Kai's Story
1 ポケモンセンター 2 ピグミー 3 運動会(年少) 4 玉遊び
5 ママ離れ 6 早起き 7 両手に鼻 8 約束
9 発表会 10げんきでちゅ 11サイフ 12キッズパラダイス
13三学期 14デート 15交流会 16年少終了
17年中開始 18プリクラ 19サッカー 20年中遠足


Kai's Old Story


ポケモンセンター('98.8.29)
 パパ:「まだかよ、もっと後ろなの?」東京駅から歩いて5分、目的の場所はすぐに探すことが出来た。
 しかし、ディズニーランドじゃないのに並ばなければならないとは・・・しかも列の最後尾までかなりある。
 最後尾にたどり着いたら、雨まで降り出した。後ろの家族が「ねー帰ろうよ」と子供を、説得している。
 海もイライラしているが、ポケモンセンターには行きたいので我慢している。

 雨のなか30分待って店のなかに入れた。すげー人、あまり広くないので入場制限しないと大変なことになる。
 ポケモングッズが800種類以上。
 海の眼が輝く。
 海:「どこ?どこにいるの?ピカチュウ」
 実在すると思ってたの?純粋な奴だ。
 パパ:「バトルの旅に出てるんだって」納得してくれた。
 海も人の多さに圧倒されながら、欲しいグッズをゲットした。
 ポケモントランプ・ポケモン書けるかな?ノート・ポケモン進化ゲーム・キーホルダー。亮太にもトランプとノートをお土産でゲットした。
 ママもポケモンチョコをゲットしていた。

 先日30数年生きてきて、これ以上ないショッキングな出来事があった。
 ゲームボ−イ(GB)で育てていたポケモンのデータが壊れてしまった。
 ゼニガメからカメールそしてカメックスに育てて、幻ポケモン(フリーザー・ミューツー)までゲットしたのにどうして?
 一生懸命育てた娘をどこの馬の骨ともわからん奴に、もっていかれた父親の気持ちがわかったよ。
 海:「今度はヒトカゲを育てようぜ」こいつに親の気持ちなんてわからないんだ。くそー。

ピグミー('98.9.8)
 夏も終わろうとしている、夏の次は秋だ。
 秋といえば運動、運動といえば運動会だ。
 海の幼稚園でも9月26日に運動会が開催される、親は見るだけだが、園児は練習が大変らしい。

 パパ:「運動会の練習してる?」
 海:「してるよ、まずは並ぶんだよ」
 海:「小さい人が前で、大きい人が後なんだよ」そうか4歳児には「並ぶ」ことから練習なんだな。
 パパ:「海は何番目」
 海:「こうた君、りょうま君、で海君だよ」3番目か、小さいとは思っていたが・・・

 とはいえ、パパも小学校時代は前から2番目だった、その後なんとか平均くらいまで伸びたが。
 パパ:「ママは小さい頃、何番目だった?」
 ママ:「1番前だった、あだながチビクロだった」
 それじゃあ、しょうがないよな。
 なんと海が3番目で優勝だ!寂しい。
 まあ、遅咲きの家族なのでのんびり行きますか。

運動会('98.9.27)
 昨年はゲストであったが、今年は主役なんだぜ。
 この日のためにずぅーーと練習したんだぜ。ちゃんと見てくれよ。

 写真は「森のおしゃれなおみせ」。かわいい踊りを見せてくれた、パパ・ママを発見すると、踊りを中断して笑顔で手を振っている。
 パパ・ママ:「やっぱり、海が1番上手だね」  整列している時でも、笑顔で手を振っている。
 次の出番は1時間も後なので、日陰の場所で休んでいた。
 ママ:「もうすぐ時間だよ、ビデオの場所を確保しなくちゃ」そうなのだ、出遅れるとオヤジの頭で邪魔されるのだ。
 海が入場門から登場してきた、泣いてる。
 どうしたんだ?以前から練習してて今日は3位だったとか4位だった。と話してくれていたリレーだと言うのに。
 海の順番だというのに、まだ泣いている。しかもビリでバトンを受けた。
 パパ・ママ:「がんばれ海〜」
 泣きながら走る・走る。なんと2人を抜きさった。さすがパパの子だ。

