2006                      ホーム「季節の小箱」へ 

9.30   ドリプラシーサイドライブ。子供たちが15人ほど来てくれた。恥ずかしがらずにいっしょに歌ってくれたおかげで、聞いている人を飽きさせずに済んだ。みんな、ありがとう。

9.29   明日のライブは一人でやる。もともと季節の小箱は一人だからなんてことはない、はずなのに、最近、友人がサポートしてくれることが多かったから、ちょっと不安に思ったりする。人間って知らないうちに贅沢になってる。

9.28  時々、クラスの子供の持つ強い心の力に敬服する。僕の4分の1しか生きていないのに、どうしてこんなに強いのだろう。しかも強さはやさしさに通じている。

9.27  ずいぶん前から眼鏡が折れている。でも何とかかけていられるので、なかなか眼鏡を買いに行かない。変化するのが嫌なのだろうか。自分の気持ちが見えないことがある。

9.26   

9.25    つま恋のコンサート。僕より年上のおじさんたちの「天国」だったのだと思う。いろいろなおじさんの興奮した顔と、「シンシア」の「う、う」の掛け声が忘れられない。

9.24    とてもいい場所に座れた。ステージからは遠かったけど、野外コンサートの醍醐味をゆったりと味わえた。セントラルパークでメトロポリタンオペラのリハーサルを見ているようなゆったりした気分だった。

9.23    また、今日も初対面の人と会う。この人はネット以前の文通の人だ。何曲も僕の詞に曲をつけてくれた。3日間のうちに続けてこんな体験するなんて、ほんとに緊張した。でも、うれしい。

9.22    去年の修学旅行のバスガイドさんが国会議事堂の駐車場で、わざわざ僕を訪ねてバスまで来てくれた。人と出会うって、いちばんの宝物だ。

9.21    日本橋の和菓子屋さん、日月堂にお世話になった。お店総出で子供たちを迎えてくれ、とってもていねいにお話をしてもらった。今日のできごとは子どもたちの心に深く残っただろう。僕も本当にみなさんの親切に感激した。

9.20    紹介してもらったお茶屋さんに行った。そしたらお茶屋さんは若い頃プロのミュージシャンだとわかった。修学旅行のいきさつを話したら、少しおまけをしてくれた。僕はいい人ばかりにかこまれている。

9.19    修学旅行でお世話になるお菓子や算へのお土産にお茶を持っていこうと思いついた。でも、僕はお茶のことは全然わからない。そしたらすぐに友達がお茶屋を紹介してくれた。自分ではできないことがたくさんあるのに、多くの人の手で願いがかなっていく。

9.18  修学旅行が近づいてくる。子供たちにとっては初めての修学旅行だから、舞い上がっているのは仕方がない。それより、会を重ねるごとに興奮しなくなる僕の方が問題だ。今年は、日本橋日月堂の安西さんのおかげで子供と同じくらい興奮してる。やっぱり変化していく自分の方がうれしいや。

9.17  父の誕生日、妻の発案で金魚鉢を買った。高価かどうかではなく、その人が欲しているものを贈る大切さを教わった。

9.16  もちろん、という言葉が好きです。不安を持ってたずねた時、「もちろん」という返事はとても頼もしく、幸せな気持ちになります。

9.15  つま恋、拓郎、かぐや姫のチケットが突然まわってきた。31年前、僕は高校生で行くのをあきらめていた。今回も行けるなんて思ってもみなかった。何度書いてもそのたびにつくづく感じる。幸せは人の手を介してやってくるなあ。

9.14  来週の修学旅行でネットでしか知らなかった人と実際に会う。緊張する。ネットの自分は本物の自分かどうか、っていうところにちょっと自信がないせいかな。

9.13  食事のマナーなどには、わけもわからずただ身につけた部分があるけど、きちんと理由を知った上で身につけたほうがいいことも多いような気がする。

9.12  僕の書いた歌を若いミュージシャンが、とっても上手に歌ってくれていた。歌が広がる。これが僕の人生の究極の望みのひとつだった。まじめにやってきたら、夢がかないだした。

9.11  グランドゼロから5年。娘はあのテロのせいで、楽しみにしていた修学旅行のホームステイを棒に振りました。命を落とされた方の悲しみには遠く及びませんが、テロのせいで悲しいことはたくさん起きています。グランドゼロに行って思い出しました。

9.10  藤枝蓮花寺池公園ライブ。声が出なくて途中でステージを降りたくなったけど、わざわざ時間を作って聞きに来てくれたみなさんがいて、本当にうれしかったから、がんばることができました。

9.9  明日のライブでは、若いミュージシャンが僕の書いた歌を歌ってくれる。半年前に渡したのに、中途半端では発表したくないと言って、ずっと練習してくれたみたいだ。幸せに思う。

9.8  

9.6  20年前に買った「紐理論」の本を読み直してみた。最新の物理学がどうなっているかわからないけど、20年前に全然理解できなかったことが、今、少しだけ理解できる自分がうれしいな。

9.5  「その英語、ネイティブには反対に聞こえます」という本を買った。アメリカ人はきちんと使えるんだろうなあ。日本語の乱れが言われているけど、アメリカの英語の乱れってどんな漢字で起こっているのかなあ。

9.4  夏の名残の暑さで教室は勉強できる状態ではない。なのに、子どもたちは必死に授業を受けようとする。大人ではできないことを子供がやっているという姿を目にする時、この仕事の醍醐味がわかる。

9.3  

9.2  

9.1  

8.31  夕暮れの風が気持ちいい。この夏は冷房の風にずいぶんあたって体を壊しそうだ。これから自然に振舞えるよい季節が始まる。

8.30  まるでカレンダーの数字を読むかのように、せみは鳴き声を変え、雲は高さを変える。季節のない国の人は、どんなふうに人生の動きを感じるのだろう。きっと僕たちとは違うのだろうなあ。

8.29  

8.28  

8.27  

8.26  

8.25  

8.24  

8.23  

8.22  

8.21  

8.20  

8.19  

8.18  友人の計らいで、ホテルの玄関に「金婚式を祝う会、○○」と名前を入れてもらったのが、いたく気に入ったようで、両親はその看板の前で写真を撮っていた。ほしがっているものを贈る、これがプレゼントの基本ですね。

8.17  両親の金婚式のお祝いをした。ホテルに勤める友人のおかげで、両親を喜ばせることができた。人とのつながりが、別の人に幸せを運ぶ。

8.16  ウエストが大きすぎてはきたいズボンが買えなかった。自分のせいなのに、くやしい。くやしさって、こうやって自分にだけ向けてれば、戦争は起きない。

8.15  アフリカで先生をしようとしている友人がマラリアにかかったようだ。日本人は普通に生活するだけで、多くのものから守られているのだと思う。

8.14  静岡の人はお茶をぜいたくに飲んでいると思う。他県へのおみやげはお茶もいいかなあ。

8.13  

8.12  「学習すると気持ちがよくなる」のは、日本人の特性のようだ。これを生かして、進化を続ければ、この民族は滅びないだろう。

8.11  

8.10  

8.9   研修会で発表した。いいたいことは山ほどあるのに時間が足りない。時間を得るには、自分がその時間に見合うだけの人間にならなければいけないのだろう。ちょっとがんばろうかなあ。

8.8   プロの作曲家の話を聞いた。作詞家の書いた詞を一言も直さず作曲するという。とてもむずかしいことだから、さすがプロは違う、と思った。でも、プロという以前に感謝の気持ちがあればこそできるものだろう。一流の人は違う。この人の歌のいくつかは好きだ。

8.7   昨日のライブを見た人から、1年前より歌がうまくなっていると言われた。うれしかった。命のある限り、進化したい。生きている証として。

8.6   清水みなと祭りで歌った。主催者の人のやさしさ、手拍子をしながら聞いてくれたみなさんのやさしさに支えられて、気持ちよく声が出た。

8.5   ライブの前は何百回も進行を頭の中でシュミレーションする。頭の中で考えるたびにどこかをよくしてやろうとすると、おかしな緊張はなくなる。変更をやめてうまくできるかなあとばかり考え始めるとがちがちになる。前向きなときは緊張でしっぱいすることはない。

8.4   僕の最大の難点は、自分から気軽に人に声をかけられないこと。1日一人新しい人に声をかければ、世界は広がるだろうなあ。

8.3   初めてのことをするのは勇気がいる。勇気を持って1日1つ新しいことをすれば、人生は楽しくなるなあ。

8.2   高校生のインタビューを受けた。教員という職業について。よい教員になるためには今から何をすればいいかという質問には、「友達を限りなく増やしなさい」と言った。僕も子どもの頃こう言われたが、その時は意味がわからなかった。高校生に通じたかな。

8.1   ビジネスで成功する本、という類の本を読むと、教育に役立つことが多い。幸せになるという目的が共通なら、やるべきことは同じなのだろう。

7.31   

7.30   必要があって老人介護施設に行った。ケアマネージャーという人がていねいに説明してくれた。介護保険の正体を今までまったく知らないことに気づいた。自分の知らない世の中の仕組みがたくさんあるのだろうと思った。

7.29   偶然横浜中華街で食事をしたので、高校野球の決勝戦を見ようとしたら、満員で入れなかった。このスタジアムはプロでも満員にするのが難しいらしい。みんなは何を求めてここに来たのだろう。高校生のプレーには、どこか「本物」があるのだと思う。

7.28   

7.27   久しぶりの新曲、今回は子どもたちが市内の小学生の音楽会で披露してくれた。6年生の彼らの卒業のために書いた。半年後、気に入って歌ってくれたら、うれしい。

7.26   1学期の終わり。子どもに通知表をわたす。テストを渡すのは気が楽だ。その時がんばった点数が生のまま出ているから。その点、通知表というのは4ヶ月のトータルだからつらい。小学生は4ヶ月で大きく成長するのに、それを1枚の紙に押し込めて渡さなければいけないから。

7.25   夜中に大きな音を立てて網戸にぶつかったものを確かめにいったら、雄のカブトムシだった。飼われていたものが逃げ出して繁殖したなら生態系が変わる。こんな小さなところから、地球はほころびていくのかもしれない。

7.24   保護者との面談が始まった。せっかく来てくれたのだから、必ず「おみやげ」を持って帰ってほしいと前夜遅くまで資料をまとめ、子どものこれからの指針を考える。子どもを褒めちぎっていれば親はにこにこして帰ってくれるが、それだけで終わっていいのかといつも思う。たった15分の面談に子どもの未来がかかっている、なんてうぬぼれすぎかなあ。

7.23   学校給食がなくなったら、たくさんの人が困るのかなあ。でも、今の給食のシステムは変えたほうがいい。未来の日本のために。

7.22   テストはその場で採点する。本人の見ている前で採点する。100点を取れた子は目の前で喜んでくれるし、ぺけをもらっても解説しながらぺけをつけると納得してくれる。

7.21   自分のチームを愛することは、相手チームを憎むことではない。

7.20   体は年齢と共に落ちぶれていく。声も悪くなっていく。でも歌は努力すればうまくなっていく。そう信じて生きている。欲張りかもしれないけど、「がんばって現状維持をする」じゃ生きてる気がしない。がんばっているかぎり進化したい。

7.19   

7.18   ホームページの訪問者が減ってきた。体と同じでホームページも新陳代謝をさぼっていると硬直化していく。人間の精神もそうですね。

7.17   子どもは国、地球の宝です。親といえど暴力は許せません。しつけに暴力はいりません。親が本気なら目の力で子どもを導けます。

7.16   

7.15   相手の幸せを考え実現するのが感謝活動だ。

7.14   和菓子の職人さんと、ネットを通じて知り合うことができた。修学旅行で子どもに話を聞かせてくれるというおまけまでついて、僕は本当にラッキーだと思う。

7.13   久しぶりに書いた歌は、子どもたちに卒業式で歌ってほしい歌。詞は、学年から公募してセンスのあるフレーズを考えた3人の子供と練った。以前は、あくまでも「自分のオリジナル」にこだわったけど、「いっしょにやる」というのが幸せなことだと思えるようになった。

7.12   テレビで「ザベストテン」を見た。「宿無し」が第2位だった。大学生の時、「あんたのバラード」に感激して、毎日一人で歌っていた。「宿無し」と「ひきがね」は大学の卒業ライブで、後輩のバンドに演奏してもらって歌った。

7.11   メルマガにお便りをいただき、アメリカやヨーロッパでも読んでいただいていることを知った。僕の主張していることは、日本人以外の人にも通じる理論なのかを知りたい。

7.10   ジダンの頭突き。相手からどんなことをいわれたのかはわからないけど、大事な人を守るための暴力は肯定されるのか、という議論になるんじゃないか、という気がする。まだこの世界の正義について、自分で線引きがはっきりできない。

7.9   予想外に多くの方から、メルマガの「予定帳」についてのお問い合わせをいただいた。僕の本やCDのプレゼントより多い。詞や歌の才能がないのかなあ、とがっかりしたり、教育に関してはなかなかやるのではないかとうぬぼれたり忙しい。でも、これ、子どもたちのお手柄なんだよなあ。

7.8   自分が生まれた頃、登場したものって、あたかもずっと昔からあったような気がしてしまう。雑誌『東京人』8月号には、僕が小さい頃の時代の写真がたくさん載っている。登場したばかりの物もあったんだと気がついた。もっと調べてみようかな。

7.7   ペヤングソース焼きそばは、日本初のカップ焼きそばだそうです。30年ほど前に生まれたので、30代前半の人は、もう生まれた時からあったようなものですね。僕も長く生きてきたなあと思う。

7.6   

7.5   フランスは勝つためのゲーム運びをして勝った。それは正しい選択なのだろう。でも、今日の試合はスペイン大会の準決勝のフランスみたいに、記憶に残ることはないだろう。

7.4   ワールドカップの準決勝、よく奇跡のようなゲームが起こる。今日のイタリア対ドイツも記憶と記録に残るゲーム。みんな人の気が作り上げている。人間ってすごいなあ、おもしろいなあ。

7.3   中田現役引退。ナショナルチームを背負う責任感は、男の仕事をしたっていう感じで、かっこよかったよ。

7.2   きみしぐれが大好きです。これだけで何のことかわかってくれる人は、和菓子通かも。

7.1   ブラジルが消えた。ロナウジーニョは素晴らしかった。3人、4人と相手を引き付け、ノーマークになった見方の選手に美しいパスを出し得点させる。パスをもらって得点した人の幸せの深さが、ロナウジーニョの選手としての大きさになる。

6.30   毎日の授業でどんなことを子どもに伝えるのか。若い頃はいろいろ悩んだけど、簡単なことだった。子どもが将来幸せになる姿をイメージし、それを今日まで逆算していけば、今日、何を伝えればいいか、簡単にわかる。

6.29   

6.28   半年前、たった2時間だけお会いした人にヘルプのメールを出したら、翌日すぐにすごい情報を送ってくれた。幸せは人の手を介してやってくる。

6.27   

6.26   オランダが去った。残念だけど、やっぱり続きを見る。今回の決勝トーナメントはどのゲームもワールドカップの感じがしてすごくいいから。

6.25   ダビンチコードを映画で見た。本を読んでいない人は何だかわからないだろう。ほんの中味のカタログみたいな映画だったから、本の愛好者にはいい映画だった。

6.24  アジアのチームは残らない。実力に応じた枠数でなければワールドカップの権威も落ちる。厳しいけど、アジア枠を減らされて文句をいうのは間違いだと思う。平安時代の蹴鞠をずっとやってたら、日本は強かったかなあ。

6.23  決勝トーナメント。負けたら終わり。敗れた選手が呆然とピッチに座り込む。人前もはばからず大の大人がくやし涙を流す。それをなぐさめる選手もいる。大人が作るこんなに切なくやさしい空間が見られるのは、ワールドカップのトーナメントだけだ。

6.22  妹の誕生日。なんて言って、一度も妹に誕生日のプレゼントなどしたことがない。兄弟二人きりなのに、ちょっと薄情者かなあ。

6.21  ワールドカップ、熱戦が続くが、夜中、夜明けと体がつらくなってきた。今日はテレビで「雨に歌えば」を見て寝ます。早起きできたら、78年の再現、オランダ対アルゼンチン。初めてワールドカップをテレビの生中継で見たカードです。

6.20  シェフチェンコ、ワールドカップ初ゴール。名選手といわれながらワールドカップに出られなかった選手も多い。シェフチェンコさん、よかったね。山本KIDに顔が似てると思うのですが…だめでしょうか、こんなこと言ったら。

6.19  テレビ番組「アメリカ映画音楽100」を見た。歌もダンスも時代を越えて、いいものはいい。すごいなあ。

6.18  中田のシュートはワールドカップだった。川口のPK阻止もワールドカップだった。柳沢のミスはだめだけど、同じようなチャンスを何度も作れないことが敗因(負けてないけど)だと思う。

6.17  僕は人に声をかけるのが苦手だ。でも、そんなことをいっている限り、幸せになれないのだとわかった。幸せは人の手を介してしかやってこないのだとわかってきたから。

6.16  自分にとってよいものを、いつの頃からか、美しいものと表現するようになった。この表現は、ぴたりと相手に伝わることもあるが、伝わらないことも多い。

6.15  今回は番狂わせがほとんどない。強いチームがきちんと勝つ。これは素晴らしいことだと思う。スポーツに番狂わせの面白さを求める人もいるが、僕は強いチームが美しく勝つところが好きだ。

6.14  乗り切るための秘策。ジーコを先発メンバーにする。そしたらセレソンの選手はジーコにタックルなんてできないから、ジーコがたくさんゴールしてくれる。…こんなことしか考えてない僕は真の日本代表のサポーターじゃないですね。

6.13  2002年はやっぱり特別で、生の試合を見られたのは人生で最高くらいにうれしかったけど、今年ドイツで開催されている今年は、ワールドカップが元に戻った、と言う感じ。ヨーロッパに見に行けたら、やっぱりこれが最高だなあ。

6.12  盛り上がっているみなさんには申し訳ないけど、ショックだったのは逆転されたことじゃなくて、ワールドカップの試合と思えなかったこと。中田と俊輔と川口はかろうじてワールドカップだった。

6.11    大好きなオランダチームがワールドカップに帰ってきた。2002年はオランダがいなくてさみしかった。高校の時の校内球技大会、クラスのユニフォームはオランダだった。

6.10  石田純一さんというタレントさんが、スペイン大会から現地に見に行っている人だと知った。にわかサッカーファンだと思っていて、失礼しました。あのスペイン大会をわざわざ見に行った人なんて、すごい。

6.9   始まった。一度でいいから、ヨーロッパでサッカーを見てみたい。できるなら、ワールドカップのオランダの試合を見たい。

6.8    谷川俊太郎さんに僕の詩集を渡した。ありがとうと受け取ってくれた。家に持ち帰ってくれたかは、謎。

6.7    谷川俊太郎さんの講座に行こうと新幹線の待合室で新幹線を待っていた。ふと案内のプリントを見ると明日だった。どうしてこんな間際にプリントを見たのか、不思議でしょうがない。そのおかげで、12000円の損害が640円におさまった。

6.6   古いミュージカル映画が、今、とても素敵に見えてきた。踊りも音楽も、ただただハッピーなストーリーも、今の世界にふさわしい。

6.5    幼稚園に入る前から映画の虜だった。貧乏な育ちの僕にとって、映画の中は夢の別世界だった。見ている間すべてを忘れて、映画の中で生きた。

6.4    ニューヨークに行くのなら、ユーガットメイルに出てくる町並みなんか楽しんでみたい。

6.3    

6.2   海外には2度、合計しても1週間も行っていない。いろいろな国に行きたい。でも、観光名所には興味がない。映画でみた町を歩きたいな。

6.1    万人から好かれることは不可能だとわかっている。でも、自分がメッセージを伝えたい人からは、嫌われたくない。

5.31    ドイツ戦2−2。結果より加地選手が心配になる。田中選手は怪我で離脱。ワールドカップのこの時期、いつも、ほんの小さなことが人生を大きく変える出来事になる。いや、そうじゃない。普通の日でも、ほんの小さなことが人生を変えていくんだ。

5.30   

5.29    ジャズのCDを買う。何度も挑戦したけどいつもボーカルもののポップスに戻ってきてしまう。でも、今度こそは体になじみそうな予感。

5.28    

5.27    高校サッカーで1軍に上がれない者が、他の3年生より早く引退する。引退試合、1軍に残る選手が声をからして、引退選手の応援をする。いいチームだと思う。

5.26    今まで生活の中にあって、それが当然だと思っていたこと、いや、それさえ思わないほど当然のことが、この日を堺になくなってしまう、という日が来ることがある。それに耐える精神力を持ちたい。

5.25     笑っていない時、顔の肉がだらんと下に落ちていることに、鏡を見て気づいた。年齢を重ねるほど、笑顔が重要になるんだと思った。

5.24     ほしいものリストを書いたこと、ありますか。書いてみると自分が今何がいちばんほしいかわかります。それは、そのリストにかかなかった、ただひとつのものです。

5.23     いぶりがっこ、という漬物を先日初めて知った。漬物、あんまり得意じゃないけど、おいしかった。

5.22     担任している学級で「助け合い」という言葉を禁止しました。「助け合い」という言葉に、give&takeという匂いがついてしまったからです。「助け合い」の代わりに使う言葉は「助ける」です。人も自分が助け、自分も自分が助けて幸せにするという意思を持ってほしいと思っています。

5.21     藤枝東サッカー、インターハイ県予選、2回戦敗退。道の途中で自分より強い相手に出会ったことは幸せだ。そこを乗り越えることに集中するだけで、自分の力を伸ばすことができる。

5.20    3大会連続出場で日本でもワールドカップに熱い目が注がれるようになった。でも、何だか日本が出るのがいまだに不思議な感じがする。ワールドカップってよその国の話だとずっと思ってきたから。

5.19     誕生日のメッセージをもらった。「藤色のユニフォームでの試合をもっと見せたかったけど、大学受験に切り替えなければいけないのでさみしいけどがんばります」おまえが藤色のユニフォームを着ただけで、僕は充分幸せを味わったよ。ありがとう

5.18     仕事に出る時に母が誕生日おめでとうと言ってくれた。ありがとうってなかなか照れて、言えない。命をかけて僕を生んでくれたことに感謝しているのにな。

5.17     東京オリンピックからメキシコオリンピックの4年間はとてつもなく長かった。ミュンヘンからアルゼンチンまでの4年間もやっぱり長かった。フランスからドイツの8年間はそのどちらよりも短い。年をとった。

5.16     4年前ワールドカップの試合を見たのが今でも信じられない。僕にとってワールドカップは、やっぱり夜中にテレビにかじりついて眠気と闘いながら見るものなんです。

5.15     ワールドカップ代表決定。カズや俊輔の衝撃はなかった。3大会も連続して出られるなんて、ほんとうに信じられない。しかもジーコが味方だなんて。

5.14   夢のいすは少ない。出会った子どもたちには、人を蹴落とすのではなく、そのいすに座れる力をつけてやりたい。その夢をつかむチャンスが目の前に来る年齢の時に。そのために今自分がうらまれても、関係ない。

5.13   少年サッカーのある指導者が言った。「目の前の試合に勝つためだけの指導はしない。この子達がワールドカップに出られる年齢の時に最高の力が出せるように今指導する」僕も同じ考えだ。

5.12   

5.11   親切にしたことが地球を一周して返ってくるといいなと思う。地球は大きいから一周200年くらいかかってもいいや。僕の子孫がその恩恵にあずかれば。

5.10   クレジットカードの利息より時間外にCDからお金を引き出す手数料の方が高いらしい。かつて味わった現金でお給料をもらって現金で買い物をするうれしさって、本当に働いた感じがしたよ。

5.9   横断歩道に人がいたら車を停めるのは当たり前。当たり前のことをしているのに深々とお辞儀をしてくれる老人は多い。僕も当たり前のことに感謝しなくちゃ。

5.8  

5.7   インターネットの悲しさは匿名性にある。匿名性があるから、何でも発言できると思っている人は悲しい。ネットの匿名性などないに等しいことがわかっていないから。

5.6   子どもたちに言葉をいっぱい教えてあげたいと思う。思考は言葉でできているから。人は思考でできているから。

5.5   サッカーのバースデーゴール。そう簡単にできるものじゃないだろう。それができた時、神様が味方してくれたと感じる。初ゴール、おめでとう。

5.4   僕はスナップ写真を撮るのが苦手だ。いい瞬間を見つけてシャッターを押すと、必ず、次の瞬間が写っている。よいスナップを撮るには、一瞬先を予見する超能力が必要だと感じる。それで、僕はビデオをまわす。今日は一日中ビデオカメラのファインダーをのぞいていた。一度しかない大事な瞬間を記録するために。

5.3    ゴールデンウィーク前日に体調を崩した部下に「ゴールデンウィークのために今までがんばってきたんだから、今日は仕事を休んで明日からの休日に備えなさい」と言った上司がいる。かっこいい。

5.2    遠足。2度の強いとおり雨にやられた。でも、そのおかげで、1年生を守る6年生の姿を見ることができた。おまえたち、ほんとに、いい。

5.1    家庭訪問初日。人と話すのが苦手なので、1年の中でもいちばんどきどきする行事。1000人以上の人に話すのは気持ちいいんだけどなあ。

4.30    道徳の時間に、笑顔を作る練習をしようと思う。小さな器に大きな心は入らない。だから、まず器を大きくしてしまおうと思う。

4.29   静岡グランシップで講演を聴いた。声の低い成分がこもっていて聞きにくい言葉があった。こんなこと、イコライザーで何とかなるのに、一般的にこういう部分への配慮が少ない。音はものの根源に関係することを、みんながもっと意識した方がいいと思う。

4.28   久しぶりの学級懇談会。37人中15人が懇談に残って僕の話を聞いてくれた。がんばって来てくれる人には、僕の知っていることをすべて教えたい。それが親でも子供でも。

4.27  

4.26   

4.25   

4.24    親、教師、少年団のリーダーといった子どもを導く立場にいるものは、子どもを、自分の安心できる環境に変えてしまいがちだ。それは悪いことではない。自分の望んでいる環境が、導かれる子どもたちにとって有益なものかどうかを毎日、毎時間考え続ける必要はある。

4.23    「チチ」というカクテルが好きで、昨日久しぶりにおいしいのを飲んだので二日酔いです。いっしょに飲むメンバーによってもお酒や料理の味も変わりますね。

4.22    1年ぶりに会した人たちと、まるで昨日まで毎日会っていたような親しさで食事ができる。とても幸せなことです。

4.21   

4.20   映画を製作してみたい。総合芸術だと思う。多くの人が協力しないとできないというところも、人生の総合芸術という感じがする。

4.19   子どもは何も知らない。だから、教えてないことができないからといってしかってはいけない。子どもの前で「常識」という言葉を使う大人は、子どもを導けない。

4.18   今年の学級の目標は「大富豪への道を歩く」…人を幸せにできない人は、大富豪になれないから。

4.17   

4.16   東京まで講演を聴きにいった。とても上手なお話で聞きに行った甲斐があった。しかし、それよりも会場に集まった若い人たちの高いテンションに圧倒された。田舎に住んでいるとこのテンションを忘れてしまう。

4.15    小学生の勉強の力を伸ばすいちばんの方法は大人とのおしゃべりです。内容は何でもいいんです。大人の知っている言葉の何十分の一しか子どもは知らないから、聞いているだけで、子供の脳は新しい発見に大喜びするんです。

4.14   書き取りを無理にやらせても漢字は覚えません。計算ドリルをいやいややらされた子は計算が苦手になります。それは大人も子どもも同じです。なのに子どもは健気に続けるから頭がさがります。今年はまだ宿題を出していません。

4.13   楽しいことを選んでしていないと、世の中の悪いことが全部人のせいに思える。そういう時の自分が嫌いです。だから、楽しいことをします。

4.12   今年のクラスはとてもいい。未開発の部分はたくさんあるが、育てたい種をたくさん持っている。プロの料理人は包丁裁きの素晴らしさもさることながら、一流と呼ばれるためには、素材のよしあしをすばやく判断して、素材のよさに磨きをかける力が必要だという。僕も素材のよさを感じられるようになった。

4.11   やはりクラス担任をすると毎日たくさん気づくことがある。今年は「よい子」が充実するかもしれない。お金持ちにはなれそうもないけど、いい仕事です。

4.10   週末にテレビ禁止令を出して、反論の余地をあげると言ったら、テレビなしの生活がどれほどつらいかを僕に言おうと土日の2日間、テレビなしの生活をしてきた男の子がいた。なかなかやります。こういう子には、自分の知っていること、すべてを教えたくなる。

4.9    

4.8   成功のイメージがはっきりした。早くそのイメージどおりになりたい。

4.7   JAでトラクターのモーターショーをやっていた。来場者の目が真剣でよかった。多分趣味で来ている人はいない。

4.6   子は親の鏡です。だから親が変わらなければ子どもも変わりません。でも、だからといって、子どものために自分を変えようとすると失敗します。自分が変わることが楽しければ、自分も変わり、子どもも変わります。

4.5   人は必ず希望のある言葉をどこかに含んで話をします。聞く側がそれを受け取れれば、幸せになれますね。

4.4   

4.3   

4.2   歌や文をたくさん書いてきた。本当のことを、読んでくれる人が幸せになるような言葉で書くのが、自分の仕事だと思い、書き続けてきた。

4.1   1年の始まり、という日がある職業を選んでよかったと思う。季節を感じながらできる仕事でよかったと思う。

3.31   今日から新年度が始まる。今年1年仕事をしていくメンバーが発表された。この人たちとチームを組める幸せを味わいながら、1年間がんばっていこう。

3.30   昨夜、別れていく人と最後までお酒をつきあえなかった。人生に判断ミスがいっぱいある。でも、それを取り返すためにがんばろう。

3.29   送別会。昨日まで当たり前に会っていた人と明日からは会わなくなる。一生あわないおそれもある。生きてるって不思議だなあ。

3.28  手紙を書いていますか。いつも季節の挨拶は書きますか。季節のあいさつは定型ではなく、自分の見つけた季節の様子ですか。

3.27  

3.26 

3.25  

3.24  

3.23   

3.22   

3.21   中学生の頃、風呂を上手にわかせなくて、何度か父にしかられた。おかげで、今、学校のキャンプで、飯盒炊爨やキャンプファイヤーの指導ができる。父に感謝している。

3.20   

3.19   村の組長会(何かすごい名前)で、70歳になる先輩と飲んだ。見た目にとても気を使っていらっしゃった。こんなふうに生きていけたら素敵だと思う。今から少し、見た目にも気を使っていこう。

3.18   

3.17   

3.16   卒業式。担任の顔には1年間の満足感が多少の差はあれ、どの人にもただよっている。教育ってすごく大変な仕事です。でも携わってよかったと思います。

3.15   

3.14   

3.13   何を生きる希望としていますか。失ってはいませんか。そんなことを一度も考えたことのない人が、一番すてきに生きているのかもしれません。

3.12   

3.11   

3.10   中学生の頃、ラジオの素人喉自慢コーナーで歌った時のカセットテープが出てきた。20年位前、スタジオを借りてバンド練習しているのを録音したカセットテープも出てきた。どれも自分一人ではできなかった楽しい生活だと気づいた。

3.9   友達から新曲の依頼を受ける。大事な人へのプレゼントになる。そういう歌を書いてくれと言われるのは、本当に幸せなことだ。人のために役立つためにこれまでがんばれて来れたんだと思うと少し誇らしい。

3.8   小田和正さんの新曲をネットで30秒聞いた。「一(はじめ)」のCM。どうしてこの人は、毎回かっこいい歌を作れるのだろう。インタビューで「いつもぎりぎりのところでやってる」って言ってた。僕もそうしなくちゃ。頼まれた1曲が半年以上たって、まだできない。

3.7   

3.6   歌仲間のひれかつ君の「好きなものを好きでよかった、出会えたものに出会えてよかった」というオリジナルの詞のフレーズに感動した。当たり前なのに気づかないことを言えるのが本当に詩人なんだね。僕もがんばろう。

3.5   青葉公園ライブ。時間を作ってわざわざ来てくださった人たちがいる。こうして、人に歌を聞いてもらえる幸せに、心から感謝できるようになった。みなさん、ありがとう。

3.4   一人で生きていける、と宣言している人は、まず無人島に行きましょう。

3.3   信念を持っていますか。いろいろなことを経験していく中で次第に積み上げられてきた考え方を、ある時「これが信念だ」と言い切ってしまうと、それが信念になるみたいです。

3.2   かっこいいなあ、と思う服がある。でも、それを自分が着たら、自分がかっこよくなるのかどうかは、よくわからない。自分をまだプロデュースできないでいる。

3.1   

2.28  

2.27  ライブを1週間後に控えて、喉の調子が最悪になってきた。喉をつぶしそうで練習もできない。プロの歌手では人生そのものにかかわる大問題になる。僕はアマチュアだけど、気持ちは聞いてくれる人がお金を払いたくなるくらい幸せになるような歌を歌いたいと思う。

2.26  お笑い芸人オリエンタルラジオはかっこいい。センスが練習量で高められているのがわかる。練習しない天才はいないと誰かが言っていた。しんじもしゅんすけも練習の虫だそうだ。

2.25  小梅太夫という芸人さん。ねたもたいしたことないし、決め台詞の「ちくしょ〜」もセンスが悪い。でも、見たくなる。生きるってこういうことだって思う。

2.24  お笑い芸人が自分のねたを披露してくれる番組が好きだ。人生をかけているのがよくわかって、どきどきしてうれしくなる。

2.23  山の緑の中に包まれるより、海の風に吹かれていたほうが好きです。脱サラして海の家を始めた人がいるそうです。冬は大丈夫でしょうか。脱サラって何だろう。そんなことさえ区別しない人生にしたい。

2.22  スーパーで桃のつぼみが売られている。それを買って部屋に置けば、春もやってくる気がする。

2.21  

2.20  

2.19  「給食、嫌いなので半分残していいですか」と聞きに来た子がいたので、「すぐに食べろ」と大声で怒鳴りつけた。その子は必死になってすぐに食べ終わった。誰が日本をこんなに壊してしまったのだろう。

2.18   秋葉原を歩いた。王様がサイン会をやっていた。好きなことを「飯の種」にするのは厳しいことだと思う。少し前までは、「好きなことをやって飯が食えてうらやましい」としか思わなかったけど、今は「好きなことをやって飯を食ってるなんて、すごいやつだ」と思えるようになった。

2.17   

2.16   御茶ノ水女子大付属小の研究授業を見た。コンセプトは僕のやっていることと同じだ。結果に差が出ることを真摯に受け止め、分析し、明日から仕事に生かそう。

2.15   毎年出ている駿府マラソン(10km)とライブの日が重なった。両立できればしたいけど、だめならマラソンは中止。マラソンができることは自分が元気に生きている証だけど、歌は僕が生きているそのものの証だから。

2.14   

2.13   お金持ちの本には、成功した時のイメージを持ちなさいと書いてある。これまで自分にとって何が成功なのかわからなかった。億万長者、ノーベル賞、世界征服…、そんなものじゃないことに今日気づいた。

2.12   子どもがカンニングをしているのを見つけたら叱りますか。叱るならどんな理由で叱りますか。僕は「カンニングは仲間への裏切りだ」ときつく言い聞かせます。だからクラス全員で共謀してカンニングしたら、許すかもしれません。

2.11   

2.10   ペルシャ料理の店でPTAの懇親会をした。マスターの、他国に来て生き抜く力を尊敬します。

2.9    

2.8    

2.7  

2.6  最近、「趣味は?」と聞かれたら「小田和正です」と答えるようにしている。作詞作曲です、なんていっても話は盛り上がりませんが、小田和正ですって言うと、話がつながっていくことが多い。30年、ずっとファンだった人の話を若い人ともできる幸せ。小田さんを好きでいる自分が好きです。

2.5  子どもは基本的に何も知らない。だから、叱る前に教えなければいけない。なぜ叱られているかがわかれば、叱られたときに嫌な思いだけを心に残すことはなくなる。

2.4  

2.3  ていねいな言葉=上品な言葉ではない。「ていねい」と言われる言葉を使って、下品に生きている人がいるし、ぶっきらぼうな言葉を使っても上品が表れる人もいる。

2.2  

2.1  一人で生きていく勇気のない者は、人を愛せない、と言われた。

1.31  アンケートで「何から卒業したいですか」と聞かれた。卒業したいものは、ほんとうは何もない。今までやってきたこと、全部続けたい。みんな大好きなことだから。でも、アンケートにはとりあえず一つ書きました。何を書いたかは、3月5日のライブにおいでください。詳しくはホームページで。

1.30  一人でお風呂で歌って満足するなら歌がうまくなる必要はない。歌がうまくなりたい人は必ず人に聞いてほしい人だ。だったら、最低でもこの技術は身につけなければならない。「歌を贈りたいという気持ち」これが一番大事な技術だ。

1.29  日本という国がどんな人間を育てたいか、がはっきりしないから、教育現場は混乱している。この国はお金がないのに、みんなお金持ちだと思い込んでる。それを理解していれば、日本の未来が求める人間像は自ずからわかってくるのに。

1.28  やってみて気持ちのよいこと、わりと簡単にできてしまうこと。ここに自分の才能がある。そのことが、多くの人の幸せを生み出すことなら、それを仕事にできる。

1.27  

1.26  0から1を生み出すのは難しい。1から10を生み出す方がたやすい。いつでも何か一つ意見、主張、アイデア…を持っている人間でいたい。

1.25  僕より若い者が逝く。才能とやさしさがあり、生きていれば多くの人を幸せにしただろう若い命が逝く。これもほんとうに定命か。

1.24  

1.23  平坦な道を歩いてもよい景色は見られない。時々下り坂も時々なければ、上り坂はつらくなる。いろんなことがあるほど、生きているのは面白い。

1.22  コートを買いにユニーに行ったけど、みんな気に入りませんでした。一度、かっこいい洋服店で買ってみたいなあ。でも、行ったことのないジャンルの店って緊張します。レコード屋さんや書店なら全然平気なんだけど。

1.21  

1.20   よいことがあると次に起こることは、今までと同じことでも相対的に、ひとつ価値が下がる。それをわかったうえで、物事を見つめよう。

1.19   

1.18   

1.17   パソコン講座って役に立つのかなあ。とりあえずパソコンでも、って思ったら失敗しそう。僕は音楽をやりたいのに楽器が弾けなかった。それでパソコンに救われた。同様にやりたいことがあるのにできない人がパソコンを駆使できるようになったら、パソコン講座は価値がありますね。

1.16   定年後に備えていろいろな趣味を持ちましょう。そういううたい文句で、いろいろな講座が開かれる。できるなら、聴講する講座を選ぶだけの人ではなく、自分の講座を持てるように準備したい。

1.15   全日本卓球選手権のテレビ中継。卓球は地味だけどそこにチャンネルを合わせるおじさんもいる。今あるものは、みんな、誰かに支えられている。

1.14   たった5分の歌を歌うために何百時間もかけて練習をする。スポーツもその他のことも、人生はそういうふうにできていて、そうしている人は幸せだと思う。

1.13   13日の金曜日。キリスト教と関係ない人まで騒いでた時期がある。今日は誰からもこのことを聞かない。クリスマスやバレンタインズデーもキリスト教に関係あるけど、こちらはプレゼント絡みだから廃れないんだね。

1.12    成人の日はもうやめたほうがいい。成人は20歳ではなく18歳だ。18歳で脳をはじめとする体の成長が止まる。そこから生きていくためには努力が必要になるのだから、18歳をみんなで励ませばいい。

1.11    一度贅沢をすると、貧乏に精神的に戻れなくなる。

1.10    やさしさは木霊。自分が発すれば、巡り巡って帰ってくる。やさしさは鏡。自分がやさしく動けば目の前の人もやさしく動く。自分から始めればいい。

1.9    

1.8   

1.7    

1.6    

1.5    

1.4    郵便局で面倒な手続きをたくさんした。係の人が嫌な顔一つせずにやってくれた。心が行動を作り、行動が心を伝える。そうやって受け取った幸せは本当の幸せなのだと思う。

1.3    どうしても箱根駅伝を見てしまう。今日は1日風邪でダウンなのに、それでも布団の中から見てしまう。負けて泣く人にももらい泣きするが、初優勝の亜細亜大学の選手が泣いているところで、いちばん、来た。

1.2    藤枝東初蹴り。中山選手をはじめ、そうそうたるメンバーを間近に見る。みんなプロのオーラが出ていた。僕は教職のプロとしてのオーラが出ているだろうか。

1.1    初詣は金谷の日限地蔵尊。祖母は、僕のためにずっとこのお地蔵さんを拝んでくれた。母も同様に拝んでくれる。自分の気づかない誰かに守られて、みんな無事に生きているんだと思う。

2005

12.31   

12.30   年賀状がなかなか進まない。でも面倒だとは思っていない。1年に1度だけご挨拶をする人も、僕の人生にとって大事な人たちだから。

12.29   

12.28   御用納め。有給休暇が今日でしめなので、今日も有給をとってあるけど、学校に出て行ったら、6時15分まで帰れなくなった。終業時刻は4時45分です。鳥や花の世話をする先生は明日からも学校に来ます。そういえば去年の元日は鶏のお墓を作りました。今年は楽をさせてもらいます。

12.27   家の窓を拭いた。窓用洗剤を使ったら便利だった。便利っていいなあ。でも、一つ便利になる毎にひとつ何かを体から失っていく。バランスが大切なのかもしれない。

12.26   おせち料理で好きなものはない。正月もカレーやパスタがいいなあ。酒のうまさもわからず子供のまま人生を終わりそう。でも、世界に羽ばたくためには日本文化を抱きしめなくちゃね。

12.25   世界中の何パーセントがクリスマスの名の下に浮かれるのだろう。宗教を超えて全世界の人が浮かれる日が来てほしいな。何かいいアイデアはないかなあ。

12.24   イブの夜はサンタクロースを見送るまで寝られない。それもあと何年かなあ。今年で終わりかなあ。「家族の時代」ってやつぱりあることを真摯に受け止めないと次にいけないようです。

12.23   静岡青葉公園でライブ。たくさんの人が来てくれた。幸せは一人だけでは絶対に築けない。たくさんの人の手で運ばれるんだ。

12.22   2学期終業式。「今日もおもしろいお話期待してるよ」と何人かの先生方に言われる。1年生と6年生では赤ちゃんと大人くらい違いがあって、両方を納得させる話は難しい。でも、それができるから、お金を稼げるんだよね、プロとして。

12.21    小田さんファイナル。4つのアクシデントで開園に1時間半も遅れた。今までだったらくやしくて泣いていたかも。でも、今日は「ご当地に間に合った。半分も見られる。」という気持ちになれた。みなさんのおかげで、人生が変わった1年になった。

12.20    

12.19    

12.18    

12.17   

12.16   

12.15  若い子たちが人前で英語の歌を歌う。僕は英語でしゃべれないから、まだ歌えないって自分で思う。しゃべれるようになるぞ〜。好きな英語の歌がいっぱいあるんだ。

12.14  忠臣蔵の話を年々聞かなくなっていきます。これもよく考えたら江戸時代の流行物に過ぎないんだよね。200年以上流行ってれば、流行も伝統になるんですね。

12.13  灯油もガソリンも高いなあ。地球の財産を食い散らかしているのだから仕方ないのだけれど、誰か働かずに儲けている人の下へこの高い分がいってるとさみしいなあ。

12.12  人がメジャーになっていく時は必ず多くの人に本質を見落とされる。レイザーラモンの面白さは腰振りや叫び声にあるのではない。メジャーになったものの本質の部分をいかに正確にとらえるかで、その先の展開も変わる。いつも本質を見る目を持つことを忘れずにいたい。

12.11  レイザーラモン住谷が今年の流行語の主役になった。3月に爆天で初めて見た時、しびれた。まだその頃は少しの人しか知らなくて、知っている人を探すととてもうれしかった。もうメジャーになり過ぎてしまってこの人の話をするのもためらわれるが、でもいいものはいい。この人の会話の受けの能力が好きだ。

12.10  今度のライブは完全アコースティックなので、ギターの練習をしている。ギターを初めて持った中学生時代、ギターの練習そっちのけで、歌を作っていた。あの頃もう少し練習しとけばよかったかなあ。後悔なんかしちゃだめだね。必要ならば今からやればいいってことだ。

12.9   2学期の成績をつけ始める。順位を出さない成績表には疑問が残る。順位を出して客観的な位置を教えるか、力を伸ばすための手紙を書くか、どちらかがいいと思う。半端のままでは未来はない。

12.8   自分の飲み物の減り方よりも、まわりの人の飲み物の減り方に気を配ろう。ずっとそうしていけば、ぼけてしまうことはない。

12.7   3年前より歌がうまくなっていると言われた。以前は声がすりへるのを恐れて音楽の授業でなるべく歌わないようにしていた。でも、最近、子供たちといっしょに歌うようにした。そうしたらこうなった。自分のことばかり考えてるとうまくいかないのかもしれない。

12.6   

12.5   出版社の人にお会いした。出版に携わりたくて大学を選んだとおっしゃっていた。僕は18歳の時、将来を考えて大学の学部を選んだわけではない。自分が何者か、18歳の時にはわからなかった。今でもよくわからないけど。

12.4   

12.3   忙しくて新聞を読めない時は、新聞に載ってる雑誌の広告を読みます。世間の人が何に興味を持っているか、くらいはわかります。

12.2   

12.1   ご馳走の馳も走も、走るという意味だ。大事な人のために美味しい食材を求めて走り回り料理を作ってもてなす。それがご馳走。

11.30   強い足と鋭い牙を持っているのが能力の高い獅子だ。人を幸せにする力を持っているのが、能力の高い人間だ。

11.29   

11.28   「赤頭巾ちゃん秘密だよ」を書いて、今年が30周年。この詞が認められたことが30年間、歌を作り続ける原動力になった。今、歌にがんばっている若い子達に、この力をあげられる歌歌いになりたい。

11.27   下手でも、誰も認めてくれなくても、長くつづけていることが重要だと教わった。そうだよね。人生って、何が起こったかではなくて、何をしたかで幸せの量が決まるんだよね。

11.26  

11.25  ナッツ類が大好きだ。医者から控えるように言われているのに、やめられない。わがままなやつです。

11.24  ナショナル石油ファンヒーターの暗いナレーションの声が気になる。暗い声で言わなければ、誰かが責めるのだろうか。どんな声音で話せばいいのか、難しい選択だ。

11.23  ライブの練習をしている。出演時間の何十倍もの時間をかける。昔はもったいないような気がした。今は、練習も含めて、自分の楽しい人生だと思える。

11.22  

11.21  

11.20  職員ソフトバレーボール大会で、頭から血が出た。プレー中ならかっこいいけど、反対側のコートへ行こうとネットをくぐろうとして、どこかに頭をぶつけた。髪が濃かったら、血は出なかったかも。いずれにせよ、かっこわるい。

11.19  

11.18   幸せは誰かにあげればあげるほど、世界中に増えていく。それだけ教えれば、子供たちは未来に自信を持つようになる。

11.17   

11.16   

11.15   

11.14   できるなら、僕にかかわる人すべてを幸せにしたい。

11.13   2mの木に登れば、世界が違って見える。でも、たった2mの木でさえ、自分から求めなければ、登るチャンスは来ない。

11.12 結婚披露宴で新曲を歌わせてもらった。新郎が挨拶の中で、詞の一節を使ってくれた。最高の扱いを受けた。うれしかった。

11.11    やさしさって、人とつながる能力のことかもしれない。人とつながることができなければ、やさしさは、持っていても発揮できない。誰にもわからない。

11.10    

11.9    

11.8    

11.7    

11.6    藤枝東校準決勝敗退。とてもいいチームでした。こういう終わり方もあるのだと、驚き、悲しみました。ここから何を学べというのでしょう。学んだ答えが出る日が一日も早く来るといいな。

11.5    高校サッカー。この敗戦を最後にサッカーの表舞台から降りる選手がたくさんいます。華やかな表舞台を1度でも経験したことを誇りとして、ずっとサッカーを愛してください。自分が心血を注いだものを大好きでいてください。

11.4    「三丁目の夕日」が映画になった。第1話から見ていた僕としては、今話題になることが驚きです。でも、最近、読んでないなあ。ちなみに、オリジナルで読んでるのは「風の大地」「黄昏流星群」「釣りばか日誌」、ビックコミックは「山口六平太」くらいです。

11.3    算数のちょっと難しい問題集の問題を解いて得意げな小学生がいます。かわいそう。これからぶつかる人生の問題の答えは、ひとつじゃないんだよ。僕は、算数の時間も、答えが無限にある問題を出せるように努力しています。

11.2    流れ星に何をお願いしますか。「かね、かね、かね」と3回言うという人がいます。昔は軽蔑したけど、今は、このシンプルさを尊敬してます。

11.1    

10.31   「ごめんね」は、自分を守るための言葉。「ありがとう」は相手への賛辞。語源は言葉の魂として、いつまでもついてまわると思う。「ごめんね」は、「ありがとう」じゃない。

10.30   人を愛する力って、心の中のどのあたりにあるのだろう。みんなが等しく持っていればいいな。

10.29   

10.28   幸せは、人に分けても、減らない。増えることの方が多い。

10.27   

10.26   友達の結婚のお祝いの歌を作ったら、披露宴で歌わせてもらえることになった。自分の好きな人に歌で気持ちを伝えられるチャンスをもらえる。あきらめずにずっとがんばってきてよかった。夢は必ずかなう。夢がかなうまでがんばり続ければいいんだね。

10.25   何となく生きているといろいろなことを見落とす。たとえ遠い将来の夢だとしても、それをはっきりと心に持って生きている人は、日常から多くのものを学び取れる。

10.24   

10.23   まわりの人と自分が同じくらい楽しければ、本当の幸せがやってくる。

10.22   人がまねをしたくなるような話し方や動作を身につける。それだけで、多くの人を幸せにできる。

10.21   ディズニーのキャストに「楽しんできてね」と言われた子は「いわれたとおり楽しんできたよ」とうれしそうだった。会話の最後の言葉をとっても重要だ。会えない時間を支配してしまう。大切に使いたい。

10.20   内科で、グレープフルーツジュースといっしょに飲んではいけない薬をもらった。グレープフルーツジュースも飲めるような改良は進んでいるのだろうか。特にこのジュースが好きではないけれど、飲めないと思うと突然気になる。人間って欲張りだなあ。

10.19   市内小学校陸上大会。運動のできる子が大事にされ、できない子はないがしろにされる。この町のやっていることは、40年前とまったく変わっていません。運動のできない子も人間扱いしてほしいです。

10.18   相手の一言の中に相手の立場や気持ちが隠れている。それを感じ慮れる人間になりたいな。

10.17   温かさと冷静さを併せ持っていれば、人を幸せにするよい仕事ができる。

10.16   

10.15   

10.14   

10.13   

10.12   

10.11   

10.10  

10.9  

10.8  ドリームプラザライブ。最高の声で歌えた。見てくれた人が「幸せそうな顔をして歌っているのが一番よかった」と言ってくれた。自分の幸せが人の幸せにつながる瞬間を味わえるなんて、最高の人生だと思う。

10.7   

10.6   僕が卓球でカットマンをやっている理由は単純で、中学校の部活に入った時、1年生の中で一番背が高く、他の誰もが地味なカットマンなんてやりたくないと言っていたから。当時背が高い方がカットマンにふさわしく、チームには必ず一人カットマンが必要だという迷信があった。というわけで、自分の気持ちの主張もなく、自分の道を決めてしまった。でも、まわりの状況で自分の道を決めたら、今でも卓球をプレイする幸せにたどり着いた。

10.5   階段の一段抜きおりの練習をしている。小さな頃、友達がみんな階段を駆け下りている時に自分だけ手すりにつかまって下っていった。僕の運動神経は0に等しい。練習の理由は秘密だけど、絶対うまくなるまで続ける。

10.4   

10.3   胃カメラ。2度目。麻酔をうってマウスピースを銜えたところまでは覚えている。良性のポリーぷってなんだろう。ポリープってできちゃいけないんじゃないの?死なない程度に健康ってことかなあ。

10.2  6年生を担任した子が、今度成人式を迎える。市役所からメッセージがほしいと原稿用紙を送ってきた。本当に伝えたいことを書くか、常識という包み紙で包んで、誰が見ても可もなく不可もないメッセージを書くか、悩む。

10.1  自分の持っている常識が他の人の常識と違うことがある。どちらが正しいかを話し合うより、人間の心の世界の広さを理解することに時間をかければ、争わずに、みんな幸せになれる。

9.30  

9.29  

9.28  世界の中心は自分だ。自分がいなくなったら、自分が認識している世界そのものがなくなるから。世界の中心からどれだけ広く幸せの波紋を広げられるかが、人生の豊かさにつながる。

9.27  どんなに歌のうまさを追求しても、その歌を聞いて幸せになってくれる人がいなければ、その歌に価値はない。歌い手本人も幸せにはなれない。聞いてくれる人の幸せをいつも祈っている。

9.26  

9.25  自分が不幸だと、自分の周りを幸せにできない。だから、いつも自分が幸せでなければならない。間違いやすいのは、無理をする自分を不幸だと思い込むことだ。愛する人やチームのために、無理をしてがんばっている人は、かっこいい。ただ、体の限界まで無理をしないようにしてほしい。

9.24  体には限界があるが、心には限界がない。誰かのために無理をした時、体は限界にぶつかるが、心はいつまでも限界に達しない。

9.23  チームの中で一人ひとりが限界を見せ合えば、そのチームはよいチームになる。

9.22  修学旅行2日目。バスの運転手さん、添乗員さんは、6月に村の旅行で乗ったバスのスタッフだった。一期一会というくらいだから、2度すれ違った人は、僕の人生にとって重要な人なのだと思っています。

9.21  臨時国会召集日。偶然、修学旅行で国会議事堂にいた。何度も旅行の引率で行ったが、今日ほど、議事堂内の空調がすばらしいと思ったことはない。税金って、こんなところに使われているんだとわかった。

9.20  11月に友人が結婚するのでお祝いの歌を書こうと思う。もちろん、頼まれてなんかいない。無理やり作って無理やりプレゼントする。だって、人が幸せな時に、その歌を作ると、いい歌ができるんだ、なぜか。

9.19  

9.18  

9.17  

9.16  

9.15  

9.14  

9.13  情報量が多い人は、常にまわりの人を幸せにしようとしている人だと思う。

9.12  

9.11  テレビ「恋するハニカミ」で香港の夜景を見た。ブルーが目立つきれいな夜景だ。見てみたい。世界には知らないことがたくさん、まだ、ある。

9.10  夜中にブレイクダンスの練習をしている少年3人。オートバイの暴走は人に感動を送れないけど、この3人が上手になったら、何人もの人がそれを見て幸せになれるかもしれない。がんばれ。

9.9   ラーメンとお好み焼きをセットで売っている食堂がある。聞いただけでおなかが膨れそうなメニューだ。でも、これが役に立っている人もいる。何で誰を幸せにするか、それがはっきりすると、もっと多くの人を幸せにできるかもしれない。

9.8   

9.7    

9.6    

9.5    素敵なプロのカメラマンと出会った。もし、僕が彼の役に立てることがあったら、彼から、すばらしい宝をもらえるような気がする。今日一日、昨夜のことで落ち込んでいたのだが、彼と出会って、すべてがぶっ飛んで、気持ちが明るくなった。幸せって、いつも人間が運んできてくれる。

9.4    村の運動会の慰労会で素敵な人と出会った。33歳の独身の男性。村のために一所懸命がんばってくれている。お年寄りの話を聞くのも上手だ。彼は、僕の幸せの師匠と同じ年齢。僕は15年も余分に生きて、何をしていたのかなあ、って反省したり、若い人たちの言葉が素直に入ってくる自分をほめたりしている。

9.3    

9.2    

9.1    絵本のバザーをするというので、絵本を集めた。自分の持っているさほど大切にしていないものが、人の役に立つかもしれない。そういうものを自分が欲張って持っているかもしれない。

8.31    インターネットにいろいろなことを委ねている僕が言うのも変だけど、一人で黙って、記事を読んでいるだけだと、心の無間地獄にはまってしまいがちだ。ネットで知り合った人と直接話をすれば、気持ちは上向きになる。

8.30    

8.29    自動車学校の路上練習車の後ろについた時、その日の心の健康具合がわかる。だめな時は、「早く行けよ」って心の中で言う。心が健康な時は、「がんばれ」と心の中で言う。今日は健康だった。

8.28    小田和正さんツアー、名古屋。財津和夫さんがゲストに来た。「同じ苦しい時を過ごした人」と紹介された。友達って、そういう時に深くなる。

8.27    東京女子医大の病室から新宿の夜景を見た。見えるのに手の届かないものが、そこにあった。ほしいものをそこまで取りに行く体力をいつも持っていたい。

8.26    

8.25    台風上陸。家が揺れる。夕刊を届けてくれた人が、「少し濡れたかもしれません、すみません」と言った。あなたこそ、そんなに濡れてしまって。夕刊を届けてくれて、本当にありがとう。

8.24    メイク ア ウィッシュの会議を見学した。みんな素敵な顔をしていた。歌でお役に立てれば、こんなにうれしいことはない。自分の好きなことで人に喜ばれるように、世界中のみんながなればいい。

8.23    障子を貼りなおした。半日仕事になった。こうやって、ゆっくり生活を作っていくのが、本当のよい暮らしかもしれないなって思った。

8.22    (老人本人が)人に親切にすることが、一番効果的な老人のボケ防止対策になると思う。

8.21    昨日、テレビで「地球防衛軍」のテーマソングを聴いた。キングギドラを倒しに行く地球防衛軍の音楽だ。日立のイメージCMだと思う。ゴジラのテーマではなく、地球防衛軍のテーマ曲の方が、昔から心が燃えた。僕と同じ曲が好きだなんて、このCMのプロデューサー、いいセンスしてるじゃん、と、あくまでもうぬぼれの強い自分がいて、おかしい。

8.20    スコールのような大雨の後、どこまでも高い入道雲と虹が現れた。あの雲と虹の高さを通って外国に行きたい。香港との時差はたった1時間。

8.19    井川少年自然の家に友達を訪ねていった。自然の家の愛唱歌を作ってほしいとの依頼だ。現場に着くとすぐにメロディが浮かんできた。緑の力はすごい。残念なことに町に降りてくる間に、忘れてしまった。

8.18    ホテルのロビーで老人の話が始まった。町を活性化させたいとしきりに話している。こういう先輩たちがいるのを間近で見ると、心が引き締まる。

8.17    小田和正さんのコンサート、オフコース時代から数えて10回目。横浜は特別な場所になった。10歳年上の小田さんを見て、いつも「10年後には、あんなふうに生きよう」と思うけど、今でもまだ、「10年後に…」って思うだけだ。そろそろ本気で変わらなくちゃ。

8.16    

8.15    

8.14    焼津市の恒例の花火大会。始まったばかりの頃は、近隣では一番お金のかかった花火大会だった。ちょっとそれを誇りに思ったりしたが、よく考えれば、自分は何もしていないのだから、人のふんどしで相撲をとっていることになる。いつのまにかそうなっている自分を知るのはいやだな。

8.13    3年ぶりのクラス会。卒業してからちょうど30年。みんながんばって生きてきたなあ、と友達の顔を見ながらつくづく思った。人生、もうひとつ花が咲きそうな勢いでみんな生きているから、とてもうれしかった。

8.12    午後からつぼみの会キャンプ。顔を出したが、もう手伝えることはあまりない。この会が生き続けてくれてよかったと思う。若いお父さん、お母さん、がんばってくださいね。

8.11    

8.10    

8.9    

8.8    同僚の告別式。熱心な教育姿勢には頭の下がる先輩だった。弔辞にもそれが表れていた。僕が死んだ時、僕の人生を語ってくれる人はいるのだろうか。

8.7    ライオンキング、2度目の挑戦。でも負けた。一番前の席にもかかわらず、前半はほとんど寝てしまった。あくびをするたびに、目の前のパーカッションのおじさんと目が合い、申し訳ない気持ちになった。

8.6    愛知万博。人気のないパビリオンだけ回ったら、世界物産展みたいだった。でも、とても力の入った国もあって、その熱には感動した。ある国の、すごいやる気のなさにも、ある意味、感動したけど。

