祝 某F高80周年 
目指せ、読者100万人) 頑張れ富士市ペーパーズ

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10月31日(木) HR対抗リレー大会

全世界の皆さんおはようございます。Tommy先生は今日も元気です。
 この頃、このサイトのカウンターが気になります。だいたい毎日150ヒットくらいなのですが。日中の9時から15時の間でも、20ヒットくらいはカウンターが回るのです。これは、明らかに某F高生以外の皆様が、ご覧になっている証拠でありまして、つまり、学校の外部の方と断言できるわけです。
 昨今、学校開放とやら、地域に開かれた学校とやら、何かとキャンペーンだけは騒々しいのですが、学校以外の人にとって、日々の学校の様子などの情報はほとんど入ってきません。かろうじてローカル新聞の地域版に数ヶ月に一度載るくらいです。しかし、この記事は、前々から新聞社に電話してお願いしてきていただいて書いてもらった記事なので、考えれば「やらせ」と大差ありません。
 先日、我が某F高の某女性教諭から「私が育児休業中の時、今学校でなにが起こっているかを知りたいときに参考になりました」というコメントをいただいた。
 やはり、学校開放の先陣も、ネット革命が引きうけなければならないのだ。

ということで、今回は「某F高新時代」に2年生のHR対抗全員リレー大会の様子を何と女子高生画像を含めてアップしました。
ご覧下さいませ。 ここ 
10月30日(水) ネット革命

全世界の皆さんおはようございます。Tommy先生は今日も元気です。
 今日は、その他のページの更新のお知らせです。まず、大々的に宣伝してはじめた「某F高スポーツニュース」ですが、意外と軌道にのりません。まだまだ、ですね。部員の誰かがメールしてくれれば載せちゃうのですけど、某F高生はそんな暇ないのかな?この頃激増している保護者の皆様からでもOKです。特に監督をして「日本一の保護者会」といわしめた野球部の保護者の皆様、メールください。今回の貼りつけは陸上部のWACさんからです。WACさんは常連です。昔は結果だけだったのに今回は立派な観戦記になっております。写真付けました。
本当はオガシュー君が棒高跳びで4m40cmを飛んだところが見たかったですね。写真の主は400mを走る植田君です。植田君は高校に入って急激に記録を伸ばした、いわば「雑草」今後の活躍に期待します。そういえば、我が陸上部には福良君という将来のオリンピック候補選手がいます。全国のみなさん記憶しておいてください。
 さて、もうひとりネット界の常連さんといえば、ばるばぞぁ君ですが、彼からの依頼でリンクを少し変更しました。曰く「学問ネタと学校ネタを切り離す」とのことです。何と言ってもばる君のHR語録集は傑作ですので、これは宣伝しないといけないでしょう。

生徒の手に届く某F高新聞でも、このネットを活用させて頂きました。「変わりつつある結婚のかたち」という特集記事があります。(新聞部ではA,HさんとY,Mさんが担当)ここに、夫婦別姓の実践者として寄稿していただいたのは加藤幸弘さまです。加藤さんのHPもここからリンクしています。加藤さんとは元々何の関係もなかったのですがこのインターネットの力によって出会いました。

ということで、インターネット文化は確実に浸透しています。

そして、我が某F高の生徒会誌「富友」で特集として生徒のHPを取り上げてみようという企画も進行しているのです。我輩のHPからリンクしている生徒のHPはもちろん紹介しようと思っていますが、某F高ネット界には、あまり知られていないHPや(全然宣伝しないので一部の奴しかしらない。先生方にも、密かにHPを公開している方がいる。)、完全に非公開で会員制のHPもあるのです。
いままで、生徒会誌といえば、高校生が唯一もっているメディア(媒体)でした。生徒の意見は生徒会誌に投稿もしくは寄稿することによって発表されていました。昔と比べて今の生徒会誌の中身のおそまつさを嘆く教員は多くいます。しかし、生徒にとって唯一のメディアが生徒会誌だった時代と、現在のように誰もが自分のメディアを持ち自分の考えを公表できる時代を比べるのがそもそも間違っています。少なくとも生徒会誌に各種のHPのアドレスなどが出ていない事の方が現在のメディアとしておかしいのです。
今後、その辺も変わっていくでしょう。 
10月29日(火) 某F高新聞が出来あがります。

 全世界の皆さんおはようございます。今日は10/29です。Tommy先生は今日も元気です。
わが、某F高の2年部では、来年の教科選択に向けて面談がはじまりました。昼休みと放課後を使って毎日5人ほどです。日ごろ授業で、派閥・財閥・閨閥・学閥を批判しておきながら、彼等が某F高閥の一員として日本を牛耳っていく時代を夢見ております。希望だけ聞いていると本当に実現しそうだ。恐ろしい。
 学校には学年部や部活動の仕事以外に分掌といった、組織の仕事があります。他県では進路指導部とか生徒指導部とか教務部とかでしょう。我が某F高では○○課と区分けされていまして、我輩は進路課に所属しております。現在のメインな仕事は1月のセンター入試直後から2月いっぱいまでの3年生直前補講の計画です。他の普通の学校ですと、3年生は1月31日をもって登校しなくなり、あとは3/1の卒業式まで家庭学習となります。(考えてみれば不思議な制度)。ところが某F高のような進学指導校では、センター試験直後から学校全体の授業を組替えて、3年生の私大対策と国立の個別試験対策の特別時間割を作り上げます。この時期の現役生の学力の伸び率は尋常ではありません。毎日、朝起きると頭が良くなっています。それを学校全体でバックアップしていくのが直前補講です。我輩は政経の先生ですので、直接補講の授業はありませんが、その間に個々の小論文指導ががはいります。昨年はだいたい6勝1敗くらいの好成績でした。全国の受験生諸君、メールで頂ければ無料で指導しますよ。
なぜ、こ直前補講の時間割を今作成するのかというと、補講の申し込み締切を12/1としているからです。なぜ、12/1なのですか?と問われると、予備校の申し込み締切がそれくらいだからです。予備校の直前補講はそれこそ法外な受講料。こんなの受けることありません。学校で直前補講やりましょうよ。、某F高は予備校と対抗しているのですね。

