===========================================================
               ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
           真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
                 子どもをよい子にする方法。
   
           vol.16     2004/7/25          発行部数 411
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    7月25日(日)の歌は、夕方5時50分より20分くらいの予定
   です。焼津市昭和通商店街 特設ステージ (テント内)焼津市役所
   から昭和通商店街を南下、巻田布団店のむかいです。地域限定で、
   ごめんなさい。
   
    さて、お子さんの夏休みは始まりましたか。家族旅行などは計画
   なさっているでしょうか。もちろん家族旅行はそれだけで楽しい思
   い出になりますが、ちょっとだけ工夫すると、お子さんの力を伸ば
   す絶好の機会になります。
   
            (^o^) 電車でGO
   
    「家事は身を救ける」でもお話しましたが、子どもは、「お客さ
   ん」から「スタッフ」になった時に、力を伸ばしていきます。これ
   は、家庭でも学校でも同じです。
   
    大人も同じですよね。職場にしても、地域のことやボランティア、
   サークル活動に至るまで、「お客様思考」でいつも経営者やリーダ
   ーに向かって文句を言うだけの人は、よい活動はできないし、結局
   は自分のためにもなっていない。反対に、自分も、経営者やリーダ
   ーになったつもりで、いつも全体のことを考えて働ける人は、とて
   も素敵だし、苦労した分のキャリアが確実に積まれていきます。
   
    さて、昨年の家族旅行を思い出してください。お子さんは、家族
   の「お客様」でしたか。それともツアースタッフとしての仕事があ
   りましたか。
   
    家族旅行は掛け値なしに楽しいものですから、ただ行くだけでも
   素晴らしい想い出になるでしょう。でも、自分もそこに参加して何
   かの役割を果たした旅行は、より深く心に刻まれるはずです。また、
   そこでした仕事は、お子さんの自信を深めさせていくのです。
   
    いくつか、子どもに任せられると思える仕事を書いてみます。お
   子さんの様子に合わせてやらせてみてください。また、旅行するた
   びに仕事がグレードアップしていくと、お子さんの力や自信はどん
   どん膨らみます。
   
   ○ 荷物を持つ
          …自分の着替えなど、自分の荷物を全部責任を持っ
   て扱わせます。たったこれだけで、自分が大人扱いをされたような
   気分になる子が多いようです。家族が共通に使うものをひとつ持て
   は、さらにグレードアップです。
   
   ○ 地図を見る
          …初めは、ただ地図を持たせて、行った場所に丸を
   つけさせるだけでも面白がります。慣れてきたら、行く場所の地名
   や名所・旧跡を調べさせたり、半日分のルートを決めさせたりとグ
   レードアップさせていきます。電車、バスの時刻表とを合わせ見さ
   せて、旅行全体のプランが立てられるようになったら、最高です。
   
   
   ○お金の管理をする
            …最初は、家族が旅行の途中で飲むジュース代
   の管理をさせてみましょう。3日間の旅行なら、3日分の飲み物代
   を最初から全部預けます。家族は喉が渇いた時に、その中から飲み
   物を買ってもらいます。最後の日まで、上手にバランスよく残しな
   がら使えるでしょうか。成功したら、おみやげ物代を預けるとか、
   さらに、全日程の現金の支払いをすべてやらせるとか、グレードア
   ップさせましょう。
   
   ○記録を撮る
         …日記、写真など、どんな方法でもよいので、家族の
   公式記録をとらせます。写真だったら、撮るだけでなく、現像した
   写真をアルバムにまとめさせたいですね。「家族全員が写っている
   写真がたくさんほしい」とリクエストしておくと、いろいろな場所
   で見知らぬ人にシャッターを押してもらうことになります。初対面
   の人に上手にお願いする経験は、きっとお子さんの力を伸ばします。
   
   
    お子さんの性格と成長レベルに合わせて、いろいろ経験させてみ
   てください。まだ他にもスタッフの仕事はあるかもしれません。面
   白いことを見つけたら、また教えてくださいね。
   