8.5    

8.4    価値観の違う人と出会い、その人を認められるようになると、自分がどんどん進化するのを感じる。年をとると頑固になりがちだから、こういう出会いは、僕のような年寄りにこそ必要だ。

8.3    

8.2    意外な人が上手にお箸を持っていて見直したり、逆もあったりする。そんな細かいことで人を決め付けるなと怒る人もいるが、細かいことにその人の人となりが出ている場合も多いのではないだろうか。

8.1    

7.31    

7.30    

7.29    夏休みが始まる。例年より10日遅い。空調のない教室では、1年のうち一番学習の能率が上がらない時期に、子供に勉強をさせた。多くの大人が教育を語った結果だ。空調のあるオフィスに住んでいる大人が教育を語ると、だいたいこんな結果に終わり、子供がかわいそう。

7.28    

7.27    小学校の代表が集まる市内の音楽会。どの学校も音楽会用に特別な曲を練習する。だから、今年は絶対教科書の曲でやろうと思ってがんばった。「おぼろ月夜」は、はかせたろうさんの才能のおかげで、かっこよくできた。

7.26   

7.25   自分の魅力を正しく捉えている人は成功する。

7.24   スターウォーズを見た。悲しい映画だった。アナキンは、あんなに若い時から、死ぬまで悲しみだけを抱いてこれから生きていくのだと思ったら、涙が止まらなかった。

7.23   タクシーの順番を若い男の子に譲ろうとして、譲れなかった。そしたら、小型ではなく中型が僕の前に入ってきた。次にどうか小型が来て、その若者が小型に乗れるようにと祈った。男の子を救ったわけではなくて、僕が神様に救われと思った。

7.22   土曜の丑にうなぎを食べようは、江戸時代に平賀源内が考えたキャンペーンのコピー。日本の伝統って、わりあい浅いのがあって、おもしろい。前にも書いたけど、「一生懸命」も、江戸時代のキャッチコピーだと思う。

7.21   忙しくても、忙しくなくても、1日は終わってしまう。忙しい人と、忙しくない人の一生は、どこがどんなふうに違って終わるのだろう。今日は、忙しうございましたか。

7.20   

7.19   

7.18   

7.16   ブログに挑戦したいと思う。どうせやるなら、読んだ人が幸せな気分になるようなブログにしたい。でも、うそは書けないし、しゃれた話もできない。何を書けばいいのかなあ。

7.15   暑い日、冷たい冷房に震えながら、熱いラーメンをすする。異常さに、みんな気づいていると思う。

7.14   どうせいつか死ぬのなら、ただ無駄な肉をためて、いらいらしながら死にたくない。やれるだけやって、へとへとになって、にっこり笑って死にたい。

7.13   「ある」と判断するのは簡単だが、「ない」と判断するのは難しい。「やる」と決断するのは誰にでもできるが、「やらない」と決断するには勇気がいる。その勇気があれば、一流になれる。

7.12   台風の朝、朝刊が少しも濡れずにいえに届けられている。なんてすばらしい人の力でしょうか。こんなふうに、いろいろな人の力で自分の生活が守られていることを忘れないようにしたい。

7.11   

7.10   雨がどんなに強く屋根をたたいてもさほど不安にはならないのに、風が少し強く吹いて叫びを上げると不安になります。僕はトタン屋根の掘っ立て小屋で育ちました。

7.9   

7.8   

7.7   

7.6   

7.5   授業準備は同じでも、教師の私生活が充実していると、授業中の子どもの食いつきやのりは、格段によくなる。先生の気に子どもたちが敏感に反応するためだ。他の業種でも同様のことは起こっているだろうか。

7.4   

7.3   

7.2   経済状態のよい国の公務員は「よくそんな安い給料で働けるなあ」と見下され、経済状態の悪い国の公務員は「倒れるまで働け」と言われる。一つの国で、両方体験した。

7.1   僕の「無事」は、多くの人の心遣いの積み重ねでできあがっている。

6.30  「無事」…いつもどおり順調に進んでいることのありがたさを忘れると、人は身の丈以上の欲望にさいなまれて、つらい人生を送る。

6.29   よいことが起こらないと嘆いてしまうことがある。でもその日は「無事」に終わったのではないか。「無事」な日は、奇跡的によい日なのだと思う。

6.28   全国のおいしいものが食べられるような世の中ですが、実は、そこに行かなければ食べられないものって、たくんさあるんですよね。限りある人生ですが、できるだけそこに行く努力をしたいものです。

6.27   産地に行かなければ食べられないものが減ってきたと聞きます。保存方法と交通の発展がもたらした文明の勝利ですか。でも、そこに行くからこそ価値があるんですよね。

6.26   生じらすって、場所によってはなかなか食べられないもののようですね。静岡は食べられます。知らずに地方の特産品を食べている自分が幸せだということに、人はなかなか気づかないものです。

6.25   

6.24   デフテックがミュージックステーションで、「ファンが会うなり泣きながらありがとうと言ってくれた」と言っていた。そういう曲を僕も書く。残りの人生、がんばれることに全部使おう。

6.23   俊輔がブラジルを相手に大活躍をした。サッカーに、ほんの少しだけ興味を持ち始めた人が、俊輔を生で見たら、みんなサッカーに夢中になります。ねぇ、トルシエさん(しつこい…か)

6.22   日本対ブラジル。こういう試合になると、中田と俊輔のすごさがよくわかる。トラップが他の人と全く違う。トラップは、基礎の基礎の技術だ。ここに差が生まれる。小学校で基礎を教えるために、総合学習の105時間は邪魔になっている。

6.21   「もし…だったら」という選択肢を心に残さなければ、後悔しないきっぱりとした人生が送れる。

6.20   

6.19   立ち止まって景色を見るのもいい。座り込んで、今来た道を振り返るのもいい。でも、また歩き出して。

6.18   たとえ状況は苦しくても、未来を創っている最中の人たちは、みんな楽しそうな顔をしている。

6.17   明日のライブのために、ギターを拭いた。自分の道具を大事にする時間さえ忘れて、僕は生きるのに忙しがっている。

6.16   自分はどのくらい人に好かれ、どのくらい人から嫌われているでしょうか。きっと誰も自分のことは最後までわからないのでしょう。だったら、そんなことで悩むのはやめればいいのに、つい考えてしまうのは、どうしてでしょう。自分に自信があったらこんなこと考えないのかな。

6.15   

6.14   

6.13   

6.12  

6.11   

6.10   僕は就職してからほとんどネクタイをしていない。嫌いだから。ただ、状況によってネクタイをしないと、好きな上司に迷惑をかけてしまう場合があるので、その時はそそんで、ネクタイをする。すべて自分で決めてやっていることを誇りに思う。

6.9   クールビズの掛け声と共に、「おえらがた」のネクタイが次々に消えていく。クールビズのくだらない点はただひとつ。自分の考えと関係なく、追従せざるをえないたくさんの「おえらがた」がいることだ。

6.8   

6.7   

6.6   

6.5   高校の運動部。まじめに3年間続けても、一度も試合に出られない子もいます。かわいそうと思うよりも、その状態で続けていることを尊敬します。

6.4   運動会。小学校で学級担任をしていると、運動会の競技で大人気ないほど喜んだり悲しんだりできます。よい仕事だなあとつくづく思います。2年続けて担任がないので、運動会の日だけは寂しいですよ。

6.3   小田和正さん、エコパでコンサートツアー初日。自分の10年後の理想をいつもこの人に重ね合わせて生きてきた。もう30年も。理想が高すぎると言われるけど、残りの人生の時間は少ないのだから、できるだけ爪先で背伸びをしてみたい。

6.2   自殺者毎年3万人。半数が健康問題。その時にならなくちゃわからないけど、体が痛くても生かされるってつらいのかもしれないと思う。でも自殺するとあの世で公務員をやらされるよ。

6.1   職場で、子どもをもっとよく知ろうという研修会を開いた。問題を抱えているこの紹介をするだけで時間が終わってしまう。本当は、やさしい子、親切な子、がんばっている子をみんなで紹介しあいたいのに。みなさんの職場では、社員やお客様をもっとよく知ろうという会議は行っていますか。

5.31   

5.30   

5.29   テレビ「誰でもピカソ」で、70万円の英語教材を買って損をしたというヒロシに、所さんは「売らずにずっと持っていれば、それは70万円だから損してない」、たけしさんは「全部覚えれば70万円も高くない」と言った。そう考えれば、人生は全部素晴らしい。僕もそうやって生きます。

5.28   

5.27   超満員の国立で小野伸二のプレーを久しぶりに見た。お金を出してでも見たいという選手がプロの選手だ。小野はその一人。(今日のゲームは、ネットでチケットが当たったので無料でしたが、新幹線代やホテル代を使ったので、まあ、よしとしましょう。)

5.26   

5.25   

5.24   

5.23   

5.22   

5.21   藤枝東、インターハイ県予選初戦で敗退。0−0の試合結果はともかく、PK戦で2度も王手をかけながら敗れた。こういう場合、何をつよくすればいいのだろう。PK戦まで行ったら、あとは運だと言われているけれど、そこに強さの秘密はないのだろうか。

5.20   誕生日はこの世界を生き始めた記念日だ。その記念日を祝ってくれる人がいるということは、自分が生きている価値が少しはあるということだ。小さい頃から誕生日を大事にしてくれた父母に感謝している。そして今年祝ってくれた人にも。

5.19   

5.18   

5.17   47歳最後の日。47歳という年齢も馴染むまもなく終わっていく。今死んでも後悔しない毎日を送っているかと、自分に問う。毎日を悔いなく生きよう。こういう覚悟は、立ち止まっていてはできないのだろう。

5.16   今までクラスの子供たちに、「目標を持て」と言ってきた。でも、今、目標って本当に必要なのかと悩んでいる。目標達成は次の目標を産み、飢餓感がいつまでたってもなくならないから。

5.15   友人の葬儀に出た。36歳の若さだった。参列者の顔を見、声を聴いて、彼が多くの人の心に幸せを作り残して、空に帰ったことを知った。僕が今死んでも、こんなに多くの人に幸せを残せない。

5.14   家庭訪問をやっている学校が多い。「うちのこはいじめられていないでしょうか」と聞く親は増えて、「うちの子はいじめていないでしょうか」という親はいなくなったらしい。

5.13   13日の金曜日…というフレーズをテレビラジオで聞かなくなった。こういうものも流行りすたりがあるんだ。

5.12   友達が亡くなった。36歳の前途有望な人で、ほんとにいい奴だった。人間って、この世界に、本当に必要とされているのか、疑問に思う今日のできごと。あんないいやつが死んでしまうのだから、ましてや、僕なんて。

5.11   久しぶりにラジオにメールを出したら読んでくれた。森永拓郎さんは僕と同じ年で精力的、ニッポン放送の垣花正さんは、どんな人とも会話のやりとりのできる有能な人だ。力のある人を見ていると、自分もやる気が出てくる。

5.10   ニッポン放送「朝はモリタク…」で、小学生の親が「うちは給食費を払っているのだから、いただきますというのをやめせてくれ」と言った、という話を聞いた。おごり高ぶる人間の象徴だ。僕たちは、他の命を食べて生きているのを忘れている。

5.9    どこかの偉い人が社説やエッセイの盗作をしたようだ。無断流用かな?よい文章を真似たり、よい歌を自分なりに歌ったりするのはとても良いことだけど、自分で作ったように見せるのは、かっこわるい。みんな、かっこよく生きてほしいなあ。

5.8    地域の行事で土手の草を刈った。僕は1時間半、草を殺しつづけた。生きていくのは殺し合いだ。せめて同じ種「人間」だけは殺し合いをしないようにしよう。

5.7    

5.6    求める結果に固執すると、話し合いはよい結果にたどり着かない。相手に自分の描いた結果を求めなければ、互いにナチュラルになり、話し合いは建設的に進む。

5.5    どんなに信じあっているつもりでも、離れていると疑心暗鬼が始まる。とにかく近くにいて話したほうがいい。

5.4    緑茶、味噌、藤、ビール、…これ、ソフトクリームの味です。どれが生き残るのでしょう。味の良し悪しだけでそれが決まれば簡単ですが、他の商品と同様、いろいろな要素が絡みます。いいもののだけが、純粋に残る世の中って来るでしょうか。

5.3   

5.2   

5.1    テレビを見ますか。見流してはいませんか。何でもない朝の7時のNHKニュースだって、生きていく力になることがあるんですよ。

4.30    

4.29    

4.28    

4.27    

4.26    

4.25   

4.24    

4.23    藤枝東が負けた。個人のレベルは高い。それを生かすチームができれば、また強くなる。由清はもらったチャンスを生かした。持っているものを生かすということが大切だとわかる。僕は何を持っているのだろう。

4.22    組合の会議に出た。役員の人たちは寝る間も惜しんでがんばっている。人間の生活って、誰か知らない人の気力に支えられている部分が大きいのだと思った。

4.21    

4.20   

4.19    NHKラジオ大阪局のトップニュースは、高松塚古墳の壁画に黴が生えたことだった。犯罪のように悪人も出てこない、災害のように犠牲者も出てこない、しかも当事者が一所懸命。こんなニュースばかりならいいな。

4.18    「きよつけ」(気をつけ)、「さいやく」(最悪)…、間違えて覚えている子どもたちが多い。いつか「気よ、つけ」「最厄」に変わっていくのだろうか。「一所懸命」が「一生懸命」だと勘違いされているように。(「一生懸命」って江戸時代のCMコピーのような気がしてなりません。)

4.17    

4.16    不安も慢心もなく進めたらかっこいい。難しいです。

4.15    

4.14    

4.13    

4.12    

4.11    

4.10    

4.9    

4.8    

4.7    物にも人にも「旬」がある。旬を過ぎても輝こうと努力する姿に人の美しさがある。ただし欲張りすぎると醜くなる。

4.6    封を切った瞬間のインスタントコーヒーはとても良い香りがする。インスタントコーヒーを嫌いな人は、封を切ったばかりのものを飲んだことあるのかな。

4.5    欲と予測はまったく違うものだが、とても似ていて紛らわしい。

4.4    

4.3    ビデオやさんに行ってタイトルを見ても、昔その映画を見たかどうかを思い出せないものがたくさんある。脳の細胞は確実に減っているみたいだ。

4.2    

4.1    

3.31    

3.30    

3.29    

3.28    ライブで友達になったGERU君が、コンテストでグランプリを取った。彼は才能のある人で、多くの人に認められるのを見ると僕までうれしくなる。彼とずっと友達でいたいから、僕もいい歌を書きたいと思う。

3.27    小田薬局には、ODA is on your side と書いてあります。かっこいい。この気持ちがなければ、いい作品はできないのだろうと思いました。

3.26    

3.25    

3.24    

3.23    

3.22    

3.21    ライブに来てくれた人たちが、メールや掲示板に、メッセージをたくさんくれる。幸せって、こんなに近くにある。

3.20    静岡けやき通りライブ。ライブを封印していた25年間に出会ったたくさんの人がわざわざ聞きに来てくれた。僕の25年間のがんばりを誉めてもらったような気がした。

3.19    明日のライブの練習を夜の10時から東静岡駅で行った。みんな才能のある若者で、楽しかった。僕も残りの人生、できるだけのことをしたいと思った。

3.18    終業式の生徒指導の話。今日もたった一人、いい話だったと誉めてくれる人がいた。自分も一人の人間なのだから、他の誰か一人を幸せにできたら、人生は100点満点なのかもしれない。

3.17     卒業式。今年は学級担任ではなかったけれど、卒業生には特別の気持ちがあったから、卒業式の呼びかけの台本を書いた。今、僕の一番大事にしている「世界で一番温かな手」「青空は未来に続く」「精一杯の感謝をする」という言葉を使って、全力で書いた。

3.16     

3.15     

3.14     

3.13     

3.12     

3.11     

3.10     

3.9      

3.8      

3.7      勉強を食べ物にたとえると、小学生の勉強はルームサービス。中学・高校はバイキング。それ以後は材料探しから自分でする調理。だから、小学生には予習はいらない。中学生からは予習をしたほうがよい。

3.6      

3.5      

3.4      

3.3      1年に1度しか会わない友人がいる。まだ25年間に5回しか会ったことのない友人もいる。でもみんな大切な人だ。大切さは会う回数には比例しない。

3.2     

3.1      何百と書いた詞の中から、季節の小箱というタイトルを、自分の名前にしました。せっかく日本に生まれたのだから、季節があることに感謝したいと思っています。

2.28      

2.27      25年位前の曲を録音した。25年も前に書いたのに、今初めて、その意味がわかった。自分が書いたのに、不思議だ。

2.26      ETCを初めて使いました。田舎なので他の車がいなくて、他の車を追い抜いてすいすいという体験はできませんでした。でもゲートが上がるまでどきどきしました。

2.25      

2.24    

2.23    

2.22      

2.21      

2.20      

2.19      

2.18      ライブの打ち合わせ。僕より20歳以上若い人たちの力をもらいながら生きていきます。

2.17    

2.16    

2.15    

2.14   

2.13    

2.12    僕の家は隙間風が吹くので、布団を4枚掛けて寝ます。朝起きると、2枚目まで人の体温が移っています。この体温って、地球のためのエネルギーに変えられないのかな。

2.11    

2.10   

2.9     

2.8     

2.7     コロッケが好きです。ステーキよりも好きです。1個70円のコロッケが好きです。世の中の価値観とは違いますが、好きなものは好きです。

2.6     家に着くと、カーナビが「お疲れ様でした」と言ってくれる。それに頼るようになると寂しいですね。

2.5    

2.4     毎朝車のキーをまわすとカーナビが「今日は○○の日です」と言う。毎日記念日なのは楽しいが、大事にしなくてはいけないのは、どの日かわからなくなる。

2.3     鼻先で匂いをかげるくらいの距離では、それが象なのかどうかわからない。そこから離れなければだめだ。SFを読むと人間の真実がわかるのと、同じ理屈だ。

2.2     最近、耳がよくなった。誰かが誰かに言っている「ありがとう」の声が、今までよりもたくさん聞こえるようになった。

2.1     

1.31     正しいことを伝えようとする時、「自分のことは棚にあげて、よくそんなことを言えるな」と反撃されるかもしれないという恐れが生まれる。正しいことを伝えるためには、正しい生き方をしている自信を持っている必要がある。

1.30     藤枝東対浜松湖東。GKが顔を蹴られ、倒れた。呼んでも答えないGKの名前をメンバーみんなが大声で呼びながら、何人もが泣いていた。救急車が呼ばれ運ばれた。幸い、命に別状はなかった。

1.29      

1.28      日本人が脳を鍛えるのは、ライオンが爪と牙を磨くのと同じだ。大人がそれを今教えなければ、日本は滅びる。

1.27      

1.26      もし人類に一つしか言語がなかったら戦争はもっと減っていたかもしれない。いや、悪口がそのまま聞こえるから、増えていたおそれもある。

1.25      忙しくて倒れそうだ。でも好きなことで忙しいから後悔しない。ただ本当に倒れた時、笑ってたら、それを見た人は気持ち悪いよね。

1.24      日本列島が9割以上雪に覆われても僕の生まれた町は雪が降らない。雪害を知らないから雪をきれいだと思う。真の姿を知らずに、美しいと思ったまま人生を閉じるのもいいかもしれない。

1.23      快適を求めて工夫をすることで人間の脳は進化した。自分の作った快適に浸ることで人間の生物的な能力は退化した。

1.22      昨日、新しい車が来た。10年ぶりの車は、とんでもなく進化していた。でも、あまりに「いい子」すぎて、手なずける楽しみはなくなっていた。気に入ってるけど。

1.21      高校サッカー父母会。北海道広島、大阪からも親が参加する。普段息子と暮らせない親が息子の合宿先のビジネスホテルで、息子と一夜を過ごす。親子が離れて暮らすのは、どんな理由があろうと寂しいことだろう。

1.20      詞を作ろうとして、その日にできることはまずない。だからプロはあきらめた。でも、誰かが喜ぶなら、がんばってみたいと思う。

1.19      下品な人間は日本のサッカーに関わらないでほしい。日本のサッカーは、数十年の努力の末、今やっと入り口に立てたところなのだから、日本のサッカーを汚さないでほしい。

1.18      藤枝東のサッカーの試合を毎週見に行くようになって気づいたことがいくつかある。そのひとつに、メンバー内の声かけがとてもいいことがあげられる。途中出場する子のプレーを誉める声がたくさん出る。途中出場の子は、試合にでるわずかなチャンスのためにがんばり続けていることを知っているので、見ている僕らが感動する。

1.17      物が捨てられないで部屋にどんどんたまっていく。でも、僕の生き方を見て「ものに執着しない人だね」と言う人もいる。自分ではどちらかわからない。自分のことは自分ではよくわからないものらしい。

1.16     

1.15      子供たちは、自由が好きだ。自由が好きな子には、責任という言葉を教える義務が大人にはある。

1.14      社長は社員より金持ちだと、みんな知っている。そして大半の人がお金をほしがっている。でも、社長になろうとする人は少ない。「責任」というものがお金に変えられないほど重いのだと知っているのかもしれない。

1.13      生物の頂点にいる種族は、体の進化をサボるので、地球のちょっとした環境変化に適応できずに必ず滅ぶらしい。ヒトはいつまで生き延びられるのか。

1.12      

1.11      

1.10     

1.9      娘の成人式。15年前、本当にここまで生きてくれるとは思えなかった。生きてくれて、ありがとう。

1.8      暮れの風邪はノロウィルスかもしれないと思えてしまいます。生まれてから最大の下痢で、もし自分が90歳なら確実に死んでしたような気がします。体力はいつも鍛えなければと思う年齢になりました。

1.7      欲張りにならなければ不幸にはならない。今日の身の丈にあった望みを持ちながら生きていこう。

1.6      

1.5      冬は日の出前に雨戸をあける。夜から朝へ向けての空の色の変化はとても美しい。こんなに美しい世界を認識できるのは人間だけかもしれない。人間に生まれてよかった。

1.4     

1.3      3回戦。対国見高校。0−0。PK負け。どんなに美しい試合をしても、勝たなければすべてが終わる。それだけがわかった。泣いている選手を目の前にして、僕はただ拍手を送ることができただけだ。声がつまって校歌が歌えなかった。

1.2      偶然、頼んでいた父母会用のバスが出ないことになり、テレビ応援になった。さすがに17時間のバスの疲れが出て、ちょうどよい休日になった。期待通りチームは勝ってくれた。

1.1      新年を都内を走行中のバスの中で迎え、初日の出を御殿場を走行中のバスの窓から見た。いつもと違う大きな飛躍の年になりそうだ。

2004
12.31     高校選手権1回戦。雪の埼玉。初めて全国大会の応援に行った。雪のため帰りのバスは17時間。バスの中で年越し、初日の出となった。滅多にできない経験をするのは、とてもラッキーなことだと、最近思えるようになった。

12.30     年賀状がパソコンのプリンターから次々に出てくる。プリントごっこを使って、乾くまで部屋全体に広げて見ていた頃の方が時間をたくさんかけていた。日本のこの変化は、よいことなのかを考えなければならない。

12.29     年賀状を作り始めた。1年間全く連絡できなかった人への大事な手紙だ。僕の場合、虚礼ではない。それにしては作るのが遅いのだけれど。

12.28    車のディーラーさんは、正月休みもゴールデンウィークもしっかりお店はおやすみ。珍しい業界だと思ったけれど、よく考えればこれで当たり前。日本全体がおかしくなってる。多分日本にお金がないせいだ。

12.27    

12.26    

12.25    娘が久しぶりに帰ってきたが、こちらが風邪でダウンしていたのでほとんど会えず。親子とか家族とかって人生の中の季節かもしれない。

12.24    

12.23    青葉公園ライブ。多くの人が関わって初めて一つのことが成功する。若い子達にもこのことが伝わっていたらいいな。

12.22    

12.21    

12.20    

12.19    

12.18    車が壊れたのに、次の車が決まらない。どうしても乗りたい車がない。1台だけあるのだけれど1000万円以上するので無理です。

12.17    父の古いマニュアルミッションの軽自動車を借りた。運転中は運転のことしか考えられない。昔は自動車ってみんなこうだった。携帯でメールを打ちながら運転するなんてばかなことは、この車では絶対できない。便利って、人間を壊す。

12.16    

12.15    

12.14    

12.13    

12.12    最後のトヨタカップ。ワールドカップ以上に勝ちたい気持ちが溢れているが、負けてはいけないという悲壮感がないので、いい。こんなふうにいつも勝負できるといいなぁ。

12.11    

12.10    子どもの日記の中に「ディズニーランドで、道を尋ねた人にキャストさんが笑顔で答えていたら、道を尋ねた人もだんだん笑顔になっていった」と書いてあった。こういう目がもてるような子どもに育つよう、教育をしていきたい。

12.9     

12.8     

12.7     

12.6     

12.5     

12.4     

12.3     

12.2     

12.1     どの仕事をするかは、キャリアに関係ない。決断の速さと正確さにキャリアの差が表れる。

11.30     

11.29     

11.28     

11.27     春風亭昇太さんの修行時代の話。「観光バスの中でやる営業はきついですよ。受ければいいんだけど、受けなくても逃げ場がないから。」逃げ場のない修行をしたことのない僕は、プロの力量が育っているだろうか。

11.26    

11.25     数十年前、ほとんどの子供たちは親から愛されていた。だから、学校は規律を教えればよかった。でも今は多くの親が愛し方を知らない。だから、学校は規律を教える前に、「誰もが愛されるために生まれてきた」と教えなければならない。ところが、これがまた、自由の意味をゆがめて、日本の教育と未来が壊れていく。

11.24    『隠し剣鬼の爪』の片桐宗蔵のような闘うべき悪は、とりあえず僕の前にはいない。けれど教育の理想を胸に持ちながら、自分が認められないと感じることを、勤め人として自分に嘘をついて認めている自分がいる。だから、僕から見ると片桐宗蔵はスーパーマンであり、そういう意味で、これは、多分、多くの男たちにとって、つらい映画だと思う。

11.23    『隠し剣鬼の爪』を見た。『たそがれ清兵衛』に比べて片桐宗蔵は、僕の手の届かないところにいる。自分の思いに正直になるために、仕事、身分のいっさいを捨てられるスーパーマンだからだ。現実はそれがなかなか難しいから、この映画を観ている男は切ない気持ちになる。

11.22    

11.21    サッカー高校選手権静岡決勝。スタンドの子どもも大人も全員が立って、勝利のイレブンを迎えた。しばらく前、プロ野球の構造改革の中で野球は日本の文化だという議論がなされたけれど、静岡ではサッカーも文化です。

11.20    静岡青葉公園ストリートフェスティバル。若いミュージシャンが活躍している。自分が年をとっていくと考えることそのものが、年をとった証拠かもしれない。まだ、明日を見つづけたい。

11.19    焼津の「おいべっさん」恵比寿講の日。僕が小さい頃は、とっても寒い日だった。今年は、今夜もまだ蚊取り線香を焚いて寝る。もう昔の地球には戻れないね。

11.18   

11.17    

11.16   

11.15    

11.14    

11.13    

11.12    

11.11    映画『血と骨』重いのでカップルで行かないようにしましょう。50代以上の人が見ると、町の様子の変化で経年がわかっておもしろいです。一箇所だけ、じーんとくる場面があります。

11.10    

11.9    

11.8    

11.7    万歩計をいただいたので付けてみた。妻と散歩、買い物をした昨日は5000歩。高校サッカーの応援に行き、卓球を2試合やった今日は、12000歩。意欲的な日の「万歩」は、意外に簡単だった。

11.6    自分が大切だと思うことを丹念に積み重ねていけば、自分のスタイルは自ずからできあがる。若いうちに、自分はこのスタイルでいくと決める必要はない。

11.5   

11.4    修学旅行引率。新幹線に乗り合わせた浜松の小学生が、窓いっぱいにそびえる富士山にくぎ付けだった。静岡県の人みんなが、好きなときに富士山を見られると思っていた勘違いに気づいた。こういう思い込みは他にもあるのではないかと、時々慎重になってみる必要があるかも。

11.3    赤ちゃんにヘッドフォーンをつける携帯電話のコマーシャルを見た。これを見て、やってしまう母親がいたら、また日本の未来は暗くなる。

11.2    5時には暗くなる。こんなに夕暮れが早く訪れる季節なのに、まだ寒くならないから、虫ばかりでなく痴漢もわきあがっている。虫よりも痴漢の方が下等だ。しかも中年の痴漢だというから、殺虫剤では死なないだろう。

11.1    学問は師が教え、道徳は親が教える。祖父母がいない子については、道徳を師が説いてもよい。親と先生がこの原則を充分にわかっていれば、日本は滅びない。

10.31    

10.30    

10.29    ディフェンスは、「受けに回る」だけでは、いつかは崩される。予防するディフェンス、相手の攻撃を崩す仕掛けをするディフェンスをすれば勝てる。

10.28   

10.27    酔っ払ってカラオケで歌っている時の主役は、歌っている人。来てくれたお客さんの前で歌っている時の主役は、聞いてくれている人と歌そのもの。

10.26    塾のCMを見ながら、「普通の高校生ってこんなに苦しい生活をしているのか。僕はこんなに楽しくていいのかな」と息子が言った。しばらくそれについて語り合ったが、高校生活を楽しめない奴は大学生になっても楽しめない、という結論に達した。

10.25    こっちの問題を片付けたら、別の所から次の問題が…。これをもぐらたたき状態というらしい。解決策に、モグラが出てくる前に穴に手を入れて…という方法があるらしいけれど、もっとよい方法がありますよね。

10.24    メルマガに関するお便りをもらえるのがとてもうれしい。このうれしさを知らなかったり、忘れちゃったりしたら、人は生きていけないだろうなぁ。

10.23    金八先生がシリーズごとに新しい問題を提起する。評論家が口をそろえて、今の子どもは昔の子供と違うと言う。でもね、本当は、ずっと同じなんだよ。今の子も昔の子も、みんなお父さんとお母さんが大好き。今と昔が違うのは、子どもではなく、親なんだ。

10.22    教育って簡単。自分の人生を振り返って、うまくいったところはそのとおりに、失敗したところは、失敗しないような方法を教えてやればいい。自分を真剣に好きになれば、誰もが教育者になれる。

10.21    台風一過なのに、すっきりしない天気だ。人生、嵐もあるけど、その後にすっきりとした青空が来ると信じているから、生きていられる。嵐が過ぎても晴れないとなると、ちょっと困る。

10.20    台風の風が、夏の夜風より温かい。この星の微妙な狂いが、ちっぽけな人類を狂わせていなければいいけど。

10.19    

10.18   

10.17    藤枝蓮花寺池公園ライブ。ステージのあまりのひどさに、とうとう妻から、本気でやりなさいという「許可」が下りた。これで、25年間心の中に閉じ込めておいたものを全部出せます。長生きすると、いいことあります。

10.16    岡部町朝比奈大龍勢花火大会を初めて見た。それを誇りに思いながらやっている人の顔を見るのはとてもいい。見ているだけで幸せになれそうだ。

10.15    毒を飲んででも子どもを守る覚悟がなければ、親になるのをあきらめなさい。

10.14    2002年5月の自分の日記に、小野、中村が中盤で試合をコントロールする代表が見たいと書いてあった。ジーコのおかげで実現。今日は対オマーン戦、1対0。2002年6月に見たかったなあ、ね、トルシエさん。

10.13    子どもが酒やタバコを飲んではいけない理由は、体に悪いからではありません。この二つは、がんばって働いた人のご褒美です。働いていない子どもがもらえるような簡単なものではないのです。世の中にある気持ちのよいものって、みんな命を縮めるものですけど。人の命、国の命、星の命…。

10.12    小学校の陸上大会。市内の6年生が一堂に会して、授業を1日つぶして行われる。どうして陸上競技という競技に特化するのかわからない無駄な1日だ。子供の体力向上が目的なら、今「スポーツ」と呼ばれるものをやってもだめだ。専門家はもっと研究してほしい。僕も考えています。

10.11    蜘蛛が巣を作るのを見た。この蜘蛛は、巣を作るための教育を受けていない。でも、巣作りはとてもうまい。教育を受けていないこの蜘蛛は、自分が食べる分以上の殺戮はしない。教育は人にだけ必要らしい。

10.10    村祭り。祝儀をくれた人の名前を掲示するのですが、僕に書かせてくれました。字は下手で、誉められたことは一度もないけど、字を書くのは好きです。下手なのに好きというものもあるんですよ。

10.9     台風で風呂が壊れたので、藤枝エミナースに風呂に入りに行った。息子が生まれてから温泉旅行に行ったのは1度だけだ。今日は他の客がいなくて、二人だけで温泉気分。1時間も話をした。近くにこういう施設があったら、試してみてください。

10.8     

10.7     

10.6     

10.5     昨夜から小田和正さん初のレギュラー番組が始まった。若い頃、もしこの人の声を聴いていなかったら、僕は無謀にも、歌で生計を立てようとしていたかもしれない。圧倒的に素晴らしい歌声を聞いて、僕の声ではプロは無理だと思った。

10.4     折り紙、得意ですか。細かな指先の技術は、子どもの頭をよくし、老人のボケを防ぎます。日本文化の一つみたいですし。詳しくは、メルマガで。

10.3     昨日の藤枝東対星陵高戦。藤枝総合運動場は、観客席が一体となってゲームに集中していました。野球が日本の文化なら、サッカーはこの地域の文化です。みなさんの地域には、どんな文化がありますか。文化って、かっこつけた様式じゃないんですよね。

10.2     イチローは、大変な練習を大変だと思わない、という天才だって、誰かが言ってました。みんな、早く大好きな事が見つかるといいね。

10.1     

9.30     敬老の日に、100歳の人が、現在の自分の肖像画をもらっている。うれしいのかなあ。僕だったら、100歳になっても、10代のころの肖像画が欲しいなあ。もしくは、息子と娘の肖像画がいいな。

9.29     日本の法律がもっとシンプルならいいな。◆◆◆日本国民は、人の幸せのためにがんばる。◆◆◆これだけって、どうでしょう。

9.28     養護学校の先生方といっしょに、講義を聞いた。子どもを愛し、運命と闘っている親子が、本当にたくさんいる。ふつうの家でありながら、自分の不幸だけを嘆き、自分で産んだ子をないがしろにする馬鹿母たちに、この事実を教えてやりたい。

9.27     体が硬くなると、心もがんこになるような気がしませんか。年をとるほど、柔軟体操は大事ですね。

9.26     国見高校の宿舎のスリッパは、いつでも綺麗に整頓されているようです。心と行動、どちらが卵で、どちらが鶏だと思いますか。

9.25     全日本ユース。藤枝東対国見。圧倒的に攻め込みながら、たった1度のチャンスをものにした国見が勝利。勝敗が決まった瞬間、もう言い訳はできない。潔さが次のステップを高くする。

9.24     ずっと前から気になっていた「おかげでした」の「食わず嫌い王」にたびたび出てくるトムヤンクン、パクチー、初体験。テレビって、やっぱり本物を体験することに比べると、情報量が格段に少ない。テレビで見ただけで知ったかぶりをすると、人間そのものが薄っぺらになりそう。

9.23     お彼岸というのは、仏教用語ですから、インドや中国からの輸入品です。舶来物も時間が経てば、その国の文化になってしまいます。

9.22     テレビでは味や匂いがわからない、というのは、誰でも知っているでしょうが、普通のテレビのスピーカーから出てくる音も周波数のカットの関係で、本物とは比べ物にならないくらい情報量の少ない音になっています。これも、ぜひ子どもには教えてやりたい。

9.21     

9.20     殺人事件のニュースを見るといつも思う。殺人者は生きている限り人権を認められる。でも、殺された人は、死んだ瞬間から、殺人者よりも人権は低くなる。日本は、野性のまま、弱肉強食なのだろう。

9.19     静岡サールナートホールという場所で、大きな封切館では見られない映画を上映してくれる。東京でなければ見られないものが見られる。静岡文化のために、和尚さんが作ってくれたそうだ。人に喜ばれる仕事って、いい。

9.18     映画『誰も知らない』を見た。柳楽君の演技については、うまく言えないが、映画そのものがとてもいい。丁寧に作りこんであり、編集のタイミングがとてもいい。テーマは重いけど、映画好きにはこたえられない映画だと思います。ぜひ見てください。

9.17     学生の頃、一時、ママレモンでゴキブリを殺していました。でも数ヶ月でママレモンでは死なないゴキブリが出現しました。人類以外の生物は、まだ、進化しています。

9.16     雨も地震もコントロールできない人類は、地球のちょっとした変化で滅亡します。生物としてここ数千年進化していないからです。水泳選手は水かきができるみたいですけど。

9.15    

9.14     昔、テレビが各家になかった頃は、その番組を見たというだけで仲良くなれたりした。情報が溢れている今はそれは難しい。ただ溢れすぎている今日この頃は、その後起こった、あの番組を見なければ仲間はずれになるという恐怖心もなくなってきている。

9.13     若い歌仲間の動向がとっても気になる。手塚治虫も死ぬまで新人を気にしていたというから、僕も手塚さんのように大成するかも。…なんて、いつでも都合のいい方にばかり考えるから、「お気楽」と妻に言われてしまうのですね。

9.12     

9.11     ダウン。風邪みたいです。でも熱が36.7度しかありません。平熱が35.2度なので、本人だけ大変です。

9.10     電話で、自分の役職名を名乗らない人っていますよね。きっと、自分が威張っているように聞こえることを心配しているのでしょう。でも、電話を受ける方にとっては、困ります。まるで「名前だけで私の地位がわかるようになりなさい」と威張られているみたいですから。

9.9    

9.8    

9.7    

9.6    

9.5     地震が直接失命につながるのは人間だけ。他の生き物は、地震も含めて地球といっしょに生きている。

9.4     ドリームプラザで30分歌った。全く知らない人から「とてもよかった」と声をかけていただいた。お菓子ももらった。この30分のために、わざわざ遠くからやってきてくれた人もいる。やっぱり幸せは、人の手を介してしかやってこない。

9.3     明日歌う新曲の歌詞が、どうしても覚えられない。若い時以上の努力をしなければ、本当の命は保てない。

9.2     小田和正さんがインタビューの中で「今、歌の練習をしていたところだ」と言っていた。僕も一生歌いつづけるぞ、といつも言っていながら、僕は練習を毎日していない。

9.1     教育という仕事場、すぐに成果を数字で表すことができない。それで、不況になると、世間の批判に対して耐性がなくなる。

8.31   

8.30    

8.29     地域の防災訓練に参加した。昨年より、参加人数が減っている。参加した人の多くは、人も助けようという気持ちで溢れている。

8.28     最近、日本人は、人に文句を言うようになったと思う。文句を言う前に自分でやればいいじゃん、と思う。

8.27     

8.26     ゴジラはまわりに気を使わない。

8.25    

8.24     一流スポーツの世界って、トランプの「大富豪大貧民」みたい。

8.23     オリンピック報道で、ギリシャが住みやすい国だと聞いた。住んで見たい気もする。ただし、ギリシャ語でジョークが言えるようになってからですね。

8.22     ディズニーランドの男子トイレに赤ちゃん用のベッドが増えたようだ。男が外で働いてくるだけの消耗品ではないと認められ始めている証拠、なんていい方をする人間が一人くらいいてもいいかな。

8.21     デジレコという無料雑誌を出している会社の社長さんと5分間だけ、話ができた。いろいろなことに意欲的に挑戦する人なので、話も強い声で押しが強いのだろうと想像していたが、やさしく染み入るような声だった。家に閉じこもっていたのでは、わからないことが山のようにある。もっとたくさんの人と知り合いたい。

8.20     オリンピック選手のお父さん、お母さんがマスコミに出ることが、昔より多くなった気がする。日本人が長生きである証拠ですね。

8.19     アニマル浜口をひそかにうらやましいと思っているお父さんは多いだろうなあ。

8.18     「お父さん、やるじゃん」と娘に言われた。なぁんだ、幸せって、こんな所にあるんだ。

8.17     駅のトイレの水洗のスイッチが、タッチレスになってきた。日本人が、ますます雑菌に弱くなっていく。

8.16     前を走っている車が吸殻を落とした。何もできない自分と、それをあきらめる自分の。どちらも、やるせない。

8.15    

8.14     冷房が異常だと思う。今の日本の冷房は、「暑くない」ではなく、「寒い」です。

8.13    

8.12     生花と造花を混ぜて飾ってあるおそばやさんがある。全体が生花に見えるか、造花に見えるかは、どこで決まるのだろう。それを決定付けるものは花の中にあるのか、見ている人の中にあるのか。

8.11     題名をつけるというのは難しい。『世界の中心で、愛を叫ぶ』は、「売れる」ことへの配慮に感動した。『初恋のきた道』という邦題は、その美しさに感動する。

8.10    

8.9     

8.8     映画『初恋のきた道』をテレビで見た。主人公は、40年間、夫を愛していたのではなく、恋していた。親子の間に愛はあるけど、夫婦には愛はないのかも。夫婦の間にあるのは、恋なんだと思った。

8.7     大きなホールで講演を聞いたりする時、講演者の声は、全く違う位置にあるスピーカーから出ていることが多い。でも、聞いている人は、その人のあたかも口から出ている声を聴いていると思い込む。こんなふうに「思い込まされていること」はけっこう多い。

8.6     元気な歌はお腹を満たさない。優しい言葉は喉を潤さない。けれど、こういうものが人類にとって大切だということを、世界の先頭に立って訴えていくのは、「こんなに食べることのできる」日本人の義務だと思う。

8.5     東洋の医学などをこれまで古臭い、胡散臭いと多くの人が感じていたのは、西洋科学のように数字であらわす部分が少なかったからだろう。いつのまにか、日本人は数字をあがめる国民になっている。

8.4    

8.3    

8.2     藤枝東、インターハイ1回戦敗退。数十名の部員の一番片隅にいても、学ぶことはたくさんあるのだと思う。

8.1    

7.31   

7.30     指先で道具を作り出すという人類の爆発的進歩の時代は終わった。今は、心という形のないものを進歩させるべき時代に入った。成熟するまでに、道具の時代と同じくらいの長さがかかるのかもしれない。

7.29     紐の結び方をよく知らない。それで、僕は、いろいろな場面で役に立たない。

7.28     人類より長い歴史を持つゴキブリは、ゴキブリ同士で戦争をすることはなかったのだろうか。

7.27     息子の学校の教育面談。秋までに理系か文系かを決めろという。息子は、まだ将来のイメージも持っていないのに、それは難しい。何しろ、父親が、まだ自分の人生がわからないという人間だから。

7.26     生まれ故郷の商店街は、アーケードがなくなり、小さな頃のイメージとまったく違った町になっている。自分がそこで暮らしているのではないので、文句は言えないが、寂しい。昔の商店街は、偶然にも、映画『ウォーターボーイズ』の中に、永遠に残る。この映画をごらんになった時、このホームページを思い出していただけるとうれしいです。

7.25     生まれ故郷の商店街で歌を歌った。出番の前、もっと落ち着きなさいと妻に言われた。気持ちは落ち着いていても、体はまだまだです。

7.24     センチュリーホテルの短歌賞の賞品のディナー券でバイキングディナーを食べた。気持ちが悪くなるくらい食べた。せっかくおいしいものを食べられるチャンスに出会っても、貧乏性を直さなければ、そのチャンスをつかめないということがわかった。

7.23     あさっての商店街でのライブのために、焼津の歌を作った。市町村合併で、焼津がなくなるかもしれない。市町村合併で、吸収された街に住んでいる人の気持ちを聞きたい。

7.22     親が本気じゃないと、学校の先生がどんなに手を尽くしても、子どもは育たない。

7.21     ボルボには、スウェーデンの国旗がはってあるけど、トヨタ、日産、本田には、外国で日の丸はってるのかな。

7.20     先達は超えるためにある。倒しても良いように思うが、それでは、自分が高みに行かない。

7.19     息子が藤色のユニフォームを着てピッチに立つのを初めて見た。練習用のユニフォームを着た1年生のBチームのゲームだったけれど、見ているだけで幸せになった。

7.18     「わかしだ」という地域の子どもの作文集に載せる座談会のテープ起こしを1日中やった。自分には編集者という仕事は合わないと改めて思う。自分の文を書きたくなってくるから。

7.17     息子の入っている部活が、インターハイに続いて全日本ユースの出場権を獲得した。環境がどんどん息子を変えていく。この環境に飛び込んだ息子を尊敬する。

7.16     保護司のみなさんと会った。地道にこういうボランティアをなさっている人がいることを忘れてはいけない。

7.15     警察署の会議室で冷房に当たりながら2時間の会議に参加したら、体の調子がおかしい。都会の人たちは、ずっとこの環境の中にいるのだろうか。日本人の体は大丈夫だろうか。

7.14     好きなことを放り出さない人は、いつまでも若い。

7.13     KOKIAの新しいアルバムがもうすぐ出ます。アルバムが出るのを待ち望むことって、最近なかったから、自分が若返ったような気がする。最近、待ち望んでいるものってありますか。

7.12     詩を清書しようと思ってノートを見たら、走り書きの自分の字が読めなかった。読めないとなると、その文字がとても重要なことを書いたような気になってきて、あせる。手に入らないものは、そのものがもっている価値以上に価値あるものに見える。

7.11     私のようなサラリーマンにとって、家を建てるのは、人生のすべてを費やすに等しい。建てたほうがいいかどうか、悩む。人生が、家という形で完結していいのか、と。

7.10     小学生は学校へ行きたくないと言う自由があります。親は15歳以下の子を学校に行かせる義務があります。子どもが学校に行かなければ、親の義務不履行です。セックスをして子供を産んだ以上、逃げられないんですよ、この責任から。日本では。

7.9      清き一票は軽い。

7.8      小学生が警官と仲良くなって、「悪いことをすると警察に捕まる」ではなくて、「よいことをすると警察が守ってくれる」になればいいなあ。

7.7     

7.6      自分の体験をよい体験だと感じた人は、よい本やよい人に出会う。

7.5      99%幸せな人生だと思う。残りの1%のために毎日がんばっている。それも幸せだと思う。

7.4      詩の関係で、前から気になっていた人に初めて声をかけた。「増田です」と名乗ったら、「増田浩二さんですか」と言われた。うれしい、びっくりでした。

7.3      生まれて初めてもんじゃ焼きを食べた。妻も初めてだったが、さすがに妻の方がうまく焼けていた。えらい。

7.2      新しいことに億劫になる性格なので、直したいと思う。毎日ひとつ新しいことをすれば、その日に確かに生きていたという証を、想い出の中に作れるから。

7.1      6年生の交通安全の集会を体育館で行った。うだるような暑さの中、大人の話をじっとして聞いている6年生の姿を見て、まだ日本はいける、と思った。1年間で、とても成長している。

6.30      もう1年の半分が終わりましたね、と誰かが言った。1月1日に何があったのか、よく覚えていない。それに学校は4月から始まるので、まだ4分の1。でも、初めての体験が多かったので、中味は詰まっている。

6.29      斎藤一人さんの本を読んだ。どの金持ちも同じことを言う。だんだん理解できるようになってきたので、僕も金持ちになれるかな。

6.28      いろいろな役員などを進んで引き受ける人の子どもは、他人に対してわがままを言わない。子は親の鏡。(人がいない時に、親に甘える子どもは、わがままな子ではありません。念のため)

6.27      困難な状況に陥った時に見せる姿が、その人の本来の姿だと思う。

6.26      住宅展示場めぐりが趣味なので、いろいろな会社の営業さんが電話をしてくる。しかし、よい営業さんにめぐり合わない。よい営業さんの条件。@家作りが好き。A客の都合を読める。

6.25      佐世保の事件から「子どもの心が見えない」などと評論家が言う。子どもには心などない。心を持った者は、その時点から、みんな大人になる。

6.24      僕は殺人者を愛さない。殺された人が健気に生きてきた人ならば、たとえ、殺人者がどんな不幸な生い立ちであっても。

6.23      面倒くさくて着替えずにTシャツのまま寝た。夜中に首が苦しくて、いつものパジャマに着替えた。本当に細かいところに、それなりの工夫がしてあるのがわかる。日本ってすごい国だ。

6.22      グループ討論で大事なのは、どこでその討論を切るかという決断だ。切り終わる場所によって、その討論は、素晴らしい結果を残すことになったり、無駄な討論になったりする。それだけ人間の脳は多様に考え、討論からは多様な考えが出てくる。

6.21      小学生に人類の成果を与えてはいけない。成果を与えるのではなく、成果を出すまでの道のりを体験させると、力が体に染み付く。企業の新人研修も同じでしょうか。

6.20      松坂屋「父の日ライブ」台風なのに、たくさんの人に来ていただいた。一番遠い場所は千葉県から、一番遠い時間は、19年前から来てくれた。ありがとうをどんな形で伝えたらいいかを考えると、それだけで幸せになれる。

6.19      3年ぶりにギターの弦を張り替えた。とても良い響きだと思った。こんなに簡単で、こんなに素敵なことを、目的のない毎日を過ごしていると、いつのまにか忘れてしまう。

6.18      失敗すると恥をかく。これは誰も同じ。@だから失敗しないように徹底的に準備・練習をする。Aだから失敗しないように、二度と挑戦しない。@をとるか、Aをとるかで、人は正反対の人生を歩む。

6.17     

6.16      感想を聞くと、「普通です」と答える子どもが急に増えた時期がある。この世の中に「普通」という尺度は厳密には存在しないのだと教えてきた。

6.15      食器の片付けをするたびに、ある本の「外国にホームステイした時に、食器を洗うのに水を使いすぎだと叱られた」という一節を思い出す。日本の普通は、世界の普通だとは限らない。

6.14      発達障害のある子どもの行動に気象が大きな影響を与える、と聞いた。気象が安定していない日に電磁波が乱れているのは、普通の人でもわかる。心の問題は、「気の持ちよう」だけで解決できる問題ではない。

6.13      若い時は、とかく動きたがる。どういう動き方があるのか、どれを選べは自分もまわりも満足できるのかということを、大人が教えなればならない。大人は大人の使命を忘れてはいけない。

6.12      制服を着ているのに目立つのが、本当にファッション個性のある人。一番かっこ悪いのは、制服は没個性だと言いながら、誰もが着ている流行の服を着ている人。

6.11      教育相談をコーディネートする仕事をしていて、子どもに表れる問題はすべて親のせいであるという結論に達した。ちゃんと大人になってから親になった人や、少し早かったけど子どもが生まれたら自分は大人にならなければいけないと決心した人の子は、まったく問題ない。

6.10      自分がプレーできる唯一のスポーツ卓球が、メジャーなスポーツになってくれれば、うれしい。メジャーなスポーツというのは、プレーヤー本人だけでなく観客さえ興奮させてしまうスポーツだと定義したい。卓球の観客が、サッカーの観客のように興奮しない原因はどこにあるのだろう。

6.9      教員の子が家で勉強する時間が長いとすれば、それは、親が、帰宅してからもずっと机に向かって仕事をしているからだ。他の職業も同じだろう。人を育てる環境は、その大半が「人」で構成されている。

6.8      行動の中にだけ潜在意識は生まれる。じっと目を閉じて座っていては、潜在意識に語りかけることはできても、潜在意識を納得させることはできない。

6.7      四半世紀前は、家庭や社会に教育力があったから、それに支えられて50とか45人学級も成立した。今は無理だ。

6.6      インターハイ県決勝。サッカーをあきらめ引退した3年生とともに、センターサークルで円陣を組み、優勝を喜び合っていた。息子にも、最後までサッカーが好きでいてほしい。このチームでがんばったことを、一生の誇りにして欲しい。

6.5      教師は、毎日子どもの前に立つ度に「あんたは一人の人間としてちゃんとした人生を歩んでいるのか」と問われる。また、「この話を一人の人間として自信を持って子どもに継げことができるのか」と自分に問う。真剣にやっているプロなら、他の業界でも同じだと思うけど。

6.4      3年前と同じ松坂屋のライブに出ることにした。3年前は誰にも言わずに出たが、歩いている人を立ち止まらせるのは難しかった。家族や友達を10人くらいお客として連れてきたバンドは、その10人の後ろに20人くらいの自然の客が集まった。もちろん、実力もあるけど、最初の10人がいたから、他の人が安心して立ち止まれたと思う。お時間があったら、応援お願いします。

6.3      占いが当たるほど良いことも起きないし、悪いことも起きない。占いなんて当たらないという人もいれば、自分の感受性が弱いだけだと思う人もいる。

6.2      殺人事件を報道して、同等の量の裁判を報道しないのは、犯罪を増加させるだけだ。事件ではなく、裁判の結果だけを報道すれば、犯罪は減る。

6.1      殺人で殺された人の賠償金は1億円。人の命は何よりも大事か。ならば、なぜ、宝くじの1等より安い。それも、犯人が牢の中だからもらえない。

5.31      偶然にも息子と二人きりで月曜休みになったので、二人で映画に行くつもりでしたが、息子が昼間で起きないので、行くのをあきらめました。毎日部活で8時過ぎに帰宅し、その後夜半まで毎日勉強する息子に頭が下がります。焼津四川飯店のランチを二人で食べました。僕たちにとっては、すごいご馳走です。

5.30      あこがれの藤色のユニフォームを着て、息子が練習試合に出してもらいました。名門校ではありますが、公立高校の部活として、実力のない子にも目をかけ、サッカーが好きになるように導いてくれているのがとてもよくわかります。

5.29      運動会。終わりの言葉の中に「今日のお家のみなさんは、とてもマナーがよかった」という言葉がありました。小学校が親に教える時代が来たと、僕も思います。

5.28      家族との想い出を思い出しながら見ると、車窓の景色は丸く優しい。とげとげと生き抜いていく必要がないと思えるからだろう。

5.27      アクセルを踏み込み200km/hで突っ走ったら気持ちいいだろうな、と思う。でも、それは自分の努力や実力ではないことに気づくと、情けないなあと思う。

5.26      残された人生。おいしい物を食べていろいろなところへ行きたいという人は多い。僕は、優しい人と美しい言葉にたくさん出会えれば、それでいい。

5.25      北海道で鹿と衝突したオートバイの人が死亡した。調査の結果、「その付近は鹿の横断が多いのに、それを示す標識の数が少ないことがわかった」と発表された。…これでいいのかな。

5.24      帰国した5人の子供たちの言動はとても気になる。日本の真の姿を見抜く目を持ってやってきた、日本の救世主かもしれない。

5.23      日本の教育は、人に迷惑をかけることなく健気に生きている多くの子どもを救うために、お金をかけるべきだ。それを怠っている。

5.22      とうとう、二家族の子どもたちが帰ってきた。まずは、日本の素晴らしさに驚くだろう。ただ、その後、『サンクチュアリ』の二人のように、今の日本に絶望しないことを祈っている。

5.21      金曜日の妻はとても疲れている。仕事も忙しいが、それ以上に内臓の異常が関係しているらしい。すごい気力で体を支え生きているので、尊敬する。

5.20      北朝鮮に残された子供たちは、6歳から寄宿舎生活をしていると聞いた。思想的には別として、人間としては、これでもちゃんと育つ。6歳までの親の愛情の大切さが、こういう意外なところから、わかる。

5.19      人間の汚いところを見なくてすむのなら、どんなにいいだろう。

5.18      もう誕生日に劇的なことは起こらない。娘と息子におめでとうといってもらえる小さな幸せはある。

5.17      水のはられた田んぼにパチンコ屋のネオンが映ってきれいだ。この程度の共存が適当かな。人間が自然の中で生きていくのには。

5.16      私たちプロフェッショナルには、アフター5はない。

5.15      黄色信号で交差点に突っ込むドライバーは、赤信号で待つ時間を損だと感じている。ということは、運転している今を幸せとは感じていない。これでは、本田健さんのいう「幸せな金持ち」には、絶対なれない。

5.14      年々、子どもの名前が凝られていく。凝った名前は他の人より目立つので、よいことではあるが、名前が目立つ分だけ名前負けしないように、親は、子育てに手抜きはできない。名前負けしている子どもは、とっても恥ずかしいから。

5.13      妻は高校時代、県で優勝するのが当然の部活にいた。息子は今、全国で戦うのが当然のクラブにいる。僕にはまだその経験がない。

5.12      「鶏口となるも牛後となるなかれ」という故事がある。いずれは鶏口となるにしても、一度牛を知らなければならないだろう。

5.11      「なりたい自分」をイメージする時に、「当然のこと」としてイメージするために、その環境に身を置くことは重要だ。まわりが、グリーン車に乗るのが当然だと思っている人ばかりなら、自分がグリーン車に乗ることを当然だと思うまでに時間はかからないだろう。

5.10      「誰でもお金持ちになれる本」を読むとどれにも「なりたい自分をイメージしなさい」と書いてある。思い浮かべるのは簡単だが、「当然のこと」のようにイメージするのは難しい。

5.9       スパゲティを注文した。コーヒーとサラダがセット価格で得だと言われた。セットを頼むのはやめた。割安でも、いらないものはいらない。

5.8       近年、子どもを虐待する親が増えてきたのは、ここ10〜30年の教育のせいだ。忍耐のトレーニングが悪いことのような風潮に、教育者が力なく押し流されたから。

5.7       台所の洗い物。水にしばらくつけておけば、ほとんどの食べ物は、皿や鍋から剥がれていく。水って、激しい液体ですよ。酸素も実は危険です。気づかず使っているのは、すごい。

5.6       「気をつけ」を「気よつけ」だと思っている小学生は多い。言葉の意味を知らずに使って恥をかくことは、大人になった今でもある。

5.5       息子が16歳になった。15歳と16歳とではずいぶん違うような気がする。16歳は大人の数字だ。

5.4       辞任で責任が取れるはずはない。すべてが解決するまでその任務を全うしなさい。

5.3       アルバイトだが、娘の働く姿を初めて見た。夢に見た職場で生き生きと仕事をしていた。本当に好きな仕事をしてこそ、「生きて」いけるのだと、娘の姿から教わった。何歳になっても新しく知ることはたくさんある。

5.2       娘の働く姿を撮りたいと思い、10年ぶりにムービーを買った。娘の夢をビデオに撮りたかったから。動機がしっかりとしていれば、値段は関係なくなる。

5.1       連休初日。息子は早々と部活の遠征に行ってしまった。4日間帰ってこない。妻と二人の生活に戻った。自分の作った詩集のストーリーどおりになっていく。気持ちは詩集のようにはいかない。

4.30       娘と息子が幼かった頃、仕事のために十分に一緒にいられなかったことが、妻が子離れを寂しがる原因の一つになっている。妻を専業主婦にできなかった自分の甲斐性のなさが悔やまれる。

4.29       妻が今の状況(子どもが家を離れ手がかからなくなっていくこと)を、毎日毎日さびしいと言いつづける。僕もそう思っているが、言っているだけではどうしようもない、とは妻は思わないらしい。

4.28       本を書店に置いてもらう契約があと1ヶ月で切れる。増刷するにはあと50万円くらい用意しなければならない。僕の詩集に価値のない理由はなんだろう。消えていくものなら、一度読まれて「つまらない」と言われてから消えたい。

4.27       毎日、銀座「ふたご屋」の桝井さんの日記をホームページで読んでいる。読むたびに、自分がしっかりと生きているかを自問する。

4.26       つつましやかに、人に迷惑をかけないことを一番大切にして生きている人には、絶対損をさせてはならない。

4.25       イルカさんの番組でリクエスト葉書を読んでもらった。学生の頃の思い出を書いた。自分の想い出も、人の声で読んでもらうと、蘇り方が違って楽しい。思い出は共有する人が多ければ多いほど、いろいろな色になってきらめくのだろう。

4.24       女子サッカー、北朝鮮に勝利。一人一人の技術は明らかに下なのに、チームの力で勝つ。一人一人がチームを勝たせようと最後まで集中する。こういうゲームを見せてらうと、サッカーを好きになってよかったと、心から思う。

4.23       板東英二さんがラジオで、「世間でほされて家に帰った時、妻は唯一の見方になってくれる」と言っていた。板東さんは共稼ぎの経験がないのだろう。

4.22       年齢が進めば進むほど時間の密度は薄くなる。だから、今できることを後回しにすると、今やるよりも何倍も時間がかかる。

4.21        トラウマという言葉は、虎と馬とは全く関係ない。元からある言葉の音(おん)と同じ新語が市民権を得るのはなかなか難しいと思うが、それでもこのトラウマが市民権を得たのは、その意味が、今の日本にとってとても重要な鍵になっているからかもしれない。