さて、いよいよ某F高新聞秋号が今日出来あがります。この某F高新聞はタフロイド版12面の学校新聞としては全国有数の記事量を誇る新聞であります。この某F高新聞以外に我が新聞部は年3回(富嶽祭直前号・夏休み直前号・卒業特集号)発行していますが、それらはいずれも4面です。つまりは、見開き1枚です。なぜ、今回は12面かといえば、この新聞をコンクールに出品するからです。一つが地元の静岡新聞主催の県学校新聞コンクール。もう一つが朝日新聞社&大東文化大学主催の全国コンクール。どちらも、10/31の消印有効で発送しなければならないのです。
 今日は、記事の内容は伏せておきますが、すぐに紹介しますよ。御楽しみに、もし、この某F高新聞を欲しいとご希望の方は、私宛にメールを下さい。すぐに送ります。
もし、私に住所&本名を知られたくないと考える読者様には、「○○駅のコインロッカーの○○番に紙袋に詰めて夜の11時に置いておきます」といった手の込んだ、受け渡し方法でもかまいません。
 どんどん御申し込みさい。

10月27日(日) 数学の危機(読者からの反響)

全世界の読者の皆さん。おはようございます。Tommy今日も元気です。また毒舌日記のページをにぎやかせる話題が爆出しております。
@:拉致事件速報 5人の帰国者を永住を要請するようだ。我輩が提唱した「逆拉致政策」そのものである。また、北朝鮮から来る「ピョンヤン学生芸術団」の随員を入国拒否したが、このような記事が注目される事は、日本人にとって良い事だ。何と言っても日本はスパイ天国である。しかし、スパイは何も北朝鮮の奴等だけではない。日本で本当に注意すべきはアメリカCIAである。副島隆彦先生のサイト「今日のぼやき」を良く読みべし。
A:ロシアで、チェチェン独立派武装組織による劇場占拠事件が起きた。犯人42人射殺・人質67人死亡と新聞に大きく報じられた、人質67人死亡という数字に日本人がどのような反応を示すか調べてみたい。少なくとも10年前までは「人質の命が絶対なのだ。一人も犠牲にしてはならない」といった世論だった。今は「迅速な解決が最優先だ」に変化しているのではなかろうか?
ただし、このチェチェン武装グループとアルカイーダなどのテロリストとは同じではない。彼等を同じにしてしまったら、ロシアとチェチェンの歴史と現状の本質がかすむ。(独立したいチェチェンを武力で制圧しているのがロシアなのだ。たまたま、チェチェン人の住んでいる土地の地下深くに石油や天然ガスが眠っているだけの理由で・・・・・・)
B日本シリーズ第1戦はジャイアンツが勝った。こんなことはどうでもいい。今日日曜日に桑田がマウンドにあがる。桑田は、完全に古武術の極意を投球に取り入れている。桑田と対戦したバッターは、なぜかいつもよりもピッチャーよりに構えてしまうらしい。何となく球が見にくいのだそうだ。そして、たいした球速でもないのにバットをべきべき折られる。今日も炸裂「古武術投法」。この古武術に関する記事が今週発売「Number561」号に掲載されている。これは必見である。古武術をマスターし、全国ベスト4まで上り詰めた桐朋高校バスケットボール部も紹介されている。

さて、下のコラムに関する反響が掲示板をにぎやかしている。記録の意味で、この日記にも貼りつけておきたい。

まずは、某F高の保護者と思われるイスタック様から。現場の意見は本当に貴重だ。

毒舌日記の数学の危機については 全くの同感です。
製造業においては 統計学と確率論は品質管理の基本であります。また集合論は論理展開において必須の概念です。これらの数学はエンジニアだけではなく全員が必要とするものです。社会生活において数学が役に立たないということは全くのうそです。そのように言う人を信用してはなりません。消費者ローンがいかに高利で人生を破滅させるかは 計算すれば分かることです。パチンコはたまに大もうけさせ結局はパチンコ屋さんが儲かる仕組みであることは確率で分かります。日本の品質管理はppmオーダーで議論されます。このppmが何たるかが分からなければ仕事ができません。円周率を約3で教育されてきた子どもたちが大きくなったときの日本の製造業は大変な手間をかけて企業内再教育を行うでしょう。文部官僚たちは日本をダメにするようにしているだけです。

貼りつけ終わり。

次は、来年から静岡県の数学教師になる予定のnobu君の投稿。お願いしますよ。静岡県の数学教育の発展にあと40年間尽力してくださいね。(40年後も同じ気持ちでいてくださいね)

最近、僕が思うことは、
昔の人は、何を知りたくて、何を求めたくて数学を追求したのか。
今の人は、何を学びたくて、何に使いたくて数学を学習するのか。
ということです。
「しょせん数学なんてやっても何の役にも立たないよ」
って思わせたくないんですよね。
中学までの数学は目で見て考えれたり、実生活に当てはめてみたりして、
面白く感じる人が多いのではないでしょうか。
高校の数学もなるべくその目で見れる、実生活に当てはめる、身近に感じれるという点を
うま〜く加味しながら学びたいものです。
そのためには教師のしっかりとした教材研究、数学以外の学問への精通が必要ではないでしょうか。理想を追いつづけますよ。
貼りつけ終わり。

さて、今度は、この頃よく投稿して頂いているゆってぃさんから。たぶん高校2年生でしょう。美しい文章です。この投稿のような感覚を、数学の先生方は「エレガント」と表現します。

 最近思うんです、数学って、国語や社会などの文系教科に比べて、大変純粋な感性が問われる学問なのではないかと。
 数学ってたった一つの答えを出すために自分を後押ししてくれるのは設問文と、自分の発想だけなわけですよね。極力シンプルであり、ある意味で非常に芸術的なのではないかと思う。ですから自分の数に対する感性を小学校のうちからこつこつ引きだし、感覚をとぎすますことと、地道な計算力、これがなければたったひとつの答えにたどり着かないわけです。
 数学というのは自分の感受性にお思いを馳せる部分があるのではないか?こう考えると数学は非常に面白い! 
 ゆってぃは現在文系ですが、中学の時は理系人間でした。必死で考えたことが答えにたどり着くと思うと煩わしい計算問題も苦になりませんでした。
 数学が嫌いという人はがんばったのに答えがでない挫折感に気が滅入るという経験が度重なって「嫌い」という感想に至るんだと思います。個人の向き不向きが激しかったり、直感を信じるという度合いが強いことからしてやはり数学は芸術的な学問です。と、私は思います・・

 そういえばシュタイナーは「教育とは芸術である」という素晴らしい言葉を残しています。

最後は、某F高の生徒会長から。某F高生の数学ネタに関する「オチ」を代弁してくれた。さすが会長

明日の朝は数学の追試があるという理由で、
本日は早めに生徒会活動を切り上げてきたため、
久しぶりにじっくり毒舌日記を読むことができました。

22日の「英語教育」の事に関してですが、参考までに
僕たちが中学校の英語で最初に習ったのは、
「Hi I am Emily.」「Hi,I am Kumi.」でした。

