(宮城教育大学大学院教育学研究科・修士論文)
スポーツを媒介にした 「地域リアリティー」形成についての一考察

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第6章   「サッカーのまち」づくりに向けた自治体の施策

   本章では、行政によるサッカーに関する施策や新たな仕掛けについて取り上げる。

   清水市は、清水エスパルスのJリーグ参入が決定した1991年に策定された「日本一のサッカーフレンドシティ」づくり構想において、それまでに日本有数の競技力と競技者数を兼ね備えていたサッカーを、本格的に街づくりの中心に据えた。そこでは、「人づくり」「街づくり」「交流」を三本柱に、それまでサッカーの外部に位置していた競技者以外の多数の人々をサッカーに取り込むための政策が行われようとした。

   「日本一のサッカーフレンドシティ」構想に当たり、清水市はその推進のため以下の4項目の方針をかかげた。

  • 安全で快適なサッカーフレンドシティとしての基盤整備の充実
  • 観光・商業を活かし、人が集まり楽しめるサッカーフレンドシティの形成
  • サッカーフレンドシティを支える人や良好なイメージの形成
  • サッカーフレンドシティを支える組織・体勢づくり

   プロサッカーチームを保持するに当たって、まず競技環境の充実と、快適な観戦環境の整備が先行して行われた。

   清水エスパルスのホームグラウンドである日本平運動公園球技場(以下日本平球技場)は、1991年6月、静岡県で行なわれた平成3年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)のサッカー競技主会場として建設された。当初から専用球技場として建設された日本平球技場は、多くの市民にとって不満のないものであり、またJリーグ発足後は、清水エスパルスのホームスタジアムとして期待された施設であったが、Jリーグが開幕してみたところ、その収容能力や施設面の不備が指摘された。そのため、完成からわずか3年後の1994年から大規模な改修工事が行なわれ、翌1995年、20,000人の収容能力を持つ球技場として再オープンし、現在に至っている。清水エスパルスの誕生に当たっては、地元金融機関などによって、プロサッカーがもたらす経済効果が盛んに喧伝されたことも、完成からわずか三年後の大改修という、自治体の施策としては決して常識的でない経緯をもたらす一因となった。

   清水市は、そのようなサッカーの将来に対する各方面からの期待を受けて、それに対応する施策を展開しながら、新たに自治体としてサッカーによる街づくりをリードすることを画策する方向へと向かった。

   「サッカーのまち」づくりの企画立案を行なうために、清水市役所は企画調整課の課内室として「サッカーのまち推進室」を発足させた。サッカーのまち推進室は、市内のサッカー関係のイベント、サッカー関係の施設および建築物の企画立案をはじめ、サッカーを利用した市内開発の全般について、その企画立案を行ない、あるいはその運営をも受け持つ。

   第二東名高速や工業団地の開発が進む庵原地区には、全国レベル、世界レベルでの競技スポーツの向上と、清水市民のスポーツ・健康の拠点(健康スポーツの促進)を目的として「清水ナショナルトレーニングセンター(以下NTC)」を市単独で建設した。また、商店街や街路の再開発では、サッカーのまちをイメージさせる仕掛けを行った。市は、日の出埠頭からのびる港町商店街に、清水エスパルスのフラッグやサッカーボールのモニュメントを飾り、街路には歴代の清水エスパルス所属選手の足形や、サッカー選手をモチーフにした消火栓や水道仕切弁蓋を埋め込んだ。そのような一連の再開発の結果、港町商店街は「エスパルス通り」となった。

   また、例年8月下旬に、全国から 256チーム、選手関係者等6000人が参加して行なわれる「清水カップ全国少年少女草サッカー大会」(1)など、市内外の選手が参加するサッカー大会や各年代ごとのサッカーリーグに対し、市は主催や後援をして参画し、サッカー協会や市民と共同で大会運営を行ってきた。

   サッカー日本代表は、1998年に行われたフランスワールドカップに悲願の初出場を決めたが、その代表メンバー22人のうち、9人が「清水育ち」の選手で占められた(2)。清水市では、ワールドカップに対する市民の関心や応援を喚起するために、98年の6月10日〜7月13日の本大会の前後に、さまざまなイベントを行った。