 リレーの後は、パパと海で走る障害物競走だ。
 海の側に行くと、まだ泣いていた。「どうした?」
 海:「パパ・ママを探しても、いないんだも」そうか日陰で休んでたもんな。
 しかし元気を取り戻し、「いくぜ海。OKパパ」
 スタート、輪をくぐり、平均台を渡り、馬乗りからおんぶでゴール。

 午後からは、年少は自由行動だったので、海が友達と遊ぶ姿を見ていた。
 以前夕涼み会で海といちゃいちゃしていた女の子「ちあきちゃん」とやっぱり遊んでいた。
 山に海が登れなくて、ちあきちゃんに「しっかりしな」と言われ引き上げられていた。

玉遊び('98.10.10)
 パパ:「やめろボールで遊ぶな!」売り物のボールで遊んでいる。
 スーパーやデパートでちょっと目を放すと、すぐ悪戯をするんだよな。
 最近では、「かくれんぼしよう」って走って隠れてしまう。
 当然、捜すことなくゆっくりと買い物ができる。(なんて親だ)

 すると、泣きながら突進してきて「ちゃんと捜せよ!」。まったくだ。
 しかし、今日は違った。
 パパはいつもと同じように、隠れた海を捜すことなく、新しいデジタルビデオをよだれを出しながら見ていた。
 すると股間に異物感が!
 パパ:「何だ?」

 しかも、その異物が動いている。
 しかも、キン玉にまとわりついている。
 虫?違う、海だ!
 半ズボンの裾から手を入れて、パンツの中にも手を入れて、生でキン玉を触っていた。
 パパ:「やめろボールで遊ぶな!」

ママ離れ('98.11.2)
 パパ:「本当にパパと二人で大丈夫か?」
 海:「大丈夫だよ」初めて海とパパの二人で埼玉の実家まで、遊び(2泊3日)に行くのだ。
 海にとって、ママと3日間も離れるなんてないことなのだ。
 海が何故、二人で行く事を了承したかと言うと、
 パパ:「海、埼玉のバーバの家にゲームボーイと任天堂64を両方持って行って、たくさんゲームやろうぜ、ママに内緒で」
 この言葉が効果てき面だったらしく、OKしたんです。

 ママ:「元気でね、バイバイ」新幹線のホームでママが送ってくれた。
 席に座り元気がない海。ポツリと。
 海:「ママにも少し来て欲しかった」前途多難の旅が始まった。

 埼玉の実家では、もっと大変な状態であった、海パパの妹の結納の日だったのだ。
 海パパと海も、ネーネの着付けの送り迎えなどで忙しかった。
 家にいればいたらで、レディ(小型犬)に海は追いかけられ、逃げ回っていた。
 海:「チューはやめてくれよ〜」進歩のないやつだ。

 二日目の夜、二人でお風呂に入っていて、些細なことから喧嘩になった。
 海:「ママに逢いたいよ〜」普段からパパと喧嘩すると泣き付く先はママなんだよね。
 それまでは、バーバやジージにポケモンを自慢して「凄いね海君は」なんて言われ、鼻高高になってたので、 ママがいなくても平気だったのに困った。
 最後の手段、「明日、ポケモンセンターに行こうぜ」
 海:「行かない、早くママに逢いたい」がーん

 みんなにお別れして出発。
 東京駅に到着、「本当にポケモンセンター行かなくていいの?」
 海:「やだっ、行きたい」なんてやつだ、行かないって言ってただろう、ママに逢いたくないのか?
 海:「逢いたいけど、今はいいよ」ガクッ
 今回は5分位待っただけで入場できましたよ。
 GETしたものは、ジクソーパズル(500pcs)、カルタ、プラコロ、ハンカチ、お弁当箱、カレンダー、アップリケ、 総額7千円の出費となった。

 海:「ただいま〜」
 ママ:「もう帰ってきたの、もっとゆっくりしてくればいいのに」海には内緒だが、ママは有意義な3日間だったらしい。
 すごく静かで、部屋も汚れないし幸せだった。
 それなのに、さっそくジクソーパズル、カルタ、プラコロを始め、部屋はいつもの通りになった。
 再びママに安らぎの日は訪れるのだろうか?