今思えば、中学の英語なんて簡単すぎましたねぇ。
逆に言えば、F士高の英語は中学の英語よりも20倍位難しいですね・・・

また、F士高の数学は中学の数学よりも50倍位難しいですね・・・
(だから明日は追試なんですけどね・・・)

10月24日(木) 数学の危機

 ということで、先日、某F高のS先生から、ニュージーランドの中学校で使う数学の教科書を見せてもらった。これが、物凄い濃いないようなのである。サインコサイン(記号で書けないのが情け無い、以下同じ)やルートの中にルートが入り込んだ奴とか、相当難しい内容である。年1回の高校受験に出てくる数学の問題と比べると全く雲泥の差である。日本の中学生が見たらびっくり仰天、その場で卒倒するだろう。
 もう、日本人は勤勉で頭がいいなどの自覚は捨てるべきではなかろうか。

同じ日、これまた某F高の数学の先生がまとめた、1年生に対する激文を見せてもらった。抜粋を開示しよう。ただし、これらは「分数の出来ない大学生」からの引用らしい。
@国立研究所の調べでは、「数学は役立つ」と答えた高校生の割合は、諸外国の平均が7割であるのに対し、日本は3割。
A国際教育到達度評価学会の調査によると、「数学が嫌い」と答える中学生の割合は、調査41ヶ国中、日本は第2位
B中学1年生の数学の授業時数は、先進国中最低(年間で平均マイナス31時間)
C日本よりはるかに学力の高いシンガポール、台湾などの中学校の数学の授業時数は各学年とも年間200時間くらい(日本は今年から年間105時間)になる。台湾の中学校では、微分積分も学習している。
D高校の数学の必修履修内容は、昭和40年代の約6分の1
E現在の理系進学コースの数学履修内容は、昭和40年代の文系進学コースと同じ
F文系コースを選択した日本の高校生は、高校ではほとんど数学を学習しない。
G中国の文系大学では、日本の理工系大学生が学習する程度の微分積分は全員必修で履修している。

おいおい、これで、よく「ゆとり教育」とか「生きる力」などのんきなことを言えるよな。日本は水と蚕(桑の木)以外は資源のない国なのだ。技術立国でしか生活できない国なのだ。ゆとり教育の前に、日本人の生活そのものにゆとりがなくなってしまうぞ。「生きる力」をはぐくんでみたところで「日本の体力」がなくなったらどうするのだ。

やはり、この辺で一気に方向転換をしないと大変だぞ。我輩は、静岡大学人文学部で社会学を選考した。その中でも、社会心理学コースだ。もちろん文系人間である。しかし、大学4年間で一番、頭を使ったのは「統計学」だった。一番出来なかったのも「統計学」だ。その頃の大学生には「一般教養科目」というのがあり、自由選択性だったののだが、先輩から「統計学だけは絶対とるな」と代々言い伝えられてきた。ということは、この統計学嫌いは、我輩に限った事ではなく、全大学生に共通のことだったらしい。

よく、「こんな数学を習ったところで世の中に出て、何も関係ない」と豪語する奴がいるが、そいつらに限って数学的に騙されているのではなかろうか。日本人は数学の中でも、一番統計学が嫌いと見た。簡単に言えば、計量の比較が出来ないということだ。だから、論理的な交渉も出来ないのだろう。

この10年間(実は60年間くらいだが)ずっと、我々は経済の面でアメリカに騙され続け、交渉で負けつづけ、理不尽な要求を飲みつづけてきた。この敗因を、我々は日本人は英語が苦手で交渉が下手だ。と安易に考えてきた。もちろん我輩も、そう思っていた。だから、英語学習が第一だ。これからの国際社会は語学だ!英語だ!と日本全体が叫んでいた。

しかし、良く考えれば、「交渉」する場合だいたいいつも下敷きになるデータが存在するのであるから、このデータを読む能力で差がついていたら、英語力もへったくれもあったもんじゃない。この下敷きになるデータの部分で日本はすでに負けていたのではないか?統計学では、必ず微分積分を使う。数列を使う。ここで、データを読めず、正しい分析ができなければ、もう負けは決まっている。
 日本人って、英語力で通用しないのではなく、それ以前のデータ読み込み、数学的表現、の能力で通用しないのではないの?

この分析は絶対正しい。自信がある。しかし、統計的データで、説明できないのが悔しい。

10月23日(水) 財布紛失記

 実は、手元に1年部の学年主任の先生がまとめた、新学習指導要領にともなう数学教育に関する資料がある。また、同じ1年部の数学の先生(ご存知かるたのS先生)は、ニュージーランドの中学校の数学の教科書をどこからともなく入手し、NZの数学教育のレベルを研究している。今日の毒舌日記は、その数学問題に移る予定であった。

しかし、昨日の朝、突然、富士市総合運動公園の方から電話があった。
そこで、急遽「ここ1週間ほど世間を賑わせた、TOMMY先生の携帯・財布・免許証・カードなど紛失事件」を取り扱う。

発端は、10/13日の日曜日、我輩は子供達をつれて、富士市総合運動公園に出かけた。この日は「富士市総合運動公園・スポーツ少年団祭り」というイベントで、富士市長(ライバル?)も出席して盛大な開会式も行われた大イベントの日であった。しかし、内容は以外にショボクて、球場内で、ストラックアウト大会・ホームラン競争、陸上競技場でスポーツ少年団の運動会、テニスコートの無料開放くらいなものであった。我々の目的は、テニスコートの無料解放とストラックアウト・ホームラン競争である。勇躍して、富士球場のグラウンドに降り立ち、家族でトスバッティングをしたり、ストラックアウトで遊んだりした。(我輩の公式記録は2枚、テニスボールなので、上手く行かない)。そして、テニスコートに向かい、家族でテニスを楽しんだ。この富士球場内のどこかに、バッグを置き忘れた。小さい汚いバッグであるが、その中には、現金2マン、カード4種類、ケータイ、免許証、すべて入っていた。

テニスが終わって、身辺を調べてみると、バッグがない。慌てて、富士球場にもどり、係りのおじさんに聞いてみた。「聞かなかったね」、「管理事務所にいってごらん」。ハイ
 管理事務所に行くと「落し物ですか、届いていませんね」「見つかったら連絡しますよ」

やられた、盗まれた。ヤバイ

その直後、交番に行き紛失届をだし、カード会社3社にすべて連絡してカード停止にしてもらい、ケータイも停止にした。

次の次の次の日あたり、運転免許を再交付し、銀行でカードの再交付も行った。この作業で半日がつぶれた。

そして、昨日、紛失した場所である富士市総合運動公園の管理事務所から電話があったのである。
朝、慌てて自動車を飛ばし、事務所に駆け付けると、確かにあった。それも無傷で、