   5月30日には、9人の清水出身の代表選手と、その時点で25人の代表候補に選ばれていた市川大祐選手(当時エスパルスユース)の10人にエールを送ろうという目的で、「’98FIFAフランスワールドカップ清水市関係日本代表選手応援会」が行われた。応援会は、当の代表選手がすでにヨーロッパに出発し、不在の中で行われたにもかかわらず、市民ら約600人が集まった。会には、元日本代表であったエスパルスの選手が多数出席したほか、スイスで合宿中であった代表選手から送られたビデオメッセージが紹介された。

   また、日本代表の試合当日には、市内各所で街頭テレビ応援会を行った。そのうち、6月27日の対ジャマイカ戦は、清水市役所ロビーで行われた。すでに、その時点で日本の予選リーグ敗退が決まっていたにもかかわらず、担当職員の予想を大きく上回る市民が集まり、ロビーに収まりきらない状態となった。ワールドカップの半年前には清水エスパルスが存続の危機に直面し、市民の間に不安や暗いムードが広がっていたが、ワールドカップでの清水出身選手の活躍や街の盛り上がりは、市民を大いに活気付けることになった(3)。

   このように、従来学校を中心に行なわれてきた清水のサッカーに対し、官(市)による本格的な取り組みが始まり、サッカーをキーワードにした街づくりは今後の清水市の主要事業のひとつとして位置付けられている。そのなかで特筆しなければならないことは、「サッカーのまち」づくりが、施設を作り放しにしたままの状態でおわってしまうのではなく、実際に市民が競技・観戦などさまざまな形でサッカーと関わり、楽しむ市民をより増やして行く「人づくり」や、そのような人たちが気軽に充実した活動を行なえるような、ソフト面での環境づくりに重点をおいて行われている点である。たとえば、年頭には「新春サッカートーク・スタジアム」という催しが行われている、これは、普段なかなか聞くことの出来ない選手自身の話や、清水のサッカーの将来についてを語り合う公開トークショーとして、1996年から催されているものである。ワールドカップ終了後に行われた第4回のトーク・スタジアムでは、「ワールドカップと清水」と題し、フランスワールドカップの代表に選ばれた清水エスパルスの斎藤俊秀、伊東輝悦、市川大祐の3選手と、女子サッカーの元日本代表選手である半田悦子さんを招き、静岡放送の伊藤圭介アナウンサーがコーディネーターとなって、ワールドカップの体験談や、エスパルスの話題、またワールドカップを通じて考えたこれからの清水サッカーの在り方について、自由な意見交換を行った。市は、競技や観戦以外で市民がサッカーと触れ、関心を高められる機会としてトーク・スタジアムを位置付けている。

   また、「全国草サッカー大会」などのさまざまな大会運営経験を通じて、市や市民の間で、それぞれの立場で大会運営のノウハウの蓄積も進みつつある。

   さて、2002年には、アジア初のワールドカップとなる「2002年韓日ワールドカップ(2002 FIFA WORLD CUP KOREA/JAPAN)」が、日本と韓国との史上初の共同開催によって行われる。そこで、清水市はワールドカップの出場国を受け入れるキャンプ地として名乗りをあげた。

   ○2002年ワールドカップ公認ベースキャンプ地招致

   清水市は1999年5月12日に、静岡県サッカー協会と2002年ワールドカップ静岡県開催推進委員会を通じて、2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会(JAWOC)と日本サッカー協会に日本国内第1号として、ワールドカップ公認ベースキャンプ地の申請をした。

   公認キャンプ候補地とは、JAWOCが、2002年韓日ワールドカップ(2002 FIFA WORLD CUP KOREA/JAPAN)の出場国に対し水準の高いキャンプ地を提供するために、日本全国から自治体を単位としてキャンプ候補地を募集するもので、それによって作成された公認キャンプ候補地推薦リストによって、出場国にキャンプ地を推薦していく。