早起き('98.11.12)
 子供って早起きで、朝から元気だと思っていたが、海を見てると全然早起きでない。
 しかも、寝起きが悪い。毎朝大変である。
 まずパパが「起きろ」と身体を揺らす、強く揺らす、ピクリともしない。
 蹴る、強く蹴る、やっと「のび」をする。
 起きたと思い、油断すると、また寝てる。
 寝ている海を持ち上げ、バックドロップ!
 「ママ〜、パパがいじめた」と台所に走っていって、1日が始まる。

 自分の子供の頃を思い出すと、やはり寝起きが悪かった、家族の人からも「起こすのいやだ」と言われていた。
 しかし、不思議なことに旅行や遠足や運動会などには、自分で早起きができたような気がする。

 パパ:「今度、ディズニーランドに行くぜ、でも朝6時頃に出発するぞ、大丈夫か?寝てる奴は置いて行くぞ」
 海:「置いていかないでよ〜」

 次の朝、海が1人で台所に現れてママが驚いた。
 ママ:「どうしたの海?まだ起きるには、早い時間だよ」
 海:「ディズニーランドに行く時間に間に合った?海君も連れて行ってくれる?」
 ママ:「ディズニーランドに行くのは、今日じゃないよ」
 彼にはショックが大きかったらしい。涙目で。
 海:「じゃあ、いつ行くの?」
 ママ:「明日だよ」
 おいおい明日じゃないだろ、子供の弱みにつけこんで、ママも相当な悪よのぉ〜。

両手に鼻('98.11.14)
 真ん中に挟まれて小さくなっているが、本当に小さいんです。(同じ歳なのに)
 左がさやかちゃん、右がまさこちゃんです、ママの友達のお子ちゃまです。
 子供達は初対面ではないのだが、慣れるまではそれぞれ猫をかぶって、おとなしい。

 パパとしては、女の子って何して遊んでるの?と二人の行動に興味津々。
 おもちゃを各自持ち込んで遊んでいる(さやかちゃんが人形・ぬいぐるみ、まさこちゃんがままごとセット)。
 海は二人の遊びに入れず、ブロックで一人遊んでいる。
 ままごとセットの遊びは笑える、4歳なのに口調が既に奥さんなのだ。
 「あ〜ら、おいしいですわよ〜」「あ〜ら、そうでもないですわよ〜」
 ママ達のように旦那の悪口を言うのも、そう遠くはないな。

 帰る頃になると、みんな打ち解けて来て、バトルになった。
 当然、海パパが怪獣役となり三人にボコボコにされる。
 少し反撃すると、女子二人から「海くん頑張って」なんて黄色い声が飛ぶ。
 すると、普段より格好も力も5割増しになってる、本能なのかな?

 みんな帰ってから。
 パパ:「海、さやかちゃんとまさこちゃんどっちが好き?」
 もしかすると、将来、パパの義理の娘になるかも知れないからな、聞いておかなければならない。
 海:「両方好きだよ」
 二股かけるなら、気を付けてくれよ。

約束('98.11.21)
 幼稚園バスを降りるなり、ママに向かって。
 海:「ママ、約束したよ」よっぽど嬉しかったのだろう満面の笑顔だったらしい。
 ママ:「何を約束したの?」
 海:「ともや君とグランドで遊ぶ約束をしたんだ」
 ともや君とは、海と同じクラスで家を歩いて5分位の所に住んでる男の子です。
 幼稚園の友達と帰って来てから遊んだことなんか、ないんですよ。
 パパとグランドに行っても、「ともや君と遊びたいな」と言うので、「遊ぼうって約束すればいいじゃん」って言っていた。
 望みがとうとう叶う時がきたんだな、よかったじゃないか。