「すみません。ありがとうございます。これ一体どこにあったのですか?」


「えー、実はですね、10月13日に落し物として届けられていて、財布とかカードとか大切なものだったので、金庫に保管していたのですよ。
それから、この金庫を開けることがなくて、ずっと金庫にありました。もう、全部再交付とか、してましいましたよね」


ということで、おいおい、1週間も金庫開けないのかよとか、13日の当日に落し物台帳(ここには金庫に保管と書かれていた)を見てくれれば俺は助かった。とか文句はあるが・・・・・・・・、

結論としては、「富士市民は、純朴なイイ人である。しかし、多少気が利かない」となる。

結果的に、この騒動の中、我輩のライフライン復活のために、免許の再交付手続き4000円くらい。銀行の手続きで2000円くらい、携帯の機種変更手続きで6000円くらいの費用がかかった。
しかし、なくしたはずの現金はそのまま戻ってきた。

損なのか、得なのか?よくわからん・・・・・・・・・・・・・・・ 

ただし、新しいケータイの機能を覚えるのにやたらと時間がかかりそうだ。トータルした時間の損失は計り知れない。

10月22日(火)This is a pen が英語教育を潰した

ということで、前回の(下の)日記では、文部省の寺脇某は新学習指導要領を策定し、批判の大波をまともにくらい、言い訳がましい弁明に終始していることを書き始めて終わった。
その弁明として、「This is a pen のpenの部分は覚えなくてもいい。  This is aは暗記してくれと。This is a 何とかの、何とかの部分は自分が言いたいことをいれて作りなさい と、子供達はいろんなことを言うだろう」
というのがあった。
我輩は、これに噛みつく。だいたい、This is a penのフレーズが日本人の英語をだめにしたと思わないかい?。世界中の英語を話す人間(30億人くらいなのかしらん)がThis is a penを生まれてこの方正しく使ったことがあるのだろうか。This is a penとは、目の前に得体の知れないペンやらロケットやら核兵器やら消しゴムやら、どう見てもそれがどんな使用法なのかわからなくて困っているとき、その中身がペンであることを知っている人が「This is a pen(みなさん、これはロケットではありませんよ。危なくないですよ。これは単なるペンですよ)」と使うものだろう。もしくは、田舎の観光地のお土産やで、塩化ビニールの魚のおもちゃなのに、その尻尾の方にちょこっとペン先がついているペンらしいものを売っている。このおみやげ物屋のおばちゃんが、「これ何?」という冷やかしの子供の質問に答えて「This is a pen(坊や、面白いでしょ、これはペンなのよ、使えないけど)」という時に使うだろう。もしくは、ヘレンケラー(この頃の小学校で偉人伝の存在感はいかがなものか、昔ほど名前と業績が一致していないと思う)にものを教えているサリバン先生が、典型的なペンを握らせ、手を携えながら、「This is a pen」というだろう。これが、一番正しい使い方だ。
つまりだ、もし、日本人が一番最初に「This is a pen」を習うことは、「日本人は未開社会の原住民だからペンを見た事がない。したがって、教えてやろう、これが、ペンだ。」と習うことと同義語になる。ふざけるな。
 したがって、小学生にThis is a penではなく、This is a だけを教えたところで、全く変わらない。今の小学生は、りんごもオレンジもパイナップルもチョコレートもみんな知っている。先生が白い粉をもってきて、This is a 麻薬と教えたのなら意味がある。
文部省の官僚諸君。君達は本当に日本の教育を検証した事があるのかね。
ちなみに、この言説の元ネタは、日本の英語教育に真っ向から反対論を挑み、英語教育界から抹殺された方の本を参考にしている。こういう本当の指導者を見殺しにして、いつまでたってもシェークスピアから抜けきれない、英文科の老いぼれ教授の言う事しか聞かないからダメになるのだ。
 本当に英語教育を(それも、初期段階での英語教育)考えるなら、ホイホイとThis is a penなるフレーズを使わないでくれ、
このインタヴューだけでも、寺脇某のうさんくささが良くわかる。
 次回は、数学教育に目を向けよう。


 
10月20日(日) 真面目に言論展開(保護者会に思う)

 ということで、先週は某F高の中間テストウィークでして、私も非常に忙しい日々をすごしておりました。また、財布&バッグ&キャッシュード
&クレジットカード&携帯電話紛失事件などもあり、大変な1週間でありました。その間に我輩の39回目の誕生日もあったのですが、全く何も無いまま過ぎてしまいました。(ただし、息子達は自分がケーキを食いたいがために祝ってくれた)
 さて、中間テストというのは、午前中しか生徒が学校に来ません。午後は何かしら生徒に関係のないイベントがあるのです。今回は中間テスト2日目の午後、「2年生教科選択説明会」と称す保護者会がありました。平日の午後の時間にも関わらず、360名中230名の出席があった事実は凄いというほかありません。某F高の保護者の皆様は本当に教育熱心でいらっしゃる。もしかすると単に心配性なのかもしれません。我輩も心配しています。
 
 進学先より大不況が心配

何が心配であるといえば、今の高校2年生が進学する2003年や次の2004年くらいに大恐慌が起こるのではという心配です。そうなったら大学どころの騒ぎではありません。就職か大学院進学かと言っている場合ではなくなります。我輩は、クラス懇談会の時にまず最初に言いました。「皆さんの学資保険もアブナイですよ」
 大学進学に関しては、心配よりも怒りが先に来ます。この保護者会の全体会で、230名を前にして今年の2年生の学習状況を説明しました。正直に申し上げましょう。某F高の2年生の平均学習時間は1日168分です。毎日2時間と48分の家庭学習をしているのです。ちなみに、1年生の時は185分でした、これは3時間を意味しております。もちろん、3年生は受験を控えていますのでもっとやっています。これで、どこが「近頃の高校生は勉強しない」なのでしょうか?加えて、部活動に精を出す生徒は、だいたい7時頃まで毎日運動しているのです。こんなの大人がやったら死んでしまいますよ。
「近頃の高校生は勉強しない」と怒る前に、「勉強が好きではないのに進学してしまった高校生」を親の見得だけ(虚栄心)で作り上げた責任を少しは感じてください。高校辞めたいのにやめさせない親も同罪です。好きこそ物の上手なれの格言の通り、好きでなければ一日3時間も勉強できませんよ。子供達の多様な関心を無理に削って、自分達が格安で実に安直な普通科高校進学⇒大学進学⇒大学の増設という路線しか作り出せなかったことを反省すべきです(安直な大学設置が商売になるからでしょう、今、無責任に設置された文科系私立大学が存亡の危機です)。

