私の良き友人である小沢和明氏は個人にとってスポーツとは何か?スポーツを媒介とした社会的紐帯とは何か?スポーツが市民に深く浸透している街“清水”をフィールドとしてそこで行われている具体的営み、住民の意識などを浮彫りにした。
このページでは、その小沢氏の論文を掲載する。
第1部 スポーツのもつ紐帯性についての考察 第2部 清水市の社会生活におけるスポーツ活動の実践
「スポーツを媒介にした「地域リアリティー」形成についての一考察」 宮城教育大学大学院教育学研究科(修士課程)
教科教育専攻 社会科教育専修 小澤和明Word版(for WINのみ)を希望される方はseiya@tokai.or.jpまで連絡ください。
- 第4章 少年サッカーの育成システムの形成と実態
- 第5章 地元プロサッカークラブの経営危機とその再建
- 第6章 「サッカーのまち」づくりに向けた自治体の施策について
- 第7章 「サッカーのまち」を支える市民活動の事例紹介
- 終章 清水に見るスポーツによる社会の関係性の形成についてのまとめ
この論文は、宮城教育大学大学院教育学研究科教科教育専攻の小澤和明氏の修士論文である。小澤氏は、その論文の中で清水のサッカーをフィールドとして取り上げた。このホームページの運営者である私とは、そのときの取材協力等、縁があり親交を結ぶことになったが、せっかくの優れた論文を広く公表しないのは惜しいので特にお願いして、ここに掲載させていただくことになったものである。公開にあたって、小澤氏からのコメントを以下に掲載する。
なお、この論文については、本文及び資料の無断転載等を禁止する。地域スポーツ活動が切実な地域文化として根付いていく様子を、清水をフィー ルドに3年間調査させていただきました。
当HP MASTER をはじめ、当初清水と何の縁もゆかりも無かった私を快く受け入れ調査に協力していただき、またたくさんの当を得たアドバイス、温かい励ましを下さった、清水市の皆様に心より御礼申し上げます。
いまや多くの清水市民にとって、サッカーは欠かせないものとなり、誇りうる ものとなっています。
私は、清水という地域がサッカーをここまで育て上げた要因として、
の4点を挙げたいと思います。
- 絶やさず積み重ねてきた活動の歴史の蓄積
- サッカーが常に市民に開かれ身近なものとなったこと、またそれを実現させた育成システム
- 歴史に甘えず常に最善の清水サッカーであるよう取り組みつづけるマインド
- サッカーに対し惜しみなく愛情を注いできたこと
私は遠くない将来、清水のサッカーが珍しいことでなくなるほど、日本の各地 でスポーツが地域文化として根付いていることを願います。
でも、日本中にスポーツ文化が根付くその日が来ても、なお、清水サッカーは 市民の愛情と最善を求める精神がつづくかぎり、輝きつづけることでしょう。
なお、当方卒業以来、ずいぶんと”鈍ってきて”おります。
「これなんだ?」「おかしいぞ?」 内容について多々あろうかとは思います が、ちょっとばかり目をつぶっていただければ、なお幸いでございます。
ということで、ちょいと寄り道して御笑覧いただければ幸いです。
小澤和明
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