    JAWOCは1999年1月19日に、47都道府県のサッカー協会に対する公認ベースキャンプ地についての説明と記者発表を行い、同年の9月30日まで各自治体の立候補を募った。最終的には、43都道府県の83ヵ所がJAWOCに立候補を申請した(3)。JAWOCは選定基準(4)を満たす候補地はすべて公認キャンプ地とする方針で、2001年までに候補地の視察を行い、出場国へ向けたキャンプ地推薦リストを作成する計画である。(5)

   清水市では「パルちゃんクラブ」(エスパルスの試合運営を支援する市民ボランティア)の活動や、草サッカー大会に対する育成会(スポーツ少年団員の父母で構成された組織)の運営支援の実績などがあり、Jリーグと学童に対する活動の両方での実績が2002年大会で重要な位置を占めることが期待できることと、「サッカーのまち」としての世界に向けた情報発進、PRへの契機として、ベースキャンプ地の意義をとらえ立候補をした。

   その立候補申請の中心となるのが「清水ナショナルトレーニングセンター」である。現在、天然芝コート2面とフットサルコートがすでに稼働中で、建設が開始された、宿泊施設などが入るセンタービルが完成してはじめて、センターとしての全体機能が完成することとなる(6)。建設事業費は60億円。

   NTCのような施設を市が単独で保持しているのは、全国でも他に類がないことで、清水市はその点を大きなメリットと考え、清水であればどのような国が来たとしても対応がしやすいであろうと考えている(例えば食事の面。出場国のシェフを宿舎の厨房に受け入れる体制が整備されているかなど)。

   また、清水にはプロチームがあり、練習試合の相手も用意できる。NTCの他にも日本平球技場との併用により練習の環境もさらによくなる。このような点において、清水市はどの出場国が来てもベースキャンプ地として質の高い環境を提供できると考えている。さらに、清水市は練習環境や受入れ態勢(人的、施設的)とともに、試合会場の一つである静岡県小笠山総合競技場や、関東の各試合会場に近いこと、そこまでのアクセスが充実していること(新幹線、高速道路)といった地理的条件のよさを備えている(7)。

   1998年フランス大会において日本代表は、岡田武史監督をはじめとするスタッフの視察により、グループリーグ第3戦が行なわれるリヨンに近い保養地のエクスレバン(AIX-LES-BAINS)をキャンプ地に選定した(8)。出場国には当然各国それぞれの要求があり、また試合の組み合わせ、試合会場などによってキャンプ地の選定が行なわれていく。さらに、出場国のキャンプ地は必ずしも公認キャンプ候補地のリストから選ばれるわけではなく、フランス大会でも公認候補地以外の場所をキャンプ地とした出場国もあった。

   清水市は、キャンプ招致国として日本を第一に考えている。日本がすでに2002年大会に出場が決定している3カ国のうちの一つ(日本、韓国、フランス(前回大会優勝国))であり、そのうち韓国と、開幕戦を韓国で戦うフランスは韓国でのキャンプの可能性が高く、現時点でほぼ確実に日本国内でキャンプ地を選定する唯一の国が日本であることが理由の一つである。だが何より、開催国に対しては色々な面で世界の注目が集まり、他国のメディアや関係者も高く注目すると予想され、世界への情報発信をベースキャンプ招致の目的の一つとする清水市は、日本以外は考えないという意識で招致活動をしていくことを現在考えている。これまでにも、日本代表チームは清水市内で日本平球技場やエスパルスの蛇塚グラウンドなどを利用して強化合宿を行ってきた。その実績も清水市にとって日本代表の招致の優位性を感じさせる要素である。

   今後の招致活動や、2002年の大会本番での出場国受け入れの対応は清水市役所「サッカーのまち推進室」が窓口となって行なうことになるが、「フォッササッカーのまち市民協議会」にも招致活動の体制づくりの機運があり、市との協議をへて、「フォッサ」を中心とした官民の協力体制を立脚した市民活動にしていく方向へと向かっている。官民の垣根を取り払い、市民がさまざまな立場から参加し協力する体制を形成していくことが重要であると市は考えている。これまでの恒常的な少年育成の活動などを通じて、清水にはすでにサッカーの下に市民が連帯し協力し合うレディネスが形成されており、市は招致活動を市民活動として「市民協議会」に主体を委ねることができるのである。