 日本は学歴社会ではない

 日本は学歴社会ではありません。全くもって世界一平等な社会なのです。この頃ノーベル賞を日本人が2人も受賞して話題となりました。スーパーカミオカンデの小柴教授の受賞に関しては、その直弟子の戸塚洋二先生(某F高OB)が受賞しそこなったことで、とてもがっくりきちゃいましたが。もう一人の田中さんの受賞には本当に驚きました。何と言っても単なる会社の研究員。すぐに新聞をにぎわした年俸総額が800万円。日本全体が「安い」と感じたようです。以下は推測ですが、この田中さんが勤務しているS製作所に高卒から勤務して勤続25年、田中さんと同世代の従業員の年収は600万くらいではないでしょうか?となると、大学院卒と高校卒の年収格差はたかだか200万円ですよ。
これを、平等社会といわずに何と呼ぶのですか????!!!!!。また、我々のように大卒の公務員は同い年の銀行の行員(高卒)と給料を比較すると断然負けます。どこが学歴社会なのですか?!!!!
 この事実をひた隠し、学歴学歴と騒いだのは、単に虚栄心だけに固まった大人達です。彼等は、この頃やっとこの馬鹿げた事実に気がつきましたが、次にやったことは、「資格・資格・資格資格!!!!!!」と騒ぎ立てることでした。だいたい、世の中で資格があるために生活できるのは
 医者と弁護士と会計士と税理士と飛行機のパイロットだけです。それ以外は、価値がありません。最たるものが教員免許です。なぜに、あんなに、教員志望ではない教育実習生が集まるのですか?

 新学習指導要領、実施元年?

 そして、新学習指導要領と学力低下騒ぎです。実はこの中間テストのテスト監督の最中に「ゆとり教育が国を滅ぼす」小堀圭一郎編著、小学館文庫を読み込んでおりました。この本を途中まで読み、「先生これ面白いよよんでごらん」と貸してくれたのは高校2年のI君でした。高校生は侮れない。本当はこの行為は職務怠慢に当たると思います。告発されるのでしょうか?そういえば、この前の日記で、運転免許をなくしていたのに、車を運転して再交付の申請をしてきたことを告白しましたが、これはどうなんでしょう?
閑話休題。今年は平成14年、文部科学省が決めた新学習指導要領の実施元年にあたります。この頃の文部科学省はこの学習指導要領なるものを10年に一度の割合で改定し続けています。前回は小学校1・2年生で理科と社会がなくなり「生活科」が設置されたのでひと騒動ありました、今回の学習指導要領の実施では、@「生きる力」の育成のために勉強の内容は大幅に削減する。A総合学習と情報という科目を設置する。 B小学校算数で円周率を3とするなどのことで、以前よりもまして反対運動が起こりました。 寺脇某といえば、誰でも知っている有名人です。知らない人に敢えて説明するならば、文部省のエリート官僚で、広島県の教育長として出向し、広島県を日本最下位の教育県に育て上げ(広島県下の公立高校の東大合格者は県全体で2人だそうだ。これなら某F高1校と変わらない)、その後文部省にもどって、この新学習指導要領の改定作業を一人で背負ってきた人物でです。
 ともかく、この新学習指導要領は反対が多く、この寺脇某も弁明に終始しています。一番傑作なのは、「この新学習指導要領は最低限の基準を示したもの、であるから余裕があるならどんどん逸脱していい」というものでした。実はこの学習指導要領は法的拘束力があると裁判所でも認められているものです。つまりは、官僚自ら、法的拘束力を逸脱することを奨励しているのです。
 この寺脇某が、あるインタヴューに答えてこう言っています「This is a pen のpenの部分は覚えなくてもいい。  This is aは暗記してくれと。This is a 何とかの、何とかの部分は自分が言いたいことをいれて作りなさい と、子供達はいろんなことを言うだろう」
 これが、ゆとり教育と創造性を高める教育の典型例だそうです。
信じられますか? はい、続きは次回に御楽しみ



10月19日 緊急告知、美人読者様へのお願い
 ということで、世の中は、アメリカ株の乱高下。北朝鮮の核疑惑大告白。拉致家族帰国(なぜ、逆に拉致しないのだろう。今回の件では、外務省は3つのシナリオを考えておくべきだった。1つ、日本自ら逆拉致宣言をし家族の身柄を拘束する、2つめどこかの国の大使館の前にテレビカメラをセットしておき、彼等に突入させる。3つめ、本当に密かに拉致する)など、大きく変化しニュースも満載です。

 しかし、この1週間、私は携帯電話が無い、財布がない。運転免許証がない。キャッシュカードがない。クレジットカードがない。ないないずくしの苦しさをずっと味わっておりました。現在徐々に生活機能も回復しています。
 昨日、運転免許不携帯で、免許の再交付にいきました。
 銀行にも行きました。
 明日の日曜日には、携帯の新しい機種が届きます。写メールもできる一昔前の最新携帯です。貝殻タイプです。
 ただし、番号は変えません。あの090-99■■-■9■■です。 が
 この携帯にはメモリが全く入っておりません。
ですから、大切な大切な、皆様への連絡先を私はすべて失ったのです。
 お願いです. [私との関係を以前のように復活させたいと思う方](男性も可)は是非、私宛に、明日の12以降にコールか
このHPのアドレスにメールを下さい。



10月15日(火) 今日は私の39回目の誕生日です。気持ちはいりません。物で御祝いしてください
 そうなんです。我輩はこの晴れがましいときにいきなり貧乏で哀れな中年親父になってしまいました。

10/13の日曜日、岩松中学校か富士球場付近でぼろい茶色のバックを拾った方は是非連絡をください。
あああああ、
オーマイガッ

 
携帯電話・財布・身分証明書・免許証・家族の写真・酒屋のポイントカード・キャッシュカード・クレジットカード・現金(2マンくらい)。バンダナ
すべて、入っているバックを無くしてしまった!!!!!!!!!!