4.20        中学校の時、部活は卓球部だったが、バスケット部を新設するため、卓球部は僕の学年で終わってしまった。初めての部活で後輩を迎えることができなかったのは、とてもショックで、ちょっとトラウマ。

4.19        ニュース項目の順番が、テレビ・ラジオ各局、新聞各紙で違う日は、ちょっと平和を感じる。

4.18        蛹が成虫になる時って、けっこう苦しいだろうなあ。人間が生まれてくるときも苦しいらしい。自分を変えようという時も苦しいよね。でも、夢を手に入れるためにがんばるぞ。

4.17        図書館の書架に置かれている自分の本を初めて見た。書店で初めて見た時とは、また違った感動がある。1日100円ずつ20年間貯めつづけると、この感動が味わえます。やってみませんか。

4.16        ネットの検索結果の同姓同名の人とは多分一生会うことがない確率の方が大きい。人間ってほんとにたくさんいるんですね。名前の検索してみますか。ちょっと気持ち悪いですけど。

4.15        自分の名前をネットで検索すると驚くほど同姓同名の人がいることがわかる。名前自体のアイデンティティなんてたいしたことはないということだ。アイデンティティを名前に頼っているうちはだめだな。

4.14        毎日ヘアをピシッと決めている人は自分の顔に自信を持っている。ピシッと決めるためには、毎日鏡野中の自分の顔に対峙しなければならないから。そういう勇気が僕にはない。

4.13        「ゆずりん」という名のシンガーソングライターが教育現場で引っ張りだこだという。この人の作る歌と僕の作る歌は違う。こ
の人が世間で認められているということは僕が「違う」のだろう。でも、これからも、僕はこの人の作る歌のような歌は作らない。

4.12        桜を心から愛でることができる人は、自分の寿命の終わりを感じていない。死ぬ寸前まで桜を愛でて生きていければいいな。

4.11        「冬のソナタ」を初めて見た。主人公2人のアップが交互に出てきて、あたかも自分が主人公になったように感じる演出がうまい。番組が終わったすぐ後に、鏡を見る人は少ないかもしれない。

4.10        親孝行をしない者が、世界平和を訴えると、みんなに迷惑をかける。

4.9        人を幸せにしたいと考えて活動している3人が捕虜になった。愛と平和を貫けと彼らに教えた先生は、後悔しているだろうか。人類がまだ成熟していないことをしっかりと教えなかったことを。

4.8        ねぎと鰹節をしょうゆで混ぜたものに名前があることを初めて知った。僕は小さな頃から、これさえあれば、ご飯は何杯でも食べられる。貧乏だったから。

4.7        息子の高校の入学式。門出を祝うという晴れやかな気持ちと、少しの寂しさで、心は複雑になる。

4.6        「先生の音楽と体育の授業を今年も受けたい」と言われた。喜んだら、「その他の授業は何の工夫もなくてつまらないもんね」と言われた。確かに、自分(教師)が楽しんでいる授業は、次から次へとアイデアが出てくる。お金持ちになる方法の一つに、「好きなことを仕事にする」っていうのがありますが、ほんとにそうですね。

4.5        今年は、担任がなくて級外。小学校では、級外の先生の方が少なくてめずらしい。小学校では担任を持たずに教育に突っ込んでいくのは、とても難しい。

4.4        この2日、のんびりした。若い時は、のんびりすることは罪悪のように感じていた。先輩の教員はみんな本当に忙しそうだったから。今も、忙しさは変わらない。(変わらないどころか、それ以上、ですね)

4.3        他人との差や優劣を、自分の自信の糧にしている奴は、環境が少し変わっただけでつぶれる。

4.2        小さな頃、映画に行く日の朝は、喜びで心が満たされて目覚めた。心の中には恐れも不安も何もなかった。死ぬまでそうして生き続けられるよう、人はがんばるべきなのだと思い始めた。

4.1        エイプリルフールにどんな嘘をつこうか、一所懸命考えた子供時代がある。そういうことがどうでもよくなったことが、人生を楽しんでいない証拠かもしれない。

3.31       メイクを気にしないセールスレディから化粧品を買う人はいない。自分の子を大切にしない教員や、教員に自分の子を大切にさせない学校は、父母から信頼されるはずがない。

3.30       人に幸せにできる立場にありながら、力を尽くすことができなかった。すごく反省している。力の無さ、ではなく、力を尽くせなかったことを。

3.29       0からは何も生まれない。1からなら、100でも200でも生まれる。

3.28       夕方息子とボールを蹴った。中学生最後だと思う。すごく満たされた夕暮れが、いつも自分のところにあった。子育てが終わったわけではないけれど、幸せってなんだろうって、この1年、ずっと考えつづけている。

3.27       大学の時の先生の退官パーティーに行った。結婚記念日と重なっていたので、家族みんなで出かけた。おかげで、自分の出た大学を娘と息子に見せることができた。ちょっと尊敬されたかも。

3.26       ビデオで『壬生義士伝』を見た。こういうのを見ると、自分の人生を俯瞰で見てしまっている自分に気づく。これじゃ、若さがなくなるってわかっているのに。

3.25       ティッシュペーパーを平気で使う自分を見て、「本当にいいの?」という自分がいる。日本は、もう、おかしい。

3.24       市内のホテルに0泊2食という企画で行った。仕事で疲れきった時には、よい企画だ。心が生き返る。でも、食べて風呂に入る繰り返しでは、半日でも体が悪くなる。

3.23       春休みは、給食指導がないので、普通の人間として食事ができる。街には「平日だけのお得なランチ」が山のようにあって、暇そうな中年女性たちが、デザートまでたっぷり時間をかけて「喋り食い」をしている。時間を買いたい。

3.22        休日も残業手当もなく、ずっと仕事をする。プロなんだから当たり前だと言われれば、それも仕方がない。サラリーマンだけと始業時刻も終業時刻も、(書類の上ではあっても)仕事の中には存在しない。

3.21        幸せは「人」が運んでくる。一人では幸せになれない。僕も誰かの幸せを運んでいると思いながら生きていきたい。

3.20        大きな学校は、学年主任を中心に学年の受け持ちが一つのチームとして仕事をする。今年のチームは、本当に良いチームだった。このチームの中で仕事をしたから、僕もよい子を育てたいと思いながら仕事ができたと思う。

3.19        1年前に出会った時、こんなおぞい(方言です)クラスは見たことがない、と思っていたチームが、24年間でもトップクラスのよいチームとして、今日終わる。1年で、こんなに変身できるなんて、11歳が羨ましい。

3.18        卒業式。今年受け持っている学年のピアノを弾く子トップ3は、全員男。運動も勉強もできるやつらなので、かっこいい。

3.17        卒業式場の準備。この1年、働き方を覚えた子と、ただ子どもとして生きてきた子の差が大きく出た。鍛えられるときに鍛えておけば、「芸が身を助ける」。

3.16        子どもとドッジボールをやるのは、もう10年以上ぶりだ。いつのまにか、ソフトビーチバレーボールでドッジボールをするのが普通になっているようだ。日本人の体は、子どもまでへな猪口になっている。

3.15        高橋さんがアテネに行けなくなったことで、土佐さんが悪役になることだけは、マスコミのみなさん、全力で避けてください。

3.14        息子と書店に行った。チャート式なんて見て、なつかしい。自分が記憶している子供時代に息子が入ってきた。これからは、今までの子育てと別の面白さが展開するのかもしれない。

3.13        ゲストは、そこにいる間だけ楽しい。スタッフは、準備から本番、そして語り継ぐその後の時間、すべてが楽しい。

3.12        小学生が家で台所の片付けを親と一緒にしているかは重要だ。残飯の処理を普段したことがないと、学校で、進んで活動することができない。

3.11         誰一人として幸せにすることのない馬鹿げた言動に「言論の自由」という冠詞をつけるな。言論の自由を得るために命をかけた人たちに失礼だ。

3.10        娘の病気のおかげで、砂糖と油にまみれた食べ物が世の中に溢れていることを実感した。50年前の100倍以上も砂糖と油を日本人はとっているそうだ。その他の物の中にも同じように気づかずにどっぷりつかっているものがあるのかもしれない。

3.9        ラジカセの音が出なくなってしまい、どこをどういじってもだめ。と思っていたら、昔のテレビ見たいにたたいたら直った。悪さをする子も、昔のガキ大将と本質的なところでは変わっていないと思う。ただ、躾と暴力の区別のつかない馬鹿がいて困る。

3.8        息子のサッカースクールを車の中で待つ間、助手席や後部座席に座って本を読むことがある。使い慣れた物も、少し見方を変えると違う物に見えて面白い。使い慣れた物も使い切っていないことに気づく。

3.7        今年も10kmのマラソン大会でゴールできた。20年近く続けていると、こんなことでも生きていく自信になる。

3.6        父親というのは「好き」と言われる対象ではない。せいぜい言われて「ありがとう」か。それも人生が終わる時に。

3.5        6年生を送る会というのは、小学生特に5年生にとっては、大変大きな行事だ。昔は土曜日の午後などにお弁当を持ってきてみんなで準備をした。こう言うのは、人生のどこかによい影響をもたらす。小学生は学校午前中の6日制がよい。

3.4        更生できるかどうかの境目は、第2次性徴が見られるかどうかで決めた方がいい。それ以後の故意の凶悪犯罪は心も直らない。

3.3        時々、空ってきれいだなあって思う。でも、そう思っていない時間は、自分が何を見ているのか、不安になる。

3.2        人に話すのは大好きだが、人と話すのは苦手だ。目を合わせるのが難しい。じっと目を見つめていると、その人に吸い込まれそうになる。「気」が弱いので。

3.1        最近、出会った人の手に目が行くようになった。手を見ていると、顔には表れない人生が見えるような気もする。

2.29        人は、自分の背負った責任の大きさの分だけ、大きく育つ。子どもにそれを教えない大人が多い。

2.28        小説『半落ち』を読んだ。最後の場面はショッピングセンターの駐車場の車の中で読んでいたので、泣いている私を不信な目で見ていく人がいた。男は中年になると涙もろくなると、誰かが言ってた。

2.27        学校で、子どもには、人を助けることの大切さを毎日教える。テレビや新聞は、大人が、人に助けられたいという欲望を剥き出しにしている姿を毎日映し出す。

2.26        自分の仕事がチーム全体を良い方向に向けているかどうかを絶えず考えて働く人ばかりが集まれば、そのチームは躍進する。

2.25        人間は一瞬だけ幸せを感じることができる生き物だから、ずっと幸せでいようとすると逆に不幸になる。

2.24        銀座から築地は意外に近くて、銀座からほんの少し歩くだけで、雰囲気がどんどん変わっていくのが楽しい。魚の匂いと家並みが、僕の育った焼津に似ている。焼津から銀座が遠いというのが違う。この違いは大きいですね。

2.23        日曜日の朝の銀座は、工事の人と清掃人、そして烏の街。この時間、夢は一休みしている。

2.22        生まれて初めて銀座を歩いた。朝、いつものように6時に目が醒めてしまったので、食事までの2時間ほど、目覚め始めようとする街を一人で散歩した。小さな間口の専門店が創業何十年、というのが銀座らしくて、すごい。

2.21        初めて歌舞伎座に入った。歌舞伎の脚本を卒業論文に選んでからもう25年。涙を流しながら見ていたのは、僕だけだったかもしれない。

2.20        5年生は米の勉強をする。今日は取れたもち米でもち作り。「田んぼの先生」のおかげで、ここまで来ることができた。でも、子供たちは本当の米作りの大変さを知らない。だから、総合学習の意味を問う。

2.19        ロスタイムの1点。勝利って、いつもこのくらい、ぎりぎりでもぎ取れるものだ。勝てるか勝てないかの、ほんのわずかな違いが何に拠るのかを見つけて、子どもたちに教えたい。

2.18        サッカーの大きな試合がある時は、「帰りの会」で子どもにテレビ観戦を勧める。今日の「見方」は、誰かがボールを持った時、周りに動き出す味方選手がいるかどうか。オマーンの攻撃の時は、よくわかりました。

2.17        百万年前の人たちは、1ヵ月後、1年後の予定などなく、今日起こった出来事と、明日起きるだろう出来事だけを考えていたとしたら、飢えさえなければ、それが一番幸せかもしれない。

2.16        小学生の親は自分の子の紙を茶色に染める暇があったら、子どもの髪をなでてあげなさい。

2.15        家族4人で御茶ノ水を歩いた。娘が産まれてから、うちの家族旅行はほとんどこの道を歩くことだった。娘と息子を抱いて、背負って、手を引いて歩いた光景がいくつもいくつも蘇ってくる。新しくできたサッカーミュージアムよりもなんでもない駅前の道が宝物。

2.14        娘のいる埼玉に行き、久しぶりで家族4人で食事をした。死ぬまでに、あと何回こんな機会が訪れるだろう。カウントダウンは寂しさを倍増させるから、しないように心掛けよう。

2.13        息子のサッカー練習が再開された。送迎の楽しみももう終わりだと寂しく思っていたのに、息子のがんばりのおかげで、まだ少し「親を楽しめる」。

2.12        小学生がバレンタインデーだと騒ぐ。自分で稼ぎもしないのに最悪だ。聖バレンタインは、いくつもの愛を救い、そのために死んでいった。せめて、「自分の人生の一部であるチョコレート」をあげなければいけない、と子どもには教えるべきだ。

2.11        息子の合格のお礼に、金谷のお地蔵様と小夜の中山の夜泣き石に行った。「祈り」はいわゆる「他力本願」ではない。「祈り」は「感謝」だ。

2.10        息子の高校受験生活が終わった。3年間の勉強時間のトータルは僕の当時の時間を超えていると思う。父としてではなく男として尊敬できる3年間だった。

2.9         東京のサービス業の物腰が最近余裕のあるやわらかさになってきたと感じる人はいませんか。ある一部で経済が順調に復興している表れですね。

2.8         東京の食べ物は安くて旨い。ただし、駅や有名な街の表通りなど、他の地方とつながる地点では高くて不味いものばかりを売っている。結局田舎に住んでいてはおいしいものは安く食べられない。(特産品を除く)

2.7         東京の人は半端な田舎の人間よりよほど足腰が強い。半端な田舎では自動車に乗らなくては用を足せないことが多いのに、東京の人は地下鉄の長い階段を駆け上がって用を足すからだ。

2.6         国道1号線を走る僕を車やオートバイが追い抜いていく。人間の動けるスピードや距離は、今僕が体感しているもので、普通の人たちは身の丈以上のスピードと距離を手に入れている。気づいているのか。

2.5         息子の高校受験月間が始まった。何もしてやれないが、心の中で応援している。

2.4         僕はグルメニッポンにはふさわしくない。体調によっておいしいものが変わるので、みんなと同じ感覚でものを食べてないみたいだから。

2.3         名産品って食べ物がとても多いので困る。味の良さってあんまりわからないから。卓球でいい試合をしたり、走りぬいた後の冷たい水が好物なんです。

2.2         イルカさんには、焼津が魚の町であるということで、友達の親父さんが開発した佃煮を持っていってもらった。でも、正直言うと、僕は肉と魚が苦手で、失礼かなとも思う。でも、みんながおいしいって言うから、いいですよね。

2.1         イルカさんのコンサート。自分は歌を創る人でありたいといつも思いながら、毎日の暮らしの中で、創っていない自分に改めて気づかされた。イルカさんの手は温かでした。

1.31         「戦場のピアニスト」を見た。映画としては駄作だと思う。でもロマンポランスキーの情念は、永遠にこの映像の中に生きつづけるのだと深く感じた。

1.30         某電気店で炊飯器を買おうとしたら、「どこのメーカーも同じようなものですが、○○○(メーカー名)だけは止した方がいいと思います。最近、修理依頼が多いので」と店員さんから言われた。営業する人としては反則だろうけど、客としては、この店で買おうという気にさせられる。(2月1日に買いました)

1.29          日本人って走りながら考えている。種をまいてその場所で芽が出るのを待つ余裕がない。地下資源はないし、食べ物も作らないから。

1.28          「やったー」と叫ぶ幸せ、「よしっよしっよしっ」とガッツポーズする幸せ、「えへっ」とてれる幸せ、くすっと微笑む幸せ、今のあなたはどの幸せの中にいますか。

1.27          人間以外はみんな自然に生きて食物連鎖の中にいる。人間はそれをしないのだから、せめて幸福連鎖でも創りましょう。

1.26          いろいろな珍しいことをしてくれる「派手な」先生は、子どもにも、保護者にも好かれるし、そのインパクトによって子どもは多くのことを覚えていられる。でも、本当に子どもに力をつけるのは、毎日毎日繰り返すことの大切さを地道に教えてくれる「地味な」先生だということに、多くの人は気づかない。

1.25          1480円のタクシーに、5500円を出した。最初に4000円のおつりを運転手さんが出してきたら、これでいいですよ、とかっこよく言おうと思った。もし20円の法から手渡されたら、困ることになると思ったけど、先に4000円渡されたので、予定通りのことを言えた。

1.24          幸せの瞬間は、と聞かれ、自分の振る舞いが誰かを幸せにしたのがわかった時、というのが、最近わかってきたので、自分は幸せだと思う。

1.23          病気や怪我は自分が治す。医者はその手伝いをするだけ。それがわかっている人は、より早く治る。心も。

1.22          傷口は広げると痛い。でも、自分でその傷口をしっかり認識できる人は、強くなる。特に、18歳までにそれをすることは重要だ。

1.21          服についた染みが素敵な模様に見える人、素敵な模様が染みに見える人、僕はどっちかなあ。

1.20          3歳の頃は「知る」と「できる」は同じことだった。でも、乳歯が生え揃った頃には、「知る」と「できる」の間には、期間とか努力が必要になる。10歳になっても精神が3歳のままの子は、いくら優秀な頭脳を持って生まれても、そこで終わる。

1.19          息子や娘が人からほめられるとうれしいように、クラスの子が他の先生からほめられると心からうれしい。今日は「こんなに自分の手を汚して掃除を一所懸命する子は最近観たことがない」とクラスの女の子が誉められた。「部下」もそうですか。教員は部下を持たないのでわかりません。

1.18          大河ドラマ「新撰組」の2回目を待ち遠しい気持ちで見た。若い人がどんどん変わっていくストーリーが大好きだ。三谷幸喜の脚本の力も大きいのかもしれない。

1.17          久しぶりに詞を書いた。友達に頼まれたから、書けた。役に立てると言う喜びの大きさが、この歳になってやっとわかってきた。

1.16          家庭独自のルールはありますか。家族はそれをしっかり守っていますか。

1.15          「やってみなさい」という言葉を「やりなさい」と聞き間違える時は、精神が弱っています。気をつけましょう。

1.14          卒業式に在校生が歌ってくれた歌がどんな歌だったか、覚えていますか。今、在校生にどんな歌を歌ってもらうか思案中です。卒業生に残らなくても、在校生は卒業生の幸せのために祈りを込めて歌います。

1.13          理論やアイデアは、右側の脳で映像のように理解することが大切です。でも、それだけではだめです。左の脳で言葉に変換して人に伝えられなければ宝の持ち腐れになります。

1.12          Noと言える大切さと、Noと言わない大切さを教えると、人は18歳になった時に、素晴らしい人生の扉の前に立っていることに気づきます。

1.11          お腹がいっぱいの時は、どんなにおいしいものもおいしく感じません。心の中の不満を先に吐き出させてやれば、その後に聞こえてくる大人の諭しは子供の心に染み込みます。

1.10          体をコントロールできる裁量だけ、人は心をコントロールできます。小学生のうちに、上り棒や雲梯ができることはとても重要です。

1.9           ジョギングの途中でカーディーラーに。「運転席に座ってみたいけど、今汗を書いているので…。」というとA店は、「大丈夫ですよ、座ってみてください」、B店は「他のお客様のこともありますので、ぜひもう一度御寄りください」どちらのお店がよい店だと思いますか。

1.8           カローラって一番売れている車なのに、町で見てもわからない。日本人らしさの代表選手かも。

1.7           僕が等身大の幸せだけを望んで生きてきたら、きっとみんなの役に立つ技術の一つや二つ持っていただろう。でも、等身大より大きい夢を持ってしまったので、いまだに何も身に付かない。でもね、夢は見ていくんだよ。

1.6           『猟奇的な彼女』を見た。こういうかわいらしい恋愛映画が普通に作られて、みんなが見る社会ならいいなあ。

1.5           冷えた体に温かな手で触ってもらうだけでも、愛の存在を感じることができる。

1.4           1月1日に目覚めて初めて聴く曲を大事にしている。今年はKOKIAの「そら」。初めの歌詞は、「あの雲より先に明日を見に行こう」地上を走る僕が、雲より先に明日を見るのはとても大変なことだけど、でもがんばりたいと思う。

1.3           曙を気にしながら、紅白歌合戦をちらちら見ていた。見間違いかもしれないけど、倉木麻衣さんの爪が長くなかったのが印象的。

1.2           毎年、家族で書初めをする。宿題のないものは、自分の好きな言葉を書く。今年の僕は「全世界配布」。ハリーポッターを読んだ大人の数より、多くの大人に読んでほしい。言葉にできなかった思いの代わりに、僕の言葉を使ってもらえたら、うれしい。

1.1           新しい年を迎える瞬間を大事にしたい、という気持ちをいつまでも持っている人は歳をとらない。

2003

12.31          異種格闘技はつまらない。ルールの中で精進してきた者は、そのルールの中でこそ最大の力を発揮できるから。本気で異種格闘技をするのなら、ルールは取り払わなくては本当の実力はわからない。負けたら死んじゃうけど。

12.30          図書館の中を一周すると、人間の脳の中を一周するようで面白い。どうしてこんなことを考えるのだろうと不思議に思うようなタイトルがいくつも並んでいる。

12.29          目の前のことに丁寧に対処していくと、自然とチャレンジャーの人生を送れる。

12.28          何でもない言葉が胸に刺さるように残るときがある。今日は本からの受け売りです。「亀だって進む時は顔を出す。勇気があるというのは恐れを感じないことではなく、自分の中に生まれる恐れと戦える力を持つことだ」何故、今日この言葉が胸に残ったのか。僕の人生にとってとても大事な言葉なのかもしれない。天からのプレゼントは突然やってくる。

12.27          息子の通っているエスパルスのスクールの練習は、あいさつと後片付けに厳しい。この二つの指導を怠ると、人間は崩れる。

12.26          部屋の整理をして、肘掛け椅子を一つ分解した。中は木、布、ウレタンなどが複雑に組み合わさっていて、獣の解体をしている気分になった。子供の時は、分解したり組み立てたりするのって面白くていろいろやった。それが原動力になって動けたのかもしれない。お父さんたち、「分解・組み立て」してますか。

12.25          春に出した詩集『季節の小箱 〜第1集 家族の時代〜』(静岡新聞社)はクリスマスの歌がいくつかあって、今が売り時だと、今日気づいた。もっと手を尽くせばよかった。残念。来年またがんばろうっと。(気は長い方です)

12.24          女優Kさんから、クリスマスカードが届いた。「あなたが4月に生まれたら」は、Kさんの出産のことを想像して書いたものです。歌は、誰かの喜びのために書くと、ほんとにいいのが書ける。

12.23          一足早いクリスマス。帰省した娘がケーキを作ってくれた。栄養士になるための勉強、楽しいそうで、よかった。小学生になってからここ12年、楽しみで教科書を読む娘を初めて見た。好きなことは、誰も思った以上の時間を費やして、する。

12.22          新しい(といってももう2年くらい前に買ったものだが)プリンターで初めて年賀状を刷った。5年前から使っているプリンターに比べると、絵の綺麗さは雲泥の差。お金持ちは、こういうのをどんどん買い換えて使うのかなあ。そうすると幸せになれるのかなあ。

12.21          メールマガジンを始めたいと思う。僕が提供できる情報は、小学生の親がどのように子どもに接すれば、子どもの力が伸びて、子どもの人生が幸せになるか、ということくらいだけど、読んでくれる人はいるかなあ。

12.20          掛川市の遠鉄ストアというマーケットに、子供用のカートが置いてある。子どもが乗るのではなく、子どもが一人で押せるカートだ。子どもは楽をしたがってはいない。これを考えた人はこのことに気づいたのだ。とてもよいアイデアだと思う。

12.19          忘年会の始まる直前に、送って来た奥さんが車を溝に脱輪し、みんなで助けに行ったのだが、その時、一人、溝に落ちてびしょぬれになってしまった。その人は、「大丈夫、大丈夫」と言って、家に着替えに帰り、忘年会が始まって30分以上してから会場入りし、にこにこお酒を飲んでいた。こういう人になれたらいいな。

12.18          毎学期、通知表を渡す時に、子どもにどんな言葉をかけるか考える。明日は、僕が考えた言葉のかわりに、少し前、子どもたちが書いた「友達のよいところ」というプリントを読むつもり。僕の生徒指導の基本は、春風亭柳昇さんの「里帰り」という話だ。

12.17          夜間補導で2件のパチンコ店に入った。1軒は大きくてお客は満員。もう1軒は閑古鳥が鳴くという状態だった。僕はパチンコをしないので、なぜこういう違いが出るのかわからないけど、前者の従業員の顔は生き生きとしていて、後者の従業員の顔は表情がなかったのはよくわかった。好循環と悪循環が働いている。

12.16          中学生が殺人に興味を持ち妹を殺そうとしたらしい。この中学生は、鶏を絞めて食べたことがないからこうなったのだと思う。多分日本中のほとんどの中学生は経験していない。見たこともなければそのことを知らない子もいるかもしれない。僕もした経験はないが、見てはいるから、人を殺したいとは思わない。

12.15          トヨタカップもよかったが、市船対マリノスは、本当によかった。限界以上の力を出している姿は美しい。うれしさとくやしさが入り混じった顔に感動した。

12.14          NHKプロジェクトXの主人公たちの子供時代には、テレビが溢れていなかった。今の小学生の親が子供の頃は、すでにテレビが環境としてあった。てれびそのものは素晴らしい発明だが、テレビが「環境」になってしまったことで、日本は終わっていくのかもしれない。

12.13          矢野さんは子供を育てることを終わり、さらに残りの人生をこんなに素敵な仕事をしながら生きている。自分もまだ、もう少しがんばっていいんだという勇気をもらった。

12.12          矢野顕子さんのコンサートに行った。焼津でこの人が演奏するなんて信じられないのだけれど、残念なことに満員ではなかった。本当にうまい。久々にショーではなく音楽会というコンサートを見ました。

12.11          素敵な大人になれるように子供の未熟な部分を育てるという教育は、すてきな大人でいっぱいの社会なら遣り甲斐のあるいい仕事だ。でも、素敵な大人が見当たらない社会では、ものすごく過酷でつらい仕事になる。

12.10          1日の終わりに、今日がんばったことを聞いてくれる人がいると、次の日もがんばれる。子どもはもちろん、大人だって・・・。

12.9           昨日、「罰」と書こうとして「ばつ」と打ったら「×」と変換された。罰を受けるのは悪い人だからなのか、それとも人間が人間に罰を与えるのが悪い事だからなのか。

12.8           前に書いてたらすみません。罰金って、どうして○○円以下なのだろう。○○円以上の方が、「罰っぽい」のに。

12.7           僕には歌を作りたい、広めたい、残したいという夢があって、もし、娘が病気にならなければ、その夢と家族との生活の間で、どちらも充実させずに生きてきたかもしれない。娘が病気と闘ってくれたおかげで、僕は子供を育てるという幸せを感じることができたのだろう。

12.6           あまりないことだが、喫茶店に一人で入った。テーブルのどちら側の席に座るか、少し迷う。どちらに座るかで、全く景色が違うから。目の前の席に、1つのサンドイッチをたのんで仲よく食べる母子がいて、その優しい風景を見られたから、今日の選択は正解。

12.5           健康というのは、体のどこも気にならないという状態だ。気にならずに忘れているということがいかに重要でありがたいことかをいつも忘れている。『そこにいる』

12.4           今年もまた、学級懇談会で、「子供だけのテレビ及びテレビゲーム禁止」を訴えた。これを完遂すれば、子供は見違えるように頭がよくなるけれど、多分ほとんどの家はやらない。

12.3           異性への恋は、100%は性欲と重ならない。わずかにぶれた部分は、ナルシシズムが支配している。出会い系で身を滅ぼすばかな大人は、それをわかっていない。

12.2           ホームシアターつきの家を建てるお金と、好きなときに映画館にいけるお金があるとしたら、どちらを選びますか。僕は、後者を選びます。

12.1           学校公開日の振替休日で、月曜日の昼間町に出た。映画を見て、気になっていたインド料理のレストランに行った。映画館は、20代と思える女性が多かった。お店の仕事で、こんな日が休日なのでしょう。20人ほどいた観客の中、カップルは一組だけ。ほとんどが一人きりでした。自分の知らない世界がこんなところにもあります。

11.30          冬の富士山は何度見ても本当に綺麗です。今日は雨上がりで、空気が濡れているようで、いつもの冬の藤とは違う味わいでした。この日記に何度も書きましたが、日本中の人に見せてあげとうございます。(これが本当の丁寧語の使い方ですよね)

11.29          子供が3時前に下校した後、会議も何もない、という珍しい日だった。日頃後回しにしていた事務仕事に取り組んだが、山のようにあって片付けきれない。毎日がこんな日だったら、授業の準備も勤務時間にできて、授業が充実すると思う。教育改革で一番必要だったのは、授業の準備時間だということを、政治家も役人も識者も、知らない。

11.28          子供たちに挨拶の指導をすることはどこの学校でもやっている。大きな声で多くの人に、は、どこの学校でも指導する。挨拶の後に何か一言(どうしてもできなければ笑顔)という「あいさつ+1」とうるさく言うのは、僕だけかもしれない。

11.27           今年は、教室の子供たちに、上品な立ち居振舞いを身につけさせたいと思っている。日本の教室では、多分忘れられている。

11.26          よい楽曲は、まずサウンドを聞いて楽しむ、次にメロディを覚えてくちづさんで楽しむ、最後に詞を感じて楽しむ、と3回も味わうことができます。KOKIAの『Remember me』というアルバム、久々に手放しでお勧めです。

11.25          家に立派なシアタールームがあるより、平日の昼間、自由に映画館に行く方が幸せな感じがする。

11.24          未来の幸運をただ待っているだけの時は、自分が動いていないから、幸運には出会えない。未来の幸運を忘れて、目の前のことに一所懸命になっている時は、自分の方から幸運に近寄っている。

11.23          学校でどんなに熱心に正義を教えても、ほとんどの正義は生きていくうちに野性に負けてしまう。でも僕は正義を教えつづけていく。

11.22          睡眠によって昨日と明日が完全に遮断されてしまう時と、たっぷり眠っても昨日と明日が繋がっている時がある。一流の人はどちらだろう。

11.21          久しぶりに便箋に自筆の手紙を書いた。こんな大変なこと20年前は平気でやっていたと思うと、機械の進歩とともに自分の退化に、本当に驚いてしまう。

11.20          子供はいつだって、大人の常識を打ち破ろうとするパワーがなければいけない。子供が常識を知らないことと、子供が常識にのっとった行動を取らないことを混同している学者もいる。この人は、教育とは何かをわかっていない。

11.19          最近の子供の世界は常識が崩壊している、と識者が言っていた。当たり前と大人の誰もが思うことが子供に通じない、と言う。誰も教えていないのだから、子供がわからなくて、「当たり前」。

11.18          インフルエンザの予防接種を3人で受けに行った。病院によっては予約もままならないほど込んでいるかと思えば、予約なしですぐに打てたりする所もある。値段もどうやら微妙に違うらしい。もっと世の中の仕組みがすっきりしていれば、もっとたくさんの人がやる気を持って働くような気がする。

11.17          妻の学校が土曜日に授業を行ったので、今日は妻が休み。朝もゆったりと迎えられ、僕は「仕事、がんばるぞ」という気持ちで家を出た。妻を無理に働かせている僕は誰も(自分も)幸せにしていない。

11.16          つぼみの会の総会。僕の次に会長を引き受けてくれた人が3年間の会長の仕事を終え、次にバトンタッチをした。若いお父さん、お母さん方もこの会がどんな仕組みでできているか(多くの人の善意で成り立っている)を理解し、あとを継いでくれる。うれしいことだ。

11.15          普通の人は、自然の風景で好きな季節を選ぶのでしょう。自然のことをよく知らない僕は、季節感のない男だとよく言われます。僕のように季節を知らない子供が増えていると言われています。

11.14          デパートなどに「年内は休みません」というビラが貼られると、いよいよ年末という気がして楽しくなります。どんな季節が好きですかと訊かれて、年末と答える人はいないかもしれません。

11.13          ラジオで言葉の力キャンペーンというのをやっている。それで思い出したのが、「君は堅気の世界で生きるのだから、もうここへ来てはいけないよ」という言葉だ。25年も前、泥酔状態で聞いた言葉が今も胸に残っている。

11.12          雲間から海に向かって朝の光がカーテンのように差し込んでいる。これを美しいと感じられるのが、この地球上で人間だけだとしたら、人間に生まれてきただけで自分は幸せだと思う。

11.11          20年以上教員をやってきて、日本一の仕事をしたという自身は全然ないけど、僕が教員をすることで、この国の正義が腐っていくのを少し遅らせただろうという自負はある。

11.10          愛が雨のようでは困る。変化しすぎる。

11.9          妻が生活科で使う落ち葉が必要だというので、二人で拾いに行った。公園を出る時、老人から「掃除をしてくれてありがとう」と言われた。自分の喜びが他の人の喜びに自然に連鎖する社会構造なら、みんな良い人になろうとするだろう。

11.8          何人の人がその人に惚れるか(ねずみ講のように惚れてる人に惚れてればそれでいいんだけど)という選挙なら、みんな投票に行きますよ。たまたま、そこの組織に属しているからという理由で誰に投票するかを決められる選挙なんて、国政参加した気が全然しない。つまらんことだ。

11.7          PTAの教育講演会を聞いた。講師が笑いを仕掛けてもあまり反応のない会場。それでもベテラン講師は話を続けていく。僕は大勢の前で話す時、自分が「受けて」いないのが分かると、途端に汗って、めちゃくちゃになってしまう。お父さん、お母さん方、学級懇談会の時は、仕掛けたらちゃんと笑ってくださいね。助けると思って。

11.6          授業で、市営の温水プールへ行った。午前10時の開場から、たくさんの中年女性が泳いでいる。この人たち、どうやって稼いでいるのだろう。ちょっとうらやましい。すッピンに近い中年女性の団体をこんなに間近で見ることもない。・・・感想を書くと怒られるかも。

11.5          映画「たそがれ清兵衛」を観て、一番涙が出そうになったのは、最後の果し合いの朝、二人の娘が寺子屋へ行くシーンだった。演出なのか、真田に子供がいないせいなのか、清兵衛の顔には、親の感情がなかったけど。

11.4          椀に湯を入れて、残った米粒をきれいに食べ尽くす人を久しぶりに見た。残念ながら、実際の人でなく、映画の中の人だった。・・・「たそがれ清兵衛」

11.3          私の親の世代は、自分の手で幸せを作り上げようと必死で生きて、その総力が日本を創ってきた。私たちの世代が創った国はない。だから、私たちからしたの世代は、自分の子にさえ、きっぱりとものが言えない。

11.2          友人の結婚の知らせを聞いて、一つ詩が書けた。思いついてから10分も経たないうちに仕上がった。頭を使って練りに練ったものより、こうして空から降ってきたようにかけた詩の方が、後々まで気に入った詩として残る。(・・・かっこいい)

11.1          連休だというので娘が帰ってきた。駅の出口から車に向かってくる時の走り方は、小学1年生の時のままだ。子供にとってはとんでもなく長い10年も、親としてはあっという間の出来事だ。経年によって脳が退化しているせいで、途中の記憶がたくさん落ちるので早く感じるらしい。

10.31         中学生の時に100週間にわたってラジオのポップスのチャートを記録していた。自分でもずいぶんマニアックだと思ってたけど、メーリングリストにはさらにとんでもない知識の持ち主がいた。人間ってほんとにすごい。

10.30         「70年代のポップスを愛するメーリングリスト」に参加した。僕にとって、洋楽は70年代前半です。ちょうど中学生の時。あの頃覚えた歌は、英語なのに今でもすらすら出てきます。脳は不思議です。昨日のこともよく覚えていないのに。

10.29         昨日の事件でいちばん気にかかったのは、「なぜ僕だけ叱られるのか」「僕は足を押さえていただけで脱がしてはいない」といった言い訳にもならない戯言だ。大人の裁判の弁護士ってきっとこうなんだろうとも思う。もう、「義」という観念はこの国に存在しないのか。子供は大人の鏡だから。

10.28         サッカー少年団で、一人の子をみんなで押さえつけパンツを脱がそうとするいじめが起こっていたのを知った。身の毛もよだつ行為だ。

10.27         妻が家で、夜中に、仕事の書類を作りながら、夕食を吐いていた。2年半の無理が、体を蝕んでいる。

10.26         息子が、国体軟式野球のオープニング式典に歌を歌いに行った。「若い力」という歌が国体の歌だと初めて知った。中学校の頃よく歌いました。知ってますか。

10.25         学校から歩いて10分の所で国体の相撲と軟式野球が見られる。道徳の授業として、子供たちを連れていきたい。「裏方」という存在があって初めて自分の人生の花が美しく咲くことを教えるために。

10.24         愛が、風のようなら、いいな。

10.23         本田の車はいつも気になる。ジョギングのコースにプリモがあって、明日発売のオデッセイを見せてもらった。スピードメーターの照明の立体感のかっこよさは雑誌の写真ではわからない。でも、買いたいというところまでは、いかない。理由は、わからない。

10.22         不況のおり、通勤費が削られていくそうだ。そんなもの削らなくても、近くに勤めさせれば、通勤費の予算は楽になるだろう。妻は通勤費が欲しくて、朝6時半に家を出ているわけではない。

10.21         フルーツパークで、実がなっている林檎の木を生まれて初めて生で見たことに気づいた。テレビがあることで、知らないのに知っていると勘違いしていることが多いのだと思う。

10.20         静岡(浜松)にはフルーツパークという所があります。できたばかりの頃いった時には、小さな苗木が植えてあるばかりで殺風景だったけど、先日、静糖協のウォークラリーで行ったら、見事にフルーツがなっていました。オープンしたてばかり賑わってすぐにポシャるテーマパークが多い中、なかなかいい感じです。

10.19         静岡で国体をやります。どうして高校生の部があるのかわかりません。高校生だけでやりたいのなら、高校生の大会をすればいい。高校生が社会人に挑戦できる国体なら、それははれでよいと思うけど。

10.18         タバコを吸いたい人、と打ったら、衰退人と変換された。教育現場は全面禁煙というところも急激に増えている。吸いたい人は衰退してしまうのでしょうか。

10.17         匂いを押さえたタバコの名称を考えるキャンペーンをJTがやっている。吸わない人に全く害のないたばこを開発してくれれば、吸いたい人はどれだけ吸ってくれてもかまわないのになあ。

10.16         育児ノイローゼの母親が増えたように思う。接夫ノイローゼの妻や、接妻ノイローゼの夫もいそうだ。

10.15         「父の書斎に・・・」と言える人たちが,昔から羨ましかった。書斎とたくさんの蔵書を持つお父さんがいる家に生まれたかったと思ったことが何度もある。息子がどう思っているか知らないが,本を持っている父親でいたいと勝手に思っている。息子が家を出たら全部捨てるから,それまで待っててね。奥様。

10.14         学校の朝読書で読む本がないから、と言って,息子が,僕が読んだばかりの本を持っていった。やっとこの日が来た。あと3年間は,妻に怒られながら、本は一冊も捨てずに部屋に並べておこう。

10.13         ユダヤの大富豪の教えという本を読んだ。これまで、教室で子供たちに言いつづけていたことが書いてあった。僕がいまだに金持ちではないのは,子供に言いつづけていたことを真剣に自分で実践していなかったからだ。子供たちは教室で実践していた。あのまま,社会へ出ても実践しつづけていてくれるとうれしい。

10.12         祭りは2日間とも雨。風邪をひきました。もし、体育の日が10月10日のままだったら,祭りは雨に会いませんでした。10月10日のマジックにあらためて感動します。

10.11         息子が駅伝大会に出た。大ブレーキ。この経験を人生のプラスにもっていくには、どうすればよいか。息子にはこちらからは教えないけど,父親はいつでも答えられる用意をしています。

10.10         金土日より土日月の3連休の方が体が休まるけれど、10月10日がよい天気というのは気になります。村のお祭りも体育の日の変更によって日程が変わりました。天気が悪い方に行かなければ,ハッピーマンデー制度も完璧です。

10.9         もやい結びってできますか。単純なのに結び目はしっかりしてます。こういう生活に役立つ知識が僕には全くありません。役立たないことなら、けっこうたくさん知ってます。

10.8         おしゃれをしっかりしているレジの人は,籠への詰め方が上手だと妻が言っています。コープにマイバスケットを持っていくときにレジを選ぶコツです。

10.7         「人を幸せにする」という考えを元に創られたルールなら、とりあえず人間社会の中では,永遠に通用するよいルールだと思う。

10.6         家庭独自のルールというのはあっていい。ただ、子育ての最中の人は、自分の家のルールが社会のルールとリンクしているかどうかをもう一度検証した方がいいかも。

10.5         ラジオのカラオケ大会に出た。出演者は8人。控え室は和気会々だったが、審査結果が出た瞬間から、入賞しなかったおじさんとおばさんは、目を吊り上げ無言になってしまった。人生の一大事らしい。

10.4         子供が青い鳥をネットで探そうとする姿は、大人のコンピュータへの盲信が産んだのかもしれない。コンピュータはのこぎりやかなづちと同じように使う物だと思うのだが、海賊の隠した宝箱のように勘違いしている大人も多い。

10.3         子供がネットを使った授業を満足にできないと理由は,字が読めないからだ。2002年の教育改革は字を読む国語の授業を大幅に減らしている。どうしてこういう方向に進むのか,全くわからない。

10.2         子供にインターネットで検索をさせると、あたかもどこかに青い鳥が隠れているとでもいうように,次々に画面を変えていく。今出ている画面が最も重要な画面なのに。

10.1         一人ぼっちの山の中では、手足をリラックスさせて思い切り伸ばすことはできない。生きていくことはそんなに楽ではないのだと、体が知っている。日本の人間は守られて生きている、ということを忘れがちだ。

9.30         山のホテルで聞く小鳥の声と、一人ぼっちで山の中で聴く小鳥の声は違う。人間社会という中に守られながら聞くのと、自然の中の生き物の一人として聞くことの違いだ。

9.29         一人山道を歩くと、視覚よりも聴覚が敏感になっていることに気づく。ちらっと見えたものよりも、がさっという小さな音の方がびっくりする。

9.28         明日から静岡県立観音山少年自然の家で野外教室。5年前、初めて観音山へ行く前に、靴を新しく買おうかどうか迷っていた時のことを思い出す。初めての体験はやはり印象的に記憶として残るらしい。

9.27         国見高校対滝川二高の試合を見た。国見の10番は技術もさることながら、ミスしたチームメイトにすかさず声をかけるなどの細かい行動に感動させられた。自分がサッカーをした事のない素人だから思うのかもしれないが、ゲーム自体も、この前のジュビロ対アントラーズよりもすごいと思った。

9.26         1日の新聞には、いくつの記事が載っているのだろう。その中で目にとまった記事は、きっと自分に縁のある情報だと思っている。

9.25         車の窓から塵、タバコを捨てる人もまだ多い。魔法が使えたら、外に落ちている塵をすべて、捨てた人の家に集めてやりたいと思う。ある朝目覚めたら、塵の山に埋もれている家とそうでない家が出現するという魔法。

9.24         夜、学校に入り込んで荒らす中高生には、学校の整備作業をやらせたい。最初は、「この悪い奴らめ」と思っていた周りの人が、「よくやってくれるねえ」と感心するくらいの努力と期間を過ごさせれば、人間は変わる。

9.23         刑罰は、禁固や罰金という刑罰は誰の役にも立たないことが多いように思う。反省をしながら社会貢献できる刑罰をたくさん考えるべきだ。

9.22         死刑を極刑ともいうが、僕はそうは思わない。死刑を宣告された悪人に殺された人たちは、死刑より怖い思いをしながら死んでいったから。

9.21         地元の祭で「花幌」というのを売る仕事がある。近所のおじさんは、「また、今年も強制販売か」などと言いながら、それでも笑ってお金を出してくれる。近所のおじさんたちは、村を作ろうと若い頃がんばってきた。

9.20         ジュビロスタジアム。友達の好意で屋根のあるスタンドに座って見た。僕達貧乏な一般人は、このスタジアムで屋根のあるスタンドに座れるというのは、夢の世界に等しい。年間シートが買えるお金持ちや「関係者」が、ちょっぴり羨ましい。

9.19         授業参観日は、親としては絶対に欠席できない学校行事だ。多くの友達の親と自分の親の愛情が、出席か欠席かという形で子供の目に映るからだ。日頃、仕事でかまってやれない子供に、半年分くらいの償いができる。

9.18         モンゴル800の『小さな恋の歌』を学級で歌っている。小田さんがテレビでやってくれなかったら、この楽曲のよさに気づかなかったと思う。

9.17         美しい花が実を結ぶように、美しい恋愛は確実に結実するか。花の結実する確率と同じくらいかな。

9.16         60年間考えつづけられる課題を出せるのが力のある教師です。

9.15         生きるってどういうことか、一年で一番深刻に考えさせられるのが敬老の日。自分は何歳まで生きればいいのかをテレビの特集を見ながら真剣に考えてしまう。

9.14         気品があるというのは、野性から遠いということだ。

9.13         今月末にお邪魔する観音山少年自然の家と、メールで連絡をしている。ここには、5年生のキャンプで何度もお世話になったが、メールのやりとりは初めてで、あんな山の中と・・・と不思議な気持ちになる。

9.12         totoでも当たったら車を買いたいと思うが、買いたい車がない。いまだにワンダーシビックが(もう乗っていないけど)大好きな車だ。セダンタイプは好きではない。多分、スーパージェッターが好きだったせいだ。小さい頃インプットされたものは、一生引きずるらしい。

9.11           平日のランチはとてもお得。でも、僕らは平日のランチを食べに行けない。5時に閉まってしまう市立図書館も平日は利用できない。その時、僕はそのサービス分をお金で払う(高い値段で食べる、借りないで買う・・・)ために働いている。

9.10         ほんの少し気をつけていると、同じ物がずいぶん安く手に入ることがある。
スーパーの広告をじっと見比べたり、タイムサービスを利用したり。仕事をしないで、そういうことに時間を使うのと、仕事をしていてそのサービスを受けられないのと、生活としてどちらが正しいのか。

9.9          ぷらっとこだまという切符は、東京静岡の往復で3000円近く安くなる。その分、選べる列車が少なく不便な面もある。普通に買うということは、3000円で「便利」を買っていることになる。

9.8          人間ドックに行った。僕と同じおっさんが待合室に無言でたむろしている。偶然隣の人に話し掛けたら、その後、その人がやたらに話し掛けてくるようになった。話し掛けたいという欲望を素直に出せないおっさんが多いのだろうと思った。

9.7          村の運動会。少し前までは、テントの中で楽しそうに応援しているおばあさんがたくさんいたから、「やる価値があるのかも」と思っていたけど、今年はそういう風景も見えない。なぜやるのかな。

9.6          映画『座頭市』を見た。時代劇と北野映画を数多く見ている人は、たけしさんの才能を改めて感じると思う。ただ、映画を見慣れていない人には、このすごさは伝わりにくいかもしれない。作品賞でも、主演男優賞でもなく、監督賞というのは、正しいと思います。

9.5           今年の学級目標は「広く見る、深く聴く」 知識の問題でもあるが、心の問題の方が大きい。

9.4           毎日テレビで見ているアナウンサーがラジオに出てきた。声だけでは誰なのかわからなかった。目を奪われると、声は聞こえない。

9.3           4月から学校の交通事故がとても多いです。大人が「座頭市の提灯」を教えていないからです。「座頭市の提灯」という言葉は、相手のために自分が動くという意味です。

9.2           誰かが動けば、やさしさとか思いやりとかの波は、必ず広がっていく。暴力の波に比べて、強さとか速さは格段に落ちるけれども。

9.1           夏が終わり、また娘のいない3人暮らしが始まる。人の暮らしはとどまることがない。ただ、去り行く者が多い季節に、僕は突入した。

8.31           結果を待っているだけという時の自分は、どうも情けない姿をしている。遠くに希望を持ちながら、ただひたすら今日を走っている時の自分の方が、かっこよさそうだ。

8.30           夏は、比較的時間が取れるので、いつも欲張った計画を立ててしまい、結局何もできずに後悔ばかりするのだが、今年は計画どおりに行って、何の後悔もない。計画がシンプルだったからだ。計画は、「この夏は、娘と息子の顔を見ている」

8.29           夜間補導で、無灯火自転車の声かけを行なった。小・中・高・大人と4つのカテゴリーに分けて調べながら声かけをしたが、大人の無灯火が、割合として圧倒的に多い。「社会」の大人がこれでは、学校での教育は子供に身に付かない。

8.28           本が店頭に並んで3ヶ月。売れているのかいないのか、よくわからない。「伝票」の世界がまだ残っているそうだ。コンピュータでの管理が社会の隅々にまで浸透していると、いつのまにか錯覚していた。コンピュータが世界の隅々にまで入る必要はないんですよね。

8.27           少年ジャンプの『ルーキーズ』の連載が終わった。とうとう、少年漫画雑誌とのお別れの時が来た。

8.26           僕の蹴ったボールが茂みに入ってしまい見つからなくなった時、近くでボールを蹴っていたブラジル人親子のお父さんが見つけて取ってくれた。ありがとう、と言ったけど、うまく話せなくて、気持ちも通じなかった。大きな失敗かも。

8.25           やりたいことを書いて並べたら、とてもたくさんあることが分かった。でも、それをまとめて題名をつけると「創りたい、認められたい」という単純なものになることも分かった。題名を着けたら、全部できそうな気がしてきた。あなたのしたいことは何ですか。どんな題名がつきますか。

8.24           誰もが一瞬の感動を何度も経験しているけど、その度に、それを残したり、伝えたりしている人と、それを怠った人との差は、人生全体を通すと、とても大きなものになる。

8.23           漫画「サンクチュアリ」を2度も読み返した。暴力描写、性描写が多く小学生には見せられないが、「生きる」とはどういうことか、という疑問の答えを探している人は一度読んでおいた方がいい。

8.22           両国という町を初めて歩いた。平日、知らない町を歩くだけで、自分の毎日がいかに狭いかを感じることができる。「狭い」ことが悪いわけではないけれど、狭いことを忘れてしまうのはまずい。

8.21           家の近くにある「ちゃんこ江戸沢」はおいしいと思わなかったのに(失礼)、両国だと入りたくなって、味も満足したりする。雰囲気に呑まれ、味の本当がわからない家族ということですね。

8.20           創業明治2年の老舗で最中を買う。「どこの田舎から出てきたの。あなた方が簡単に買えるお菓子じゃないわよ」という雰囲気も、なかなか粋な感じがするから不思議。大川菓子店のおばあさんです。

8.19           帰省している娘とスーパーに買い物に行く。少し離れたところから娘を見て、こんなに大きくなるまで、よくがんばったなあと、自分を誉めてみる。30年前に娘がこの病気になっていたら、もう死んでいたかもしれない。

8.18           東京駅構内のパン屋さんで買い物を終えた妻が、レシートを見て踵を返した。おつりを1000円多くもらいすぎたので、返しに行ったのだそうだ。こういう人と一緒に暮らしていると、僕もよい人になれそうだ。

8.17           鉄のボルトを木にねじ込む音を仲間の声だと思って鳥が寄ってくるという。私たちが感動する美しい音も、たかだかこんなものか、とも思う。

8.16           停電になると、なぜ略奪が起こるのか。道徳という点からも、社会のシステムという点からも、人間の成熟は遠い。

8.15           守られたいと思う権利を相手に与えることを義務という。人に与えず、自分だけがもらおうと思うな。

8.14           遠慮するというのは、相手を立てることで、卑屈になることではない。最近、遠慮を知らない者が多い。

8.13           2学期に行なう野外教室と社会科見学の打ち合わせに行った。普段の暮らしの中で、こういう下準備が、授業のすべてにできたら、日本の教育は進化します。2002年からの「ゆとりなし教育」は、・・・・です。

8.12           映画「パイレーツオブカリビアン」を見た。ディズニーの娯楽大作といううたい文句ですが、ジョニーデップのうまさとかっこよさにやられてしまいます。彼のように突き詰めようとしている人、かっこいいな。ぜひご覧ください。

8.11           息子が洋品店でとても悩む。彼の中で、これ以上の値段のものは贅沢だという基準があるらしい。貧乏な親にとってはありがたいことだ。でも本当に気に入って「しゃぶりつくす」のなら、値段の数字は関係ないんだよ。

8.10           夜の富士山を間近で見ると、頂上まで明かりが繋がっているのが見える。「未知との遭遇」みたいな光景だ。富士山をこんなにいじめていいのかしら、と妻がしきりに言っている。

8.9            午後4時、駒門PAでは、30m先のトイレに行くにも合羽の上下を着ていくほどの暴風雨だったのに、6時には月が出て、富士急コニファーフォレストでのコンサートが始まった。小田さんもチャゲアスもボーカリストとしての実力が十分に出ていて、とても気持ちのよいコンサートだった。

8.8            エクセルの講習を受けた。エクセルを使うと、パソコンって便利なんだという気持ちになる。この世には便利な物がたくさんあるけれど、ひとつのものをしゃぶりつくすように使えば、無駄遣いはしなくなるだろう。食品も同じ。今の日本はその力が欠けている。

8.7            学校のプール当番。水泳に関しても一般的な小学生の力は、20年前に比べて格段に落ちている。学校にゆとりがなくなったせいだ。

8.6            夜間補導。8時過ぎに公園で小学生が6人で花火をやっていた。お母さんが一人ついていたが、他の5人の親の常識を疑う。哺乳類の親としての感覚が欠如している。

8.5            銀行窓口のお姉さんに「totoはよくやるんですか」と聞かれた。この言葉面だけからだと、嫌な感じにも読み取れるけど、実際はとても良い感じの話し方だった。言葉は音を伴って、初めて成立するのです。

8.4            昨日のカラオケ大会、焼津出身のプロ歌手がゲストだったけど、とてもうまい。プロの技がある。僕と同じ年だった。僕にはプロの技なんて何もない、と、こういう人と出会うと必ず思ってしまう。歌のプロは、努力だけではなれない。素質が必要です。教員のプロはどうなんだろう。

8.3            昨日、岡部町「玉露の里」で、カラオケの音響のお手伝いをした。カラオケ命という老人も多い。高校生も歌った。聞かせてお金を取る、というプロを目指さなければ、誰でも努力で名人になれる。みなさん、がんばりましょう。

8.2            鈴木光司「ループ」を読み返した。やっぱり名作だ。「りんぐ」「らせん」との3部作になっているが、この「ループ」だけは、恐怖小説ではありません。怖がり屋さんも、安心して読んでみてください。

8.1            普通のお店は、リピーターの数を増やすためにがんばるけど、歯医者さんは、その人が病院へ二度と来ないようにがんばる。僕は、小学校を懐かしむ中高生を育てるようなことはしない。2度と帰ってくるな、と卒業生に言う。

7.31           僕は漢語も外来語だと考えている。大切にしなくてはいけないのは、それ以前の日本語だと思う。漢字が伝わる前、音だけで大陸や朝鮮半島からやってきた言葉を、日本人の口と耳に合わせてアレンジして使った結果、世界でも有数のやわらかさを持つ言語となった私たちの言葉を大事にしてほしい。

7.30           片仮名の外来語を使いすぎるという議論が華やかで、それを直そうとしているらしいけど、直したところでほとんどが漢語。言葉は概念の表れなんだから、日本語の概念にない外国の言葉は、無理に漢語に直す必要はない。片仮名のままでいい。

7.29           「よろしゅうございます」という日本語を上手に使える人を尊敬します。そういう人になりたい。

7.28           8時に仕事を始め、5時に終わる、1年間に1ヶ月だけの8時間労働。昼休みまである贅沢。この1ヶ月を楽しみに、バブルの頃から23年間やってきました。景気に左右される人にはわからない、蟻の生活です。蟻よさらばっていう歌、矢沢栄吉が歌ってたなあ。

7.27           地元出身の演歌歌手、川守宏という人は、僕と同じ年齢。プロの技を持っていた。僕に、プロの技はあるかな。

7.26           95円のものを一つ買うと消費税は4円。二つ一度に買うと消費税は9円。ちょっとわからない。

7.25           転生輪廻があるとしたら、僕はよほど前世でよいことをしたのだ。と、イラクの戦後の映像を見て、思った。

7.24           仕事で、無理やり講演会の聴衆をやらされるけど、つまらないものは、体の筋肉が硬くなるだけで、何の役にも立たない。講演をする人も大変だけど、問題は主催者の「読み」にありますね。

7.23           この人、苦労しているはずなのにどうしてこんなにさわやかなのだろう、っていう人、いいなあ。

7.22           寝る前に明日の楽しいことを考えれば寝坊することが少なくなる。親子で毎日やれば、子供は寝坊しなくなる。

7.21           狭い世界しか知らないと、些細なことを一大事と勘違いしてしまう。広い世界を知っている人は、狭い世界の問題を簡単に解決できる。

7.20           息子の大会は終わり、夜、映画「トレジャープラネット」を観に行った。この2つのことから、「宝」は、「明日があるという希望」だとわかった。息子は今、生まれて初めての喪失感を味わっている、と思う。

7.19           息子の中学校のサッカーは、明日勝てば、まだ勝ち進むが、負けたら終わる。僕は高校に入ったら卓球をやらないつもりでいたので、中学最後の大会の日はよく覚えている。息子も同じ気持ちだろうか。

7.18           大事な一本を僕がミスして、チームが負けた。2試合やって1勝1敗で、負けた試合もセットオールの11対9で、体はもう動けないほど疲れてしまっていて、たかが遊びの卓球なんだから、これだけ揃えば、気持ちが充実してもいいのに、やっぱり負けは負けで、・・・重い。でもやらないほうがよかった、とだけは思えない。

7.17           どの書店も、とてもよい位置に「季節の小箱」を置いてくれている。なのに、一般の人はほとんど見向きもしてくれない。本の力がないとあきらめるべきか、広めるやり方があると、希望を捨てずにがんばるべきか、ちょっと悩む。

7.16           補導で、コンビニの立ち入り調査に行った。4社6店舗、どの会社も店舗設計はほとんど変わらない。しかし、細かく見ると、各社、各店舗で工夫の違いが見える。「子供の個性を大事に」などと言うが、個性とは、こういうものだ。

7.15           梅雨が明けると、道路に逃げ水が見えるようになる。科学的に解明されていることとはいえ、不思議なものは不思議だ。不思議なものにわくわくするうちは、心が元気だ。

7.14           料理を一度も食べたことのない人はシェフになれない。しかし、いつも満腹では、素材の味がわからない。今の日本の教育は、これがわからずに、行ったり来たりしているだけだ。

7.13           一瞬一瞬を楽しんでやろうとした仕事は、結果的に良い仕事になっている。

7.12           息子の中学最後の大会の1戦目は、7−0と快勝。ストッパーとして出場して、親の目でいくら贔屓目に見ても0.5人分くらいしか働いてないけど、みんなでつかんだ勝利と心の底から喜んでいる息子を見て、チームっていいなあと思いました。今日は由清君も大活躍でエスパルスがアントラーズに勝ちました。

7.11           夏のような陽射しにスコールのようなにわか雨。日本は確実に熱帯化している。やがて熱帯の病原菌もやってくるだろう。

7.10            久しぶりに5km走った。顔から汗をかいた。死ぬ前の日までこういう体でいたい。

7.9            子供が道を外れないための条件は3つ。夫婦の愛、親が持つ人生の誇り、そして、美しすぎない思い出。

7.8            別居すると時間も別々の速さで流れる。

7.7            マイバスケットを持って買い物に行く場合、レジの人を選ぶのも、なかなか重要なことになります。ちょっとしたことで詰め方が上手な人と下手な人がいるからです。コープ藤枝高洲店のバイトのお兄さんはとても上手です。にもかかわらず、バイトのお兄さんということで、何か不安にさせるのか、お兄さんのレジの列は何故か短いのです。