   ベースキャンプ地として解決すべき問題を現在検討していて、おそらく様々な問題点が次々と、時には予想していない形で生じてくるであろう。その中で最も重要なことは、受入れや警備などで協力を受ける関係諸機関との協力体制を早くから築いていくことである。

   たとえば、NTCの建設地である庵原地区の自治会への受入れの協力依頼や、機運を盛り上げるため地元商店街への働きかけなどである。受入国次第では「フーリガン」と呼ばれる暴力的なサポーターが来清する可能性があり、また、これまでのワールドカップの観客の行動形態から、来日したサポーターの相当数が野宿をすることが予想されるので、サポーターが集まりそうなスポットへ受入れの用意を求めることも必要だ。

   懸案によっては、案内表示の言語選択など出場国が決定しないうちは対応のし様がないものもある。さらに、選手やサポーターの移動手段となるであろう東海道新幹線静岡駅は静岡市にあることなどから、近隣自治体や市外の諸機関への協力依頼も必要である。

   これまで紹介してきた、サッカーに対する市の施策や市民レベルの活動、特に「全国草サッカー大会」の開催や、清水エスパルスの市民ボランティアである「パルちゃんクラブ」の活動、また、日本代表チームの強化合宿受け入れの経験から、ハード面、マンパワーの面で清水市の対応能力はある程度備わっていることが期待できる。だが、出場国に最高水準の環境を提供し、受入国との交流、世界への情報発信という招致目的を達成するために、キャンプ地としての受け入れは未経験である清水市と市民は相当の労力を払わなければならないであろう。清水ではこれまでサッカーにまつわる活動の多くが、一時的なイベントとしてでなく継続性を持って行なわれ、後世への有形無形の財産として現在にまで生かされている。したがって、招致の成否にかかわらず、今後の未経験の新たな活動の成果も、清水市民の新たな財産として蓄積されていくことが期待される。

   行政側が積極的にサッカーに取り組むこと、とりわけ清水のようにサッカー専門の部門が市役所に置かれ、サッカーが市の施策の中心に位置していることは、サッカーが街づくりにおいて有益なものとして公的に認識されていることの証左である。清水市民の生活において、とりわけ生活の歓び、幸福感という点において、サッカーは抜き差しならぬ重要性を有している。その点を踏まえて、市としてのサッカーに対するプライオリティの高さは、そのような市民の感覚と合致するものと見ることが出来る。

   

註および資料

  1. 「フォッササッカー清水 No.5」より抜粋
  2. フランスワールドカップ日本代表選手名簿
    GK (20) 川口 能活  (22)  清水商業高校
      (21) 楢崎 正剛  (22)  
      (1) 小島 伸幸  (32)  
    DF  (4) 井原 正巳  (30)  
      (5) 小村 徳男  (28)  
      (17) 秋田 豊 (27)  
      (3) 相馬 直樹  (26)  高部小、清水東高校
      (2) 名良橋 晃  (26)  
      (19) 中西 永輔  (24)  
      (16) 斉藤 俊秀  (25)  有度一小、清水東高校
      (13) 服部 年宏  (24)  不二見小
    MF (6) 山口 素弘  (29)  
      (15) 森島 寛晃  (26)  東海大一高校
      (10) 名波 浩   (25)  清水商業高校
    (22) 平野 孝   (23)  飯田小、清水商業高校
      (8) 中田 英寿  (21)  
      (11) 小野 伸二  (18)  清水商業高校
      (7) 伊東 輝悦  (23)  袖師小、東海大一高校
    FW (12) 呂比須ワグナー  (29)  
      (9) 中山 雅史  (30)  
      (14) 岡野 雅行  (25)  
      (18) 城  彰二  (22)  
    名簿はボジション、背番号、名前、年齢の順
  3. 「フォッササッカー清水 No.5」より抜粋
  4. 2002年ワールドカップ公認キャンプ候補地申請一覧
    NO. 申請団体 申請受付日
         