10月10日(木) 生徒会長選挙に思う。

まずは、備忘録。
@実は、昨日のノーベル物理学賞の発表の際、かなりのマスコミが某F高の周りをうろうろしていた。もちろん、戸塚先生の受賞を想定しての事だろう。我が新聞部も取材を受けていた。もし、戸塚先生がノーベル賞だったら、この前の講演会で僕が撮影した写真を、読売新聞に提供する約束であった。なんとなく余計に悔しい
A「八木監督」で検索していたら、ある某F高OBのサイトにたどりついてしまった。なんとトップページに「祝・母校富士高80周年」とあるではないか!!!。そのコラムを読むと、70周年の時のOBらしい。早速、メールをだした。リンクを貼りつけよう。
B今日10日は某F高公開授業日である。基本的に誰でもいつでもどこの授業でも参観できる。だいたいは中学校関係者と父兄と他の高校教員である。もちろんそれ以外には案内を出していない。もし、このコラムを見て駆け付けた方がいらっしゃった場合は、アンケートにその趣旨を記入し、連絡を下さい。ちなみに、私は2時間目(9:35〜)と6時間目(14:20〜)が政治経済、3時間目に日本史です

さて、8日に行われた生徒会長選挙であるが、立候補が一人しかいないので、信任投票に終わってしまった。が、その立会演説会の生徒同士のやりとり(どうですか、みなさん某F高では、質疑応答が極めて自然に成立するのですよ。どううなんでしょう他の高校は、)を聞いて少し変な感じを受けた。というのは、「生徒会」という組織を「市役所苦情相談室」と間違えているのではないか?と思ったのである。生徒会側としては「生徒の意見を聞く」のが大切だといい。生徒の側からは「自動販売機の設置は出来るのか?」と質問が出た。
 これは、現在の日本の政治そのものである。日本人は、議員のことを苦情処理係りと勘違いしている。議員も、それが一番大切だと思っている。
 断じて違う。日本の議会や学校の生徒会というのはその団体の方向を決め、その方向に必要な予算を決めるところなのだ。生徒会では一応予算は生徒総会でということになっているが、大枠は生徒会で決める。
 そして、その権利を生徒会や議員に委譲した我々は、その決定に従う義務がある。もし、選んだ人間が失敗をしたならば引き摺り降ろせばいい。生徒会には引き摺り降ろす制度は存在しないが、任期が決まっている。わずか半年だ。
 生徒は生徒会に権利を委譲したのであって、生徒会が示した方針にはすべて従わなければならない。それだけの権限がある。しかしだ、今の生徒は、文句ばかり言って(苦情処理係りと勘違いして)いる。そんな生徒会に成り手があるわけないだろう。
 今回、生徒会長は圧倒的多数で信任された。彼は演説の中で「某F高の文化レベルを少しでもあげる」と公約した。生徒はこれを信任したわけだ。従え。
 いいですか、今度の生徒総会で、質疑応答以外で無駄口をたたくんじゃない!、そんな文化レベルの低いことをしたら追い出すぞ、
 いいですか、今度の生徒総会で、スカートのまま胡座をかくんじゃない!!!!!!!。

 文化レベルをあげようとして、文化の予算を大幅にアップしても怒るなよ。




10月8日(火) 来ましたよとうとう株安時代

 とうとう、世界経済が大恐慌に陥りそうです。アメリカの株安、日本の株安、世界同時株安です。もう世界で有り余っているお金の投資先がなくなったのです。
 金融というのは、信用創造という実態のないままお金が膨れ上がっていく状況を自然と作り出してしまうものです。つきつめていえばすべてが創造であるわけです。倒産というのはその膨れ上がった価値が一気にもとの値段にもどってしまうことをあらわします。
 今、世界では複雑に創り出されたこのお金をどのように使ってよいのかわからないでいます。しかし、アメリカと日本はどんどんお金を印刷してばら撒いているのです。
 この状態が続くと、余ったお金が実物の物の値段に転化しどんどんインフレが続いていきます。そうすると世界同時ハイパーインフレ状態が来ます。
 ハイ、2005年頃から、日本はスーパーインフレ状態になるでしょう。今のうちにゴールドを買いなさい。

10月6日(日) 80周年記念講演顛末
 万事滞りなく80周年記念式典は終了した。と言いたいところでありますが、途中で大ハプニング。
講演者の戸塚洋二先生が何と30分の大遅刻。式典と講演の間の20分間の休みが30分も延長されてしまった。噂によると新幹線に乗り遅れたらしい。「さすが大学者、大物」
 さて、この記念式典は第1部の式典と第2部の記念講演に分かれていた。式典の部の来賓祝辞は、@県の教育長A静岡県議会議長B県高等学校長会会長の3名であった。しかし、教育長はあいにく所用のため欠席、県の高校教育課長が代読。県議会議長は所用のため欠席、富士市選出の県議会議員(富士高OB)が代読、高等学校校長会会長は静岡高校の校長であるが、所用の為欠席、副会長の沼津東高校校長の工藤先生が代読(工藤校長は前富士高校長)と全く内輪での祝辞となってしまった。なんだそりゃ。
祝電披露においては静岡県知事からの祝電が読まれ、「その他にも多くの方から祝電が届いております。ここでは紹介できませんので、ホールに展示しております。ご覧下さい」とお詫びをしたのに実は祝電はたった2通。なんだそりゃ。
 式典の中で、一番秀逸であったのはもちろん生徒会長あいさつ。「現状に甘んずることなくもう1歩ふみだそう」といった趣旨であった。我が富士高の生徒会長は宮川君である。落ちついた語り口は、さすが。次によかったのが司会の生徒。2年生の西尾さんが勤めた。これもさすが。そして、一番盛り上がったのは当然校歌の斉唱。ロゼシアターの大ホールで1600人が総立ちになりきっちり斉唱。音響が良いためか、ホール内が揺れ動く感じで、一OBとしても感動した。やっぱり、高校は生徒が主役なのね。実はこの校歌斉唱、式典第一原案には入っていなかった。よかったすぐ訂正されて。
 それで、休憩時間が50分もあった後に戸塚先生の記念講演となる。大型スクリーンでパソコンとレーザーポインターを駆使しての大変ビジュアルな講演。もっとも、素粒子学などというものは絵でもないとさっぱりわからん。この戸塚先生の専門はニュートリノ。あまりにも小さすぎてあらゆる物を貫通してしまうものらしい。人間のからだをすーっと貫通してしまう物質。地球の内部をすーっと貫通してしまうのである。まあ、まともに考えると恐ろしい話しだが、物理の最先端は、こんな極々小さな物質から始まるのである。物理学や数学で、ある点Pという時にそのP点には面積がないわけで、質量があるかないかわからない物質から物理学が始まることは納得できる。
 そんな原点の原点を発見するために戸塚先生はドイツに入学されたし、その後岐阜県の神岡鉱山跡地にスーパーカミオカンデなる地下巨大観測施設をつくって、日夜研究しておられる。現在では、そのスーパーカミオカンデに向かって、地上250`離れた筑波の研究施設から、素粒子ニュートリノを飛ばしているらしい。何とも壮大なスケールだ。そして10年後、今度はその地下巨大観測施設スーパーカミオカンデをさらに巨大化させ「ハイパーカミオカンデ」を施設するらしい。ますます壮大だ。こんな研究を通称基礎科学と称する。
 この基礎科学、国家の壮大な無駄遣いと言っても過言ではない。結局のところ戸塚先生グループの仕事の重要部分は研究予算を獲得するところにもあると思われる。現在、こんな壮大な無駄遣いを出来るのは日本とドイツとアメリカしかあるまい。もう、科学・文化の枠を超え、文明の最先端といってもいい。そもそも、文明を作り上げてきたのは、ピラミッドのような素晴らしい無駄遣いであった。
 戸塚先生は、こんな基礎科学に富士高生なら10%の生徒が興味をもって引き継いでくれればよいとおっしゃられた。
そうだよな、日本人の秀才人口の10%くらいを一見無駄な研究につかせて、この人たちを養うえるくらいの国家でないとダメだよな。