7.6            コープへの買い物は、マイバスケットを持っていく。レジでつめてくれるので楽だし、3分くらいの短縮になる。普通のスーパーでもみなさんやるといいと思います。スーパーでもらうビニール袋を塵袋として家で再利用している場合は、袋がもらえなくて困るけど。

7.5            茶髪の若い兄さんが8時前から住宅建築現場で働いている。腕がいいのかわるいのかは僕には全くわからないけど、その後姿の真面目さは、僕にも伝わってくる。この兄さん、今日は何時から他人の家を作っているのだろう。真面目にしっかり働けば、ちゃんと御飯が食べられて、人間らしいゆとりの一日がもらえような日本に、これからなる可能性はあるのだろうか。

7.4            幸い僕は不真面目な不良教師なので死なないですんでるけど、真面目な先生達は、もうすぐみんな過労死します。どの企業でも同じことが起こってると思うけど。

7.3            普段食べている食べ物は、日本中どこでも、また、親も同じように食べていたのではないかという「常識」が、この本を読むと覆されます。こんなにありふれた食べ物ひとつでも知らないことがたくさんあります。そんな面白い本を読みました。書名は「書店」で、と思っていたのですが、書店にありませんでした。「江戸の江戸の味・東京の味」という本です。図書館で見かけたら、どうぞ。

7.2            以前、クラスにいろいろな宗教の家庭の子が集まってきていて、七夕集会にでなかったり、校歌を歌わなかったりと、いろいろなことがあった。宗教は教育なので、親は命をかけて子供に宗教を与えなければいけないのに、命がけの人はいなかった。平和な国です。

7.1            妻が夜中に突然起きて「私たちは4人家族なのにどうしてここには3人しかいないの」なんて寝言のように言う。娘を大学に生かせているだけでこの有様だから、子供を殺されたり、拉致されたりした親の悲しみは計り知れない。

6.30            蚊は殺します。血を吸われた時、僕を殺す菌を残していくと困るから、これは、命をかけた闘いだと思うからです。

6.29            ある塾から息子にお誘いの電話があった。教育者ではなく、テレフォンショッピングみたいだった。「先生」に自信があるのではなく、「システムという商品」に自信があるそうだ。僕は、息子をどうして伸ばしてくれるのかを聞きたかったのに。少しばかりのお月謝では、そこまでやれないということらしい。

6.28            自分で作って歌うという僕の歴史上の人物は、小学生の時の加山雄三さん、中学生の時の青木輝さん、小田和正さんという3人。それに大学のサークルの先輩たち。

6.27            海岸にサーファーが落としていったパンや飲み物の塵を、小学生が1日かけて掃除している。この国、やっぱり腐っている。

6.26            自分が人に甘えているのではないか、というセンサーを持つことを忘れてはいけない。

6.25            平日なのに6時半に家に着き、風呂に入った。窓の外がまだ明るい。明るいうちに風呂に入るのは、サラリーマンにとって、この上ない贅沢だ。

6.24            バブルでよい思いをした人もそうでなかった人も不況にあえいでいる。だから、キリギリスはアリを見て涎をたらさないようにしましょう。

6.23            妻の話を聞くのは僕の大事な家事です。僕の話を聞く人は家にいません。だから詩集も完成できたのかもしれません。その点で、妻は詩集の「制作協力者」です。

6.22            中国語や韓国語のメールが増えた。ほとんどアダルトもののようだが、中にはそうじゃないらしいものもある。読めなくて不気味だから削除してしまうが、読めるようになりたいとも思う。漢字の苦手な小学生は、読書の時間、こんな気持ちかな。

6.21            息子がサッカーの試合で目を怪我した。中で出血していて見えないという。親父としては、何ができるだろう。

6.20            知らない方が訪ねてきて、出版祝のバラをくれた。これまで、いろいろなところで僕の書いたものを見て、その言葉に勇気付けられていたから、とおっしゃった。自分の「肉体の範囲を越えた場所」で人の役に立った。

6.19            誕生日を大切にする家族で育った子は、命を大切にする。

6.18            3億円のバイオリンを名手が弾いている。これまでに聞いたバイオリンの中で最高の音だ。でも、僕には、やっぱりノイズにしか聞こえない。でも、鈴虫やコオロギの声は、ノイズには聞こえないよ。ヨーロッパの人と違う周波数を好んでいるらしい。

6.17            夜、青少年補導というのにでかけた。夜の街には、「日本はすべて手に入れてしまって、これ以上望むものが考えられない」という倦怠があふれている。

6.16            中高年の「もう生きていたくない」という気持ちがわかるようになってきた。でも、生きていたくない、と、死にたい、は、ちょっと違う。死にたい、は、生きたいよりエネルギーが必要かも。

6.15            久しぶりに、1日家にいた。隣りで妻が指導案(授業の設計図みたいなもの)を書けなくて、うんうん、うなっている。家族の団欒の時間を取るのは難しい。

6.14            若いRUKOさんの詩集「人生は秋から良くなる」を読んだ。もしこの年齢で僕が出版していたら、どんな本になっただろう。多分、その時は最高の出来で、でも、今よりだめな作品になっていただろう。いつだって今の自分が一番すごい。過去を後悔したこともないけど。(ちょっと空元気)

6.13             父は、何でもかんでも拾ってきて家にためる人で、母は、何でもかんでも人にあげちゃう人だ。母は友達がやたらに多い。

6.12             去年見つけた四葉のクローバーを本にはさんでおいたら、みんな変な色になってた。そうか、これは自分で持っていてはいけないのだ、と思った。今度見つけたのは、みなさんに差し上げます。

6.11             僕の育った50〜60年代は、死ぬほど飢えることはなかったけれど、大人たちは進歩することに貪欲だった。だから、僕らは今でも進歩することに喜びを感じる。僕より10歳下の「親」は、子供の頃もう完全に満たされていた。

6.10             20年前教えた子の親は、戦後の厳しい(食べ物に関することだけではない)飢えを知っていた。今の子の親は、飢えた日本を知らない。子供の質が変わったというのは、ここに原因がある。

6.9             梅雨のわずかな晴れ間に布団を干したりできると、太陽のありがたさが心に染みる。毎日晴れていると太陽の恵みに気づかないどころか、いやになったりする。

6.8             友人の携帯がなり、ちょっと待ってと言われると、この人には僕の知らない世界がたくさんあるのだ、と寂しくなる。気が小さい僕としては。

6.7             息子が9番を脱いで、4番を着た。同時に、チームは結成以来はじめての大勝をした。今まで、9番をやらせてもらって、本当に息子は幸せだったと思う。

6.6              子供は天使ではない。生き物の原型であるだけだ。愛するということは、親が身をもって教えなければいけない。

6.5              子供を本気で育てている限り、親の心はかたく錆びたりしない。子供の心の声がサビを防ぐ。

6.4              本当でも嘘でも、親は子供の前で、生きているのが楽しいというふりをしていなければいけない。

6.3              森永卓郎さんに本を送ったら、すぐにお礼のメールが来た。この人は僕と同じ年で、僕の何十倍も仕事をしている。そのうえ、見ず知らずの人間にまでこうしてメールをくれる。尊敬します。

6.2              台風のおかげで、土曜日に予定されていた運動会が月曜日に実施された。平日にもかかわらず、たくさんのお父さん、お母さんがかけつけてくれる。今しかない「家族の時代」です。

6.1              本が出てから、「いつ詩を書くの」と聞かれるようになった。自分でもよくわからない。きっと好きなことは、時間のどんなちいさなすき間でも見つけてやっているんじゃないかと思う。みなさんはどうですか。

5.31             1年生を受け持つ時以外は、給食当番を決めない。そうすると、次第に、子供の中に役割を見つける力が身についてくる。同時に、「できる人間」かどうか、人に対して優しい人間かどうか、もはっきりわかる。

5.30             初めてこの仕事についてすぐの春の遠足で、僕のクラスの女の子が、帰り道に喧嘩をして、列から抜け出し勝手に家に帰ってしまったことがあった。家に着いているのがわかるまで、本当にどきどきした。彼女はもう30歳近くになる。こういうことって、本人は絶対覚えてないよね。

5.29             夜、息子をエスパルスサッカークリニックに連れて行き、そこの駐車場で、クラスの子の絵の採点をした。こういうところで、こういう時間を見つけないと、仕事が全部終わらない。働くお父さん、お母さん、みんな大変ですね。

5.28             歌を歌っている間は余計なことを口走ってトラブルを招くことがないので、すっきりしている。歌う時間はほとんどない。もっと歌いたいなあ。

5.27             友人が、出版記念だといって、花束を家に届けてくれた。人間にとって、人間以上の宝はないのかもしれない。

5.26            陰で支えてくれる人に、一人残らず感謝したいけど、まだ未熟だから、いっぱい見落としがあるんじゃないかと不安になる。

5.25            ジュビロを今期初めて見に行った。息子は、うれしい顔を素直に出さなくなった。そういう年頃、そういう態度になっても息子はかわいい。親ばかでなくては親じゃないとさえ思う。

5.24            イラストを描いてくれた石川さんに本を届けた。ものすごく喜んでくれた。お世話をかけたのはこちらなのに、ありがとうとさえ、言われた。喜んでもらえるっていいなって、あらためて思った。

5.23            一週間の仕事を終え、くたくたになって家に戻ったら、本が届いていた。手にとった。とてもきれいだった。・・・これ以上は言葉にならなかった。詩人としては失格かな。

5.22            補導員に任命され、これから2年間、夜の街をまわる。20年近くやっていらっしゃる方もいる。その存在を知らない人もたくさんいる。1億人のコミュニティは空疎すぎる部分がたくさんある。

5.21            販売書店を決めて、詩集の出来上がりを待つだけとなった。出版の世界は、知らないことばかりで面白くて仕方がない。心が老いたと思っていたが、まだ好奇心の灯は残っているのかもしれない。

5.20            自分は貧乏なので、高級といわれるホテルに行くと気後れする。自分はブ男なので、美女を前にすると気後れする。そういう心を越えた所で生きたいな。

5.19            特に子供の成長は、視野の広さで測ることができる。空間的視野の広さ、時間的視野の広さ。自分の子が友達と話をしているのを聞いて、自分の子の視野が狭いと感じたら、他の子より成長が遅れていると感じてください。良い悪いは、別ですけど。

5.18            年をとると誕生日がうれしくなくなるという人がいるらしいが、僕はいまだに大好きだ。今日、絶対勝てそうもない相手2人に卓球で勝ったのは、誰かからの誕生日プレゼントかも。

5.17            人の心は教育されたとおりに成長する。

5.16            男の子は小さい時、誰でも生き物を捕まえるのが好きだ。捕まえた後も、熱心に世話をしたり観察したりする子は、科学者などへの道を歩み、ほったらかしにする子は、ただの男で終わる。

5.15            来週、本を納品しますという連絡が今日来た。妻の誕生日には、毎年必ず、僕によいことが起こる。

5.14            明日の妻の誕生日のために、花屋へ行った。2000円くらいの籠を作ってくださいとお願いしたら、「ご希望の花はありますか」と聞かれた。花の名前がわからないと答えると「奥様はどんな色の花がお好きですか」と聞かれた。それもわからない。世の中、わからないことがたくさんある。

5.13            信頼してくれた人を裏切ることが、人間最悪の罪だと思う。

5.12            8mmビデオを探していることをネットで流したら、すぐに何人もの方から連絡をいただいた。昔、近所の人と作りすぎたおかずを上げたりもらったりしている感じで、日本はまだまだいい国だなあと思う。

5.11            Tレックスのベスト盤を買った。中学生の頃聴いたマークボランは、伝説のロッカーだった。今聞いているマークボランは、音楽好きなエネルギー溢れる若僧だ。こういうエネルギーを自分が無くしかけていることに気づいた。買ってよかった。

5.10            息子が修学旅行に行ったので、夫婦二人だけで過ごす。予想以上に空虚な感じ。自分の幸せを娘と息子に依存していたのがよくわかる。

5.9             一ヶ月ほど前、先輩から「すぐに幸せそうな顔をしてくれるからうれしい」とほめられた。緊張している場所では笑ってしまうというへんな性格のせいで、得することがある。

5.8             僕達家族の横で、一人でビールを飲みながら定食を食べているおじさんの人生を考えた。何も結論は出ないけれど、考えたくなった。食べている間のおじさんの顔が、幸せそうでも不幸せそうでもなかったから。僕は、今、どんな顔をして生きているだろう。

5.7             とんかつやさんで、横の男性が定食とビールを頼んだ。料理とビールを持ってきた女性が、「御飯はビールと一緒にお出ししてもよろしいでしょうか」と訊いている。この一言があるかどうかで、よい店か、それほどでもない店かがわかる。

5.6             自分の分け前が多くて相手の分け前が少ない時、相手の分け前が多くて自分の分け前が少ない時と同じ強さで不平等を怒れる人は、この世に何人いるだろう。人間て「そんなとこ」かも。

5.5             娘を駅まで送りに行き、静岡駅パルシェのとんかつや「新宿さぼてん」で4人で食事をした。体が弱くて、普段は油物はほとんど食べられない妻が、とんかつでもよいと言った。妻が3日間だけ体も元気になっている。「気」の力はすごい。

5.4             一日早く息子の誕生会を家族でやった。娘がほとんど準備をした。娘からの手紙を読みながら、息子が泣きそうになるのをこらえていた。この二人、本当に育ててきてよかった。

5.3             未だにイラク戦争がなぜおこったのかわからない。ただ、イラクの支配者が、試合に負けたサッカー選手に拷問をしていたことが明らかになったようなので、その点だけは、確かにイラクの政権が変わることはよいことだと思う。

5.2             娘が1月ぶりで家に来た。歩くスピードが速くなっていた。静岡より、埼玉の方が東京に近そうだ。

5.1             オリンピック代表では、大久保選手が目立つ。見ていたい選手だ。でも、ガンバの中山に、より魅かれる。なんて天才的なゴールだろう。

4.30             茶髪にしているサッカー少年がいる。技術が伸び盛りの時に、技術以外で目立つと、技術が荒れる。だから、一流にはなれない。かわいそうに。

4.29             スーパーマーケットの品数の多さには、いつ行っても不安になる。いつでもお金さえあれば、好きなだけ食べられるのはうれしいけど、日本はこれで本当にいいのかなって思う。

4.28             幸せの定義が揺らぎ始めると、人は、生きていく力が急速に弱まっていく。

4.27             公教育の世界で、少人数指導とかTT授業とかいう言葉が流行っている。40人の子供に先生が一人という法律に、臨時教員をプラスするという方法だ。人数が増えるのはいいが、そのやらせ方は、現場を経験したことのないお役人が考えているらしく、まったく子供のためになっていない。「事件は会議室で起こっているんじゃない。現場で起こっているんだ」って言いたい感じ。

4.26             娘がゴールデンウィークに帰るために、必死で宿題をやっているらしい。大変な大学に入っちゃったね。自分のことを思い出しても、大学の時に無理して帰ろうなんて思ったことはない。性格の違いか。男女の違いか。親としては、帰ってくるのはうれしいですね、やっぱり。

4.25             家庭訪問の時期になった。何年やっても、これは緊張する。10分間のために仕事を休んだりしてもらうと思うと、余計に。僕は人と話すのがとても苦手で、たくさんの人を相手に話すのは苦にならないというと、みんな、「変な性格の男だ」と言う

4.24             「処理するだけの仕事」が忙しくなると、何も考えることができなくなる。自分が塵になったような感じがする。人生で大切なことだけでなく、仕事で大切なことも考える時間がなくなってしまうのは、虫以下の状態だ。一所懸命働く日本人全体がこういう状態のような気がする。

4.23             「ローンレンジャー」は、近所の家で見た。近所の大人がみんなその家に集まった。東京オリンピックの入場行進は、近所のラーメン屋「桃花園」で、たくさんの大人と一緒に見た。インターネットが一般化しだしたときには、こんな現象は起こらなかった。

4.22             僕の家には風呂がなかった。銭湯にも行ったが、近所の人が「風呂がわいたよ」と呼びに来てくれた。中野さんの風呂にいちばんたくさん入った。田中さんの風呂にも入れてもらった。大人の世界にはいろいろあったのだろうが、子供の僕にとっては、近所の家も自分の家みたいに感じていたのかもしれない。

4.21             夏の夕方、近所の大人は外に縁台を出して夕涼みをしていた。だから子供は、近所のおじさんと話をした。エアコンがなければ、会話が増える。

4.20             スーパーマーケットがなかった頃は、一つの店では必要なものがそろわないから、何か買うたびにその店の人と話をする。昔は、子供の頃からそうやって自然に、近所の大人としゃべっていたのだろう。

4.19             僕は焼津の昭和通りという商店街で育った。そこにはいろいろな店があり、「卵をひとつ買ってきて」というおつかいにも行った。商店街からたった50mの真っ暗な道が怖い幼稚園児だった。

4.18             榛原町のスーパーもちづきのレジをやってる若い女性の店員さんが、レジのところに来た老婦人に、「今日のお弁当はおいしそうだね」と言っていた。スーパーマーケットがなかった頃、店ではいつでも、こういう会話がされていましたよね。店員さんの名前、覚えてないけど、とてもよい社員教育だと思います。

4.17             前に書いたけど、年配の方に道を譲った時に、深々と礼をされると本当に恐縮してしまう。こんな若造に(もう中年のおっさんだけど)頭下げなくていいですよって。・・・こう書くと、僕が年配の方を敬う人間のように思えるけど、そうでもなくて、横柄な態度をとられると、むっとしてしまうのも確か。

4.16             1+1が3になることは、よくあることだけど、最初からそれを期待するとがっくりくることが多い。2になれば本当にありがたい、と思ってやっている時にしか、3は手に入らないようだ。

4.15             詩集を出すきっかけになったのは、友達に子供ができたお祝いに何かをしたいという気持ちだった。昔から、人のために何かすると、自分の人生がどんどんよいほうに変わっていく。

4.14             本作りの最後の作業は、帯作りだった。プロにうまくやってもらえればいい、と簡単に思っていたが、いざ始めると、いろいろと強情になっている自分に気づく。案外細かいことにこだわってる自分にびっくりした。「ことを起こす」と、新しい自分に会える。

4.13             今度出る本は、自費出版といって、数十万円のお金がかかる。23年前、初月給をもらった日から今日まで、毎日100円ずつためていくと、ちょうど自費出版の費用になる。酒もタバコものまないので、自費出版もそんなに贅沢な話でもないかな。

4.12             小田和正さんのファンクラブのビデオが届いた。小田さんは、こうして毎年自分の映像を残している。僕の映像は、娘と息子の心の中に残ってくれるかもしれない。

4.11             アナウンサーの青木輝さんから、本の帯に書く推薦文をいただき、本の制作で僕のできることは、すべて終わった。夢が、こんなに多くの人の手で現実になる。どんなに小さな夢も、たった一人では実現しないことがよくわかった。

4.10             新しく担任になった5年生に、「人生で一番必要なのは金だ」と言ったら、びっくりしてた。きっと普通の先生は、「一番大切なのはやさしさとか心です」なんて言うんだろうな。で、僕の場合は「お金」。お金を稼ぐためにしなけれればいけないのは、「人の幸せを大切にすること」なんていうことを付け足すんだけど。

4.9             鉄腕アトム、もう生まれたんですね。春休みに手塚治虫記念館に行ったら、たくさんの人がいました。携帯電話ってアトムの世界にあったかな。携帯、すごく未来の感じがするのは、おじさんになった証拠かな。

4.8             それにしても、軍事評論家という人は、本当にうれしそうに戦争の説明をしますね。「これは、○○師団の戦車で・・・、あ、私は、色を見ただけでそれがわかるんですが・・・」だって。

4.7             180人以上の新入生を迎えた。「家族の時代」の一番よい時だ。けれど、本当の価値は、真っ只中の人にはわからないような気がする。僕の詩集を読んで、少しでも多くの人がそれに気づいてほしいと思う。

4.6             この年になっても、いつもと違うことに挑戦して、それができるとうきうきしてくる。車の運転が嫌いな僕が、初めて環八とか、関越自動車道を走ったというのが、けっこううれしかったりした。挑戦しつづけることは精神を若くするかも。

4.5             娘の住む埼玉まで車で行った。テレビなどを買ってやるため。僕の運転がへただから、たった5時間の家族の時間だった。寮の玄関に入っていく娘の寂しそうな背中を見た時、初めて、娘は行ってしまったのだと感じた。

4.4             腕時計が壊れてから、買わないまま、大阪に行った。さすがに時間を知りたい場面がいくつかあったが、町の時計を探したり、人に聞いたりして事は足りた。このまま、腕時計のない暮らしをしたい。・・・贅沢かな。

4.3             仕事に追われている時は、日記に書くことが何もない。娘の受験につきあって、新幹線に乗っただけで、いくつもいくつも日記に書きたいことが出てくる。お金を儲けて買いたいのは、物ではなくてこの「時間」だ。

4.2             娘に買ったついでに、僕も初めて携帯電話を持った。便利とわずらわしさが同居している。カメラ付きだったから、家族の一番好きな写真を待ち受け画面にすることができた。

4.1             新しい学校に赴任した。一般の企業でいうと、同じ会社の違う営業所に行く、という感じかな。こんな年になっても、初出勤はどきどきします。

3.31            家を出る娘に持たせる携帯電話を買うためにdocomo? j-phone? au? tu-ka?一番安く済むのはどこか、しばらく調べまくった。でも、時計も携帯も持たず、ホテルのラウンジでコーヒーを飲みながら夕暮れの町を見ていたら、そんな細かいこと、どうでもよくなった。

3.30            宝塚ホテルは、小さいけれど落ち着いた良いホテルだ。娘を待ちながらテーブルにメモ帳を置き、コーヒーを飲んでいるのは、ちょっとリッチな時間だ。曜日にも時間にもしばられないことが、一番の贅沢なのだと思う。

3.29            昨夜は送別会の二次会で、たっぷり歌わせてもらった。「今年一年の中で一番幸せそうな顔をしている」と言われた。今年一年、大変だったのだと、しみじみ思った。

3.28            3月末だというのに、新幹線が冷房を使い出した。窓が開かないから、空調はありがたいが、それは、外気に触れないところにいるということで、SFによく出てくる壊滅した中にわずかに残った人たちが住む人工コロニーを連想してしまう。

3.27            娘はぬるい湯に入る。僕は、冬は熱いのに入らないと風邪をひくという強迫観念があるので、追い炊きがいつも必要だ。しかし、ここ数日、追い炊きが必要ないほど気候が穏やかだ。いや、来週には娘も家を出て行くので、娘のあとに風呂に入ると言うことそのものも、なくなる。

3.26            新大阪駅で、新幹線のチケットをすられた。面白い体験だったけど、「授業料」2万円は、ちょっと痛い。

3.25            新幹線の隣りの席のおじさんが暇そうだったので、読み終わったスポーツ新聞を渡した。年配の方に失礼かとも思ったが快く受け取ってくれた。最近、一生に一度きりしか合わない人との交流をしない人も多いかもしれない。

3.24            駅弁はあまり好きではない。御飯が冷たいから。駅ビルの食品街でできたてのお弁当を買うと、御飯は温か、キャベツは刻みたて、ということになる。今日は静岡駅パルシェの「新宿さぼてん」のひれかつ弁当。安くて、おいしかった。

3.23            電車の車窓を流れていく町や村には、確かにそこで人が生きているのに、その風景は乗客にとって仮想のものでしかない。テレビの向こうの戦争を、子供たちに「感じろ」というのは、難しいことだ。

3.22            幸せなときに幸せな顔をするのが上手な人と、下手な人がいる。もし、自分が下手だと思ったら、上手になるように練習した方がいい。上手になると次の幸せも、その顔に吸い寄せられてくる。

3.21            友人が、大きな書店の社長を紹介してくれた。僕の夢は、本当に多くの人の手によって現実になっていくのだと、心から感じた。

3.20            おしんは、アラブ諸国でも人気があった、と聞いたことがある。一部の為政者を除いて、この星に生きている人の気持ちは、みんな同じだろう。今日、ミサイル攻撃が始まった。

3.19            母は、おしんのように、けっこう勉強が好きだったらしい。仲の良い友達が、みんな、学校で勉強している間、自分だけが住み込みの子守りをしていたり、自分は中学を卒業して就職なのに、自分より勉強が嫌いな子達が進学するのを見るのがつらかったから、僕がもし、勉強をしたいなら、自分は御飯を食べなくても僕の学費を出す、と言った。

3.18            母は、中学校に行かないで、子守りの奉公に出ていた。だから、おしんの話は、僕にとって、当時から、そんなに衝撃ではなかった。

3.17            「おしん」を初めて見た。当時はもう、働いていたから、朝の連続テレビなんて、見られるわけがない。朝7時前に家を出て、夜遅く帰っては家でも仕事をしなければならないサラリーマンにとって、あの時間にテレビを見ている人が不思議で仕方なかった。

3.16            5kmのウォーキングのために、毎朝、夜明け前に起きる人が、500m先のタバコ屋に車で行く。

3.15            カラオケ教室の発表会のPA機器の搬入を手伝った。60過ぎた叔父さんやおばさんが、舞台の袖で、マイクを握り締め、目をつぶってどきどきしている姿は、失礼だけどかわいらしいと思った。し本性を立派に生きてきた人たちが、少年のようになっていた。

3.14            限界を考えた時に、限界は訪れる。

3.13            仕事が忙しくなればなるほど、他にやりたいことを思いつく。神様の悪戯かと思ったが、単純に脳がよく回転しているだけのことらしい。

3.12            妻の誕生日は、沖縄返還の日で、Jリーグの始まった日。これなら、ぼけても忘れそうもない。とても助かる。

3.11            今年は、東京ディズニーランド20周年。開園の2週間くらい前に結婚したので、ディズニーランドがあるかぎり、今、結婚何年目かがすぐにわかり、妻に怒られる心配はない。

3.10            アナウンサーは、1分間に原稿用紙1枚くらいで読むのがわかりやすい速さらしい。これは、1秒間に6文字くらいを言っていることになる。1秒間て、すごく長い時間かもしれない。 I Love Youなら、1秒間で言えるだろう。

3.9            小学生に九九カードを練習させるときは、1枚1秒以内で答えを出すようにさせる。最初は驚くが、1分20秒以内に、80枚の九九カードをめくりながら答えを言う練習は、簡単にクリアできる。1秒と言うのは、脳のスピードからいうと、けっこう長い時間だとわかる。

3.8            ワープロを初めてさわった時、同じ文字がダーッと出てしまった。今は、そんなことはない。0.何秒という微妙な押し具合でタッチができるからだ。人間の脳は、1秒もない、ほんのわずかな時間もコントロールする力がある。

3.7            僕のミスしたボールを、息子が、シャツが胸に張り付くような勢いで取りに来る。もう子供の体ではなくなったのだと、感じる。

3.6            ライオンは獲物を捕る運動能力があれば、生きていける。人間の社会では、「人を幸せにする能力」が高ければ、よい暮らしができる。

3.5            腕時計が壊れた。すぐに買いに行けなかった。2,3日したら、腕時計がなくても、自分が困っていないことに気づいた。腕時計を見る時は、いつもあせっていた、ということにも気づいた。

3.4            娘の卒業式に出て、1回だけ泣きそうになったのは、勝沢校長が挨拶の中で、教師として卒業生を送るのはこれが最後になるだろう、とおっしゃった時だった。身内のことは、なかなか泣けないけど、人のことだとすぐ涙ぐんでしまうのは、変かな。

3.3            子供が生まれてから2200日間、親が、自分の理想とする人物を演じ続ければ、子供は、親の理想どおりに育っていく。すごく難しいことだけど。

3.2            駿府マラソン。相変わらずの10km55分だけど、今年は、週に一度必ず5kmを走ってきたから、ゴール前で10人を抜くほど、余力があった。いっしょに走る友達は、みんなハーフやフルマラソンに出てるので、僕もやってみたい気持ちになって、妻に叱られたりする。

3.1            娘の卒業式に出た。娘が病気になったばかりの時は、18歳まで生きていられるのかなあ、って、本気で思っていた。娘が、18歳まで生きていてくれて、本当に良かった。

2.28            授業参観日。子供たちは、半年間練習した落語を披露した。見ている保護者の方が緊張していて、笑ってもらえず、子供たちはさらに緊張していた。親の気持ちも、子供の気持ちもわかるから、歯がゆい。どこかの老人会みたいなところで、やらせたいなあ。

2.27            明日の学級懇談会では、娘の卒業のことを話してしまいそうだ。「親の先輩」として、子供が10歳の今を、本当に大事にしてほしいという僕の気持ちは伝わるだろうか。渦中にいる時って、本当に大変だけど、その時こそが、一番輝いている時期だから。

2.26            夜8時で閉園したディズニーシーは、4時間後の深夜0時から稼動を始めた。ミラコスタの部屋の窓から見る、ディズニーの(ほんの一部にしか過ぎないけれど)裏側は、表以上に感動した。

2.25            ミラコスタというホテルが素晴らしい理由は、従業員から、そこで働く誇りを感じ取れるところです。うわべの笑顔と言葉遣いをいくら訓練しても、一人一人に、そこで働く誇りがないとだめみたいです。新宿のホテルH様。

2.24            ホテルのランチバイキングに3人以上で来ているおばさんたちは、異常にやかましい。二人連れまでなら上品な人も多いのに、どうして3人以上だと下品になってしまうのだろう。

2.23            「家族の時代」最後になるかもしれない旅行が終わった。家族といっしょにいられることが、こんなにうれしいことだと、普段の生活の中では、これほど切実には思っていない。

2.22            世の中の常識として、音楽は主役ではない。後ろ向きにテレビを「見て」いるとそれがよくわかる。聞いたことのない音楽に振り向くと、それが毎日見ているコマーシャルだということに驚愕することが多い。

2.21            僕のCDの棚から、夜の仕事のBGMを探すのは難しい。ほとんどのアルバムが、心を癒すものではなく、胸を高まらせてしまうものだからだ。僕は音楽で心癒されたことはない。鼓動を高めることで、立ち直らせてもらったことは数限りなくある。

2.20            夜、仕事のBGMに、その時の気分に合った曲が思い浮かんだ時、それがすぐにCDの棚から出てくる時と、なかなか見つからない時がある。ちっちゃな運勢の波が、いつもあるような気がする。

2.19            野性の豚は、ソリッドだ。野性の豚が青い空を眺めていたら、とても素敵だ。人生を楽しむって、それくらいのことなのかもしれない。

2.18            飼われている豚は、飼っている人間におののきながら、毎日安定した餌を食い、やがて人に食われるために死ぬ。自分の生き方を選べない「養豚場に生まれてしまった豚」はかわいそうだが、養豚場の折の中に生まれた人間は、今の日本にはいない。なのに、養豚場の豚になりたがる人間は多い。自分はそうか、いつも考える。

2.17            自費出版をする出版社を決めた。やはり、何かを仕掛けていかないと、心臓の鼓動はよいリズムを打たない。

2.16            若い店員から「〜よろしいでしたか」攻撃を受けた。「させていただく」に次いで、耳になじまない言い方だ。ただし、この言い方は、しっかりしたショップやホテルの従業員は使わないようだから、このまま乱れていかないかもしれない。

2.15            こんなことで自然に涙が出てくるなんて、思わなかった。キダム。演出以上に、技で感動した。

2.14            街はバレンタイン一色だ。これを考えたチョコレート業界の人、ほんとにすごい。「土用の丑は鰻」の次くらいの大ヒット。節分の太巻きもがんばりましょう。

2.13            どんなに慎重な人も、受話器を顔に当てると回りの状況を見失う。公衆電話には専用の空間(ボックスでなくても)あるからいいが、携帯にはそれがない。だから、本当にこっけいに見える。

2.12            息子の練習試合で、向こうの監督さんが大きな声で、「9番のマークをはずすな」と言った。9番は息子。親って、それだけで一日幸せになってしまう。

2.11            近所を少し走ったら、日の丸を掲げている家がけっこうあることに気づいた。とてもよいデザインの旗だと思う。戦争さえ、なければね。

2.10            土曜日に参観日をやったので、平日の今日は休校。娘とふたり、ホテルで1000円のランチ。平日なのにとても込んでいて、おばさんのグループばかり。まだ、見たことはないけれど、この人たちが「真珠夫人」を見てるんだろうな。それにしても、おばさんは声がでかい。おばさんたちの話が聞き取れて、娘の声は聞こえない。

2.9            僕に顔が似たせいで、娘の宝塚の夢は遠ざかった。僕の運動神経のなさが遺伝して、息子のサッカー選手の夢も遠ざかりつつある。あきらめないところだけも二人に遺伝してるけど。

2.8            料理はお腹がすいている時に作るから、すごい作業だ。妻にとても感謝している。小さな僕らの家を建てる時は、僕も台所に立てるように設計する。

2.7            「文芸やいづ」という本の表彰式に行った。審査員の講評があって、いちばんよい賞を受賞した僕の目の前で、「今年の詩部門は、低調だった」と言われた。実は僕もそう思った。だって、僕の受賞した作品は、10年以上も前に、たった5分で書いたものだったから。

2.6            日産のゴーンさんが小学生に話をする番組を見た。昔、にメールを出したら、サイト担当の人から、必ずゴーンに伝えます、という返事が来た。たとえ、それが嘘でも、そういう返事を出すシステムを作ってあることで、信頼を得られる、ということがわかっている人なのだろう。

2.5            胃カメラ、初体験。奥歯を磨くだけでえずく僕が、そんなのできるわけがないから、思い切り麻酔を打ってもらった。何よりもこわったのは、声帯が傷ついてしまわないか、ということだったけど、大丈夫みたいだ。

2.4            前にも書いたが、立春というのを、とても大事な日だと思っている。これまでの1年間の努力が、今日から花開くのだ、と信じている。1年間のサボった分のつけも、今日から出てくる。だから、立春から節分までの1年間、気を抜かない。

2.3            これだけ一度に髪を短くすると、声をかけてくる人も多い。多分一度も話したことのない1年生からも、「先生、髪の毛が短くなった」なんて言われたりする。どの子も、口をそろえて、よくなったといってくれるので、うちの学校の子供は、みんなやさしい。

2.2            小田和正さんの写真を持って、床屋さんに行った。家にもどったら、妻に、桂文珍といわれた。床屋さんのせいではない。こういう運命なのでしょう。同じ悩みの人、語り合いましょう。

2.1            プロ野球のキャンプインがニュースになる。そういえば、僕らの仕事にシーズンオフはない、ということに、気づいたりする。あ、みんな、そうか。

1.31            インフルエンザの当たり年とかで、うちは一家4人で予防注射をしたにもかかわらず、息子はインフルエンザと診断された。娘の発症した直前に、娘はインフルエンザにかかっていた。インフルエンザが流行った後、つぼみの会の会員が増えているのではないか、という気もする。今年は大丈夫かなあ。

1.30            これを1行日記に書こう、と突然ひらめくことがある。でも、1分も歩かないうちに忘れてしまう。なのに、ずっと前のつまらないことは、覚えていたりする。

1.29            時間がもったいないという考えを持った時から脳の老化が始まっている、という点で、息子と考え方の一致を見た。息子もいつのまにか、成長している。

1.28            とにかく真面目な子に育てておけば、子供が「よい人」に出会った時、その人からたくさんのものを吸収することができる。誰でも「よし人」に出会うチャンスは来るだろう。それを素直に受け止め、チャンスとする者は、成功する。

1.27            小学生に書き取り練習をさせる時は、「自分の字を書くな。お手本の字を書け」と言うようにした。脳が若いうちに、最良のものを学ばせ、第2次性徴以後、オリジナリティを研究させる。

1.26            選挙カーが家の前を何台も通り過ぎる。名前を連呼するだけの選挙運動にどんな価値があるのか、と思っていたが、違った。家の前を、質の悪いスピーカーで、大声を張り上げていった候補者の名前は絶対忘れない。そして、絶対投票しない。今、息子が熱を出して寝ているから。

1.25            初めて出版社に行った。他の業界の人と話すのは、それだけでとても面白い。風貌からして、普段の生活では会ったことのない人だ。こういう出会いが毎日あれば、いいな。

1.24            探し物が見つからないから、次の場所を探す。そこで探していると、先ほどの場所の中に、調べていない引出しがあるのに気づく。そんなことの繰り返しなのは、年のせいかなあ。

1.23            大切なあるものが、どうしても見つからない。絶対に捨ててはいないはずなのに、どこにもない。どこかに記憶の盲点があるのかな。

1.22            キリスト教では、曜日は神様が作ったことになっている。人間が作ったのではない、といわなければならないほど、曜日には矛盾があるのかもしれない。

1.21            自分は、6歳で小学校に入ってから、もう40年も、「曜日の中」で生きている。昼と夜を作ったのは人間じゃないけど、曜日は、人が作った。もう、そこから出たい。

1.20            機械の音は、人のこころをいらだたせることが多い。自然の音は、人の心に安らぎを与えることが多い。道具の音は、後者に近い。道具は人のリズムで動くからだ。人間は、機械ではない。

1.19            義父の法事。小さい頃は、お経は摩訶不思議なものだった。今は、聞いていると、いろいろわかって面白い。小さな頃不思議だったものが、自分の中で形を変えていくのに気づくのは面白い。

1.18            吉本ばななをはじめて読んだ。「キッチン」・・・すごい。流行りすぎているものはどうでもよい、という頑固さから、吉本ばななに会うのが遅れた。

1.17            質で勝負しているものがしっかり売れるためには、買うほうも質を見極められる「目」がなければならない。買うほうの目が萎えてきたら、売るほうも徹底的に作るものを追い込まなくなる。

1.16            ベータとVHSのように、互換性のない「規格」の段階で競争されると、あとで泣くのは、買った人たちになる。「質」で勝負してくれるとうれしい。

1.15            相変わらず今年もやりたいことばかり。お金が欲しい。そのお金で、時間を買う。

1.14            朝、職場で先輩から、「すっきりした顔してる」と言われた。この3連休、ずっと自分の音楽のことをやっていたからかな。とにかく、僕は、全部顔に出るから、簡単な人間だと思う。

1.13            バンドの友達と二人で、彼のお父さんのカラオケボックスに10時間もこもってボーカルの録音をした。「録音が仕事なら、俺たち家族を大事にするよな」なんて二人で言い訳しながら、やった。二人ともこわいものは同じだ。(彼の奥さん、こんなこと書いてごめん)

1.12            息子の駅伝を応援に行った。中継所で息子の写真を撮ろうとして身構えていたのに、息子を見逃した。「世間」にいる息子の姿を、親父はだんだん知らなくなってくるのかもしれない。

1.11            娘の合格祝い、それに、娘が離れて暮らす記念に、家族で旅行することになり、中央観光に相談に行く。2月にミラコスタに泊まると、家族中大騒ぎ。2泊3日だけど、娘と息子がよろこぶものにしてやりたい。

1.10            定着度テストという名前の県下一斉テストがある。実力を発揮しさえすれば、どの子も満点に近いものを取れるはずなのに、小さなミスで満点を取れない子が何人もいる。サッカーで言うと、選手に100%の力を出させてやれない監督としての僕の責任も大きい。トルシエは、若手に基礎を教えるのは上手だった。でも、本番では監督としてよい采配ができない。僕もトルシエ的かも。・・・それは嫌だから、かんばろう。

1.9           ふとんの中で右足と左足の素足の部分を重ねていると、どこまでが右足でどこからが左足なのかわからなくなってくる。妻と手をつないで寝ると、どこまでが自分で、どこからが妻なのかわからなくなる。試してみてください。不思議です。

1.8           今年の箱根の5区は新記録だった。でも、全体的な面では、あまり取り上げられない。記録に残るだけなら、実力さえあればいいが、記憶に残るためには、実力と運がなければいけないらしい。

1.7           せっかくの正月があっという間に終わってしまうから、今年こそは絶対に見ない、と宣言したはずの箱根駅伝を、また今年も見てしまった。10kmに1時間もかかってしまうランナーでも、箱根を走る子の気持ちがわかったような気になって、つい全部見てしまう。

1.6           3学期開始。3学期はとても仕事のし甲斐がある。子供たちのことがいろいろわかった上で指導できるし、子供たちも僕の言葉をよく理解できるようになっているので、より多くのことを教えることができる。

1.5           テレビ予約のGコード、一回で暗記して予約できますか。おぼえられなくなったら不安だなあと思います。

1.4           毒を吐く人間がいる。その人のことを好きとか嫌いとかいうよりも、その毒に対抗するために、さらなる毒を持ってしまおうとする自分に気づくことが嫌になる。どんな毒も、薬のように苦もなく飲み込んでしまうような強くて大きな心の人を尊敬します。

1.3           年に一度、1ゲームだけ家族でボーリングをする。一応、今年は、まだ、親父の面目は保った。来年はだめかも。家族の時間が、僕の時間が、大きく変化していく。

1.2           ここから見る冬の富士山は、本当にきれいです。夏に息子と登ったおかげで、富士山を見て息子と「あそこまで行ったよな。」と話す楽しみも増えました。今年は、頂上に行ってみたいけど、息子はいっしょに来るかなあ。

1.1           新年の抱負。今年は、詩集の出版を実現すること。よい本を作って、多くの人の心に届けたい。

2002

12.31          ワールドカップをはじめ、いろいろなことがあった2002年でした。自分の人生の中で、けっこう重要な年として、振り返ることのできる年かもしれない。

12.30          いつものように、妻の実家で、正月を迎える準備をしている。今年は、娘が台所でかいがいしく働く。来年は、どんな家族の形になっているのかなあ。

12.29          映画「マイノリティリポート」を家族で観に行った。カウント0になったところで涙が出てきた。その理由は、公開中なので、まだくわしく書けません。ぜひ観に行ってください。損はしません。

12.28         「銀河鉄道」というお酒を飲んだ。普段酒を飲まないし、酒に関しては何も持っていない僕にはもったいない。これがどれほどすごい酒なのか、わかったなんて偉そうにいえないけど、唇から喉に行くまでに、何種類もの味がした。4合1万円。

12.27              焼津市昭和通り商店街、かけラーメンの「桃花園」というラーメン屋が消えた。僕のふるさとの味は、このかけラーメンと、チョットバーのコロッケ。何とも言えず、寂しい。

12.26              休みといっても、花がある限り、学校へは行く。静まりかえった夕方の校庭に、逆上がりを練習する女の子とお母さんがいた。「愛」は、金額では表せないが、「時間」では表せる。

12.25              「山本昌邦備忘録」を読んだ。本当に気持ちがすっきりした。みなさんも、ぜひ読んでください。165ページから175ページまでは、中学生も読んでください。

12.24              2年前、これで最後かもしれないと思った息子とのボール蹴りが、今年も続いている。ただし、ポジションは去年と、もう逆。僕が太陽を背に風上という有利な場所でボールを蹴る。それでも、息子のボールの勢いに押されて、自分の場所はどんどん後ろに行く。これでいい。

12.23              人形ショーはなくなったが、娘と息子は、僕らにプレゼントと手紙をくれる。今年の息子からの手紙には、「お父さんとボールを蹴ると、一人の練習では気づかないことが出てくるので、また蹴ってほしい」と書いてあった。部活の中で一番下手だという状況にくさりもせず、毎日、一人でボールを持って公園に出かける息子を見るのが、とても幸せだ。

12.22              息子が小学生だった2年前までは、ケーキのほかに、人形ショーもあった。「サウンドオブミュージック」の「ひとりぼっちの羊飼い」みたいに、僕らを楽しませてくれた。娘のリードがやさしい。

12.21              我が家のクリスマスパーティは、ここ数年、娘と息子がケーキを作り、僕らにご馳走してくれるという事になっている。これはT型糖尿病の娘が、自分で思い切り食べられる低カロリーのケーキがほしいという願いを自分で実現するために始められた。娘は4月から、栄養士になるための道を進む。

12.20           忘年会。当番の人たちは、この忙しい時期に、本当にがんばって、みんなのために忘年会の用意をしてくれる。とてもありがたいと思う。2次会にいけなくて、ごめんね。仕事に対する体力が限界に来てる。

12.19           娘が病気になってから、何度もソフトクリームを食べるのを我慢した。娘が高校を卒業し、家を出たら、その我慢もなくなる。うれしいか、悲しいか、わからない。

12.18           ソフトクリームが好きです。作る人によって、量が違います。初心者で良心的な人が店員さんだと、得します。藤枝の藤の花湯では、冬でもけっこうな人気メニューみたいです。

12.17           老人に席を譲る女性を、電車の中で見た。とても自然に譲っていた。目の前に座っていた若いアメリカ男性は、それには何も関心をしめさず座ったままだった。

12.16           ボジョレーヌーボーを飲んだ。注ぎ切れが悪く、テーブルに滴がぽたぽたと落ちた。しゃぶしゃぶのたれを小皿に注ぐと、たれはしっかりと切れて、一滴もこぼれなかった。日本て、すごいね。しばらく、これが食卓の話題となった。日本にある資源は頭脳だ。

12.15           この土日は、学校にたくさんの先生方が仕事をしにきていた。ということを知っている僕も、学校に行って、仕事をしてきた。

12.14           スプーンの口当たりが気になるようになった。でも、スプーンを買うときの「お試し」ってないですよね。

12.13           これから数日間は、通知表作りだけの生活になる。仕事になる、のではなく、生活になる、というところが、大変。

12.12           久しぶりに新曲が書けそうだ。友達の結婚のお祝いに、ほしいとも言われない歌を書いている。27年前、最初に認められた歌も、人へのプレゼントだった。自分のためにやろうとすることは誰も認めてくれないが、人のために書く歌だけは、神様が見ていてくれるのかもしれない。今度の歌も、自分では気に入っている。

12.11           お正月が夏なら、大掃除が楽だ。

12.10           年末になると必ず郵便局強盗が出る。お金に困るのは、年中変わらないことだと思うんだけど、なぜこの時期に強盗に入ろうという気持ちが集中するのか。

12.9           サッカーの試合の中で、一人がボールを扱える時間はわずか数分。だから、ボールのない時に、どれだけ質の高い動きをしたかが重要になる。自分が主役でない時も、質の高い動きのできる子を、自分のクラスで育てたい。

12.8           鹿が電車に轢かれる事故を防ぐために、線路の近くにライオンの糞を置いたら、事故が0になったそうだ。「神様のなぞなぞ」は、まだまだ人間には全部解けそうもない。

12.7           息子のサッカー部の父母会。二次会で行ったスナックに年配の方が溢れているのに驚いた。こうしてみんな生きているのかと、違う世界を見たような気がした。

12.6           田中耕一さんをサラリーマンの星と呼んでいるが、サラリーマンにノーベル賞の道が開かれているわけではない。うっかりそこのところを間違えている人がいると罪作りなキャッチフレーズではある。

12.5           胸を張って、謙虚に。

12.4           いっぱいに詰め込んだご飯の上、全面に炒り卵の乗せてある弁当には、懐かしさがある。最近は、妻が息子に作っている。ちょっと、うらやましい。

12.3           僕はまだ、一度もトヨタカップを会場で観ていない。テレビ中継は、ほとんど観ているはずだ。今年ほど、圧倒的な力の差が、前評判にも結果にも表れていたことはなかったような気がする。一流選手たちは、トヨタカップさえも余裕でこなしてしまうようになった。

12.2           弱者に対する公的援助が削減されていくのはけしからん、という意見をたくさん聞く。日本そのものにお金がない、ということが、誰の目にも明らかになってきた。少ないお金を冷静に正しく使うという意識が、要求する側にも、要求される側にも必要なようだ。

12.1           刑務所の罪人たちが、ラジオを聞いたり、カラオケ大会をしたりすると聞いた。写本と労働以外はしないのだろうと考えていた僕には意外な情報だった。殺された人の無念、残された家族のくやしさは、どこへ追いやられてしまっているのか。

11.30           センターラインを消すことで交通事故を減らすという工事をするらしい。これが成功するのかどうかは、僕にはわからないが、こんなふうに逆転の発想を実現できる社会でなければ進歩しない。これを許可したセクションは健全だ。

11.29           今年は、年賀欠礼の葉書がやたらに多いような気がする。偶然なのか、それとも、自分がそういう年齢になったのか。

11.28           拉致被害者家族の会の代表に横田さんがなったのは、お人柄もあるのかもしれないが、めぐみさんの年齢も関係していたのではないか(めぐみさんの年齢なら確実に会える・・・と)。もし、そうだとしたら、今の段階で、横田さんが代表として記者会見するのは、大変なことだと思う。こうすることで、めぐみさんの存在を信じていられる、ということかもしれないけれど。

11.27           友達が糖尿病に効く漢方薬を見つけてきてくれた。残念ながら、T型糖尿病を治すものではないけれど(T型糖尿病を治す方法は、まだ世界のどこを探してもないから当然だけど)、娘を思ってくれる友達がいるのが、うれしい。

11.26           近所にできたばかりジャスコは、フロアが広い。そこを数え切れないほどの買い物篭を載せた手押しカーゴが行く。上から見たら、きっと虫の動きだと思う。

11.25            毎日会っている人から、「えっ、学校って9時からじゃないの」と言われた。そうです。教員は、一般の会社とは違い、8時前から子供とともにいるのです。小さなお子さんのいない方、ご存知でしたか。

11.24           「ドーハ」の代表選手たちが次々にリストラされていく。不安定だからと、住宅ローンに銀行が応じてくれないとも聞く。国内最高年俸の中山でさえ、すべてのタイトルをとって、やっと8000万円だという。野球のように毎日ゲームがやれるようなスポーツなら、もっとよくなるだろうか。日本の「世界」は地球ではなくアメリカなのだ、とつくづく思う。

11.23           娘の入学金と、僕の作りたい本にかかる経費が同じ値段だった。本は出版せずに、娘を大学に入れる。

11.22           娘の入試の合格発表の日で、人生、久々にどきどきした。受験番号を見間違うくらい落ち着かなかったのだから、情けないくらい、どきどきを味わった。

11.21           とうとう、息子に身長を追い抜かれた。「この日」は、知らぬ間にやってきて、知らぬ間に過ぎてしまっていた。

11.20           日本対アルゼンチン戦。これでいいです。すごくうれしかった。ついにフットボールが始まったという感じです。応援します。ジーコ監督、山本副監督。

11.19           手前味噌だが、小学校の校内掲示は、本当にすごいと思う。お子さんが小学校を卒業したら、お父さん、お母さんも感じてくれると思う。先生方、みんな、昼間は忙しくてできず、外が真っ暗になってからやってるものね。

11.18           飼っている犬を「この子」と呼ぶ女性は多い。彼女らは、自分の子供を何と呼ぶのだろう。ペットが「この子」で、我が子は「この人」、だんなさんが「これ」だったりして。

11.17           クラスに、朝食をとってこなかったり、一人で朝食をとったりしている子がいるのがわかった。子供は、食べ物からだけ栄養をとるのではない。家族とのおしゃべりの中に、こどもを本当に成長させる栄養があるのだ。親になったら、しっかりしなさい。

11.16           チェーン店のファミレスで、店舗によって味の違いがあることはあるだろうか。「五味八珍」大井川店の味が、他の五味八珍よりおいしいと、家族が言うのですが。もし、本当にこの店舗だけ味がよいのだとしたら、大きな名前に安住しない店長の意気込みがあるということだ。安住はその人を平和にするが、その人の魅力はなくなる。

11.15           言葉のミスが多い。別の言葉を使っていれば、真実がしっかり伝わったはずなのに、なぜか違う言葉で表している。でも、おもわず口をついて出るのは、やっぱり本心かも。

11.14           新型車って、かっこいいと思う。古くなった車のデザインは、やっぱりやぼったい。どうしてそう思うのか、自分でも不思議だ。みんながこう思うから、車を買い換えたくなって経済も回る。世界中の人が「嗜好」を持たなくなったら、日本は真っ先につぶれてしまうだろう。

11.13           最近、スピードを出して車を走らせるのを面白いと思わなくなった。のんびり走っていると、あおってくる車がけっこう多い。ルームミラーを覗くと、あおってくるドライバーの顔はなかなか面白い。最近あおってくるのは、おばさんが多い。

11.12           日本の最高会議である国会のやじは、小学校の学級会の手本にはならない。国会議員は、話し合いのルールとしてやじを教えるべきだと思っているのか。

11.11           交通安全の旗が、カーブミラーの邪魔をして、危険が増えている交差点がある。同じことが自分の行為の中にもないかどうか、心配になる。あまり臆病になっても、何もできないけど。

11.10           息子が読書をしながら、言葉の意味を訊いてくる。意外な言葉を知らない。たしかに日常では使わなくなった言葉だが、自分はどの時点で覚えたのだろう、と不思議になる。

11.9           息子の新人戦が終わった。格が上の相手と戦い守りきって、PK戦となった。監督の采配がいい。両校1本ずつ外して、5人目が息子。キーパーに読まれ止められ、試合が終わった。高校の時、卓球の試合で、自分のミスで勝てるチーム戦を落とし、チームに迷惑をかけたことを思い出した。みんなとは笑って別れたが、家で一人で泣いた。泣いてたから、いい選手になれなかったのかなあ。

11.8           自分の運がよかったかどうか、とか、自分は「うまくやった」かどうか、なんてことで自分の人生を評価しようとすると、四六時中あせりっぱなしの生活になる。

11.7           学校の演劇鑑賞教室で、め組という劇団の公演を見た。おそらく、子供たちのために地方を回ることが生涯の夢だという役者さんは、この中にはいないだろう。自分の夢と運の折り合いをどこかでつけているのだろう。でも、まだ夢は生きているのだろう。

11.6            25年前、先輩から教わった歌の歌い方が、今、やっとわかった。ちょっとのんびりしすぎるかもしれないけど、25年間、ずっと考えていた。

11.5            土曜日、妻の学校は終日参観日だ。公務員もサービス業なので、これも仕方のないところかな。ただ、このままこれが一般化すれば、今まででさえ多かった教員の紺屋の白袴はさらにふえると思う。一般の企業でも、親父の土曜休みは難しいんだけど。

11.4            連休の3日間とも、学校に行って、花の水やりをした。妻は、生活科で使う落ち葉やどんぐりを拾いに行っていた。プロには、本当の休みはない。

11.3            朝、雨戸を開けると、刈り入れの終わった田が、また緑色をよみがえらせ広がっている。この景色、この色に、知らないうちに慰められていたかもしれない。同様に自分の気づかないところで、自分を支えてくれている人がいるかもしれない。

11.2            家を買う夢を見た。この夢でわかったことは、子供がいなければ、家を建てても、喜びは半減するということだ。この点で、親父は、とてもよい時に家を建てたのだと思った。

11.1            絵画を鑑賞するより、空を見ているほうがいい。彫刻を見ているより、木やきれいな人間を見ているほうがいい。こんな僕だから「芸術」には縁遠い。

10.31            アフリカの平均寿命は40歳で、日本人の約半分。僕たちは、2倍楽しめる分、2倍この星や人類のために貢献するべきだろう。

10.30            娘が第一志望を県外の大学に決めた。合格すれば、半年後には、家族4人の食卓はなくなる。なのに、今日も妻は、7時半になっても帰ってこない。東名の工事や事故で渋滞にはまっている。職場が遠すぎる。

10.29            国体に、少年というカテゴリーがあるのは何のためだろう。ユースは、それぞれの種目でいろいろな大会がある。そこできちんと育てればいいので、わざわざ県のチームを作る必要はないだろう。みんなが応援したくなる地域のおじさんやおばさんが出ればいいと思う。もちろん、そのおじさんおばさんより、力のある高校生は、いっしょに出場すればいい。

10.28            自転車のおじいさんに道を譲ったら、深々ととおじぎをされた。当然のことをしただけで、人生の先輩から、こういう礼をいただく。とてもありがたいことだと思う。

10.27            カウンターが20000を越えましたという連絡をいただきました。最近は、1日平均20〜30人の方が、このページを見てくれているようです。昔は、どんなことも自分の力だとうぬぼれていたけれど、つぼみの会の会長をやってから、自分が多くの人の支えで生きているということが本当によくわかって、この20000ヒットも心の底からありがたいと思える人間になりました。

10.26            大井川町上新田町内会というところで、春風亭昇太さんと神田山陽さんを招いた寄席を開いてくれた。しかも、無料。勤めている学校のある町内会なので、クラスの子供を誘って行った。こういう街づくりの方法もあるんですね。

10.25             3週間ぶりに、卓球で勝った。勝ち負けがある限り、やっぱり勝つことは何よりも重要だ。勝つためにどう準備するか、とか、最後の最後まで自分を信じるとか、大事な要素がたくさんある。人にプレーさせて、監督気取りで勝ちにこだわるまぬけは別として、やはり勝ちにこだわるべきだ。

10.24            就学児検診というのを学校でやりました。毎年の行事ですが、昔に比べて、無駄だと思われるものが少しずつ省かれているのを感じます。時代の「最後端」をいく教育行政も少しは進歩しています。現場の教員は「最後端」ではありません。念のため。10.23            あなたの毎日は、曜日に縛られていませんか。曜日に縛られない生活がまず最初の僕の夢かもしれない。

10.22            人間ドックの結果、胃、肺、血液の3つが再検査になった。体で気になっているところが2ヶ所あるんだけど、それは、この3つのいずれにも含まれない。人間ドックって、これでいいのかな。

10.21            人間ドックを受けた。待ち時間の間に、歌を1曲、詩を1篇書いた。普段の時間がいかに文化的ではないかがわかる。

10.20            息子の試合を見ることができた。せっかく神様がくれたセンターフォワードというチャンスを棒に振るようなプレーの連続だ。・・・と、高望みをしている自分に気づく。俺の息子だもの。ゆっくりやりましょう。

10.19            静岡、青葉小路の寿さんで飲んだ。おいしくて、楽しい時間をいただいた。このお店をご存知の方は、連絡ください。いっしょに行きましょう。

10.18            2週連続して、卓球で負けた。1セット目を取ったのに、2セット目、3セット目をジュースで競り負け、4セット目に力尽きた。実力差があったとはいえ、本当に情けない。息子に、「真剣に勝負しろ」なんて、言えない。

10.17            遠足でバスを使った。運転手さんとガイドさんが、子供にとても優しくてよかった。静鉄ジョイステップバスの鍋田さん五島さん、これからも、よろしく。

10.16            ジーコジャパン発進。これが本当の代表チームだ。トルシエもユースの年代までだったら代表監督として世界的に有名になれるくらいの実力があるだろう。トルシエのやったことは、フル代表の監督としてやることではなかった。サッカー協会のみなさん、二度と失敗しないでください。

10.15            拉致事件一時帰国のうち、4人が婚約者とともに連れて行かれたのは、大不幸中の唯一小さな幸いだろう。愛する相手が一番近くにいたからこそ、生き延びる気力がわいたのだろうから。

10.14            拉致事件一時帰国の人たちの歯が一様に悪いのを、妻が見つけた。これだけ見ても、あの人たちの24年間の悲惨さがわかる。

10.13            先週の練習試合に引き続いて、息子が公式戦で初ゴールを上げた。上手な子をディフェンスに置かないと大敗してしまうというチーム事情により、息子がトップをやっている。神様、息子にこんなよいポジションを与えてくれてありがとう。幸せだと心から思う。

10.12            村のお祭が始まった。祭の準備をする人たちは本当にいい人。あんなに大変な準備を毎年やってくれているおかげで、子供たちも楽しい。世の中にはおいしいところだけを狙って生きている馬鹿もたくさんいるのに。

10.11            卓球の試合で負けた。ここ5年くらいの中で、いちばん自分の力を発揮できた試合だった。だから体は満足していた。でも、心はくやしさでいっぱい。全力を出し切れば勝負は二の次、というのは、勝負をしていない人の言葉だ。「結果を出す」というスポーツ界で流行の言葉は重要だ。

