光の家に来て弾き語りのミニライブを開いてくれました。「トシさんて、どこのトシさん?」 「えっ、X‐JAPANのToshiさん?」 「そんな有名な人が光の家に来るの?」 「本当に来るの?」 そんな期待と不安の中、本当にToshiさんはやってきました。一切の飾りを捨て、ギター1本を手に静かに歌いだしたToshiさん。心のヨロイも脱ぎ、だれもが隠したいと思う自分の弱さを、みんなに話してくれました。最後の歌、『愛の詩をうたいたい』 では、なぜかみんな目がウルウル・・・。素顔のToshiさんは、小さな施設に大きな感動を残していってくれました。 |
▼7月18日(木)、静岡市立中田小学校のフラワー委員の皆さんが、種から育てたサルビアとマリーゴールドを、4つのプランターに植えかえて、雨の中を皆で施設まで持ってきてくれました。そのうえ、生徒さんたちが毎日交代で水かけにも来てくれて、とてもありがたいです。今年の夏は、花いっぱいで、ちょっと華やかな光の家です。 |
▼7月31日(水)、生活訓練ホームでトコロテンパーティーを開きました。最近の若いモンは、トコロテンを突いた経験がなく、年長者は本領発揮。皆でワイワイと自分の食べるトコロテンを突き、静岡っぽく酢醤油でツルッといただきました。 |
▼学校の夏休み期間中に、多くの学生さんが点字やアイマスク体験、自由研究などで施設へ来てくれました。物騒な事件が数多く報道される今日この頃ですが、若い皆さんが真剣に視覚障害や福祉の課題に取り組んでくださる姿には、私たちもとても励まされる思いでした。 |
▼10月14日(月)の体育の日に、地元大浜通り馬渕商店会の ”わくわく祭り” があり、大勢の人で賑わいました。静岡光の家も参加させていただき、点字体験などで地域の皆さんと交流を持つことができて、楽しい1日でした。 |
▼10月18日(金)、午後1時より静岡光の家の創立35周年記念集会が開かれました。関係者が集い、ささやかな式典と中途視覚障害者の地域リハについての懇談、アトラクションには元浜松盲学校で音楽家養成をされていた島津先生のアコーディオン演奏という内容で、和やかながらも充実した会となりました。ただ、少し心残りなのは、用意した75個の紅白饅頭が足りなくなり、職員には回ってこなかったことです・・・。 |
▼10月16日には静岡市立大川中学の生徒さんが、25日には東豊田中学の生徒さんが、学校で集めた古切手や使用済みテレホンカードをたくさん届けてくれました。これらは点字図書の充実に使わせていただきます。皆さま、どうもありがとうございました。 |
▼読書週間の期間中の10月29日(金)、朗読ボランティアグループ虹の会の ”朗読と交流の集い” が開かれました。虹の会の対面朗読も今回で11回目、朗読あり、交流あり、ゲームもあり、今回はなんと浄瑠璃までありの楽しい催しでした。 |
▼11月14日(木)、バロック音楽国際交流協会よりお招きをいただき、静岡音楽館AOIで開かれた定期演奏会へ有志で出かけました。バロックというと、何となく難しそうなイメージを持っていましたが、会場はとても軟らかな雰囲気で、少し安心(ホッ)。演奏は、皆さん世界的な活躍をされているだけあって、まるで音が生きているよう!。心豊かに時の流れを楽しませていただきました。 |
▼11月21日(木)、松下電工さんが ”ガイドサポ” という音声ガイド装置のデモンストレーションをしてくれました。ガイドサポは、人の動きに反応して音声のガイドメッセージを流す案内装置で、メッセージを自分で録音することもでき、値段もこの種の装置としては低価格。また、見たり触れたり試したりしながら商品説明をしてくださった同社の部長さんの対応は、とてもありがたいものでした。 |
▼12月1日(日)は、静岡光の家恒例のクリスマス親睦会でした。クリスマス会も今年で35回目。今回は、絵本 ”クリスマスの物語” を題材に、ハープ奏者の上村京子さんが絵の部分を音楽で表現しながら、虹の会の伊藤眞子さんが文章を朗読するという、とても芸術的なアトラクションがありました。ハープの音色が流れる音のクリスマス会に、心癒される思いでした。 |
▼12月11日(水)、皆で非常食体験をしました。それぞれ自分のアルファ米とインスタント味噌汁を準備し、カセットコンロで沸かしたお湯で調理。また、鍋で缶詰も温めて食べました。実際の災害時には優雅なことは言えませんが、最近の非常食はなかなかおいしいという感想でした。 |
▼12月24日(火)、平成14年の締めくくりに、餅つきをしました。なにぶん場所がないので、餅つきといっても電動餅つき機を使ってですが、やはりつきたての餅はおいしい!。皆、自分用の黄粉餅とアンコ餅をつくり、1年間の無事を感謝していただきました。 |
▼1月4日(土)、 i モードなど携帯電話向けの静岡光の家のホームページ・モバイル版をアップしました。こちらも、徐々に充実していきたいと思いますので、インターネット携帯をお使いの方は時々見てください! |
▼1月8日(金)、静岡市立大里西小学校の生徒さんが、学校田で収穫したお米を届けてくれました。5年生の皆さんが、泥だらけになりながら、大切に育ててくれたお米です。調理や行事の時などに、大事に使わせていただきます。どうもありがとうございました。 |
▼1月14日(火)、浜松市在住で日本盲人会連合・音楽協議会会長の島津成悠先生をお迎えして、新春筝曲演奏会を開きました。今回は、誰でも知っているメロディ−を中心とした演奏会でしたが、先生は自身の失明体験もお話くださり、名曲 ”春の海” を歌を歌いながら演奏されるという妙技なども披露してくださいました。また、先生によれば、琴の余韻は録音では伝わらないとのこと。やはり、生音の響きは素晴らしいものでした。 |
▼2月22日(土)、グランシップで開催された ”第1回しずおかユニバーサルデザイン大会” に、静岡光の家からも関係有志が参加し、点字名刺を手づくりするコーナーを出させていただきました。県内の小中学生などを中心に500名以上の参加者があり、名刺コーナーも大忙し。でも、多くの皆さまとのふれあいができて、とても充実感のある1日でした。 |
▼3月6日(木)、静岡市立中島小学校4年の皆さんとの交流会がありました。学校にうかがうと、4年4クラスの生徒さん全員が、自分で作った点字の名刺や紹介カードを用意して自己紹介をしてくれて、とても感心しました。そして、各クラスごとに考えた歌やゲームなどで、楽しい交わりの時間を過ごさせていただきました。 |
▼3月26日(水)、静岡光の家2階で、民放クラブの有志の皆さま方による対面朗読会がありました。民放クラブの朗読会も今回で15回目。エッセイを中心としたお話ライブは、心に潤いを与えてくれました。 |