 無事講演が終わり(30分短縮して)、我輩はずこずこと楽屋まで押しかけていった。こっちには「新聞部です」という大儀名分がある。部員3名と一緒に楽屋で押しかけ取材を行った。そこで、耳よりの情報をお届けしよう。戸塚先生が高校生の数学の勉強で何が重要だと言っておられたか?それは因数分解だそうだ。微分積分などは大学でもういちどやるけど、因数分解はやらない。しかし、因数分解がすらすら出来ないと大学ではついていけないらしい。もう一つ。高校で一番重要な教科はどれか?やはり英語だって。
 そして、ずうずうしくも色紙まで頂いてしまった。ただしこの色紙は現在S先生の手中にある。その色紙に書いた戸塚先生の一言は「I have a dream」 。かのマーチンルーサーキング牧師の演説の一節だ。この言葉、我輩も大好きな言葉なのだけれど、このように活字で「I have a dream」と書いたとところで真意は伝わるまい。いつかの機会にキング牧師の生の映像の生の声で聞いてもらたい。いつか、政経の授業で再現して見せよう。本当に涙がでてくる。戸塚先生が色紙に書く言葉を悩んでいるとき「そうそう、あのキング牧師の・・・・・・・・」と言いかけたところで「I have a dream」ですね。と少しフライングをしてしまった我輩である。先生は40年間で3.4個しか研究をしていない。60歳になった現在、20年後のハイパーカミオカンデの構想真っ最中である。ほんとうにドリームなんだなあ。

 振返って、我が某F高を見てみよう。夢を持っているのは誰か。もちろん生徒は持っている。彼等には夢がある。野球部の八木監督にも夢がある。まだ、甲子園に一度も行っていないのだ。準優勝2回。悲しすぎる。僕にも夢がある。早く選挙に出たい。富士市長になりたい。あと20年後には100周年の記念式典を迎える。是非戸塚先生をノーベル賞受賞者としてお迎えしよう。八木監督を甲子園優勝監督としてお迎えしよう。僕は、富士市長として祝辞を述べさせてもらいます。(本当になぜ式典に富士市長は見えられなかったの?)あと20年。59歳、市長としてはちょうどいい年頃だよなあ。
10月4日(金)  座談会は大成功

 とりあへず、備忘録
@このHpの常連であり、傑作HPの運営人でもあるK−nose君が生徒会長に立候補してくれた。どうもありがとう、今だけは低姿勢でいきます。nose君、よろしくお願いします。
A長らくリンク不能であった物理部ロケット班HPへのリンクを復旧した。ただ今ロケット班では、12月祭で打ち上げるロケットのスポンサーを募集中。スポンサーの方の御名前をロケットの機体に入れてくれるそうだ。ちなみに前回は「MICHIMASA」であった。あの野球部監督だ。
Bとうとう出来た、美術部のHP。画像の達人ミンテル君の作だけあってとてもカッコイイ。また、どのHPも一部の先生(このサイトに出入りしているごく少数派)しか知らないところがまたよろしい。だいたい「情報化時代に対応」とか「生徒が主役」とかいいながら、教員は本当に古臭い。
C大阪14区民主党支部長長尾たかし氏のことは、ご存知だと思うが、知らない?(激怒)、ならばここを見よの公式HPのリンクサイトに我がHPが載ってしまった。つまりは、今後大阪14区の有権者の皆様が大挙して訪問するだとうと予測される。いいのか、まずいのか。

 さて、昨日は新聞部主催による「学校週2日制、学力低下、高校生はこのままでいいのか」というような題材での座談会が開催された。約1時間半にわたって10数名による激論が展開された。正直なところ、こんな座談会など到底上手く出来るわけがないと顧問はとっても弱気でいた。しかし、この座談会は大成功だったのである。詳しい内容は次回発行の「富士高新聞」を読むべし。
 この富士高新聞であるが、年4回の2000部の発行部数を誇る大新聞である。特に10月31日発行予定の次号はなんと12面。恐らく全国一の規模ではないか。ただし、なにせ新聞部顧問1年目なのでそれほど実情を知るわけではない。とにかく12面など聞いた事がない。これは、すべてが西家先生なる大先輩の功績だ。先生はチャーミングでキュートな国語の先生であったが今年の3月に惜しまれながら某F高をさられ現在はF岳館高校に勤務しておられる。この西家大先生が10数年前に某F高に見えられたときから名門「某F高新聞部」が誕生した。先生は文芸部が片手間に年1回学校新聞を発行していた当時の現状をたいそう悲しみ、一大発起して新聞部を再興したのだ。今やその文芸部は、部員数の減少から同好会に降格し、存亡の危機となっている。時代は変わるものだ。そして我が某F高新聞部(我がというのは私が顧問をしているという意味ではなく、我が某F高のという意味、あしからず)は、大東文化大学&朝日新聞主催の全国学校新聞コンクールで8年連続優秀賞の実績を残している。したがって部室にはパソコンが3台セットされている、全部賞品なのだ。今年も12面でV9を狙う。

「私は、長い事静岡県の学校新聞コンクールの審査員をやっておりましたが、高校の部はもう8年も1位某F高という審査が続いております。そろそろどこかの学校で新風を起こしてくれないかなと思っていたところ、今年から某F高の顧問の先生が変わったというではありませんか、各学校の顧問の皆さん、一層頑張ってください」というのは、4月に開催された県の新聞部顧問総会で講師に招かれたある偉い大御所の先生の弁だ。私はこれを目の前で聞いていた。

「やっぱり、今年は先生が変わったから落選した(全国コンクールで)と言われるのはいやなの。だから、一生懸命なのよ、皆は」というのはある部員の弁。さすが、某F高生である。(これには感激した)、みなさん応援してくれ!!!!!!!!!!