10.10           いい天気だなあ。この日がいい天気というのが、本当に面白い。体育の日でなくなってから、何年間晴天は続くのかなあ。10.9            拉致された人たちの親の気持ちは、親を真剣にやった人にしかわからない。そうだ。真剣にやった人にしかわからないんだ。

10.8            沖縄から届いた自主制作CDのラスト曲は、息子さんを歌った歌だった。子供を育てた人なら、この気持ち、わかる。

10.7            新幹線でトランプをやっていた時、外人旅行者が乗ってきたので、いっしょに座った。彼はスイス人で、英語ドイツ語フランス語が話せ、僕ら4人は日本語だけが話せる。でも、何とか楽しいひと時を過ごした。きっかけは、みかんを半分あげたこと。

10.6            新幹線の中で、親子4人でトランプをした。みかんも食べた。昭和30年代の電車の中みたいに。楽しかった。

10.5            練習試合ながら、息子が生まれて初めてゴールを決めた。うかつにも涙が出そうになった。この瞬間、息子と一緒の場所にいてよかった。2002年10月5日島田市初倉味の素前河川敷グランド。・・・親って、こうやって生きる。

10.4            親戚が集まった時、母がみんなから「あんた、幸せそうな顔してるよ」と言われていた。「孫が優しくしてくれるから」と母は答えていた。僕の生き方もまんざら間違ってはいないのだと、自分をほめた。

10.3            道徳の支援事業で、引退された先生に来てもらって、戦争の話を聞いた。聞いていたお年にはとても見えない矍鑠とした方だったので、教室にご案内する時、何も考えず、自分のペースで歩いてしまった。ふと振り向くと、くだりの階段を大変そうに下りていらっしゃる姿が見えた。僕もまだまだ人間ができていない。

10.2            まじめに努力する子供をすごいと思い、心の底からほめている。でも、自分は、人に努力しているところを見られたくない。「才能がありますね」と言われた方がうれしい。努力することは素晴らしい、と子供たちに言っているのは、嘘ではないのだけれど。

10.1            貧乏人として育ったので、普通の人より、ものを「しまつする」が、水だけは贅沢につかっているなあと感じる。

9.30            樹液シートを足の裏に張るという健康器具がずっときになっていたのだが、100円ショップダイソーで見つけたので試した。とてもよかった。やったことある方は感想を聞かせてください。

9.29            ある会合で、座っている姿勢がとてもだらしない女性を見た。小学生の母親だという。多分、その子供は、まわりの他の人がしっかりしていなければ、だめになる。20年以上、教育で飯を食ってきた私の勘です。

9.28            昨日書いた行事「なかよし学校」で、僕も公民館へ一泊した。子供たちも学校と違って楽しそうに、ある程度羽目を外す。しかし、3年生、4年生といえども、普通に育った子は、羽目を外す限度を知っている。中に何人かいる「限度を知らない」子は、見ていて恥ずかしい。

9.27            希望する子供たちを公民館に2泊3日させるというPTA行事が行なわれた。何度も言っていることだけど、こうしたものにボランティア参加する親は本当にえらいと思う。こういう人たちの子供は、道を外れない。親が楽をして、いい子を育てようと思ってもだめだ。

9.26            毎週木曜日は、息子のサッカースクールで、息子がサッカーをしている間、少しジョギングをする。スピードは早足程度、ちょうしがよければ5q、だめだと1qなんていういい加減さなので、おなかの肉はとれない。

9.25            野村萬斎著「狂言サイボーグ」 教育というものを考える上で、非常に重要なことが書かれています。教育に携わるすべての人に読んでほしいと思います。本屋さんでも紹介しますので、出版社などはそこで確認してください。

9.24            この夏、「読書感想文はばからしい」という意味のエッセイを何度も見た。僕もそう思う。子供に必要なのは、家族による「読書感想会」なのだ。

9.23            彼岸花は突然咲く・・・と前に書いたけど、今年、職場で花の担当になったら、咲く前の彼岸花にも目が行くようになった。苦労すればそれなりに得るものもある。それをちゃんと使えるかどうかで、人生も変わるのかもしれない。

9.22            大韓航空機テロの犯人に日本語を教えていたという「拉致の被害者」の家族に、当時、嫌がらせをした者がたくさんいるという。匿名でそんなことをした奴らを、全員、白日の下へ出さなければいけない。匿名という仮面をかぶった時だけ、暴れる大ばか者たちを。

9.21            運動会。子供たちは、本当に一所懸命やっている。外から、勝っただの負けただのと言っている大人は馬鹿だ。

9.20            横断歩道に立つ小学生、歩道橋を上るおばあさん、田舎のバス停で、じっとバスを待つ若者。自分にできることがあれば、助けたいと思う。ずうずうしい奴は、一人で生きていけるから、僕の助けは要らない。

9.19            レストランに強い香水の男性が入ってきた。料理の味がしなくなった。この男性と、汗の匂いのする僕とでは、どちらが失礼でしょうか。

9.18            自分を丸ごと好きになれば、自己実現は、わりと簡単だ。

9.17            拉致された人の家族の記者会見をテレビで見た。死亡が確認されたといわれた家族が「生存が確認された方々は、私たちに遠慮なく喜んでください。」とおっしゃった時、僕も泣いた。

9.16            映画のエンドロールを見ていた息子が、「映画ってこんなにたくさんの人でできているんだ」と言った。最近、映画館ではエンドロールを落ち着いて見られない。レンタルビデオは、しっかり味わえるので、いい。あなたは、映画の終わりのどこで立ちますか。

9.15            適切な言葉がぱっと浮かばないことが多くなった。歌をたくさん書きたいと思っている僕にとっては、この「老化」は痛い。同じ年の妻も、同じらしい。10個ぐらいの単語を日がなやり取りするだけの縁側の老夫婦になりそうだ。今日は敬老の日。

9.14            息子の部活の「お茶当番」というのになったので、1日息子の練習試合を見ていた。雨の中、たくさんの父兄が観に来ていた。僕が中学生の頃はこんなことなかったなあ。息子が花形のサッカーで、僕が日陰の卓球というところも大きく違うけど。映画「ピンポン」も、今ひとつ(世間で)盛り上がらなかったし。

9.13             富士山の五合目を出るとすぐに心臓の動きが速くなった。違う環境に入ると体はすぐにそれに慣れようとする。このありがたい機能に、ふだんはなかなか気づかない。たまには無理をしたほうがいいかもしれない。

9.12             富士山へ行く途中、セブンイレブンで道を聞いた。若いお兄さんが丁寧に教えてくれた。曲がるべき交差点には、たくさんの看板が立ち並んでいたが、お兄さんの教えてくれた「ひのや」の看板が一番目立ってわかりやすい。お兄さんのみのを見る力と、相手を真剣に考える心に感心した。

9.11             車のラジオの調子が悪く、ニッポン放送に雑音が多い。バイクが近くを通ったり、電線の多い道を通ったりすると、ほとんど聞こえなくなる。昔のSFドラマの放射能測定器みたいだ。これだけの電磁波などに、ぼくらは囲まれている。

9.10             娘が病気になったおかげで、僕は食事に関心を持つことができたばかりか、舌も変わったような気がする。勝手な思い込みかもしれないが、区別できる味の種類が増えた。ものを知っているとか、感じられるという数が増えるほど、やっぱり人生は面白くなる。

9.9             月曜日は息子の部活がないので、息子が帰宅後、一人でサッカーの練習をしている。今日も仕事を途中で切り上げ帰ったが、家に着いたら6時だった。暗くなってボールが見えなくなるまで、息子と蹴った。1日でも「家族の時代」の寿命を延ばしたいと願いながら。

9.8             僕がデジレコセミナーに出ている間、妻と子供たちが、青山の小田和正さんのオフィシャルショップに行った。場所を詳しく教えなかったので、近くの店に聞きながら探したそうだが、知っている人がいなかったようだ。何と、隣りの店の人が「小田和正って、歌を歌う人ですよねえ・・・お店の場所はわかりません。」だって。東京って、すごい所だなあ。

9.7             8月のデジレコセミナーで隣りに座ったのは、小学生を持つお母さんだった。自分のバンドを持ち、ライブも続けているとのこと。「夫(僕の場合は妻)になるべく見つからないように音楽の機材を増やしている」という共通の苦労があった。音楽制作機材の値段は、関係ない人にはなかなか理解してもらえない。趣味の世界って、このへんは共通かも。

9.6             ディズニーランドでも、渋谷でも、「いい顔」をしているのは、みんなショップの人だった。遊んでいる時のだらけた中にではなく、仕事中の緊張した中に、美しい表情がある。

9.5             仕事が忙しくなると、途端に、日記に書くことが少なくなる。毎日同じものしか見なくなるからだ。同じものを見ながら百通りの考えをいつも出せるようでなければいけないと思うけれど、とても難しい。8月のように8時から5時で仕事が済むような時なら、いくらでも、新しい考えが出てくる。

9.4             脳と体を、24時間から強制的に生まれるリズムから解放してやりたい。自分の人生の力を全部出すために。

9.3             自分が幸運かどうかに思い悩む時間があったら、今通り過ぎた交差点の風景の美しさに思いを馳せる方がよい。

9.2             ビデオで映画「リトルダンサー」を観た。前から気になっていた映画が、予想以上によかった。前半は畳み掛けるテンポでストーリーを進め、こちらが感情移入を始めると、それにあわせたようにテンポがゆったりと変わる。監督、いい腕してます。主役の子も、いいですよ。ぜひ観てください。

9.1              先日行った時にディズニーランドで発見したことを、もう一つ思い出した。ディズニーランドでは、ガムを売っていません。これもパークをきれいに保つ工夫でしょうか。配慮が徹底していてすごいです。

8.31            「千と千尋の神隠し」をビデオで見ました。これまでのこだわりをいくつも捨てて、エンターテイメントに走っている点はとてもよかったです。映画には、こういう部分が必要です。ただ、これまでのジブリ作品に比べればとてもよいのですが、「ウォーターボーイズ」を越えるとは思えません。

8.30            富士山で、一人だけ機嫌の悪い人がいた。太ったお母さんで、くだり道で何度も転び、そのたびに、家族に八つ当たりしていた。あの家族には、僕と息子のような思い出は残らないかもしれない。

8.29            富士山では、みんな機嫌がよくてやさしい顔になっている。町ですれ違ったら、絶対避けて通りそうなチンピラ風の若者も、声をかけると、ニコニコ話をする。苦しみながら素晴らしい場所にいるという共通体験がそうさせるのか。それとも、町でもみんな心の中では話したがっているのかなあ。

8.28            息子と二人で富士山を歩いた。何も持たずに新五合目から歩き出し、八合目を少し過ぎたあたりで、もどった。静岡に生まれて45年。富士山を歩くのは初めてだった。八合目の少し上に息子と二人で座っていた時間が、幸せだった。

8.27            息子の宿題につきあって、エスパルスの練習を見に行った。久保山選手にいくつか質問した。いちばん印象に残ったのは、どうしてプロになる道を選んだかと言う質問の、「みんなに期待してもらってうれしかった。期待に応えたいと思った」という答えだ。

8.26            愛知学泉大学の堀江先生にお話をうかがった。何かを成し遂げようという気力にあふれていらっしゃった。走りつづける人にとって、これから先の人生はそれほど長くない。けれど、振り返ったときに見える人生は、果てしなく長いものになっているだろう。

8.25            今、歩いているのは、上り坂の坂道か。もし、そうでなければ、誰にも迷惑をかけないように、ひっそりと生きなさい。

8.24            デジレコという雑誌が主催するセミナーが渋谷であったので参加した。若者ばかりがあつまると思っていたら、僕より年配だと思える人もけっこういた。「音楽をやっているぞ」と主張するような派手な外見の人も少なく、みんな、生活の中で、地味に、でも情熱的に音楽活動をしているんだとわかって、うれしくなった。

8.23            ディズニーランドにはもう何十回と行っているのに、まだ、毎回、発見がある。今回は、久しぶりに雨に降られたが、いくら濡れても地面が滑らないことに気づいた。少しでも坂になっているところは、特に念入りに処理されているような気がする。こういう地味な部分の工夫や気遣いが、本当にすごいと思う。

8.22           新幹線の車内アナウンス。「掛川」のイントネーションが地元の人の言い方と違う。地方ではこう言わないが、東京ではこう言うのか、などと思っていたら、英語のアナウンスでは、地元の人と同じイントネーションで「kakegawa」と言っていた。ちょっと不思議なので、JRさん、調べてみてください。皆さんのふるさとは、どこでもちゃんとした発音やイントネーションで呼ばれていますか。

8.21            息子の総合学習の宿題で、アポなし取材に付き合った。全国トップレベルの藤枝市役所、大井川町役場のサッカー部の人に質問をしようという企画だ。藤枝市役所には、仕事中はだめだと断られた。大井川の方は、Kさん、Sさんからたくさんの話が聞けた。息子は満足そうだった。Sさんの友達の、アルビレックスの宮沢選手も応援したくなった。Kさん、Sさん、お忙しいところ、ありがとうございました。

8.20            前髪を切った。10年以上切ってなかった。切るほど伸びなかったし、理容師さん、美容師さんも、僕の薄い前髪を切ろうというのは、勇気のいることだったのだろう。はげていくのは悲しいけれど、往生際が悪いと言われるのも恥ずかしい気がしている。切ってみたら、小田さんの髪型になったみたいで、ちょっとうれしかったりする。これから、これで行こう。髪がなくなっちゃう日まで。

8.19            講演を聞くのは退屈だが、本は読む。本を読む時は分を心の声にして、それにまた、心の声で自分の意見を言うので、対等の対話をしている感覚なのだろう。映画は、講演と形は似ているが、映像と音に圧倒的な情報量があって飽きない。・・・講演会に行く人は多い。僕は特殊かな。

8.18            前にも書いたかもしれないけれど、携帯電話をかけながら運転している奴の考え方がわからない。車は殺人凶器だ。現行犯を写真で撮って警察に送ったら、そいつが払う罰金の半分を賞金としてくれる、という法律を早く作ってくれないかな。そしたら、デジカメ、買おうっと。

8.17            中学生が小学生をかつあげする事件がいくつもあったと聞く。かつあげっていつの時代もあったようだ。ただ、貧乏でどうしてもお金がなくて困っているのではなく、自分で苦労して稼いだことがないから、かつあげで簡単に金が手に入ると思っているらしいところが、とてもまずい。最近は、大人も同じらしい。

8.16            この夏、講演を何回か聞いた。僕はこれまで、講演会で感動したことが一度もない。多分、1時間半なりの間、一方的に聞くということができない性質らしい。取材の形なら、何度も感動したことがある。みなさんは、講演会で感動したこと、ありますか。

8.15            饒舌になるほど、その言葉も、その人も、真実から遠ざかることが、よくある。すべての場合がそうではないのだけれど。

8.14           SBSカップ国際ユースサッカー会場で、ジーコを見た。Jリーグ初期、生でサッカーを見るのは大変なことで、ジーコの生プレーは見ていない。FC東京のユニフォームを着て一人で歩いている男性を、帰りの車の中から見つけたので、声をかけると、案の定、藤枝駅まで帰る方法がなく困っていた。サッカー好きの人に親切にしたので、お互い名乗りもしなかったが、彼を駅で降ろした後も、とてもよい気分だった。

8.13            流星群の夜を、生まれて初めて体験しました。部屋の窓で切り取ったわずかな星空の中にも、たくさんの流れ星が降りました。久しぶりに星を見たら、時間の感覚が変わって、心がゆったりしたような気がします。

8.12            娘の大学見学につきあった。初めて入るキャンパスだったが、落ち着いて考える空間が存在していた。totoの1等がたくさん当たったら、こういう場所を塒にしたい。(塒という字を初めて知りました。)

8.11            昨日の朝、誰もいない学校に行って、一人、花の水遣りをしていて、蜂に刺された。誰もいないしーんとしている場所では、「痛い」というのも間抜けな感じがして、余計に腹が立った。帰りに今まで入ったことのない薬局に寄って、薬を買おうとしたら、「ここで薬を買うより、病院に見せた方がいいですよ。」といわれた。たった1000円のことだけど、商売を度外視して心配してもらったようで、「この次からは、ここの薬を買おう。」なんて単純に思ってしまう。

8.10            ジュビロを観にいった。久々に観る高原は、とても上手になっていたように感じる。ワールドカップを見ているような気にさえなった。真面目に積み重ねていくと、突然ぐいっと力が伸びる時がある。僕もまじめにやらなくちゃ。

8.9             映画AIのビデオをレンタルして、家族で観た。予想していたのと違い、他の人にはあまりお勧めできない。キューブリックの映画だと初めから思って観れば、なるほどと思えたかもしれない。観た人は感想をお聞かせください。

8.8             うちの学校のT先生は、会議の時、人の話を(自分の納得できる部分は)うなづきながら聞く。僕も、話している時、T先生がうなづいてくれると、落ち着いてはなすことができる。優秀なピッチャーより、優秀なキャッチャーの方が、よい先生になりそうだ。他の業種ではどうでしょう。

8.7              PC Music DiGiRECOという無料雑誌を出版している人がいる。無料の雑誌で会社を経営しようというフロンティアだ。今月、この人の顔を生で見られることになったので、とても楽しみだ。僕はフロンティアに、まだ、一度もなったことがない。

8.6             毎年、この日がくるまで、戦争のことを忘れている。

8.5             中学生の息子は、前々から「大人になったらスカイラインに乗りたい」と言っていたが、新型の外観にはがっかりしているようだ。僕はこの車に特別な思いはないが、息子と同感だ。マーチやフェアレディはかっこいいと思う。買いもしない人間からも、こんなことを言われるのだから、新しいものを創り出そうとするフロンティアは大変だ。

8.4             スターウォーズを家族で観た。第1作は、まだ、娘も息子も生まれていない、妻とも出会っていない頃の作品だ。それが世界中の人を魅了し、ジョージルーカスが存在さえ知らない僕たち家族の絆を深める。こういう仕事をしたい。

8.3             つぼみの会、キャンプ準備会。大学生、高校生が一所懸命計画を練ってくれる。10年前、いつかこんな日が来るといいですね、と言っていたことが現実になっている。望んで、懸命に続ければ、夢は実現する。

8.2             学校公開講座というもののお手伝いをした。学校という施設をもっと市民に気軽に利用してもらおうという役場の企画だ。講師はみんな自校の先生。僕なんか、人に教えるものが何もないから、役には立たない。教員になるのに知識が必要なのはもちろんだが、人の役に立つのは技のようだ。

8.1             妻が洋服を買う間、本屋の書棚の前で過ごした。面白い本もあるし、どうしてこんな本が出版されて、僕の詩集は出せないのだろう、と思える本もある。こういうごった煮みたいな状態が、文化を生むのかもしれない。僕の詩も、ごった煮のひとつに入らないかなあ。

7.31           雑草を抜くと、いとも簡単にちぎれてしまう。自分の体を切って、根を抜かれないようにするためだ。その点では、人間はどういう仕組みになっているのだろう。

7.30            息子が一人で妻の実家に遊びに行った。一晩中、妻はさみしいと言っている。「お父さんは寂しくないの」と聞かれたけど、答えなかった。もうすぐ家族の時代が終わるのだということを、ずっと考えてきて、僕は、ずっとその寂しさの中にいるから。

7.29            小田和正さんのオフィシャルショップがあって、昨日はそこに4時間ぐらい居座った。そこでビデオを見ながら、小田さんのインタビュー記事などを読んでいると、生活の雑事を忘れて、細かな欲望も忘れて、すっきりしてしまう。「なあんだ。僕の心も元気じゃん」と思いながら、青山から渋谷への坂道をゆっくり降りていった。

7.28            相田みつお美術館に行った。何よりも素晴らしかったのは、こういう詩をどうすれば売れる形にするか、というプロデュースだ。相田みつお産の言葉そのものは、何百年も前から日本にあったもので、目新しさはないが、これを商品にした(多分館長である息子さんの)売り方が素晴らしい。トイレの日めくりはもちろん、めがね拭きの布に印刷するという斬新なアイデアは参考になる。。

7.27          新宿のギャルソンパブというショーパブに行った。夜、出歩くことそのものが少ないので、こういう店も初めて。ダンスを初め、キャストの行動には気合が入っていて、それが気持ちいい。一日一日の気合の積み重ねが人生なんだなあ、と感じる。

7.26           いつも1学期が終わって「5時半帰宅生活」が始まる時、これからの40日間で、あれもやろう、これもやろうと欲張った計画を立て、8月31日にがっかりして新学期を迎えるのが常だ。わかっているのに、またひそかに計画を立ててしまう。でも今年は二つだけ。二つだけでも難しいなあ。

7.25           もうすぐフェアレディZが発売されるらしい。最近、新製品への興味がわかなくなってきている。これは、あまり良いことではないだろう。やりたいことがあっても、すぐにやらないのも、同じ心の老化が原因のようだ。

7.24           自分がオリジナルの歌を書くことができるのは、たくさんの歌を知っているからなのだろうと、最近気づいた。小説家も、若い時に、信じられないほど大量の小説を読んでいるらしい。若い時にいかにたくさん材料をつめ込んでおくかが、キーポイントだ。

7.23           人生の豊かさをはかるものさしは、もうひとつある。それは、今自分がやっていることが、ノルマかどうかということだ。ノルマだと感じていることをしている時は心に余裕がない。どんなに時間的に忙しくても、金銭的に苦しくても、自分の企画を推進している時は、心が豊かで、人に対する余裕も出てくる。すべての人の、やることすべてが、これだったら、すてきな社会になりますね。

7.22           それがどんな小さなことでも、組織、グループの長になって一仕事すると、人の力の和の大切さがわかる。そうすると、仕事をしている人に自然と頭を下げるようになる。これが人生の豊かさをはかるひとつのものさしになる。

7.21 見知らぬ人に笑顔で答えられるかは、人生の豊かさにかかわっている。その人のこれまでの、そしてね現在の人生が豊かなら、笑顔がでるし、貧しければ笑顔は出ない。それは、お金持ちかどうかの問題ではない。

7.20           昨年、今年と市内の小学校の音楽会の駐車場係になった。平日なので、客はお母さんが多い。こちらの案内に、笑顔で答えるお母さんと、無表情で答えるお母さんがいる。中には、自分の止める場所が不利な所だと、係に食って掛かるお母さんもいる。お母さんを超える良い子は、なかなか生まれない。

7.19           ベス16に入っただけで我を忘れる人間に、優勝経験国の監督を任せられるのだろうか。若手育成能力とビッグゲームを手中に収める能力は違うものだと気づいてください、ミッシェルプラティニ様。・・・と書いていたら、ニュースで「フランス代表監督決定」が流れてきた。他国のこととはいえ、プラティニファンの僕としては、ほっとしました。

7.18           鈴木隆行選手のベルギー行きは、うれしい。鈴木選手のひたむきなプレーと、ゴールした時の顔は、見ている僕らに勇気をくれる。ベルギーがあの引き分けでベスト16をのがしたら、また違っていたのかもしれないけれど、それでも、自国を窮地に追いやった選手のプレーを高く評価できるベルギーの協会も、かっこいい。あの1点でベルギーが16に入れなかったら、こうはならなかったかもしれないけど。

7.17           家に父の賞状が3枚飾ってある。どれも「永年にわたり・・・」と書いてある。特に目立ったことをしたわけではない父に、人生の中の永い時間を費やしたことを賞している。続けることが大変だということが、この年になってようやくわかってくる。最近、賞状をもらったこと、ありますか。

7.16           ただの模様がただの模様に見える時と、人の顔に見えるときがある。なぜかはわからないけれど、きっと決まった真理パターンがあるに違いない。今、明け方の3時半、子供の成績表の仕事で朦朧とした目に、畳のヘリの模様の中に人の顔が「見える」。心霊現象とは関係なく。

7.15           ジーコの監督としての力は未知数だが、ジーコの周りに(これまでのT代表監督の何倍も)多くの優秀な人材が集まってくることはたしかだろう。ジーコがその人たちを生かすことの重要性を体現すれば、素晴らしい監督になると思う。

7.14           朝の運動場に鳩がたくさん舞い降りている。土の中から出ようとする蝉を狙っているとのこと。長い土の中の生活を経てたった一週間の空を満喫する蝉の一生が、人生論の中で取り上げられることが多いが、飛び立つ直前に食べられてしまう話は、どの人生論の中でも聞いたことがない。この星の食物連鎖は、哲学以上に厳しい。

7.13           時間を忘れて生きている時は、たいがい充実している。今、家の中に時計のない部屋は一つだけ。トイレの水流しのリモコンにも時計がついてる。部屋に時計を置かないというのは、けっこう重要なのかもしれない。

7.12           連日夜中、明け方まで仕事をするような時は、BGMの選択が重要になる。ゆったりしすぎた曲だと眠くなるし、かといって興奮する曲でも困る。僕のCD棚には、興奮系の音が多いかもしれない。歌を歌いたくて買うことが多いから。今回の成績は、ベビーフェイス一色でつけてあります。

7.11           妻の体の様子がおかしい。疲れ果てて、むくみが出る。疲労が肝臓を冒しているのか。仕事をやめたいと言い出した。僕一人の給料でがんばりましょうよ。ゆっくり休んでください。

7.10           理由も目的もなく、ただ群れたがる若い子達を情けないと思いながら、メールボックスを開けるときに、私信が来ていないと寂しい気持ちになる、という矛盾。人間って一人で生きられないようになっているのかなあ。僕だけか。

7.9           タバコを一度も吸ったことがありません。最近は体が弱くなって、近くで吸っている人がいるとむせります。でも、タバコの匂いの染み付いた部屋の匂いが好きです。多分、小さな頃通っていた近所の映画館の匂いだと思います。

7.8           新聞折込広告で、裏が真っ白なのは、パチンコ屋さんの広告ばかり。順調な業界のようです。パチンコは、友達に連れられて3回行ったことがあるけど、まだ、一人で行きたいと思ったことがありません。貧乏性なので、パチンコはお金がかかる、っていう恐怖感があるみたいです。

7.7           わくわくファミリージャンボリーの会場となる焼津青少年の家に、打ち合わせに行った。今年で3年目になる会場だ。3年前、ここに会場を移した時は、いろいろな面で大変だった。けれど、役員のみなさんや青少年の家の方々のおかげでうまくいき、やりとげたことの充実感があったことを思い出す。高い山は登るのは大変だが、登ってしまうと今まで見たことのない景色が見られる。

7.6           エアコンに限らず、電化製品などの進化は、人間からどんどんOFFを奪っていく。僕は携帯電話を持ってないから、ちょっとOFFがあるけど。

7.5           冷房をかけた部屋は快適で仕事も進む。これって、季節と関係なく一年中ONの状態で居ろっていうことですよね。暑い時は、「暑い、暑い」と言いながら、仕事の効率も落ちるというのが、日本の季節のいいところなんじゃないかな、なんて思う。でも日本の資源て、脳力と体力だけだものね。やっぱり一年中同じように働かなくてはいけないのかな。

7.4           点字を教わった。仕組みは、今子供たちに教えているローマ字と同じだ。子供たちには、ローマ字を早く覚えなさいといいながら、自分は点字を覚えきれない。10歳の脳と45歳の脳では力が違いすぎる、などと言い訳をしながら、また今日もローマ字テストをする。・・・ハングルも同じ仕組みらしいから、挑戦しようかな。

7.3           「視覚障害のある人にとって、公衆電話を探すのは大変苦労することだったので、携帯電話は、世界が変わるくらい素晴らしい発明だ。」と聞いた。よいものを良い方向にだけ使えばいいのに、人間ってだめだなあ。よく効く薬は、使いすぎると劇薬になるのがわかっているのに、いつも使いすぎてる。

7.2           スーパーマーケット田子重和田店のトイレには「いつもきれいに使ってくださってありがとうございます」という張り紙がしてある。日本人は、ほとんどが傲慢な生き物だから、「きれいに使ってください」よりも効果的だ。店長、えらい。

7.1           終わってしまいましたね。また4年後です。でも4年後は、ゴールデンタイムに生中継を見られません。また、「ワールドカップ的辺境民族」を味わうのです。ヨーロッパ選手権を見に行きたいなあ。Jリーグのみなさん、良いゲームを見せてください。よろしくお願いします。

6.30          洪明甫は別として、他の韓国の選手は、ある種の満足感を持って終わることができたのではないだろうか。(自分がプロとしてああいう大きな戦いをしたことがないから想像ですけどね。)僕も「ボーイズ」をこういう気持ちで卒業させたい。心の痛む思い出も、満足感があれば反省になるが、満足感がなければ、後悔にしかならない。

6.29            今、小学校では野菜を育てて食べるという授業がさかんだ。食育などという名前がついている。ほとんどの学校が食べるための野菜を育てているが、食べるための鶏を育てているという学校はあるのだろうか。日本人をすべてベジタリアンにする計画なのだろうか。僕は肉と魚が苦手で、野菜と乳製品が好きなので、別に困らないんだけど。

6.28           子供は「世の中はすべてオートマチックで動いている」と思っている。世の中の仕組みがわからないのだからこれは仕方のないことで、僕らが教えていけばいい。しかし、大人の中にも、こう思っているのではないかとと思える人に時々で会う。この人には、誰が教えるのだろう。

6.27           この1ヶ月が充実していたのは、良いプレーと、そこに生まれた質の高いドラマを見て、自分がいろいろなことを考えつづけたからなのだと思う。時間は均一に流れているのではなく、脳の動きによって早くなったり遅くなったりする。いずれにしても、素晴らしい1ヶ月だった。

6.26           幼稚園児や小学生がサッカー選手のヘアスタイルを真似ている。ヘアスタイルなのだから親が関与している。ヘアスタイルを真似することで、この親は子供に何を教えたかったのだろう。ヘアスタイルと共に素晴らしいプレーや生方を学べというのなら、理解しよう。そうでなければ親としてひどすぎる。しっかりしなさい、親になったのだから。

6.25           セネガルがキャンプをした藤枝のエミナースという宿舎のレストラン(お気に入りshopに載せたので、見てください)の洗面所の大きな鏡には、「鏡に笑顔を」と書いてある。従業員向けかもしれないけれど、僕も「鏡に笑顔を」をやってみた。一人で照れくさかったけど、その後の家族での食事はおいしかった。

6.24           静岡はサッカー好きには恵まれたところです。家から車で10分走れば、セネガル代表が宿泊し食事をしていたレストランで食事ができます。妻は職場の食事会で「葛城北の丸」を使うそうです。県外のサッカー好きの方、いらっしゃったらご案内しましょう。

6.23           人には特性がある。例えば文系と理系。もちろん文系の人が理系の仕事を選んでもよいのだが、自分の特色を生かせないところで仕事をやりとげるには膨大な力が必要になる。その子の特性にあったものが自然にたのしいものと思えるようにしてやるのも教育の重要な仕事ではないかと思う。その後、その子がどんな道を選ぶかは、もちろんその子の自由です。

6.22           体育で作ったハンドサッカー(コーン当て、わさび、からし、しょうがなどの変な名前がついてます)は、プレーヤーによるセルフジャッジです。誤審だろうがなんだろうが、その場でプレーヤーが納得するまで話します。周りで見ている子も真剣なので、素直に回りの意見に従うこともあります。サッカーではセルフジャッジは無理かな。

6.21           One of Crewでも紹介したが、ラジオは子供の頭をよくするのにとてもよい道具だと思う。それに気づいてから、テレビをつけたまま食事をするのをやめて、ラジオを聞きながら家族で食事をするようにしている。やってみませんか。

6.20           夏の夜、NHKのラジオで野球中継をされるのはとても困る。民放が全部野球なので、他を選ぶ選択肢がなくなるからだ。食事時はラジオをかけていてラジオの情報が家族の語らいのきっかけになることも多い。うちの家族は、野球がよくわからないので、本当に困る。

6.19           日本がペスト16に入ったのはとてもすごいことで、そこで終わったことには何の不満もない。ここまで来たことは本当に素晴らしいことだと思う。けれど、あの変な采配で負けたことが、癒せないもとのして心に残ってしまう。これは素人考えなのだろうか。ジーコ、ピクシー・・・世界のサッカーの常識人たちはどう言うのだろう。次のサッカーマガジンは絶対買います。

6.18           ヒディンク監督の采配は、もしあのまま破れたとしても、これから4年間またがんばろうと思えるものだったに違いない。トラパットー二は、イタリアの長島さんと言われていても、あの采配で首が飛ぶ。トルシエはどうか。「何も知らない」若者の育成監督としての技量は認めるが、ビッグゲームを勝ち抜くための監督としての技量は、とうとう4年間1度も見せなかった。トルシエ率いる日本代表の実力はわかったが、僕らの日本代表の力がわからないままでは、これからの4年間、がんばろうという気持ちもなかなかわいてこない。

6.17          今月は、時間が濃密に流れていく。6月14日が、2週間も3週間も前のことのようだ。子供の時って、こんなふうに1日が「たくさんあって」昨日のことがずっと昔に感じたよね。ワールドカップの開催中は、いつも子供に戻ってしまう。

6.16           国語では、話す力と聞く力が重要視されていくようだ。これは授業では育たない。家庭の団欒のみがこれを育む。ということがわかっているのに、早急な結果を求められる教員は、また、授業で変なことをしてしまう。他の業界の仕事でも、早急な結果を求められる故に、本当の大切なことができないということがあるらしい。

6.15           1次リーグを終えた時点での、僕の感動ゴールトップ3は、1位 ベルギー戦の鈴木、2位 アルゼンチン戦のベッカム、3位 ドイツ戦のロビーキーンです。美しさではなく、ハートの強さに心が震えました。

6.14           初めてテレビでワールドカップを見てから二十数年。本当にこの目で生の試合が観られるなんて、夢のような気持ちです。会場の多くの人は携帯テレビで日本戦を気にしていたけど、僕はベルギーとロシアの選手が入場してきた時に、「ああ、本当にワールドカップなんだ」と涙が出そうでした。overflow

6.13           ワールドカップ。どのゲームを見ても、運が勝敗を左右しているとしか思えません。ただ、どちらのチームも技術の粋を極めた上での運待ちですから、宝くじを買う運待ちとはぜんぜん違います。

6.12           国会議員というのは、国の利益をあげるために働く人だと思います。自分の出身地域の利益や自分個人の利益だけにとらわれてはいけません。よい経営者は自社のことばかりか業界全体のことを考えると言われています。さらに大きく成功した企業家は人類のことを考えています。

6.11           ホームページを創っているおかげで、自分の一日一日が前に進んでいるかどうかがよくわかる。最近は1行日記でお茶をにごすばかりで、学級便りも歌もほとんど書いてない。ワールドカップ期間中だと言い訳を自分の胸にしつつも、これではだめだとも思うので、まだ、自分も大丈夫なのかもしれないと思う。みなさんも、ホームページを出してみませんか。

6.10           映画「スパイダーマン」を娘と見に行きました。スパイダーマンについてぜんぜん知らなかったから、予想外のストーリーでちょっとびっくりして感激しました。これなら漫画も人気が出るわけです。娘と二人だけで映画に行くのは17年間で、3回目です。

6.9           とうとう勝ちました。この日が来たら、胸が張り裂けるくらいうれしくなるかと思ってたけど、ベルギー戦の鈴木選手のゴールやタイムアップの笛ほど興奮はしませんでした。素人の僕がこんなことを言っては失礼だけど、このゲームはまだワールドカップのゲームに見えませんでした。ワールドカップなのだから、ファンタジックなプレーを求めています。僕はいけない日本人です。

6.8           今日は土曜日。特別に参観日があって僕だけ仕事。家に帰ると妻が夕食の支度をしながら、「お帰りなさい。お風呂わいてるわよ」と言った。これは働く励みになる。こういう幸せさえ手に入らない僕は甲斐性のない男なんだと、ちょっと思った。

6.7           ベッカムが4年間の清算をした。頂上から底に落ち、底からまた頂上に這い上がる。僕はこういう人生を歩んでいない。あこがれるだけで、自分にはできないだろう。試合終了直後シメオネと握手するベッカムの顔が見たかった。・・・関係ないけど、オーエンはまだ22歳なんですよね。すごい。

6.6           携帯でメールをしている人を見てると、この人は電波の先とは繋がっているけど今いる場所の空気とは繋がっていないのだ、と思う。人間ってどんどん肉体がいらなくなっていくのかなあ。夢枕獏の「涅槃の王」みたいにはなりたくないなあ。僕も一人でいるのは平気な人間だけど、でも、人と繋がるなら見たり触ったりできる方がいいな。

6.5           ドイツ対アイルランド。アイルランドの1点は感動しました。よく考えれば、アイルランドはオランダを蹴落として本大会に来てるんですよね。僕は、見初めがミュンヘン、アルゼンチン大会あたりだから、どうしてもオランダのいないワールドカップって変な感じなんです。夢中になり始めた時に強いチームが、ずっと強いチームと思えるみたいですね。息子にとってオランダは、特にサッカーの強い国ではないらしく、ACミランを初めとするセリエAが最高らしいです。皆さんはどうですか。

6.4           鈴木のゴールは、何度見ても涙が出そう。でも、物足りない。だってこれは、ワールドカップです。他の試合のようなレベルの高いプレイを期待してはいけないのかなあ。

6.3             みるみるうちにサッカーファンが増えている。大学の時に、サッカーの話ができる人をやっと見つけた時に、ほんとにうれしかったことを思い出すとなつかしくなる。ワールドカップ開幕以後ファンになったみなさん。ずっとファンでいてくださいね。

6.2           インターネットで自分の名前を検索すると、実にいっぱいの人が出てくる。インターネットがなければ、この事実は知らずに一生を終わるのだろう。同じ名前の人たちに会ってみたい気もするけど、ちょっとこわい気もする。きっと自分のアイデンティティは名前に頼っている部分があるのだと思う。中味に自信がないから。

6.1           サウジアラビアの負け方は強烈でした。アジアナンバーワンの一角と(過去優勝があるとはいえ)ヨーロッパプレーオフ組の対戦結果が8−0なのです。サッカーに無関心だった人、これでちょっと深みにはまってください。世界のサッカーってすごいんですよ。

5.31           ついに始まりました。徹夜したり夜明け前に起きなくても生中継を見られるというだけでも、夢のようです。開幕戦から、よいゲームでした。サッカーに興味がなかったみなさん。ぜひ一度90分見てください。

5.30           チケットが届きました。家族4人の名前が書いてあります。ワールドカップを死ぬまでに一度でもいいから見たい、と思ったあの日。まさか家族そろって見られるとは思わなかった。しかもみんな大喜びでチケットを見てる。生きててよかったなあ。

5.29           教室にごみがひとつ落ちていた時、もしあなたが担任教師だったら、「なぜ、ごみを見落としたのか」と怒るか、「ごみが一つになるまで、よくがんばってそうじしたな」とほめるか、あなたはどちらを選びますか。教室の掃除の大変さを骨身にしみて知っていれば、前者はないでしょう。僕はごみの状態ではなく、心と能力の状態で、言う言葉を決めますが。

5.28           ミルクのみ人形のミルクビンをさかさまにするとどうしてミルクがなくなるのか不思議だった。東京ディズニーランドのカリブの海賊の建物の中に見える火が、どうやって作られているのか、最初わからなかった。わからない時間って、本当はいちばん面白いのかもしれない。

5.27           エスパルススクールへ出てくる中学生が少ない。コーチ2人に生徒4人ということもしばしば。しかも息子以外の3人は、ジュニアユースの正式メンバー。うちの息子もジュニアユースで練習だけでもさせてもらえませんか。お願いします、エスパルスのコーチ様。

5.26           総合月刊誌って、けっこうあるんですね。専門誌ほど深くないし、週刊誌ほど早くない。けれど、何でも載ってる。どんな人が読むのかな。普通の人になりたい人?って言ったら、やっぱり皮肉かな。

5.25           家族で母校の応援に行った。息子はもちろん、妻もゴールキーパーから数メートルで見る真剣勝負の迫力が気に入ったようだ。これまでサッカーをあまり見たことのない人も、ワールドカップを機会に、地元の試合を見に行ってくれるとうれしいです。

5.24           教員採用試験に、次の項目を加えたほうがよいかもしれない。「給食を4分で食べる」これ以上時間をかけるとね書き取りの宿題に丸をつけたり、本読みカードに返事を書いたりできないから。最近ちょっと胃が痛い。

5.23           小田和正コンサート。初めてコンサートに家族4人で行った。娘と息子には必ず見せたいと思っていた。特に、あまりホールに行ったことのない息子には、初めてのコンサートは小田さんのコンサートと決めていた。4つの席のうち、いちばん見やすい席を、娘と息子が僕に譲ってくれた。息子は、感動して眠れそうもない、と言っていた。とてもよい一日だった。

5.22           久しぶりに息子とボールを蹴った。えっ、こんなにうまくなったんだと本当に驚いた。ワールドカップは本当によいタイミングで日本に来た。息子がもっと小さければワールドカップの価値はわからなかっただろうし、もっと年をとっていては自分のサッカー人生へのエネルギーにはならなかっただろう。息子には100%楽しんで吸収してほしい。

5.21           ベルギー戦に選手の起用を失敗したら、監督は更迭ですよね。練習試合のエスパルス、ジュビロ、マリノスのみなさん。由清、俊輔、がんばってね。

5.20          無名の兵士を先兵として戦場に送り、作戦が失敗だとわかると、先兵となった兵士を見殺しにするばかりか、その作戦の責任を兵士になすりつける参謀本部。兵士の命は、参謀たちの命の何億分の一の重さらしい。どの業界でもいっしょかぁ。

5.19          外国で暮らしたことがないから、多分なんだけど、日本人は他の国の人に比べて、暇をこわがりすぎている。増えた子供の休みの受け皿に大人がなろうとするところに、それがよく表れている。子供の受け皿は、「原っぱ」でなければならない。「原っぱ」に潜む「神様のなぞなぞ」はまだ99.9999999999%答えがわからないのだから。

5.18          誕生日。風邪でダウン。誕生日には、娘と息子が忘れずにプレゼントをくれる。今年の息子からの手紙には、「いつもボールを蹴ってくれてありがとう」と書いてあった。礼を言うのはこっちです。こんなによい男に育ってくれて、ありがとう。

5.17          トルシエショック。中村俊輔を使うことが、ワールドカップ以後の日本のサッカーにどれだけよい影響をもたらすかを、トルシエはわかっていない。トルシエは監督としての自分のキャリアのことを考えるだけで精一杯で、日本のサッカーそのもののことを考えることができないのだろう。雇われ監督だからと言えば、そうに違いないが、もう少し器の大きい人に監督を任せたかった。2002年の監督の責任は、ピッチの上だけにとどまらないはずだ。今、歴史を作っているという自覚を持って欲しい。

5.16          組織の中にいることで生きている者は、自分の意思と真向からぶつかる組織の考えを、組織を代表して、組織外の人に説明しなければならない。そのストレスで心筋梗塞を起こすことも多い。

5.15          妻の誕生日。みなさんは、夫婦の誕生日をどのように過ごしていらっしゃいますか。今朝いつもより早く起きた息子は、カードを妻の車の中に、こっそり置きにいっていました。妻はとてもうれしそうでした。

5.14          道路には、善意の看板が多い。きれいな町を作りましょう、めざせ事故0、飛び出し注意、犬の糞は買主が片付け、痴漢注意、・・・。どれも、人類一人一人がしっかりしていれば、いらない看板ばかりだね。

5.13          ナビスコカッブ。1次リーグ、清水エスパルス最終戦。久々に由清が得点した。チームに貢献できてほっとしている、というコメントがよかった。チームの中で生かせない力は、本物の力ではない。

5.12          つぼみの会総会。いつもながら、役員のみなさんや、静糖協の会長さんの献身的な活動に感謝します。九州から日帰りで見えた南先生や茨城から駆けつけてくれたわかまつ会さんにもありがたい気持ちでいっぱいです。

5.11           台湾では水不足だそうだ。しばらく雨が降らない。たったこれだけのことで人間は窮地に陥る。そういう弱いものだということを心に刻み、傍若無人に振舞うのは、少し控えた方がよいと思うのだけれど。

5.10           新人社員「契約を取ってくる自信がありません」上司「かわせみは鳥なりに川に入って魚を取って来るぞ」新人社員「例えが飛びすぎてます」というような内容のラジオCMがある。僕は、よい例えだと思うけど。

5.9           家のまわりは比較的静かなので、この時期、天気のよい日は、家中の窓を開け放しておく。風と光が家の中に入ってくる。いい場所に生まれたなあ、と幸せな気分を味わう。家が傾いているので、窓を閉めても隙間風が入ってくるけれど。

5.8           占いの類はよく見る。もちろん、よく書いてあれば素直に喜ぶ。ただ、日々の運勢の欄に「○○に注意しましょう。」などと書いてあるのを見て、「そういえば、さいきんこういう事に気をつかっていない」と気づかされることが多いので、喜んだり悲しんだりする以上に、自分の生活を反省する材料になることが多い。

5.7           娘が授業中に、「今の高校生の98パーセントは自分の部屋を持っていて、親とは寝ていない」と先生から言われたが、自分のうちは、自分の部屋がないどころか、親子4人で寝るしか仕方がないほど貧乏です、とは言えずに黙っていたそうだ。僕も5年生の時に、家庭科の先生から、「今はどこの家にも炊飯器があるでしょ。もし、ない人がいたら手をあげて」と言われて、手を上げなかったなあ。今も昔も、うちは貧乏だなあ。

5.6           マスコミのひどい取材に泣かされている人は多い。だから、それを守ってくれる法律はよい。でも、「政治家には摘要されない」という文が、ひとつ必要だけど。自分の損得を考えず、人のためにがんばっている市民だけは守ってほしい。

5.5           今日は息子の誕生日なので、息子の自慢をします。頭の下がることが一つあって、それは、毎日、黙々と努力しつづけることです。特にサッカーに関しては、部活で試合に出してもらえないにもかかわらず、文句も言わず、部活から帰ってくると、毎日、一人でボールを持って広場へ出かけて、汗びっしょりになって帰ってきます。体のやわらかさが大事だと知ってから、毎日ストレッチを欠かしません。キリンカップの俊輔みたいに、チャンスが来るといいなあ。

5.4           息子と、パターゴルフーをやって勝った。オセロをやって負けた。明日息子が14歳になる。ちょうど大人と子供の境目だ。

5.3           映画「ブラックホークダウン」を見た。有事法案を検討する前に、みんながこれを見た方がいい。謝って父親を殺してしまった少年に、何の罪があるだろう。あるのは悲しみだけだ。

5.2           俊輔、小野のダブル司令塔に、中田、中山、森島が自由にポジションを変える攻撃。こんなのができたら、日本中の人がサッカーファンになるかも。今日の俊輔のコーナーキックは、すごいなあ。

5.1           僕は唾液が多いので、歯医者さんで口をあけたままでいると、喉の奥のほうにすぐに唾液がたまってくる。だから、1度の治療は、ごく短時間で、細かい間隔でやってほしいのだが、なかなかそうはいかない。その点だけを除けば、歯医者さんは、普通の人のようには嫌じゃない。緑の庭が見えてゆったりできて、(忙しさを忘れて)いい。

4.30           お世話になってる歯医者さんは、とても「よい仕事」をする。こういう尊敬できる人からは、僕も「よい仕事をする男」だと思われたい。こういう人と時々会うことで、だらけそうになった人生をぱりっとさせることができる。僕にとって、とても大切な人だ。

4.29           日本対スロバキア戦。俊輔がうれしそうにプレーしていた。サッカーの専門家ではないので、的外れなのだろうが、俊輔と小野伸二が楽しそうにプレーするとき、日本サッカーの黄金時代が来るような気がする。

4.28           花に水をかけるだけならいいのだが、花を長持ちさせるために、花びらの落ちた部分を摘まなければならない。あきらかに生命の操作だ。「食うため」なら、しかたがないと思う。でも、心を和ますために、こんなことして、いいのかな。人間は本当に、この星の厄介ものだと思う。

4.27           相変わらずやりたいことはいっぱいあるが、連休に、あれもやろう、これもやろう、と夢想するのは、最近やめにしている。計画を立てただけ、休み明けの失望が大きいから。だって、やりたいことが多すぎるのだもの。

4.26           セブンイレブンがやっているインターネット本屋さんの場所を借りて、自分の読んだ本を紹介しています。ほんと同じくらい、紹介したい音楽のアルバムがあるので、インターネットのレコード屋さんをやってほしいと「すみや」さんに問い合わせたら、断られました。ぜひ、やってください。

4.25           何百回と車で通った道も、助手席に乗って景色を見ていると、今まで見たこともないものが、次々に窓の向こうに現れる。それに気づいてから、運転しながら、いろいろなものを見ようと努力するのだが、助手席で見た風景のほとんどは、見ることができない。

4.24           学校の花の係になると、休みの日も水遣りを気にしなくてはならないので、土曜日休みは、逆に苦しくもある。どんなプロも同じだろうけど、本気で仕事してる人の心に日曜日は来ないね。

4.23           学校の花の世話をする係になった。23年前、副責任者になった時、あまりの世話のしなさに、1年で役職ごめんになったきり、一度もこの係をやっていない。僕は花を見ていても、心が和まない。花の必死さに、おののいてしまって、なるべくなら近づきたくない。

4.22           ほめれば子供は伸びる、と唱えた人と、それを単純に真に受けた人との温度差は大きい。教育の技法は誰にでも学べ、身につく。でも、子供を本当に伸ばすのは、子供の何をほめ、何をほめないかを選択する指導者の力だ。それにすべてがかかっている。料理と同じように。

4.21           料理の本のとおりにすれば、料理はできる。でも、それがおいしいかどうかは、別。そこには技法ではなく、おいしいものとまずいものを区別するセンスが必要になるのだろう。教育も同じだ。

4.20           やはり俊輔は、生で見なければだめだ。先週の「第一駐車場」というゴージャスさから一転して、今日は立見席。しかも、驚くほどお客さんの入りが早く、もう1列目は空いていない。背伸びをしながら、しかも、近くのゴール前が全く見えない場所で、それでも、俊輔を生で見られて満足だった。息子は、先週の約10分の1の値段で見たが、今週の満足感の方が高いようだ。僕も同感だった。

4.19           産経新聞の夕刊がなくなったことが話題となっているらしい。僕は、夕刊だけ取りたい。朝刊に載っていることは、どこのラジオでもやっているが、夕刊に載っていることは、他のメディアからは吸収しにくいものがある。朝日新聞に、夕刊だけ欲しいといったら、断られた。どこか、夕刊だけとれる大手の新聞はないかなあ。

4.18           静岡新聞日曜版に連載されている「新日本語ノート」というコラムが面白い。このような資料はこれまでもあったと思うが、それを選び切り取るところが、著者の小河原義朗という人のセンスのよいところだ。いいものを食べても、いい形で排出できなければ意味がなくなる

4.17           日本代表対コスタリカ戦。フォワードは89分ミスを続けても、最後の1分で決勝点を決めればヒーローになれる。ディフェンダーは89分素晴らしいプレーをしても、1回のミスで失点したら、責任を問われる。ディフェンダーはつらい仕事だ。うつむかないで、がんばろう、宮本。

4.16           どの小学校にも、遠足は、昔ながらの形で残っているだろうか。うちの学校も、できるだけたくさん楽しい行事を残そうとがんばっているが、「地域との連携・・・」とか「国際社会への・・・」とかいうお題目にしばられ、単純な行事が減っていく。なによりも、「ゆとり」のせいで、ゆったりやれない。遠足でへとへとになった時、風を感じ、おむすびとお茶で親を感じ、声をかけてくれる人で地域を感じる。こういう単純なインパクトが豊かな人間を形成するはずなのに。

4.15           卓球の相手チームの男性の笑顔に感動した。笑顔のかわいい女の子に魅かれたことは数限りなくあるが、男性の笑顔を見て、涙が出そうになったのは、初めてだ。見ただけのことで申し訳ないけど、その人は、体のことでは、僕の何倍もつらい日々を送っている。でも、僕には作れないとても穏やかな笑顔を持っていた。僕もあんなふうに生きたい。

4.14           志太・榛原社会人卓球春のリーグ戦が始まった。会場に行って初めて、ルールが変わってしまったことを知るといういい加減な僕です。今度のルール改変は、これまで培ってきた選手の経験を、根底から塗り替えなければいけないものだと感じました。新しいルールの中で、選手の新しい経験が重なって歴史になっていくのでしょうが、今のところ、僕には、このルールは「温泉卓球」みたいに感じます。サッカーの試合で10分毎に休憩が入る、という感じです。スポーツと言うのは、流れを引き寄せるところにプレーヤーとしての面白さがあるのに。今度のルールは、見ている人には、たしかに、今までより面白い。けど。

4.13           エコパでジュビロ対アントラーズ。レフリーの判定に、どちらのサポーターからもたくさんのブーイングが出る試合でした。エスパルスの日本平球技場もそうですが、ここエコパでも、ピブスを来た(多分ボランティアの)係員の人たちの笑顔がとってもいいです。

4.12           明日のエコパでのサッカー観戦で、偶然、第一駐車場の駐車券が手に入った。愛野駅から歩いてくる人たちを横目に、車でゲート近くまで行ける駐車場です。ここに車を入れる人はどんな人たちだろうと、いつも、うらやましく思っていました。二度とないことかもしれないので、電車やバスの人たちには申し訳ありませんが、ちょっといい気分でエコパに行かせてもらいます。

4.11               どこのチームのファンですか、と、よく聞かれるが、どことも言えない。その時点で魅かれるチームはあるが、監督や選手が変わっていく以上、全く中身の変わってしまったチームをそのまま応援するのは難しい。好きな選手はいっぱいいる。その選手が真剣にプレーしている姿や技に感動している。

4.10               僕の住んでる地域に「ひろひろする」という言葉がある。(もう死に絶えたかもしれない。)物を欲しがり、がめつさを所かまわず表面に出す、という意味だ。「ひろひろするな」とずっと親から言われてきた。多分、僕は今、「ひろひろしているか、どうか」で、上品、下品を区別しているのだと思う。上品さとは、けっして、金持ち度とか血統ではない。

4.9               僕の家は異常に貧乏だった。そこで、親は「上品に生きろ」と僕に言いつづけた。これはとても深い教えだったのだと、最近わかってきた。上品と下品の定義を間違えている人が、とても多いと感じる。上品な人とは付き合いたいし、下品な人には近寄りたくない。下品な子供は、上品に変えてあげたい。

4.8               軍隊にお金をかければ、10年後の平和を手に入れられる。教育にお金をかければ、50年後の平和が手に入る。この国のリーダーは、自分が死んだ後のこの国には、関心がないのかなあ。

4.7              学校週5日制。外から見る人は、ゆとりが多すぎて、学力が落ちるだろうと言う。中から見ていると、今までより、ゆとりがなくなって困っている。このギャップは大きくて苦しい。

4.6              戦争というのは、一部の大金持ちが、その他の多くの人間を虫けら同然に扱う行為だ。戦地へ出ない金持ちが、戦争を進める。戦争を望まぬものだけが、戦地へ行く。人類は進化していない。

4.5              始業式。やっぱりこの日は、いくら経験を積んでも緊張する。緊張するくらいだから、この仕事がすきなのだろうと思う。「なげてる」ことに緊張なんかしないものね。

4.4              ワールドカップチケット第3次募集。抽選じゃなくて、サッカーを何回見に行ったかというポイント制や、ワールドカップ試験なんてのにしてくれないかなあ。クライフ以降についての論文形式テストなら、僕にも1枚チケットがまわってくるかも。

4.3              娘は、毎日、パンを一切れ持って学校へ出かけていく。低血糖発作を防ぐ命綱だ。パン一切れに命がかかっていることは、飢餓の国とかわりがない。パン一切れは、本当に大事なものなのだ。

4.2              リサイクルという言葉が一般的になり、僕らが子供の頃のように、ものを大事に使おうという気分が広がってきた。地球や人類にとってはいいことだが、日本という国にとっては、痛い。新製品に次々に買い換えることでこの国は経済大国になったから。本当に貧乏国に戻れるの。僕は貧乏だったから、ある程度、平気だけど。

4.1              今年の春は、異様に早く暖かくなった。暖かくなってうれしいのは、敷くふとんの数が減ること。いちばん寒い時期は、4人分で毛布も含めて、23枚も敷かなくてはいけない。のんびりていねいにやってると10分近くかかる。毎年、暑い日がどんどん増えて、僕のふとん敷きは楽になるけど、地球全体はちょっと不安です。

3.31             セネガル代表がキャンプする藤枝のサッカー場が一般解放された。じゅうたんのようなきれいな芝の上で、息子と1時間ボールを蹴った。サッカーをやったことのない僕も、急にボールコントロールがうまくなったような気がする芝の美しさだ。子供たちがいつでもこういう場所を使えたら、家の中でゲームをやる子もいなくなるだろう。いや、こんなにきれいでなくてもいい。子供に野原と裏山と川を・・・。

3.30             妻がパソコンを欲しいというので、店に見に行った。妻の職場では、パソコンを誰がどれだけ使えるかということは重要なことらしい。パソコンが何に見えているのか、ちょっと不思議な感じがする。

3.29             送別会の二次会でカラオケに行った。10時半に終わって店を出ようとしたら、3歳くらいの子供を3人ほど連れた二組の夫婦が店に入ってきた。この時刻に、この音量で、この音質の音を、この年齢の人間に聞かせたら、脳がだめになることを、この4人の親は知らない。僕のクラスで育った子なら、自分の子に、絶対こんなことはさせないだろう。

3.28             僕たち教員は、平日、箱の中にいるので、平日の世の中がどうなっているのかよく知らない。時々、出張などで町を通ると、驚くことがたくさんある。どれについてもいえるのは、教員というのは、本当にまじめなんだなあということ。

3.27          偶然、藤枝のスポーツ広場前を通りかかったので、一度見ておこうと思って寄った。きれいな芝のサッカー場にセネガルの旗がたくさん張られている。サッカー場の横で、僕が二つ、息子が一つ四葉のクローバーを見つけた。どんないいことがあるか、楽しみ。

3.26             NHKのようこそ先輩で、和尚が、子供を寝そべらせて感謝の言葉を言わせ、心は体に支配される、ということを教えていた。当たり前のことをどうわかり易く伝えるか、という点で、僕もプロだが、こういう工夫をうっかり忘れてしまうことがあるので、反省した。

3.25             岡田前コンサドーレ監督が、家族を理由に仕事をしない人間は一流ではないと言っていた。家族は愛して当たり前、ということ。

3.24             教員に読ませたい本百選が決まったそうだ。中味を見ると、なるほどと思うものもあるし、驚くようなものもある。いずれにせよ、こういうものは、よほど覚悟して選ばないと、選者のレベルがわかるようで、突きつけられたほうさえ、恥ずかしくなることも多い。こういうのは、絶対大勢や匿名でやらないほうがよい。

3.23             ゴキブリ、ネズミの嫌がる電磁波や超音波を出す機会のコマーシャルを見た。これって、農薬より、人体に悪影響を及ぼすような気がします。薬のケミカルな部分の研究に比べて、音の研究は進んでないのです。

3.22             学校は4月始まりなので、この時期になると、手帳を買うかどうかをいつも迷う。今まで手帳を持っていないせいで、ダブルブッキングしてしまうことが何度かあった。その時はとても困ったのだが、それでも今まで手帳を持たなかったのは、車のキーも財布もハンカチもポケットに入れて歩く習慣と、先がわからないその日暮らしみたいなのがちょっときもちよかったりするからかも。

3.21             とても重要なメモは手の甲に書く。ごうこくというつぼのあたり。困るのは、お風呂でそのメモを見たとき。洗わないわけにはいかないし、かといって、裸で外に出て、そのメモに書いてあることを遂行するわけにもいかないし。

3.20             物忘れが激しくなったので、なるべくメモをするよう心がけているが、そのメモを汚い字で書いてしまうので、自分でも読めないことがある。情けない。

3.19             息子の通うエスパルスサッカースクールの練習は週に一回。今年は、けっこうその日に雨が降った。もちろん代替日があるが、その日まで雨になることもある。ジュニアユースに合格していれば、週3回の練習+試合日。少年団に入っていなかった息子があの時、合格するはずもなく、今、毎日、近所の広場で、一人でボールと格闘している。

3.18             会計監査というのは監督、検査が目的なのだが、世の中のほとんどの会計係は、まじめに職を全うしようとしている。政治家や汚い企業の一部によって、監査の存在意義は確固たるものになっている・・・と考える僕は甘いのかなあ。人間ってわかんないなあ。不正する人って、どんな顔してやるのかなあ。

3.17             浦和レッズのサポーターは、ちょっとお行儀が悪いけど、一所懸命応援している声には迫力がある。前座の息子たちのゲームでも、いいプレーには拍手をしてくれていた。・・・でもごみは片付けて帰りましょうね。

3.16             エスパルス対レッズの前座で、息子がボールを蹴らせてもらった。フルコートでゲームをしているのは、部活の試合以外では初めて見た。部活の試合を見に行くといつもマークばかり気にして、楽しいサッカーをしていない。少年団に入っていなかったので動き方がわからないのかと心配していた。息子自身も自分の動きに自信を無くしていたようだったが、今日、自由に動いている姿を見て、杞憂だったことに安心した。自信もってやれよ。お前が考えていることは、間違ってないよ。

3.15      朝日新聞にカズがエッセイを連載している。カズをワールドカップのピッチに立たせてやりたい。恩情では闘えないと言われそうだが、今、彼がプレイすることで、すべてのサッカー選手の自分の未来の見方は変わってくるんじゃないかと思う。

3.14      日産のコマーシャルで聞いて気に入ったので、Keiko Leeの「Voices」を買った。テレビではコーラスのところが目立っているし、ジャケットの写真からは想像できなかったので、声にはちょっと驚いたけど、とても気持ちのよいアルバムになっている。これを聞きながら運転すると、スピードを出さない安全運転ができそう。でも、このギターの人って、うまいのかなあ。下手に聞こえるのは、僕が素人だからかなあ。

3.13             元暴走族という人が、教育講演会を開く。ためになる話を広げるのもいいが、自分が爆音で被害を与えた平和な家庭の赤ちゃんや老人の家を一軒一軒訪ねてあやまるのが、先にやることだろう。物には順序がある。

3.12             娘が食事をしながら発作を起こした。妻が転勤する前は、家族で一緒に朝食を取っていたが、ここ1年は、妻の出勤時間の関係で娘は一人で食事をする。もしいっしょにしていたら、今日の発作はなかっただろう。偶然、朝刊に、妻を転任させた上司がさらに出世すると書いてあった。娘は発作で舌をいためた。

3.11             イチビキの「献立いろいろみそ」とウイダーインゼリーの形が似ていても、間違えては飲まないと思うが、ネッスルのミルクティーとレモンティーの感のパッケージが似ているのだけは勘弁してもらいたい。内容が、ほんのちょっとの違いで全く違ってしまうものの形のが似ていると、本当に困る。人間も。

3.10             今年の静岡駿府マラソンは、とても寒かった。嵐のような去年よりも寒さを感じた。走っている途中、一瞬だけ雲が途切れ、太陽の光が降り注いだ。光はこんなに暖かいのかと、体中が感じた。体や心を極限まで追い込むと、普段わからないことがわかる。たった10km走っただけで、「極限」は大袈裟でしたね。

3.9             僕のいびきがうるさくて、家族が寝られないらしい。「寝ぼけて、あなたの首をしめちゃったらどうしよう」と妻が言っている。妻には、まだ、腕相撲で一度も勝ったことがないので、この発言はちょっと危ない。

3.8             人間には2種類の欲がある。@昨日よりよくなりたいという欲と、A他人よりよくなりたいという欲だ。人間の持っている欲が@だけなら、人類はもっと進歩するし、平和にもなる。

3.7             偶然、楽器屋で会った若いバンドの子は、この前あった時より、さらに進歩していた。僕みたいなおじさんとは、一日に進歩する量が違うのだ。

3.6             定休日前日、弊店間際の生協には、見事に生鮮食料品がない。ニュースで見たロシアのスーパーのようだ。こういうのって、意外に信用できる。

3.5             学校の古いパソコンで、九九の練習をやらせようと、教室に持ってきた。コードを全部抜いてモニター、キーボードなどを別々に運び入れ、つなげてごらんと言ったら、みんなで頭をひねりながら悪戦苦闘している。やっとつないで、電源を入れ、パソコンが立ち上がると歓声が上がった。子供の脳を活性化するには、こういう単純なことでいいのだ。この20年、おもちゃの与えすぎで、子供の脳は活性化するのを自ら止めている。

3.4             この20年間、日本は、子供に、食べ物とおもちゃを与えすぎた。その子供が大人になって、子供を産んだ時に、初めて、日本は失敗に気付いた。いや、まだ気付いてないか。

3.3             今年も静岡駿府マラソンの10kmを走った。いつもどおり55分。このマラソン大会が楽しいのは、毎年、昔からの友だちに会える上に、新しい友達もできることだ。来年いっしょに走りませんか。

3.2              静岡県ホームページコンテストで入賞した。みなさん、ほんとうにありがとうございます。応援メッセージのコピーが主催者から送られてくる。主催者の心配りもうれしい。

3.1              朝、娘が「失敗した」と言った。どうしたのかと聞くと、「今日体育があるのを忘れてて、いつもと同じように注射を打ってしまった」という。娘はあわてて、学校に持っていく補食をふやし、お腹いっぱいなはずなのに、無理に2杯目のご飯を食べている。少しかわいそうになった。

2.28             仕事の会計と、祭の会計でEwcelを毎日触っている。一太郎やWordでは味わえない、パソコンならではの便利さに毎日出会う。Ewcelを使っていますか。これを使うと、パソコンを買ったけど無駄だったなあと思っている人も、気持ちが少し変わるかもしれません。

2.27             数メートル先でボールを蹴る日本代表を見た。俊輔のプレーは別格に見える。シュート練習の1本目は、忘れられない。でも、僕が本当に見たかったのは、代表の選手ではなく、代表の選手をきらきらした目で見ている息子の顔だった。今日の目的は達成した。

2.26             そばやで品物が来るのを待っている間に、娘が低血糖発作を起こした。慌てて、ジュースと砂糖を注文する。砂糖と聞いて、「えっ」といわれたが、次の瞬間、「わかりました」とすぐに持ってきてくれた。病気のこと、少しは普及したかなと、つぼみの会でがんばった自分をほめる。

2.25             うちのクラスではやった風邪の菌を、僕を介して妻が、4つ先の町へ運んでいく。4つ先の町ではやったインフルエンザのウィルスが、妻と僕を介して、僕の勤める町へ運ばれる。教員の広域人事は、風邪の流行拡散におおいに役立っている。

2.24             NHKの「裸にしたい男たち」というシリーズを4本見た。4人の中で、野村萬斉は別格だった。生きている濃さが体に染み付いている。

2.23             ネクタイってどうにかならないかな。首に何かが当たっているって、気持ちが悪い。ネクタイって、欧米のおしゃれだよね。どうして、日本の正装になったの。欧米が強いから?