 急いで家に帰り、準備を始めた。
 海:「ともや君にゲームボーイカラーを見せてあげるんだ。お菓子も持っていこうよ。ともや君これ好きかな?」
 ともや君に見せたいおもちゃを持ち、ママと二人グランドに向かった。
 ママの話では、こんなに嬉しそうな顔を見たのは初めてとのこと。

 到着したが、ともや君の姿はまだなかった。
 ママ:「ともや君も準備してるんだよ、待ってれば来るよね」ママはいやな予感を感じ取っていた。
 1時間経ってもともや君は現れなかった、空は暮れかけていた。
 海もだんだんブルーになり。
 ママ:「海、帰ろうか、ともや君は急な用事ができちゃったんだよ?」
 海:「うん」喜びが大きかった分、ショックも大きかったらしい。

 その夜、話を聞いたノンキパパが。
 パパ:「ともや君こなかったんだって、すっぽかされてんのヤ〜イ」
 海:「…」無視、傷に塩を塗ったらしい。

 次の日、海がともや君に聞いたらしい「昨日グランドで待ってたんだよ」
 ともや君:「忘れてた」
 傷にタバスコを塗られた。

発表会('98.12.4)
 クリスマス発表会。お遊戯会。
 タイトルは「のらねこシャッポ」。
 前の日海が、「のらねこシャッポ踊ってみせてあげようか?」
 パパ:「みせて、みせて、みせて欲しい」照れ屋だから、なかなか見せてくれないのだ。
 音楽も衣装もないけど、照れずに踊って見せてくれた、後は本番を楽しみにしようっと。

 10時開演。海達の「のらねこシャッポ」はなんと1番最初。
 パパ・ママも気合を入れて、9時半には到着し場所とりしてたさ。
 幕が開き登場、かわいい衣装じゃないか、海もパパ・ママを発見しニコニコだ。
 みんな上手だ、入園したころを思い出すと凄い進歩だよな。
 こんな立派になって、なんか妙に感動してしまった。

 他のクラスの子の踊りも楽しかった。
 幕が開くなり「ママ〜」と手を振り続けて、踊らない子とか。
 幕が閉じるまで、絶対に動かない子とか。
 幕が開いて閉じるまで、鼻をほじっている子とか。
 爆笑の渦ですよ、そこらへんのミュージカルなんて相手じゃないね。

げんきでちゅ('98.12.25)
 パパ:「ごめん、まだ帰れそうにない、海怒ってなかった?」夜10:00なのに
 ママ:「怒ってなかったよ、しょうがないね、海にはプレゼントを置いておくよ」

 昨夜、パパがバーバ家から帰ろうとすると。
 海:「パパ、帰らないで、パパと一緒に帰りたい」と泣き始めた。
 パパ冥利につきる、嬉しいのだが、明日は早いのと、パパがかぜ気味なので、海はバーバ家に泊まることにした。
 パパ:「明日からは、またパパと家に帰ろう、今日は我慢してくれ」
 それでも、足にまとわりついて泣いている。
 なんとか今日だけと説得したのに、次の日も帰れないなんてな・・・くそっ
 しかも、クリスマスイブ、眠れる森最終回なのに。くそっくそっ

 結局、海はクリスマスイブもバーバ家に泊まり、クリスマスの朝、プレゼントを発見する。
 「ぴかちゅうげんきでちゅ」と「サッカーボール」。
 「ぴかちゅうげんきでちゅ」はそらの出産祝いにもらった物を今日まで隠しておいたのです。
 「サッカーボール」はママが買ってあげたかったらしい。
 当然の大喜びだった。

 CMでも流れているので、ご存知のかたも多いと思いますが、音声認識ゲームなのです。
 マイクがコントローラに装着されていて、「ピカチュウ」などと青筋をたてて叫ぶのです。
 すると画面上のピカチュウが側に来たり、機嫌が良くなったりするんです。
 海も呼びかけただけで、機嫌が良くなるといいんだけどな。

