なぜナビをわざわざ作るか?
ナビは正規品を買ったほうが絶対に良いのはわかってます。じゃあ買えばいいじゃんって?でもナビって高い買い物じゃないですか〜。で、中古のナビでもいいか〜って思って探しましたが、某オークションではかなり古いナビでも最終値は数万円までいっちゃいます。中古でいつ壊れてもおかしくないナビにお金を出す気にもなれません。以前、ノートパソコンでナビをやったことがあるのでそれでもいいか〜とも思っていましたが、助手席にノートパソコンを置くので画面を見難いし、人が乗ると置く場所に困るし、1年中車内に置いておくにはちょっともったいないとか思って結局やめました。・・・で、ふと思ったのが自作パソコンとして作ったPCA-6151のパソコンです。これ、作っては見たもののあんまり用途がなく飾りと化してました。どうせ使うことも少ないだろうしということで、これをまた分解してナビ作っちゃおうってことになったんですね〜。
さて、車内でパソコンを快適に使うために以下のような仕様を考案しました。
考案した仕様
・片手で使用できるリモコン
車内で使うならキーボードやマウスは邪魔。
・スクリーンは液晶テレビに映す
パソコン用ディスプレイは車載するには大型すぎ。太陽光が当たっていると結構見難い。
・ナビ本体は安定性があってコンパクトサイズ
ガタがあるとハードディスクのクラッシュを招きかねない。人が乗っても邪魔にならないサイズと設置場所。
・耐震構造
車自体が揺れたときに振動がハードディスク等に伝わらないようにする。
仕様実現のための下準備
1.リモコン
実際に赤外線リモコンを製作するのは難しいので、DirectPadProで実現させます。なので有線のコントローラになってしまいますが・・・。キーボードやマウスは運転中に使用するのは危険だし操作もやりにくいので使用しません。しかし、WindowsのOSを使用するので一部キーボードが必要になる場合があるため、キーボードを改造して使用します。マウスは使用しません。マウスの機能は、アプリケーションでエミュレートしてDirectPadProで使えるようにします。
2.液晶テレビに映す
パソコンのVGAコネクタから直接ビデオ入力端子には接続できないので、パソコンとテレビの間に「ダウンスキャンコンバータ」という機器をかまします。ダウンスキャンコンバータというのは、パソコンからの映像信号をテレビ用の信号に変換してくれる機械です。
3.安定&コンパクト
ナビ本体の中身はパソコンそのものですから、ケースが揺れたりしてはハードディスクに影響を与えて困ります。また、邪魔にならない場所ということで後部座席に置くことにします。
4.耐震構造
車載するとなるとこれは必須です。特にハードディスクは振動に弱いので特に注意が必要です。・・・と言っても、初の試みなのでどうすればいちばん耐震になるのか全くわかりません。ただ、1つだけ知っていることといえば2.5インチハードディスクは3.5インチハードディスクよりも耐震性に優れているということくらいです。
製作手順
1.DirectPadPro用コネクタ製作
2.キーボード改造
3.ケース製作
4.GPS、ナビケース、必要機器設置&必要ソフトインストール