    さて、今日の題名は、電車でGOです。理由は簡単。電車、バスな
   ど公共機関を使う旅行は、マイカーで行ってしまう旅行の何倍も、
   お子さんがスタッフとして活躍できるチャンスがあるのです。また、
   ドライバーとして、いつも車の前しか見ることのできないお父さん、
   お母さんも、じっくりとお子さんを見て、話して、触れ合うことが
   できます。
   
    私は車の運転が苦手なので、東京くらいだと電車を使って行きま
   す。以前、家族4人で新幹線の中でトランプをしていたら、スイス
   からやってきた男性が同じ席におすわりになりました。彼は日本語
   がしゃべれない、こちらは英語もフランス語もドイツ語もだめ。と
   いうわけで、会話は無茶苦茶でしたが、楽しい1時間を過ごしまし
   た。(彼がどう感じたかはわかりませんが。)また、娘や息子の度胸
   のよさもよくわかりました。
   
    駅から宿まで、お子さんに先頭を歩かせてみましょう。たった1
   5分の道のりは大冒険になり、お子さんの心に強く刻まれ、自信と
   して培われるかもしれません。マイカー旅行では味わいにくい15
   分です。たとえほんの少しでも、お子さんに、家族というチームの
   スタッフの一人として責任を持たせることで、お子さんはよい方向
   に進みます。
   
    旅行でうまくいった話、書かれたとおりにやったけどうまくいか
   なかった話など、お便りを楽しみに待っています。
   
     
   古い一行日記から
   
   5.26   大勢の人が無償で積極的に働いてくれるから、つぼみの会は
   成立する。人間は心の生き物だ。
   
   5.25   大きな声でなければ、まだ歌える。それを発見しただけで生
   きていく気になる。人間には、小さな希望が必要だ。
   
   5.24   11年前のクリスマスイブの夜の娘への罪滅ぼしのために、
   僕はつぼみの会の会長を引き受けた。
   
      最新の日記はこちらから
       http://www2.tokai.or.jp/kisetu/1gyonikki.html

   ===========================================================
               ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
           真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
                 子どもをよい子にする方法。
   
           vol.17     2004/8/1          発行部数 418
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    今週、偶然にも二人の方から、このメルマガをプリントして読ん
   でいるというお話を聞きました。印刷した活字になるというのは、
   昔からあこがれていたことだけに、うれしかったです。
   
    さて、夏休みに挑戦してみたいことをもう一つ思いつきました。
   
   
            (^o^) ノーハイ貯金
   
    よく学校やPTA、地域で「あいさつ運動」をします。子どもばかり
   でなく、大人もあいさつができなくなっていますね。常識だろうと
   思うことのできない人が増えています。腹立たしいことも数多くあ
   りますが、ここで腹を立てているだけでは、何の進歩もありません。
   簡単にできることなのに、できない人が多い。だとしたら、やった
   人の評価は鰻登り。…こんなふうに考えましょう。
   
    声を出さない人が増えました。何か自分に不利なことが起こった
   時には、大声で文句を言う人が、普段の生活の中では返事一つしな
   いということは、よくあることです。銀行、郵便局、病院などの待
   合いで、番号や名前を呼ばれても、声で応える人は多くありません。
   ゾンビの様に立ち上がり、カウンターに向かって歩き出す姿を見る
   と、ぞっとしたり、悲しくなったりします。
   
    学校生活の中でも同様です。こちらが何を話しても小さく頷くば
   かりで返事をしない子はとても多いのです。それどころか、頷きも
   しない、話し手であるこちらを見もしない子もいます。こんな中で、
   名前を呼ばれたらさわやかに「はい」と返事をし、先生のお説教に
   も上手に「はい」という合いの手を入れることができる子は、とて
   もよい印象を持たれます。もちろん、この力は、学校生活だけでな
   く、一度身に付けたら、生涯自分を助ける技術になるでしょう。
   