サイフ('98.12.30)
 パパ:「ない。ない。ないぞ」会社に来たけど財布がない、家に忘れたか?今日は出張だというのに困った。
 どこに忘れたんだろう、玄関かな?家でサイフを見た記憶がない、最後に財布を見たのは何処だ?
 昨日、海と一緒にプリンタのインクを買いに行った時だ。その後、公園でサッカーしたんだ。

 結局、会社の先輩にお金を借りて、無事出張に行けた。
 家に帰ってから探した・探した、しかし、何処にもない。
 お金はたいして入れてないからいいが、免許書・キャッシュカード・会社の身分証明書・ビデオ屋のカードが入ってるんだ。
 サッカーで落としたのかな?キャッシュカード停止にしたほうがいいかな?
 ビデオ屋のカードで拾った人がHビデオ多量に借りたらまずいな・・・困った。

 次の日、車の中も探した。
 無いとは思うが公園に捜しに行って、見つからなかったら警察に届けようかな。
 パパ:「海、出かけるぞ」
 海:「何処に行くの?」
 パパ:「この間、サッカーやった公園だよ」
 海:「サッカーやるの、やったー」違うっちゅーーの。
 パパ:「サイフが無くなったんだ、公園にサイフを落としたかもしれないんで捜しに行く」
 海:「サイフ?海君知ってるよ」
 えっ?本当?何処?何処だよ?
 海:「バーバ家だよ」本当か?
 パパ:「バーバ家にあったの?」
 海:「うん、海君が隠したんだも」
 パパ:「・・・・・・・・」

 10秒ほど、動けなかった。ぶっとばすぞ。
 確認のため、バーバ家に向かう。
 海:「公園はあっちだよ」ぶっとばすぞ。

 
キッズパラダイス('99.1.2)
 あけましておめでとう。
 正月明けて早々に静岡のツインメッセに亮太家とパパと海で遊びに行ってきました。
 かわいそうだがママとそらは留守番です。
 ツインメッセで何をやってるかというと「キッズ・パラダイス」室内小型遊園地?っていうのかな?
 バルーンの大型滑り台等、バッテリーカー、迷路、お化け屋敷・・・17種類のアトラクションがあった。
 海も一人だと楽しそうに遊ばないんだけど、今日は亮ちゃんも一緒なのですごく楽しそうに、キャーキャー言って遊んでる。

 最後に海は「迷路」に入りたいと言い出した、亮ちゃんは別のがいい。ってことなので初めて別行動になった。
 子供用の迷路なので海一人で入っていった。
 5分・10分経過しても出て来ない、中で泣いてるんじゃないかと思い、隙間から探してみる。
 発見した「出口、わかるか?」
 海:「出口はわかるんだけど、一つスタンプがないんだ」泣いたりせず、頑張っているようだ。
 パパ:「じゃあ頑張ってきな」

 再び5分・10分経過、亮ちゃんと亮ちゃんママも来て「まだ、出て来ないの?」と心配してくれてる。
 さすがに心配になり、入り口のお姉さんに「子供を探してきます」といって入れてもらった。
 ぐるぐるしても見つけられない、いないぞ!
 外に出ると亮ちゃんママもいない。
 海は何処に行ったんだ?
 あんまりかわいいので誘拐されたんじゃ?
 父親の顔から金持ちと判断して誘拐されたんじゃ?
 冗談はさておき心配してると、亮ちゃんママと一緒に海が登場。
 ウンチに行っていただと、心配したんだぞ。パパが迷路に入ったのと入れ違いになったらしい。
 海:「一つスタンプがないんだ」もう一度迷路に入っていった。ナイスガッツだ。

三学期('99.1.7)
 元気を持て余していた海の幼稚園も始まりよかったです。
 しかし、暮れから正月にかけて乱れきった生活は、そう早く元へは戻りません。
 7時30分、叩いても蹴っても起きない。
 バックドロップ。「まだ寝てたいのに」やっと喋った。
 「幼稚園に遅れるぞ、パパ出かけちゃうぞ」でやっと目が覚めたらしい。