    1 北海道室蘭市 9月29日
    2 北海道北見市 9月29日
    3 北海道夕張市 9月29日
    4 北海道網走市 9月29日
    5 北海道栗山町 9月29日
    6 北海道新得町 9月29日
    7 北海道七飯町 9月29日
    8 北海道帯広市 9月29日
    9 岩手県花巻市 9月28日
    10 秋田県秋田市 9月2日
    11 宮城県石巻市 8月18日
    12 宮城県仙台市 9月20日
    13 山形県・天童市 9月30日
    14 山形県酒田市 9月30日
    15 福島県楢葉町・広野町 7月5日
    16 茨城県水戸市 8月27日
    17 茨城県神栖町 9月24日
    18 栃木県湯津上村 9月29日
    19 栃木県今市市 9月30日
    20 群馬県草津町 9月30日
    21 群馬県前橋市 9月30日
    22 埼玉県浦和市 9月30日
    23 埼玉県深谷市 9月30日
    24 千葉県柏市 7月29日
    25 千葉県市原市 8月5日
    26 千葉県成田市 9月28日
    27 千葉県千葉市 9月28日
    28 東京都調布市 9月30日
    29 神奈川県川崎市 9月7日
    30 神奈川県平塚市 9月29日
    31 山梨県富士吉田市・河口湖町 9月29日
    32 長野県松本市 9月27日
    33 新潟県十日町市 8月11日
    34 新潟県新井市 8月30日
    35 新潟県新発田市・中条町・紫雲寺町・豊浦町・聖籠町・加治川村・黒川村 9月27日
    36 富山県富山市 8月19日
    37 石川県小松市 9月29日
    38 石川県加賀市 9月30日
    39 福井県・三国町・丸岡町 9月28日
    40 静岡県裾野市・御殿場市 9月28日
    41 静岡県清水市 5月17日
    42 静岡県藤枝市 8月25日
    43 静岡県磐田市 9月14日
    44 愛知県豊田市 7月9日
    45 愛知県刈谷市 7月27日
    46 愛知県三好町 9月30日
    47 三重県鈴鹿市 9月27日
    48 三重県上野市 9月28日
    49 岐阜県古川町 9月27日
    50 京都府京都市 9月30日
    51 大阪府高槻市 9月28日
    52 大阪府泉南市 9月30日
    53 兵庫県津名町 9月13日
    54 兵庫県日高町 9月29日
    55 奈良県 9月29日
    56 和歌山県 9月24日
    57 鳥取県鳥取市 8月27日
    58 島根県出雲市 9月29日
    59 岡山県美作町 9月20日
    60 広島県広島市 9月29日
    61 広島県福山市 9月29日
    62 山口県下関市 9月30日
    63 山口県 9月7日
    64 香川県三木町 9月28日
    65 徳島県鳴門市 9月30日
    66 愛媛県松山市 9月27日
    67 愛媛県新居浜市 9月28日
    68 福岡県福岡市 9月28日
    69 福岡県北九州市 9月30日
    70 佐賀県鳥栖市 9月7日
    71 熊本県熊本市・大津町 9月17日
    72 大分県別府市 9月30日
    73 大分県佐伯市 9月30日
    74 大分県三重町・犬飼町 9月30日
    75 大分県中津江村 9月30日
    76 宮崎県宮崎市 9月16日
    77 宮崎県宮崎市 9月16日
    78 宮崎県西都市 9月16日
    79 宮崎県綾町 9月16日
    80 鹿児島県鹿児島市 9月30日
    81 鹿児島県指宿市 9月30日
    82 鹿児島県国分市 9月30日
    83 沖縄県石垣市 9月22日
    参考資料 2002 FIFA WORLD CUP KOREA/JAPAN公認キャンプ候補地 申請一覧
    JAWOC official information ホームページ
    http://www.jawoc.or.jp/siryo_j/camplist.html
  5. 公認キャンプ地として要求される条件のガイドライン
    トレーニング施設に関する条件
    • 施設整備関連
      • トレーニング対応設備
        1. 正規の試合を想定してトレーニング出来るサイズの、良質の芝面が2面以上確保出来る事。
        2. 夜間にトレーニングが可能な照明設備が設置されている事。
        3. 選手がトレーニング時に利用するための諸室が備えられている事。
        4. 悪天候時にトレーニングが可能な施設が用意されている事。
      • メディア対応設備
        1. メディア関係者に対応する設備が用意出来る事。
    • 運営関連
      • 施設利用上の条件
        1. チームの利用期間/利用時間帯等に関して、柔軟な対応が可能な事。
        2. 当該チームの、最初の試合の5日前以降の利用に際し、施設利用及びメンテナンスに係る費用は無償である事。
        3. 商業的表示の掲出及び撤去についてはFIFA及びJAWOCの決定事項に従う事。
      • 協力体制
        1. トレーニング施設内および周辺の警備に関して、JAWOC及び治安当局との協力体制が整えられる事。
        2. トレーニング施設内および周辺の医事に関して、JAWOCとの協力体制が整えられる事。
        3. チームの移動に関して、JAWOCとの協力体制が整えられる事。
    宿泊施設に対して望まれる要素
    • 施設関連整備
      • 宿泊対応設備
        1. チームデレゲーション及び関係者が宿泊出来るだけのキャパシティを有している事。
        2. チーム及びメディア関係者が利用する為の諸室が用意出来る事。
      • 運営関連
        1. チームからの宿泊に関する要求に対して、柔軟な対応が可能な事。
        2. チームからの食事に関する要求に対して、柔軟な対応が可能な事。
      • 協力体制
        1. 宿泊施設内および周辺の警備に関して、JAWOC及び治安当局との協力体制が整えられる事。
        2. チームを含む関係者の宿泊に関して、JAWOCとの協力体制が整えられる事。

