■砂浜に愛のメッセージ！
ホテルのチェックインもほとんど日本語で済んでしまい、荷物も自分で運んだために韓国語を話せないまま、部屋に入りました。窓の外は海雲台（ヘウンデ）海水浴場。おっとよく見ると砂浜になにやらメッセージ。「サランヘ＋ハート」・・・サランヘは御存知の方もいらっしゃると思いますが、「愛してる」の意味。ハートがついていることを考えれば「愛してるぅ」でしょうか。でもこの砂文字、よく見ると結構大きい。２ｍ×５ｍくらいあります。一体どのカップルが書いたのか？それとも1人で？何かほんわかした気分になりました。
（写真：クリックで拡大）
■おっと危ない 横断歩道！
景色のいい部屋に1人でいても、韓国語の会話はできません。さっそく釜山の市街地へ出発することにしました。ホテルを出て最初の片側３車線の道路を渡る横断歩道。「青になった！さぁ渡ろう」と思って２～３歩、歩き出したらもう点滅が始まりました。「おいおい、まだ半分も渡ってないぞ」と駆け足で反対側へ。次の信号でもすぐに点滅が・・・。「これじゃおちおち横断できないぞ」と思って、信号をよ～く観察。そこでようやく気づきました。青が点灯している時間より、点滅の時間の方が長いのです。やれやれそういうことか。次の信号では、このからくりがわかったので、ゆっくり渡ります。すると今度は右折車（日本で言えば左折車）がどんどん入ってくる。「おー！轢かれる」と右往左往して、またまたそこで周りを見て気がつきました。「そうか！渡ってるぞ」ってアピールしなきゃいけないんだ。そこで手をあげて横断をアピール！これでようやく車が止まり、なんとか渡りきることができました。「ぽっけり歩いてたんじゃ、命がないな」・・「人生いろいろ、道路の横断もいろいろ」国が変われば、ルールも変わる。これから韓国へという方はお気をつけくださいね。
■携帯ＯＫの地下鉄事情
さてと、海雲台（ヘウンデ）の駅から地下鉄に乗って、釜山一の繁華街の西面（ソミョン）に向かいます。地下鉄のチケットについては「ハナロカード」を使います。（ハナロカードについてはこちらをご覧ください）窓口で購入して、早速ホームへ。案内板には漢字の表記もあってすんなりと地下鉄に乗車。中吊広告がかかっていたり優先席があったりと、車内は日本と地下鉄とほぼ同じ。ただ、ちょっと違ったのは携帯電話での通話（もちろんメール）ができること。そしてドアには「緊急通報先・・・運転司令室000-0000（電話番号）」のステッカー。私なりに考えると、これは、数年前に韓国の別の都市で起きた地下鉄火災（２００人近くの犠牲者が出た）の教訓から、地下鉄車内でも電話が通じるんだなと思いました。確かに満員の車内で何かが起きても車掌さんまで伝えるすべがない。それなら電話で直接司令室につなげた方が、被害が少なくてすむ。韓国では決定から実行までのスピードが速いとよく言われていますが、これもそのひとつなんだなと感心していると、地下鉄は目的地の西面（ソミョン）に到着したのでした。
■書店で買った紙袋
何はともあれ西面に到着。まずは書店に行って韓国のパソコン関係の雑誌を見ようと、近くの大型書店「永豊文庫（ヨンブンムンゴ）」に入りました。韓国のパソコン事情については、ここに書く必要もないでしょう。みなさん御存知の通り普及の面では最先端の国のひとつであることは間違いありません。もちろんコンピュータ関連の書籍はすぐに見つかりましたが、その数の多さにびっくり。いろいと見ているうちに２時間近くも経過してしまいました。「いやいやもう６時、そろそろ買わないと」と思い、インプレス社の「月刊ｗｅｂ（8000ウォン）」、時事情報技術社の「月刊時事コンピュータ（9000ウォン）」、韓国情報文化振興院の「月刊美しいｅ時代（2500ウォン）」の３冊を購入。レジ打ちを待っていると、店員のお姉さんから「○▲×■？」と聞かれ、あれあれ・・・何言ってるかわからない。「タシ ハン ボン（もう一度）？」と切り返すと、また「○▲×■？」・・・・。いや～困ったっていう顔をしていると、お姉さんから「日本の方ですか～？」の救いの声。「ネー（はい）」と言うと、「ベグ（ショッピングバック）、１００ウォンです」。あ～そうか、韓国ではショッピングバックは有料だったんだ（詳しくはこちら）。とはいえ本が入るカバンもなく、１００ウォンの紙袋を購入。ようやく店の外へ出ました。
「６時なのにまだ明るい」・・・そう日本と韓国とは時差がなく、静岡に比べて実質的に１時間程度の日没の差があるのです。まだ明るいなら、あさってに乗るソウル行きの新幹線の切符を買っておこうと、再び地下鉄に乗り釜山駅に向かうのでした。
■訪韓時のレート
１Ｗ（ウォン）＝
約０．１円
■次回は 日・英・韓ちゃんぽんで購入したソウル行きの切符（釜山の初日・・・夜編）をお届けします。
お楽しみに