 なんとか準備して、出かける時間だ。
 パパ:「今日は荷物が多いから忘れ物するなよ」「OK」
 パパ:「みんなにおめでとうって言うんだよ」出発
 バス乗り場に到着。今日はビリだ。

 他のお母さん:「海くん、ランドセルは?」あれえっ、忘れた!!
 他の荷物に気をとられ、1番の基本を忘れた。
 取りに帰るとバスに間に合うか微妙な時間だが、取りに帰るしかない。

 急いで帰った、何処だ?ないじゃないか?部屋を探してもない、玄関にもない。
 もしかしてバーバ家に昨日、忘れてきたのか?
 バーバ家のママに電話:「海にランドセル、そっちにない?」ないとのこと
 もしかして車の中にあったりして、車に戻り探すがない。
 パパ:「海、ランドセルがないぞ、海、知らない?」
 海:「知ってるよ、テーブルの後だよ」またやったな、こいつ。

 たしかにテーブルの裏に発見。
 たしかにもっと早くにパパがランドセルがないことに、気が付かないといけないんだけどさ。
 その時、馬鹿親子の前をオレンジのバスが道り過ぎて行った。
 海:「あ〜あ、行っちゃった」おまえが、おまえが・・・

デート('99.2.3)
 パパ:「デートってどういうことか知ってるのか?」
 海:「うん、知ってるよ。友達と約束して時間を決めて待ち合わせして、レストランでお食事するんだ」フーンわかってんだ。
 パパ:「じゃあ、海は誰とデートしたいの?」
 海:「ママとデートする」いつもいつも怒られてばかりなのに・・・

 海:「パパは誰とデートしたいの?」
 パパ:「パパはね、若くてオッパイが大きくて、細身でそれでいてオッパイが大きくて、優しいんだけどオッパイが大きい人とデートしたいな」
 海:「じゃあママだね」なわけね〜だろ(心の中で叫ぶ)
 しかし、母乳をあげているママのオッパイはこの時期だけ大きい。
 パパ:「でもオッパイの先が黒いオッパイはやだな」
 海:「ママのオッパイの先っぽ、黒じゃないよ」いつになくフォローするじゃないかよ、どうしたんだ。
 海:「こげ茶色だよね、ママ?」なんて優しい子供なんだろって安心させておいて、最後に落とす。
 いつもいつも勉強になります。

交流会('99.2.17)
 幼稚園のお便り:「仲良し交流会は、昼食を兼ねて仲良しクッキングを予定しています・・・」
 ママ:「クッキングだけど、パパ大丈夫?」何?俺が行くの?
 ママ:「だってそらを幼稚園に連れて行けないでしょ」そりゃそうだな、しかしクッキングってのは困った。お父さんなんて来ないだろうな。
 パパ:「やっぱりやだな」
 ママ:「ハミエットさんも来るんだってよ」誰だそれ?
 ママ:「外人・金髪の奇麗な人」早く言えよ。
 パパ:「行きます、行ってきます、クッキングします」

 クッキングっていっても、おにぎり・サンドイッチだから大丈夫さ。
 用意する物の中に子供のエプロンがあった、「工夫いっぱいのエプロン、楽しみにしています」なんてお便りに書いてあったので、 手作りしないとだめってこと?
 海とママで話して、最近テレビで復活した「ロボコン」のエプロンを作ることになった。
 あのガンツ先生の「ロボコン0点」、ロボコンの「ウララ」を見て懐かしくなった。
 パパ:「それガチャピン?」ハートマークがないとガチャピンになってしまいます注意しましょう。

 当日、予想道りお父さんは一人もいなかった。
 当日、予想以上にハミエットさんがオバサンだったことに憤慨した。
 確かに「若い」とは言わなかったな。チキショウ。
 当日、予想以上にエプロンの評価が高かった。
 「かわいい」「上手」・・・「お母さんが作ったんですか?」いいえ私が作りました。ハッハッハッ、おいしい所はいただき。
 これで海くんパパの評判はうなぎ上りだ。
 しかし、クッキングのほうは・・・
 しかし、作るスピードと食べ終わるスピードは一番だった。
 これが年少での最後の行事なのです、早い一年だった、入園したての泣きながらバスに乗る海の顔が思い出される。