    参考資料 2002 FIFA WORLD CUP KOREA/JAPAN公認キャンプ候補地 募集要項
    JAWOC official information ホームページ
    http://plaza4.mbn.or.jp/~carver/JAWOC/release_j/1999/19990119.html

  6. 2002年大会ベースキャンプ地決定までの流れ
    1999.1.19 ◎47都道府県サッカー協会向け説明実施。
    ◎公認キャンプ候補地募集開始の記者発表。
    1999/9/末日  ◎応募申請締め切り。
      ◎順次、候補地の視察を開始。
    ・視察後、公認候補地としての認定及び登録
    〜2000/12 ◎候補地視察終了。(予定)
    ◎公認候補地推薦リスト作成開始。
    2001/6/下旬 ◎公認候補地推薦リストの完成。
     
    2001/8 〜 ◎2002年大会の出場国決定に合わせて、候補地リストを配布。
    参考資料 2002 FIFA WORLD CUP KOREA/JAPAN公認キャンプ候補地 募集要項
    JAWOC official information ホームページ
    http://plaza4.mbn.or.jp/~carver/JAWOC/release_j/1999/19990119.html
  7. 清水市 総務部 企画調整課 サッカーのまち推進室  発行資料より抜粋

  8. 1998年フランス大会における日本代表のキャンプ地選定要素
    • 静かな環境(繁華街に位置しない)。
    • 各試合会場地への移動の際、比較的スムーズに移動出来る場所。
    • 宿泊施設とトレーニング施設が近い場所(車で5〜10分)。
    • 食事、ミーティング会場(宴会場が多い)がとれる宿泊先。
    • 規模の大きくない宿泊施設(securityが容易)。
    • トレーニング施設に試合会場と同じ芝のピッチが2面。
    • クローズのトレーニングが出来る施設。
    • プール、筋力トレーニング用のマシンがある宿泊施設。
    • シェフがチームに帯同予定であり、厨房にてシェフが調理出来る宿泊施設。
    • グループリーグの第3戦がリヨンで行われるためリヨン近辺。
    参考資料 2002 FIFA WORLD CUP KOREA/JAPAN公認キャンプ候補地 募集要項
    JAWOC official information ホームページ
    http://plaza4.mbn.or.jp/~carver/JAWOC/release_j/1999/19990119.html

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