 我輩も今回は記事を書く!!!!!。もちろん政治経済ネタではなく。例のガーパイクネタである。
「このガーパイクネタは面白い。いけるぞ。大々的に扱おう。1面でいこう。」と部員の前で大演説をしたら、「先生、そんな東スポみないな新聞、作りたくありません」と言われた。さすが某F高新聞部である。(これで、新聞部諸君をますます尊敬しなおした)

来週の10月7日(月)に我が新聞部を視察に訪れる学校がある。今後の新聞部活性化のために全国位置有名な某F高新聞を視察するらしい。なんと、長崎県の星陵高校!!!!!!!、長崎県からわざわざ、飛行機で、富士までくるのだぞ、信じられない。

10月3日(木) 今日は富士高新時代で、コラム展開中
10月2日(水) 本の宣伝と衝撃の事実

もう、皆さんは副島隆彦著 「金融鎖国―日本経済防衛論」(祥伝社をお読みになっているのでしょうか。昨日NYダウが7600ドル台を割り込みました。副島先生の予言通り世界は同時不況・ハイパーインフレの時代に進んでいきます。11月のイラクをアメリカが攻撃することも予言通りです。この本には、日本経済の衝撃の事実がどんどん書かれており、ベストセラーにならない方がおかしいくらいです。副島先生本は、静岡のローカル本屋では隅っこに追いやられていますが、八重洲や新宿では、店頭山積み販売です(確認した)。
 少しだけ、本の中身をお伝えしましょう。
今考えると、日本をこれだけの不況に落し入れたのは「金融ビックバン」という外為法の改正だ。このビックバンの推進役が財務省の榊原英資(さかきばらえいすけ)。当時、円高不況を乗り切るためアメリカ財務省とやりあい、円高を立て直し、「ミスター円」と呼ばれて、一躍時代の兆児となった。今やこの金融ビックバンのお陰で日本の企業はどんどんアメリカの企業に買収されている。不良債権処理を促進という掛け声は、早く企業を倒産させろと同じこと。この倒産させた企業を安値で買収するのがアメリカの手口だ。特に日本の金融機関がやられた。しかし、金融ビックバンと騒がれた当時、我々庶民は「これからはドルで決済できる」などなど、本質と全く違う認識だった。この円高不況から金融ビックバンまでを演出したのが榊原英資だったのだ。
この副島先生の本によると、この榊原にはカリブ海の○○のペーパーカンパニーに○十億円以上の隠し預金があり、日本の警察も知っているのだが、アメリカのご意向で全く手が出せないと書かれている。しかも、この話しは現役財務官僚からでた話しだそうだ。つまり、榊原はアメリカとグルだったのである。
 詳しくは、本を読んでもらたい。今、副島先生は国会議員さん達の勉強会で人気爆発だという。自民党でも民主党でもひっぱりだこらしい。
読者諸君。副島本を買ってください。もし、その本屋にない場合でも、あきらめずに店員に注文して買ってください。そのようなデータが元になってローカルな地方本屋でも店頭平積み販売に変化するのです。
お願いします。


10月号スタート 少しばかりフライング

9/30(月)いよいよ80周年記念式典
 今年、某F高は創立80周年を迎えた。ちょうど80年前は関東大震災の年らしい。今週の金曜日、授業をすべてつぶして富士のロゼシアターにて記念式典を行う事とあいなった。 聞くところによると創立70周年記念式典も盛大に行われたらしい。このときの記念講演は千代の富士関。某F高には千代の富士の石膏の記念手形があるのをご存知か?となると今後10年後は90周年記念式典、20年後には100周年記念式典と続くわけだ。この行事、予算はすべて某F高のOB会組織である「富友会」の寄付金によって賄われている。この不景気のご時世では、寄付金を集めるのも大変だ。事実、富友会の幹事の皆さんは相当な苦労をしたらしい。現場の教員からしても、この次の90周年は飛ばして100年周年まで待ってもよいとの思いもある。
 さて、この80周年記念式典であるが、来賓として、地元選出の国会議員斉藤としつぐ氏、富士宮市長・富士川町長・芝川町長、地元の県議会議員、歴代校長、静岡県東部地区の校長、地元の中学校校長などが見えられる。我が富士市長が欠席なのが解せない。何か理由でもあるのか知らん。従って、約1500席あるロゼシアターの大ホールが、来賓・生徒・富友会・PTAで埋まってしまう。せっかく80周年のために寄付をしたのに記念式典で座席がないOBが物凄く多いはずだ。これは大変申し訳ない。
 記念式典グッズは、80周年記念冊子(70周年で物凄い分厚いものを作ったので今回はかなり簡素なもの、このあたりも今のご時世を繁栄している)校歌・応援歌・生徒会歌の入ったCD(夏休みに1年生を中心にレコーディングを行った。某F高に合唱部がないのが痛い。昔はあった)、そして80周年記念の富士高新聞、我が新聞部が精魂込めて作ったカラー4面の豪華番、制作費23万円。この新聞はかなり余ると思うので、希望があれば、全世界の読者の皆様にお分けできると思う。新聞の希望者はこちらまで
 ということで、この記念式典のメインイベントはお決まりの「記念講演」となる。今回の講演は我が某F高OBで、東大教授、世界の素粒子学の最先端研究者、スパーカミオカンデ元所長の戸塚洋二先生である。現在日本で最もノーベル賞に近い男と言われている。戸塚先生のHPはここ。 もし本当にノーベル賞を受賞してしまったらこれこそ大変なことだ。あの白川教授の時も岐阜県の片田舎の町が一躍有名になった。きっと我が某F高もバシバシテレビに映るかも知れない。その時は、わたくしが報道担当を買って出る。というのも、この戸塚先生のことを、富士高新聞記念号のメイン記事としたく、戸塚先生にアポイントをとろうとした。物理学の最先端の教授であるからして、当然、電子メールである。もちろん、うちの校長先生や教頭先生も、戸塚先生とのやりとりはメールでやっている。しかも、先生は8月から9月にかけてイタリアに長期出張であった。そこで、我がパソコンが大活躍なのである。我輩は、このノーベル賞に一番近い先生と、数回にのぼるメールのやりとりをした男なのだ。それもイタリアと日本でだぞ。
 このメールでのインタヴューはそのまま記事になって、富士高新聞に登場する。その戸塚先生のインタヴューの最後はこう結ばれている。
「高校生のみなさん、これからは国立大学も独立法人化して大学の個性化が広まっていくでしょう。みなさんはHPなどで、各国立大学の教授の出来・不出来などをしっかり見極めてから選んでください」と。

 そろそろ、高校生が大学を選んで学ぶ時代がやってきそうだ。この流れは正しい。