2.22             母が、寒い風の中、1時間並んで、日本代表の公開練習のチケット、僕と息子の分をとってきてくれた。ありがとう。代わりに、新婚さんいらっしゃいの公開録画の入場券を僕がとったからね。

2.21             年に数回、職場のワックスがけをする。そのたびに、30数年前、建てたばかりの家の柱を家族でワックスがけした事を思い出す。本当に小さな家だけど、父は、そのために働きつづけた。あの時の父は、本当にうれしかったのだろう。

2.20             週刊プレイボーイに掲載された樫田秀樹さんのアフガニスタンレポートを読んだ。そこには、僕が教室で教えている道徳など、ぶっ飛んでしまうだろう世界がある。人類は、本当にまだ未熟だ。武器、金、宗教以外に人間の心を変える方法は、ないのだろうか。

2.19             納豆が好きです。でも、添付されているたれは嫌いです。あれをかけると、納豆の味がわからなくなるからです。たくさん売るために、メーカーは努力して「一般」をめざすのですね。一般的になるということは、個性を失うことと同じような気がして寂しいです。本物の水戸納豆食べたいなあ。

2.18 リュックベンソンの映画ジャンヌダルクの放送をビデオに撮っておいて、見た。予告編で見たときより、主人公の女の子の顔がよくて、見ていていやじゃなかったので、作品にのめりこむことができた。いい映画です。レンタルビデオ店で、何も借りるものがなったら、見てください。

2.17            西伊豆大沢温泉ホテルに泊まった。以前は囲炉裏のある情緒たっぷりの部屋で感動したけど、今回は、ビジネスホテルよりひどい部屋だった。この部屋はやめて、部屋数を絞った方が、リピーターが増えると思うんだけど、いかがでしょう大沢温泉ホテル様。

2.16            西伊豆フェリーに乗った。客の大半が老人だった。日本の人口分布みたいだった。老人が、元気に、固まって、旅に出ている。この先、日本は平和でも、厳しい。

2.15            研修会に参加すると、教員はきまってダークスーツにネクタイ。これって日本の正装かな。欧米の正装じゃないの? 誰も日本の正装なんてしてない。日本の正装はどうしたの。ほんとの意味での地球の正装ならば、日本にこだわるつもりはないけど。

2.14            研修会で、マウスさえもてない障害児が入力できるように教員が工夫した道具を見た。教育界のパソコンは、人をパソコンに近づけようとしすぎているのではないか、と思う。人が便利になってこその道具なんだ。

2.13            もっとこうなればいいのに、ということは多い。「不幸中の幸い」を心底喜ぶことは少ない。僕らは、不幸には敏感であり、幸運には鈍感だ。

2.12            今回のディズニーシー旅行は、急に決めたため、いつもの安い宿が取れず、インターネットで探しまくった結果、蘇我という駅前のホテル三幸というビジネスホテルを見つけて泊まった。フロントの人も、1階の台湾料理の店の女性も、みんないい人だった。高級ホテルに泊まれば(泊まったことないけど)、それなりに満足できるだろうけど、ビジネスホテルのこういう値段で、いい人たちと会えると、とっても得した気分になる。

2.11            石田千尋さんという陰陽師は面白い。テレビで過剰演出しないで、真実が伝わるようにして欲しい。人間が解明していない「神様のなぞなぞ」は、まだ、数え切れないほどあるのだから。

2.10            餃子ドッグは並ぶのが面倒なのでやめたが、ディズニーシーの企画者が、ここにこれほどの人気が集まると考えていたかな。多分、計算外。人の考えって、当たったり外れたりがあるから、面白いですね。でも、餃子ドッグの人気が計算どおりだったらすごい。

2.9            ディズニーシー初入園。ディズニービデオを隅から隅まで見ている妻と娘は、マーメイドラグーンの細部の懲り方に感動していた。やはり作り手も客も、徹底的にこだわると面白い人生になる。・・・僕は、杏仁豆腐がとても気に入った。

2.8            息子を週に一回、エスパルスのサッカー塾に連れて行く。部活で試合に出るのを見ると、ちっともうまくないが、塾のミニゲームを見ていると、別人のようなプレーを時々見せる。そんな息子を見て、18歳以下の人間には、できるだけ多くのチャンスを与えるべきだと感じている。

2.7            「金持ち父さん、貧乏父さん」という本に、お金を消費するな、投資せよ、と書いてあった。お金のことには詳しくないけれど、今、僕にわかることは、「小さい子をもったおやじたち。パチンコで時間を消費するな。子供に時間を投資せよ」だね。

2.6            僕が子供たちに伝える「道徳」は、日本という狭いエリアの中でしか通用しないものだ。もし、今、食料のない砂漠の国に行ったら、この道徳観は、生命維持という大命題の前で屈服するだろう。それでも、僕は、この道徳を子供たちに伝えていく。衣食足りて礼節を知るレベルに、この国がやっと達したのだから。

2.5            幸せの歯車は大きく重い。だから、動いていない歯車を動かし始めるには、たくさんの力と苦労がいる。でも一度動き始めれば、幸せの歯車は、なかなか止まらない。最初は大変だけど、今がんばれば、未来は生まれる。

2.4            立春。今日を1年の初めとして、新たな気持ちでがんばりましょう。

2.3            今日で、1年が終わる。いろいろな占いに興味を持った結果、立春を新しい新年にすることがいちばんいいと考えて、もう20年以上経つ。20年間、いろいろ実感もしてきた。明日から、生まれ変わる新しい1年になる。

2.2            事件の当事者を含めて、僕の周りのすべての人が、やさしい言葉で僕に対応してくれた。ネットで知り合った、まだ、会ったことのない人たちまで、「がんばって乗り越えてください」と温かい言葉を贈ってくれた。とても幸せだ。

2.1            妻が近くで支えてくれた。これまでに妻を襲った3回の悲しみの時に、僕は、同じようにしてやれたか、自信はない。

1.31            運命は、どうして今、僕にこういう試練を用意したのか。この人生は、生まれる前に自分が自分を向上させるためにプログラムした、という考え方を基本にして生きてきたけど、やはり、大変だ。それにしても、今回は、不幸中の最大の幸いという状況だった。相手には申し訳なかったが、僕は恵まれていることに、感謝している。

1.30            父親の子育て参加が叫ばれているが、父親との面接の数は、20年前とあまり変わっていない。というより、昔は飲みながら話したということも多く、時間でいうと、最近の方が減っているような気もする。これは一言で言ってしまえば、日本が貧乏になったことの表れだ。貧乏な国ほど、教育は重要なのだけれど。

1.29            「家族の時代」はやっかいだ。子供がいなければこんなことは起こらない、こんな苦労はしないというようなことが、毎日次々に起こる。でも、振り返った時、「家族の時代」は本当に短い。

1.28            小学校2年生の父親たちと話していると、とても羨ましくなる。どの人も、まだ「家族の時代」の入り口にいるからだ。みんな、かつて僕が考えていたことと同じことを喜び、同じ事を悩んでいる。本気で僕に相談に来るおやじたちには、僕の知っているすべてを伝えてあげたい。

1.27            哺乳類の雄というのは、生物として、子供を愛する能力がない。だから、子供をかわいがる父親というのは、人間としての尊厳を持って生きているのだと思う。

1.26            昨年のこの日に起きた事件について、子供たちに何を教えればいいか、僕はわからなかった。

1.25            どうしても気が進まない仕事をしなければいけない日がある。そのことばかり考えて憂鬱になる。そういう日は、小さくてもいいから、楽しい仕事を作り出す。もちろん、その分、無茶苦茶忙しくなるけど、「一日を損した」という気持ちにはならないですむ。忙しくてできないことの方が多いけど。

1.24            歯ブラシを替えた。CMでやっている最新式。10本いくら、と言う製品とは明らかに違う。持ちやすさ、力の入れやすさを実感する。自分の身の丈の中でなら、この国の贅沢を味わった方がいいかもしれない。

1.23            ゴジラは自分の足に向かって火は噴かない。だからゴジラの足元は案外安全なことがある。でも、近寄るだけで放射能にやられちゃうか・・・。

1.22            言語能力、発明・発見の能力、人類を維持しようという心情。この3つを育てなければ日本はだめになる。日本にとって最も必要なのは、教育だ。日本という枠が完全になくなるのなら、僕も教育方針を一顧するけど。

1.21            若いときにやりたいことの順番を間違えると、だめだよ。気をつけて。

1.20            中高生の頃は、やりたいことで体がはちきれそうになる。その時にセレクト能力があれば、人生が充実する。普通正しいセレクトはできないので、優秀な大人が導いてやればいい。そのためには、人の言うことに耳を傾ける能力と心根を、12歳までに育てておかなければならない。

1.19            朝食の残りを娘が弁当箱に詰めていた。僕の分だと言う。17年間の苦労の「お礼」は、この弁当箱一つで十分だと、父である僕は感じています。

1.18 15年ぶりに低学年を受け持っているが、高学年ではなかなか体験できないことが起こる。今年になって父兄が2人赤ちゃんを産んだ。子供たちの家族は、まだ構造的に生き物のように成長している最中なのだ。不安定感がいつも、彼らにつきまとうのは当然だ。

1.17            ペットに癒しを求める人が多くなっているらしい。人が人を癒さなくなったのは、癒して欲しいと思う人が人の世話をしなくなったのが原因だ。犬の世話より、人の世話。

1.16            ホテルのレストランで食事をするというのは、貧乏な今の僕たちには、とても勇気のいることだ。でも、偶然平日のランチが食べられる日がある。ホテルでの食事は、食べた後、一息つく場所があるので、とても幸せな気分になる。こういうことを日常的にできるくらいお金がほしいなぁ。

1.15            誰かの幸せそうな姿を見て、にっこり笑う人の笑顔は素敵だ。その人は、その時、自分が幸せであると言うことではなく、世界が幸せであるということを感じている。男は誰でも美人という範疇に入る顔が好きだが、見とれてしまうのは、美人ではなく、こういう笑顔の人だ。

1.14            「若い」という力は、重力に逆らえることだとつくづく思う。体全体の動きから、肌、肉のつき方まで、すべてにおいて感じる。普通の人は、何歳から感じるのかなあ。

1.13            息子が駅伝に出た。僕も経験があるが、駅伝はどの団体競技よりも個人にかかる負担が大きい。サッカーとは違う。卓球の団体戦でさえ、チームは個人の力になるが、駅伝は個人がチームの力になる割合がはるかに大きい。うまくできた者とそうでなかった者をはっきり分けてしまう厳しさがある。

1.12            高校生の娘も、中学生の息子も、きちんと「いってきます」と「ただいま」を言う。こういう部分の妻の躾は厳しい。娘や息子が、黙って出かけるようになったら、「家族の時代」は終わりだと思っている。妻のおかげで、家族の時代は、予想よりも長く続く。感謝している。

1.11            Jフォンの写メールの宣伝が気にかかる。「もう、僕たちは近くにいる」恋人編はそれでいいけど、家族編はこれでいいのかな。たしかに、こんな風に物理的に離れている家族が、この国では、ほとんどなのだろうけど。寂しいね。

1.10            スーパーマーケットの有線で、僕の曲にそっくりな曲が流れていた。この曲は、自分のオリジナルだと自信がある。でも、盗まれるくらい世間には出してないし、偶然かなあ。それとも、僕が知らないうちに真似をしてたのかなあ。でも、自信あるんだけど。

1.9             眠れない夜。悪いことばかりが先に立ち、解決などできないことの方が多い。無理やりに寝て、夢に救ってもらう、という方法もあるから、とにかく眠ってしまおう。どうして、そんなに人生を楽観的に考えられるのって、よく言われるけど。

1.8             結婚て、福袋みたいなものかもしれない。買い方さえ自分でしっかり選べば、それなりの幸せが手に入る。中身がすべて完璧じゃないにしても。

1.7             20年も前から、子供たちに「友だちは大切だ」とえらそうに言ってきたが、友だちがすべてのものを生むということが本当にわかったのは、つい最近のことだ。友だちがいて本当によかった、ね。

1.6             体調が悪く、午後一眠りしてしまった。目が醒めると、息子がいつでもサッカーができる支度をして待っている。僕がめざめるのをじっと待っていたのだろう。こういうことをされると、是が非でも付き合いたくなる。4時から、日が暮れてボールが見えなくなるまで、二人で蹴った。芝のグランドには、もう二組の親子が同じようにボールを蹴っていた。

1.5             高校からサッカーをやってきた友達に、息子の技術を見てもらった。彼は、とっても優しい人で、息子はすぐに気に入って、教えてくれる一言一言を聞き漏らさないように真剣に聞いているのが、そばで見ていてよくわかった。妻も、「あなたの友だちの中では、1,2を争う優しい雰囲気を漂わせている人だね」と言っていた。僕も彼のようになれるかな。

1.4             仕事始め。1日、研修のまとめをやる。普段の勤務時間には、こういう時間は全くない。でも、教員は研修に励めと法律に書いてあるらしい。この法律を遵守するために、勤務時間以外の多くの時間を費やす。無論自分を高めるための勉強なら、いくら多くてもかまわないが、体裁を整える(誰の?)ための、文書として形に残すためだけの仕事が多くて、困る。他の職業の人もみんなそうなのかな。

1.3             息子と初蹴り。夕方、いつも僕は夕日と風に向かうポジションで息子にパスを送る。生まれて初めてボーリングで僕に勝った息子が、「場所変わろうか」と言う。「いいよ、まだ」何気なくふりむくと、息子がいつも見ている夕暮れの東の空が見えた。東の空のグラデーションもきれいだった。

1.2             渋滞の中で家族で雪を見た。難しいことも楽しいことも、いろいろあるから、人生は面白い。そんなふうに考えながら生きていく決心が、そろそろでき始めている。

1.1             息子と国立競技場へ行った。一緒に新宿や渋谷にも下りてみた。一日中息子と歩いた。大事なもののために1日を使った。こういう1年にしよう。

2001
12.31            生きてるって、やっぱり面白いな。でも、生きていこうとしないと、ただ生きていても、この面白さはわからないだろう。明日からもがんばろう。

12.30            年賀状はパソコン印刷だが、やはり一言書き添えたい。今年は、250枚、けっこうすらすら書けた。すらすらかける年は、いろいろなことをやった年だ。つらいことはたくさんあったが、思い返せば、けっこう充実してたかもしれない。

12.29            13年前に卒業した男たちが、飲み屋に誘ってくれた。みんな、悩みはあるだろうが、今の自分の生き方に自信を持ってくれている。僕のやってきたことは、これでよかったんだと、僕自身も自信を持てた。みんな、かっこいい生き方をしてくれて、ありがとう。

12.28             休暇の前になると、あれもしよう、これもしようとつい欲張り、結局のその何分の一かも達成できないことがわかり、休暇中にあせり、十分に休暇を満喫できないという事態に陥る。今年は、ただ休もう、と決めた。時間は同じように去っていくが、あせりのない分だけいろいろなことに思いをめぐらせることができる。結局何もしないことがいちばん充実した休暇になっていく。

12.27             大統領は冬休みに入った。前線に行ったきり、まだ一度も家族に会わない兵士たちもいる。他の国のこととはいえ、ちょっと気になる。日本の大将は陣の奥にかまえ、西洋の将軍は、前線に立つというのが定説だと思い、その西洋のやり方がすごいと思っていたから。

12.26              18歳で高校を出て、仕事のために、多分ほとんど自分の生まれた土地に帰らずがんばりつづけていく人がいる。お正月のしたくはできましたか。お雑煮はふるさとの味付けでしますか。みんな幸せになればいいな。がんばろう。

12.25             小田和正さんのスペシャル番組。自分のフィールドで歌いこなせる「真夏の果実」でよしとしないで、「勝手にシンドバッド」を歌うことにした小田さんはかっこいい。(小田さんファン以外の人にはわからない話ですね。)僕も、攻めていくおじさんにならなくちゃ。

12.24             天皇杯、強豪が次々に破れていく。もっとがんばってほしいとも思うし、何倍も給料をもらう野球選手が完全にオフなのに、サッカー選手は過酷だ、とも思う。巨人の松井とジュビロの中山とでは、どちらが多くの日本人に勇気を与えただろう。「おじさん」に限って言えば、年俸差ぐらい松井の方が多いのだろうけど。

12.23            妻の元上司のせいで、本当に大変な1年だった。二人とも心も体も疲れ果てた。いくつもいくつも、うれしいことはあったけれど、一度痛めたものは、元にもどらない。体が大変な年齢だから。ただ、うらみつづけるのは自分も腐っていくようでいやだな。

12.22             仕事が一段落ついた。途端に熱が出て立てなくなった。日頃けっこう、がんばったんだと、自分で自分をほめる。他にほめてくれる人はいない。さすがに半日は妻も寝かせてくれたけど、あとは、しっかりしてね、と言い、いつものように過ごそうとしない僕をちょっとにらんでる。妻は僕以上に大変なはずだから、文句言われても仕方ない。ここが今年、いちばん痛い。

12.21             教育界の年功序列は壊れつつあるが、まだ完全には機能していない。人にはそれぞれの器があって、それにあった人材登用をするべきだが、その人材登用を正しく判断できる人がとても少ないのが現状だと思う。学級担任の時に120%力を発揮する人もいるし、校長になって初めて力を出せる人もいる。教頭は校長の一段階前ではなく、全く違う職種だから、その人がどちらに合うかを判断すべきだ。僕は多分、学級担任が最大の力を出せるフィールドだと思う。

12.20             日産のゴーン氏が、終身雇用と年功序列は全く違うフィールドで考えなければいけないと言っている。今の学校は、ゴーン氏が言うとおり、終身雇用だが年功序列ではなくなってきている。僕たちの仕事は、何十年もたたないと成果がわからないから、終身雇用は正しい選択だと思う。もし、そうでなければ、教員は成果をあせり、日本をだめにしてしまうだろう。

12.19             エスパルス対サウスチャイナ戦。8002人しか入らなかったので、キックオフぎりぎりにスタジアムに入ったが、バックスタンド中央の前から2番目に座れた。由清やアレックスが目の前ですごいプレーを見せてくれる。トルシエも来ていた。由清、PKの1点だけだったけど、よい働きをしていた。こういうチャンスに100%出せたらプロ。120パーセント出せたら、スター。

12.18             芝のグランドのすぐ横は、海だ。海の風が松林を歌わせると、もうすぐ雨になる。低気圧によって東からくる海風を、僕の町では「ならい」の風という。風は一人では歌えないけれど、風がなければ、だれも歌えない。

12.17             息子とボールを蹴る芝のグランドの横に、ゲートボール場がある。夕暮れ、一人のおじいさんが、ずいぶん長い間、とんぼをかけていた。なぜ、その人が、しかも一人で、という事情は全然わからないが、じっと背を曲げ仕事を続ける姿は、僕の心の風景のひとつになった。

12.16             映画「ウォーターボーイズ」は予想以上によかった。なあ〜んだ。日本にも、こんなに才能のある監督がいるじゃん、って感じ。竹中直人に初めて見せようとして大失敗するスローモーションのシーンがとてもいい。サッポロビールのコマーシャルみたいなつくり。周りの人たちは大笑いを続けていたけど、僕は感動で、ずっと泣いてた。

12.15             息子とボールを蹴り合う。コントロールをミスしたボールを追いかける。必死に走ってボールと同じ速さになったところで、安心してしまう。ボールより速いスピードでボールを追い越してしまわなければ、ボールを自分のものにすることはできないのに。こんなこと、日常の中でたくさんあるかもしれない。

12.14             昨日からずっとかけているけど、繋がらない。エコパのチケットが売れ残っているのがわかっているのに、電話がつながらない。神様、どうしてこんなにサッカーを応援してきた僕たち家族に、ワールドカップを見る権利をくれないのですか。

12.13             冬になると、富士山がとてもきれいに見える。1年中見ているのに、この時期は、その美しさにはっとする。町のすべての風景の中に富士山が映える。まわりの風景によって、富士山の大きさがものすごく変わるのも面白い。静岡に来たことのないあなたに、見せたい。

12.12             今年初めて、車のフロンドグラスが凍った。夜明け前に仕事に出かける妻の車に湯をかけたが、流れる水はまた、すぐに凍りつく。これは妻をはめた人への、心だ。

12.11             もっと良い世の中にしていこう、という気持ちはわかるけれど、社会も学校も行事が多すぎる。年に2回、お正月と夏祭りがあればいいんじゃないかな。その他の時間は、1年中、季節を見ながらゆったりと生きれば、幸せだと思うけど。

12.10             携帯電話や有料テレビの契約をして、生活が苦しいといっている人のセンスがわからない。コストパフォーマンスの低い維持費のかかる道具は切り捨てた上で、生活が苦しいと言いましょう。

12.9             20年前から持っている、ちっちゃな夢。これはぜったいかなえられそうもないけれど、青いシャツに黒の上下がかっこよく似合うように着てみたい。「ノッティングヒルの恋人」のヒューグラントも「ザ・ドライバー」のライアンオニールも決まってる。

12.8            「ノッティングヒルの恋人」で友人たちに囲まれているシーンはじーんとくる。これもヤマトナデシコはなぞっていて、ポイントになっていた。映画を作ってみたいな。でも、今はまだ無理だから、せめて言葉で、読んだり聞いたりしてくれる人に、こういう暖かな思いをしてもらいたいと思う。努力したい。

12.7            テレビで「ノッティングヒルの恋人」を見た。以前映画館で予告編を見た時は、それほど気になる映画ではなかったが、久々にとってもいい映画を見た、という気分だ。たった数分で半年の経過を見せる技術も見事だし、シャツの色で表す心ののサインも気に入った。「ヤマトナデシコ」は、これを下敷きにして作られたんですね。

12.6             宮部みゆきさんに初めて挑戦。でも、偶然手にとったのが、「模倣犯」というとても長いのだったのが災いしたか、まだ読み終えていない。途中で差し込んだ桐野夏生さんの「天使に見捨てられた夜」は2晩で読み終えた。二人の比較は意味がないのだろうけど、宮部さんのものは、世間や表情の内側を掘り出して書いているのに比べ、桐野さんのは、その心情のさらに奥まで掘っちゃって、どきどきする。

12.5             テレビドラマの「学校もの」には、取材不足のものがあるので見たくないという人もいるが、それはどの業界を扱ったドラマも同じでしょう。僕はそういう部分も含めて、面白がってけっこう見ます。残念なことは、算数の教科書を使って授業をしているのを見たことがないこと。現場では、教科書で人生を教える授業がほとんどなのに。

12.4             妻に怒られながらも、これまで読んだ本をみんな捨てないでとってあるのは、娘と息子にこの本の背中、願わくば中身を読んで欲しいから。あと5年したら、息子が読みそうもない本は全部処分するので、奥さん、もう少し辛抱してね。


12.3             娘の修学旅行が近づいてきた。テロのせいで、楽しみにしていたものが縮小され、がっかりしている。娘が不幸に会うたびに、僕が名前を独断でつけたのが悪かったのかと、未だに思う。

12.2             うれしいサイトを見つけた。詩を投稿すると、誰かが、すぐに感想を書いてくれる。インターネットの醍醐味のひとつですね。さらに、自分も、感じたままにコメントをかける場所もある。僕が思っていることをそのまま言葉にすると、現実の世界ではきざったらしいと思われるみたいなので、いつも控えていたから、すごくうれしい。

12.1             健全な精神は健全な肉体に宿る、は正しい。これを提唱した人は、きっと、不健全な体に宿った不健全な精神にずいぶんと悩んだのだと思う。

11.30            アジア各国で技術力が上がり、コストの関係から国内の中小企業が倒産していく。かつて、アジア各国に技術を教えに行った人たちが、この倒産で、職を失うらしい。人の世界はまだ、自然界のようには永久運動をしていない。

11.29            食育という言葉がけっこう流行っている。今年受け持ったクラスでは、「きれいに残さずいただく」を目標にした。「残さず食べる」は、ありがとうをきちんと伝える技術の一つだと思う。

11.28            好きになって結婚するんだけど、その人を好きになるってどういうことだろう。自分が一生応援したくなるような夢を持っている人か、自分の夢を一生応援してくれる人と出会えるといいよね。

11.27            あるおじいさんが、「ため口をきく、というのは、悪口を言うことだ」と聴衆の前で解説していた。おじいさんの話を聞いていた若い人が「晴れの反対の言葉が褻(け)だと初めて知って勉強になりました」と言った。この国の国語教育はどうなってしまったんだろう。教科の時間を増やさなくてはいけないときだと思う。

11.26            新しいクラスを受け持った時、最初の父母懇談会で、「お父ちゃんとお母ちゃんが愛し合っていれば、子どもは道を外れるようなことがあっても、必ず戻ってくる」と話す。子どもには、愛している人の面影が必ずあるので、子どもを大事に育てるからだ。

11.25            妻が夕食の買い物の途中、具合が悪くなった。娘がかわりにキムチ鍋を作った。高校2年だから、そのくらいやって当然の年だが、家族みんなでおいしく食べられる料理だった。おいかしかったのに、何も言わず、食べ終わってすぐに読みかけの宮部みゆきの「模倣犯」を手にとったら、娘に怒られた。

11.24            そのオレンジ色がどんなに鮮やかでも、周りのものがみんなオレンジ色なら、それを見つけるのは難しい。生まれた時から青の世界にいる子は、青を見分けられない。

11.23            サイトに出した自分の歌にすぐに感想メールがくるのは、本当にうれしい。やる気が出てくる。基本的には、人付き合いは面倒だと思う僕だけど、きっと、僕は、無人島では生きていけない。

11.22            久しぶりに、クラス全員の子をどなりつけた。みんなで作ったさつまいもを調理して食べた残りをみんなで持って帰ろうということになった時、われ先にと取りに行った子が、10以上の大きないもをかかえ、遅れた子は、たったひとつ小さな芋を手にして呆然としていたからだ。みんなで同じようにがんばって草取りをして育てたいもなのに、このありさまは何だとどなりつけた。さっきまでいもの入っていた空のダンボール箱を蹴っ飛ばして怒った。子供たちはまっさおになって、いもの分配を始めた。偶然、夜、金八先生が、世界の食料享受のアンバランスについてホームルームをやっいてた。キリスト教やイスラムの神も、何かを怒っている。

11.21            何かを成し遂げるために努力するという美学は、日本という限られた範囲内の尺度であるという話を聞いたことがある。僕は海外で暮らしたことがないから、それが本当かどうかは、まだ、わからない。

11.20            幼稚園の公開授業を見た。仕事として指導者の目で見なければならないのに、昔のことを思い出して親の目になってしまった。僕は、娘がこんなに小さかった時に、手足を押さえつけては注射をし、食べ物に制限を与えなければいけなかったのか。娘がこの12年間、本当によくがっばったのだということをしみじみ感じてしまった。

11.19            野に出ずに、折の中で餌をもらうためにだけ動いているから、不満がたくさん出るが、野垂れ死にを覚悟しなければ、野に出ることはできないことも知っている。

11.18            歌手の渥美二郎さんは、12年間ガンの再発がないという。「毎日楽しく歌わせてもらっているおかげです」とラジオで言っていた。ストレスは癌に味方し、歌は癌を殺す。

11.17            高校生のバンドを見に行った。友だちをたくさん呼べている。それだけでいいやつらだとわかる。3バンドがお金を出し合ってやっているが、演奏中は、他の2バンドが警備員の役割を一所懸命やっていた。でも普通の大人は、この服装でこの音を出していると、眉をしかめるだろうな。その子を知る前に。

11.16            娘が発症したとき、息子は生まれたばかりだった。私たちが息子にばかりかまけていたのか、発症のしばらく前から、娘の反抗期が始まったと妻が言う。「病は気から」を知っている。娘が愛をほしがっていた不満が膵臓を冒したと考えてもおかしくないと、今は思う。

11.15            責任を取らない奴は、自由を語るな。

11.14            新風舎という出版社の公募に送った詩が、落選の印を押されて「帰って」きた。まだまだ僕の歌では、誰も幸せにできないのかなあ。

11.13            清水エスパルスのアレックス選手が帰化した。日本のサッカー界にとってはとてもうれしいことだ。でも、自分に置き換えたら、息子が他の国の人になっちゃうってことだよなあ。インタビュー記事で、電話でブラジルの家に知らせたら、お母さんが「もう帰ってこないの。」といったというところを読んでて、ちょっと涙が出そうになってしまった。がんばってね、アレックス。

11.12            カレー屋にいた隣の席の家族連れが領収書をもらっていた。その家族は、おそらく家族で営んでいるのであろう商店の名の入った車に乗っていた。ここへ来るガソリン代も、食事の代金も必要経費として申告されるのかな。僕たち教員は、仕事として給食を食べているのだけれど、給食費って必要経費になるのかな。

11.11            スポーツニッポンに金子勝彦さんの記事が載っていた。サッカーの金子さんといえば最近は金子達仁さんが有名のようだが、僕にとってサッカーの金子さんといったら、この金子勝彦さん。金子さんの実況、岡野さんの解説で、どれだけ海外のゲームをテレビで見たことだろう。これを読んで同感の人は掲示板にお便りください。静岡では「ワールドサッカー」(東京では「ダイヤモンドサッカー」)という番組がどれだけ静岡のサッカーに影響を与えたことか。

11.10            久しぶりに、高校のクラス会をやった。普段の生活ではいろいろな世界があることを忘れてしまっている、ということに気付く。それにしても、気をはって生きていないのは、僕一人だけだよなあ。

11.9            不良教師の僕も、何人かの子は覚えている。それは、僕を超えていた子。こんな不幸な家に生まれたのにどうして、そんなにがんばれるの。クラスの中でできないって明らかなのに、どうしてそんなに勉強や運動をがんばれるの。友だちにそんなに傷つけられて、どうしてそれを許せるの。どうしていつもまじめに掃除ができるの。悲しいときに、なぜそんなに素敵な笑顔で笑えるの。・・・というような、僕をはるかに超えた子を、心から尊敬し、いつまでも忘れない。

11.8            先輩に電話したら、用件を言う前に「季節の小箱見てるよ」と言われた。月間500ヒットはいろいろな人たちのおかげだとつくづく思う。僕もこの先輩のように、相手の心で話せる人になりたい。この先輩、本当に尊敬している。

11.7             少しでも交流のあった子を全部覚えている素晴らしい先生もいるらしいけれど、残念ですが不良教師の僕は、全然覚えていないので、僕と再会した人は、まず初めに自分の名前を名のってね。「なんだ、おぼえてないのか」と腹立てる前に。

11.6             高校生から「先生、僕のことを覚えてる」と声をかけられたので、正直に「覚えてない」と言ったら、怒った顔して去っていった。12歳を越えて(男が声変わりして)からも、365日自分が主役だと思っている子は、これからどうやって生きていくのだろう。

11.5             ネットのおかげで、新しい友達がたくさんできた。と同時に、思い出の中の人が、今日と言う現実にたくさん「生き返って」きた。毎日生きていると、わずらわしい人間関係ってのもあるけど、やっぱり誰かと時間や時代をともにするのが、人間本来の生き方みたいだ。楽しい。

11.4             昨年まで、自分の喉のために、子どもと一緒に歌うのは控えていた。今年は、低学年の担任で、僕が歌わなければよい声はなかなか引き出せないので、音楽の授業はもちろん、朝の会も、帰りの会も一緒に歌っている。何のことはない。今年の方が喉の調子がいい。つまらないことを考えるのはやめて、歌える時に歌っていればよかったんだ。

11.3             妻と二人で、海岸の松並木の下でまつぼっくりを拾った。生活科の授業で使うため。教員は休みの日でもこういうことをしています。何年か前も同じように拾いに行ったけど、あの時は4人で拾いました。今日は、娘はテスト勉強、息子は部活でサッカーをしています。

11.2            平地を10km歩いても、景色はさほど変わらない。町の中、人の中。山道を10km歩くと、全く違った景色に会える。そこは、人の世界さえ見渡せることもある。人生の山道を歩くのは大変だけど、人生のどこかに1度くらいは山道を選ぶ方がいい。

11.1            科学が進歩したら、電子詩集をだしたいな。机やベッドサイドに置かれて、その日の気分でディスプレイの詩が変えられるようなインテリア詩集にしたい。ランダムボタンなんてつけちゃおうかな。

10.31           つぼみの会の会長を退いて半年。やっと気持ちが歌に集中できるようになってきた。湯船に浸かっていると神様がメロディをくれるようになった。

10.30           息子とボールを蹴った。最初は綿の入った赤ちゃん用のサッカーボールだった。いろいろな国旗が描かれていた。それを1m離れて、蹴り合いをした。今は、10m,20mと離れてボールを蹴り合う。やがて、その距離は、僕のキック力では届かないものになり、息子自身も届かないところへ行くのだろう。それが親子の関係なのだろう。寂しいが仕方ない。

10.29           若い子の歌は、圧倒的に希望を歌ったものが多い。大人を批判する反体制の歌が歌えないのは、大人が弱すぎるからだろう。この国の将来はますます不安になっていく。

10.28           父母との面接で「先生は、子育ての先輩だから」と言われた。教員をやっているからではなく、自分の子を育てたから、クラスの子どもたちの親にアドバイスできることがたくさんある。「教員として+子育ての先輩として」自分を見てくれている父母は、僕のアドバイスも役立ててくれていると思う。

10.27           久しぶりの完全休業日。障子を6枚張り替えた。なかなかうまくいったのでちょっとうれしい。プロはこれを本の少しの時間で完璧にやるんですね。僕は半日かかってしまった。

10.26           12歳までに一度も怒鳴りつけられたことのない者の中で、中途半端なエリートは、必ず挫折する。今の日本の社会の中では。

10.25               子どもを全く見ていないか、近くで見すぎているかという両極端に走る親が多い。親は子どもに気付かれないように、子どもを24時間見ているのが正しい。

10.24               勝たなければ幸運も来ない。勝てば幸運がおまけとしてついてくる。

10.23               最近、小林克也さんが昔の洋楽をよくニッポン放送で流している。中学3年間に覚えた洋楽は、今でもすらすら歌える。発音は「日本語英語」だけど。脳がやわらかくて記憶に適した時期は多分ここまでだ。暗記教育を闇雲に反対する人がいるが、もったいないことだと思う。

10.22               体育の時間に遊具を使ったサーキットトレーニングを始めた。由清がクラスにいた頃は、僕もまだ、体が動いたから、けっこう一緒にやったけど、もうやれない。やったら逆に体が悪くなるかも。小学校も子どもが減ったせいで、新しい人を雇えなくなって、教員の高齢化が進んでいる。

10.21               日本三大○○、世界三大○○、というのは、他の二つはたしかに有名だけど、肝心のそれは・・・、ということがよくある。いっそ他の二つも、聞いたことのないようなものだと、逆に潔くていいかも、ね。

10.20               静岡県にも「晴明塚」というのがあるらしい。写真を見たら、看板代わりの名札がやたらに新しい。陰陽師が話題になったので、あわてて? 偶然かもしれないけど、ちょっと笑える。

10.19               毎日、ふと思いついたことをここに書いているが、ふと思いついたことを、パソコンの前に座るまでに忘れてしまっていることが多い。脳、体力の衰えをカバーする方法を考えなくちゃ。

10.18               死ぬのは怖いという話を妻とした。でも、理由が違っている。僕は自分という存在がなくなってしまうのが怖い。妻は、死ぬときに痛くて苦しみそうだからいやだ、という。娘を産んだ時、妻は「何故自分がこの世に生まれてきたか、わかった」と言った。女性はそれがわかっている。それがわからない男だけが、宗教に左右されるのかもしれない。

10.17               ジュースは、T型糖尿病の低血糖発作を止めるのにとても役に立つ。しかし、最近低カロリーのものばかりが出回っていて、低血糖をとめられない。低カロリーじゃないものがほしい人もいるのです。少数派は生きにくい。

10.16             今朝は大きな虹が出ていたね、という話題についていけない。ずっと下を向いて生きていたのだろう。

10.15             映画のエンドロールの人の名前を見てると、映画を見たなあって気分になる。あのエンドロールは下から上ではなく、左から右へ流すことはできないのかな。「陰陽師」のエンドで、日本流のフォントに変え、縦書きで左から右に流せば、もっとずっとよかったと思う。「千年の恋」ではどうだろう。

10.14             映画「陰陽師」でわずかながらの不満点。蜜虫のキャスティング。蜜虫の声を最初の一言のようにずっとエフェクトをかけたらどうかな。導尊のからすを本物でやってほしかった。「サブリナ」のセーレムくらいのリアルさなら人形でもよかったけど。萩原聖人さんは好きな俳優なので、もうちょっと自然にやってほしかった。

10.13             映画「陰陽師」主役の二人が漫画のイメージにぴったり。何よりもよかったのは、映画独自の美しさを持っていたこと。小説、漫画、映画とそれぞれの作者が自分の作品としてかいているので、「陰陽師」の世界がどんどん広がっている。

10.12            PTAの役員の会合があって、夜9時半まで仕事をした。PTAにしても、お祭りにしても、つぼみの会にしても、無償で働く、こういった影の力で成り立っている。それを全く知らない人がいるのも、すごい。子供ならともかく、大人として、よく知らずに生きていられるねっていう感じ。

10.11            生活科で、乗り物に乗る学習の計画を立てている。よく、グループごとに乗らせる方法を取るが、僕はその方法がよいと思えない。グループでは必ず頼る者と頼られるものが出て、「野に放す」意味は全く薄れる。かといって、一人でやらせるには、そこに達していない子が多すぎるのが現状。みんなで行って体験するだけで、十分学習の効果はある。

10.10             ドラムはゴールキーパー。いつも後ろで全体のリズムを支えて、時に派手なセービングも見せる。ベースはDFの真中。地味だけどチームの中心はここにある。サイドギターはボランチ、キーボードはゲームメイカー。二人は時々ポジションチェンジをする。ボーカルはセンターフォワード。サイドを切り込んでくるのはリードギター。リードギターの得点も多い。ホーンセクションはサブメンバー。時々スーパーサブもいる。・・・こんなの、ポップスとサッカー両方に興味がなければ、つまらない話ですね、どうも。

10.9             息子と、オフコースの昔のビデオを見た。やってみたい楽器はドラムとリードギターで、見たいライブはB'zだそうだ。僕はずっとボーカルとキーボードにあこがれていた。僕より息子の方が男として一般的かな。

10.8             前にも書いたかな。体育の日が10月10日じゃないのが、どうもしっくりきません。今年も雨。1位ロス五輪。2位札幌五輪。3位東京五輪。僕の印象深かったオリンピックファンファーレのランキングです。

10.7             祝儀の合計金額が、昨年を大きく下回った。会計部長の僕のせいではないと言われても、ちょっと気になる。件数でも数十件少ない。不況です。

10.6               祭りの会計係で、皆さんから祝儀をいただく。向こうから持ってきてくれない店舗に、こちらから「今日はおめでとうございます。」なんて言って、もらいに行ったりする。僕は営業の仕事をしたことがないので、どきどきしながらも、新鮮な仕事だった。営業の人は大変ですね。まあ、それぞれの業界にはそれぞれの大変さがあるけど。

10.5                ちょっと気になって拭き掃除を始めたら、新築7年目の校舎なのに、埃がたくさんたまっている。多分6年間、一度も拭かれなかった場所も多いだろう。小学生の相手をしていると、つい小学生の高さで見るので、上のほうの埃を見落とす。見方が偏れば、見ていない場所が生まれる。心の中にも。

10.4              教育現場でも、BGMの効用が認められたのか、音楽を流しながらの授業というのが出てきた。ただ、悲しいかな、教育現場には、再生装置にお金をかけるという概念がない。その曲の持っている周波数をきちんと出さなければ、α波も出ないし、ビートも感じない。教育現場がその真実を知るまでに、あと何十年かかるかなあ。

10.3               タイヤの続き。まずオートバックスに行っていろいろ話をした。「じゃあ、イエローハットも見てくる」と言ったら、「いってらっしゃい。」とさわやかに送り出された。両店ともタイヤの値段はいっしょだったが、スチールホイルの工賃がオートバックスのほうが600円安かったので、オートバックスに決めた。600円の事を聞いて、「えっ、そうなんですか」とオートバックスの人がちょっと驚いていた。

10.2             車のタイヤを替えた。思い切り磨り減っていて、大雨の日に救急車をよけようとして大スリップしたから。もし、周りに車がいたら、2,3台はつぶしていたかも。4本で35000円のタイヤだけど、「今まで履いていたのより、一つランクが上です。」なんて店の人に言われただけで、すごく乗り心地がよくなったような気がする。単純な頭の構造をしているので、生活は安上がりで幸せを感じられる。

10.1             半年経っても、まだ小学校へ遊びに来る中学生がいる。たまには後ろ向きもいいのかもしれないけど、日本と同じで未来を見ていない。

9.30             高橋尚子選手がすごい記録を出した。この人のいちばんすごいと思うのは、期待された結果を出すというところだ。こうなるためには何が必要なのだろう。

9.29             コンピューターが身近になり、誰でも美しいCGが描けるようになった今、プロの製作者との違いがなくなったと思ったら、「アマチュアは現場を知らない。プロは現場を知っている」とのこと。僕もプロとして、自分の学級についてなら、誰にも負けない授業案を書ける。

9.28             最近デジャヴが多い。生理現象で気のせいだと言う人もいるけれど、夢を見たときに、「どうして自分はこんな夢を見るのだろう」と思ったことが、あとで現実に起こる。自分を超能力者だとは思わないけど。

9.27             娘が新たな闘いを始めた。これまで1日3回の注射を4回に変えようとしている。3回法よりよくなったという結果はまだ出ない。今までは、注射をすれば食べられるという生活だったが、これからは、4回目の注射をしても何も食べられない。未来のために注射を打つ。

9.26 他ページにも書いたけど、ラジオは子供の力をつけるのに、とても強力なメディアです。食卓にラジオを置いて、それを耳にはさみながら家族でわいわいやると、小学生の力は、格段に伸びますよ。

9.25            先月800字の作文で、ラジオ局から1万円と花のギフトカードをいただいたが、これはラジオにしては高額の部類でしょう。テレビだと「踊るさんま御殿」の2,3行の投稿でも採用されれば5万円。ずいぶん違いますね。僕はラジオを聞いている時間の方が長いんだけど。みんなはテレビを見ているんでしょうね。

9.24            友人の結婚の知らせ。また、一曲かけるな、と心が躍る。たとえ相手に迷惑でもね。

9.23            宗教を背景にした殺し合いが行なわれると、なるほど教祖たちは確かに神の使いだろうと感じてしまう。僕らが抗生物質を飲むみたいに、善も悪もひっくるめて、多すぎたから排除するっていう感じかな。

9.22 運動会。競技のBGMに使うため、自費でCDを買った。仕事をしていて、自分で企画したちょっとしたことについては、自費で教材を用意することが多い。個人経営をしている人が言う必要経費っていうところかな。教員は、けっこうお金がいる。

9.21            日本で生きていくのにいちばんめんどくさいのは、人の間で生きていけるように気力を振り絞ることだ。それが自然にできて、一生それで行っちゃえる人はいいけど、多分、歴史上の人物でさえ、そういう人は、いない。

9.20            「あなたが毎日お酒を飲む人だったら、私もお酒を飲んでいたわ」と妻が言った。思えば、妻の父も母もお酒は嫌いじゃない。妻が飲めない人だと20年間思い込んでいた。よくわかっていないことが、世の中にはたくさんある。

9.19            身の丈以上の欲を持たず、人に迷惑をかけないように、と、まじめにまじめに暮らしている人が、テロリストのために命を失うのは、まだ、人類が成熟していない証拠。

9.18            若い僧侶の間では、宗派の統合を進めているところがあるらしい。今の日本の宗派は、「開祖」たちの勉強不足が原因ではないかという意見もあるらしい。人間の体を通して見ると真実は多面体になってしまう。人類は、未だ誰一人として、真実が何面体なのかを確かめることのできた人はいない。

9.17            一昨日の法事の時に、お和尚さんのお経を聞きながら、お経を目で追った。インド、中国、日本と姿を変えてしまった部分は、ちょっと力がない。釈迦の話した言葉の「音」を聞いてみたいな。

9.16            息子が学校の運動会のリレーで腿を痛めた。親子で足を引きずって、ちょっとかっこ悪い。自分のせいでチームが負けた、だから、次は絶対チームのためにがんばるぞ、と、息子には思ってほしい。

9.15            法事で若い和尚さんと少し話ができた。僧侶になっても、純粋に宗教の探求は難しそうだ。僧侶もこの世で生きていくためには、「いい人」とか「経営者」の顔をしっかりもっていなければいけないらしい。

9.14              遅刻の概念のなかった頃の日本の人たちは、どうやって村の会合などをやっていたのだろう。時計よりも、もっと正確な空気を読むことが互いにできたのかもしれない。道具は人を進歩させるが、機械は人を退化させる。

9.13              「遅刻の誕生」という本の書評を読んだ。世界一時間に正確な日本人が生まれてから、まだ、わずか100年にも達していないそうだ。夫婦別姓問題が論議されているが、夫婦同姓も明治政府の政策。何をして日本人らしいというか、日本人全員でしっかり見直しましょう。それが国際化の第一歩。

9.12              トイレ話のついでに。トイレの予備紙が、トイレ内の高い棚の上に置いてある。家族の中でただ一人、自力でそれがとれなかった息子が、楽々ととれるようになった。「お父さ〜ん」とトイレから呼ばれることもなくなった。これで、また、ひとつ、彼を守ってやれることが少なくなる。

9.11             我が家ではトイレで本を読むのは禁止だけれど、トイレの数分間はとても集中できるので、時々禁を犯してしまう。(大袈裟ですね)「歴史の交差路にて」は、通して読むと面倒なところがあるけど、ぱっと開いた数ページを読むと、とても面白い。詳しくは書店で。

9.10            受験勉強で一番大事なのは、何をどこまでやれば次のテストで満点を取れるか、という見極めです。そういうセルフプロデュースについて、学校や塾ではどれだけ教えているのでしょう。僕は、学校でも教わった覚えもないし、塾も行ったことがないのでわかりません。

9.9             秋の卓球社会人リーグ開幕。1戦目で、丁寧につっいてくるおばさんに逆転負けした。勝負に対していい加減だった。その上、2戦めの練習中に肉離れみたいなのを起こして、試合ができなくなった。自分に対して厳しさが足りないね。

9.8            清水エスパルスの久保山由清選手が、15試合ぶりの得点。努力をしている人は数多いのだから、こうして結果を出さなければぬきんでることはできない。僕も結果をださなくちゃ。

9.7            車の中でポップス系の音楽を聴いている時は、割合大音量でも、救急車のサイレンは聞こえる。ところがオーケストラ演奏の、ある種の曲を聴いていると、すれ違っていく救急車のサイレンさえも聞こえないことがある。気をつけましょう。(小音量で聴いていれば問題ないですが)

9.6            息子が学校の運動会でリレーの選手になったそうだ。僕はリレーの選手になど全くせ縁のない人生だった。でも、スポーツのできる人がうらやましかった。息子がリレーの選手になったり、サッカーをやってくれているのがとてもうれしい。子どもというのは、子ども自信の人生をがんばっていてくれるだけで、親孝行だと思う。

9.5            あべのはるあきらの孤独を、岡野玲子さんはしっかりと表せている。萩尾望都さんの「百億の昼と千億の夜」も同じだ。女性がこうして孤独を正面から書けるのは、男のように孤独に対して臆病者ではないからかもしれない。

9.4           「陰陽師」の漫画を借りて読んだ。とても面白い。万葉歌から真言の経典まで研究したくなってくる。魑魅魍魎の世界が描かれているのに、夢枕獏さんの書くものには、ふらがあるからとってもいい。

9.3           昨日の食事には、僕の家族、彼の家族、彼の奥さんの元担任が僕と友達なので、その家族がそろった。息子は彼の前でかたくなってしまい、ほとんどしゃべらなかった。初対面の人とでも気軽に話せれば、サッカーもワンランクアップするだろう。がんばれ、息子。

9.2           卒業した子と食事をした。彼が元気にサッカーを続けていてくれてうれしい。僕はサッカーをしたことがないけれど、サッカーが築いてきたシステムや精神性は、僕の教育の中心のひとつになっている。サッカーそのものを教えるわけではないから、僕のクラスの子がみんなサッカーをやるわけではないけれど、彼が、Jリーグのトッププレーヤーでいてくれるのが、僕のやっていることの象徴のような気がして、彼の存在を誇りに思っている。他の人から見れば、「偶然あんたのクラスにこの人がいただけでしょ。」ということになるんだけど。

9.1           震災の日。年間を通すと、自然災害で亡くなられる方より、交通事故でなくなられる方のほうが多い。自動車といい、ゲームといい、日本人の生活を(利便性だけでなく、経済状態も含めて)向上させてきたものが、実は、一部の日本人の命を犠牲にし、さらに日本の未来までも蝕むものだったというのは、悲しい。

8.31          また、先生が亡くなった。今度は49歳。初めて赴任した学校で、自分のすぐ上で仕事をいろいろ教えてくれた人。49歳まで、僕はあと5年しかない。たくさん作品を書きたいなあ。

8.30          妻の通勤日記「さがらき」を途中でホームページから削除したのは、妻が「相良がいやだと思っていると誤解されると、相良の人に申し訳ない」と言ったからです。あさってからまたあの日々が始まるのだと思い、僕はちょっと気が重いです。

8.29          文学に造詣の深い人は宮沢賢治という人の作品に感動する。僕にはどこがよいのかさっぱりわからない。僕には才能がないのかもしれない。

8.28          とてもやさしい夢を見た。内容はさっぱりわからないけど、めざめた時にとてもやさしい気持ちになっていた。毎朝、こんなふうにめざめるためにはどうすればいいのだろう。これまで、こうではなかったのは、どこが悪いのだろう。

8.27          お葬式。校長を退職した方が、62歳で亡くなった。やっぱり人生って60年なんだよね。あと15年で、僕の言葉は、この星のどこまで届くだろう。

8.26          ディズニーランド。我が家のレジャー費は、すべて、ここに注ぎ込まれる。もう、何十回行ったかなあ。「今日の初」は、プーさんのハニーハントに乗ったこと、プーさんの頭をなでたこと。ミッキーの耳に触ったこと。

8.25          午後からつぼみの会役員会。いっしょに夕食もとった。役員さんたち、ほんとうに苦労している。会員みんなで仕事を分け合えれば、全員がもっと楽しめる会になるのに。ゆっくり「あめ」のライブを楽しみたかったけれど、夕食後は、家族の待つ東京へ向けて、19時30分のひかりに乗った。

8.24          午前中、新聞、インターネット、本で調べ物をし、午後は創作、夕方から、息子とボールを蹴って遊ぶ。夏の休暇中の数日間、そんな1日を過ごした。ゆったり生きたら元気がわいてきた。普段の生活は、命を削っているような気がする。

8.23          6月、7月は、新人アナウンサーが短いニュースを読む。みんな緊張していて、こちらまで緊張する。活舌練習のとおりに口をあけているので、新人だとわかる。みなさん、がんばりましょう。

8.22          妻から「あんたみたいなつまらない人のところにお嫁に来たのだからありがたいと思いなさい」と言われると、自分全体に自信がなくなる。これは妻に頼っているということなのかもしれない。だんなさんや奥さんから言われたこと、ありますか。

8.21          携帯電話の電磁波の悪影響を危惧して子供には使わせない国もある。日本では子供用と思われるものもある。ゲームで失敗している国なのに。

8.20          携帯電話っていざという時、とても便利だけど、持ちたいとは思わない。みんな、必要だから持っているのかなあ。持っていたいから、持っているのかなあ。僕は貧乏なので、あんなにお金のかかりそうなものは、持ちたくないなあ。

8.19          テレビで宮部みゆきの「クロスファイヤー」を見た。期待通り、まあまあよかった。これで宮部みゆきがわかったわけじゃない。本と映画は、別の作者のものだから。

8.18          駅での待ち合わせまでに時間が少しあったので、駅ビルの本屋に行った。まだ読んだことのない宮部みゆきにしようかと思ったが、桐野夏生を買った。文庫本「錆びる心」。何回か書いたけど、この人、本当に上手だ。読んだことありますか。宮部みゆきっていいですか。

8.17          切実に欲しい「もの」がなくなっている。CD、車、電化製品、楽器・・・これまで新製品が出ると色めきたってきたことが多いこれらのもので、買いたいものが何もない。欲しいのは、作品を作る時間と、作品をほめてくれる人、かなあ。

8.16          パソコン研修会に参加した。正直なところ、小学生にパソコンはいらないと考えている。日本経済を立て直した電子産業が、子供へのゲーム機を作ることで、日本の未来を半分壊してしまった。子供は全員、神様の出したなぞなぞに挑戦しつづけなければ、国の未来はない。

8.15          エコパで初めてゲームをみた。代表対オーストラリア。俊輔を見に行ったんだけど・・・。前にも書いたけど、トラック越しのフィールドは、やたらに遠い。可動式客席と聞いたとき、トラックの上まで客席が出ると勘違いしていた。専用球技場を持たないのでは、僕はサッカー王国静岡の出身ですって、他県の人に言いにくい。お金がないのはわかるけど。

8.14          何かを聞かなくてはと思い、CD屋に行った。迷いに迷って、宇多田ヒカルの2枚目を買った。楽曲、歌唱もいいのだが、音が変な帯域に密集していて、僕の耳に合わない。すぐに手に入れたいCDもなく、買ってみても満足できない。年、かなあ。

8.13           今日から3日間、お盆休み。ゆっくりさせてもらった。昔読んだ「地球樹の女神」を2冊も読んでしまった。

8.12          わくわくファミリージャンボリー最終日。また、今年もいろいろな人と新しく知り合いになれた。みなさん、お疲れ様。若いお母さんが「お父さんも一緒に参加するように説得できない」と言っていた。男が親であることを放棄するのなら、この国は、終わりです。