    あいさつができるようにしたいですね、と学校で言われても、家
   であいさつの練習を続けるのは難しいでしょう。朝「おはよう」と
   いう言葉を交わした後は、家の中で家族同士が「こんにちは」とい
   うあいさつをするわけにもいきません。でも「はい」という返事は、
   一日中使えます。もしお子さんの返事が気になるようなら、家族全
   員でがんばって、「はい」を身に付けさせてしまいましょう。
   
    返事をしなさい、と言うのは簡単です。厳しく言えばできるよう
   になります。でも、それは、一過性にすぎません。生涯を通した技
   術にはなりません。大切なのは、家族全体が「はい」の雰囲気を持
   つことです。環境が人間を変えるのです。
   
    そこで、ノーハイ貯金というのはいかがでしょう。「はい」と言
   わなければならない状況でしっかり返事ができなかったら罰金です。
   お父さんでも、お母さんでも、言えなければ罰金を払います。貯ま
   った罰金は、次の家族旅行の時に使ってください。
   
    子どもが失敗した場合は、罰金を払えません。子どもはお金を稼
   いでいないからです。よく「ぼくはお小遣いをためているので、○
   ○円持っている」などと言っている子どもがいますが、そんな子に
   は、私は「馬鹿なことを言ってはいけない。それは、お父さん、お
   母さんが稼いだお金で、君のお金など一銭もないのだ」と厳しく言
   います。(「子どもとお金」については、機会を見つけて、また書
   きます。もし「子どもとお金」に関して困っていることがあったら、
   お便りをください。)
   
    さて、では子どもの罰金はどうすればいいか、というと、母の日
   などに作る○○券などは、どうでしょう。「食器洗い券」とか「洗
   濯たたみ券」のようなお手伝い券ではだめです。家事は、やって当
   然のことだからです。
   
    「お母さんの肩もみ券」とか、「お父さんの靴磨き券」などは、
   いかがでしょう。それも家事のうち、とお考えなら、家の前の道路
   のそうじ、とか、カーブミラー磨きなど、公共の役に立つ仕事を考
   えてみるといいと思います。
   
    こういうゲームは、期限をつけてやると効果が増します。今日か
   らちょうど1ヶ月。家族みんなで楽しめば、二学期からのお子さん
   は、見違えたように輝くことでしょう。
   
     
   古い一行日記から
   
   5.28   どんなSFを読んでも、なるほどなあと思ってしまう。人に
   だまされることも多いけど、だまされたことに気づかないことも多
   いのかもしれない。
   
   5.27   話をするだけでエネルギーをくれる人がいる。その人は、い
   ったいどこからそのエネルギーをもらっているのだろう。
      
      最新の日記はこちらから
       http://www2.tokai.or.jp/kisetu/1gyonikki.html

   ===========================================================
               ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
           真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
                 子どもをよい子にする方法。
   
           vol.18     2004/8/9          発行部数 415
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
        (^o^) わいわい読書
   
    夏休みは、読書感想文の宿題が出ていますか。本嫌いの子にとっ
   ては、なかなか難物の宿題です。本好きな子を増やそうとして、読
   書感想文を書かせることを誰かが思いついたのでしょうが、「感想
   文さえなければ自分は読書が好きになっていたはずだ」という人も
   いるくらいで、読書感想文を書くことが、いいのか悪いのか、難し
   い問題です。
   
    と、理屈をこねていても宿題はなくならないので、お父さん、お
   母さんがお盆休みのうちに、感想文は書かせてしまいましょう。計
   算ドリルや問題集は、なんとか一人でもやるでしょう。
   
    では、感想文を書く時に気をつけることを…。
   
   ○ あらすじは書かない。
    評価される時に、まず一番に「はねられる」のが、あらすじをだ
   らだらと書いてある感想文です。一番大胆なのは、どこか別の場所
   にかかれているあらすじをそのまま写し、最後に「感動しました」
   とかいてあるような文です。書き写すだけで大変な労力なのに、そ
   の労力は報われるどころか、がんばったぶんだけ自分の評価を下げ
   てしまいます。
   