年少終了('99.3.20)
 幼稚園との連絡帳:「進級のしおりに『大きくなったら何になりたい』というページがあり、朝から1人ずつ聞いて書いていました。
 『海くんは大きくなったら何になりたい?』と聞きますと、困ったような、照れたような感じで急に『なんだか頭がかゆい』 と言って答えをはぐらかしていました。
 他の友達は○○だってなどと例をあげても、やはり難しい顔で・・・。
 しばらく考えて教えてくれました、何かはもらってからのお楽しみということで・・・」

 そう言えば最近「何になりたい?」なんて聞いてなかったな。
 進級のしおりまで待てなくて聞いてしまいました。
 海:「海くんはね『さとし』になりたいんだ」さとしはポケモンの主人公のことです。
 パパ:「テニスの選手じゃないの?」
 海:「それはもっと大きくなった時だよ、その次はママと結婚するんだ」まとめると10歳で「さとし」になって、20歳で「テニス選手」になって、30歳でママと結婚するんだと。

 パパ:「あんな怒りん坊ママと結婚したいなんてバカじゃないの」
 海:「じゃあパパはバカだね、ハッハッ」鋭いじゃないか、ハッハッ、笑い事じゃない。
 まあパパはバカでもしょうがないが、海には将来がある、女を見る目をなんとかしてくれ。

 幼稚園との連絡帳:「海くんの入園したてのころ、ポロポロと涙を静かに流して泣いていたのを懐かしく思い出します。
 とてもおとなしくお友達の中になかなか入れなかった海くんも、今では男の子、女の子とも仲良く元気に遊んでいます。
 何でも自分で頑張る、コツコツ型の海くんですから、年中さんでも、一段と成長してくれるでしょう。
 私も楽しみにしています。
 一年間、ご協力ありがとうございました」

 見るからに優しい先生だった、海も「年中さんになっても、あきこ先生がいいな」と言っていた。
 実は年中の担任は既に決定していて、「かなこ先生」なのだ。
 他のお母さん達の噂では、園一恐い先生らしい、給食を残したり、グズグズしてると大変だよ、と助言を受けた。
 それはまさしく海のことじゃないか。
 頑張ってくれよ海。

年中開始('99.4.11)
 幼稚園の新学期が始まった。
 海は「こあらぐみ」になり、先生はかなこ先生である。
 「あひるぐみ」から一緒なのは、こうた君、りょう君、ゆうと君で、意図的なのか仲のいい友達と同じクラスになった。
 教室でも最初は好きなところに座っていいらしく、あひるぐみ4人で座っているらしい。
 パパ:「その3人以外に、新しいお友達はできた?」
 海:「いない」やっぱりな。

 海の乗り降りしているバス乗場にも、新しく入園した友達が2人仲間となった。
 初日、誰かの「バスが来たよ」の声に反応して、ママにしがみついた子供がいた。
 バスが到着し、大泣き、ママにしっかり捕まってバスに乗ろうとしない。
 無理やりバスに乗せられて、輪をかけて大泣き。
 その子の姿をみて、そのお母さんまで泣いてしまった。

 1年前を思い出してしまった、お母さんの気持ちもわかるな。
 海は1週間くらいは泣いてたので、この子が早く慣れるよう見守っていきたいです。

プリクラ('99.4.18)
 携帯電話・プリクラ・カラオケボックス・E−mail・・・
 ここ十年くらいに登場して、今では私たちの生活には欠かせないものになってますね。
 しかし、我が家にはプリクラも携帯電話もなかったのです。
 携帯電話も私くらいの年代での所持率は、高いですよね、持ってない人のほうが少ないのではないだろうか?