8.11          「あめ」のコンサートが良かった。僕が21歳の時は、やっぱり、自分の力を信じていて、将来を不安に思うことなんてなかった。不安もあったのだろうけど、希望がそれを上回っていたのだろうか。いろいろ悩むのに、いつも結論はよい方に考えてしまう。いまだに。

8.10          第8回わくわくファミリージャンボリー初日。今年、初めて、キャンプへ行くのが、心から楽しいと思った。多分、みなさんのご苦労を全部わかるというところに来たからだと思う。

8.9          山岳写真家の講演を聴く。話の内容には興味はないが、こういう生き方をしている人が目の前に来ると心が触発される。僕には、人を触発する力はあるか。

8.8          また、凶悪な犯罪が起こる。犯人は、きっと子供の頃、親から誕生日を祝ってもらわなかったのだろう。子供の頃、毎年、誕生日を祝ってもらう子は、心の底に、自分がこの世に生まれてよかったのだという気持ちが根付くから。

8.7          息子とボールを蹴りに行く芝のグランドの近くを、ごみを拾いながら犬と散歩をするおばさんがいた。毎日のことらしい。前にも書いたけど、もし魔法が使えるようになったら、まず一番に、世界中のごみを、それを出した人の家に返したい。

8.6          ニッポン放送「おはよう中年探偵団」で、作文を読んでもらった。昔は、リクエストを出すといろいろ修正・脚色されたが、今回は多分書いたとおりに読んでもらえた。ヒデ坊を初めて聞いてから30年くらいたつけど、読んでもらったのは初めて。

8.5          久しぶりに映画館に行った。時間の都合で「猿の惑星」を見た。二人の女性(一人は猿)と、二人の軍人の関係を深く描けば、もっといい作品になったと思う。編集の段階でカットされているのかもしれない。

8.4          つぼみの会のキャンプで歌ってくれるストリートバンド「あめ」のメンバーと話をした。生で聞いた歌は、インターネットで聞くより何百倍も上手だった。毎週、同じ時刻に同じ場所で演奏するという気力は、21歳の若さから出てくる。うらやましがっている場合ではない。

8.3          仕事で心療内科「やきつべの径診療所」の先生やスタッフの方と話をした。僕も患者として通いたくなった。心が病んでいるのではなくて、体が疲れるように、心が疲れたときに、早めに栄養剤を飲む感覚で。多分、ユンケルよりも生きる力が体にみなぎるのではないかと思う。

8.2          自転車をつぶされてから、次の自転車を考えているが、乗りたい自転車がない。自動車も乗り換えたくなるようなものがない。本当に魅力的なものがないのかな。自分が鈍っているのかな。

8.1          若い時は、もっとオンとオフの区別がはっきり体に現れたけど、今は、だらだらとオンの体が続く。いや、もしかしたら、オフの状態が続いているのかもしれない。

7.31          久しぶりに先輩とお昼を食べた。15年前、20年前は、もっとたくさん遊んだよね、という話になった。若い頃って自分に与えられた時間に無頓着なのかもしれない。

7.30          周りから無視されていると自分の口から言える人の症状はさほど重くない。人の話の聞き役になって「いい人を生きている」人のほうが、危ないかもしれない。外傷より内臓疾患の方がこわい。

7.29          生活する中で、やはり自分の話を聞いてくれる人がほしい。周りから無視をされているのではなくて、自分が相手の話を聞く側になってしまっている、という人は多いのではないだろうか。

7.28          とても珍しいことに、車のラジオから「ワインの匂い」が流れてきた。ついいっしょに歌ってしまう。信号待ちの対向車を見たら、その人もいっしょに歌っていた。信号が青になってすれ違いざま、ちらっとお互いを見て、僕もその人もにやっと笑った。

7.27          のびのび生きる、という言葉が突然頭の中に出てきた。自分のことを考えると、いつも、人にどう見られるかばかり考えていたのかなって、思う。のびのび生きたいな。

7.26          自転車に乗っていたら、「海の喫茶店」の新しいアレンジを思いついた。自転車は、僕の作曲ツールのひとつです。いっしょに自転車ででかけましょう。

7.25          市内の学校の音楽会で、駐車場係をやった。シルバー人材センターから来たおじさん二人といっしょにやったが、二人ともまじめによく働く方だった。こういう大先輩は、本当に尊敬する。後姿を見ているだけで、僕もやらなくちゃって思う。最近、そう感じさせない大人が多い。

7.24          残りの人生が短いなあって感じる時と、まだまだ長いなあって感じるときがある。自分の夢を考えると、限りなく短くて、暮らしを考えると途方もなく、長い。

7.23          職員旅行というならわしがあります。今年は、今日、日帰りで、御前崎でグランドゴルフ大会をやりました。賞品に、すいかととうもろこしをもらいました。ここだけ読むと、すっごく田舎の話みたいですね。実際田舎なんですけど。

7.22          歌を聴いてくれてありがとうございます。「ふとんの舟」がとっても不思議で、ダウンロードしてくれたり、投票してくれたりする人の「割合」が、他の曲に比べて異常に高い。昨日、初めてネットからこの曲を妻に聞かせたら、「聞きたくなくなるようなイントロね」と言って、他のアーティストに変えようとしてました。妻が僕のファンになってくれるには、まだ10000年くらいかかりそうです。

7.21          1学期終業式。「先生は明日から学校へ来るの?」と子供たちが聞きに来る。きっと親も、教員も子供と同じように休みだと思っているんだよね。子は親の鏡です。

7.20          海の日というが、海について日本の人全員が思いを巡らすことはない。東京オリンピックの記念日が体育の日でなくなってしまった今、すべての祝日が同じになった。365日語呂合わせの記念日があるのだから、いっそ全部国民の記念日にしてくれれば、ゆっくり生きられる。

7.19          いつの間にか、夕暮れの時間が早まっている。夏が盛りだと、みんなが思っているが、すでに夏至は終わっている。人生の季節も同じように進んでいるのかもしれない。子育てに苦労していた頃、本当に1日は長かったから。

7.18          僕の初めての自転車は、父がごみ置き場から拾ってきたパーツを集めて、ペンキを塗った、再生自転車だった。

7.17          社会で生きる親は、「家の子は人様にご迷惑をかけていないでしょうか。」と、まず尋ねてくる。「家の子はいじめられていないでしょうか。」ではない。

7.16          子供たちにとっても、支度、食事、片付け、全部合わせて40分は、ちょっと大変。〔食事は文化」なんて言ってる教育評論家の皆さんは、どう思いますか。給食の時間を延ばすと、子供が家に帰る時間が、もっともっと遅くなるんですが。

7.15          僕の昼食時間は約4分。40分給食時間があるけど、36分は、ノートに丸をつけたり、父母のお便りに返事を書いたり。夏休みになると、人間らしく、数十分かけて昼食が取れるので、うれしい。

7.14          つぼみの会の役員会を初めて浜松で開いた。いつも東部や西部から静岡の会議に来てくれる人は、本当に大変なのだと、実際に行ってみないとわからないんですね。東部、西部の役員のみなさん、いつもお疲れ様です。静岡県ってほんとに広いですよね。アクトシティの地下のインド料理屋のナンは大きくてよかったです。カレー大好き。

7.13          これから1週間、成績付けのために睡眠時間を削ると思います。連休にやらなければ、仕事がこなせないというのは、どこの企業でも同じでしょうか。でも、この連休は、つぼみの会の仕事でいっぱいになりそうです。

7.12          フルーツ牛乳って飲んだことありますか。今思えば、不思議な色で、不思議な味だったけど、けっこう、よく飲んだなあ。

7.11         風呂が壊れて、夜遅く、スーパー銭湯に行った。僕は銭湯育ちだから、たまにはこういうものもいい。夜、人のいるところへ出ることがないので、この時間に生きている人たちを見るのも面白い。でも、妻は、おかげでまた睡眠不足で、危ない。

7.10         家に帰ったら、駐車場がぐちゃぐちゃで、自転車が全滅。車が飛び込んだという。考えられないコースを通って、車が家に突っ込んできた。世の中、みんなが疲れている。

7.9          子育て法って、僕から言わせれば、そんなものはない。ただ2つの大事なことがあるだけ。親が自分の子を大好きなこと。親がすでに大人になっていること。この二つだけ。

7.8          最近、どんな会合に出ても、タイムテーブル通りにことが進んでいく。日本人って何て優秀なのだろう。もしかしたら、産まれたときから、体が時刻という概念から逃げられなくなっているのかもしれない。

7.7          ジュビロは勝ちつづけ、中田はローマでのわずかなチャンスをものにして、ビッグな移籍を果たす。同じ素材は世の中にいくらでもあるだろうに、こんなふうに勝ちつづけるためには、さらに、もうひとつ秘密の調味料がいるのかもしれない。

7.6          苗字っていったい日本の中にいくつぐらいあるのかな。今日もまた、初耳の苗字の人に出会った。僕の苗字はありふれてて、昔は、もっとかっこいい苗字なら良かったのに、と思っていたことを思い出した。

7.5          MusicPc,DiGiRECOという雑誌の編集長が、〔自分のモットーは未常識です」と言っている。とってもいい言葉を見つけてしまいました。僕も使わせてもらいます。

7.4          妻が完全にばてている。僕に一人前の収入があれば、こんなことはなかっただろう。教員の収入一人分では、病気の子を抱えて生きてはいけない。

7.3          日本が、日本が・・・と言うと、「おまえは国粋主義者か」とか、「今は国際社会だ」とかいう、何か勘違いしている人がいるが、この国の地下から突然資源が現れない限り、脳と心を開発する努力をしなければ、1億2000万人が生きていけないということに、早く気づいてほしい。

7.2          生活科で、牛乳パックやペットボトルなどで自分が乗れる船を作っている。ほとんどの子は、手取り足取りしなければ、何も作れない。僕は子供の頃、これをやらなくちゃ遊ぶものがないから必死で作ったし、大人に隠れてでも創りたかった。勉強もせずにこんなの作っていたら、起こられるに決まっていた。大人も「創る」という手本をあらゆるところで見せてくれていた。だから、今の日本がある。もう、そんなことさえ知らない世代が、親になっている。

7.1          僕の子供の頃は、手で洗っていた洗濯物が自動できれいになったり、氷を買いにいって冷やしていた冷蔵庫が、台所で自分で氷を作ったり、人間のすごさを毎日のように見せられていたから、創ろうという気持ちが自然にわいていた。

6.30         生活科の授業を初めてやっている。何故、生活科なんてあるのだろうといつも思っていたが、実際にやってみて、その理由がわかった。日本がこんなにだめになっているなんて思ってもみなかった。

6.29         暑い日が続くけど、僕は寒いよりも、暑い方がまだいい。体の細胞が活発になる気がする。1年中、夏の国にいる人は、1年中、活発で元気ですか。

6.28         選挙が近づくと、○○後援会事務所という立て看板が目に付くようになる。立て看板のせいで、道路の見通しが悪くなっている場所もあるが、その時点で、その候補者はだめでしょう。

6.27         登校拒否生徒が増加しているというが、ほとんどの子は心が弱っているだけだ。僕の出会ってきた登校拒否児たちは、多くが、生まれた時点で人生が壊れていた。5年生だったTの「先生、がんばりたいけど、俺、力が出ない。」という言葉を思い出すと、今でも胸が苦しくなる。Tは、大人でも生きていくのが嫌になる状況に置かれていた。

6.26         体に自信がなかったから、独立したプロではなく、働く時間の決められている(と思ってた)サラリーマンを選んだ。甘かった。20年で気づいた。

6.25        毎日、指導案を書き直している。もちろん、勤務時間外。勤務時間内には、仕事をする時間はあるが、仕事を片付けて終わらせる時間はない。20年以上こんな生活だが、「サービス残業」という言葉は初めて知った。

6.24        わたぼうしコンサートに応募するために、2曲書いた。自分が楽しいことが、人の役に立つということが、自然に循環する世の中になれば、みんな幸せになれるよね。学校でボランティアなんて言葉を使わなくてもすむくらい、一人一人が充実できる世界がいいな。

6.23        コロッケはおやつ代わりだった。わずかな小遣いでおなかを膨らませるために、パンとコロッケを買った。ころちゃんのコロッケやというCMをニッポン放送でよくやるので、東京にしかないと思っていたら、妻の職場のすぐそばにあった。値段の割においしい。でも、僕は、焼津昭和通のチョットバーのコロッケがいいな。久しぶりに買いに行ったら、1こ70円。店内には有線で青江美奈の「恍惚のブルース」が流れていた。

6.22        小田和正さんのビデオLIFE-SIZEを初めて見た。スタジオの様子などを見ると、本当にわくわくしてしまう。僕の残りの人生に、あんなシーンは現れるかな。

6..21        夕方5時半ごろから書き始めた指導案(授業の設計図みたいなもの)が、朝の3時過ぎに完成した。途中、夕食と風呂を含んでいるが、結構集中してやった。学校の先生の一番大事な仕事は授業なのに、授業の準備をする時間は、勤務時間の中にはない。

6.20         高木ブーさんのラジオのCMの歌を聴いていたら、りんごスターをイメージした。声の雰囲気、グループでの位置・・・。ちょっと違うかな。僕はジョンのようなひらめきを持たない。でもポールのように、書きつづけたい。

6.19         殺人者は、刑期を終えると社会復帰する。殺された人は、社会復帰しない。殺人者は刑期の途中でも人権というものを得られる。殺された人は、殺された瞬間から、人権を失う。

6.18         とうとう、1ヶ月のアクセス数が500を越えた。毎日開けてくださる人に感謝しています。

6.17        静岡松坂屋の入り口で、20分間歌った。誰も足を止めてくれなかったけれど、自分が考えていた以上にうまく歌えて気持ちが良かった。妻と出会って22年。歌のことで初めて妻にほめられた。

6.16         明日のために、友達のお父さんが作ったカラオケコンテナで、選曲と練習をした。生きてる感じがした。妻が元気なら、入ってほしいと思った。

6.15         日曜日に、22年ぶりのライブをすることになった。喉自慢のように1曲だけ歌うのだと思って応募したら、20分好きに使ってくださいと言われ、困って友達にギターを弾いてもらうことにした。一人じゃできないことってたくさんある。友達がいて、うれしいな。

6.14         日本以外の国で暮らしたことがないので、ぜひ知りたい。生まれながらにして野性ではない人間は、他の国になら存在するのだろうか。

6.13         人が生まれながらにして善であるか悪であるかはわからないが、乳歯がまだ抜けきらない小さな子の面倒を見ていると、2001年の現在においてもまだ、人間は生まれた時は野性の生き物であることがわかる。未だに、人間社会を成立させるためには教育が最重要だ。

6.12         人は人を殺さない。たったこれだけのことで、人間社会というものが成り立っているのだとしたら、人を悪意を持って殺したものは、もう人ではない。

6.11         日本とフランスの選手の違いは、あと3つ。ボールコントロール。戦術眼。判断のスピード。この3つは、鍛える年齢が違うだろう。日本のサッカー指導者のみなさん、どうか、その子の一生を見通した指導をお願いします。

6.10         日本代表対フランス代表。またも、疑問の采配。なぜ小野を最初から真中で使わないのか。真中からのパスなら、森島が左右に動けた。せっかく小野が生き生きと動き出したのに、どうして久保と西澤の2トップなのか。森島と中山でかき回したほうが効果的。何故中山を15分しか使わないのか。結果的に、ヘディングで勝てたフォワードは中山だけだ。最小失点差負けを目論んだトルシエは、フランスに余裕を与えてしまうことになった。たとえ結果は3−0でも5−0でも、必死で2点目、3点目を取りに来させる戦い方をしなければ、真の力は身につかない。

6.9         新しい態勢でつぼみの会が始まった。新会長さん、大変ですががんばってください。来てくれた看護婦さん、栄養士さんたちもとても積極的に参加してくれる。人の心の力のすはらしさと積み上げていくことの大切さを、つぼみの会で教わりました。みなさんと娘に感謝しています。

6.8         池田の事件。開かれた学校という言葉がむなしく聞こえます。こんなとき、学校の危機管理という言葉は使わないで欲しい。地震などの自然災害には、学校は万全の危機管理をしなければならないと思います。でも、この事件は、学校で何とかできる問題じゃありません。この犯人のおかげで、税金がたくさん使われますが、ぜひすぐにでも、学校を建て直して、新しい教室で生き残った子の心の中から、この記憶を消してあげて欲しいと思います。亡くなった子供たちのケアは、どう考えても思いつきません。

6.7 夜、学校を閉めて帰る時、昔はしーんとなって、どこからか無気味な音が小さく聞こえてくるのが普通でしたが、今は、機械の作動音で一杯です。この機械の作動音は、昼間もなっているのですが、他の音にマスキングされて気づきません。でも、確実に耳に入っているのでしょう。電気を使った文明は、知らず知らずのうちに、耳から人間の脳を犯しているような気がします。

6.5         日本代表対ブラジル。引き分けで十分ですが、1対1の引き分けなら、もっと良かったですね。1対1以上なら、僕もトルシエを応援するつもりでした。

6.4        自分の文に(笑)と書く人も多いようですが、これってインタビュー記事から来たのかな。インタビュー記事にこれがあると、雰囲気がわかって読みやすいですね。でも、一人で書いている文にこれを書く人って、相当度胸のいい人ですね。だって、しゃべっている時、周りがしらけているのに、自分の言ったことに一人で笑っている人って、不気味だもの。

6.3        夜の学校の中って歩いたことありますか。普通の人はなかなか経験できませんよね。夜の学校って、正体不明の音がたくさんするんですよ。

6.2        日本代表対カメルーン。こんなに強い日本代表を見たのは初めてだ。オリンピックのアジア予選では、もっと大差のゲームはあったけど、今日の試合は、今までの代表のすべてのゲームのナンバーワンです。小泉流「感動した〜」

6.1        志太・榛原社会人卓球リーグ。初戦の僕が、3セット目のジュースを取りさえすれば、チームは勝てた。まだ、くやしさはばねになりそうだ。

5.31        日本対カナダ。中山君の大活躍のおかげだけれど、トルシエの采配が当たった、という形になってしまった。ブラジル対カメルーン、見たかったなあ。エコパでもやってほしい。

5.30        妻の通勤路のほんの一部だけど、久しぶりに走ってみた。仕事でへとへとになった体には、酷な風景だとつくづく思う。代わりたい。

5.29        たいていの営業マンはそうだと思うけど、お客に対して、全くの嘘はつかない代わりに、真実を生の言葉で伝えないことも多いと思う。真実を冷静に聞ける客って絶対いないもの。

5.28        高校2年になる娘は、茶髪、携帯、・・・などの「普通」の高校生ではなく、「昔」の高校生の風情をしている。病気と闘うのに時間を取られ、「流行の普通」を考える暇はないのかもしれない。いや、夢を追いかけているから、「流行の普通」やっている時間がないのかもしれない。こういう高校生は、テレビに出ないだけで、世の中にはたくさんいる。

5.27       エコパを見た。たしかに立派だけど、テレビで見た鹿島スタジアムと比べてしまう。トラックのあるサッカー場では、サッカー王国静岡って言ってはいけなくなるだろう。寂しいな。今日は、クリームソーダいっぱいの値段で、レセプションルームにも入れた。

5.26        中老会(こういう名前の会って全国的に見て普通なのかな、それとも・・・)の飲み会で、中学校の時の友達が、「今、バレーボール少年団のコーチをやっているけど、はまっちゃって・・・」と話してくれた。子供をほめることでやる気にさせ、結果も出している。本人は野球しかやってこなかったはずなのに、えらい人だ。

5.25        ハンセン病関係のニュースを聞くと、落書き消しと同じで、人間って、完成まで本当に程遠い様に思える。今の日本人って相当いいところまで行っていると思ってた時期もあったんだけど。人類って、滅亡までに完成するのかなあ。

5.24     高校の恩師から詩集をいただいた。恩師の処女詩集だ。僕はいつになったら詩集を出せるのかな。恩師の詩集の中では、「母の教え」が好きです。

5.23       建築家の方から「(歌は)一人で完結するのがうらやましい。建築ではそうはいかないのです。建築主、役所、職人、材料がそれぞれ主張します。その中で折り合いをつけて、やっと形が出来ます。」というメールをいただいた。歌、音楽、文学も他の仕事と同じように、一人では完成しません。今の僕にはなかなか多くの人とやるチャンスがないだけで、仕事が実現している建築家の方のほうがうらやましいです。

5.22       ホイッスル! ROOKIES ヒカルの碁 釣りバカ日誌 風の大地 まいど!南大阪信用金庫 浮浪雲 総務部総務課山口六平太 黄昏流星群 アイ’ムホーム (俺になりたい男)は、ほぼ毎回読んでいる。ある意味で、スーパースターが主役の話ですね。金太郎や銀次郎も大好き。

5.21       あなたは、自分のための1日を送っていますか。妻から、よく「あんたってほんとに自分勝手ね」と言われるけど、僕としては、「自分のことを何もしないで生きているから、あとの残り少ない日々を自分の作品を作るためだけに使いたい」と思ってたりします。

5.20       つぼみの会の総会。会長ってほんとにがらじゃないんですよ。責任感0だから。でもやってみて、本当に勉強になりました。人の気持ちが重なるパワーって本当にすごいです。やっと心の中に、自分の音楽を考える隙間ができました。

5.19       隣りの学校との交流ということで、午後ソフトボールをやった。ソフトボールは嫌いです。理由は単純で、下手だから。だいたい、下手なものはみんな嫌いだ。でも、作曲だけは下手の横好き。誰にも強制されないし、やってる人が少ないから、やるだけで「すごい」と言ってくれる人が時々いるから。「上手」じゃないけど、すごいって言われて、やっぱりちょっといい気分になるから好きなのかも。

5.18       誕生日に息子がバースデーカードをくれた。通勤時間がお母さんよりうんと短いのだから、その分、仕事をがんばれと書いてある。倒れそうなんで、ちょっとやさしくしてくれよ。
玉置浩二コンサートツアーに一人で行かせてもらってるから、まあ、やさしいか。うちの家族は。

5.17       東京海上火災とオムロンが、自動車盗難防止装置を安価で普及させるという。防災ではなく防犯に力を注ぐということ自体が、人間のおろかさを示している。地球上のすべての人間の中に悪意がなくなれば、防犯はいらない。本当にこれで、人という種族がこの星の最も優秀な生物と言えるのだろうか。

5.16        小田和正「Lookig Back2」発売。久しぶりにステレオのアンプに灯を入れた。アルバムの中味もさることながら、ステレオの音が新鮮だった。時々、意識して耳を「洗う」ことが必要だとわかった。

5.15        妻の誕生日。仕事で帰るのが遅れて、花屋にもケーキ屋にも寄れなかった。仕方がないので、帰り道のミスタードーナツによって、店長お勧め詰め合わせを買った。お土産が「他人任せ」になった。

5.14        家庭訪問は、いつも申し訳ないと思う。たった1ヶ月では、34人すべてについて、語れないから。もちろん、話したいことがたくさんある家もあるけれど、1ヶ月では、なかなかその本当の姿を捉えられない子も多い。

5.13     ディズニーの初期の古いテレビ番組を収録したビデオを、買うかどうかずっと妻が迷っていた。誕生日だから、といって、僕が買ってきた。といっても、僕のお金じゃなくて、家族みんなのお金で。でも、妻はそれだけですっきりしたみたい。買ってよかったね。

5.12        エコパ柿落としのチケットがとうとう手に入らず、行けなかった。うちの家族は、静岡県民の中でも、けっこうサッカーの応援をしている方だと思うんだけど、神様は、僕らに微笑まなかった。

5.11        僕の誕生日に、偶然、わが町に玉置浩二さんのツアーが来るので、誕生日プレゼントにチケットを買ってもらった。音楽を仕事にしていること。矢萩さんというかけがえのない親友がいること。奥さんと歌を作っていること。玉置さんにはうらやましいことがたくさんある。僕の場合、ルックスが矢萩さん系で、気持ちだけ玉置さん系というのが、どうもまずい。自分のルックスに観念していない。

5.10        前にも書いたかな。1日が長ければ、1年は短い。1日が短ければ、1日は長い。5.9        「誰も聞いてくれない歌をいつまでもめげずに作りつづけてほんとにソンケイする」と妻に言われるが、作るたびに一人でめげてる。「君住む街へ」なんて聞くと、「小田さん、そんなこといわないでよ」ってちよっと涙が出たりする。

5.8 小田和正さんのLooking Back2の選曲は、1よりもうれしい。「こころは気まぐれ」は本当に好きな歌だし、「愛の唄」はいまだに勤めている小学校のお昼の放送で使っている。

5.7        健康診断の結果、要精密検査が来た。胃カメラを飲むことになった。働き始めて22年。初めてのこと。今回の妻の転勤騒動がけっこう体にきている。

5.6        朝、車のエンジンをかけたとき、カーステレオやカーラジオがやたらに大きく聞こえる日がある。昨夜疲れすぎて、耳の聞こえが悪くなっていたのだろう。これは誰にも起こることらしいので、自分の体調の目安にしてみてください。

5.5        親の時間帯に合わせて子供を起こさないことを、世間はだめな親と言うだろう。今年中学に入学した息子は、春休みから必死に勉強している。娘も高校2年になり、真剣に勉強に取り組み始めた。夜遅くまでがんばる習慣が身についてしまった二人に、突然5時に起きろというのはかわいそうに思う。親ばか、か。

5.4        早くも蚊の飛ぶ音で眠れない。地球は確実に暑くなっている。環境を大切にと叫ぶ人も、動物愛護団体の人も飛んでくる蚊を殺す。自分の心の中に矛盾は湧いているだろうか。僕は自分が生き延びるために、敵である蚊を殺し、他の生き物の命を奪って、食う。

5.3        懸賞に当たって、1年ぶりに親子4人でエスパルスに行った。到着が遅すぎて、コンサドーレの応援席しかあいていなかった。ゴール裏の高い席だったので、素人でもチーム力の差がはっきりわかった。コンサドーレ席なので、大きな声でエスパルスを応援できなかったが、あまりの大差に、後半は、「久保山由清を出すために、コンサドーレもっとがんばれ」とコンサドーレを応援した。エスパルスのみなさん、ごめんなさいね。

5.2        家を建てる財力はないが、家には興味がある。ある建築設計事務所のホームページを読んだら、そこにもプロ精神があふれていて、感激して全然知らない人なのにメールを書いた。僕はまだ、水分の少ない軽いスポンジだから、もっともっといろいろな人の仕事を知りたい。

5.1        生活科で、子供といっしょに野菜の苗を売っているお店を訪ねる。ここにもプロがいた。苗を育てる技術に自信と誇りを持っているのが伝わってくる。僕は教員生活22年目だけど、技術も知識もない。毎日、自信なく学校へ通う。

4.30        四次元ポケットや魔法が使えたら、と想像することはありませんか。僕はこの年になっても、まだ、ふと魔法を使いたくなるときがあります。今は、まず、道路に散らかった日本のすべてのごみが、一瞬で捨てた人のもとに帰るという魔法を使ってみたい。走る車の窓から吸殻を捨てたら、外へ落ちずに車内に戻ってくるような。

4.29        ジュビロの試合を見に行く。雨に濡れて震えながら見た。でも、試合展開といい、ゴールといい、僕も息子も大満足だった。お金を払ってまだ余りある満足。これがプロですね。僕の歌は、どこが原因でプロにならないのだろう。

4.28        どんな落書きでも消してしまう装置が金沢のある会社で開発されたらしい。落書きをしたやつも消えてしまうくらい強力だとすごいけど、それじゃ、ちょっと乱暴か。落書きをした奴は、消さないで、その装置の稼動資金を払わせると、日本の経済が動くね。

4.27        長かった4月が終わった。また、腰を痛め、しゃほべれないほど声が出なくなった。仕事はもちろん過酷だが、妻の転勤のせいで、家に帰っても気が抜けない状態なのが体に悪い。これが、まだ35ヶ月も続くらしい。

4.26        インターネットの接続が速くなったので、いつもの仕事がとても短い時間でできるようになった。その分、睡眠時間にすればいいのに、余分なことをしてしまう。自分の名前や「季節の小箱」で検索してみる。「季節の小箱」は自分の知らないいろいろなサイトで取り上げられたり、リンクを張られたりしていて、ちょっとうれしい。自分と同じ名前の人が日本にたくさんいるのがわかったのは、微妙に複雑な気分。

4.25        同じ名前「季節の小箱」というサイトの人と連絡が取れた。季節も小箱もよくある言葉だけど、それをつなげてみたのは、世界中で僕とその人だけだと思うと面白い。

4.24        マイメロディミュージック@Sの伝言版に、書き込みをお願いします。みなさん、お忙しいのに、ありがとうございます。

4.23        エコパの柿落としのチケットは、結局手に入らなかった。Jリーグのために、けっこうお金を使ってきたのに、ちょっと残念。

4.22        別の所でも書いたけど、個性は絶対的なものではない。サッカーをやっている息子を一目で見つけられるのは、他の子の中でプレーする息子を2年以上見ていたからにすぎない。「すぐに見つけられるかどうか」で、親子の絆の強さとか、教師の熱心さをはかってはいけない。

4.21        人の顔を覚えるのが苦手だ。それでもこのくらいの時期には、何とか学級の子供の顔を覚えられる。後姿でもわかるようになる。(優秀な先生は、始業式の前に予習して全員覚えるらしいけど。)クラスの中で、その子の親より早く、その子を見つけられるのは、「熱心で優秀な教師」というのではなく、単に団体の中のその子を、親より見慣れているということにすぎない。

4.20        どの親も、多くの子供の中から、自分の子もさっと見つけられるのだろうか。もし、見つけられないとしても、それは親の怠慢ではなく、「個性」ということ、そのものの問題かもしれない。

4.19        12年前、初めて娘の幼稚園の参観日に行った時、娘をすぐに見つけられなかったことを、よく覚えている。あの時は、今まで自分がいかに娘をしっかり見ていなかったかを思い知らされた・・・ような気がした。

4.18        サッカースクールや、部活を見て、息子がどこでプレーをしているか、ずくにわかる。と、えらそうにいえないのは、それが最近のことで、最初は全然わからなくて、双眼鏡で探していたから。

4.16        「正しい」教師でいることは、自分にとってそれほど難しいことではない。でも時々、そういうものを脱いで生きてる人になりたくなる。時々、すごく偏った世界のディープな部分で生きている人になりたいと思う。

4.15        「正しい」教師でいるためには、世間の一般常識をいつも意識し、バランスが取れている人間であるかどうかの自己診断を絶えず心がける必要がある。「正しい」生き方も同じかもしれないけれど。


4.14        サッカーは、数秒先という遠い未来から、0.数秒先という近い未来まで、いろいろな予測が必要なスポーツだ。どのスポーツも、いや、世の中のすべてのことが、成功するためには予測する能力が必要だと思われる。

4.13        さすがに13日の金曜日の仏滅。妻が一日大変だった。世界3大宗教のうちイスラム教の人だけが、この日は大丈夫?イスラム教もキリスト教にかかわっているから、同じかな。

4.12        息子の「中学生サッカースクール」の第1日。いっしょにやっていた上手な友達が、みんなジュニアユースチームに入ったので、残った10人が練習に参加しているだけで、息子も少しさびしく感じたようだ。くさらずにがんばろう。久保山由清はくさらずにサテライトでも練習して、この前、決勝点を入れたよ。

4.11        確かに1年中忙しいのですが、4月はやはり、破壊的に忙しいです。他の仕事の人たちは、「シーズン」があるのでしょうか。お暇でしたら、教えてください。

4.10        学校を警備している警備会社から、朝5時20分に電話があり、学校へ行った。物置が壊されているということだったが、結果は事件ではなかった。今、つぼみの会の総会の案内の袋詰が終わった。朝5時30分〜夜11時まで、僕もよく働く。誰もほめないので、自分でほめておく。

4.9        友達がどんなにいい自転車を買っても、小学生のうちは僕はこれでいい、と22インチの自転車を(背は十分大きいのに)乗り続けた息子に、自転車を買った。自転車に詳しい義弟が懇意にしている「遊綸館」という店に行き、選んだ。息子は1万円の自転車でよいと思っていたらしく、49800円の自転車に決まったとたん、不機嫌になった。本当はうれしいのに、こいつの複雑な心情が面白い。自分も子供の頃同じだったから、よくわかる。

4.8        妻の新車が来た。長い通勤時間、少しでも安全に行けるよう、軽自動車から、1500の車に替えた。でも、車がいくらよくなっても、妻の体に堆積していく疲労は解消されない。

4.7        つぼみの会役員会。今度、新しく入る方も積極的に来てくれた。また、今年も会員が増えそうだ。友達が増えるのはいいけれど、その人たちはみんな、娘や僕らと同じつらさを味わっている。13年度の新会長や役員に立候補してくれる人がいて、この会がまだしっかりと続くことがはっきりした。これからも影で、役に立てることはしていきたいと思う。

4.6        新学期が始まる。20年ぶりの2年生。パワーに圧倒されそうで、ちょっと不安。20年前ほど、体が若くないからね。

4.5        息子の中学校入学式。これで、息子も僕の後輩になる。いろいろ不安らしいが、僕が入学した時に比べれば、天国だろう。僕は、転校と同じ状態で中学校という新しい生活をはじめたのだから。がんばれ。

4.4        新しいサイトに曲をアップしたので、聞いてください。ここです。静岡新聞社が経営する「地方から世界へ」向けてのサイトです。

4.3        妻は昨日と同じ朝を過ごした。僕は、妻の実家に行った。子供たちが家にいないのは、やはり寂しい。実家の近くのジュビロスタジアムへ、息子と練習を見に行った。観客が少ないせいか、ジュビロの選手たちはファンのサインや写真のリクエストにていねいに応えてくれる。息子は何ももたずに行ったので、サインも写真もなくて、なきそうな顔になっていたけど、わざとそのまま放っておいた。まだ、ファンになるのは早すぎる。まだ、少しだけ、自分がサインする側に立つ可能性があるのだから。

4.2        妻の出勤第1日目。5時30分に起きて、6時30分に家を出た。昨日から3日間、娘と息子に、妻の実家に行ってもらっている。6日からは、家族の朝食、娘の昼食と夕食を準備してから家を出るので、5時30分起床では間に合わないだろう。仕事の繁期には、夜、何時に寝られるかもわからないのに。

4.1        偶然の日曜日のため、つかの間の休息。つぼみの会の仕事をする。文書を作ったりするのは時間を取られるけど、みんなが心配してくれるほどには大変ではない。大変なのは、いつも責任者という立場でいること。こういう立場を楽しめる人も世の中には多いようだが、僕は一生、そういう人にはならないみたい。

3.31        昨日のお酒が少し残っている。普段、全く飲まないから、年に何回かの飲む機会では、体が大変がる。酒の何が嫌いかと言うと、酒を飲んだときだけ、豹変する奴が我慢ならない。いつもはおとなしいのに、飲んだときだけえらそうになる奴は、信用できない。飲んだときも、飲まないときも、威張っている人は信用できるし、大好きだ。

3.30        離任式。送別会。毎年毎年、決まったようにメンバーが変わる営業所って、普通の企業でもあるのかな。若い時は、送別会の度にみんな涙が出ちゃったりしてたけど、今は、送るほうも送られるほうも二十代がいない。

3.29        娘を起こしたら「今日、私の誕生日だってこと、忘れてたでしょ。」と言われた。全く忘れてた。ということは、一昨日が結婚記念日だ。すっかり忘れてる。妻も一言も言わなかったけど、忘れてるのかな。今年の春は、怒りで、特別だったからね。

3.28        伊豆は西海岸でも東京方面からの車が多い。仕事を引退したであろう熟年夫婦が二人でドライブをしている姿にたくさん出会った。みんな仲がよさそうだった。幸せかな。僕も妻とこうして生きていきたいと思った。でも、僕は早く歌を作らなくては、とも思った。「あの年齢」が今にも迫ってきそうな気がしたからかもしれない。

3.27        職場の旅行積み立てで、仲間と戸田へたかあしがにを食べに行った。今まで、「蟹はみそがいちばんうまい。」と聞いても、生臭いから魚好きの人がそういうのだろうと思っていたが、今日のたかあしがにのみそは全く生臭くなく、本当にうまかった。貧乏人は本物を食べていないということがよくわかる。「の一食堂」というところです。

3.26        僕は、「転校」の不安を消すために、小学校卒業してから中学入学までの2週間、家から一歩も出ずに勉強した。1学年130人くらいの小さな学校だったので、入学後最初のテストで1番になった。1回で全員から名前を覚えてもらったおかげで、「転校」の不安も大きく薄らいだ。最初に1番だったおかげで、落ちるのが嫌で、それから3年間がんばることもできた。その話を6年生をもつたびにしている。もちろん、今年息子にもした。息子は、英語の参考書を昨日から一人で読み始めた。

3.25        つぼみの会の春の懇談会。3年前、この会をなくしちゃいけないと思って、会長を引き受けたときは、ほんとは途方にくれる想いだった。でも、この3年間、いろいろな人が本当に一所懸命やってくれるからこの会が存続していくのだと、心に染みるようにわかった。

3.24        息子と中学の参考書、問題集を買いに行った。僕が中学に入る時は、引越しの関係で、転校と同じ状態だった。中学校へ入るだけでも不安なのに、誰も知らない学校に入るという不安がとても大きかったのを覚えている。息子は、どんなふうに今を感じているのだろう。

3.23        娘から、「歌のテストの時、できませんって言っちゃった。」と電話があった。歌と踊りしかテストがないのに、できませんと堂々と言うなんて、前代未聞だろう。僕も妻もこういう度胸はない。誰に似たのかな。

3.22        娘が受験のために、妻と二人で出かけた。僕と息子は留守番。妻は、この日のために仕事を早く終わらせようと、何日も寝ずに仕事をしていた。僕も今夜は徹夜でやる。学校の先生って、有給休暇をとって家で徹夜で仕事をする、というおかしなことをする。というより、そうしないとできないくらい、仕事量は多い。

3.21        息子の卒業式。ほんとは行きたかったけど、仕事を優先した。去年教えた子達が卒業するから。息子は、呼びかけの言葉を言うのが気になっていたらしく、式自体にあまり感動はなかったみたいだけど、うちの家族もこれで小学校とは縁が切れるのかと思うと、親としてはちょっと寂しくて、感動してます。

3.20        中学の時の話をしたついでに、その頃、自分がノートに書いていたラジオのベストテン番組の記録を息子に見せた。ミッシェルポルナレフの「シェリーにくちづけ」やCCRの「雨を見たかい」が6週連続1位になっているのを見つけた。息子は「シェリーにくちづけ」が新しい曲だと思っていた。30年前にこれを作ったミッシェルポルナレフは天才です。

3.19        息子の小学校卒業が近づいた。風呂で、僕の中学の頃の話をしていたら、自分がラジオっ子だったということに気づいた。SBS(静岡放送)の「青木輝 あなたが選ぶ歌」という番組には、必ずリクエストをしていた。浜松のグーテンベルクさんという人のはがきを見せてもらったら、とっても絵がうまくて感動した。浜松のグーテンベルクさんが偶然、これを読んでるってこと、ないかな。

3.18        妻の上司のことを考えてたら、こんなことも思い出した。今はどうかしらないけど、僕たちがやっていた部活って、1学年違うと、全然違う人種、人間と神様の違い、みたいなところがあった。でも、部によっても、個人によってもそのニュアンスはいろいろで、大きく分けると「自分は1年の時、先輩にいじめられたから、自分が3年になった今、後輩に同じことをする」という人と、「自分は1年の時、先輩にいじめられたから、後輩にはそういう思いはさせないようにしよう」という人がいた。僕の先輩は、後者の人ばかりだった。

3.17        妻は今日もぐったりして寝ている。聞くところによると、妻に転勤を命じた上司は、自分が若い頃、同じような(といっても、僕から見れば、妻の今回の転勤よりずっと条件のいい)転勤を命じられて、劣化のごとく、いや烈火のごとくお怒りになったそうだ。年をとると劣化する。いや、自分のことじゃないから、関係ないみたい、この人。

3.16        車のセールスさん、同じことを説明していても、全く印象が違うのは、セールスの熟練した技なのか、人間性なのか。この年齢になると、さすがにセールストークとは違う、その奥を見ている自信も出てくる。一人一人の人間性が見えて面白い。人間性って、いつ形成されるのだろう。小学校に入ってしまう年齢になっても、まだ、修正できるのかな。小学生を見ていると、ほんとに「子供は親の鏡」なんだけど。

3.15        早く車を買わなければ、4月に間に合わない。一人で、隣町のディーラーまでとりあえずできる限りまわった。営業のみなさんは、みんな親切に対応してくれる。でも、ちょっとした態度で、「ここからは買わないよね。」という気持ちにもなる。営業って大変ですね。

3.14        命じられた転勤先は、体が弱く、運転の苦手な妻が通えるところではない。今、軽自動車に乗っているが、僕でさえ、軽自動車では行けないと思う。それでも、今、職を失えば、娘の将来が心配だ。妻は、妻の上司の言うとおり、「いいよ、倒れるまでは何とか通うから。」と言い出した。そのためには、せめて軽自動車を買い換えてやりたい。すごい出費ですよ、妻の元上司殿。

3.13        トトで1億円が出た。これでトト人気も一気に上がるだろう。マルチやランダムではなく、みんながシングルで勝負するようなサッカー好きになる日がくるといいな。

3.12        妻が上司の転勤命令にしっかり返事をしなかったことで、「あなたはこのことを2,3年で忘れるだろうけれど、私は一生忘れない。」と上司がのたまわったそうだ。この人は、教育心理学を現場で体験したのでしょうか。忘れるのはいじめっ子の方で、いじめられた方が一生忘れないというのが、人間の心理の常識なんだけど。

3.11        ニッポン放送の「中年探偵団」で、糖尿病の新しい情報を聞きました。皮膚培養と遺伝子操作で、インスリンを出す体を作るということでした。具体的なことはあまり決まっていないようですが、それでも、私たちには大きな希望です。妻にも娘にも、その医療が完成するまで、生きていてほしい。

3.10        時代劇の悪の代名詞が、どうして越後屋になったのか、ご存知の方は教えてください。「越後屋、おまえも悪じゃのう。」という、あれです。

3.9        妻が子供の頃から夢だった教職を続けるためには、今は、家族が二つに分かれて別居することが最善だと思われる。自分の子供を育てることが、何よりも仕事に役立つ教員という教育のプロが、仕事を続けるために、子供と別れて暮らす。僕の単身赴任ならまだしも、妻は母親なのです。

3.8        妻は、体を壊すか、退職するかを信頼していた上司から迫られている。「体が大変だという文句は、実際に入院してから言え。」と言われている。しかし、妻の父は過労が元で亡くなった。妻も、義父と同じ体質を持っていることが、病院で証明されている。

3.7     「秘書がやりました。」政治の世界でよくある、自分の保身のために部下を切るということは、世間一般でも常識なのでしょうか。僕たちは、教室で、それは人間にあるまじき行為だと教えています。でも、教えている教員の中には、それをやる人がいるということが今回わかりました。

3.6       私たち家族にとって、史上2番目の危機が訪れた。10年前の最悪の危機、娘の発症の時は、神様の悪戯だったけれど、今回は、個人の悪意によるものだ。10年前は、まわりの人、すべての人の協力で、何とかこの10年乗り越えてきたが、今度は、人的な敵がいてどうにもならない。このまま飲み込まれてしまえば、まず、妻の命が危ない。

3.5       娘を定期検診に連れて行き、病院で偶然エスパルスの久保山由清に会った。先週のスーパーカップにベンチ入りしていなかったので心配していたが、何の問題もないよと言うので安心した。メディアに出ている友達は、安否がいつもわかるので助かる。由清、リーグ戦はがんばろうね。

3.4       静岡駿府マラソン。10kmの部、参加。スタート前にインタビューを受けて、ゴール後にもお願いしますといわれたので、何を言おうか考えてたら、全然苦しまずに10km終わってしまった。テレビで4小節くらい「す」で歌った(伴奏無しって、けっこう恥ずかしい)「ゴールで君が待っている」の詞を、うたの部屋に載せていなかったことをテレビ局の人に言われるまで、全然気づきませんでした。(ずっと前に載せたつもりでいました。)

3.3       息子が、「お父さん、ボール蹴ろう」と言った。明日10km走るのに、それはちょつときつい。と、思ったけど、付き合ってしまった。明日は途中でへたばってもいいや。

3.2       駿府マラソンのインタビューを受けてほしいと言われた。インタビューが採用されててもきっと最大数秒だろうけど、これをきっかけに僕の歌を聞いてくれる人が一人増えるかもしれない。そうだったらうれしいな。

3.1       3年前から、娘さんが小児糖尿病だという方から電話をいただいた。3年間、同じ病気を持った家族が県内にたくさんいることをほとんど知らなかったようだ。この病気は、家族の前向きな姿勢がなければ闘えないのです。H病院のドクターは、なぜこの家族に、つぼみの会のことを教えなかったのか、今、とても腹が立っています。

2.28      走らなきゃ会えないという厳しい「同窓会」だけど、1時間走った後は5時間も6時間もお寿司屋さんで飲んでいるという、ランナーにあるまじき集まりで、名づけて「走って飲もう会」僕の場合、10kmを60分で走るので、ランナーではなく、ウォーカーなんだけど。

2.27      毎年、静岡駿府マラソンの10kmを走っている。今年で15回目の申し込みで、過去3回くらい、風を引いて休んだ。昔の同僚と走り始めて、その人たちと毎年、これで会うのがとても楽しみ。

2.26      赤ちゃんのお祝いを1ヶ月以上悩んだり、探したりしていた。服っていう考えが第1だったけど、好みもあるし、難しい。いろいろ探した挙句、くまのプーさんの母子手帳入れにした。妻が偶然渋谷のマツモトキヨシで見つけ、家族の保険証や診察カード入れに重宝しているので、使ってもらえそうだと思ったから。

2.25      2件同時に、赤ちゃんのお祝いを贈った。片方が女の子で、片方が男の子。配送の係の女性の手つきが危なっかしくて、本当に配送先を間違えないか、ずっと心配だった。でも無事に着いたらしい。配送を頼むときは、似ていて異なるものを同時に発注するのはやめましょう。相手に届くまで、ずっとどきどきしていなくちゃいけないし、配送の係の人を疑うという悪い心の人間になってしまいます。

2.24      通っている歯医者さんは名医なので、ちっとも痛くないし、とてもいい状態にしてくれる。しかし、奥歯を自分で磨くときでさえ、ゲッと言ってしまうくらい口にものを突っ込まれるのが苦手なので、治療中は、やっぱり我慢との戦いだ。知らぬ間に、手や足の指が反り返っている。これって、毎日注射をするときの娘と同じなんだ。平気なつもりでも、体が反応するくらい、つらいことなんだね。毎日、おまえは本当に良くがんばってる。

2.23      歯医者がよいがまた始まった。歯茎の中で、歯が折れていたそうだ。小さい頃から、魚を食べなかったからよ、と妻にいつも言われる。

2.22      おもしろい格好をしてオリンピックを応援に行く名物おじさんがTVタックルに出た時に行った言葉が、最近、毎日心の中に出てくる。「たくさんの人を幸せにした人が一番幸せなんだよ。」その意味がわかる年になってきたのかもしれない。

2.21      どんなに偉大な仕事をして人類に貢献した人も、親として子供を健やかに育てきった人には人類への貢献度は及ばないんじゃないかと、最近、思う。体の関係で、子供が授からない人には申し訳ありません。ごめんなさい。

2.20      息子が通うエスパルスサッカースクールには、市の選抜チームにいるような子がたくさんいる。少年団に入れなかった関係で、一度も試合をしたことがない息子が、その子たちといっしょにミニゲームをし、実力の差は歴然といてるのに、がんばってボールを追っている。それを見ているだけで、心が癒される。「親にならない」と決めてしまった人、もう一度考え直した方がいいよ。

2.19      「文芸やいづ」という市の出している文芸誌に、詞を載せてもらうことがあるんだけど、この文芸誌、盗作があったり二重投稿があったりと、投稿者からこけにされっぱなしで、ふるさとの名前を冠した本が、こんなことではとても悲しいのです。「影響」はいいと思うけど、盗作はだめです。

2.18      めざせ読書10000ページというのを4月に始めて、クラスの半分の子が目的を達成した。中には、20000ページを超えた子もいる。IT革命に乗り遅れないようにするために一番必要なのは、字が読めることです。勘違いして、パソコンの画面ばかり見ている人はいませんか。

2.17      かけラーメンのついでに、もうひとつ。同じ商店街の裏に、チョットバーのコロッケがあります。この店(お肉屋さん)をどうしてチョットバーというか、よく知りませんが、ここのコロッケは、おやつ代わりに良く食べました。おいしいですよ。あの頃、1こ5円だったけど、今、いくらかな。

2.16      あなたのそばに、ほとんどの人が知らない名物ってありますか。僕の町に、「かけラーメン」というのがあります。チャーシューの乗っていないシンプルなラーメンです。値段は、僕の生まれた頃からずっと、少年マガジンとほぼ同じ値段です。「一杯のかけそば」は全国的に有名ですが、他の町にも、かけラーメンってあるのでしょうか。僕の町のかけラーメンは、昭和通り商店街の「桃花園」で食べられます。

2.15      父兄が、クラスの中のいじめのことで相談にいらっしゃった。その方のおっしゃることを僕は全然知らなかった。「先生」なんてこんなものだ。だから、情報はどんどん学校に言いに行ったほうがいいですよ。「事実」は絶対知ってもらって損はありません。みなさん、どんどん学校に連絡しましょう。

2.14      バレンタインデーが来ると、いつも「日本人はすごい。こんなに簡単にチョコレートの売上を伸ばす方法を考えつくんだもの」ということ。今日って、日本人の知能の高さを示す記念すべき日ですよ。

2.13      話や歌の中に、よく神様という言葉を使うので、誤解されるけれど、特別に宗教活動をしているわけではありません。ただ、この宇宙の中で、人間の知っていることって、ほんの塵のような量だと思うのです。それ以外のものを表すとき、神様以外のうまい言い回しがあったら、神様のかわりにそれを使います。何かいい言葉ありませんか。・・・それを考えるのが、作詞家の役目ですね。

2.12      歌を紹介してくれるサイトが見つかりました。子守唄を載せました。20年前はこんな形で、不特定多数の人に聞いてもらえるなんて、夢にも思わなかった。21世紀ですね。お時間があったら、聞いてください。ここをくりっく

2.11      うたの部屋の詞の中に、曲が聞けるページというのを作りました。それぞれのパソコンで、どんな風に聞けるか心配です。お聞きになったら,感想をお願いします。

2.10      3年前、つぼみの会の前会長がやめると言った時、僕も含めて誰も会長に立候補しなかった。仕方ないから自分が手を上げたけど、独りぼっちの気がした。今日,自分が会長を降りたいといったら,役員さんみんなで,次のことを一所懸命考えてくれ、自分はこれをやる、あれをやると言ってくれる。・・・人間ってやっぱり、いいなあ。

2.9      言葉遣いのことをここに書いたら「自分の言葉は大丈夫かな。心配」というメールをいただいた。言葉は生き物なので、どんどん変わっていいと思います。その時代に一番使いやすい言葉が生き残ればいいんです。僕がいやなのは、半端な知識だけで,人に説教するように話す人です。
僕もその一人かもしれませんが、でも、子供に「説教」する分については、自分のできうる限りの勉強はしたいと思っています。

2.8 もちろん、娘にこんな病気がないのが一番いい。でも、病気でなかったら、高校生になった娘を抱きしめて痙攣を抑えたり、がんばれといいながら頭をなでてやることもなかっただろう。娘は不幸だが、親としては幸せなのかもしれない。

2.7      夜中に娘が低血糖発作を起こした。表層意識はなくなるが手足はばたつかせ、唸り声を上げる。父親の僕がやらなければならない一番の仕事は、部屋全体を落ち着かせることだ。

2.6      10点満点の漢字テストで9点だったAさんが、満点を取ったBさんのテストを穴のあくほどチェックしていた。Aさんは,相手を引き摺り下ろすことで自分が上がれるのだと勘違いしている、と傍目には見える。かわいそうに、Aさんは10年間のどこで、こんな考え方を身につけたのだろうう。この世に生まれてたった10年の間に。

2.5       僕は多分これまで、倒れるまで走りつづけたことがない。

2.4      「癒し」って必要か?