   ○ 自分を書く。
    求められているのは、本の良さ、ではなく、読んだ人の変化です。
   「面白かった」「感動した」という本の感想ではなく、(この本を読
   んで)「自分はこんなふうに変われそうだ」「こういう決心をした」
   という自分を書けると、いちばんよいでしょう。
   
   ○ 本を選ぶ。
    その本を読んで変化した自分を書くためには、読む前からそれに
   関心を持っているという内容の本を選ぶのが一番手っ取り早いです
   ね。「今まで知らなかった世界に出会った」という感想文もいいで
   すが、これを書くためには、読書がとても好きで、いろいろな本を
   読んでいなければ、なかなか書けません。
   
    あるサッカー好きの男の子は、毎年サッカー関係の本を読んで、
   感想文を書きました。好きなことですから、本も進んで読めるし、
   いつもサッカーについて考えているので、自分の意見も書きやすか
   ったでしょう。小学生は1年で大きな変化をします。同じサッカー
   関係の本を読んでも、昨年とはサッカーに関する考え方も違ってい
   るので、一味違った感想文が毎年かけるのです。
   
    虫好きの子は、ファーブル昆虫記などを読むのが定番ですが、虫
   図鑑を読んで感想文を書いてもいいんですよ。要は、好きで好きで、
   いつもそのことを考えている、ということに関連した本を読むこと
   が大切です。
   
   ○ 家族で話をする
    書く前に、家族でわいわい話をしてあげることが大切です。サッ
   カーの本の感想文を書くなら、サッカーの話をたくさんしましょう。
   物を創る(書く)ためには材料が必要です。本に書かれていることに
   関係なくても、サッカーに関することなら、どれも感想文の材料に
   なります。
   
   ○ 筋を組み立てる。
    基本的なすじは、
    1 この本と出会うまでの自分
    2 この本と出会った衝撃
    3 この本を読んで変わった(これからかわっていくだろう)自分
   
   という具合です。
   
   ○ 場面や台詞を書く。
    あらすじを書かない、と言いましたが、かわりに書くのは、「場
   面」や「登場人物の台詞」です。その場面に出会って、どれだけ衝
   撃を受けたか。その台詞によってどれだけ心を動かされたかを書き
   ましょう。特に伝記や、ある人の活躍を追ったノンフィクションで
   は、著者が、主人公の台詞の中に大事なことを込めて書いています。
   
   
    以上のようなことに気をつけながら書くと、ちょっとした感想文
   が書けます。もし、賞を狙いに行くなら、
   
   ○ 題名を工夫する。
    「○○を読んで」という題名では目立ちません。本の中のかっこ
   いい言葉を使ったり、自分の心を表す言葉を使ってみましょう。「
   世界の中心で、愛を叫ぶ」のように、題名を誘蛾灯のように使って
   みましょう。
   
   ○ 構成を工夫する。
    基本的な筋について、先ほど書きましたが、わざとこれを壊すと、
   かっこよくなったりします。いきなり主人公の台詞から入る。この
   本をきっかけに変わった自分の10年後の姿から入る。など、まず
   入り口を工夫して、全体を組み立ててみましょう。
   
    もし、作文や感想文で悩んでいることがあったら、お便りをくだ
   さいね。
   
    
   古い一行日記から
   
   6. 4   占いは、「気をつけているはずなのにうっかり忘れているこ
   と」に気づくために見る。でも、いい運勢だと、やっぱりうれしい。
   
   
   5.29   酒を飲んで大きなことを言う人がいる。普段から大きなこと
   を言う人は尊敬しているが、飲んだときだけの人は軽蔑する。
   
      最新の日記はこちらから
       http://www2.tokai.or.jp/kisetu/1gyonikki.html

   ===========================================================
               ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
           真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
                 子どもをよい子にする方法。
   
           vol.19     2004/8/15      発行部数 415
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    感想文はなんとかしのげそうですか。
    でも、「なんとかしのぐ」なんて逃げ腰では、結局自分のために
   なりません。子どもが読書も自然に好きになっていてくれれば、親
   としても安心です。
   