 今回の話はプリクラなのです。
 海:「パパ、サンテラス駿東にね、ポケモンのプリクラがあったよ、撮りに行こうよ」撮ってみるか

 300円を投入し、次から次へと条件を選択していく、フレームはこれ?
 海:「違うよ、ゼニガメのにしてよ」そこからは全部、海に操作させた。
 海:「パパ、撮るよ、この四角に入ってよ」怒られてしまった。
 無事、二人ともフレームに入り印刷。
 出てきた初めてのプリクラ、よく撮れてるじゃないか、満足、満足。

 海は幼稚園のカバン、パパは会社のIDカード、財布、家のパソコン、会社のパソコン・・・貼りまくった。
 次の日、幼稚園から帰ってきた海がカバンを見つめていた。
 ママ:「海、何してるの?」
 海:「パパに会いたいから、パパの顔を見てるの」泣かせる話じゃないですか、パパだって仕事しながら、海の顔を見てるぞ。
 本当はそらとプリクラ撮りたくて、撮ったら海との上に貼ろうと思った父を許してくれ。

サッカー('99.4.29)
 サッカーを見るのは好きなんだけど、息子にはテニスをやって欲しいんだよな。
 親の身勝手とは分かりながら、海とサッカーをやらないパパであった。
 それなのに・それなのに幼稚園が余計なおせっかいをした。
 年中になると、希望者にはサッカー教室(クラブ)に入会できるんだって。
 海もその情報をかぎつけて「海くん、サッカーやりたい」なんて言い出してしまった。
 しかも、このサッカー教室は幼稚園が管理しているものでなく、沼津の「セントラルスポーツ」という磐田ジュビロの公認クラブのチームらしいのだ。
 それを知ってママも「将来はJリーガーになって、ママも鼻高々だわ、ゴン中山に会いたいな」なんてトンチンカンなことを言い出した。

 困ったな、どうやって阻止しようかな。
 パパ:「海、サッカーよりテニスのほうが楽しいよね、サッカーやめてテニス教室に入ろうよ」
 海:「じゃあ、サッカーとテニスの両方ともやるよ」前向きな奴だな。
 近くのテニスクラブに問い合わせた「ジュニアクラスは何歳からですか?」=>「小学生からです」残念だ。

 せっかく本人がやりたいと言い出したので、サッカー教室に入ることにしました。
 しかし、小学生になったら絶対にテニス教室に入ってもらう。
 パパも星一徹のようになって、ウインブルドン養成ギブスを着けさせ、家の壁に穴あけてサーブで穴を通せるようにするんだ。

年中遠足('99.5.12)
 昨年に引き続き会社を休んで、親子遠足に行ってきました。
 昨年に引き続きバーバにお弁当を作ってもらうことはなく、ママが気合を入れて5時に起きて頑張ってました。

 8時半、集合ぎりぎりで到着、バスは満席状態。
 「臭い、女くせー」去年はパパさんが一人だったが、今年はもう一人いました、よかった。
 向かうは裾野の「富士サファリパーク」、車・バスに乗ったまま回る動物園やね。

 噂では幼稚園ナンバー1怖いというカナコ先生と初対面、怖そうには見えない、話し方も年少のアキコ先生と同じとても優しい話し方である。
 噂はデマなのか、正体を隠しているのか?
 バスの中、到着するまでの間、歌を歌ったり、クイズをしたり、早起きした親は眠そうである。

 到着、乗ってきたバスでそのまま、サファリパークの入る。
 まず、熊・ライオン・トラ・・・子供達は大騒ぎ、「大きい熊」「怖い」「起きろトラ」・・・「ママ、ネギ・ネギだよ」人一倍大きいい声だった。
 そのお母さん:「あれはヤギだよ、バカ」バスは爆笑の渦。

 約1時間かけてまわると、そこからは自由行動。ふれあい広場や昆虫サファリや・・・
 海も友達に刺激されて、ヤギや羊の恐る恐る触ってました。
 写真は赤ちゃんライオンとの写真館でのショットです、1ショット500円有料かつ20分くらい並びました。

 帰ってきてから、古今東西(今日見た動物)をやりました。
 ライオン・キリン・トラ・ラクダ・・・海もなかなか覚えているじゃないか。
 海:「あとはネギ」バカ。