2.3      節分で1年が終わり、立春から新年が始まる。この考えが,僕の中にかなり昔からある。子供たちに「今日まで努力した人は,明日から必ずいい結果を得る」と話したら、みんな「やったー」とうれしそうな顔をした。今年のクラスの子は、ほとんどの子が、僕の言うことを真剣に受け止め,本当に努力を重ねてきたと思う。10歳のくせにすごいよ,おまえら。

2.2      セックスマシンガンズというバンドが面白い。新曲の歌い出し「真夏の鍋パーティー」なんてとってもいい。でも,何よりもボーカルの声がいい。レッドツェッペリンのロバートプラントになれる。ラップみたいな歌い方で,のどをいためないように気をつけてほしい。

2.1      僕は「ら抜き言葉」よりも「させていただく」の方がよほど気になる。謙譲の美徳などと思っている人がいるが、必要ないところに「させていただく」を使いすぎている。

1.31      一時、「ら抜き言葉」を槍玉にあげて、日本語の乱れだと大騒ぎした人たちがいる。でも、その人たち、「一生懸命」(本当は一所懸命)が日本語の乱れだとは気づいていない。

1.30      道徳の本に友達をかばう話がある。その授業の中で、1月26日を話題として提供した。4年生の子供たちも,世間の大人と同じように,口々に「とてもえらい行為だ」と言った。僕は「残された家族は?」と切り替えした。誰も答は出せない。もちろん、大人だって。

1.29      久しぶりに詩を投稿した。題は「1月26日」。ニュースを詩にしたのは初めてかもしれない。僕はきっと飛び降りられないだろう。

1.28      家の近くの道路が工事中で,アスファルトがはがされ、穴だらけのでこぼこ道になっている。日本中の道がこんなになっていたら、交通事故は0になる。車を愛している人は丁寧に乗り,手入れもより多くするだろうし,乱暴な人は車がすぐに痛んで買い替えも進み,日本経済が活性化するかも。便利は心を砂漠化する。

1.27      静岡県糖尿病協会の総会に参加した。会長の田中さんの献身的な姿に感動しています。世の中には田中さんのような素敵な大人もいれば、欲の塊でしかない大人もいます。子供は大人の鑑です。

1.26      静岡の路上にも力のある子が出てきた。ラプタルズ(?・・・一回聞いただけでは覚えられない頭になってしまった)のボーカルの子は、張りのあるいい声をしている。僕も,路上で歌いたい。

1.25        NHK教育テレビのETV2001「老いををどう生きるか」という番組で、山田太一さんと堀田力さんが続けて「性力」に言及していた。「へえ、男の人ってそんなことが重要なの」と妻はびっくりしていたが、このことについて、男はずっと黙っていたから、女性はこのことに関する男性について,多分まったく見当違いのことを長い間考えていたように思う。

1.24     めがねが出来上がり,変えてからちょうど3日。似ているめがねなので、世間の人はめがねを変えたことに誰一人気づかない。「そういうのってさみしいでしょ」と妻は言うが、僕は全然気にならない。普通の人はどっちなんだろう。

1.23     ラジオ番組では、この2つが楽しみで、時間があれば積極的に聞きたいと思う。ニッポン放送の「中年探偵団」とK−MIX(FM東京系)の「サタデーウェイティングバー アバンティ」。「中年探偵団」は高嶋秀武さんのファンだから。オールナイトニッポンの時から聞いてます。「サタデーウェイティングバー アバンティ」はいろいろな専門家が出てきて,自分の知らない世界を離してくれるのでとっても面白い。

1.22     映画「ライフイズピューティフル」を見たら、「父親とは」なんてことを考えればいっぱしの映画評論家になれるのだろうか。僕は昨日から、そんなことは思えないで、「そうだよね。人生ってこんな風になっているんだよね。」と心の中で繰り返している。

1.21     テレビで映画「ライフイズピューティフル」を見た。想像以上の良い作品だった。作った人の熱い気持ちが伝わってくる。「お父さん」が殺された時は、その後の展開にどきどきしていて心がゆれなかったのに、最後のストップモーションの瞬間,「お父さん」の死が心に押し寄せてきて,涙が突然出てきた。

1.20    テレビで映画「エアフォースワン」を見た。骨のある映画だと思ったら,主人公以外の軽い役柄がどんどん死んでいく典型的なヒーロー物だった。でも、大道具からスターになったハリソンフォードはえらい。

1.19    毎週金曜日は,息子のサッカースクールが6時からなので、家で夕食をとる暇がなく、カレーかマックを食べる。年末に渋谷で食べたサムラートカレーハウスのように本物が690円で食べられる店が近くにほしい。サムラートさん、焼津に店を出してください。

1.18    年賀状のお返事に多くの方から「今度ホームページをみますね」というメッセージをいただいた。今月も一日平均10ヒットというペースでアクセスしてもらえた。みなさん、どうもありがとう。このページをみることで誰か幸せになっているかな。僕も幸せになりたいので、感想などお寄せください。

1.17    今年の運勢に「さぼらなければ幸運が来る」というのがあった。でも、なかなかサボる癖は直らない。そういう自分に本当に「やっきりする」。これは方言です。

1.16    本当に久々に,放課後,子供といられる時間がとれた。9人を残して,算数を1時間教えた。ここに書いたように、日本には「常識としての落第制度」がない。もしあれば、みんな勉強が好きになって、この国はもっと優秀な脳で,世界の平和に貢献できるのに。

1.15    従来どおり,今日が成人の日だと、正月休が開けてちょっとがんばった体を休めるのにちょうどよいのだが、なぜ変えたのでしょう。他の勤め人の疲労のペースは違うのでしょうか。

1.14    めがねを買いに行く。店頭の検査で、自分の利き目が左だということを初めて知った。利き脳と関係あるのかな。あなたの利き目はどっちですか。

1.13    息子が一人でボールを持って近くの空き地に練習に行った。きっと中学に行ったら,僕とボールを蹴る暇なんてなくなるだろう。後少ししか時間がないのに、腰を痛めた自分が情けない。

1.12    いつか息子に背の高さも追い抜かれるのだろう、と考えていたら、その前に,食事の量を追い抜かれてしまった。最近,朝も夜も、家族の中で、おかずもご飯も6年生の息子が一番多い。こうして、男は次の男に席を譲っていくのだろう。

1.11    娘の学校では,1年生は必ず冬のこの時期の1週間「寒稽古」に参加することになっている。部活とは関係なく,全員が朝6時40分から学校で運動する。自転車で4kmの道のりを自転車で通っているが,起き掛けに低血糖になったので,車で送っていった。おかげで月食が見られた。

1.10    息子にサッカーの不合格通知が来た。息子は一目見て,丸めて捨てた。一流の人は、みんな口をそろえて「負けず嫌い」が大切だと言う。僕は息子が尊敬する中山雅史君の「負けず嫌い魂」という言い方が気に入ってる。

1.9     成人式が取りざたされる。去年,「昔の担任」という肩書きで出席した。自分の成人式には出なかったので、生まれて初めて。学区ごとの式だったので、みんな知ってる奴ばかりで、僕の話も結構しっかり聞いていた。最近の騒動は、20歳にもなってふざけている馬鹿も悪いし、魅力のない演説をする「お偉いさん」も悪いと思う。どちらも大切なことが何かわかっていない。

1.8     年末年始の記録。本
小田和正関係「キャディー」「緑の街の住人たち」「地球音楽ライブラリー」
マラソンの小出監督の本、2冊。「神に迫るサイエンス−−ブレインバレー研究序説」
「時間について」「科学はアインシュタインに騙されていたのか」(この2冊はまだ途中)
「江戸のニューメディア(浮世絵 情報と広告と遊び)」ぎっくり腰のおかげでたくさん読めた。普通はこんなに時間はない。読みたい本は限りなくある。

1.7     年末年始の記録。映画
「ダイナソー」感想は,息子と同じ。
テレビ映画劇場「地雷を踏んだらさようなら」こういう静かなよい映画はもっと多くの人が見なくちゃいけない。
DVD「緑の街」小田さんが撮ったと言うだけで十分ですが、林泰文という人がとてもよかった。渡部篤郎はまだ魅力の出きっていない時期ですね。

1.6     新学期が始まる。歩くのにもつらい状態だが、子供たちは気力が充実しているようで、それが伝わってきたから,何とか1日体がもった。でも夕方にはダウン。

1.5     いつもならこのあたりでは,あれもやらなければ,これもやらなければとあせるのに、全く動けないとなると、すっぱりあきらめられるもので一日中ふとんの中で本を読んだ。「腰が痛いのにうれしそうね」と妻に言われたが、こういう1日がほんとはうれしいのかもしれない。

1.4     昨日の腰が痛み、とうとう起き上がれなくなった。仕事始めだが,子供はまだ登校しないので,休暇をもらう。いろいろやりたいことはあったけど,ほとんど何もせずに,年末年始の休暇が終わる。いつものことだけど。

1.3     というわけで、今日はボーリング。5フレーム目くらいから,腰が重くなって,1ゲーム終える頃には,姿勢がほとんど老人状態。それでもおやじの面目を保ち,結果はトップ。点数は恥ずかしくて言えないけど。

1.2     ここ数年,三が日は,家族でカラオケとボーリングに行くことになっている。なぜか、は不明。今日は1時間だけ,カラオケをやった。妻と娘は宝塚やミュージカルで盛り上がり,息子は意外にもaikoを歌ったりする。3センチもの厚い曲名本なのに,僕の歌いたい曲は全然ない。僕は「一般」ではないらしい。

1.1     いつも新年最初に聞く曲は、前日に選びに選んでおいて、起きたらすぐに聞くと言うようなことをしていたけど、今年はなんとなく元旦を過ごした。何の曲を最初に聴いたのか、よくわからないほど。「狙うとうまくいかない」ということがいままで多かったので、この方が僕らしいスタートかもしれない。

2000
12.31    「なぜ、これまで自分の作品が評価されないかわかった。僕は,20世紀ではなく,21世紀の歴史に残るアーティストとして生まれたのだ」と言ったら、「あんた,本当に気楽だわね」と妻に言われた。

12.30    映画「ダイナソー」を家族で見た。一番期待していた息子が,一番がっかりしていた。どうもドラマの部分に不満があったようだ。確かに、映像にはお金がかかっていたが、ドラマにはお金がかかっていないという気がした。

12.29    夜のライブを見ると新幹線がなくなるので、フロラシオン青山に一泊した。far east cafeまでは歩いて数分。cafeで初めて人と話をした。昨日のライブを見て,今日長崎に帰り,明日仕事をして、あさってまた、横浜のカウントダウンに来るという女性がいた。

12.28    小田和正、渋谷on air eastの日がついに来た。とてもうれしかったので、ここに書ききれないから、くわしいことはいずれこちらに書きます。

12.27    2部屋しかない家だから,大掃除といってもほとんどやることはないんだけど、うちの奥さんは、とにかく1回,押入れの中のものを全部出さないと気がすまない。押入れの一番奥からは,僕が昔だまされて買ったピカソの偽者が,毎年出てくる。大掃除

12.26    年賀状をディズニーはがきワールドでつくるのは、今年が3年目。コスト的には一番ではないし,オリジナリティと言う面でもたいしたことないんだけど。プリントごっこで,家中にはがきを干していた頃もけっこう懐かしかったりする。

12.25    娘,息子そろってサンタクロースではしゃぐ。多分,二人で結託して親を喜ばせてくれているのだろうが、本気で信じているように見えるところがちょっとおそろしい。あなたは、いつまでサンタクロースが見えましたか。

12.24    初めてヤフーのオークションをやってみた。小田和正12/28渋谷on air eastのチケットを取るため。終了5分前に大逆転されそうになって、ワンポイント値段がつりあがった。意味もなく興奮してしまう。よほど欲しい物でない限りやらない方がいい。

12.23    セレクション2日目。初めてスクールに行った日と同じくらい、関係ない僕はわくわくした。サッカー経験のない息子はスクールに途中から入り、あまりの実力の差にサッカーがきらいになったらどうしようと心配したり、わくわくしたりしながら初めて息子がストッキングをはいてサッカーをしているのを見たのは、もう1年前か。

12.22    息子がエスパルスのジュニアユースセレクションを受ける。息子に黙って応募した。せっかくエスパルススクールに通っているのだから、受けてみるのは楽しいだろうと思うのに、息子が迷っていたから、僕が勝手に手続きをした。僕だって彼が合格するなんて思っていない。1時間でも多くサッカーをやらせてやりたかったから。

12.21    誰か他の人が、「季節の小箱」というホームページを作っているということがわかった。詩集「季節の小箱」の第1集を出してから23年。もしかして、その人がこの詩集のことをどこかで見て、記憶の隅に良い響きとして残っていて使ってくれていたとしたら、ちょっとうれしいかも。

12.20    通信表に言葉を入れながら,自分のひらがなの悪い癖をひとつ見つけた。それに気をつけて書いたら、ちょっとうまくなったような気がした。こんなに年をとっても進歩するのはうれしい。

12.19   念願のデジタルピアノを買った。年末年始の休みは、がんばってドレミから練習する。弾きながら歌えるようになりたいな。

12.18    心が丈夫なときは、車を運転しながらCDを聞く。心が弱っているときは,ラジオをかける。同じ時間をいっしょに生きている人がいるということをラジオの声で確認したいからだと思う。

12.17    どなたか助けてください。12月28日渋谷on air eastの小田和正さんのライブのチケットを譲ってください。仕事の休憩時間に予約電話をかけるつもりが、授業だけでは計算のやり方のわからない子に休み時間も教えていたら,休憩時間がなくなって,2時間後に電話をしたときには、完売でした。

12.16    NHK土曜オアシスで小田和正さんを見た。仕事だったから、夜、ビデオで。自分の誘導どおりに応えてくれない小田さん相手に冷や汗をかいていたアナウンサーさんには同情しましたが,ゲストに対する下調べの足りなさはとても感じました。立花隆さんの本には、そのことが書いてあります。

12.15 一行日記や僕の歌の隅々にまで目を通してくれる茨城のSさん。いつも素敵なメールで疲れを癒してくれる千葉のYさん。あんな「僕の小田和正」にすぐに感想を送ってくれた音楽や歌のことで頼りにしている沖縄のtmsさん。ネットで公開してから初めて僕の詞に曲をつけてくれた京都のTさん。その他,熱いメールをくれたみなさん。そして、ずっと前からの大切な大切な友達,先輩,後輩、どうもありがとう。

12.14   自分から発するものは,自分に能力があればいくらでも出てくるものだと勘違いしていた。6ヶ月以上もストップしていたこのホームページがまた動き出したのは,僕の力ではなく,僕の言葉に耳を傾けてくれる人達の力だと,今ごろわかった。

12.13   2学期の通知表を書こうと思って脳のふたを開ける。何かで目立った子しかすぐに思い浮かばないから,2学期の記録を全部ひっくり返す。すると、最初に出てきた子たちが、意外にも、他のことでもがんばっていることがとても多い。「気力」が人生に及ぼす影響は計り知れないものがあるのかもしれないと思う。

12.12   お金をもらうために「先生」をしている。でもやっていると「惚れちゃう」子が出てくる(へんな意味ではありません)。どのクラスにも,必ずすごく努力する子がいて、それを大人のレベルに換算すると,僕なんかとてもかなわない。そんな子に出会うと、給料以上のことをして、自分の首をしめてしまう。でも、悪い気分じゃない。

12.11   子供の中に,友達の失敗を祈って,友達が落ちた分,自分が上がったと喜んでいる子がいる。まわりが上がれば、いっしょにがんばっている自分も上がるのだということを、この子の親はどうして教えないのだろう。

12.10   匿名の「文句を言う電話や手紙」はたくさん学校に来る。多分その人たちは,昨日の老人のような感謝や感激の手紙は書いたことがないだろう。自分が損か得かでものを考えるのは、3歳までの幼児だけで十分だ。多くの大人が,3歳児から成長していない。

12.9   最近,学校に2通の手紙が来た。「田んぼに落ちた時、5年生の男の子に助けてもらいました。」「バスで2年生の子に席をゆずってもらい、うれしゅうございました。」どれらも老人からだ。この国の老人の心はまだ死んでいない。

12.8    歯医者さんでは,長いこと口を開けていたり,のどの方まで機器を入れられるのもつらいが、歯の型を取るためにかたどりガムみたいなのをじっと咥えているのもつらい。いっこく堂みたいに腹話術を練習しておかなければ。

12.7    ベテランはベテランの味を持っている。エスパルスのサントス選手は、ウォーミングアップを見ているだけで感動する。若いどの選手よりも丁寧に力強くアップをする。こういう感動はテレビには映らないので、まだ一度もスタジアムにいったことのない人は見てほしい。

12.6    やさしい声を掛けられると,それ以上のやさしい声で返事をしなくちゃとと思う。(多分、できてると思う。)やな感じで声を掛けられると、僕もやな感じで返事をしてしまう。「自分がない」ということかもしれないと思えば情けないけど、やさしさに冷たさを返さない自信はある。

12.5    歯医者の待合室で,全然見知らぬおばあさんから、こんにちは、なんて声を掛けられる。とても素晴らしいことだと思う。老人の全部が全部、これができるかというとそうでもない。年をとっただけでは、立派にはなれない。その人の生き方や人生の問題なんだ。

12.4    15年以上使っていたテレビが壊れた。BSデジタルに変えようと言う考えがちらっと頭をよぎったが、4万円の普通のテレビにした。見ている暇がない。壊れたテレビより前に買った14インチテレビは25年経った今も、しっかり使えている。

12.3    エスパルスのサッカースクールに1年半お世話になった。へたくそな息子が、どんどんサッカー好きになっていく指導法は素晴らしい。Oコーチ、どうもありがとう。

12.2    エスパルスのジュニアユースのセレクションを受験するのを,息子がきっぱりとやめると言い切った。受けても受からないどころか、へたなおまえがなぜ受けるの、という視線を友達から受けるだろうことは、彼のプレーを見ていてよくわかる。それでも受けたほうがいいという父親のエゴに彼はかなり苦しんでいる。

12.1    この20年間,妻と娘と息子が小田和正の熱狂的なファンになるように、僕が努力していれば、僕は八景島にいけたのだろう。自分の努力不足だ。

11.30   仕事をしているとずっと精神が張り詰めている。小室哲也は張り詰めている中で新しい発想をする。張り詰めている間は,僕からは何も出ない。

11.29   やきつべのみち診療所のドクター夏刈の話を聞いた。大事なことをまとめた話し方はとても上手だった。子育てで大切なのは、教育論ではなく、親が自分の人生を好きかどうかってことですよ。

11.28   トヨタカップ。ボカの10番はうまかった。戦術の中で自分のプレーを見せられる。どんな仕事も,それができる人が一流になる。

11.27   高校生が,「歌の作り方を教えてほしい」とやってきた。自分が好きでやってきたことが人の役に立つのは楽しい。彼らとは2年ぶりで会ったが,彼らの2年と僕の2年の進歩の違いがちょっとこたえる。うらやましい。

11.26   つぼみの会の懇談会をやった。自分の子はもう精神的に難しい時期を越えているのに、発症したばかりで心配をたくさん抱えている人のために、こういう場所へ出てきてくれたり,役員を進んで受けて働いてくれたりする人がいる。本当に素晴らしいことだと,心の底から思う。

11.25   「忘れてた思い出のように」が裏声無しで歌えた。ちょっと奇跡的。これだけのことでやる気が出てしまうのは,僕が単純にできているせいかな。

11.24   Overflowというページをサイトに付け加えた。ホームページを持っているって、そんなにかっこいいことじゃない。僕をもっと知ってほしい。そうやって甘えたいだけなんだ。今BGMにちょうど鈴木さんの「いくつもの星の下で」が流れている。

11.23   中山とカズがハットトリックをやった。仕事のできるベテランでなければ,年をとってる意味はないのだと,見せ付けられた。

11.22   総合学習の授業を見てもらった。総合学習を考えつき、決定した人たちは、夢を見ているか、日本を捨てているか。必要なのは総合科ではなく、総合化なのに。総合化は、みんなずっと前からやっていますよ。

11.21   日本人に生まれたから、人生がいくつものステージでできているように感じられるのだ。これは幸せなことだ。「砂のクロニクル」を読んでの感想。

11.20   トト、また外してしまいました。ほとんど本命だったのに。外したのは、エスパルスとグランパスとベガルタの負けです。1回目の1等が600万円で、2回目が24万円では、2回目に全部当てた人、がっかりしたでしょうね。

11.19   小野伸二君の勝利運が今日切れたら、日本のサッカーの運も消えるのではないかと思いながらテレビを見ていました。大分の人には申し訳ありませんが、よかったと思いました。

11.18   僕が中学生の頃好きで、息子も良く知っているアーティストというのも、すごいですよね。小田和正さんは我が家の事情により息子も知っているんだけど、クイーンは、全然別のところから息子に入ってきたんです。

11.17   BS-NHKで、洋楽のスーパースター特集をやった。僕が熱中していたのは、1970〜75くらいの短い間だったので、なかなか見たいアーティストが出てこない。アメリカが「I need you」か「ベンチュラハイウエイ」なんてやってくれたらよかったな。

11.16   日本人の脳は、世界一でなければならない。世界の人々の幸せに貢献し、自分たちも幸せになれる唯一の資源だから。能力開発について、文部省が一からやり直す姿勢を持ってくれるといいな。

11.15   明治までの政治家の政治生命って、ほんとに人間としての命そのものだったから、今よりも自分の信念どおりに政治ができたんじゃないのかな。引退後の生活なんてないんだから。

11.14   夜って、子供の頃のように、死ぬのはいやだ、死ぬのは怖いと必ず思うんだけど、とっても天気のいい日には、ときどき、今なら死ぬのはそんなにいやじゃない、なんて思うことがある。他の人はどうなんだろう。

11.13   Far East Cafeの「八景島コンサート」の応募締切日になってしまった。最後にもう一度、行きたいと言ったら、とてもおこられた。

11.12   この週末は、2日とも高校サッカーを見てしまいました。熱で頭はがんがんだったけど、見ている間はそれを忘れてしまうくらい、感動させてくれました。

11.11   藤枝明誠高校の萩田選手は、テクニック、スピード、献身、どれをとっても素晴らしいプレーをしていました。萩田選手にパスを出せる選手がいれば、もっと行けましたね。勝沢先生が校長先生になったのですから、また、来年の明誠イレブンにも期待しています。

11.10   友達から「砂のクロニクル」という本を借りて読み始めた。こういう小説はあまり読んだことがない。こういう気構えなく読める本も近くに置いてこうと思った。

11.9   夕焼けの中で、毎日違う夕飯の匂いがしていた。夕闇と、どこともわからない夕餉の匂いをきっかけに、ちゃんと帰るうちがあった僕の子供時代は幸せだった。

11.8   フォーカスというと写真を連想しますが、人間は見るときよりも聞くときのほうが焦点を合わせる力が強いように思います。どんな雑踏の中でも、集中すると君の声だけが聞こえます。

11.7    子供がみんな青鬼になっているかといえばそうばかりではありません。このまえAさんのデータがフロッピーから事故で消えていたのですが、Aさんが何か独り言をいっていると思ったら、「(Aさんと仲のいい)Bさんのフロッピーも壊れていますように」とお祈りをしていました。最低です。こんな子が増えてくるといやだなあ。21年目にして、自分のクラスで起こった初めてのことですけど。

11.6   「ないた赤鬼」の問い合わせをもらいました。物語の中だけだよ、と思うなかれ。僕のクラスでは時々似たようなことがおこります。僕は青鬼にはなれないわがままな男だから、クラスに青鬼が現れると本当に感動します。だから、この仕事、生活は苦しいけど、今のところやめられない。

11.5   ここは、静岡なので、TOTOがあります。優勝が決まった直後だからコンサドーレの負けはもしかしたらっていう気もしてたけど、大分の引き分けは、だめですよ。これを当てた人は、よほどの達観者か、サッカーに今まで興味なかった人だと思います。5本予想したけど、もう、1等はなくなってしまった。でも、売上が少なくて、1等がただ一人出ても1600万円しかもらえないそうです。もし100人なら16万円ですね。

11.4   全県から集まった数学の先生方のレポート発表会へ参加した。僕は国語が専門で、算数は全然だめ。国語もだめだけど。中学校の数学の先生のレポートや討論はほとんどわからないことばかり。パソコンのマニュアルがわかりにくいのは、パソコンがわかっている人が作っているせいだと言う理論がある。僕も、何もわからない子供に、こんなに不親切にせつめいしているのではないかと、ちょっとだけ反省した。

11.3   友達の研究発表を手伝うために一日中パワーポイントとにらめっこ。初めて、これでつくったプレゼンテーションを見たときは、どこの星の人がつくったのだろうと思うくらい、不思議だったけど、自分でいじってみると正体がわかって面白い。友達が増えるのと同じように、世界が広がった感じ。

11.2   「巨泉」を立ち読みした。この人の11PMと世界丸ごとハウマッチ」は面白かった。ゆたかな老後の条件の一つに、「よき伴侶」とあった。見ていていやにならない顔の人でなければいけないそうです。僕もそう思います。

11.1    結婚して18年。やっと最近、妻が僕に歩み寄ってきた。「私って小田さんの声が好きだったんだ」「サッカーももっと生でみたいな」「ドンドコドンは面白い。才能あるね。」「たけしさんのいってることが一番まともだよね」「ヒデ坊の中年探偵団は面白い」とのことです。

10.31   今日から、6年生が修学旅行。この子達には、いっしょについていって、少しだけでも思い出を共有したかった。仕事だから仕方ないけど、この仕事、気持ちの部分が大きいんですよ。

10.30   アジアカップ決勝。みんなはらはらしたって言うけど、僕は日本の強さに感動してみていたので、全然心配じゃなかった。名波の、ディフェンスと俊輔を自由にさせるゲーム作りは、大会を通してとてもよかった。あとは、トルシエの試合中の、度胸と勝運があればいい。

10.29   卓球の秋のリーグ戦が終わった。最後の試合は、0対5で負けた。先頭の僕がもう少しいいゲームをしていれば、結果は変わったかも。でも、実力的には僕のほうが下だったから。(と、すぐに自分に甘くしてしまうので、僕は自殺するタイプの人間ではない。)春から、最下の9部だ。また、呼んでくれるかなあ、監督。

10.28   エスパルス対サイゴンポート(ベトナム)由清を見に行った。
   床屋に行った。ヘアスタイルもファッションも関心がない。僕は頭が大きいので、どこをどう工夫しても見た目がかっこよくならない。どうあがいてもだめなものに見切りをつけるのは早いほうなのだろう。そんなに自分を惨めなところに追い込まないようにして、「自分が好き」をキープしているのかもしれない。

10.27   明神君がゴールした。彼のように献身的に動きつづける選手を見ると感動する。僕が最初に本当にファンになったのは、クライフでもプラティニでもなく、清水東校の望月哲也(達也ではない)君で、明神君を見てると、その頃を思い出す。

10.26   一人一人の巧さは日本の方が上だと思う。でも中国は強かった。ミルチノビッチはほんとにすごい監督なのだろう。トルシエも「育成のうまさ」だけではなく、「采配のうまさ」も一度くらい見せてほしい。

10.25   ホームページのOne of Crewにお父さんから熱いメッセージをもらった。子育てにはみんなこのくらい燃えなければだめだと思う。鮭はセックスの快楽のかわりに命を差し出さなければならないのに、人間はセックスの快楽のかわりに子供を授かるのだから。

10.24   民放のアナウンサーは、歴史的初勝利だとか、ドーハの雪辱だとか、やたらに感傷的だったけど、あんまり関係ないよね。みんな自分たちのプレーに本当に自身を持っている。その姿が気持ちいい。

10.23   立派な子にしたい、とか、自分と比べてうんと幸せな人生を歩ませたい、と気負っている親は、子育てに失敗する。だって、同じ遺伝子を持っているんだよ。自分が子供の時にしてもらってよかったことを子供にしてやればいい。そして、一つだけ、自分が失敗したことを修正して、子供に教えてあげればいい。

10.22   糖尿病協会主催のオリエンテーリング大会に娘と息子といっしょに参加。つぼみの会の人が少なくて寂しかったけれど、来てくれた人が喜んでくれてよかった。一人の喜びのために多くの人が汗を流してくれるのを、こういうことがあるたびに感じられる人間になった、と思う。

10.21   どんな人も、教育問題を語ると自分の子供の頃の話になる。そこには大分ノスタルジックな部分が含まれるけれど、大人が自分の育ってきたことを思い出すというのは、とても大切なことだ。

10.20   食べたいときと吐きたいときが交互にやってくる。ここのところ、吐きたい時期が始まったようだ。食べたい吐きたいといっても、食べ物のことではありません。

10.19   人間誰でも悩みや挫折を味わうけれど、結局、自分のことが好きだという人は、何とかやっていける。「自分が好き」というのは、何歳の脳に刻み込まれる記憶なのだろう。

10.18   水曜日のサッカースクールの後は、息子はいつも少し不機嫌。周りのレベルが高すぎて、ゲームをやるとほとんどボールに触れない。金曜日がペルージャで、水曜日はローマなのだと言う。こんなに下手なのに、スクールへ行くのは楽しいらしい。コーチの指導法に感謝している。
.
10.17   ウズベキスタン戦。Y君を下げたら、8点も取れた。Y君が風邪だというのなら、これはトルシエの采配とはいえないでしょう。2002年に代表を、決勝トーナメントにまで導いてくれる本当の監督は誰ですか。

10.16 忙しさばかりのせいにして、この頃ずっと歌っていない。あの頃は必ず毎日歌っていたのに。「あの頃」っていったいいつ終わってしまったんだろう。あなたの「あの頃」はありますか。あったとしたら、いつのまにか終わってしまったんですよね。続いているなら、「あの頃」にはならないから。
.

10.15 見知らぬ男が遠くで何か言っている。どうやら僕に言っているようだ。怪しい奴だ。と思っていたら、その人は、僕の車のタイヤがパンクしているようだと言ってくれていた。わかったとたん、思いっきりの笑顔でありがとうと言ったつもりだけど、人間ってもともと親切なのだということを忘れかけているのだ。

10.14 一日のすべての時間を無駄なく過ごすことが大切だと思ったのは、若かったからでしょうか。無駄に思えることをていねいにやっていくことがかなり贅沢なことだと最近思い出しました。

10.13 僕の座右の銘は「これまで生きてきたなかで、今日が一番面白い」これはミヤコ蝶々さんの言葉です。昨日、亡くなりました。本人の知らないところで冥福を祈っています。

10.12 修学旅行から帰ってくる息子を、小学校の校庭で待ちながら、暮れてゆく空や秋の涼しい風を感じているこの風景が、生きていくのにとても大切なものだと、わかったような気がする。

10.11 畑山対坂本戦はすごかった。今まで見たボクシングのテレビ中継の中でベストにあげていい。どうして畑山はゴングの旅にリングの真中より前に突進するのか。どうして坂本は打ち返すのか。テレビの画面に、一人だけ笑いながら見ている女が映っていたけど、この人の心はどこにあるのか。僕は二人の打ち合いに涙が出そうでずっと耐えてた。

10.10 成功のために策を労すると必ず失敗する。そうしない時は、けっこう幸運に恵まれる。策の労し方が万全ではないからだと言えるくらい頭のいい人もいるだろうが、時々そういうことでもないような気がする。

10.9 体育の日に雨が降った。これまでどおり10月10日なら、晴れたのだろう。体育の日は変えていいのかな。あの日、初めて近くのラーメン屋桃花園のカラーテレビで日本選手たちの入場を見た風景は、今でもはっきり思い出せる。

10.8 雨の予報だったのに、屋台が神社に戻るまで雨は落ちなかった。半年以上もかけて、莫大な自分の時間を、地域の人たちのために使った役員さんたちに、天は味方する。

10.7 村のお祭り初日。今年は、会計のお手伝いをする。何百人の人と、百万円近くが動く大きな行事だ。無償で運営している人たちには、本当に頭が下がる。苦労を知らずに文句を言う人がいるのを許してしまう心の広さを持っているから、すごいなあといつも思う。。

10.6 教育委員会参観用の授業で体育をやる。2学期はベースボール的ゲームをやるのだが、これが頭が痛い。ベースボールは「サッカーの世紀」でもわかるように、小学生には不向きなスポーツだから。体育の授業の中で、どこまで子供の成長に必要なものに変えてやれるかが問題だ。

10.5 市内の小学校陸上大会が復活の兆し。小学生には、競技としての陸上競技は必要ない。ということがまだわからない人がいるらしい。陸上競技に限らず、12歳までの段階では競技としてのスポーツを専門的にやらせてはいけない。体を縛ってはいけないから。

10.4 修学旅行を1週間後に控えた息子の顔がうれしさでいっぱい。うれしさでいっぱいというのがうらやましい。もちろん彼なりに、日頃いろいろな悩みや困難はあるのだけれど、うれしさでいっぱいになる日もあるという心は、とってもいい。

10.3 マカダミアナッツチョコレートが好きです。南の島のお土産によくあるので、どこにでもころがっている木の実なのかと思ったら、アーモンドに比べ収穫量が格段に少ない貴重なものだとチョコのパッケージに書いてあった。チョコを食べたり、パッケージを読んだり、今日はけっこう余裕がある。

10.2 「サッカーの世紀」という本を友達から借りてきた。これは本当に読み応えのあるいい本です。お勧めします。分野は違うけど、同じ意味で「歴史の交差路にて」もいいですよ。

10.1 明け方が涼しくなってきた。4時、5時に起きると、娘も息子も掛け布団を蹴飛ばしている。二人が大人になれば、こんなこともできなくなる。そう思ったのは何年前だろう。本当にもうすぐ大人になるんだね。

10.1 運動会で、妻のクラスはいつも1位を取り、僕のクラスはいつもびり。どんな指導をしているか、よくわからない。ただ、気合の入れ方は、うまそうだ。

9.30 友達からジュビロ対エスパルスのチケットをいただき、見に行った。息子は1試合でも多く見たいのに、チケットを買うのは贅沢なことだと思っている。だから、こうしていただくと本当にうれしそうにする。今日は友達のおかげで、中山のゴールを目の前で見られた。しかもゴール直後、中山が息子めがけて(いるような方向に)走ってきて息子も僕も大満足。

9.29 オリンピックのサッカーが、3位決定戦、決勝と続く。どうしてあと2試合、世界のトップと真剣勝負をする経験を掴み取ることができなかったのでしょう。日本の監督は、ブラジルの監督と同じくらい責任を取りましょう。

9.28 人間ドックの結果を聞いて、何が改善されるのだろう。1日余分に生きられるということか。人間ドックの成果を出すためには、延びた寿命の一日がよほど素晴らしいものでなければならない。

9.27 月5時間、火6時間、水5時間、木5または6時間、金5時間、土4時間。子供は一週間にこれだけ授業を受け、教師はこのうち3時間だけ他の先生に授業をしてもらえる。「授業は役者の舞台と同じです」と言った教育評論家さん、自分でやってごらんなさい。

9.26 2ヶ月通った歯医者が終わった。患者は、もうこなくて良くなったとき、一番いい笑顔でドクターに接する。ここが他の商売と違うところだ。ドクターも大変ですね。

9.25 職場の学校の運動会。延期になったせいで息子や娘の晴れ姿を見られなくなった人も多いだろう。見られなかったお父さん、みんながんばっていましたよ。

9.24 雨のおかげで自分の職場の運動会が延期になり、息子の学校の運動会が実施されたので、6年生の息子のがんばる姿を見ることができた。こんな絶妙なタイミングの運勢もある。

9.23 トルシエさん、今までありがとう。この試合に勝っていればやれるはずだった大事な国際試合を2試合もふいにしてしまった責任を取って辞任してください。本当に先発のフォーメーションはこれでよかったのですか。

9.22 息子が顔の左半分全体に擦り傷を作って帰ってきた。12年間で最大の怪我。ムカデの2番目で、転んだときに、前の子に乗らないように気をつけた結果らしい。なかなか「いいやつ」に育ってくれている。

9.21 トレーニングウェアを買った。一人で衣料を買いに行ったのは何年ぶりだろう。多分、去年のモデルだろうけど、ルコックの気に入ったのが買えた。ルコックって(自分の中だけのことだろうけど)プラティニを連想するので好きです。ジダンの頭ではありません。

9.20 わずかでもスロバキアに決勝Tへの進出の可能性があるということに全く気づかなかった。人間ってやっぱり自分中心なんだよね。

9.19 7時20分に学校の児童用の扉を開け、夜6時まで学校で仕事をして家に戻り、食事の後、9時まで運動会で使うものを作る。僕の正式な勤務時間は8時から16時45分。昼休みは漢字指導で1日中、座った休憩は無し。

9.18 インターネットを小学生に経験させて、よりはっきりとわかったことは、文を読む力がないと生きていけないということだ。IT革命は、読書の大切さを教えてくれた。

9.17 勝ったけれど、トルシエの采配ミスだと思う。もしリーグ戦を勝ち抜けないようなことがあったら、この対スロバキア戦の采配ミスは解任を持って、責任を取ってほしい。

9.16 若い男が女に暴力を振るう。もともと女より生命力のない人間の雄は、プライドさえも持ちきれなくなった。精子のまま、死ぬがいい。

9.15 老人が老人と呼ばれることをいとわなくなった瞬間、それまでとは別のパワーを発揮してしまう。何歳になっても、強さの裏づけのあるやさしさを持っていたい。

9.14 対南アフリカ戦。MVPは、俊輔。トルシエはおかしい。それに乗ってしまい、俊輔が何をしたかわからないスポーツ記者もおかしい。特にC新聞、しっかりして。

9.13 オリンピックが開幕した。サッカー中心だから、今日開幕。トルシエの采配が気になる。

9.12 何もしないと何もない一日になる。何かをしてもその日は何もない一日になることがある。でもそういう一日は、必ず「未来の下積み」になっている。

9.11 運動会が近づくと、小学校の中は落ち着かなくなる。この通常ではない状態の中で、子供の何を育てられるかを考えられる教師は、子供を一段と伸ばし、考えられない教師は、子供をだめにする。

9.10 今の日本は、たった数十年の経済状態が、おいしいところだけをとるのが当然のような顔をした「一般の未熟者」を数多く生んでいる。この流れをみんなで止めなければ、この国は衰退する。

9. 9 役員は大変で、一般の人はおいしいところを持っていく。「いろいろな場面でお互い様」になるからそれはそれでいいのだけれど、人のために働いた事のない者に限って、役員に対して横柄な態度に出る。もちろん、そうでない人はいるが、未熟者は多い。

9. 8 PTAの夜の会合で、息子の久々の得点が見られなかった。夜まで時間を割いてみんなのためにPTA役員さんはしばしば、何もしないPTA一般会員に頭を下げている。矛盾。

9. 7 「生活科」誕生の時にも思いました。小学生の「総合的な学習」には、原っぱと午後の自由時間と大人ほど責任を負わなくてもいいガキ大将が必要なんだけど。

9. 6 焼き肉やへ家族で初めて行った。何度か食べ放題へは行った事があるけど、「肉の名前を注文する」焼き肉やは初めて。クッパって何ですか、と訊いたら、怪訝な顔をされてしまった。

9. 5 「ヘイヘイヘイ」と「テレビタックル」は昔から好きなので、元気な頃は、ビデオにとって1時間で2本を見ていた。田島さんが出ない日はたけしさんがたくさん話すので、面白い。

9. 4 月曜日はなぜこんなに疲れるのでしょう。家に帰ると力がふにゃふにゃと抜けて、「ヘイヘイヘイ」と「テレビタックル」を見るだけで眠ってしまう。

9. 3 卓球の秋のリーグ戦が始まった。卓球って個人競技みたいだけど、僕にとってはチーム競技。今日も0−2から逆転して、チームが勝った。僕もちょっとだけチームに貢献した。チームでやる、というのは、人に頼るのではなく、自分がチームの役に立つようにがんばることだ。

9. 2 歩くテンポって意外とその人の人となりやその時の心情を表すのではないかと、ふと思い、(その時の)自然ではないテンポで歩いてみた。これだけで、自分を演出できるかな。

9. 1 今、何でも贅沢をさせてやると誰かが言ってくれたら、僕は、いつでも好きなときに体をマッサージしてくれるプロのマッサージ師を自分専用に雇いたい。

8.31 8月1日は、ずいぶん過去のことのように思える。短い1日は、宝のように豊富な1年を心にストックし、長い1日は、紙1枚のような薄い1年しか残さない。

8.30 「ものより思い出」とか言われて、CCRの「雨を見たかい」なんかが流れると「おやじ」はあせる。夏の終わりの風景が、それに拍車をかける。

8.29 息子とボールを蹴る。ここ3回、僕のほうから「今日はもうやめよう」と言ってしまう。持久力では勝てなくなってきた。

8.28 「ふじかわ」と「あずさ」の中で、「中田英寿 鼓動」を読みきった。中田はマスコミの中の一部の悪意によって傷つけられている。娘は「悪意」ではないが、マスコミの力で傷ついた。百万年以上経っているはずなのに、まだ人間は未完成だ。

8.27 20年ぶりに、大学の先輩たちと時間を過ごした。あの頃、僕はこんなにいい人たちといっしょにいたんだと、改めて感激した。

8.26 何かが起きたらすぐそこにいく。サラリーマンにとっては、このうえない贅沢だ。「アンディのこと」より、僕はその贅沢が味わいたかったのかもしれない。

8.25 偶然東京にいたから、高田馬場へ行った。20人くらいのファンの人といっしょに、黙ってしばらく正道会館の前に立っていた。

8.24 アンディフグが亡くなった。びっくりした。パソコンで「あんでぃふぐ」を変換しても、アンディフグに、まだならないのに。

8.23 劇団四季のライオンキングを見た。舞台装置、衣装など、この企画そのものが素晴らしい。でも、ミュージカルとしては・・・。半分以上寝ていた言い訳なんだけど。

8.22 家族旅行に行くことを、高1の娘も、小6の息子も楽しみにしてくれている。ある日突然、この状況がなくなってしまうのかなあ。

8.21 「食べたい時」と「吐きたい時」って周期的に来る。「本を読みたい時」と「何か書きたい時」、「CDを聞きたい時」と「作ったり演奏したい時」・・・どちらかだけになったら、終わりかもしれない。

8.20 匿名ってわからない。自分の発言に責任を持たないってことですよね。自分の言動に責任を持つと言うのが、「自由」の意味なのに。

8.19 息子と日本平へ。ストイコビッチは本当にすごい。テレビではわからなかったすごさがたくさんあった。テレビで見ていることって、本物の何十分の一なのだろう。

8.18 毎月18日にサイトのカウンターの数を見る。今まで200/月だったのに、急に593/月になった。見てくださったみなさん、ありがとう。来月5000になるかもしれない。


8.17 今年24歳のサッカー選手と、22歳のサッカー選手では、世界へのチャンスが1回分違う。・・・という不幸を嘆いているだけの奴じゃ、いつまでもチャンスはつかめないよね。がんばろう。

8.16 走っていると、体調がどれだけ精神に影響を与えコントロールするかを、よく感じる。がんばりすぎて体調をくずすという人がいるけど、僕の精神は一生、体を越えないと思う。

8.15 お経は音が重要だ。だから、訳したお経を下手な人が読んでも、お経の力は発揮されない。読んでいる本人の気を落ち着かせるという効力はあるけれど。

8.14 神様という言葉を作品の中でよく使うけれど、僕は既存の宗教の中に神を持たない。迷ったときに読むのは自分の詞だし、座右の銘はミヤコ蝶々さんの言葉だ。

8.13 台風が襲ってきても不思議のない天気予報だったのに、ほぼ全プログラムを完遂した。つぼみの会を動かしている人の心の温かさを神様が守ってくれている。

8.12 「自己中」の大馬鹿野郎は、人の心のために笑顔を作れない奴だということを、子供たちの笑顔を見ていて気づいた。「古株」の子たちが、新しい仲間のために素敵な笑顔を作っている。感動的だ。

8.11 キャンプ長は決めたけど、その下の組織をしっかり決めておかないというミスをしているのに気づいた。鈴木さんばかりが働いている。鈴木さん、ごめんね。

8.10 明日からわくわくファミリージャンボリー。今年はキャンプ長という役を設け鈴木さんにやってもらっているので、胃の痛みは昨年までの3分の1程度ですんでいる。

8. 9 僕はパチンコ、タバコ、晩酌などをしない。「世の中のおじさんよりえらいだろう」と言うと、妻が「私は服を買うのも我慢している」と切り返してくるので、音楽の機材はなるべく見つからないように買わなければならない。

8. 8 上田正樹「After Midnight」「抱きしめたい」玉置浩二「Cafe Japan」「Junkland」で発声練習をする。調子がよければ、小田さん、SLT、ダバンプなどへ行く。

8. 7 普通のおじさんがパチンコをしている時間、僕は歌の練習をしている。ただし、ちょっとした時間に自由にやれるという意味では、パチンコほど自由度がない。

8. 6 3日の小田さんのコンサートの余韻が、余韻と言えないほど強く残っている。いままで小田さんに関心がなかった妻も、2冊も小田さん関係の本を読んでしまった。僕も歌を作りたい。

8. 5 久々に読みごたえのある本に出会った。「宇宙消失」まだ途中だけど、多分2回読むことになりそう。

8. 4 「パッチアダムス」妻は、ちょっとおしつけがましい、と言っているけど、男は、こういうスーパーマンドラマにあこがれるのだ。金太郎や銀次郎のよさは、女性にはわかりそうもない。

8. 3 「マトリックス」単純なストーリーを飽きさせずに見せる技は、さすが、ハリウッド.キアヌリーブスもかっこいい。この先、10本くらいシリーズ化できそうな作り方も、すごい。

8. 2 仕事で1日中プール監督。首周りが日焼けでウルトラマンのようになった。せっかく焼いたのに、色黒にならないで、しみやほくろになってしまう体質なので、悲しいです。

8. 1 季節の小箱を通してメールをくれるみなさんありがとう。メールをくれたすべての人と、友達になりたいです。

7.31 インターネットをつなぎ、ホームページを作ったおかげで、20年ぶりに先輩に会うことになった。やっててよかった。

7.30 ヨーロッパ選手権のビデオを2倍速で見たら、チームとしての動きがよくわかった。息子に見せるために、ビデオを買い換える余裕がなくて、だめだなあ。

7.29 夏の雲は何層にもなっていて、近くの雲はどんどん動き、高く遠い雲は、絵に書いたように動かない。同じものなのに、位置が違うだけで別物になってしまう。

7.28 「マスク」ジムキャリーは、ネプチューンの原田泰造じゃないですか。タイゾー君、大好きだけど、ホストクラブのコントからまだ先へ進んでないのが不安だなぁ。

7.27 「ネル」こういう静かな映画に大金を投じることのできるハリウッドは、すごい。

7.26 SOTECさん、それはないと思います。もし、ちゃんとしてくれなければ、全部公開します。

7.25 「菊次郎の夏」編集次第でいくつものパターンの映画になりそう。たけしさんのものは、このレベルなら、文句なしに好きです。

7.24 「グランブルー」小さな画面で見て、失敗かな。ジャンレノが出てたから160分はあっというまにすぎていったけど。

7.23 アイコアイコで思い出したけど、モードIDというバンドや朝倉という人は、今どうしているのか、誰か知っていますか.音、かっこいいですよ。

7.22 「レインマン」2度目。ダスティンホフマンばかりが目立つ。アイコアイコは覚えてたけど、レインマンーレイモンドーメインマンのつながりはすっかり忘れていた。

7.21 できるだけ映画(ビデオで、だけど)を見よう。「フルモンティ」期待通りよかった。妻は、4回見たようだ。

7.20 初めて相撲を見た。曙からオーラが出ていた。テレビで見ていた人は感じただろうか。

7.19 先生はいいな、公務員はいいな、などと寝ぼけたことを言うな。あんたがへらへら遊んでいた中学生時代、僕はあんたの何百倍も命を削って勉強したぞ。あんた、後の祭りだ。

7.18 僕たちは教員というプロだから、たとえばJリーグのプロ選手と同じように24時間365日、プロでいなければいけない。でも、年俸は数十分の一なので、これから40日間は、「ナミヘイさんやマスオさんのようなサラリーマン」になる。

7.17 夏休みは、教員も楽になる。だって朝の8時に仕事を始めて、夕方5時に仕事を終えればいいから。

7.16 成績付けのこの期間は、体も大変だ。普段も万年睡眠不足だけど、この期間は、腰や膝で頭を支えられないほど、体力が消耗する。

7.15 成績表をつけるのはつらい。20年経っても少しも変わらない。通知表のかわりに、シュタイナー学校のように、一人一人に詩を贈りたい。

7.14 僕は子供が好きだから教員になったわけではない。子供という野性を剥き出しにした人間は嫌いだ。僕がすきなのは、そんな人間が、成長していく過程を見ることだ。先輩とは違うが、この点で、僕も教員にふさわしいと思う。

7.13 子供が文句なしに誰からも愛されるのは、言葉をうまくしゃべれるようになるまでで、それ以後、文句なしにかわいいと思っているのは親だけなのだ。気づかない親もいるし、逆に子供で保険金を取ろうとする親も出てきた。

7.12 先輩に、今でも子供と同じように、新しいものを見つけるとうれしそうに興奮する人がいる。その先輩は、小学校の教師にふさわしい。

7.11 大人になってまでどきどきなんてしたくない、という気持ちと、ほんとにそれでいいのという気持ちが対立する。

7.10 経験を積んで慣れるというのは、一般的にはいいことなのだろうけど、どきどきしたりしなくなるというのは、人間として生活がつまらなくなることなのではないか。

7. 9 歯医者へ行くと、治療前の待合室の気持ちと治療後の待合室の気持ちは、天国と地獄のように違う。・・・数年前までは確かに違った。

7. 8 耳も舌と同じように、子供の方がいいのかな。大人が聞こえない超音波を、子供は聞いているのかもしれない。

7. 7 子供に大人の味がわからないのは、わからないのではなくて、子供の舌が敏感すぎて食べられないらしい。舌は大人になると鈍感になるので、渋いのも大丈夫なんだって。

7. 7 逆に、「川は〜」のNさんはとても下手だ。子供の頃は、みんな同じだと思っていたのに。

7. 6 へただと思っていたのは、きっとものまねのせいだろう。園まりさんと奥村ちよさんは、子供の時に聞いた印象と全く違って、とてもうまい。

7. 5 昔の歌手がとても上手だということに最近気づいた。ラジオで時々流れてくる懐かしい歌手が、以外にうまい。

7. 4 女の人は、おしゃべり以外で、ストレスを解消できますか。まったくおしゃべりしないで、他のことをして。

7. 3 CD−Rに録音しても、必ず最後にノイズが入る。SOTECさん、何とかしてください。

7. 2 すべての男が筋肉を欲しがるのは、女がメイクするよりも、生き物として正しい理由があるからだと思う。化粧をしている女性は、腕立て伏せをする男性に何もいえない。

7. 1 思春期のある日、鏡を見た僕は、それ以来、ヘアスタイルやファッションに関心を持たないように心が自分に言い聞かせているみたい。

6.30 ちょっとだけずるいことをしたり、といういけない心を一度も体験せずに生涯を終える人っているのかなあ。それに気づかない人は別として。

6.29 宇宙のことに思いを馳せたりするのに、外国はあまりに遠かったりする。自分だけ行けないからかな。

6.28 東儀秀樹を聞きに行く。バックが生音ではないので、会場との一体感がなくて、ちょっと不満。うまかったけど。

6.27 明日のコンサートのチケットを買ってあったことを忘れていたのを、偶然の出来事で思い出した。がんばっているときは、神様が味方してくれるように感じる。

6.26 時々、新聞に宇宙の写真が載る。狭いことばかり考えている悩み多き心には、薬になる。

6.25 体内にはたくさんの微生物がいる。地球にたくさんの人類がいるように。大量虐殺

6.24 ある年代までは、ラジオで育ったから優秀なのだと思う。テレビが悪いのではなくて、テレビの使い方が未熟だ。

6.23 信号で高級車の隣に止まった。立派な老人が運転している。この人は、こんな高級車に乗れるくらい人生で成功したのか。それとも、この年になっても、まだ運転しなければならないほど、人生に失敗したのか。

6.22   どちらかといえば、冬より夏のほうがいい。汗をかくのは嫌いじゃないし、精神も穴に入りにくくなる。

6.21   会って初めて、その人と1年以上会っていないことに気づいたりする。どんどん1年が短くなるのは、脳の老化のせいらしい。新説が出てるらしいけど、やっぱり脳細胞は減っている。

6.20   コンサートに行くたびに東京に住みたいと思う。地方にいると、コンサートが少ないから、つい、200%の期待をしてしまう。

6.19   コンサートに行く理由は二つ。どうしても生のその人を見たいか、生演奏の醍醐味を味わいたいか。演奏が録音ベースではCDを買ったほうがよかったと後悔する。

6.18   コンサート会場で、なかなか自分の席を見つけられない人が、思った以上に多い。全部女性。「地図の読めない女?」

6.17   自然の中にいると安らぐと多くの人は言うけれど、僕は、怖さだけを感じる。生きていく緊張感を感じる。町の方が落ち着く。

6.16   山に入って風や木や虫の音だけを聞いていると、突然現れる車や飛行機のエンジン音が、とても異常な音に聞こえてくる。

6.15   中古CDは店によって値段のつけ方が違う。傾向をつかめば、けっこう掘り出し物を安く買える。今日も1枚、得した気分で買った。

6.14   本を買うときも不思議な感じだ。あんなにたくさん並んでいる本の中から、どうしてこれを選び、どうしてこれを買うのだろう。本が呼んでる感じはする。

6.13   立花隆さんの「僕はこんな本を読んできた」を文庫本で買った。立花さんを初めて読んだ。この人の言うことはよくわかる。北野さんと立花さん以外のエッセイストの文は、難しすぎてわからない。

6.12   この3連休は、いい意味で、とても長く感じた。心の中だけを追うと、絶対的な時間ってこの世に存在するのだろうかと思ってしまう。

6.11   久々に詞を書きあげた。つまっていたものが、とんとん拍子に脳から出てくる。本当に神様っているような気がする瞬間だ。いつものことながら、書き上げた瞬間は、1等賞が取れるという確信で心がいっぱいになる。

6.10   つぼみの会のスタッフ会議。大変だけど、これで、幸せになる人がどこかにいると思うと、やる甲斐もある。でも、1日は長い。

6. 9   12月に買った録音機材にやっと触り始めることができた。何でも気力の問題ですね。

6. 8   久々に息子がサッカースクールのゲーム練習で得点した。他の子は毎回、何十点もいれてるんだけど、Wカップの得点王になる気でいるから息子はすごい。

6. 7   久々に僕の町焼津が詞を公募している。焼津、好きだから、一等とりたいな。この前は、京都の人が一等を持っていっていまった。

6. 6   昨年は天皇皇后両陛下とも駅ですれ違った。一生をあるものにささげた人は、とても迫力がある。静けさが凄い。

6. 5   昨年、妻が偶然、掛川駅でトルシエさんとすれ違った。彼がいるかぎり、由清が呼ばれそうもないので、代わってくれるといいなあ。

6. 4   占いは、「気をつけているはずなのにうっかり忘れていること」に気づくために見る。でも、いい運勢だと、やっぱりうれしい。

6. 3   サラリーマン金太郎が有名になってしまった。銀次郎はまだ知名度が低いので、自分だけの宝物のような気がする。

6. 2   本が高いと思う。古本屋へ行く。息子にジャンプの「ホイッスル」を読ませたいけど、なぜか古本屋に出ない。

6. 1   立花隆さんの本を読み始める。この人は、「好きなことで飯を食って」いる。僕は才能か度胸がなかった。

5.31   「あんたが女の人にもてるわけない。」というくせに、「死ぬまでずっといっしょにいようね。」とも、妻は言う。

5.30   師匠を持ちたいと思った時期もある。そんなものいらないと思った時期もある。ただ思っただけで、何もしなかった。

5.29   酒を飲んで大きなことを言う人がいる。普段から大きなことを言う人は尊敬しているが、飲んだときだけの人は軽蔑する。

5.28   どんなSFを読んでも、なるほどなあと思ってしまう。人にだまされることも多いけど、だまされたことに気づかないことも多いのかもしれない。

5.27   話をするだけでエネルギーをくれる人がいる。その人は、いったいどこからそのエネルギーをもらっているのだろう。

5.26   大勢の人が無償で積極的に働いてくれるから、つぼみの会は成立する。人間は心の生き物だ。

5.25   大きな声でなければ、まだ歌える。それを発見しただけで生きていく気になる。人間には、小さな希望が必要だ。

5.24   11年前のクリスマスイブの夜の娘への罪滅ぼしのために、僕はつぼみの会の会長を引き受けた。

5.23   ミッシェルポルナレフのベスト盤を買った。ベスト盤は本来嫌いだけど、あの頃は、アルバムを買うお金がなくて、ラジオのヒットチャートが唯一の情報だったからベスト盤がいい。T−rexも欲しいな。

5.22   残り少ない時間のすべてを歌のことでうめつくせる贅沢を、神様はさせてくれないのだろうか。

5.21   新年度のつぼみの会が始まった。たくさん学んだけど、やっぱり歌を作るための絶対的な時間は捨ててきた。欲しい。

5.20   1日10時間以上学校で働いて、今日はつぼみの会のために寝ないで用意をする。歌が書きたい。

5.19   仕事で、サッカースクールに連れて行くのが遅れたとき、息子は「よかった。お父さんが事故に会ったんじゃないかと心配だった」となぐさめてくれた。

5.18   誕生日は大好き。今は、娘と息子が一言おめてとうと言ってくれるから、かな。

5.17   毎日会っていたのに、突然違う境遇になり、2度と会わなくなってしまった人が、本当にたくさんいる。誰もそうかなあ。

5.16   長い間会っていない友達に会うと、何十年もの時間の距離がぶっ飛んでしまうので、面白い。

5.15   妻の誕生日。今日から3日間だけ、年上の女房になる。

5.14   ミヤコ蝶々さんが言った。「人生の中で、今日が最高の日だって、毎日思って暮らしている。」この言葉は大好き。

5.13   お腹を壊しても、ウエストの肉は落ちない。体力だけがなくなり、運動もできなくなり、さらに太る。

5.12   路上で歌いたいというのは本気。理由は別にない。ただ「部屋」の外で歌いたい。

5.11   いい歌(と世間が認めたわけではないけれど)ができた時は、神様の存在を信じる。自分が書いたことがとても不思議に思えるから。

5.10   僕は歌を作る。この瞬間までこの世になかったものを自分が作ったという瞬間が気持ちいい。消費するだけではないことを少し誇っている。

5. 9   幸せが心だけの問題ならば、どんな人も幸福50%不幸50%だろう。51パーセントになればしめたものだ。

5. 8   家は貧乏で、家族4人が2部屋で暮らしている。子供部屋などもちろんない。4人はけっこう仲がいいと思う。

5. 7   さわやかな鳥のさえずりの目覚し時計をいただいた。1年後、家族全員鳥のさえずりが嫌いになっていた。

5. 6   教育のせいで17歳が壊れたというのなら、今ごろ17歳は全員殺人者になっているだろう。

5. 5   息子が12歳になった。何も変わらなかった。よかった。

5. 4   「人を殺す経験」の前に「殺される経験」をしておけ。ばかもの。殺されるのは痛いんだぞ。

5. 3   初めて家族4人でJ1を見に行った。妻も娘もサッカーに興味を持ってくれた。

5. 2   「休日」を楽しみにするのは気持ちいいけど、期待はずれでなかったことが一度もないので、期待しない。

5. 1   ゴールデンウィークなんて、本当にあるのかな。公務員と子供にはない。

4.30   「結局わかりませんでした」を読み返す。「世界」を論じている本で、内容を理解できるのは、北野武さんのものだけだ。

4.29   柔らかな頬・・・?を読んだ。これといい、OUTといい、この人,桐野夏生は本当にうまい。うまさだけで読める。

4.28   前に友達から「師匠をとらない生き方しかできない自分を素直に認めればいい」と言われた。その時は師匠のいる人がうらやましかった。

4.27   小田さんの新作に心底ほれられない。それでもいいんだけど。小田さんだから。

4.26   人を大事にした人が、最後は金持ちになれる。宝くじ以外では。

4.25   仕事、家族、睡眠、やりたいこと。24時間が4分の1ずつになればいいのに、大体毎日、前者3つで3分の1ずつ分け合ってしまう。

4.24   眠れない夜が月に1,2度ある。普段は無理して起きてないから。と、よく言われる。

4.23   作詞は僕の趣味ではない。真剣だから。かといって、今これで飯を食えるとは勘違いしていない。

4.22   本来人とつきあうのは苦手なんだけど、十分に一人を楽しんだ後は、その反動で、けっこう人付き合いが簡単になったりする。

4.21   やる気とあきらめが交互に心を襲う。本当にやりたいことをやっていないせい?

4.20   言うだけでやらない人をうらむこともあったけど、今は、言ってやってる自分がなかなかいいやつだと思う気持ちが大きい。

4.19   傷が自然治癒されるように、傷つけられた心も元にもどろうと自然にもがく。その時の自分の心を見てるのは、けっこう面白い。

4.18   子供を虐待する親と、子供がかわいいと思うのは親だけだということに気づかない親。やっぱり後者の方がまだましか。

4.17   いくつになっても、娘や息子は、赤ちゃんのようにかわいい。でもそれは、親だけなのだということを知らない親が多い。

4.16   ある高校生が、「あれは一部の自己中、いわばガキがやったことで、十把一絡げにしないでほしい。」とこの事件についてコメントした。これは正しい。

4.15   息子がもうすぐ12歳。声変わりをしたら、親子や家族の関係が微妙にかわるだろう。その前に。さあ、ヒロ、ボールを蹴りに行こう。

4.14   あの時、暮らしの中にいたのに、その後二度と合わなくなってしまう人がいる。不思議な感覚がある。思い出の中で生きるとは何だろう。

4.13   人生はいつも上り坂だ。足を止めたら、人生はその高さで終わる。

4.12   人前で自分の悲しみについて泣く者は、餓鬼の範囲を出ない。

4.11   ヒトとして愛せるのは3歳まで。それ以上は「人間」としてしか愛せない。親を除いて。親はそれを勘違いしないように。

4.10   どこの子であろうと、1歳以下なら頬すりしたくなるほどかわいい。3歳を超えて、頬すりしたいほどかわいいと思うのは、その子の親だけだ。

4. 9   親父ギャグの欠点は、発する人の中で完結していること。優秀な若手のジョークは、結論を相手に委ねる余裕がある。

4. 8   「人間ってなぜ生きてるのだろう」と言ったら、「今死んだら子供がかわいそうでしょ」と言われた。これが答えでもいいような気がするから不思議。

4. 7   心揺れない大人物になりたいという希望と、壊れる寸前まで心を大きく揺らしたいという欲求にも板ばさみになることがあります。心幅

4. 6   人は人と繋がってこそ楽しいという考えと、人に煩わされず自分を追究する作業に没頭したいという欲求にいつも揺れて苛立ってしまう。

4. 5   スーパーストリングス理論、トマティスメソッド、密教の色即是空、・・・この世の正体は波であるという考えに理由なくいつも同意してしまいます。

4. 4   いつ誰に恩を受けているか、大部分は知らずに生きているのでしょうが、わかっている分については、恩を返すのが「心ある」ということです。

4. 3   年に2回、卓球の試合に出させてくれる方々ががいるので喜んで行くのですが、たとえ遊びでも人間は「勝負」というスパイスを暮らしのどこかに持っていた方がいいようです。

4. 2   人間は生き物だから、個や種族保存のために「最後は自分」でも仕方ないと思うけれど、「まず自分」という人は、社会という世界の中ではだめですね。

4. 1  この仕事をしていると、今日が1年の始まり。エイプリルフールで遊んでいる余裕はないよね。今年は偶然土曜だったけど、やっぱり気ぜわしい。

3.31   年に1、2度行く夢と魔法の王国ディズニーランド。毎日の暮らしが「夢」でないのが、悲しいかも。

3.30   夢を見て、朝3時に起きて。起きた時には「今の心理状態を見事にドラマ化した夢だ」と思ったけれど、1日経たないうちに、もうほとんど忘れてる。

3.29   娘の誕生日。15年もたったのか。娘の15年と僕の15年は長さがちがうだろうな。

3.28   時間ってすべての人に同じように流れてはいかない。30年前の自分と今の自分の時間は明らかに流れの速さが違う。脳のせい?

3.27   結婚記念日。出会う前の時間より、「出会ってからの時間のほうが長い」という時が、もうすぐ来るんだよね。二人ともたいしたもんです。

3.26   いつでも自分の持っているものより、隣の人が持っているものの方が良く見えて、喉を乾かせてきたみたいな気がする。

3.25   人と交わり、人の幸せのためにがんばることが自分の幸せや人生の成功につながる。そうやって生きられると最高なんだけど。

3.24   人はどうして何度も同じことを繰り返すと、最初のわくわく感を忘れてしまうのだろう。同じことに何度もわくわくできる人って素敵だな。

3.23   つぼみの会の懇談会、無事終了。責任者になってみて初めて「無事終了」の大切さがわかる。

3.22   明日はつぼみの会春の懇談会。つぼみの会の行事をやる度に、ひとつのことは多くの人の力で成り立っているのを強く感じる。「みなさんのおかげです」ってほんとだ。

3.21   ここ2、3年レコードの新譜をすぐ買うことがなくなった。「最近の音楽は面白くない」って言うの、年寄りっぽい。DragonAshのcommunicationとジョビジョバのボンゴレヲはいい。

3.20   不況になると「先生(公務員)はいいなあ」とよく言われる。でも、僕達と同じように、その業界でプロとしてやっている人は、そんなことは言わない。

3.19   教員というのは1日、1年の中に仕事に区切りがないので、本当の休暇はない。プロとしてやっている人は、どんな職業も同じだと思うけれど。

3.18   娘が中学校を卒業した。10年前発症したとき、「いつ死んでも家族も本人も悔いの無いように毎日を過ごそう」と考えていた娘が中学校へ行き通した。

3.17   小さな頃の夢を、夢見た通りにかなえた人ってどれくらいいるのだろう。その人は、自分の才能が小さな頃から自分にわかるほど、にじみでていたのだろうか。

3.16   小さい頃から憧れ続けたピアノに18歳のとき初めてさわった。ピアノを弾けるようになりたいという情熱は消えていないはずなのに、まだ弾けるようにならない。

3.15   「地球のために環境問題を考える」というのはおかしい。地球という生き物に寄生する人間が生き延びるための環境問題だ。それはいけないことではない。僕らは人間だから。

3.14   歌が出来上がったときというのは、本当に自分でやったのではないような気になる。この時だけは、神様がいるのではないかと思える。

3.13   息子がどんどん大きくなってしまう。こいつが子供でなくなってしまったら、僕の家族も終わる。そう思うと、息子といない時間がとてももったいなくて、あせる。

3.12   仕事帰りに見る夕暮れの空は、毎日違った絵を雲で描いている。それを見るのが楽しみなときは、心が健康だと思う。

3.11  エスパルス応援歌歌詞応募の参加賞に開幕戦のチケットをもらいました。息子は、Jリーグが見たくて仕方ないのですが、家が貧乏になるから行かなくてもいいと言います。

3.10   静岡新聞の4こま漫画「こつぶちゃん」は、いしいひさいち、植田まさしに並ぶ面白さです。夕刊の漫画と比べると4こま漫画の難しさがよくわかります。

3.9    箱根彫刻の森美術館に行った。そこでわかったことは、これまでどんな芸術家も、自然の造形をこえられなかったということ。彫刻の森の一番すばらしい作品は、木だった。

3.8  5年先とか10年先を考えていなくては、世に受け入れられる作品は書けない。なのに、つい1000年先だとか、1億年先だとかを考えてしまう。詞が書けない。