    そこで、今日は、読書好きにさせるヒントを。
   
   
                  (^o^) わいわい読書2
   
   
    小さな子が本を好きになっていく過程の基礎は、次のようになっ
   ています。
   
   1 お父さん、お母さんから、昔話などを聞く。
   
   2 お父さん、お母さんと絵本を「見る」。
   
   3 お父さん、お母さんから、本を読んでもらう。
   
   4 お父さん、お母さんの読んでくれる本を見ながら、聴く。
   
   5 お父さん、お母さんに見てもらいながら、自分で声を出して読
       む。
   
   6 読んだ本について、お父さん、お母さんと話をする。
   
   
    それぞれ、こんなことに気をつけるとよいと思います。
   
   
   1 子どものリクエストに応じて、どんどんストーリーを変える。
   
     続きを考えさせたり、一緒に考えたりする。
   
   2 本について子どもがおしゃべりを始めたら、全部聴いてやる。
   
     本を大事そうにめくる。(めくって、次のページを開くことがど
     んなに素敵なことを体験させる)
   
   3 台詞の部分は大袈裟に、地の文の部分は正確に、読む。
     同じ主人公のシリーズ物を選ぶ。
   
   4 最初は、読んでいる部分を指でなぞりながら。
     子どもの目の早さを意識して読む。
   
   5 文節を無視していたら(例えば、「山と海は」を「やま・とうみ
     ・は」と読んだら)、すぐに直す。
     イントネーションの違いなどは、最初は大目に見る。
   
   6 できるだけ家族中で話せれば、いいですね。
     子どもと同じ「読みのレベル」に降りて、真剣に意見を対立で
     きたら、最高です。
   
    本は、ただ買い与えただけでは、読書好きになりません。言葉と
   文字が家族の中に溢れていると、本が好きになります。難しい言葉
   でなくて、充分です。読書は、わいわいやりましょう。

   
     
   古い一行日記から
   
   6. 6   天皇皇后両陛下と駅ですれ違った。一生をあるものにささげ
      た人は、とても迫力がある。静けさが凄い。
   
   6.14   本を買うときは不思議な感じだ。あんなにたくさん並んでい
      る本の中から、どうしてこれを選び、どうしてこれを買うのだ
      ろう。本が呼んでる感じはする。
   
   
      最新の日記はこちらから
       http://www2.tokai.or.jp/kisetu/1gyonikki.html

   ===========================================================
               ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
           真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
                 子どもをよい子にする方法。
   
           vol.20    2004/8/23        発行部数 422
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    遅くなってすみません。オリンピックで寝不足なわけじゃありま
   せん。今日はわいわい読書のまとめです。
   
          (^o^)  わいわい読書 3
   
   
    さて、読書といえば、「よい姿勢でじっと動かず静かに本に集中
   している」のが理想の姿のように思えます。1時間、2時間と、こ
   れを続けていたら「さすが、我が子、すばらしい」と思ってしまい
   ます。
   
    たしかに、これは素晴らしい姿です。でも、30分この姿勢で、
   充実した読書ができる小学生は稀だと、私は思っています。トレー
   ニングすれば、30分でもこの姿勢をキープできるようにはなりま
   す。しかし、頭や心が、その時間、本の内容に集中できているかは、
   わかりません。とても難しいことです。
   
    環境を整え、じっと動かず読書をする習慣を身につけさせること
   も無駄ではありませんが、読書を充実させるために本当に重要なの
   はそこではない、と私は考えています。読書で重要なのは、文章を
   映像化する力と、一人で心の中で対話を続ける力を子どもに身に付
   けさせることです。
   
    映像化は、文字通り、言葉を頭や心の中で映像に変えることです。
   
   
    文を映像化するためには、映像の素材が必要です。象やキリンを
   見たことのない子が、象の鼻やキリンの首の長さを想像することは
   難しいでしょう。SF小説など、この世にない物が出てくる本もあり
   ますが、それも、これまでに脳に集められた映像の素材がアレンジ
   されて、心の中に映像化されるのです。 世界中のあらゆる物を見て
   いる必要はありませんが、ある程度、いろいろな物を見ておく必要
   はあります。
   
    小さな頃から家族でいろいろな所に出かけて、日常見られないも
   のをたくさん見ている子、多くの人と接している子は、映像化が得
   意です。多くの人に接していると、本の登場人物がバラエティに富
   んでくるので、読書がより楽しくなります。
   
    ここで気をつけなければならないのは、テレビです。実際にその
   場に行って、それに触れたり、匂いをかいだり、その人に接すると、
   自分はその風景の中にいることになります。読書の時に映像化する
   にも、その子はその世界の中に自然に入っています。ところが、テ
   レビばかり見て本物に接していない子は、読書で映像化ができても、
   自分はその映像の外にいるので、その世界に入り込めません。テレ
   ビは触覚、臭覚を刺激しないので悪い、という学者もいるそうです。
   
   
    二つ目の一人対話の力にも、テレビの悪影響は表れます。
   
    ひらめきは映像で脳に生まれますが、思考は対話で深まります。
   サザエさんのかつおくんの中に時々天使と悪魔が出てきて対話しま
   すね。(最近サザエさんを見ていませんが、まだテレビでやってます
   よね) 人間は、あんなふうにして、深い思考ができるようになった
   ようです。
   
    この力を身に付けさせるには、小さな頃、まわりにたくさんの大
   人がいて、たくさん話をすることが重要です。そのやり取りの中で
   しか、この力はつきません。
   
    テレビに子守りをしてもらった子は、この力が著しく劣ります。
   だから読書も苦手です。がんばっても勉強はできるようになりませ
   ん。テレビゲームも同じです。1歳、2歳の頃からテレビゲームが
   得意な子は、人間として最も大事な脳の部分が刺激されないので、
   小学生になった頃には、人間に必要な思考ができなくなっています。
   取り返しはつきません。
   
    家族でいろいろな所に出かけ、これでもかというくらいおしゃべ
   りを続ける。一見、読書とは正反対の行為が、実は読書をする時に
   最も必要な力を身につけさせるのです。これプラス、親の読書習慣
   があれば、子どもは読書する力を確実に身につけることができます。
   
   
    盛り上がっているオリンピック。アテネまで行くことは難しいで
   すが、テレビで見たら、必ず家族でわいわいおしゃべりしてくださ
   いね。読書好きな子どもを育てるために。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
      どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
      悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
      らこそ、言える話もありますよね。          ☆★
   
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
      
    ★ 発行人: こうじ@季節の小箱
    ★ http://www2.tokai.or.jp/kisetu/
    ★ E-MAIL:mailto:kojimasuda@tokai.or.jp
   
    ■ まぐまぐID 0000129502
    ■ 知人・友人への転送、回覧はご自由にどうぞ。
    ■ その際は、全文を改変せずに転送・回覧ください。
      (C) Copyright 2004
     ■ このメールマガジンは『まぐまぐ!』
       http://www.mag2.com/ を  利用して発行しています。
    ■ 購読・解除(配信中止)はご自身でお願いします。
         こちらからどうぞ。
      → http://www2.tokai.or.jp/kisetu/mag2.htm
         または、 http://www.mag2.com/m/0000129502.htm
   
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
      
   古い一行日記から
   
   6.17   自然の中にいると安らぐと多くの人は言うけれど、僕は、怖
   さだけを感じる。生きていく緊張感を感じる。町の方が落ち着く。
   
   
   6.16   山に入って風や木や虫の音だけを聞いていると、突然現れる
   車や飛行機のエンジン音が、とても異常な音に聞こえてくる。
    
      最新の日記はこちらから
       http://www2.tokai.or.jp/kisetu/1gyonikki.html


    ホームへ   メルマガ購読ページへ